説明

液晶表示装置

【課題】直下型のバックライトを備える液晶表示装置の薄型化を図る。
【解決手段】液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、 前記バックライトは、前記液晶表示パネルと対向する平面内に並設される複数の棒状光源と、これら各棒状光源の同方向側に配置される同極どうしの各電極をそれぞれ共通に支持する電極支持材を備え、 同極の電極を共通に支持する前記電極支持材は、物理的に分離された少なくとも第1電極支持材および第2電極支持材で構成され、 第1電極支持材および第2電極支持材は、それぞれ、金属板のプレス加工によって形成され、複数の棒状光源の電極をそれぞれ挟持する電極金具と、これら複数の電極金具を共通に連結する電極連結体を備えて構成され、 第1電極支持材の金属金具と第2電極支持材の金属金具が前記棒状光源の並設方向に沿って交互に位置づけられるように配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液晶表示装置に係り、いわゆる直下型のバックライトを備える液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、大型の液晶表示パネルにおいては、バックライトとして、いわゆる直下型のものが使用されている。
【0003】
このようなバックライトで用いられる光源としては、冷陰極蛍光管CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光管EEFL(External Electrode Fluorescent Lamp)等の棒状光源や、LEDなどの点光源がある。
【0004】
この中で、EEFLは、蛍光管を並列配置して制御することが出来、組み立て性も良いことから使用されることが多くなってきている。
【0005】
具体的には、液晶表示パネルに対向する面内に複数のEEFLからなる蛍光管が均一に並設され、これら蛍光管は、内面にたとえば反射シートが配置された筐体状の基台(下フレーム)に電極支持材を介して支持されている。
【0006】
該電極支持材はたとえば一対で構成され、前記各EEFLの一方向側に配置されるプラス極の各電極をそれぞれ共通に支持する電極支持材と、前記各EEFLの他の方向側に配置されるマイナス極の各電極をそれぞれ共通に支持する電極支持材とからなっている。
【0007】
これら電極支持材は、少なくとも、各EEFLの電極をそれぞれ挟持する電極金具と、これら電極金具を連結支持する電極連結体を一体に備え、金属板のプレス加工によって形成されるようになっている。
【0008】
すなわち、前記電極金具はEEFLの電極の対向する側面を押圧させる二股の部材からなり、平板状の金属板から前記電極連結体とともに電極金具を切り抜くと同時に、前記電極金具を屈曲によって前記電極連結体に対し起立させるようにして形成している。
【0009】
このような構成を有する液晶表示装置としては、たとえば下記特許文献1に開示がなされている。
【特許文献1】特開2005−347259号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、このような構成の液晶表示装置において、並設される複数の棒状光源の間隔をさらに狭めて配置させることが望まれるに至っている。
【0011】
複数の棒状光源を間隔を狭めて配置させることにより、該各棒状光源を含む平面から僅かに平行離間された平面において光の均一化を図ることができ、この光の均一化がなされる前記平面内に液晶表示パネルを配置させることできるからである。
【0012】
これによって、液晶表示パネルとバックライト(正確には棒状光源)を近接配置でき、これらのモジュールの薄型化を達成できるようになる。
【0013】
しかし、複数の各EEFLを支持するための前記電極支持材は、1枚の金属板のプレス加工で形成する。平板状の該金属板面において、充分な高さを有するEEFLの電極を挟持する金属金具を形成するためは、金属金具間の間隔をある程度開ける必要がある。
【0014】
このことから、上述のように隣接して形成される金属金具との間に一定の距離を確保しなければならず、複数の棒状光源の間隔をさらに狭めることに困難性を有していた。
【0015】
本発明の目的は、複数の棒状光源の間隔を狭めて配置できるいわゆる直下型のバックライトを備える液晶表示装置を提供することにある。
【0016】
本発明の目的は、液晶表示パネルとバックライトを近接配置でき、これらのモジュールの薄型化を図った液晶表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0018】
(1)本発明による液晶表示装置は、たとえば、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、前記電極支持材は、物理的に分離された第1電極支持材および第2電極支持材で構成され、前記第1電極支持材および前記第2電極支持材のそれぞれは、前記棒状光源の電極の長さ方向に並行に形成された複数の電極接続体と、当該電極接続体のそれぞれに設けられた前記棒状光源の電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、前記第1電極支持材の電極接続体と前記第2電極支持材の電極接続体が、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする。
【0019】
(2)本発明による液晶表示装置は、たとえば、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、前記電極支持材は、前記棒状光源の並設方向に延在されて平行配置される第1電極連結体、第2電極連結体、第3電極連結体と、前記第1電極連結体と前記第2電極連結体との間、および前記第2電極連結体と前記第3電極連結体との間に、前記棒状光源の長さ方向と並行に形成された複数の電極接続体を備え、当該電極接続体のそれぞれは、電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、前記第1電極連結体と前記第2電極連結体の間の電極接続体と前記第2電極連結体と前記第3電極連結体の間の電極接続体は、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする。
【0020】
(3)本発明による液晶表示装置は、たとえば、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、前記電極支持材は、前記棒状光源の電極の長さ方向に並行に形成された複数の電極接続体と、当該電極接続体のそれぞれに設けられた前記棒状光源の電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、前記電極金具は、前記電極接続体上に、前記棒状光源の長手方向に沿って複数並設されて形成されているとともに、前記複数の電極金具は、隣接する電極接続体上の複数の電極金具と、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向において交互に配置されていることを特徴とする。
【0021】
なお、本発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【発明の効果】
【0022】
このように構成した液晶表示装置によれば、複数の棒状光源の間隔を狭めて配置できるいわゆる直下型のバックライトを形成することが可能となる。
【0023】
このように構成した液晶表示装置によれば、液晶表示パネルとバックライトを近接配置でき、これらのモジュールの薄型化を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明による液晶表示装置の実施例を図面を用いて説明をする。
【0025】
〈全体構成〉
図2は、本発明による液晶表示装置の一実施例を示す概略構成図である。
【0026】
まず、観察者側から、液晶表示パネルPNL、光学シートOS、およびバックライトBLが順次配置されている。
【0027】
液晶表示パネルPNLは、一対の平行配置されたたとえばガラスからなる基板SUB1、SUB2を外囲器とし、これら各基板SUB1、SUB2 の間に液晶が介在されて構成されている。
【0028】
前記基板SUB1、SUB2の液晶側の面には、マトリックス状に配置された画素(図示せず) が前記液晶を一構成要素として形成され、これら各画素に当該液晶の光透過率を制御できるようになっている。
【0029】
そして、これら各画素が形成された領域を液晶表示領域AR(図中一点鎖線枠で囲まれた領域)とし、後述のバックライトBLからの光を該液晶表示領域ARの全域にわたって照射し、各画素を透過する光を通して観察者に映像を認識させるようになっている。
【0030】
観察者側に対して後方に配置された基板SUB1はたとえばその図中左側辺および上側辺において基板SUB2から露出された部分を有し、これらの部分において、複数の半導体装置SCDの一辺側が接続されるようになっている。これら半導体装置SCDは、たとえば、いわゆるテープキャリア方式の半導体装置からなり、配線が形成されたフレキシブル基板FBの上面に半導体チップCHが搭載されて構成されている。
【0031】
これら半導体装置SCDは前記各画素を独立に駆動させる回路からなっている。各半導体装置SCDのうち図中x方向に並設される半導体装置SCD(映像信号駆動回路)は前記基板SUB1と接続された一辺側と対向する他の辺側にプリント基板PCB1、2 が接続され、該プリント基板PCB1を介して外部入力信号が入力されるようになっている。本実施例の液晶表示装置は大型のものを対象としており、前記プリント基板PCB1、2はたとえば2個並設されて構成されている。
【0032】
また、前記半導体装置SCDのうち図中y方向に並設される半導体装置SCD(走査信号駆動回路)は、その外部入力信号が基板SUB1の表面に形成された配線(図示せず)を介して入力されるようになっているため、前記プリント基板PCB1、2に相当するプリント基板は接続されていない構成となっている。
【0033】
そして、液晶表示パネルPNLの背面には、たとえば拡散シート、プリズムシート、あるいはこれらの積層体からなる光学シートOSを介してバックライトBLが配置されている。光学シートOSは、バックライトBLからの光を拡散、あるいは集光させたりして液晶表示パネルPNL側へ導くようになっている。
【0034】
バックライトBLは、いわゆる直下型と称されるもので、液晶表示パネルPNLと平行な平面内に図中x方向に長手方向を一致させ図中y方向に並設させた複数の外部電極蛍光管EFLを有し、これら各外部電極蛍光管EFLはたとえば金属から構成され箱体状をなす下フレームDFR(図3参照)によって支持されている。
【0035】
下フレームDFRの表面には反射シートRSが載置され、この反射シートRSの図中x方向へ延在する上側と下側の各辺部は、屈曲によって周辺を高くした側壁面BW(図3参照)が形成されるようになっている。
【0036】
なお、下フレームDFRの図中y方向へ延在する右側と左側の各辺部には、前記外部電極蛍光管EFLの両端の電極を被うようにして、たとえば樹脂材からなる側壁板BWhがその外方側を高くした傾斜を有して配置されている。この側壁板BWhは、その低い側の辺において各外部電極蛍光管EFLとの干渉を回避するための切欠きCCが形成されている。
【0037】
この側壁板BWhは、その前記液晶表示パネルPNL側の面において光反射機能を有し、前記反射シートRSの側壁面BWとともに、バックライトBLの実質的な側壁部を構成するようになっている。バックライトBLの構成については後にさらに詳述する。
【0038】
〈モジュール化構成〉
また、これら液晶表示パネルPNL、光学シートOS、およびバックライトBLは、図3に示すように、前記下フレームDFRに対してそれぞれ固定配置される上フレームUFRおよび中間フレームMFRによって内包され、これら各フレームによってモジュール化された液晶表示装置として構成されるようになっている。なお、図3は図2のIII−III線に相当する個所の断面を示している。
【0039】
上フレームUFRは、観察者側において、少なくとも液晶表示パネルPNLの液晶表示領域ARを露出させる開口OPが形成されている。
【0040】
なお、液晶表示パネルPNLの基板SUB1に接続された半導体装置SCDは、そのフレキシブル基板FBの個所でプリント基板PCB1、2と接続された側を直交するように折り曲げて配置させるようになっている。液晶表示装置のいわゆる狭額縁化を図るためである。
【0041】
〈バックライトBL〉
図4(a)は、図2に示した前記バックライトBLのみを抜き出して示した図であり、図4(b)は、図4(a)に示すバックライトBLから前記側壁板BWhを取り外した状態を示した図である。
【0042】
側壁板BWhは、たとえば樹脂材からなり、下フレームDFRの図中y方向へ延在する右側と左側の各辺部に、前記外部電極蛍光管EFLの両端の電極を被い、その外方側を高くした傾斜を有して配置させたものであることは上述したとおりである。
【0043】
側壁板BWhは、それぞれ、下フレームDFRに固定されたたとえば樹脂材からなる電極支持台TMT(図4(b)参照)上に重ねて配置され、たとえば図示しない螺子によって固定されるようになっている。
【0044】
そして、図4(b)に示すように、該側壁板BWhを電極支持台TMTから取り外すことにより、電極支持台TFTの表面に配置された電極支持材TMSが露出されるようになっている。
【0045】
図中たとえば左側の電極支持材TMSは、並設される各外部電極蛍光管EFLのプラス極の電極を共通に支持かつ電気的に接続させる電極金具TMFを備えて構成され、また、図中右側の電極支持材TMSは、前記各外部電極蛍光管EFLのマイナス極の電極を共通に支持かつ電気的に接続させる電極金具を備えて構成され、それぞれ、該該電極金具TMFとともにプレス加工によって形成されるようになっている。
【0046】
各外部電極蛍光管EFLのプラス極には図中左側の電極支持材TMSを通して電源が供給され、マイナス極には図中右側の電極支持材TMSを通して電源が供給されるようになっている。
【0047】
電極支持材TMSは、たとえばその長手方向の図中たとえば下側の一端において螺子SCを用いて前記電極支持台TMTに固定されている。電極支持材TMSの長手方向の一端のみに電極支持台TMTとの固定を図っているのは、該電極支持材TMSがその熱膨張によって該電極支持台TFTから浮上して撓みが発生してしまうのを防止するためである。
【0048】
ちなみに、電極支持台TMTに対し側壁板BWhを固定させた場合、該側壁板BWhの電極支持材TMSと対向する側の面に該電極支持材TMSの長手方向に沿って間欠的に形成された複数の突起板PJB(図示せず:図6参照)によって前記電極支持材TMSは電極支持台TMTに軽く押さえられるようになっている。
【0049】
前記電極支持材TMは、図4において板状の簡略化されたパターンで示しているが、以下に示すような構成とすることによって、複数の各外部電極蛍光管EFLをそれらの間隔を狭くして並設させることができ、従来よりも多数の外部電極蛍光管EFLを配置させることができるようになっている。
【0050】
〈電極支持材TMS〉
図1(a)は、前記電極支持材TMSの一実施例を示した平面図で、図4(b)の点線枠Qの部分を拡大して示した図である。
【0051】
図1(a)は、図4に示すバックライトBLの図中左側に配置される電極支持材TMSを代表的に示すものであり、したがって、図中右側に配置される電極支持材TMSも、左右が逆の関係になっていることを除き、同様の構成となっている。また、図1(a)には、外部電極蛍光管EFLを点線で示し、この外部電極蛍光管EFLと電極支持材TMSとの位置関係を明確にしている。
【0052】
図1(a)において、前記電極支持材TMSは、互いに物理的に分離された一対の電極支持材TMSa、TMSbによって構成されている。すなわち、電極支持材TMSa、TMSbは、それぞれ独立に製造されるものであって、前記電極支持台TMT(図示せず)の上面に以下に示すような位置関係で配置されるようになっている。なお、この明細書において、電極支持材TMSaをたとえば第1電極支持材、電極支持材TMSbをたとえば第2電極支持材と称する場合がある。
【0053】
また、電極支持材TMSa、TMSbは、それぞれ板状の金属板をプレス加工することによって、後述の電極金具TMF等とともに形成されるようになっている。
【0054】
まず、電極支持材TMSaは、前記電極支持台TMT(図示せず)の長手方向(図中y方向)へ延在する電極連結体TJCaを有する。
【0055】
この電極連結体TJCaは、複数の外部電極蛍光管EFLの同極(たとえばプラス極)の各電極をそれぞれ挟持する電極金具TMFを共通に支持するようになっている。
【0056】
ここで、前記電極金具TMFは、外部電極蛍光管EFLの同一の電極に対してたとえば3個設けられ(たとえば図中符号TMFa1、TMFa2、TMFa3で示す)、該電極の長手方向に等間隔に並設されて、該電極との電気的接続に確実性をもたせるようになっている。そして、これら3個の各電極金具TMFはそれぞれ電極接続体TCNaに接続されて構成されている。
【0057】
すなわち、前記電極接続体TCNaは、前記電極連結体TJCaに対してバックライトBLの中央側に指向し、該電極連結体TJCaの長手方向と直交する方向(図中x方向)に延在されて形成され、該基部支持材の長手方向に等間隔(たとえばP)に複数設けられている。
【0058】
ここで、図中y方向に並設されるそれぞれの電極接続体TCNaに形成された各電極金具TMFは、この実施例では、たとえば符号TMFa1で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMFa2で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMFa3で示す電極金具に対応する各電極TNF同士は、それぞれ、図中x方向にずれることなくy方向へ直線上に並設された位置関係としたものである。
【0059】
しかし、これに限定されることはなく、同符号で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士が、図中x方向に若干のずれを有してy方向に並設される位置関係を有するようにしてもよい。
【0060】
それぞれの電極金具TMFは、図1(a)のb−b線の断面図に示すように、電極接続体CTNaの両側の各辺から起立されて延在する二股の各部材からなり、それぞれ前記外部電極蛍光管EFL(図中点線で示す)の電極の側面を押圧する円弧状の電極挟持部TNとこの電極挟持部TNから外方に広がり前記外部電極蛍光管EFLの電極の挿入を容易にする電極挿入口部TIを有して構成されている。
【0061】
また、電極金具TMFが形成される電極接続体TCNaの前記電極連結体TJCaと反対側の延在端には、その各辺から該電極接続体TCNaの長手方向と直交する方向に延在部を有した幅広部WBaが形成されるようになっている。この幅広部WBaの機能については後に図6を用いて詳述する。
【0062】
また、電極支持材TMSbは、前記電極支持台TMT(図示せず)の長手方向(図中y方向)へ延在する電極連結体TJCbを有し、該電極連結体TJCbは、前記電極支持材TMSaに対し図中右側、すなわちバックライトBLの中央側に配置されている。
【0063】
該電極連結体TJCbは、電極金具TMFが形成される電極接続体TCNbと一体に形成されている。該電極接続体TCNbは、該電極連結体TJCbに対して図中左側、すなわちバックライトBLの中央側と反対側に指向し、該電極連結体TJCbの長手方向と直交する方向(図中x方向)に延在されて形成され、該電極連結体TJCbの長手方向に等間隔(たとえばP)に複数設けられている。
【0064】
この場合、電極支持材TMSbの電極接続体TCNbのそれぞれは、前記電極支持材TMSaの隣接する各電極接続体TCNaの間に位置づけられ、前記電極支持材TMSaの各電極接続体TCNaと相互に噛合する関係で配置されるようになっている。
【0065】
そして、前記電極接続体TCNaのそれぞれには、前記電極連結体TJCaから該電極接続体TCNbの延在方向に沿って、3個の電極金具(たとえば図中符号TMFb1、TMFb2、TMFb3で示す)が等間隔に形成されている。それぞれの電極金属TNFは、前記電極支持材TMSaの電極金具TMFと同様の構成となっており、図1(b)に示した構成と同じとなっている。
【0066】
また、電極支持材TMSbの電極接続体TCNbの先端部は、前記電極支持材TMSaの電極接続体TCNaの先端部と同様、その各辺から該電極接続体TCNbの長手方向と直交する方向に延在部を有した幅広部WBbが形成されるようになっている。この幅広部WBbの機能については、前記電極支持材TMSaの前記幅広部WBaの機能とともに、後に図6を用いて詳述する。
【0067】
ここで、図中y方向に並設されるそれぞれの電極接続体TCNbに形成された各電極金具TMFは、この実施例では、たとえば符号TMFb1で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMFb2で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMFb3で示す電極金具に対応する各電極TNF同士は、それぞれ、図中x方向にずれることなくy方向へ直線上に並設された位置関係としたものである。
【0068】
しかし、これに限定されることはなく、他の実施例として、同符号で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士が、図中x方向に若干のずれを有してy方向に並設される位置関係を有するようにしてもよい。
【0069】
〈本実施例の効果〉
このように構成された電極支持材TMSは、組み合わせて用いられる電極支持材TMSa、TMSbのそれぞれの電極接続体TCNa、TCNbを、間隔P/2の狭い間隔で配置できるようになる。このことから、複数の各外部電極蛍光管EFLをそれらの間隔を狭くして並設させることができ、従来よりも多数の外部電極蛍光管EFLを配置させることができるようになる。
【0070】
ここで、前記電極支持材TMSを、電極支持材TMSaおよび電極支持材TMSbのうち一方の電極支持材で構成した場合、その電極接続体TCNの間隔を狭く構成しようとしても、その間隔はたとえばPの値が限界となる。換言すれば、各電極接続体TCNの間隔を狭くしようとしても制限が付され、一定の間隔(たとえばP)以下にはできないという事情がある。
【0071】
すなわち、図5(a)は、従来の電極支持材TMS'の構成の一例を示す平面図である。
【0072】
この電極支持材TMS'は、図1に示した電極支持材TMSa、TMSbと同様に金属板のプレス加工によって形成されるようになっている。
【0073】
電極支持材TMS'は、まず、電極支持台(図示せず)の長手方向(図中y方向)に沿って延在される一対の並行配置された電極連結体TJCa'、TJCb'を有する。
【0074】
それぞれの電極連結体TJCa'、TJCb'の間には図中x方向に延在する電極接続体TCN'が一体的に形成され、この電極接続体TCN'は図中y方向にPの間隔で並設されて設けられている。
【0075】
そして、各電極接続体TCN'にはその長手方向に沿ってたとえば3個の電極金具TMF(電極連結体TJCa'側から符号TMF1'、TMF2'、TMF3'で示している)が等間隔で形成されている。これら各電極金具の構成は、図5(a)のb−b線の断面図である図5(b)に示している。図1(b)に示した構成と同様となっている。
【0076】
ここで、図中y方向に並設されるそれぞれの電極接続体TCN'に形成された各電極金具TMFは、たとえば符号TMF1'で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMF2'で示す電極金具に対応する各電極金具TMF同士、符号TMF3'で示す電極金具に対応する各電極TNF同士は、それぞれ、図中x方向にずれることなくy方向へ直線上に並設された位置関係となっている。
【0077】
このように構成された電極支持材TMS'は、図5(b)に示すように、電極金具TMF'の電極挟持部TN'および電極挿入部TI'を板状の金属板の打ち抜かれた部分を屈曲させて形成する。
【0078】
このことから、前記金属板上において、図5(a)に示すように、電極金具TMF'の電極挟持部TN'および電極挿入部TI'(図中点線で示す)と、該電極金具TMF'とy方向に隣接して配置される他の電極金具TMF'の電極挟持部TN'および電極挿入部TI'(図中点線で示す)が互いに干渉することなく、それらの電極接続体TCN'の位置を設定しなければならない。したがって、この場合の隣接する各電極接続体TCN'の間隔がPで、このPの値をこれ以上に小さくできないという事情が生じる。
【0079】
このことから、図1に示す電極支持材TMSは、その電極支持材TMSaあるいは電極支持材TMSbにおいて、それらの電極接続体TCNaあるいは電極接続体TCNbの間隔をたとえ最小な値Pとして得られなくても、前記電極支持材TMSaおよび電極支持材TMSbを、それらの電極接続体TCNaおよび電極接続体TCNbを交互に位置づけるように配置させることにより、該電極接続体(この場合、電極接続体TCNaと電極接続体TCNb)の間隔をP/2とすることができるようになる。
【0080】
したがって、複数の外部電極蛍光管EFLをその間隔を狭くして配置させることができ、該各外部電極蛍光管EFLを含む平面から僅かに平行離間された平面において光の均一化を図ることができ、この光の均一化がなされる前記平面内に前記液晶表示パネルPNLを配置させることができる。
【0081】
これにより、液晶表示パネルPNLとバックライトBL(正確には外部電極蛍光管EFL)を近接配置でき、これらのモジュールの薄型化を達成することができる。
【0082】
〈幅広部WBの効果〉
次に、図1に示した電極支持材TMSa、TMSbにそれぞれ形成された幅広部WBa、WBbの効果について、以下、説明する。
【0083】
図1(a)に示した電極支持材TMSを配置する電極支持台TMTには、該電極支持材TMSを被うようにして側壁材BWhが固定されることは上述したとおりである。
【0084】
この側壁材BWhは、その表面に光反射機能が施され、その裏面には、図6(a)に示すように、前記電極支持材TMSを電極支持台TMT側に軽く押圧させるための突起板PJBが形成されている。この突起板PJBは該側壁材BWhの長手方向に並設され、その側面は該側壁材BWhの長手方向と直交している。
【0085】
なお、図6(a)は、たとえば図4(a)に示すバックライトBLの左側に配置される側壁材BWhを左右逆にして裏替えした状態を示している。前記突起板PJBが三角形状をなすのは、前記側壁材BWhがバックライトBLの中央側において低く外側において高くなるように傾斜をもたせて配置されているためである。
【0086】
前記突起板PJBは、該側壁板BWhを前記電極支持台TMTに取付けた場合には、たとえば、隣接して配置される各外部電極蛍光管EFLの間に配置されるようになっている。
【0087】
図6(b)は、前記側壁板BWhを前記電極支持台TMTに取付けた際に、該電極支持台TMT上の電極支持材TMSに対する前記突起板PJBの位置関係を示す図で、前記突起板PJBを点線で示している。
【0088】
ここで、電極支持材TMSa、TMSbにそれぞれ形成された幅広部WBa、WBbは、この突起板PJBが配置される点線と重複するように配置される。すなわち、前記突起板PJBのそれぞれは、電極支持材TMSaにおいて、その電極連結体TJCaに加え、幅広部WBaをも押圧させることができ、また、電極支持材TMSbにおいて、その電極連結体TJCbに加え、幅広部WBbをも押圧させることができるようになっている。
【0089】
このため、各電極支持材は、幅広部があることにより、電極支持台TMT側へ電極連結体と幅広部の2点で当接させることができ、該電極支持台TMTから浮上してしまう不都合を回避できるようになる。
【0090】
〈他の実施例1〉
上述した実施例では、電極支持材TMSaと電極支持材TMSbは、電極支持台TMT上において、重なることなく互いに離間させて配置させたものである。
【0091】
しかし、図7に示すように、たとえば電極支持材TMSbを該電極支持材TMSaに近接させるようにして図中x方向に移動させ、該電極支持材TMSbの幅広部WBbを前記電極支持材TMSaの電極連結体TJCaの上方に重ねてもよい。ちなみに、この場合、該電極支持材TMSaの幅広部WBaは前記電極支持材TMSbの電極連結体TJCbの下方に重ねられるようになる。
【0092】
このようした場合、前記電極支持材TMSaと電極支持材TMSbとの組立体において、図中x方向の幅を小さくできるようになる。これにより、液晶表示装置のいわゆる額縁部(表示装置の表示領域の周辺の部分)の面積を小さくできる効果を奏するようになる。
【0093】
なお、図7は、図1(a)に対応づけて描いた図であり、図1(a)と同符号のものは同材料を表している。
【0094】
また、図7において、電極支持材TMSaの電極連結体TJCaの上方には、該電極連結体TJCaの長手方向に沿って延在する不識布(摩擦音低減材)CLT1を介して、電極支持材TMSbの幅広部WBbが重畳されている。また、電極支持材TMSaのそれぞれの幅広部WBaの上方には、これら幅広部WBaを共通に被って延在する不識布CLT2を介して、電極支持材TMSbの電極連結体TJCbが重畳されている。
【0095】
ここで、電極支持材TMSaと電極支持材TMSbとの重なり部に前記不識布CLT1、CLT2を介在させているのは、電極支持材TMSaと電極支持材TMSbのたとえば摩擦等によってきしみ音が発生するのを防止するためである。
【0096】
なお、図7に示す実施例の場合、電極支持材TMSaを、電極支持材TMSbに対して下側に位置づけるようにしたものであるが、これに限らず、上側に位置づけるようにしても同様の効果が得られる。
【0097】
〈他の実施例2〉
図8(a)は、電極支持材TMSの他の実施例を示す平面図である。本実施例による電極支持材TMSは物理的に一体のものとして構成されている。
【0098】
図8(a)において、電極支持材TMSはたとえば3個の電極連結体TJCa、TJCb、TJCcを備え、これら電極連結体TJCa、TJCb、TJCcは、電極支持台TMT(図示せず)の長手方向(図中y方向)に延在しているとともに、互いに等間隔で配置されている。
【0099】
電極連結体TJCaと電極連結体TJCbの間には、電極金具TMFが取り付けられた電極接続体TCNaが、複数個、図中y方向に沿って等間隔Pで形成されている。同様に、電極連結体TJCbと電極連結体TJCcの間にも、電極金具TMFが取り付けられた電極接続体TCNbが、複数個、図中y方向に沿って等間隔Pで形成されている。
【0100】
この場合、電極連結体TJCaと電極連結体TJCbの間に形成される電極接続体TJCaと、電極連結体TJCbと電極連結体TJCcの間に形成される電極接続体TJCbは半ピッチ分ずれて配置されている。すなわち、図中y方向のみの位置関係からすれば、隣接する前記電極接続体TCNaの間に前記電極接続体TCNbの一つが位置づけられ、隣接する前記電極接続体TCNbの間に前記電極接続体TCNaの一つが位置づけられているという関係にある。
【0101】
前記電極接続体TCNa、TCNbのそれぞれに形成されている各電極金具TMFの構成は図1(b)に示したと同様となっている。
【0102】
このように構成した電極支持材TMSは、図中y方向に並設させて形成させる電極接続体TCNaおよび電極接続体TCNbは、それぞれ、隣接するもの同士でたとえばPの間隔に保持しなければならない制約を有する。しかし、図中y方向において、隣接する電極接続体TCNaの間に電極接続体TCNbのうちの一つが位置づけられ、 隣接する電極接続体TCNbの間に電極接続体TCNaのうちの一つが位置づけられるように構成しており、実質上、電極接続体TCNaおよびTCNbからなる各電極接続体は、図中y方向にP/2の間隔で配置させたことと等価になる。
【0103】
なお、このように構成した電極支持材は、図8(a)に示すように、外部電極蛍光管EFL(点線で示している)を配置させることができる。すなわち、電極接続体TCNaの各電極金具TMFに支持される外部電極蛍光管EFLと電極接続体TCNbの各電極金具TMFに支持される外部電極蛍光管EFLは図中x方向においてずれが生じた配置となっている。
【0104】
この場合、外部電極蛍光管EFLの他端側における電極支持材を、図8(a)に示した電極支持材と同様の配置構成で形成し、外部電極蛍光管EFLをx方向で一列づつ、左右にずれるように配置する。これにより、同じ長さの外部電極蛍光管EFLを使うことが可能なる。
【0105】
また、外部電極蛍光管の配置は、必ずしも図8(a)に示したようにする必要はなく、たとえば図8(b)に示すように、外部電極蛍光管EFLを図中x方向においてずれを生じさせることなく配置させるようにしてもよい。この場合、各外部電極蛍光管EFLの電極を、たとえば電極支持材TMSの電極連結体TJCaから電極連結体TJCcまでの幅に相当する長さに形成することによって対処することができる。
【0106】
〈他の実施例3〉
図9は、電極支持材の他の実施例を示す平面図である。本実施例による電極支持材TMSも物理的に一体のものとして構成されている。
【0107】
図9において、電極支持材TMSは一対の電極連結体TJCa、TJCbを備え、これら電極連結体TJCa、TJCbは、電極支持台TMT(図示せず)の長手方向(図中y方向)に延在して平行に配置されている。
【0108】
電極連結体TJCaと電極連結体TJCbの間には、電極金具TMFが取り付けられた電極接続体TCNが、図中y方向に沿って等間隔で、複数個、形成されている。
【0109】
それぞれの前記電極接続体TCNには、その長手方向に等間隔でたとえば3個の電極金具TMFが形成され、それぞれの各電極金具の構成はたとえば図1(b)に示したと同様となっている。
【0110】
この場合、電極接続体TCNに形成される各電極金具TMFと、該電極接続体TCNと隣接して配置される他の電極接続体TCNに形成される各電極金具TMFは、少なくとも電極金具TMFのx方向の幅以上にずれて配置されている。すなわち、全ての電極金具TMFを平面状に引き延ばしたとしても、それらは干渉しない位置関係となっている。
【0111】
このことから、1枚の金属板から図9の構成を形成する場合、電極接続体TCNの間隔を、少なくとも一つの電極金具TMFが形成できるだけの間隔とすることが出来る。
【0112】
したがって、隣接して配置される電極接続体TCNの間隔は、上述のPの値より小さな値P'(<P)に設定することができる。
【0113】
上述した各実施例では、電極接続体TCN、TCNa、TCNbに形成される電極金具TMFは3個としたものであるが、この数に限定されることはない。
【0114】
上述した各実施例はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施例での効果を単独であるいは相乗して奏することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明による液晶表示装置の一実施例に用いられる電極支持材を示す構成図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】本発明のよる液晶表示装置のモジュール化した構成の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明による液晶表示装置のバックライトの一実施例を示す構成図である。
【図5】従来の液晶表示装置に用いられる電極支持材の一例を示す構成とその不都合を説明する図である。
【図6】本発明による液晶表示装置の一実施例に用いられる電極支持材の効果を示す説明図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の一実施例に用いられる電極支持材の改変例を示す構成図である。
【図8】本発明による液晶表示装置の他の実施例に用いられる電極支持材を示す構成図である。
【図9】本発明による液晶表示装置の他の実施例に用いられる電極支持材を示す構成図である。
【符号の説明】
【0116】
PNL……液晶表示パネル、OS……光学シート、BL……バックライト、SUB1、SUB2……基板、SCD……半導体装置、PCB1、PCB2……プリント基板、DFR……下フレーム、RS……反射シート、BWh……側壁板、EFL……外部電極蛍光管、CC……切り欠き、MFR……中フレーム、UFR……上フレーム、TMT……電極支持台、SC……螺子、TMS、TMSa、TMSb……電極支持材、TJCa、TJCb、TJCc……電極連結体、TCNa、TCNb……電極接続体、TMF、TMFa1、TMFa2、TMFa3、TMFb1、TMFb2、TMFb3……電極金具、WBa、WBb……幅広部、TN……電極挟持部、TI……電極挿入部、PJB……突起板、CLT1、CLT2……不識布。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、
前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、
前記電極支持材は、物理的に分離された第1電極支持材および第2電極支持材で構成され、
前記第1電極支持材および前記第2電極支持材のそれぞれは、前記棒状光源の電極の長さ方向に並行に形成された複数の電極接続体と、当該電極接続体のそれぞれに設けられた前記棒状光源の電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、
前記第1電極支持材の電極接続体と前記第2電極支持材の電極接続体が、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
前記第1電極支持材および前記第2電極支持材のそれぞれの電極接続体は、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向に延設された幅広部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記第1電極支持材および前記第2電極支持材のそれぞれの前記電極金具は、該電極の長手方向と鉛直な方向に複数並設されて形成され、
前記第1電極支持材および前記第2電極支持材は、前記棒状光源の一つの電極に対し一つの前記電極接続体が対応するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記第1電極支持材および前記第2電極支持材のそれぞれの前記幅広部は、他方の電極支持材に重複するように配置され、当該幅広部における第1電極支持材と第2電極支持材との間には、摩擦音低減材が介在されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、
前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、
前記電極支持材は、前記棒状光源の並設方向に延在されて平行配置される第1電極連結体、第2電極連結体、第3電極連結体と、前記第1電極連結体と前記第2電極連結体との間、および前記第2電極連結体と前記第3電極連結体との間に、前記棒状光源の長さ方向と並行に形成された複数の電極接続体を備え、
当該電極接続体のそれぞれは、電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、
前記第1電極連結体と前記第2電極連結体の間の電極接続体と前記第2電極連結体と前記第3電極連結体の間の電極接続体は、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
前記電極金具は、前記電極の長さ方向に複数個並設されて形成され、
前記電極接続体は、前記棒状光源の一つの電極に対し一つの前記電極接続体が対応するように形成されることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に配置されるバックライトとを備え、
前記バックライトは、並列に設置された複数の棒状光源と、当該複数の棒状光源の電極を共通に支持する電極支持材を備え、
前記電極支持材は、前記棒状光源の電極の長さ方向に並行に形成された複数の電極接続体と、当該電極接続体のそれぞれに設けられた前記棒状光源の電極を挟持する複数の電極金具を備えて構成され、
前記電極金具は、前記電極接続体上に、前記棒状光源の長手方向に沿って複数並設されて形成されているとともに、
前記複数の電極金具は、隣接する電極接続体上の複数の電極金具と、前記棒状光源の長手方向と鉛直な方向において交互に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−80377(P2009−80377A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−250666(P2007−250666)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(506087819)株式会社IPSアルファテクノロジ (443)
【Fターム(参考)】