説明

清掃部材、清掃器、像保持体ユニットおよび画像形成装置

【課題】環境変化に伴う清掃部材と像保持体との接触圧力の変動を抑制すること。
【解決手段】像保持体(PR)の表面に接触する清掃部材(8)と、前記清掃部材(8)を支持し、前記清掃部材(8)を前記像保持体(PR)表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材(7)と、を備え、前記清掃部材(8)の前記一端側は、第1の接着層(9a)で、前記押し当て支持部材(7)に接着され、前記清掃部材(8)の前記他端側は、前記第1の接着層(9a)との間に隙間(9c)を空けて形成された第2の接着層(9b)で、前記押し当て支持部材(7)に接着されたことを特徴とする清掃器(CL1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃部材、清掃器、像保持体ユニットおよび画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置では、感光体等の像保持体表面の可視像が、記録媒体や中間転写体等の被転写体に転写された後に、像保持体表面に残留した現像剤は清掃器で除去される。このような清掃器として、下記の特許文献1記載の技術が従来公知である。
【0003】
特許文献1としての特開平6−348192号公報には、クリーニング装置の取付板(1)に、ブレードホルダーとして金属製の板バネ(2)を取り付け、板バネ(2)の取付板(1)から感光体(21)側に突出する部分の下面にクリーニングブレードを接着固定するクリーニング装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開平6−348192号公報(「0015」〜「0017」、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、環境変化に伴う清掃部材と像保持体との接触圧力の変動を抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記被支持部の前記一端側は、第1の接着層で、前記清掃支持部に接着され、
前記被支持部の他端側は、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層で、前記清掃支持部に接着された
ことを特徴とする。
【0007】
前記課題を解決するために請求項2に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記被支持部の前記一端側を、前記清掃支持部に接着する第1の接着層と、
前記被支持部の他端側を、前記清掃支持部に接着し、且つ、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
前記課題を解決するために請求項3に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記被支持部と前記清掃支持部との間が接着層で接着されると共に、
前記被支持部の一端側から他端側に沿った前記接着層内に空隙が形成された
ことを特徴とする。
【0009】
前記課題を解決するために請求項4に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記被支持部と前記清掃支持部との間を接着する接着層と、
前記被支持部の一端側から他端側に沿った前記接着層内に形成された空隙と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
前記課題を解決するために請求項5に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記清掃部材と前記清掃支持部との間が接着層で接着されると共に、前記清掃部材と前記清掃支持部とが対向する総面積に対して、前記接着層の面積が小さい
ことを特徴とする。
【0011】
前記課題を解決するために請求項6に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記清掃部材と前記清掃支持部との間を接着し且つ、前記清掃部材と前記清掃支持部とが対向する総面積に対して、面積が小さい接着層と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の清掃器において、
熱可塑性接着剤により構成された前記接着層、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
前記課題を解決するために請求項8に記載の発明の像保持体ユニットは、
表面に現像剤で形成された像を保持する像保持体と、
前記像保持体表面に付着した現像剤を除去して清掃する請求項1ないし7のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
前記課題を解決するために請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
回転する像保持体と、
前記像保持体表面を帯電させる帯電器と、
前記像保持体に潜像を書き込む潜像書込装置と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記像保持体表面の可視像を被転写体に転写する転写器と、
転写後の前記像保持体表面に付着した現像剤を除去して清掃する請求項1ないし7のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】
前記課題を解決するために、請求項10に記載の発明の清掃部材は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部の前記一端部側が、前記押し当て支持部材に第1の接着層により接着されると共に、
前記被支持部の他端側が、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層で、前記押し当て支持部材に接着された
ことを特徴とする。
【0016】
前記課題を解決するために、請求項11に記載の発明の清掃部材は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部と前記押し当て支持部材との間が接着層で接着されると共に、
前記被支持部の前記一端側から他端側までの間の前記接着層内に空隙が形成された
ことを特徴とする。
【0017】
前記課題を解決するために、請求項12に記載の発明の清掃部材は、
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部と前記押し当て支持部材との間が接着層で接着されると共に、前記被支持部と前記押し当て部材との対向する総面積に対して、前記接着層の面積が小さい
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1ないし6、8ないし12のいずれかに記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比べて、環境変化に伴う清掃部材と像保持体との接触圧力の変動を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、熱可塑性接着剤で接着することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【実施例1】
【0020】
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図で断面図である。
図1において、画像形成装置Uは、上面に透明な原稿台PG、いわゆる、プラテンガラスPGを有する画像形成装置本体の一例としてのデジタル式の複写機本体U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1を有している。前記原稿給紙部TG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置、すなわち、原稿搬送部材の一例としてのプラテンロールGR1の圧接位置を通過して、原稿排出部材GR2により原稿排紙部TG2に排出されるように構成されている。
【0021】
前記複写機本体U1は、前記プラテンガラスPGを有する画像読取装置の一例としてのスキャナ部U1aおよび画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1bを有している。
前記スキャナ部U1aは、読取り基準位置に配置された露光系位置検出部材、いわゆる露光系レジセンサSp、および露光光学系Aを有している。
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、通常時は読取り基準位置に停止している。
【0022】
前記自動原稿搬送装置U2を使用して複写を行う自動原稿搬送動作の場合は、前記露光光学系Aは読取り基準位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う手動原稿配置動作の場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿Giを露光走査する。
露光された前記原稿Giからの反射光は、前記露光光学系Aを通って固体撮像素子CCD上に収束される。前記固体撮像素子CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
【0023】
画像処理部IPSは、前記固体撮像素子CCDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してプリンタ部U1bの書込駆動信号出力装置DLに出力する。
プリンタ部U1bの制御部Cにより動作タイミングを制御される前記書込駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じた書込駆動信号を潜像書込装置ROSに出力する。
前記潜像書込装置ROSの下方には、回転する像保持体PRが配置されている。前記像保持体PR表面は、帯電領域Q0において帯電器の一例としての帯電ロールCRにより帯電された後、潜像書込位置Q1において前記潜像書込装置ROSの潜像書込光の一例としてのレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。前記静電潜像が形成された像保持体PR表面は回転移動して現像領域Q2、転写領域Q4を順次通過する。
【0024】
前記現像領域Q2において前記静電潜像を現像する現像器Dは、現像剤を現像ロールR0により現像領域Q2に搬送し、前記現像領域Q2を通過する像保持体PR上の静電潜像を可視像の一例としてのトナー像Tnに現像する。
前記転写領域Q4において前記像保持体PRに対向する転写器の一例としての転写ロールTRは、像保持体PR表面のトナー像Tnを媒体の一例としてのシートSに転写する部材であり、現像器Dで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記帯電ロールCRに印加する帯電電圧、現像ロールR0に印加する現像電圧、転写ロールTRに印加する転写電圧等の印加電圧、後述の定着装置Fの加熱ロールのヒータを加熱するヒータ電源等を有する電源回路Eは前記制御部Cにより制御される。
【0025】
複写機本体U1の下部には、給紙容器の一例としての第1給紙トレイTR1および第2給紙トレイTR2が上下に並んで配置されている。
前記第1給紙トレイTR1および第2給紙トレイTR2の右端部の上端部には用紙取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されており、前記ピックアップロールRpにより取り出されたシートSは、さばき部材Rsに搬送される。
前記さばき部材Rsは、互いに圧接する給紙部材の一例としてのフィードローラRs1および分離部材の一例としてのリタードロールRs2を有している。前記ニップ部に搬送されたシートは給紙部材Rsにより1枚づつ分離されて、媒体搬送路の一例としてのシート搬送路SH1に搬送される。
【0026】
シート搬送路SH1には、正逆回転可能な搬送部材の一例としての搬送ロールRbが配置されている。シート搬送路SH1に搬送された前記シートSは正逆転回転可能な搬送ロールRbにより、上方の転写前シート搬送路SH2に搬送される。
転写前シート搬送路SH2に搬送されたシートSは、搬送ロールRaにより転写領域搬送時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。
また、手差し給紙部の一例としての手差し給紙トレイTR0から給紙されたシートSもレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、前記像保持体PR上のトナー像Tnが転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前媒体案内部材の一例としての転写前シートガイドSG1から転写領域Q4に搬送される。
【0027】
前記像保持体PR表面に現像されたトナー像Tnは、前記転写領域Q4において、転写ロールTRによりシートSに転写される。転写後、像保持体PR表面は、清掃器の一例としてのクリーナCL1によりクリーニングされて付着物の一例としての残留トナーが除去され、前記帯電ロールCRにより再帯電される。
前記像保持体PR、帯電ロールCR、潜像書込装置ROS、現像器D等により、可視像形成装置の一例としてのトナー像形成装置Gが構成されている。また、実施例1では、前記像保持体PRとクリーナCL1は、画像形成装置Uに対して、一体的に着脱、交換可能な像保持体ユニットPR+CL1、いわゆるプロセスカートリッジとして構成されている。
【0028】
前記転写領域Q4のシート搬送方向下流側には、前記転写領域Q4でトナー像Tnが記録された記録済シートSを定着領域Q5に搬送する転写後シート搬送路SH3が設けられている。前記転写領域Q4において転写ロールTRによりトナー像が転写された前記シートSは、像保持体PR表面から剥離され、前記転写後シート搬送路SH3の転写後媒体案内部材の一例としてのシートガイドSG2により案内され、転写後媒体搬送部材の一例としてのシート搬送ベルトBHにより、定着装置Fに搬送される。
定着装置Fは、内部に熱源としてのヒータを有する加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。定着装置Fに搬送されたシートSは、前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとの圧接領域により構成される定着領域Q5を通過する際に、トナー像が加熱定着されてから、シート排出路SH4を通って媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに搬送される。
【0029】
前記シート排出路SH4には、前記定着装置Fの下流側に搬送路切替部材の一例としての切替ゲートGT1が配置されている。切替ゲートGT1は、前記定着装置Fを通過したシートSの搬送方向を前記排紙トレイTRh側またはシート反転接続路SH5のいずれかの方向に切り替える。シート反転用接続路SH5は、前記シート排出路SH4の上流端、すなわち、定着装置Fの下流側部分と前記上下方向シート搬送路SH1とを接続する。
【0030】
両面複写の場合、1面目のトナー像が記録された片面記録済シートSは、前記切替ゲートGT1によりシート反転接続路SH5に搬送され、搬送方向規制部材の一例としてのマイラーゲートGT2を通って、正逆回転搬送ロールRbの逆回転によりシート反転路SH6に搬送される。シート反転路SH6に搬送されたシートSは、正逆回転搬送ロールRbの正回転により、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックされ、表裏が反転した状態で転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH6により示された要素により媒体搬送路の一例としてのシート搬送路SHが構成されている。
前記シート搬送路SHおよびそこに配置されたシート搬送機能を有するローラRa,Rb,Rr等により媒体搬送装置の一例としてのシート搬送装置USが構成されている。
【0031】
(清掃器の説明)
図2は本発明の実施例1の清掃器部分の要部拡大図である。
図3は実施例1の清掃部材の要部拡大図である。
なお、説明をわかりやすくするために、図面において、部材の図示が適宜省略されている。
図1、図2において、本発明の実施例1の清掃器としてのクリーナCL1は、清掃容器の一例としてのハウジング1を有する。前記ハウジング1は、像保持体PR側が開放された開口1aを有し、前記ハウジング1の上端部には、清掃部材支持部1bが形成されている。前記ハウジング1の下部の像保持体PR側には、漏出防止部材取付け部1cが形成されている。
【0032】
前記清掃部材支持部1bには、密閉部材の一例としてのシール部材4を挟んで、取付部の一例としての断面逆L字形のホルダ6が支持されている。実施例1のホルダ6は、清掃部材支持部1bに螺子止めされることで固定される。
図2、図3において、前記ホルダ6の像保持体PR側表面には、押し当て支持部材の一例として、薄板状の板バネ7が支持されている。実施例1の板バネ7は、左表面上端部に被取付部の一例としての被取付面7aが形成され、右表面に清掃支持部の一例としてのブレード支持面7bが形成されている。前記被取付面7aは、ホルダ6に接着剤7cで固定支持されている。したがって、前記被取付面7aの部分が板バネ7の基端部となっており、一端部の一例としての下端部が自由端部となっている。
【0033】
前記板バネ7の像保持体PR側表面には、清掃部材の一例としてのクリーニングブレード8が支持されている。前記クリーニングブレード8は、下端部8aが一端部の一例としての自由端部となっており、反対側の上端部8bが他端部の一例としての基端部となっている。そして、クリーニングブレード8の下端部8aが像保持体PR表面に接触して像保持体PR表面に残留した残留トナーを擦り取る。実施例1のクリーニングブレード8は、板バネ7側の面により、被支持部の一例としての板バネ被支持面8cが構成されている。
【0034】
図3において、実施例1のクリーナCL1では、板バネ7のブレード支持面7bとクリーニングブレード8の板バネ被支持面8cとの間は、接着剤で構成された接着層9により接着されている。実施例1の接着層9は、クリーニングブレード8が像保持体PRと接触する下端8a側においてクリーニングブレード8と板バネ7との間を接着する第1接着層9aと、板バネ支持面8cの上端8bにおいてクリーニングブレード8と板バネ7との間を接着する第2接着層9bとを有する。そして、前記第1の接着層9aと第2の接着層9bとの間には、前後方向に延びる帯状の空隙9cが形成されている。よって、第1の接着層9aと第2の接着層9bとの間には、空隙9cにより構成された隙間が空いている。したがって、実施例1では、クリーニングブレード8と板バネ7とが対向する総面積に対して、前記空隙9cの面積分だけ、接着層9の面積が小さくなっている。
【0035】
実施例1では、前記第1の接着層9aおよび第2の接着層9bを構成する接着剤として、同一の接着剤が使用されており、例えば、像保持体PRに接触するクリーニングブレード8が板バネ7から剥離することが防止されるように、厚み方向である圧縮・伸張方向と、ずれ方向である剪断方向に対する接着力が強い接着剤を使用可能である。このような接着剤としては、例えば、市販のホットメルト接着剤を使用可能である。なお、ホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂成分の固形接着剤を加熱し融解した状態にして流動性を付与(ホットメルト)した上で塗布され、冷却されることにより硬化・接着する接着剤である。
【0036】
図2において、前記漏出防止部材取付け部1cには、漏出防止部材11の一例としてのフィルムシール11が固定支持されている。前記フィルムシール11は、下端部が漏出防止部材取付部1cの表面に両面テープを介して固定されており、像保持体PR表面に弱い押付け力で接触して、クリーニングブレード8で擦り落とされて回収された残留トナーが外部に漏出することを防止する。
前記ハウジング1の内部には、ハウジング1に回収された残留トナーを搬送する搬送部材の一例としての搬送オーガ13が配置されている。
【0037】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1の画像形成装置Uの清掃器CL1では、クリーニングブレード8と板バネ7との間が、像保持体PRに接触する自由端部側で第1の接着層9aにより接着され、基端部側で第2の接着層9bで接着されており、第1の接着層9aと第2の接着層9bとの間に、空隙9cが形成されている。すなわち、クリーニングブレード8と板バネ7との境界面の全面が接着剤で接着されているのではなく、空隙9cが空いた状態で接着されている。
【0038】
図4は従来の板バネにクリーニングブレードが接着されたクリーナに関する説明図であり、図4Aは低温低湿時の板バネおよびクリーニングブレードの変形の説明図、図4Bは高温高湿時の板バネおよびクリーニングブレードの変形の説明図である。
図4において、従来のクリーナのように、板バネ07とクリーニングブレード08とがホットメルト接着剤08aのみで接着された構成の場合、硬度が高いホットメルト接着剤の部分では剪断方向の変形や変位の差、ズレがほとんど吸収されない。
【0039】
図4Aにおいて、従来の構成において、温度・湿度の環境が低温低湿になると、金属製の板バネ07の熱膨張率よりもゴム製のクリーニングブレード08の熱膨張率が大きい場合、熱膨張率の差により、図4Aに示すように低温低湿環境ではゴム製のクリーニングブレード08の方が縮む量が大きくなる。このとき、クリーニングブレード08と板バネ07との境界部分は、縮む量の差、すなわち、熱膨張率の差に基づいて発生する剪断方向の変位の差がほとんど吸収されないホットメルト接着剤で接着されており、縮む量の差で板バネ07の自由端側が像保持体PRに近づく方向に湾曲するように変形する。したがって、クリーニングブレード08が像保持体PRに接触する接触圧力に関連する倒れ量、食い込み量08cが、環境による変化がなく変形していない場合、すなわち、常温常湿の場合に比べて大きくなり、クリーニングブレード08が像保持体PRに接触する接触圧力が高まる。これにより、像保持体PRの摩耗が促進されて寿命が短くなったり、クリーニングブレード08の捲れや騒音等が大きくなることがある。
【0040】
図4Bにおいて、従来の構成において、高温高湿環境では、図4Aの場合とは逆に、ゴム製のクリーニングブレード08の伸び量が大きくなり、剪断方向の変位の差、ズレが吸収されないホットメルト接着剤で、板バネ07の自由端側が像保持体PRから離れる方向に湾曲するように変形する。したがって、食い込み量08c′が小さくなり、クリーニングブレード08が像保持体PRに接触する接触圧力が弱まる。これにより、現像剤を除去する能力であるクリーニング性が低下し、画質が劣化することがある。
すなわち、図4に示すホットメルト接着剤08aのみで接着された従来の構成では、クリーニングブレード08の環境変動が大きくなっている。
【0041】
図5は実施例1の実験例の説明図であり、図5Aは実験例のクリーニングブレードや板バネ、接着剤層の寸法の説明図、図5Bは横軸に接着剤の幅を取り縦軸に単位温度当たりの倒れ量を取った実験結果の説明図である。
(実験例)
次に、空隙9cの幅の広さとクリーニングブレード8の倒れ量、食い込み量の変化について確認する実験を行なった。
(実験例1)
図5Aにおいて、実験例1では、板バネ7として、金属材料の一例としてのSUS:Stainless Used Steelを使用し、厚さが0.08mmで長さが16.0mmの薄板状のものを使用した。また、クリーニングブレード8として、樹脂材料の一例としてJIS−A硬度が78度のウレタンゴムを使用し、厚さが1.25mm、長さが11.0mmの板状のものを使用した。さらに、板バネ7をホルダ6に接着する幅を5.0mm、板バネ7の変形可能な自由長を11.0mmに設定し、厚さ2.0mmのホルダ6の内面からクリーニングブレード8の像保持体PR側外表面までの長さである倒れ量を3.59mmに設定した。また、第1の接着層9aの幅をクリーニングブレード8の自由端から5mm、第2の接着層9bの幅を自由長の基端側の端から1.0mmに設定した。したがって、第1の接着層9aと第2の接着層9bの間の空隙9cの幅は、5mm=(自由長11mm)−(第1接着層幅5mm)−(第2接着層幅1mm)、に設定した。
【0042】
前記板バネ7は、ホルダ6に対して、接着剤の一例としてのホットメルト接着剤で固定した。前記ホットメルト接着剤として、例えば、セメダイン株式会社製HM321を使用可能である。
また、実験例1では、第1の接着層9aおよび第2の接着層として、板バネ7とホルダ6との間を接着したものと同じホットメルト接着剤を使用し、厚み0.13mmで塗布した。
【0043】
(実験例2)
実験例2では、第2の接着層9bの幅を3mm、空隙9cの幅を3mmとし、それ以外は、実験例1と同様に設定した。
(実験例3)
実験例3では、第2の接着層9bの幅を5mm、空隙9cの幅を1mmとし、それ以外は、実験例1と同様に設定した。
(比較例1)
比較例1では、第2の接着層9bの幅を6mm、空隙9cの幅を0mm、すなわち、クリーニングブレード8の全面を板バネ7に接着し、それ以外は、実験例1と同様に設定した。
【0044】
(実験結果)
前記各実験例1〜3および比較例1において、22℃55%RHの常温常湿に対する10℃15%RHの低温低湿環境における倒れ量の変化を測定した。図5Bに実験結果を示す。
図5Bにおいて、実験例1では、単位温度当たりの倒れ量が0.010mm/℃であった。
実験例2では、単位温度当たりの倒れ量が0.014mm/℃であった。
実験例3では、単位温度当たりの倒れ量が0.016mm/℃であった。
比較例1では、単位温度当たりの倒れ量が0.020mm/℃であった。
【0045】
したがって、前記実験例1〜3および比較例1の結果から、第2接着層9bの幅を狭くし、空隙9cの幅を広くすればするほど、倒れ量の変化が小さくなり、温度・湿度の環境変化が発生しても、接触圧力の変化が低減される。特に、倒れ量の変化の目標値を0.0125mm/℃以下に設定した場合、第2接着層9bの幅を2.5mm程度以下、空隙9cの幅を3.5mm程度以上とすれば良いことが読みとれる。なお、目標値は、装置の設計や仕様等に応じて設定される数値であり、例えば、0.016mm/℃以下に設定した場合、実験例3のように、第2接着層9bが5mm、空隙9cが1mmの構成も採用可能である。
【0046】
したがって、前記実験結果から、クリーニングブレード8と板バネ7との間に、空隙9cを有する接着層9が設けられたクリーナCL1では、空隙9cが形成されない場合に比べて、クリーニングブレード8と板バネ7との熱伸縮量の差が吸収され、接触圧力の変化が低減されている。空隙9cの形成と倒れ量の変化との関係、仕組みの詳細は不明であるが、クリーニングブレード8と板バネ7とが接着剤で拘束されている面積が小さくなると、クリーニングブレード8と板バネ7とが互いに拘束されずに自由に変形、伸縮可能である部分が広くなっているためであると考えられる。
【0047】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機に限定されず、プリンタ、FAX等の画像形成装置にも適用可能である。また、単色、いわゆる、モノクロの画像形成装置に限定されず、多色、いわゆる、カラーの画像形成装置にも適用可能である。
【0048】
(H02)前記実施例において、清掃器として被清掃体が像保持体PR表面の清掃を行う清掃器を例示したが、これに限定されず、転写ロールTRの清掃器や帯電ロールCRの清掃器にも適用可能である。このほかにも、カラーの画像形成装置において、ベルト状やドラム状の中間転写体の清掃を行う清掃器にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、第1の接着層9aと第2の接着層9bとの間に空隙9cを形成する構成を例示したが、この構成に限定されず、接着層を3つ以上にし且つ空隙を2つ以上とすることも可能である。
【0049】
(H04)前記実施例において、例示した数値や具体的な材料名等は、設計や仕様に応じて、任意に変更可能である。
(H05)前記実施例において、第1の接着層9aと第2の接着層9bの接着剤の材料を同一の材料としたが、この構成に限定されず、異なる接着剤を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図で断面図である。
【図2】図2は本発明の実施例1の清掃器部分の要部拡大図である。
【図3】図3は実施例1の清掃部材の要部拡大図である。
【図4】図4は従来の板バネにクリーニングブレードが接着されたクリーナに関する説明図であり、図4Aは低温低湿時の板バネおよびクリーニングブレードの変形の説明図、図4Bは高温高湿時の板バネおよびクリーニングブレードの変形の説明図である。
【図5】図5は実施例1の実験例の説明図であり、図5Aは実験例のクリーニングブレードや板バネ、接着剤層の寸法の説明図、図5Bは横軸に接着剤の幅を取り縦軸に単位温度当たりの倒れ量を取った実験結果の説明図である。
【符号の説明】
【0051】
1…清掃容器、
6…取付部、
7…押し当て支持部材、
8…清掃部材、
9…接着層、
9a…第1の接着層、
9b…第2の接着層、
9c…空隙、隙間
CL1…清掃器、
CR…帯電器、
D…現像器、
PR…像保持体、
PR+CL1…像保持体ユニット、
ROS…潜像書込装置、
TR…転写器、
U…画像形成装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記被支持部の前記一端側は、第1の接着層で、前記清掃支持部に接着され、
前記被支持部の他端側は、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層で、前記清掃支持部に接着された
ことを特徴とする清掃器。
【請求項2】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記被支持部の前記一端側を、前記清掃支持部に接着する第1の接着層と、
前記被支持部の他端側を、前記清掃支持部に接着し、且つ、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層と、
を備えたことを特徴とする清掃器。
【請求項3】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記被支持部と前記清掃支持部との間が接着層で接着されると共に、
前記被支持部の一端側から他端側に沿った前記接着層内に空隙が形成された
ことを特徴とする清掃器。
【請求項4】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、被支持部とを有する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材の前記被支持部を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記被取付部と前記清掃支持部との間を接着する接着層と、
前記被取付部の一端側から他端側に沿った前記接着層内に形成された空隙と、
を備えたことを特徴とする清掃器。
【請求項5】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
を備え、
前記清掃部材と前記清掃支持部との間が接着層で接着されると共に、前記清掃部材と前記清掃支持部とが対向する総面積に対して、前記接着層の面積が小さい
ことを特徴とする清掃器。
【請求項6】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材で除去された現像剤が収容される清掃容器と、
前記清掃容器の一部または別部材として設けられた取付部と、
前記取付部に支持される被取付部と、前記清掃部材を支持する清掃支持部とを有し、前記清掃部材を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材と、
前記清掃部材と前記清掃支持部との間を接着し且つ、前記清掃部材と前記清掃支持部とが対向する総面積に対して、面積が小さい接着層と、
を備えたことを特徴とする清掃器。
【請求項7】
熱可塑性接着剤により構成された前記接着層、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の清掃器。
【請求項8】
表面に現像剤で形成された像を保持する像保持体と、
前記像保持体表面に付着した現像剤を除去して清掃する請求項1ないし7のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする像保持体ユニット。
【請求項9】
回転する像保持体と、
前記像保持体表面を帯電させる帯電器と、
前記像保持体に潜像を書き込む潜像書込装置と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記像保持体表面の可視像を被転写体に転写する転写器と、
転写後の前記像保持体表面に付着した現像剤を除去して清掃する請求項1ないし7のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部の前記一端部側が、前記押し当て支持部材に第1の接着層により接着されると共に、
前記被支持部の他端側が、前記第1の接着層との間に隙間を空けて形成された第2の接着層で、前記押し当て支持部材に接着された
ことを特徴とする清掃部材。
【請求項11】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部と前記押し当て支持部材との間が接着層で接着されると共に、
前記被支持部の前記一端側から他端側までの間の前記接着層内に空隙が形成された
ことを特徴とする清掃部材。
【請求項12】
像保持体の表面に接触して前記像保持体表面を清掃する一端部と、
前記一端部を前記像保持体表面に押し当てる力を付与する押し当て支持部材に支持される被支持部と、
を有し、
前記被支持部と前記押し当て支持部材との間が接着層で接着されると共に、前記被支持部と前記押し当て部材との対向する総面積に対して、前記接着層の面積が小さい
ことを特徴とする清掃部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−60741(P2010−60741A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−225180(P2008−225180)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】