説明

温度低下で凝固する液体を散布する、散布車装置。

【課題】液体散布車装置の送出パイプと開閉バルブ、散布ノズル内での散布液体温度の低下を防ぐ事を可能にする。
【解決手段】温度低下で凝固する液体を散布車装置で寒冷でも送出パイプと開閉バルブ、散布ノズル内での液体温度低下を防ぐ事を可能にする為に、第2タンクを増設し、その中に、送出パイプと開閉バルブ、第2タンク内底に直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプを設置する構造にする事により、寒冷であっても散布されるまでの間の液体温度の低下を防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度低下で凝固する液体を散布する散布車装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
散布車の運搬用保温タンク内に温度低下で凝固する液体を凝固しない温度で保温して、送出パイプ、開閉バルブ、散布ノズルを通り散布されるあいだに液体の温度が下がり凝固して散布が困難になるので、運搬用の保温タンクとは別に第2タンクを新たに作りその中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化して設置して、これらをタンク内の散布液体で加熱保温し散布を容易にする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、散布車の運搬用保温タンク内に保温貯蔵された温度低下で凝固する液体を散布する従来のシステムでは、送出パイプ、開閉バルブ、散布ノズルを電気ヒーターで加熱保温すると全体を均一に保温させることや高温で保温することが困難で散布液体が散布されるあいだに温度低下して凝固してしまうので、第2タンクを新たに作り中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化させ設置して、これらをタンク内の散布液体で加熱保温する事により温度低下で凝固する液体を容易に散布する事を可能にする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、散布車の運搬用保温タンクとは別に第2タンクを作りその中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化し設置して、これらをタンク内の散布液体で加熱保温するので、温度低下で凝固する液体が容易に散布することが可能となる。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、散布車の運搬用保温タンクとは別に第2タンクを作りその中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化して設置した構造になっているので外気に触れずに散布液体でこれらを保温するので温度の管理が容易であり、寒期の高温度の液体であっても凝固することなく散布する事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
散布車の運搬用保温タンク内に温度低下で凝固する液体が高温であっても凝固することなく容易に散布を可能にする様に、第2タンクを新たに作り、中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化して設置して、散布液体は運搬用保温タンクから第2タンクを通り散布される構造にして、散布液体を温度低下することなく散布が出来る。
【実施例】
【0007】
図面を参照し説明します。図1に示す様に、散布車の運搬用保温タンク(1)後方下に第2タンク(2)を設置し、開閉バルブ(5)を開けると散布液体(4)は運搬用保温タンク(1)内から送出パイプ(18)開閉バルブ(5)送出パイプ(19)を通り運搬用の保温タンクと第2タンクを接続するパイプ(3)を通り第2タンク内へ入り中にある送出パイプ(17)と(26)開閉バルブ(12R)(12L)送出パイプ(16R)(16L)と直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプ(14R)(14L)を散布液体で加熱保温する。運搬用保温タンク(1)内を車両エンジン(9)の排気を排気管(8)を通りバルブ(9)を閉めバルブ(6)を開けて排気圧導入パイプ(11)を通して運搬用タンク(1)を加圧すると送出パイプ(3)を通して第2タンクも加圧される。開閉バルブ(12R)と(12L)が開くと散布車の運搬用保温タンク(1)内の散布液体(4)が送出パイプ(18)開閉バルブ(5)送出パイプ(19)(3)を通り第2タンク(2)へと送ら送出パイプ(17)(26)を通り散布幅切り替えバルブ(12R)(12L)を通り、送出パイプ(16R)(16L)を通り第2タンク内底に直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプを一体化した(14R)(14L)を通り散布ノズル(13)より輸送用保温タンク内温度から低下なく散布する事が可能となる。
【0008】
図2の(A)は第2タンクを正面から表示したものであり、第2タンク内へ送られた液体は、送出パイプ(17)(26)と散布幅切り替えバルブ(12R)と(12L)を通り、送出パイプ(16R)と(17L)と直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプを第2タンク内底と一体化した(16R)(16L)を通り散布ノズル(13)より散布する事が出来る。
図2の(B)は第2タンクを側面から表示したものであります。
【産業上の利用可能性】
【0009】
温度低下で凝固する液体を散布車で散布するには、タンク内に保温された液体を温度低下なく散布ノズルまで送出するのが最大重要課題であり、本発明に拠って運搬保温タンクから散布するまでの間の温度低下を防ぎ寒期であっても高温の液体が容易に散布可能となり利用価値が認められる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明品の散布車両の側面図面
【図2】本発明品の第2タンク正面図面と側面図面
【符号の説明】
【0011】
1 散布車両運搬保温タンク
2 第2タンク
3 運搬保温タンク内液体を第2タンクに導入するパイプ
4 散布液体
5 第2タンクへの開閉バルブ
6 排気ガスをタンク内へ導入する開閉バルブ
7 排気管開閉バルブ
8 排気管
9 車両エンジン
10 マンホール
11 排気圧をタンク内へ導入するパイプ
12R 散布幅切り替えバルブ
12L 散布幅切り替えバルブ
13 散布ノズル
14R 第2タンク内底と一体化した直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプ
14L 第2タンク内底と一体化した直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプ
15R 右側、バルブの開閉用エアーシリンダー
15L 左側、バルブの開閉用エアーシリンダー
16R 右側、送出パイプ
16L 左側、送出パイプ
17 送出パイプ
18 送出パイプ
19 送出パイプパイプ
20 バルブの開閉用エアーシリンダー
21 バルブ開閉用シャフト
22 逆流防止弁
23 運搬保温タンクと第2タンク導入パイプを接続するフランジ
24 タンク内温度計
25 散布液体風押さえラバー
26 送出パイプ

【特許請求の範囲】
散布車の運搬用保温タンク内に温度低下で凝固する液体を送出パイプ、開閉バルブ、散布ノズルを通り散布されるあいだに液体の温度が下がり凝固して散布が困難になるので、運搬用の保温タンクとは別に第2タンクを新たに作りその中に送出パイプ、開閉バルブ、直線状に複数個の散布ノズルがある送出パイプはタンク内底と一体化して設置して、これらをタンク内の散布液体で加熱保温する構造なのでタンク内から散布されるあいだに液体温度の低下がなく散布することが可能で容易に出来る。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−130621(P2007−130621A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−356908(P2005−356908)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【出願人】(504094235)
【Fターム(参考)】