説明

温度制御装置、温度設定方法、およびプログラム

【課題】初心者でも温度設定を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】温度設定画面には、登録済みの温度特性の折れ線81が表示される。時刻カーソル111により選択されている時刻の温度が設定対象の温度となり、時刻カーソル111と折れ線81の交点上に温度カーソル112が表示される。ユーザは、登録済みの温度特性の折れ線81を参照しながら、上ボタン136または下ボタン138を押して、温度カーソル112を移動させることで、設定対象の時刻の温度を設定することができる。本発明は、作物を栽培するハウス内の温度制御を行うハウス温度制御システムに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度制御装置、温度設定方法、およびプログラムに関し、特に、経験者でなくても容易に温度の設定をすることができるようにした温度制御装置、温度設定方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
多くのハウス農家においては、重油を燃料としてハウス暖房が行われている。しかしながら、近年、原油価格の高騰によりハウス暖房用燃料が大きく値上がりし、殆どの作物において採算割れを起こしている。
【0003】
ハウス被覆材料の断熱性を上げる、被覆材の隙間をできるだけ塞ぐ、ハウス上部の暖かい空気を攪拌して均一な温度分布にする、または、重油バーナのノズル清掃をこまめに行うなどの対策が提案されているが、これらの省エネ効果は2乃至3割程度である。
【0004】
そこで、暖房費をさらに低減させる方法として、重油の代わりに、ヒートポンプを用いたエアーコンディショナを使用する方法が提案されている。例えば、非特許文献1には、エアーコンディショナを使用して、エアーコンディショナと重油焚温風暖房機を効率よく連動制御するために制御盤が用いられている。
【0005】
【非特許文献1】ネポン株式会社,グリーンパッケージ,[online],[平成20年5月7日検索],インターネット<URL: http://www.nepon.co.jp/products/agriculture/gp/index.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の制御盤においては、0時乃至6時、6時乃至12時、12時乃至18時、および18時乃至24時という限られた4つの時間帯の温度しか設定することができず、初心者には、設定が困難であった。
【0007】
すなわち、経験的に各時間帯の設定温度を知っていなければ、この制御盤を効率よく利用することができなかった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、初心者でも温度設定を容易に行うことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面の温度制御装置は、登録済みの温度特性で温度を制御する温度制御手段と、前記登録済みの温度特性の特性線を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録する登録手段とを備える。
【0010】
登録済みの複数の前記温度特性の中から1つの温度特性を選択する選択手段をさらに備え、前記温度制御手段は、選択された前記温度特性で温度を制御することができる。
【0011】
前記所定の時刻の温度の位置は、時刻の位置を表すカーソルと、温度の位置を表すカーソルにより指定されることができる。
【0012】
前記登録済みの温度特性は、予め用意されている温度特性である。
【0013】
前記登録済みの温度特性は、過去に前記登録手段により登録された温度特性である。
【0014】
本発明の一側面の温度設定方法は、登録済みの温度特性の特性線を表示手段に表示させ、前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定し、設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録するステップを含む。
【0015】
本発明の一側面のプログラムは、登録済みの温度特性の特性線を表示手段に表示させ、前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定し、設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録するステップを含む。
【0016】
本発明の一側面の温度制御装置、温度設定方法、およびプログラムにおいては、登録済みの温度特性の特性線が表示手段に表示され、表示手段に表示されている温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度が設定される。そして、設定された24時間分の温度特性が、1つの温度特性として登録される。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明の一側面によれば、経験者でなくても温度の設定が容易にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1および図2は、本発明を適用したハウス温度制御システムの一実施の形態の構成例を示す図である。すなわち、図1は、図2のハウス温度制御システム1を左側面側から見た側面図であり、図2は、図1のハウス温度制御システム1を上から見た上面図である。
【0020】
図1および図2において、ハウス温度制御システム1は、エアーコンディショナ11−1乃至11−6、除湿用エアーコンディショナ12、循環ファン13、温度センサ21−1乃至21−6、および湿度センサ22により構成され、外気の温度変化などにより逐次変わるハウス2内の温度を管理し、制御する。なお、図1の例においては、説明の便宜上、図2に示されるエアーコンディショナ11−3乃至11−6、温度センサ21−1乃至21−6、および湿度センサ22は省略されている。
【0021】
ハウス2は、木材、または鋼材を躯体とし、合成樹脂のフィルムで外壁を被覆した農業用の小屋であり、例えば、1反ほどの広さを有する。このハウス2内には、図示せぬトマト、なす、またはメロンなどの作物が栽培されている。ハウス2の被覆材料には、農業用ポリ塩化ビニルフィルムなどが用いられる。
【0022】
エアーコンディショナ11−1乃至11−6、および除湿用エアーコンディショナ12は、図1に示されるように、ハウス2の地面に設置されており、循環ファン13は、ハウス2の上部(天井付近)に設置されている。なお、温度センサ21−1乃至21−6、および湿度センサ22は、作物の高さと同等の高さに配置されるのが望ましい。
【0023】
エアーコンディショナ11−1乃至11−6は、ハウス2内の壁にそれぞれ沿うように配置されており、温風または冷風を出力することで、ハウス2内の温度を調整する。
【0024】
すなわち、図2に示されるように、エアーコンディショナ11−1は、ハウス2の左上隅に配置されており、エアーコンディショナ11−2は、ハウス2の左下隅に配置されている。エアーコンディショナ11−3は、エアーコンディショナ11−1および11−5の中間の位置に配置されており、エアーコンディショナ11−4は、エアーコンディショナ11−2および11−6の中間の位置に配置されている。エアーコンディショナ11−5は、ハウス2の右上隅に配置されており、エアーコンディショナ11−6は、ハウス2の右下隅に配置されている。そして、エアーコンディショナ11−1乃至11−6は、それぞれ、配置されている場所付近の温度を調整する。
【0025】
除湿用エアーコンディショナ12は、エアーコンディショナ11−5および11−6の間に配置されており、ハウス2内の除湿を行う。循環ファン13は、エアーコンディショナ11−1および11−2の間であって、図1に示されるように、ハウス2内の天井付近に配置され、常時、送風することで、ハウス2内の空気を攪拌し、循環させる。
【0026】
温度センサ21−1乃至21−6は、それぞれ、エアーコンディショナ11−1乃至11−6から所定の距離をおいて配置されており、ハウス2内の温度を測定する。湿度センサ22は、ハウス2内の中央に配置されており、ハウス2内の湿度を測定する。
【0027】
ここで、図2における点線は、対応関係を示している。温度センサ21−1乃至21−6は、それぞれ、エアーコンディショナ11−1乃至11−6に対応している。そして、温度センサ21−1乃至21−6は、それぞれ、エアーコンディショナ11−1乃至11−6により温度が調整可能な場所に配置され、エアーコンディショナ11−1乃至11−6により調整される温度を測定する。また、湿度センサ22は、除湿用エアーコンディショナ12に対応しており、除湿用エアーコンディショナ12により調整される湿度を測定する。
【0028】
なお、以下、エアーコンディショナ11−1乃至11−6、および温度センサ21−1乃至21−6を個々に区別する必要がない場合、単にエアーコンディショナ11、および温度センサ21と称する。
【0029】
また、図1および図2においては、エアーコンディショナ11が6台、除湿用エアーコンディショナ12が1台、循環ファン13が1台の例が示されているが、エアーコンディショナ11、除湿用エアーコンディショナ12、および循環ファン13の台数および配置場所は、図1および図2の例に限らず、それぞれ、2台、3台、さらにそれ以上の複数台で構成することもでき、それらの配置場所も、図1および図2の例に限らない。
【0030】
温度センサ21および湿度センサ22の数も、それらの配置場所も図1および図2の例に限らない。特に、配置場所に関しては、天井付近に配置されたり、地面付近に配置されることもできる。
【0031】
図3は、図1および図2のハウス温度制御システム1の電気的構成例を示している。
【0032】
図3の例において、ハウス温度制御システム1は、エアーコンディショナ11−1乃至11−6、除湿用エアーコンディショナ12、温度センサ21−1乃至21−6、湿度センサ22、制御部41、入力部42、表示部43、タイマ44、および記憶部45により構成される。
【0033】
エアーコンディショナ11−1乃至11−6は、制御部41の制御のもと、ハウス2内の温度を調整する。除湿用エアーコンディショナ12は、制御部41の制御のもと、ハウス2内の湿度を調整する。
【0034】
温度センサ21−1乃至21−6は、それぞれ、定期的に温度を測定し、測定した温度の情報を、制御部41に出力する。湿度センサ22は、定期的に湿度を測定し、測定した湿度の情報を、制御部41に出力する。
【0035】
制御部41は、ユーザによる入力部42の操作に基づいて、記憶部45に記憶されている登録済みの温度特性の折れ線を表示部43に表示させたり、ハウス2内で作物を栽培するための24時間の各時刻の温度を設定し、設定した24時間分の温度特性を、1つの温度特性として記憶部45に登録する。
【0036】
また、制御部41は、ユーザによる入力部42の操作に基づいて、記憶部45に記憶されている登録済みの温度特性の中から1つの温度特性を選択し、そのデータを記憶部45から読み出す。そして、制御部41は、所定の間隔で、読み出した温度特性のデータに基づいて、ハウス2内の温度制御を行う。すなわち、制御部41は、タイマ44が計時するクロックを参照し、読み出した温度特性のデータと温度センサ21−1乃至21−6からの情報を用いて、エアーコンディショナ11−1乃至11−6の動作を制御する。
【0037】
ここで、制御部41は、機能的に、設定制御部51、登録部52、および温度制御部53により構成される。
【0038】
設定制御部51は、入力部42からの操作情報に基づいて、登録済みの温度特性の折れ線や、ユーザが登録済みの温度特性を利用して、新たな温度特性を設定するための温度設定画面を表示部43に表示させる。温度設定画面が表示されているとき、設定制御部51は、入力部42からの操作情報に基づいて、24時間の各時間のうち、所望の時刻の温度を設定する。
【0039】
また、設定制御部51は、入力部42からの操作情報に基づいて、登録部52を制御し、設定した24時間分の温度特性を、1つの温度特性として記憶部45に登録させたり、温度制御部53を制御し、登録済みの温度特性の中からユーザの所望する温度特性を選択させ、その温度特性を基にハウス2内の温度を制御させる。
【0040】
なお、実際には、設定制御部51には、入力部42から座標情報が入力される。設定制御部51は、表示部43に表示された操作ボタンの座標と、入力部42から入力された座標とを比較し、いずれの操作ボタンがユーザにより操作されたのかを判定することで操作情報を得るが、説明の便宜上、以下においても、設定制御部51には入力部42から操作情報が入力されると説明する。
【0041】
登録部52は、設定制御部51の制御のもと、設定制御部51により設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として記憶部45に登録する。
【0042】
温度制御部53は、設定制御部51の制御のもと、記憶部45に記憶されている登録済みの温度特性の中から1つの温度特性を選択して、その温度特性のデータを記憶部45から読み出す。そして、温度制御部53は、タイマ44が計時するクロックを参照し、読み出した温度特性の現時刻における温度と、温度センサ21−1乃至21−6から入力された温度の差がそれぞれ0となるように、それぞれ、エアーコンディショナ11−1乃至11−6の動作を制御する。
【0043】
なお、エアーコンディショナ11の動作の制御方法としては、エアーコンディショナ11を自動運転させて、エアーコンディショナ11の稼動、停止のみを制御することもできるし、エアーコンディショナ11の設定温度までも制御することもできる。
【0044】
入力部42は、例えば、表示部43に積層されるタッチパネルなどにより構成され、ユーザの操作情報を、設定制御部51に出力する。なお、具体的には、入力部42は、ユーザの操作位置に対応する座標を検出し、検出された座標情報を設定制御部51に出力している。
【0045】
表示部43は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの薄型の表示装置で構成され、設定制御部51の制御のもと、登録済みの温度特性の折れ線や温度設定画面などを表示する。
【0046】
タイマ44は、計時動作を行い、ハウス温度制御システム1内のクロックを管理している。
【0047】
記憶部45は、ハウス温度制御システム1により登録済みの温度特性のデータを記憶している。温度特性は、ハウス2内の温度を24時間どのように制御するか、すなわち、ハウス2内の目標となる24時間の温度を時刻毎に示したものであり、温度制御部53がハウス2内の温度を制御する際に用いられる。
【0048】
例えば、記憶部45には、ハウス温度制御システム1において予め用意されている平均的な温度特性や、ユーザがハウス温度制御システム1を用いて過去に自ら設定した温度特性などのデータがすでに登録されている。
【0049】
なお、記憶部45には、温度の場合と同様に、湿度特性のデータも登録することもできる。この場合、制御部41は、タイマ44が計時するクロックを参照し、選択した湿度特性のデータと湿度センサ22からの情報を用いて、除湿用エアーコンディショナ12の動作を制御する。
【0050】
また、図示は省略するが、例えば、ハウス2に、炭酸ガス濃度センサと炭酸ガス発生器を設置し、炭酸ガス濃度の閾値を記憶部45に登録することで、制御部41は、登録した閾値と炭酸ガス濃度センサからの情報を用いて、炭酸ガス発生器の動作を制御することもできる。
【0051】
さらに、同様に、ハウス2の上部と下部にそれぞれ温度センサを設置し、ハウス2の上部温度と下部温度の差の閾値を記憶部45に登録することで、制御部41は、登録した閾値とハウス2の上部の温度センサおよびハウス2の下部の温度センサからの情報を用いて、循環ファン13の動作を制御し、ハウス2内の温度むらを制御することもできる。
【0052】
図4は、図3の記憶部45に登録済みの温度特性の特性線の例を示す図である。なお、図4の例においては、特性線が折れ線である場合を説明するが、曲線など他の種類の特性線とすることもできる。
【0053】
図4のグラフにおいて、縦軸は温度(℃)を示し、横軸は24時間の各時刻(0時乃至24時)を示す。折れ線81乃至折れ線85は、ハウス温度制御システム1に予め用意されている、各作物を栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性、すなわち、24時間分の温度情報を表す折れ線である。
【0054】
すなわち、折れ線81は、トマトを栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性を表す折れ線である。折れ線82は、なすを栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性を表す折れ線である。折れ線83は、ピーマンを栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性を表す折れ線である。折れ線84は、メロンを栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性を表す折れ線である。折れ線85は、イチゴを栽培するためのハウス2内の平均的な温度特性を表す折れ線である。
【0055】
これらの折れ線81乃至折れ線85は、ユーザが、例えば、表示部43に表示される温度特性読み出しボタン(図示せぬ)を押すことに対応して、入力部42を介してユーザの操作情報が、設定制御部51に出力され、設定制御部51により記憶部45から登録済みの温度特性のデータが読み出されることで、表示部43に表示される。
【0056】
なお、図4の例においては、記憶部45に予め用意されている温度特性の折れ線しか示されていないが、例えば、表示部43に表示される温度設定画面が用いられてユーザ自身により指示されることで、記憶部45に新たに登録された、例えば、「トマトI」、「トマトII」、または「なすI」などの温度特性の折れ線も同様に表示することができる。
【0057】
ユーザは、このように表示部43に表示される温度特性の折れ線および温度特性の名前を確認して、所望の温度特性の折れ線または名前を押し、例えば、表示部43に表示される温度制御ボタン(図示せぬ)を押すことで、ハウス2内の温度制御の基となる温度特性を選択する。
【0058】
このユーザの選択情報は、ユーザ操作情報として入力部42から設定制御部51に入力される。入力部42からの選択情報に対応して、設定制御部51は、温度制御部53を制御し、記憶部45に記憶されている登録済みの温度特性の中からユーザにより選択された温度特性を読み出させ、読み出した温度特性のデータに基づいて、ハウス2内の温度制御を行わせる。
【0059】
以上のように、ハウス温度制御システム1においては、登録済みの温度特性、すなわち、24時間分の温度特性を表す折れ線が表示されるので、ユーザは、どの温度特性を用いることで、ハウス2の温度が24時間どのように制御されるかをすぐに把握することができる。これにより、ユーザは、ハウス2内の温度制御をするために適する温度特性を容易に選択することができる。
【0060】
また、ユーザは、表示部43に表示される温度特性の折れ線および温度特性の名前を確認して、所望の温度特性の折れ線または名前を押し、例えば、表示部43に表示される温度設定ボタン(図示せぬ)を押すことで、所望の温度を設定し、新しく温度特性を登録する際に参照する温度特性を選択する。
【0061】
このユーザの選択情報は、ユーザ操作情報として入力部42から設定制御部51に入力される。入力部42からの選択情報に対応して、設定制御部51は、図5に示されるような温度設定画面を表示部43に表示させる。
【0062】
図5は、表示部43に表示される温度設定画面の例を示す図である。
【0063】
図5において、温度設定画面は、温度特性表示領域101と、それ以外の領域である操作領域102により構成される。温度特性表示領域101には、図4のグラフと同様に、縦軸が温度(℃)を示し、横軸が24時間の各時刻を示すグラフが表示されており、グラフには、ユーザにより選択されたトマトの温度特性の折れ線81が表示されている。ユーザは、温度特性表示領域101に表示される折れ線81を基に、所望の温度を設定する。グラフの上部には、「トマト」として、選択された温度特性の名前が表示されている。
【0064】
また、グラフの18時の位置には、時刻カーソル111が表示され、時刻カーソル111上には、白丸で表される温度カーソル112が表示されている。
【0065】
時刻カーソル111は、設定対象の時刻を選択するためのカーソルであり、ユーザにより、操作領域102の左ボタン132、時刻移動カーソルボタン133、または右ボタン134が押されることで、グラフの横軸(各時刻)上を移動する。
【0066】
温度カーソル112は、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度を設定するためのカーソルであり、温度カーソル112の初期位置は、折れ線81上、すなわち、時刻カーソル111と折れ線81の交点である。
【0067】
温度カーソル112は、ユーザにより、操作領域102の上ボタン136または下ボタン138が押されることで、時刻カーソル111上を、上または下に移動する。そして、ユーザにより操作領域102の決定ボタン137が押されることで、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度は、温度カーソル112が位置する温度に決定され、決定された温度の位置に黒丸が表示される。
【0068】
すなわち、図5の例においては、時刻カーソル111により選択されている18時の温度が設定中であり、0時乃至17時の温度が決定済みのため、0時乃至17時において決定された温度の位置に、それぞれ黒丸が表示されている。
【0069】
なお、これらの黒丸の表示は、ユーザにより操作領域102の温度設定完了ボタン131が押されることで、各黒丸の間をつなぐ折れ線の表示に変わる。つまり、温度特性表示領域101には、新たに設定された温度特性の折れ線が表示される。
【0070】
操作領域102には、温度設定完了ボタン131、左ボタン132、時刻移動カーソルボタン133、右ボタン134、名前を付けて保存ボタン135、上ボタン136、決定ボタン137、および下ボタン138が表示されている。
【0071】
温度設定完了ボタン131は、全ての時刻の温度設定が完了したとき、または、表示された温度特性そのままでよいとき(すなわち、温度設定画面を終了したいとき)に、それらを制御部41に通知するためのボタンである。この温度設定完了ボタン131が押されることで、表示されている黒丸の代わりに、各黒丸の間をつなぐ折れ線が表示される。
【0072】
左ボタン132は、時刻カーソル111を左に移動させるためのボタンである。時刻移動カーソルボタン133は、時刻カーソル111を0時の位置に移動させるためのボタンである。右ボタン134は、時刻カーソル111を右に移動させるためのボタンである。名前を付けて保存ボタン135は、設定が完了した24時間分の温度を、1つの温度特性として名前を付けて登録するためのボタンである。
【0073】
上ボタン136は、温度カーソル112を上に移動させるためのボタンである。決定ボタン137は、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度を、温度カーソル112の位置を移動させることで設定された温度に決定するためのボタンである。下ボタン138は、温度カーソル112を下に移動させるためのボタンである。
【0074】
ここで、図5の温度設定画面を用いて行われる温度設定方法について説明する。なお、ユーザが温度設定画面に表示された折れ線81を確認して、そのままでよい場合には、ユーザは温度設定完了ボタン131を押す。すなわち、ユーザにより温度設定完了ボタン131以外のボタンが押されずに、温度設定完了ボタン131が押された場合、表示部43における温度設定画面の表示は終了される。
【0075】
表示部43に温度設定画面が表示されると、まず、0時の時刻から温度設定を開始するため、ユーザは、時刻移動カーソルボタン133を押す。この操作に対応して、設定制御部51は、時刻カーソル111を0時の位置に移動させて表示させる。なお、このとき、温度カーソル112は、初期位置の折れ線81上に位置している。
【0076】
ユーザは、折れ線81上に位置する温度カーソル112を、上ボタン136または下ボタン138を用いて、時刻カーソル111上を上または下に移動させ、所望の温度(例えば、11度)の位置に設定し、決定ボタン137を押す。この操作に対応して、設定制御部51は、時刻カーソル111により選択されている時刻(いまの場合、0時)の温度を、温度カーソル112が位置する温度(例えば、11度)に決定し、決定された温度の位置に、黒丸を表示させる。
【0077】
このように、温度カーソル112を折れ線81上から移動させることで、0時の温度は、折れ線81の温度特性と異なる温度に設定される。
【0078】
次に、ユーザは、1時の温度設定を行うため、右ボタン134を押す。この操作に対応して、設定制御部51は、時刻カーソル111を1時の位置に移動させて表示させる。例えば、1時の温度が折れ線81の温度特性と同じ温度でよい場合には、ユーザは、上ボタン136または下ボタン138を用いることなく、決定ボタン137を押す。
【0079】
この操作に対応して、設定制御部51は、時刻カーソル111により選択されている時刻(いまの場合、1時)の温度を、温度カーソル112が位置する温度(いまの場合、折れ線81上の10度)に決定し、決定された温度の位置(すなわち、折れ線81上)に、黒丸を表示させる。
【0080】
なお、左ボタン132を押して、0時上に時刻カーソル111を移動させることで、決定されている0時の温度を修正することもできる。
【0081】
以上の処理が23時まで繰り返され、設定制御部51により23時までの温度が決定されると、ユーザは、温度設定完了ボタン131を押す。この操作に対応して、設定制御部51は、決定された24時間の各時刻の温度をつなぐ温度特性の折れ線を表示させる。このとき、決定された温度の位置に表示されている黒丸は消去することもできるし、消さずに表示させておくこともできる。
【0082】
なお、例えば、全ての時刻の温度が決定されていない場合に、ユーザにより温度設定完了ボタン131が押されたとき、決定されていない時刻の温度は、表示されている折れ線81の温度特性の温度に決定されて、決定された温度の間をつなぐ温度特性の折れ線が表示される。
【0083】
ユーザは、表示された温度特性の折れ線を登録するため、名前を付けて保存ボタン135を押す。これに対応して、設定制御部51は、例えば、名前を入力するためのキーボードおよび入力領域(図示せぬ)を表示部43に表示させる。
【0084】
ユーザは、表示部43に表示されたキーボードを押して、入力領域に、所望の温度特性の名前(例えば、トマトII)を入力する。この操作に対応して、登録部52は、24時間全ての時刻の温度を、1つの温度特性として、ユーザにより入力された名前で記憶部45に登録する。
【0085】
以上のように、温度設定時に、登録済みの温度特性の折れ線が表示され、それを基に温度を設定することができるので、経験者でなくても温度の設定が容易にできる。
【0086】
また、設定した温度特性を登録しておくことができるので、適宜、この温度特性を読み出して、その温度特性でハウス2内の温度制御ができるだけでなく、さらに、この温度特性でハウス2の温度を制御した場合に作成された作物の出来具合と、この温度特性との関係を簡単に把握することができるようになる。
【0087】
この結果、ユーザ毎に作物を作成する環境は異なるが、各ユーザは、自分の環境により最適な温度特性を容易に、かつ、早く把握し、設定することが可能となる。
【0088】
次に、図6のフローチャートを参照して、ハウス温度制御システム1の温度設定処理を説明する。
【0089】
例えば、表示部43に温度特性読み出しボタン(図示せぬ)が表示されている。ユーザは、温度設定を行うため、この温度特性読み出しボタンを押す。設定制御部51は、入力部42からのユーザの操作情報に基づいて、記憶部45から、登録済みの温度特性のデータを読み出し、対応する温度特性の折れ線を表示部43に表示させる。これにより、表示部43には、例えば、図4の温度特性の折れ線が表示される。
【0090】
ユーザは、表示部43に表示される温度特性の折れ線および温度特性の名前を確認して、所望の温度特性の折れ線または名前を押し、例えば、表示部43に表示される温度設定ボタン(図示せぬ)を押すことで、1つの温度特性を選択する。入力部42から入力されるこの操作情報に対応して、ステップS11において、設定制御部51は、温度設定画面を表示部43に表示させる。これにより、表示部43には、例えば、選択された温度特性の折れ線81が示される図5の温度設定画面が表示される。
【0091】
ステップS12において、設定制御部51は、温度設定完了ボタン131が押されたか否かを判定する。ステップS12において、温度設定完了ボタン131が押されていないと判定された場合、設定制御部51は、ステップS13において、決定ボタン137が押されたか否かを判定する。
【0092】
ステップS13において、決定ボタン137が押されていないと判定された場合、処理は、ステップS14に進む。
【0093】
ユーザは、時刻カーソル111を、温度を設定したい時刻上に移動させるために、左ボタン132、時刻移動カーソルボタン133、あるいは右ボタン134を押す。または、ユーザは、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度を、温度カーソル112を移動させて設定するために、上ボタン136や下ボタン138を押す。
【0094】
ステップS14において、設定制御部51は、ユーザの操作情報に対応して、温度設定画面におけるカーソルの表示を更新する。すなわち、入力部42を介してユーザの操作情報が入力されるので、設定制御部51は、ユーザの操作情報に対応した位置に、時刻カーソル111または温度カーソル112を移動させて表示させる。
【0095】
ユーザは、温度カーソル112を移動させることで、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度を所望の温度に設定し、決定ボタン137を押す。
【0096】
このようなユーザの操作情報に対応して、設定制御部51は、ステップS13において、決定ボタンが押されたと判定し、ステップS15において、時刻カーソル111により選択されている時刻の温度を決定する。そして、設定制御部51は、ステップS16において、決定された温度の位置に、黒丸を表示させる。
【0097】
以上のようにして、24時間全ての時刻、または、24時間のうち、折れ線81上の温度と異なる温度に設定したい時刻について、温度を決定すると、ユーザは、温度設定完了ボタン131を押す。
【0098】
設定制御部51は、ユーザの操作情報に対応し、ステップS12において、温度設定完了ボタン131が押されたと判定し、ステップS17において、設定が完了した24時間の温度特性の折れ線を表示部43に表示させる。すなわち、設定制御部51は、温度が決定されたことで表示していた黒丸の表示を、決定された温度間をつなぐ折れ線の表示へと更新する。
【0099】
なお、決定されていない時刻の温度があれば、設定制御部51は、表示されている折れ線81の温度特性の温度に決定して、24時間の温度特性の折れ線を表示部43に表示させる。また、このとき、設定制御部51は、ユーザにより決定された温度を、温度特性の特性線がなだらかな曲線になるように微調整することも可能である。
【0100】
さらに、上記説明においては、温度設定完了ボタン131を押されたときに折れ線を表示させる場合を説明したが、温度設定完了ボタン131を押されたときではなく、ステップS16の黒丸を表示させるときに、決定された温度までの折れ線を表示させることもできる。
【0101】
ユーザは、設定した温度を保存するために、名前を付けて保存ボタン135を押す。これに対応して、設定制御部51は、例えば、名前を入力するためのキーボードおよび入力領域(図示せぬ)を表示部43に表示させる。ユーザは、表示部43に表示されたキーボードを押して、入力領域に、所望の温度特性の名前を入力する。
【0102】
入力部42より対応する操作情報が入力されると、設定制御部51は、24時間の温度特性と入力された名前を登録部52に出力する。これに対応して、登録部52は、ステップS18において、24時間の温度特性を、1つの温度特性として、入力された名前で記憶部45に登録する。
【0103】
以上のようにして新たな温度特性が登録されるので、ハウス温度制御システム1においては、この温度特性を、図4を参照して上述したように、表示部43に表示させたり、ハウス2の温度制御に用いたり、または、図5を参照して上述したように、さらに新たな温度設定に用いることができる。
【0104】
以上のように、ハウス温度制御システム1においては、24時間分の温度が設定された温度特性が用いられて温度制御が行われる。
【0105】
すなわち、ハウス2内の温度は、通常、例えば、5度や10度一気に上昇(下降)するなどのように急に変わるものではなく、だんだんと変化していくものであるため、従来の制御盤のように、4つの時間帯の温度だけの設定では、初心者には困難であった。これに対して、ハウス温度制御システム1においては、図4の折れ線81乃至折れ線85に示されるように、作物毎に24時間の各時刻の目標となる温度を設定することができるので、経験者でなくとも比較的容易に設定を行うことができる。
【0106】
その上、ハウス温度制御システム1においては、温度設定時に、登録済みの温度特性の折れ線が表示され、ユーザは、それを基に所望の温度を設定することができる。これにより、初心者であっても、温度の設定を容易に行うことができる。
【0107】
以上のように、本発明によれば、温度設定時に、登録済みの温度特性の特性線が表示され、それを基に温度を設定することができるので、経験者でなくても温度の設定が容易にできることが可能となる。
【0108】
また、本発明によれば、設定した温度特性を登録しておくことができるので、適宜、この温度特性を読み出して、その温度特性でハウス内の温度制御ができるだけでなく、さらに、この温度特性で温度を制御した場合に作成された作物の出来具合と、この温度特性との関係を簡単に把握することができるようになる。
【0109】
これにより、ユーザ毎に作物を作成する環境は異なるが、各ユーザは、自分の環境により最適な温度特性を容易に、かつ、早く把握し、設定することが可能となる。
【0110】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
【0111】
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、または記録部208に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が実行するプログラムやデータ等が適宜記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。
【0112】
CPU201にはまた、バス204を介して入出力インターフェース205が接続されている。入出力インターフェース205には、マイクロホン等よりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU201は、処理の結果を出力部207に出力する。
【0113】
入出力インターフェース205に接続されている記録部208は、例えばハードディスクからなり、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部209は、インターネットやローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して外部の装置と通信する。
【0114】
また、通信部209を介してプログラムを取得し、記録部208に記録してもよい。
【0115】
入出力インターフェース205に接続されているドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア211が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータ等を取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部208に転送され、記録される。
【0116】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図7に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM202や、記録部208を構成するハードディスク等により構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデム等のインターフェースである通信部209を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、ディジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0117】
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0118】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0119】
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明を適用したハウス温度制御システムの一実施の形態の構成例を示す側面図である。
【図2】図1のハウス温度制御システムを上から見た上面図である。
【図3】図1のハウス温度制御システムの電気的構成例を示すブロック図である。
【図4】温度特性の特性線の例を示す図である。
【図5】温度設定画面の例を示す図である。
【図6】図1のハウス温度制御システムの温度設定処理を説明するフローチャートである。
【図7】本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0121】
1 ハウス温度制御システム, 11−1乃至11−6 エアーコンディショナ, 21−1乃至21−6 温度センサ, 41 制御部, 42 入力部, 43 表示部, 45 記憶部,51 設定制御部, 52 登録部, 53 温度制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録済みの温度特性で温度を制御する温度制御手段と、
前記登録済みの温度特性の特性線を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録する登録手段と
を備える温度制御装置。
【請求項2】
登録済みの複数の前記温度特性の中から1つの温度特性を選択する選択手段をさらに備え、
前記温度制御手段は、選択された前記温度特性で温度を制御する
請求項1に記載の温度制御装置。
【請求項3】
前記所定の時刻の温度の位置は、時刻の位置を表すカーソルと、温度の位置を表すカーソルにより指定される
請求項2に記載の温度制御装置。
【請求項4】
前記登録済みの温度特性は、予め用意されている温度特性である
請求項2に記載の温度制御装置。
【請求項5】
前記登録済みの温度特性は、過去に前記登録手段により登録された温度特性である
請求項2に記載の温度制御装置。
【請求項6】
登録済みの温度特性で温度を制御する温度制御装置が、
前記登録済みの温度特性の特性線を表示手段に表示させ、
前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定し、
設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録する
ステップを含む温度設定方法。
【請求項7】
登録済みの温度特性の特性線を表示手段に表示させ、
前記表示手段に表示されている前記温度特性の特性線の所定の時刻の温度の位置を、所望の温度の位置に指定することで、24時間の各時刻のうち、所望の時刻の温度を設定し、
設定された24時間分の温度特性を、1つの温度特性として登録する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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