説明

測定システム

【課題】長さの測定結果を確実に記録するとともに、記録された複数の測定結果から評価値を算出し、使用者に結果を伝える測定システムを提供する。
【解決手段】メジャーの伸縮に伴って現在の測定値がリアルタイムで液晶モニタに表示されている状態で決定ボタンが押下された場合液晶モニタに表示されている測定値がメモリに記憶される。演算手段ではこのようにして記憶された複数の測定値に基づいて評価値の演算が実行され、当該評価値の算出結果が液晶モニタに表示されるとともに、メモリに記憶される。また、測定結果及び評価値に関するデータはサーバへと送信され、サーバのデータベースに登録される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長さを測定するメジャー機器と、当該メジャー機器で測定された測定結果が登録されるデータベースを有するサーバとを備えた測定システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、比較的小さな対象物(例えば、1人で測定できる程の大きさ)の長さを測定する場合に、メジャー機器が使用されてきた。測定結果の確認は、メジャーに印字されている目盛りで目視確認し、測定結果の記録は、頭の中で記憶したり、紙などにメモ書きしたりして記録を残してきた。このように、目視によって測定結果を確認する方法では、対象物の長さを正確に測定できているとは言い難く、測定の度に測定結果に誤差が生じることがあった。また、測定結果の記録方法においても、正確に記録を残せる方法とはとても言い難いものであった。
これに対して、特許文献1に記載された発明のように、電子式による正確な測定が可能なメジャー機器の機構、および測定結果をデジタル表示する方法が提案されている。
【特許文献1】特許公開2005−291834
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載された発明のように、現在では、測定結果はパーソナルコンピュータの記憶装置に電子データとして記録される。しかしながら、こうした記録方法であっても、パーソナルコンピュータに記録するためには、ユーザがキーボード等により手入力で行う必要があり、誤入力が発生しないとも限らない。また、パーソナルコンピュータに記録する前作業として、紙などに測定結果を手書きで記入する必要もあり、作業効率が低減されるといった問題もある。
【0004】
更には、対象物の長さを測定する測定作業において、ただ対象物の長さのみを測定するだけではなく、複数回の測定結果から算出される値を目的とするケースもある。その例として、測定対象の面積(横幅と奥行きの2回測定)および体積(横幅と奥行きと高さの3回測定)、衣類のサイズ(着丈、袖丈などを測定)等が挙げられる。これらの場合、測定後に複数の測定結果に基づいて面積や体積等を計算する必要があるため、即座に目的の値を確認することはできない。
【0005】
また、対象物の測定中に、過去の測定結果の参照が必要となるケースでは、事前に過去の測定結果をプリントアウトしておくなどの準備が必要となる。
本発明は、こうした問題点に鑑み、測定者の労力および作業時間を軽減するとともに、より精度の高い測定作業が行える測定システムを提供することを目的とする。更には、様々な対象物を測定することができる汎用性の高い測定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、測定対象の長さを測定するメジャー機器と該メジャー機器にネットワークを介して接続されるサーバで構成されている測定システムであって、前記メジャー機器は、測定対象の定義情報及び複数の測定結果を記憶可能な記憶手段と、測定結果を表示する表示手段と、前記定義情報及び複数の測定結果に基づいて前記測定対象の評価値を算出する演算手段と、前記ネットワークを介して前記サーバとデータ通信可能な通信手段とを備えており、前記サーバは、前記メジャー機器から送信された測定結果に関するデータをデータベースに登録する登録手段と、前記メジャー機器から送信されたアクセス情報に基づいて前記データベースを検索する検索手段と、該検索手段で得られた検索結果及び前記測定対象の定義情報を前記メジャー機器へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記メジャー機器は、更に、前記演算手段において用いられる複数の定義情報の中から何れか1つの定義情報を選択する選択手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記メジャー機器は、前記サーバにおけるデータベースへのアクセスの実行結果を受信して前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明において、前記の測定対象の定義情報には、評価値を算出する計算式の情報と、前記サーバにおけるデータベースへのアクセスに使用される検索条件式の情報が含まれることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の測定システムによれば、測定者の労力および作業時間を軽減できるとともに、より精度の高い測定作業が行える。更には、様々な対象物を測定することができる汎用性の高い測定システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を適用した測定システムの一実施の形態について説明する。
まず、測定システムの概要について説明する。図1に示すように、測定システムは、メジャー機器11とネットワークとしてのインターネット12に接続可能なサーバ13とで構成されている。
【0011】
メジャー機器11には、記憶手段としてのメモリ14と、表示手段としての液晶モニタ15と、演算手段及び選択手段としてのCPU16と、通信手段17とが備えられている。また、サーバ13には、登録手段及び検索手段としてのCPU18と、送信手段19と、データベースが記憶されているハードディスク20とが備えられている。なお、サーバ13をサーバコンピュータとして、インターネット12に通信可能に接続されたメジャー機器11をクライアントコンピュータとして、クライアントサーバーシステムが構築されている。また、サーバ13には、ネットワークOSがインストールされており、当該サーバ13はWWWサーバ、メールサーバー、ファイルサーバ等としても機能する。
【0012】
次に、メジャー機器11の外観構成について、説明する。
図2に示すように、メジャー機器11は、本体ケース21と、図示しないメジャー巻き取り機構に巻き取られた状態で本体ケース21内に収納されているメジャー22と、本体ケース21の表面に配設されている液晶モニタ15と、操作ボタン23とで構成されている。操作ボタン23は、決定ボタン23a、モード変更ボタン23b、キャンセルボタン23cの3つのボタンで構成されている。
【0013】
本体ケース21の側面には、メジャー22の始点であるメジャー始点部24が係合されるとともに、メジャー22が引き出されるメジャー引出口25が形成されている。
なお、メモリ14、CPU16、通信手段17は、いずれも本体ケース21の内部に収納されている。
【0014】
次に、メジャー機器11の動作の概要について説明する。
まず、メジャー機器11の図示しない電源が投入されると、図3に示すように液晶モニタ15に測定対象の名称26が表示されるとともに、当該測定対象の測定結果欄27及び評価値欄28が表示される。次に、メジャー引出口25からメジャー22が引き出されると、引き出されたメジャー22の長さに応じて液晶モニタ15の測定結果欄27に当該長さがリアルタイムに表示される。
【0015】
そして、測定者であるユーザによって測定対象の奥行き長さが測定され、決定ボタン23aが押下される。すると、測定対象の奥行きの測定値が決定され、当該測定値が液晶モニタ15の測定結果欄27に表示されるとともに、メモリ14に記憶される。次に、ユーザによって測定対象の横幅長さが測定され、決定ボタン23aが押下される。すると、測定対象の横幅の測定値が決定され、当該測定値が液晶モニタ15の測定結果欄27に表示されるとともに、メモリ14に記憶される。なお、キャンセルボタン23cが押下された場合、いったん決定された測定結果が破棄されて、再度奥行き長さ或いは横幅長さの測定を行うことが可能となる。
【0016】
測定対象の奥行き長さ及び横幅長さの測定値が決定されると、メモリ14に記憶されている定義情報及びこれらの測定値に基づいて評価値がCPU16で演算され算出される。具体的には、図3に示すように、定義情報は面積であるから、CPU16では、測定対象の奥行き長さと横幅長さとの積が演算され、面積が評価値として算出される。そして、算出された結果は液晶モニタ15の評価値欄28に表示される。
【0017】
評価値が評価値欄28に表示された後、ユーザにより決定ボタン23aが押下されることで、測定対象の奥行き長さ及び横幅長さの測定結果及び評価値に関するデータは、通信手段17によってインターネット12を介してサーバ13へと送信される。サーバ13では、CPU18によって、当該データがデータベースに登録される。なお、サーバ13への送信動作については、ユーザによっては不要であるケースもあるため、メジャー機器11が備える設定変更機能により送信の有無を切り替えることができる。送信無しに設定された場合は、決定ボタン23aが押下されたとしても、サーバ13への測定結果及び評価値に関するデータの送信は実行されない。
【0018】
モード変更ボタン23bが押下されると、メジャー機器11の状態を変更する状態変更モードに移行する。設定変更モードでは、測定対象、測定結果及び評価値に関するデータをサーバ13へ送信するか否か、サーバ13のデータベースにアクセスして当該データベースに登録されている過去の測定結果の情報を取得するか否か、定義情報をサーバ13から受信するか否かについて、それぞれ設定変更することができる。
【0019】
次に、測定システムを用いて測定対象の面積を測定する方法について説明する。
なお、以下の処理は図示しないメジャー機器11及びサーバ13のROM(Read Only Memory)等に記憶されているプログラムに基づいて、CPU16、18による制御のもとで実行される。
【0020】
図4に示すように、ユーザによってメジャー22が伸縮されることにより(ステップS41)、現在の測定値がリアルタイムで液晶モニタ15に表示される(ステップS42)。次に、測定対象にメジャー22があてがわれて決定ボタン23aが押下された場合(ステップS43)、現在液晶モニタ15に表示されている測定値がメモリ14に記憶される(ステップS44)。次に、未測定の項目が存在するか否かについての判定が実行される(ステップS45)。未測定の項目が存在する場合には、ステップS41からの処理が繰り返される。一方、未測定の項目が存在しない場合には、CPU16で評価値の演算が実行され、当該評価値の算出結果が液晶モニタ15に表示されるとともに、メモリ14に記憶される(ステップS46)。
【0021】
次に、測定結果及び評価値に関するデータをサーバ13に送信するか否かの判断が実行される(ステップS47)。メジャー機器11の設定が、送信無しとなっている場合には、サーバ13への送信は実行されず、そのまま測定終了となる。一方、メジャー機器11の設定が、送信有りとなっている場合には、サーバ13への送信を行うか否かの確認メッセージが液晶モニタ15表示され、ユーザが送信の有無を選択することができる。送信する場合、ユーザは決定ボタン23aを押下する。送信しない場合、ユーザはキャンセルボタン23cを押下する。サーバ13への送信が選択された場合、測定結果及び評価値に関するデータがサーバ13へと送信され、サーバ13のデータベースに登録される(ステップS48)。
【0022】
次に、過去にメジャー機器11によって測定された測定結果及び評価値に関するデータを参照する方法について説明する。
図5に示すように、測定中は、液晶モニタ15に現在の測定情報が表示されている(ステップS51)。このとき、モード変更ボタン23bが長押しされると(ステップS52)、液晶モニタ15に、メジャー機器11のメモリ14に記録されている過去の測定結果の一覧が表示される(ステップS53)。
【0023】
その後に、キャンセルボタン23cが押下されると(ステップS54)、測定が再開される。一方、モード変更ボタン23bが長押しされると(ステップS55)、メジャー機器11はサーバ13のデータベースに検索条件に基づいてアクセスする。そして、当該データベースに登録されている過去の測定結果の情報は検索結果としてサーバ13の送信手段19によりメジャー機器11へと送信され、メジャー機器11は当該検索結果を取得する(ステップS56)。
【0024】
そして、当該測定結果の情報は、液晶モニタ15に表示される。なお、サーバ13のデータベースにアクセスする際に用いられる検索条件は、定義情報内で定義されている。そして、キャンセルボタン23cが押下されると、測定が再開される。
【0025】
次に、メジャー機器11の状態変更モードについて説明する。
液晶モニタ15に、現在の測定情報が表示されている状態のとき、モード変更ボタン23bが押下されると、新たな測定対象の候補が液晶モニタ15に表示される。測定対象としては、面積、体積、衣類のサイズ等がある。メジャー機器11のメモリ14にN個の測定対象が登録されている場合には、当該N個の測定対象が、モード変更ボタン23bが押下される度に順次液晶モニタ15に表示される。そして、ユーザによって決定ボタン23aが押下されると、その段階で液晶モニタ15に表示されている測定対象が新たな測定対象として選択される。
【0026】
ここで更にモード変更ボタン23bが長押しされると、図6に示すように、測定結果及び評価値に関するデータをサーバ13へ送信するか否か、サーバ13のデータベースにアクセスしてデータベースに登録されている過去の測定結果の情報を取得するか否か、定義情報をサーバ13から受信するか否かについて、設定変更する設定変更画面が液晶モニタ15に表示される。
【0027】
設定変更画面において、モード変更ボタン23bがユーザによって押下されるたびに、液晶モニタ15に表示されている項目が順次反転表示される。ユーザは、設定変更を希望する項目をモード変更ボタン23bにより選択し、決定ボタン23aを押下する。次にユーザによってモード変更ボタン23bが押下されると、当該項目を実行するか否かを表す「Yes」「No」が切り替わる。ユーザは、実行するか否かをモード変更ボタン23bにより選択し、決定ボタン23aを押下する。このような動作態様により、各項目の変更が実現される。
【0028】
液晶モニタ15に図6に示す設定変更画面が表示されている状態で再度モード変更ボタン23bが長押しされると、設定変更モードを終了して通常の測定モードに移行する。
なお、定義情報をサーバ13から受信するという項目が選択され、受信することが決定されると、定義情報の受信待ち受け画面へと移行する。このとき、液晶モニタ15には、定義情報の受信待ち受け画面が表示される。この待ち受け画面の状態のときに、サーバ13の送信手段19から定義情報を受信することができる。
【0029】
定義情報の受信前は液晶モニタ15に「定義情報の受信待ち」というメッセージが表示される。定義情報の受信中は液晶モニタ15に「定義情報の受信中」というメッセージが表示される。そして受信が完了した場合には、液晶モニタ15に「定義情報を受信しました」というメッセージが表示される。その後、モード変更ボタン23bを押下すると、設定変更モードを終了して通常の測定モードに移行する。
【0030】
次に、メジャー機器11で参照される、測定対象の定義情報の例について説明する。
定義情報には、測定対象の名称、測定値の名称(複数)、評価値の名称、評価値の算出式、データベースへのアクセスの際に使用される検索条件式等が含まれている。例えば、測定対象が面積である場合、測定対象の名称は「面積」であり、測定値の名称は「奥行A」及び「横幅B」であり、評価値の名称は「面積」であり、評価値の算出式は「A×B」である。また、データベースへのアクセスの際に使用される検索条件式は、「SELECT Result 1 FROM TABLE 1」といった式などである。
【0031】
また、評価値の算出式は、四則演算子等による計算式だけではなく、測定値の範囲指定による評価値の定義を行うことも可能である。測定値の範囲指定による評価値の定義例としては例えば測定対象がスーツのサイズ計測が挙げられる。この場合、測定対象の名称は「スーツのサイズ」であり、測定値の名称は「身長A」及び「ウェストサイズB」であり、評価値の名称は「スーツサイズ」であり、評価値の算出式は「IF{(155≦A≦160)AND(68≦B≦72)}Y3,IF{(155≦A≦160)AND(74≦B≦76)}A3,・・・」となる。なお、Y3やA3といった記号がスーツのサイズを表す記号であり、「Y3」はY体3号、「A3」はA体3号をそれぞれ表している。
【0032】
以上のように、本実施の形態の測定システムによれば、次のような効果がある。
・メジャー機器11に搭載された演算手段を用いて、複数の測定結果より特定の評価値を算出することができる。また、算出された評価値の表示および記録を行うことができる。これによって、通常、測定後に手動で計算していた工程を省くことができ、ユーザは瞬時かつ確実に計測結果を確認することができる。
【0033】
・特定の評価値を算出するために参照される、測定対象の定義情報を、メジャー機器11に搭載されたメモリ14に記録することができる。また、当該定義情報は、メジャー機器11に追加することができ、複数記録することができる。これによって、測定対象を任意で追加することができ、様々な対象物の測定に対応することができる。
【0034】
・メジャー機器11に搭載された通信手段17を用いて、インターネット12を介して接続されるサーバ13のデータベースに対して、測定結果及び評価値に関するデータの登録を行うことができる。これによって、測定結果をダイレクトにパーソナルコンピュータへ記録することが可能となり、パーソナルコンピュータへ手動で記録する工程を省くことができる。
【0035】
・メジャー機器11に搭載された通信手段17を用いて、インターネット12を介して接続されるサーバ13のデータベースに対して、過去の測定結果のアクセスを行うことができる。当該過去の測定結果は、メジャー機器11に搭載された液晶モニタ15に表示することができる。これによって、測定中に過去の測定結果の参照/確認を行うことができ、事前に過去の測定結果をプリントアウトしたり、過去の測定結果の参照/確認を行う為に移動したりする手間が省ける。
【0036】
・測定結果は、液晶モニタ15にリアルタイムに表示される。また、測定結果を搭載されたメモリ14に記録することができる。更には、複数回の測定の結果をメモリ14に記録することができる。そして、記録された複数の測定結果をメジャー機器11で参照することができる。
【0037】
・過去の測定結果のアクセスに使用される検索条件式は、定義情報に含めることができる。
・定義情報は、メジャー機器11に搭載された通信手段17を用いて、インターネット12を介して接続されるサーバ13から受信することができる。また、当該定義情報はパーソナルコンピュータ等で作成することができ、必要に応じて追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】測定システムの構成図。
【図2】メジャー機器の外観面。
【図3】液晶モニタの表示画面の一例。
【図4】測定対象の面積を測定する方法についてのフローチャート。
【図5】測定結果及び評価値を参照する方法についてのフローチャート。
【図6】液晶モニタの表示画面の一例。
【符号の説明】
【0039】
11…メジャー機器、12…ネットワークとしてのインターネット、13…サーバ、14…記憶手段としてのメモリ、15…表示手段としての液晶モニタ、16…演算手段及び選択手段としてのCPU、17…通信手段、18…登録手段及び検索手段としてのCPU、19…送信手段と。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定対象の長さを測定するメジャー機器と該メジャー機器にネットワークを介して接続されるサーバで構成されている測定システムであって、
前記メジャー機器は、
測定対象の定義情報及び複数の測定結果を記憶可能な記憶手段と、
測定結果を表示する表示手段と、
前記定義情報及び複数の測定結果に基づいて前記測定対象の評価値を算出する演算手段と、
前記ネットワークを介して前記サーバとデータ通信可能な通信手段と
を備えており、
前記サーバは、
前記メジャー機器から送信された測定結果に関するデータをデータベースに登録する登録手段と、
前記メジャー機器から送信されたアクセス情報に基づいて前記データベースを検索する検索手段と、
該検索手段で得られた検索結果及び前記測定対象の定義情報を前記メジャー機器へ送信する送信手段と
を備えることを特徴とする測定システム。
【請求項2】
前記メジャー機器は、更に、前記演算手段において用いられる複数の定義情報の中から何れか1つの定義情報を選択する選択手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
【請求項3】
前記メジャー機器は、前記サーバにおけるデータベースへのアクセスの実行結果を受信して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測定システム。
【請求項4】
前記の測定対象の定義情報には、評価値を算出する計算式の情報と、前記サーバにおけるデータベースへのアクセスに使用される検索条件式の情報が含まれることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の測定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−101988(P2008−101988A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−283926(P2006−283926)
【出願日】平成18年10月18日(2006.10.18)
【出願人】(000233055)日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Fターム(参考)】