説明

滅菌剤蒸気発生装置と共に使用する機器

本発明は閉鎖空間を滅菌するために使用される滅菌剤蒸気発生装置と共に使用される機器に関する。本機器は、滅菌処理のガス処理工程中における閉鎖空間内での滅菌剤蒸気の散布を強化させ、続く送気工程中は閉鎖空間内の空気から滅菌剤蒸気を除去する手段を備える。本機器は、必要であれば加湿を行なうように任意に構成することもできる。本発明は、滅菌処理のガス処理工程中に閉鎖空間内に滅菌剤蒸気を散布し、送気工程中に閉鎖空間の空気から滅菌剤を除去する手段を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、閉鎖空間の滅菌に使用する滅菌剤蒸気発生装置と共に使用する機器に関する。
【背景技術】
【0002】
本機器は、滅菌処理におけるガス処理工程中に閉鎖空間内での滅菌剤蒸気の散布を強化し、それに続く送気(エアレーション)工程中に閉鎖空間内の空気から滅菌剤蒸気を除去する手段を提供する。本機器は、必要であれば加湿機能を備えるように構成することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2008/145990号パンフレット
【特許文献2】英国特許第2367016号明細書
【特許文献3】国際公開第02/11864号パンフレット
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、滅菌処理をする閉鎖空間へ滅菌剤蒸気を供給する装置と共に使用する機器を提供する。本機器は、滅菌処理におけるガス処理工程中に閉鎖空間内に滅菌剤蒸気を散布する手段と、送気(エアレーション)工程中に閉鎖空間内の空気から滅菌剤を除去する手段とを有する。
【0005】
好適には、散布手段は閉鎖空間内に空気流を起こす手段を有する。
【0006】
より好適には、散布手段は少なくとも1つの入口と、少なくとも1つの出口と、空気流を起こす手段とを有する。空気流を起こす手段は、少なくとも1つの入口を通して機器外から機器内へ空気を引き入れ、少なくとも1つの出口を通して空気をより速い速度で放出する手段を有する。
【0007】
本機器は、例えば室内等の閉鎖空間を生物除染する滅菌剤蒸気(例えば過酸化水素)発生装置と併せて使用してもよい。その場合、本機器は除染する空間内に設置してもよい。
【0008】
本機器は滅菌剤蒸気発生装置によって制御し、発生装置の生物所染サイクルの全工程において運転させてもよい。コンディショニング工程中は(さらに場合によってはガス処理工程中も)、本機器は対象の閉鎖空間に水蒸気を供給し湿度を上げる。本機器は、ガス処理中は蒸気の散布を推進し、エアレーション工程は閉鎖空間中の空気から滅菌剤蒸気を除去する手段を提供する。
【0009】
好適には、滅菌剤除去手段は、少なくとも1つの入口と、空気から滅菌剤蒸気を除去する手段と、少なくとも1つの出口と、空気移動手段とを有する。空気移動手段は、入口から滅菌剤除去手段を通して本機器に空気を引き入れ出口から機器外へ空気を放出することによって、機器外の空気中の滅菌剤の濃度を低下する。
【0010】
滅菌剤蒸気生成装置と組み合わせて使用される現在市販されている室内用エアレータは、滅菌サイクル中のガス処理工程の最後にしか運転されず、一般的にガス発生装置に接続され、ガス発生装置によって制御される。本発明に係る機器は、生物除染サイクル中の蒸気散布も推進するので、追加の発生装置やファンを必要とせずに、複雑又は大規模な施設内全体に渡って確実に蒸気を均一に散布する。
【0011】
機器は、送気機能を実行するため、閉鎖空間から(その閉鎖空間の滅菌後)滅菌剤を含む空気を受け入れる単数又は複数の入口と、滅菌剤が低減された空気を戻す単数又は複数の出口と、本機器内に配置され、空気から滅菌剤を除去する触媒又は他の適した手段と、滅菌剤を含む空気を入口から引き入れ、滅菌剤除去手段を通して外部空気へ出す手段と、閉鎖空間滅菌処理中に閉鎖空間からの滅菌剤を含む空気を筺体内のフィルタ(又はその他の滅菌剤除去手段)の下流部分に渡って循環させ、滅菌剤除去工程のために筺体内のその部分を確実に滅菌する手段とを有する。
【0012】
好適には、本機器は容易に移動できるように車輪上に備えられる単体としてもよい。移動を簡単にするため、本機器は機器の他の部品に物理的に接続する手段を有してもよい。
【0013】
本機器は、サイクルの前後においてもガス発生装置とは取り付け又は接続(有線又は無線)せずに、運転中(作業中)のままにしておいてもよい。
【0014】
ここで本発明の実施形態を下記の図を参照しながら例としてのみ説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る機器の第1実施形態の正面立面図である。
【図2】図1に示す機器の背面立面図である。
【図3】機器の側面立面図である。
【図4】機器の斜視図である。
【図5】図1の機器の側面・側面間の断面図である。
【図6】図1の機器の正面・背面間の断面図である。
【図7】散布モードで運転中の機器の略図である。
【図8】図7と同様の図であり、循環するガス又は滅菌剤蒸気に水蒸気を加える加湿機能を追加した図である。
【図9】図7と同様の図であり、循環空気から滅菌剤蒸気を除去するガス除去(送気:エアレーション)機能を追加した図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る機器の正面及び側面の斜視図である。
【図11】図10に示す他の実施形態に係る機器の背面及び側面の斜視図である。
【図12】図10の機器の側面断面図である。
【図13】散布モードで運転中の図10の機器の略図である。
【図14】図13と同様の図であり、ガス除去(送気:エアレーション)モードで作動中の機器を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、滅菌剤散布及び除去を組み合わせた機器であって、滅菌処理のガス処理工程中に閉鎖空間内に滅菌剤蒸気を散布する手段と、続く送気工程中に閉鎖空間内の空気から滅菌剤を除去する手段とを組み合わせた基本的には単体の機器に関する。
【0017】
図1〜4を参照する。本発明に係る機器の第1実施形態を示す。機器10は、シャシー11を有し、好適にはシャシー11は、使用される室内又は他の閉鎖空間内において機器の移動を簡単にするため、旋回台13に支持されるキャスタ車輪12上に取り付ける。
【0018】
好適には、本機器のシャシー11は、略正方形の構成であって、本体14を支える。本体14もまた上面図において略正方形であって略縦長または直立形である。本体14には、上部15が区分けされ、ここへ閉鎖空間からの空気及び滅菌剤蒸気が引き入れられ、高速で放出される。上部15には閉鎖空間内の湿度を上げるため、この部分を通り循環する空気及び滅菌剤蒸気に水分を加える機構がある。
【0019】
本機器は下部16を有し、ここへ除染処理の最後に閉鎖空間内の浮遊滅菌剤蒸気が引き入れられる。下部16は、図5及び6で示すように滅菌剤除去手段44を有し、空気に含まれる滅菌剤を除去する。
【0020】
本体14の上部15から取っ手17が突き出ており、閉鎖空間内で機器10を動かすことが可能である。
【0021】
機器10の1つの構成では、本体14は正面壁18、背面壁19及び側面壁20を有する。図5及び6に示すように、本体14の上部15は、内部にある水平方向の仕切り21によって下部16と分かれる。上部15自体も、水平方向の仕切り22によって上室24と下室23とに分かれる。下室23は本体14の正面壁に入口孔25の集まりを有し、空気流を下室23へ通す。上室24には、本体14の正面壁18、側面壁20、背面壁19のそれぞれに水平方向に離れて各2つずつペアで大きな出口ノズル26がある。好適には、各ペアのノズル26をお互いに対して少し異なる角度で設置する。
【0022】
上室24と下室23とを分ける仕切り22の開口部には高速ファン27が備えられ、閉鎖空間からの空気及び滅菌剤蒸気を入口25を通して下室23へ引き入れ、そして上室24へ向かわせ、出口ノズル26から高速で放出する。これによって閉鎖空間全体に渡る空気中の滅菌剤蒸気の循環と散布を強化する。
【0023】
機器10の変形として、上部15の上室24に弁又はその他の手段を導入し、機器10の各側面を選択的に制御できるようにしてもよい。例えば、1つの側面のみから、又は選択された側面からの放出を実施してもよい。
【0024】
加湿装置28を任意で付けてもよく、例えば仕切り21に設置できる。そのような装置28は、水容器と、ポンプと、送出管30とから構成してもよい。送出管30は、仕切り22を貫き上部15の上室24へ延び、仕切り21に取り付けられたフラッシュ蒸発器へ水を供給し、上室24を通る空気及び滅菌剤の流れに水蒸気が供給され取り込まれる。これによって閉鎖空間へ運ばれ閉鎖空間内の空気の湿度を高める。
【0025】
本体の下部16は、仕切り40によって下室41と上室42とに分かれる。上室42は本体の側面壁20に入口孔43の集まりを有し、空気及び滅菌剤を上室42へ通す。滅菌剤除去手段44(触媒又はその他の適した手段)が入口孔43の後ろに設置される。滅菌剤除去手段44は、触媒フィルタを含むろ過材を有してもよい。滅菌剤蒸気は、触媒フィルタと反応して無害の成分に分解される。過酸化水素蒸気であれば、過酸化物は、水又は水蒸気と酸素に分解される。
【0026】
下部16の下室41は、本体14の正面壁、背面壁、側面壁に出口孔50の集まりを有し、この出口孔50を通して空気及び残留滅菌剤蒸気を下室41から放出させ閉鎖空間へ戻す。上室42と下室41とを分ける仕切り40は、大きな中央開口部を有し、そこに高速ファンを備え、滅菌剤蒸気を入口孔43そして滅菌剤蒸気除去手段44を通して上室42へ引き入れ、下部16の下室41にある出口孔50を通して空気及び残留滅菌剤を放出する。
【0027】
仕切り40は、小型軸流ポンプ52をさらに有し、閉鎖空間の除染工程中に滅菌剤蒸気を閉鎖空間から孔50を通して引き入れ、本体14における下部16の上室42と下室41全体に渡って滅菌剤蒸気を循環させ、下部16のこれらの上室41及び下室42全体の表面を確実に無菌にする。このため、空気が上室42に引き入れられ、空気中の滅菌剤が除去されても、下部16から閉鎖空間へ戻る空気は、下部16の上室42又は下室41内の細菌によって汚染されることはない。
【0028】
ここで上述した機器10の異なるモードを示す図7〜9を参照する。図7では、機器10は閉鎖空間内の浄化作業中に閉鎖空間内全体に渡って滅菌剤蒸気の循環と散布を強化するように動作する。このため、空気及び滅菌剤蒸気は上部15の下室23へ引き入れられ、上室24と下室23の間のファン27で加速され、ノズル26から高速で放出されるので、閉鎖空間全体に渡る蒸気の散布を強化する。
【0029】
さらに、キャスタ車輪12を備えるので、浮遊蒸気の流れを単数又は複数の特定の方向へ向けて放出するように機器10を特定の向きにすることが可能である。車輪12に変えて又は加えて、機器10の全体又は一部を浮遊蒸気の流れを放出する方向を選択できるように、機器10の向きを決める他の手段を有してもよい。例えば上部15は、機器10の他の部分に対して回転可能とすることもできる。
【0030】
図8のモードでは、加湿器を動作させ循環する滅菌剤蒸気又は空気に水蒸気を付加し閉鎖空間の蒸気成分の湿度を上げ、それによって除染工程を速める。機器の任意の加湿部は、別個の滅菌剤蒸気発生装置又は機器10の制御装置によって制御してもよく、これらの装置は閉鎖空間内の空気の相対湿度(RH)を監視する。RHの初期値が所定値よりも低ければ、除染工程中に加湿器を作動させるよう制御信号を発生させる。
【0031】
図9は、本体14の上部15での散布に加えて、下部16内で作動する送気機能を示す。このように滅菌剤蒸気を含む空気は、入口43、そして滅菌剤蒸気が除去される滅菌剤蒸気除去手段44を通って下部16へ引き入れられ、空気及びまだ除去されていない残留蒸気は下部の下室41から放出される。滅菌サイクルの送気工程中、機器10の底部に設置される高容量ファン51は、入口43から空気を引き入れ、空気を滅菌除去手段44へ通す。洗浄された空気は、本体14の壁18,19,20の低部に位置する出口孔50を通って機器10から出る。
【0032】
好適には、本体14は2台の本機器10同士、又は1台の本機器と蒸気発生装置とを接続する手段を有する。それによって、本機器2台、又は1台の本機器と蒸気発生装置は連結され、一緒に移動できる。接続手段は、本体の下端近くに設置され、フックの形状をして間隔を置いて配置された留め具48と、背面壁19が有する本体14の下端近くに設置された水平棒49でもよい。
【0033】
機器10の具体的な構成は、上記の構成から変更することができ、機器10の他の実施形態を図10〜14に示す。この機器は前述の機器10と同様の機能をいくつか有し、同じ部品には同じ参照番号が使用される。
【0034】
違いは本体14の設計及び内部の構成にある。前述の実施形態では、送気は、ファン51の動作によって滅菌剤蒸気を含む空気を入口43を通して下部16へ引き入れ、空気とまだ除去されていない残留滅菌剤蒸気を出口孔50を介し下部16の下室41から放出することによって実施される。図10〜14に示された実施形態でも空気は入口43を通して下部16へ引き入れられるが、空気流は分離され、出口孔50からだけではなく、上部15の入口孔25からも放出される。これは図14に明確に図示されている。これは軸流ファン27を使用することで実施可能である。軸流ファンは前述の実施形態では機器10の散布工程でしか使用されていない。
【0035】
散布工程では、単数又は複数の小型高速ファン60を出口ノズル26(図12及び13参照)付近に配置してもよい。小型高速ファン60は、空気及び滅菌剤蒸気を上部15へ入口孔25を介して引き入れ、出口ノズル26を通して高速で放出する。
【0036】
この機構によって送気工程と散布工程とをお互いに完全に独立して作動させることができる。さらに散布と送気動作に共通の部品を使用することによって構成を単純化できるので、重量、コスト及び製造時間の削減となる。
【0037】
ここで、この機器10には加湿装置28はない。
【0038】
他の構成を使用することもできる。例えば上部15内で1つの軸流ファンを使用し、散布装置と送気装置の両方で使用してもよい。そのような構成では弁構成を使用でき、好適には本体14の下部16で使用する。弁(単数又は複数)は、送気工程では開くように作動させ、滅菌剤を含む空気が入口43を通して下部16のみに引き入れられ、出口ノズル26を通って戻るようにしてもよい。弁(単数又は複数)は、散布工程では閉じるように作動させ、フィルタ44(単数又は複数)を完全に密封する。このように、空気及び滅菌剤蒸気は入口孔25,50を通って上部15のみに引き入れられ、出口ノズル26を介して放出される。
【0039】
さらに他の構成では、機器10は送気工程中に空気から滅菌剤を除去する手段を備える本体を有してもよく、具体的には、機器の底部に設置された軸流ファンと、空気入口と、空気から滅菌剤蒸気を除去するフィルタ又はその他の手段と、空気出口を有してもよい。ガス処理工程中に閉鎖空間内に滅菌剤蒸気を散布する手段は、機器の上部に放射状に設置された散布ファンを有する。散布ファンは、周囲の空気を吸入し、閉鎖空間内に散布するように放出する。このファンは回転可能に取り付けて効果を向上させてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
滅菌処理をする閉鎖空間へ滅菌剤蒸気を供給する装置と共に使用する機器であって、前記機器は、前記滅菌処理のガス処理工程中に前記滅菌剤蒸気を前記閉鎖空間内に散布する散布手段と、送気工程中に前記閉鎖空間内の空気から前記滅菌剤を除去する滅菌剤除去手段と、を含む機器。
【請求項2】
請求項1に記載の機器であって、前記散布手段は前記閉鎖空間内に空気流を生成する空気移動手段を有する機器。
【請求項3】
請求項2に記載の機器であって、前記散布手段は、少なくとも1つの入口と、少なくとも1つの出口と、前記空気移動手段とを有し、前記空気移動手段は、前記少なくとも1つの入口を通して前記機器外から前記機器内へ空気を引き入れ、前記少なくとも1つの出口から前記空気をより速い速度で放出する手段を有する機器。
【請求項4】
請求項3に記載の機器であって、本体は前記本体の一つ又は複数の側面に複数の入口を有する機器。
【請求項5】
請求項4に記載の機器であって、前記本体は前記本体の一つ又は複数の側面に複数の出口を有し、複数の側面に出口を有する場合には、どの側面の出口を開いて放出するかを選択可能にする任意の手段を有する機器。
【請求項6】
請求項2〜5のいずれか1項に記載の機器であって、前記空気移動手段は、モータ駆動ファンを有する機器。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の機器であって、前記散布手段によって発生する空気流に混合されるように前記空気流に水蒸気を供給する手段を備える機器。
【請求項8】
請求項7に記載の機器であって、第1室内の前記空気流に水蒸気を供給する前記手段は、水供給源と、前記水供給源から前記空気流に前記第1室を通して水をフラッシュ蒸発させる手段と、を含む機器。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の機器であって、前記滅菌剤除去手段は、少なくとも1つの入口と、前記空気から前記滅菌剤蒸気を除去する手段と、少なくとも1つの出口と、前記空気を前記機器内へ前記入口から前記滅菌除去手段を通して引き入れ、前記空気を前記出口から放出し、それによって前記機器外の前記空気の滅菌剤濃度を下げる空気移動手段と、を有する機器。
【請求項10】
請求項9に記載の機器であって、前記散布手段の前記入口の少なくとも1つは、前記滅菌剤除去手段の入口でもある機器。
【請求項11】
請求項9又は10に記載の機器であって、前記散布手段の前記出口の少なくとも1つは、前記滅菌剤除去手段の出口でもある機器。
【請求項12】
請求項9又は10に記載の機器であって、前記散布手段の前記空気移動手段は、前記滅菌剤除去手段の前記空気移動手段であるか又はその一部である機器。
【請求項13】
請求項9〜12のいずれか1項に記載の機器であって、前記入口と前記出口との間を流れる前記空気から前記滅菌剤を除去する前記滅菌剤除去手段は、前記入口付近に配置される手段を有する機器。
【請求項14】
請求項9〜13のいずれか1項に記載の機器であって、前記滅菌除去手段の前記空気移動手段は、モータ駆動ラジアルファンを有する機器。
【請求項15】
請求項9〜14のいずれか1項に記載の機器であって、前記出口から放出される空気の方向は選択可能である機器。
【請求項16】
請求項2〜15のいずれか1項に記載の機器であって、前記散布手段の作動中に前記滅菌除去手段の前記少なくとも1つの入口を通る空気の流れを妨げるように動作する弁手段をさらに有する機器。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の機器であって、前記機器は単体である機器。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の機器であって、前記機器は車輪上に設置される機器。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか1項に記載の機器であって、前記機器は前記本体を移動できるように取っ手を有する機器。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の機器であって、前記機器は、閉鎖空間に滅菌剤蒸気を供給する移動可能な装置に前記本体を連結し、2台が一緒に移動できる機器を形成するように連結する接続手段を有する機器。
【請求項21】
添付図面を参照して上に説明した機器及び添付図面に示す機器と実質上同一の機器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2013−509221(P2013−509221A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535913(P2012−535913)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【国際出願番号】PCT/GB2010/001745
【国際公開番号】WO2011/051645
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(501468208)バイオケル ユーケイ リミテッド (10)
【Fターム(参考)】