説明

滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具

【課題】傾斜が急な段差部の滑り止めに適した滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具を提供する。
【解決手段】滑り止めマット1は、梯子40の段差部42に施設され、段差部42の上面42bを覆うように配置される本体部10と、本体部10の縁部13に形成され、段差部42の縁側の側面42aを覆うように配置されるコーナー部20と、コーナー部20を補強する補強部材30とを備え、補強部材30が、コーナー部20を、側面及び底面から補強する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段差部の滑り止めをする滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、階段等に施設され、昇降時の滑り防止をする階段用滑り防止マットがあった(例えば特許文献1)
しかし、傾斜が急な階段を昇降するとき等は、利用者が階段のコーナー部分に靴や足を引っ掛けて昇降する場合があり、このような場合、従来の滑り防止マットは、十分な滑り防止効果を発揮できなかった。また、従来の滑り防止マットは、コーナー部分に力が加えられると、コーナー部分の強度が十分ではないために、大きく変形してしまう場合があった。
【特許文献1】実公平7−35018号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、傾斜が急な段差部の滑り止めに適した滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
【0005】
請求項1の発明は、昇降具(40)の段差部(42)に施設され、昇降時の滑り止めをする滑り止めマットであって、前記段差部の上面(42b)を覆うように配置される本体部(10)と、前記本体部の縁部(13)に形成され、前記段差部の縁側の側面(42a)を覆うように配置されるコーナー部(20)と、前記コーナー部を補強する補強部材(30)とを備えること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項2の発明は、請求項1の滑り止めマットにおいて、前記補強部材(30)は、前記コーナー部(20)を、側面及び底面から補強すること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の滑り止めマットにおいて、前記補強部材(30)は、その側部(30a)の両端近傍に、前記段差部(42)の縁側の側面(42a)に対して固定される固定部(32a,32b)を有すること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記コーナー部(20)は、前記本体部(10)よりも耐摩耗性を有すること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)は、透水性を有する材質により形成されること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)は、衝撃による騒音発生を抑制する材質により形成されること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記本体部(10)の前記段差部(42)の上面(42b)からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材(35)を備えること、を特徴とする滑り止めマットである。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、前記昇降具(40)は、その傾斜方向(A)と鉛直方向(Z)とのなす角が30°以内であること、を特徴とする滑り止めマットである。
【0006】
請求項9の発明は、階段又は梯子(40)の段差部(42)に施設され、前記段差部(42)の上面(42b)を覆うように配置される本体部(10)と、前記本体部の縁部に形成され前記段差部の縁側の側面上部を覆うように配置されるコーナー部(20)とを有するマット(1)に取り付けられ、前記コーナー部の側面及び底面を覆うと共に前記マットを前記段差部に固定するマットの補強部材である。
【0007】
請求項10の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の滑り止めマットを備える昇降具(40)である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、コーナー部を補強する補強部材を備えるので、コーナー部に力が加えられることによる生ずるコーナー部の変形を抑制することができる。
(2)本発明は、コーナー部を側面及び底面から補強するので、コーナー部が鉛直方向及び水平方向に変形して、たわむことを抑制することができる。また、例えば、補強部材の断面形状をL型にした場合には、補強部材の強度を向上させるとともに、コーナー部の変形抑制効果を向上することができる。
【0009】
(3)本発明は、補強部材の側部の両端近傍が段差部に固定されるので、補強部材が両端支持のはりの形態となり、中央部に力が加えられた場合のコーナー部の変形を抑制することができる。
(4)本発明は、昇降時に磨耗されやすいコーナー部が耐摩耗性を有するので、耐久性を向上することができる。
【0010】
(5)本発明は、本体部が透水性を有する材質により形成されるので、屋外やプール等の水がかかる場所に設置しても、表面に水が溜まることがなく、滑り止め効果を発揮することができる。
(6)本発明は、本体部が騒音発生を抑制する材質により形成されるので、昇降時に本体部に衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができ、また、コーナー部に衝撃が加えられたときにも、その衝撃を本体部が吸収して、騒音発生を抑制することができる。
【0011】
(7)本発明は、浮き上がり防止部材を備えるので、昇降時にコーナー部に力が加わり回転モーメントが働いても、本体部が段差部から浮き上がることを防止することができる。
(8)本発明は、昇降具の傾斜方向と鉛直方向とのなす角が30°以内であるので、傾斜角度な急な昇降具に施設して、滑り止め防止効果を発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、傾斜が急な段差部の滑り止めに適した滑り止めマット、マットの補強部材及び昇降具を提供するという目的を、梯子の段差部の上面を覆うように配置される本体部と、本体部の縁部に形成され、段差部の縁側の側面を覆うように配置されるコーナー部と、コーナー部を補強する補強部材とを備えることによって実現した。
【0013】
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、鉛直方向を矢印Z方向、奥行方向(水平方向)を矢印Y方向、左右方向を矢印X方向とする。
【0014】
図1は、本実施形態の滑り止めマット1を示す図面であり、図1(a)は、平面図(上面図)、図1(b)は、正面図(図1(a)に示す矢印Y1方向から見た図)である。
図2は、本実施形態の滑り止めマット1を示す側面図(図1(b)に示す矢印X1方向から見た図)である。
滑り止めマット1は、本体部10と、コーナー部20と、補強部材30と、浮き上がり防止部材35とを備えている。
【0015】
本体部10は、例えば、EPDMゴム(エチレンプロピレンゴム)チップと天然ゴムチップとを混成した材料等により形成され、防滑性を有する。コーナー部20は、合成ゴム等により形成され、耐磨耗性を有する。
本体部10とコーナー部20とは、例えば、各材料を金型にセットした状態で、加熱及び圧縮されることにより一体成形される。このように成形することにより、本体部10は、ゴムチップ間に複数の間隙を有し、透水性及び弾力性を有するように形成される。一方、コーナー部20は、隙間がない固形状であって、本体部10よりも硬度を有するように形成される。
【0016】
図2に示すように、本体部10は、断面形状がL字形であり、梯子40の段差部42の上面42b(図4参照)のほぼ全面を覆うように配置される。本体部10は、底面11がフラットであり、段差部42の上面42bに密着するように施設される。また、本体部10は、上面12が、奥行方向奥側(矢印Y1方向)に至る程、鉛直方向下側に傾斜しており、利用者が、昇降時に奥行方向手前側(矢印Y2方向)に滑りにくい形状になっている。
本体部10は、弾力性を有するので、昇降時に靴等によって衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができる。
また、本体部10が透水性を有するので、滑り止めマット1は、屋外やプール等の水がかかる場所に設置されても、表面に水が溜まることがなく、滑り止め効果を発揮することができる。
【0017】
コーナー部20は、本体部10の縁部13に設けられており、本体部10の上面12の一部及び奥行方向手前側(縁側)の側面の一部を覆うように形成される。コーナー部20は、本体部10の上側に積層された上部21と、本体部10の側面に積層された側部22とから形成される。上部21には、滑り止め効果を向上するために、表面に規則的に凹凸が形成されている。
【0018】
コーナー部20は、本体部10よりも耐摩耗性を有する。つまり、本体部10は、チップ同士が融合して形成されるのでチップの剥れやすさを有するのに対し、コーナー部20は、固形状であるので本体部10よりも耐摩耗性を有し、滑り止めマット1全体の耐久性を向上することができる。
【0019】
後述するようにコーナー部20は、昇降時に本体部10よりも多用される。このため、滑り止めマット1は、コーナー部20が耐磨耗性に優れた材料により形成され、一方、昇降時にあまり利用されない本体部10の耐磨耗性の条件が緩和されている。これにより、本体部10の材料選択の幅を、コーナー部20よりも広げることができ、前述したように、透水性及び弾力性を有する材料を選択することができる。
また、コーナー部20は、本体部10に積層されているので、衝撃が加えられた場合にも、その衝撃を本体部10が吸収して、騒音発生を抑制できるように形成されている。
【0020】
補強部材30は、コーナー部20を補強して、昇降時に加えられる力によって生ずるコーナー部20の変形を抑制するための部材である。補強部材30は、例えば、鋼材やステンレス等の板材をプレス加工することにより成形される。
補強部材30は、強度を向上させるため断面形状がL字形に成形され、滑り止めマット1の手前側の側部1aの一部及び底面1bの一部を覆うように配置される。補強部材30がこのように配置されることにより、コーナー部20は、本体部10を介して側面及び底面から補強され、昇降時にコーナー部20が鉛直方向及び奥行方向(水平方向)に変形して、たわむことが抑制される。
補強部材30は、コーナー部20に両面テープ等によって予め接着しておいてもよいし、滑り止めマット1を梯子40に取り付けるときに、本体部10及びコーナー部20と一体で、ネジによって共締めして取り付けてもよい。
なお、滑り止めマット1を暗所で使用する場合には、補強部材30の側面に、蓄光剤等を塗布した蓄光部31を設けてもよい。
【0021】
浮き上がり防止部材35は、滑り止めマット1を段差部42に取り付けた後に、本体部10が段差部42の上面42b(図4参照)から浮き上がらないようにするための部材である。浮き上がり防止部材35は、例えば、鋼材やステンレス等の板材をプレス加工することにより成形される。浮き上がり防止部材35は、本体部10の奥行方向奥側(矢印Y1方向)の後端部に設けられている。浮き上がり防止部材35は、本体部10の上面を押さえつけるようにして、段差部42の上面42bにねじ止めされる。
【0022】
図3は、本実施形態の滑り止めマット1が施設された梯子40の(図3(a))及び側面図(図3(b))である。
図4は、本実施形態の滑り止めマット1が施設された梯子40の一部を拡大した正面図(図4(a))及び側面図(図4(b))である。なお、理解を容易にするために、側面図は、正面図よりも拡大して図示する。
図5は、本実施形態の梯子40を利用者Uが降りるときのコーナー部20付近の状態を説明する拡大図である。
【0023】
図3に示すように、梯子40(昇降具)は、傾斜角度θつまり傾斜方向Aと鉛直方向(矢印Z方向)とのなす角が、例えば20〜30°程度の急な傾斜を有し、上下端部が天井と床とに固定されている。梯子40のように急な傾斜を有する梯子は、例えば、船舶の内部等の限られたスペース内で、各階を昇降するために使用される場合が多い。梯子40は、左右に設けられた手摺41と、複数の段差部42とを備えており、各段差部42に、滑り止めマット1が施設されている(図4参照)。なお、本実施形態では、昇降具の例として梯子を用いて説明するが、本発明でいう昇降具とは、滑り止めマット1が施設可能な段差部を備える道具や設備をいい、例えば、脚立や家屋等の階段等も、本発明の昇降具の概念に含まれる。
【0024】
図4に示すように、滑り止めマット1は、補強部材30の側部30aの両端近傍に設けられた固定穴32a,32b(固定部)が、梯子40の段差部42の奥行方向手前側(縁側)の側面42aに対してネジ止めされる。また、滑り止めマット1は、浮き上がり防止部材35の両端近傍の固定穴36a,36b(図1参照)が、段差部42の上面42bにねじ止めされる。これによって、滑り止めマット1は、梯子40に対して取り付けられる。固定穴32a,32b,36a,36bは、予め設けていてもよいし、取り付け時に作業者が開けてもよい。
なお、固定穴32a,32b間の距離が長いとき等には、取り付け強度を向上するために、補強部材30の側部30a(図1、図2参照)の中央付近に、必要に応じて別の固定穴を設けてもよい。
【0025】
図3に示すように、梯子40のように、急な傾斜の梯子を急いで降りる場合には、利用者Uは、両手U1,U2で手摺41を掴んで体を支えながら、靴U3のかかとU4を、滑り止めマット1のコーナー部20の中央付近1cに引っ掛けて、駆け降りるようにするのが好適である。このため、降りる場合に、コーナー部20は、本体部10よりも多用される。
このような降り方の場合、図5に示すように、靴U3のかかとU4によって、滑り止めマット1のコーナー部20に対して、ほぼ下側への力Fが加えられる。このため、滑り止めマット1は、コーナー部20が下側に変形しようとするが(矢印Z3及び図1(b)に示す2点鎖線参照)、補強部材30によって底面1bが押さられているので、この変形が抑制される。また、補強部材30によって底面1bが押さえられると、滑り止めマット1のコーナー部20は、回転モーメントの作用によって、奥行方向手前側に変形しようとするが(矢印Y3及び図1(a)に示す2点鎖線参照)、補強部材30によって側部1aの側面が押さえられているので、この変形が抑制される。なお、回転モーメントの作用によって、本体部10は、段差部42の上面42bから浮き上がろうとするが、浮き上がり防止部材35によって、この浮き上がりが防止される。
【0026】
また、この場合において、滑り止めマット1は、補強部材30の固定穴32a,32bが梯子40の段差部42に固定されているので、コーナー部20及びその近傍は、両端支持のはりの中央部に力が加えられた形態になるが(図1(b)参照)、補強部材30の断面形状がL字形であり強度があるので、前述した矢印Y3,Z3方向への変形を効果的に抑制することができる。
さらにまた、補強部材30は、端部33がコーナー部20に食い込むように曲げ加工されている。このため、コーナー部20は、予め圧縮された状態で取り付けられ、変形が抑制され、その上、この端部33が下側への力F1を受け止めるので、変形の抑制効果を向上することができる。
【0027】
なお、段差部42の奥行が短い場合(例えば200mm程度)、利用者Uは、滑り止めマット1のコーナー部20をつま先で踏むようにして昇るのが好適である。このように昇る場合にも、滑り止めマット1は、降りるときと同様に、変形を抑制することができる。
【0028】
以上説明したように、本実施形態の滑り止めマット1は、昇降時におけるコーナー部20の変形を抑制することができるので、安全性を向上し、また利用者に安心感を与えることができる。
また、本実施形態の滑り止めマット1は、昇降時に本体部10、コーナー部20に衝撃が加えられても、騒音発生を抑制することができる。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0030】
(変形形態)
(1)本実施形態において、滑り止めマットは、予め設置された梯子に取り付けられる例を示したが、これに限定されない。例えば、滑り止めマットを予め梯子に取り付け、この梯子を利用者に提供してもよい。この場合、梯子の段差部を補強部材と同様な形状に加工しておけば、部品削減によるコスト削減をすることができる。また、滑り止めマット本体と補強部材とは、それぞれ単体で利用者に提供してもよい。
【0031】
(2)本実施形態において、補強部材は、断面がL字形である例を示したが、これに限定されない。補強部材は、コーナー部の変形を抑制できる形状であればその形状は問わない。例えば、補強部材は、コーナー部の変形を抑制できる程度の肉厚を有する平板によって形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本実施形態の滑り止めマットの平面図及び正面図である。
【図2】本実施形態の滑り止めマットの側面図である。
【図3】本実施形態の滑り止めマットが施設された梯子の正面図及び側面図である。
【図4】本実施形態の滑り止めマットが施設された梯子の一部を拡大した正面図及び側面図である。
【図5】本実施形態の梯子を利用者が降りるときのコーナー部付近の状態を説明する拡大図である。
【符号の説明】
【0033】
1 滑り止めマット
10 本体部
20 コーナー部
21 上部
22 側部
30 補強部材
30a 側部
32a,32b 固定穴
40 梯子
42 段差部
U3 靴
U4 かかと

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降具の段差部に施設され、昇降時の滑り止めをする滑り止めマットであって、
前記段差部の上面を覆うように配置される本体部と、
前記本体部の縁部に形成され、前記段差部の縁側の側面を覆うように配置されるコーナー部と、
前記コーナー部を補強する補強部材とを備えること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項2】
請求項1の滑り止めマットにおいて、
前記補強部材は、前記コーナー部を、側面及び底面から補強すること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の滑り止めマットにおいて、
前記補強部材は、その側部の両端近傍に、前記段差部の縁側の側面に対して固定される固定部を有すること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記コーナー部は、前記本体部よりも耐摩耗性を有すること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部は、透水性を有する材質により形成されること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部は、衝撃による騒音発生を抑制する材質により形成されること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記本体部の前記段差部の上面からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材を備えること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の滑り止めマットにおいて、
前記昇降具は、その傾斜方向と鉛直方向とのなす角が30°以内であること、
を特徴とする滑り止めマット。
【請求項9】
階段又は梯子の段差部に施設され、前記段差部の上面を覆うように配置される本体部と、前記本体部の縁部に形成され前記段差部の縁側の側面上部を覆うように配置されるコーナー部とを有するマットに取り付けられ、前記コーナー部の側面及び底面を覆うと共に前記マットを前記段差部に固定するマットの補強部材。
【請求項10】
請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の滑り止めマットを備える昇降具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−191497(P2009−191497A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−32285(P2008−32285)
【出願日】平成20年2月13日(2008.2.13)
【特許番号】特許第4221442号(P4221442)
【特許公報発行日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(593172544)株式会社ティーディーエスコーポレーション (13)
【Fターム(参考)】