説明

炭素イオン発生装置及びその応用

【課題】エンジンの燃焼効率改善、健康器具、電子励起レーザ装置、直流電源装置等への応用を提唱するマイナスイオン発生装置を提供する。
【解決手段】炭素材1と放射性同位体2の間に電気伝導性材3を挟み、当該電気伝導性材3を電源4に接続して負電位を印加することにより、電子を放出する。空気中で放出された当該電子は、親和力の高い酸素に吸収されてマイナスイオン化酸素を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
マイナスイオンを用いての燃焼効率改善、健康器具への応用及び電子発生装置としてのレーザ励起応用、直流電源装置への応用
【背景技術】
【0002】
アインシュタインが提案した光電効果の応用として、光を放射線に置き換えての応用は放射線測定器での応用程度であり産業への応用が乏しい業況であった。また健康な環境を作るために家電品で少々評価される程度であった。放射性同位体から放出されるα線、β線、γ線を金属へ吸収させて電子を生成させる。吸収させる金属から空気中に放出された電子は、電子親和力の高い酸素に吸収されマイナスイオン化酸素を生成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在までのイオン発生装置は、家電品での少々の効果改善程度であり本格的な産業装置への応用が開かれていない状況にあった。今回の発明は、イオンの発生を促進し、マイナスイオン化酸素による燃焼効率の改善、及び電荷の発生から将来の直流電源、レーザ装置の励起源への応用を提唱する
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、アインシュタインが提唱した金属への光吸収で電子を発生させるメカニズム「光電子効果」の光を放射線に、金属を炭素材に置き換えて多大な電子放出を実現する。また炭素材から放出される炭素内の自由電子数を増加させるために負電位を印加させて長期化のイオン装置とし、また電子の空気中の移動をコントロールすることを可能にする。この事によって多大な電荷量を実現し産業機への道を開くことを実現する。
【発明の効果】
【0005】
炭素材と放射性同位体の結合によるイオン発生装置により多大なマイナスイオン化酸素の生成が可能になる。このイオン化酸素を燃焼部へ導くことにより高燃焼効率が得られる。よって燃料消費量の低減化、及び排気ガスの黒鉛低減化、地球温暖化ガスの放出を低減化する事ができる。またこのイオン装置を電荷生成装置として考えると、放射性同位体の半減期は数百年である事から電源寿命として計り知れない寿命となる。また発振効率の悪いレーザ光の励起源として長寿命を得る事が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
【実施例】
【0007】
図に炭素材イオン装置の概略とその応用概念について示す。炭素材イオン装置は、炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー等を含む)▲1▼を砕いてシート状に加工した物と放射性同位体(放射性同位体を含む鉱石等を含む)▲2▼を同様に加工して張り合わせる。この事により▲2▼より放出されたα、β、γ線を▲1▼が吸収し光電子効果により▲1▼より電子が放出される。また▲1▼と▲2▼の間に電気導電材▲3▼から出来たメッシュを挟み込み電源▲4▼と電気的に接続させる事によって負電位を印加させ▲1▼より放出される電子数を増強する事が可能になる。空気中で放出される電子は、電子親和力の高い酸素に吸収されてマイナスイオン化酸素となる。これが「平面炭素材イオン装置」である。
【0008】
次に「立体炭素材イオン装置」に付いて説明する。細かく砕かれた▲1▼と▲2▼を細長い袋に詰めて交互に並べ、光電子効果を誘発させる。また▲1▼と▲2▼を交互に並べた材料を▲3▼により作られた台に乗せる。この台は電気的に▲4▼つながれており負電位を印加する。この事により多大なマイナスイオンを生成する事が可能になる。
【0009】
炭素材イオン装置の応用に関して「インソール応用1」に付いて示す。炭(活性炭、備長炭を含む)を混合したインソール▲5▼の地面側に▲2▼を貼り付けることによって足裏部のツボへマイナスイオンを供給する事が可能になり、足裏部に温熱効果を得る事が出来る。よって体の疲れを癒す事が可能となる。
同様に▲1▼と▲2▼張り合わせ▲2▼側に粘着テープ▲6▼を貼り付け、筋肉、ツボ部へ固定することにより体のトラブルを癒す「ツボ、筋肉用応用2」
【0010】
「電子励起レーザ装置への炭素材イオン装置応用」に付いて示す。中心から▲1▼、▲3▼、▲2▼、▲3▼の順番で材料を同心円筒になるように炭素材イオン筒▲7▼を作成する。▲7▼に用いられた▲3▼に電気的に接続された▲4▼により負電位を印加する。▲7▼を真空チャンバー▲8▼へ炭素材イオン筒台座▲9▼に乗せられて固定化される。▲8▼は真空チューブ▲10▼でつながれた真空ポンプ▲11▼により低気圧状態ににされる。▲10▼によりつながれたガスボンベ▲12▼から最適なガス圧と最適なガスを供給する。低気圧状態において▲7▼からは、多大な量の電子が放出されるが▲3▼への電位の印加によって▲7▼の中心部へ集められ、レーザガスを励起する。レーザ発振は、▲7▼の中心軸に合わせて配置された全反射ミラー▲13▼と出力ミラー▲14▼との間で光共振からレーザ発振に至る。このレーザ装置は、放射性同位体を基本エネルギー源としている事から長寿命のレーザが可能になり経済的なレーザ発振を実現できる。現在、廃棄に困っている放射性廃棄物をエネルギー源として用いる事が可能となる。
【0011】
「直流電源への炭素材イオン装置応用」に付いて示す。▲1▼と▲2▼の間に▲3▼をはさんだ炭素材イオン装置の集合体▲15▼の▲3▼は金属台座▲16▼は▲17▼によって▲4▼へつなぎ負電位を印加する。▲15▼から放出されたマイナスイオンは、電気伝導性チャンバー▲18▼に全て吸収される。電気的につながったコンデンサー▲18▼に蓄えられる。▲18▼蓄えられた電力は、コンデンサー両端の電極より取り出せる事になる。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、自然崩壊する放射性同位体を用いてのイオン生成装置である事から環境に悪影響を及ぼす事が無い。加えて現在の産業においては殆ど全てが燃焼を必要としている。この燃焼を効率的に行う事によって燃焼ガスによる環境破壊等を抑える事が可能になる。
加えてこのイオン装置が長期寿命を持つ直流電源となれば、水素電池の水素発生装置としての電源として長期使用を可能にする。またレーザ光の励起源としての電子供給源となれば環境に害を与えない高効率エネルギー源と成るでしょう。
放射性同位体の使用で無限エネルギーを得るものと考える。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】平面炭素イオン装置
【図2】立体炭素イオン装置
【図3】炭素イオン装置のインソール応用
【図4】炭素イオン装置の体質改善応用
【図5】炭素イオン装置のレーザー励起応用
【図6】炭素イオン装置の直流電源応用
【符号の説明】
【0014】
▲1▼炭素材
▲2▼放射性同位体
▲3▼電気伝導性材
▲4▼電源
▲5▼炭素材を含むインスール
▲6▼粘着テープ
▲7▼炭素イオン筒
▲8▼真空チャンバー
▲9▼炭素イオン筒台座
▲10▼真空チューブ
▲11▼真空ポンプ
▲12▼ガスボンベ
▲13▼全反射ミラー
▲14▼出力ミラー
▲15▼炭酸イオン装置集合体
▲16▼金属台座
▲17▼電気伝道性チャンバー
▲18▼コンデンサ
▲19▼電気ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
この炭素イオン装置は、炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー、炭酸合金等を含む)と放射線同位体元素(放射線同位体元素を含む鉱石等を含む)を組み合わせる炭素イオン装置。この2材料は、20mm範囲以内のに配置される。2材料の形状はメッシュ状(シート状、プレート状、ブロック状、粉末状、粒子状等)に加工し、どのような組み合わせでも対応可能なイオン強度を強化する炭素イオン装置
【請求項2】
この炭素イオン装置は、炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー、炭酸合金等を含む)と放射線同位体元素(放射線同位体元素を含む鉱石等を含む)を組み合わせる炭素イオン装置。この2材料は、20mm範囲以内のに配置される。2材料の形状はメッシュ状(シート状、プレート状、スティック状、ブロック状、粉末状、粒子状等)に加工し、どのような組み合わせでも対応可能にする。。2つの材料の間に電気伝導性メッシュを配置し、電気伝導性メッシュと炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー、炭酸合金等を含む)を接触させる。この電気伝導性メッシュには負電位を印加する。電極形状は、メッシュ状(シート状、プレート状、ブロック状、粉末状、粒子状等を含む)のイオン強度を強化する炭素イオン装置
【請求項3】
請求項1.,2に示した炭素イオン装置を自動車のエアーフィルターからインテイクまでのエンジン吸気部へ挿入し燃焼効率を上げる炭素イオン装置
【請求項4】
炭素材(炭、カーボンファイバ、活性炭、炭素合金)材を含んだ靴用インソール下部に放射性同位体元素を含むイオン発生材をシート状(スティック状、プレート状、ブロック状、粉末状、粒子状等を含む)に加工して張り合わせる。2つの材料を結合させる事によってイオン発生強度を増加させて足の土踏まずへ刺激を与える健康器具
【請求項5】
炭素材(炭、カーボンファイバ、活性炭、炭素合金)材に放射性同位体元素を含むイオン発生材を取り付け、2つの材料を組み合わせる事によってイオン発生強度を増加させて肩、腰、腕、足等に粘着テープで患部に貼り付ける筋肉疲労回復用健康器
【請求項6】
炭素材(炭、カーボンファイバ、活性炭、炭素合金)材に放射性同位体元素を含むイオン発生材を取り付け、2つの材料を組み上げる事によってイオン発生強度を増加させて体の各種ツボへ刺激を与える健康器
【請求項7】
請求項1,2に示した炭素イオン装置を多段に集合させ、電気伝導材で製作されたボックス内に収める。電気伝導材のボックスにコンデンサをつなぎ込んでコンデンサの両極から電力を取り出す直流電源装置
【請求項8】
請求項1,2に示した炭素材イオン装置から供給されたマイナスイオン化酸素を燃焼させる部位(燃焼を行う全ての部位)へ供給し燃焼効率を上げる燃焼促進装置
【請求項9】
炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー、炭酸合金等を含む)、電気伝導性メッシュ(スティック状、粉末状、繊維状、プレート状を含む)、放射線同位体元素(放射線同位体元素を含む鉱石等を含む)、電気伝導性プレート(シート、メッシュ等を含む)をそれぞれ接触させながら円筒状に巻き上げる。円筒状に作り上げられた材料の2つの電気伝導性材料には、負電位を印加させる。この円筒を真空チャンバー内に収め真空状態にすることによってレーザ電子励起源となる。レーザ電子励起源しての炭素イオン励起装置
【請求項10】
炭素材(炭、活性炭、カーボンファイバー、炭酸合金等を含む)と電気伝導性メッシュ(スティック状、粉末状、繊維状、プレート状を含む)と放射線同位体元素(放射線同位体元素を含む鉱石等を含む)と電気伝導性プレート(シート、メッシュ等を含む)をそれぞれ異径の円筒を作る。それぞれの円筒を同心軸上に重ね合わせ一つの円筒とする。円筒内に含まれる電気伝導性材料は負電位に印加され真空チャンバーに納める。真空チャンバーを真空にすることによりレーザ電子励起源とする炭酸イオン励起装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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