説明

点滅装置及び誘導灯装置及び避難誘導システム

【課題】災害の種類に応じて、適切に避難誘導をする。
【解決手段】制御回路140(地震判定部)は、地震発生を判定する。制御回路140(火災判定部)は、火災発生を判定する。キセノンランプ131(第一光源部)は、略水平方向へ向けて光を放射し、制御回路140が火災発生と判定した場合、点滅点灯する。LED133(第二光源部)は、略垂直下方向へ向けて光を放射し、制御回路140が火災発生と判定した場合、点滅点灯し、制御回路140が火災発生と判定せず、地震発生と判定した場合、連続点灯する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、災害発生時に屋内にいる人を避難させる避難誘導システムに関する。
【背景技術】
【0002】
火災などの災害発生時に、屋内にいる人を避難させるため、避難経路を示す誘導灯装置などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3050480号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
災害の種類によって、速やかに避難すべき場合や、落ち着いて避難すべき場合などがある。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、災害の種類に応じて、適切に避難誘導をすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかる点滅装置は、地震発生を判定する地震判定部と、火災発生を判定する火災判定部と、上記火災判定部が火災発生と判定した場合に、点滅点灯し、上記火災判定部が火災発生と判定せず、かつ、上記地震判定部が地震発生と判定した場合に、連続点灯する光源部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかる点滅装置によれば、火災発生時と地震発生時において、それぞれ適切に避難誘導をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施の形態1における避難誘導システム800の全体構成を示すシステム構成図。
【図2】実施の形態1における誘導灯装置100の外観を示す斜視図。
【図3】実施の形態1における点滅部130の構造を示す正視一部断面図。
【図4】実施の形態1における誘導灯装置100の構成を示すブロック構成図。
【図5】実施の形態1における制御回路140の構成を示すブロック構成図。
【図6】実施の形態1における誘導灯回路221の構成を示すブロック構成図。
【図7】実施の形態1における点滅回路231の構成を示すブロック構成図。
【図8】実施の形態1における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図。
【図9】実施の形態2における点滅部130の構造を示す正視一部断面図。
【図10】実施の形態3における点滅部130の構造を示す正視一部断面図。
【図11】実施の形態3における点滅回路231の構成を示すブロック構成図。
【図12】実施の形態4における避難誘導システム800の全体構成を示すシステム構成図。
【図13】実施の形態4における点滅装置101の外観を示す斜視図。
【図14】実施の形態4における点滅装置101の構成を示すブロック構成図。
【図15】実施の形態4における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図。
【図16】実施の形態5における点滅装置101の外観を示す斜視図。
【図17】実施の形態6における点滅装置101の外観を示す斜視図。
【図18】実施の形態6における点滅装置101の構成を示すブロック構成図。
【図19】実施の形態6における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図。
【図20】実施の形態7における点滅装置101の外観を示す斜視図。
【図21】実施の形態8における点滅部130の構造を示す正視一部断面図。
【図22】実施の形態8における点滅回路231の構成を示すブロック構成図。
【図23】実施の形態8における点滅部130の動きを示す模式図。
【図24】実施の形態9における点滅部130の構造を示す正視一部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図8を用いて説明する。
【0009】
図1は、この実施の形態における避難誘導システム800の全体構成を示すシステム構成図である。
避難誘導システム800は、ビルなどの屋内に設置され、火災発生時や地震発生時に、屋内にいる人を避難させるシステムである。避難誘導システム800は、配電設備810と、火災報知設備820と、非常放送設備830と、誘導灯装置100と、電源線891と、火災信号線892と、地震信号線893とを有する。
配電設備810は、商用電源などから供給された電力を、電源線891を介して、誘導灯装置100などに供給する。
火災報知設備820(火災検知装置)は、火災の発生を検知する。火災報知設備820は、例えば、煙感知器、熱感知器、火災報知機などを備え、火災により発生する煙や熱を感知し、あるいは、火災を発見した人の操作により、火災の発生を検知する。火災報知設備820は、火災の発生を検知すると、消防署などに通報するとともに、火災信号を出力する。火災信号線892は、火災報知設備820が出力した火災信号を、誘導灯装置100に伝達する。
非常放送設備830(地震検知装置)は、地震の発生を検知する。非常放送設備830は、例えば、振動センサ、緊急地震速報受信装置などを備え、地震による揺れを感知し、あるいは、気象庁などが送信する緊急地震速報を受信することにより、地震の発生を検知する。非常放送設備830は、地震の発生を検知すると、非常放送をするとともに、地震信号を出力する。地震信号線893は、非常放送設備830が出力した地震信号を、誘導灯装置100に伝達する。
誘導灯装置100は、消防法の定めなどにしたがって、非常口や避難経路に設置されている。誘導灯装置100は、屋内にいる人が安全に避難できるよう、避難経路を示す。
【0010】
図2は、この実施の形態における誘導灯装置100の外観を示す斜視図である。
誘導灯装置100は、器具本体110と、表示本体121と、点滅部130とを有する。
器具本体110は、直方体箱状であり、後述する誘導灯回路などを内蔵する。器具本体110は、一面が開口している。表示本体121は、器具本体110の開口した一面を塞ぐ形で、器具本体110に取り付けられている。表示本体121は、中央にシンボル面122を有する。シンボル面122には、消防法などにより定められた避難誘導を示す図柄が印刷されている。
点滅部130は、器具本体110の六面のうち、誘導灯装置100を設置したとき下側になる面に設けられている。
【0011】
図3は、この実施の形態における点滅部130の構造を示す正視一部断面図である。
点滅部130は、キセノンランプ131と、キセノンランプソケット132と、LED133と、プリント配線板134と、カバー135とを有する。
プリント配線板134(基板)は、器具本体110の下面とほぼ同一の面に実装面が位置するよう、器具本体110に固定されている。
キセノンランプソケット132は、プリント配線板134に実装されていて、キセノンランプ131を接続する。キセノンランプ131(第一光源部)は、キセノンランプソケット132により、器具本体110の下面から下方向に突出した位置に保持される。これにより、キセノンランプ131は、略水平方向を含む方向へ光を放射する。なお、点滅部130は、キセノンランプソケット132を有さず、キセノンランプ131が半田付けなどにより直接接続されている構成であってもよい。
キセノンランプ131は、煙などにより視界が悪くなったときでも誘導灯装置100を視認できるよう、火災発生時に点滅する。
LED133(第二光源部)は、プリント配線板134に実装されていて、器具本体110の下面とほぼ同一の面上に下向きに配置される。LED133は、キセノンランプソケット132に保持されたキセノンランプ131の周囲を取り囲むよう、複数設けられている。LED133は、略垂直下方向を含む方向へ光を放射する。LED133は、地震発生時に足元に物が散乱したときでも安全に避難できるよう、地震発生時に床面を照らす。また、火災発生時には、LED133は、キセノンランプ131とともに点滅する。
カバー135は、キセノンランプ131やLED133を覆う透明カバーである。
【0012】
図4は、この実施の形態における誘導灯装置100の構成を示すブロック構成図である。
誘導灯装置100は、電源端子台160と、火災信号端子台170と、地震信号端子台180と、誘導灯ユニット220と、点滅ユニット230と、制御ユニット240と、これらを接続する電線191〜197とを有する。
電源端子台160は、電線挿入穴161〜164を有する。電線挿入穴161には、電源線891が挿入されて固定され、配電設備810から供給される電力を入力する。電線挿入穴162〜164には、それぞれ、電線191〜193が挿入されて固定され、電源線891と電気接続している。
火災信号端子台170は、電線挿入穴171,172を有する。電線挿入穴171には、火災信号線892が挿入されて固定され、火災報知設備820から火災信号を入力する。電線挿入穴172には、電線194が挿入されて固定され、火災信号線892と電気接続している。
地震信号端子台180は、電線挿入穴181,182を有する。電線挿入穴181には、地震信号線893が挿入されて固定され、非常放送設備830から地震信号を入力する。電線挿入穴182には、電線195が挿入されて固定され、地震信号線893と電気接続している。
【0013】
制御ユニット240は、誘導灯ユニット220や点滅ユニット230を制御する制御信号を生成する。制御ユニット240は、制御回路140と、電源端子243と、火災入力端子244と、地震入力端子245と、制御出力端子246,247とを有する。
電源端子243は、電線193と電気接続し、電源端子台160を介して、配電設備810から供給される電力を入力する。火災入力端子244は、電線194と電気接続し、火災信号端子台170を介して、火災報知設備820が出力した火災信号を入力する。地震入力端子245は、電線195と電気接続し、地震信号端子台180を介して、非常放送設備830が出力した地震信号を入力する。制御回路140は、火災入力端子244から入力した火災信号と、地震入力端子245から入力した地震信号とに基づいて、誘導灯ユニット220を制御する照度制御信号と、点滅ユニット230を制御する点滅制御信号とを生成する。制御出力端子246は、電線196と電気接続し、制御回路140が生成した照度制御信号を出力する。制御出力端子247は、電線197と電気接続し、制御回路140が生成した点滅制御信号を出力する。
平常時において、制御回路140は、電源端子243から入力した電力により動作する。また、制御ユニット240は、図示していない電池を有し、停電時において、制御回路140は、電池に蓄えられた電力により動作する。電池は、平常時に、電源端子243から入力した電力により充電される。
なお、制御ユニット240は、誘導灯装置100から独立して存在する構成であってもよい。その場合、制御ユニット240は、避難誘導システム800に1つだけ存在すればよく、誘導灯装置100は、火災信号や地震信号の代わりに、制御ユニット240が出力した照度制御信号や点滅制御信号を入力する。
【0014】
誘導灯ユニット220は、表示部120と、誘導灯回路221と、電池222と、電源端子223と、制御入力端子224とを有する。
表示部120は、表示本体121と、表示パネル123と、導光板124と、表示光源部125とを有する。表示光源部125は、LED126と、プリント配線板127と、ランプホルダ128とを有する。LED126は、プリント配線板127(基板)に実装されている。ランプホルダ128は、プリント配線板127を保持し、保持したプリント配線板127を表示本体121に固定する。表示パネル123は、表面に避難誘導の図柄が印刷されたシンボル面122を有し、LED126が放射した光に照らされて発光する。導光板124は、表示パネル123のシンボル面122が均等に照らされるよう、LED126が放射した光を導く。
電源端子223は、電線191と電気接続し、電源端子台160を介して、配電設備810から供給される電力を入力する。制御入力端子224は、電線196と電気接続し、制御ユニット240が出力した照度制御信号を入力する。
誘導灯回路221は、平常時において、電源端子223から入力した電力により、電池222を充電するとともに、LED126に電力を供給して点灯させる。また、誘導灯回路221は、停電時において、電池222からの電力でLED126を点灯させる。誘導灯回路221は、制御入力端子224から入力した照度制御信号などに基づいて、LED126を点灯する明るさを変化させる。
【0015】
点滅ユニット230は、点滅部130と、点滅回路231と、電池232と、電源端子233と、制御入力端子234と、誘導音出力部235とを有する。
電源端子233は、電線192と電気接続し、電源端子台160を介して、配電設備810から供給される電力を入力する。制御入力端子234は、電線197と電気接続し、制御ユニット240が出力した点滅出力信号を入力する。
点滅回路231は、平常時において、電源端子233から入力した電力により、電池232を充電するとともに、キセノンランプ131やLED133に電力を供給して点灯させる。また、点滅回路231は、停電時において、電池232からの電力でキセノンランプ131やLED133を点灯させる。点滅回路231は、制御入力端子234から入力した点滅制御信号に基づいて、キセノンランプ131やLED133を点滅点灯させたり、連続点灯させたりする。
また、誘導音出力部235は、キセノンランプ131やLED133の点灯に合わせて、音声などの誘導音を出力する。
【0016】
なお、1つの電池を誘導灯ユニット220と点滅ユニット230とで共用する構成であってもよい。また、制御ユニット240に電池を設ける代わりに、電池222または電池232から、停電時に制御回路140を動作させる電力を供給する構成であってもよい。
【0017】
図5は、この実施の形態における制御回路140の構成を示すブロック構成図である。
制御回路140は、例えば、論理回路などによって構成される。制御回路140は、火災判定部144と、地震判定部145と、制御信号生成部146とを有する。
火災判定部144は、火災入力端子244から入力した火災信号に基づいて、火災が発生したか否かを判定する。火災判定部144は、火災入力端子244が火災信号を入力した場合に、火災が発生したと判定する。その後、火災入力端子244が火災信号を入力しなくなっても、火災によって火災信号線892が断線するなどして、火災信号が誘導灯装置100に到達しなくなった可能性がある。このため、火災判定部144は、図示していないリセットボタンが押されるなどのリセット処理が行われるまでの間、火災が発生したと判定し続ける。それ以外の場合、火災判定部144は、火災が発生していないと判定する。
地震判定部145は、地震入力端子245から入力した地震信号に基づいて、地震が発生したか否かを判定する。地震判定部145は、地震入力端子245が地震信号を入力した場合に、地震が発生したと判定する。その後、地震入力端子245が地震信号を入力しなくなっても、地震によって地震信号線893が断線するなどして、地震信号が誘導灯装置100に到達しなくなった可能性がある。このため、地震判定部145は、図示していないリセットボタンが押されるなどのリセット処理が行われるまでの間、地震が発生したと判定し続ける。それ以外の場合、地震判定部145は、地震が発生していないと判定する。
制御信号生成部146は、火災判定部144及び地震判定部145の判定結果に基づいて、制御信号を生成する。
火災判定部144が火災発生と判定した場合、制御信号生成部146は、火災発生時を表わす制御信号を生成する。
火災判定部144が火災発生でないと判定し、かつ、地震判定部145が地震発生と判定した場合、制御信号生成部146は、地震発生時を表わす制御信号を生成する。
火災判定部144が火災発生でないと判定し、かつ、地震判定部145が地震発生でないと判定した場合、制御信号生成部146は、平常時を表わす制御信号を生成する。
制御出力端子246は、制御信号生成部146が生成した制御信号を、照度制御信号として出力する。平常時を表わす制御信号は、照度100%を指示する照度制御信号として解釈される。火災発生時を表わす制御信号は、照度70%を指示する照度制御信号として解釈される。地震発生時を表わす制御信号は、照度50%を指示する照度制御信号として解釈される。
制御出力端子247は、制御信号生成部146が生成した制御信号を、点滅制御信号として出力する。平常時を表わす制御信号は、消灯を指示する点滅制御信号として解釈される。火災発生時を表わす制御信号は、点滅点灯を指示する点滅制御信号として解釈される。地震発生時を表わす制御信号は、連続点灯を指示する点滅制御信号として解釈される。
【0018】
図6は、この実施の形態における誘導灯回路221の構成を示すブロック構成図である。
誘導灯回路221は、電源回路251と、停電判定部252と、電源切替回路253と、充放電回路254と、照度設定回路255と、点灯回路256とを有する。
電源回路251は、電源端子223から入力した電力を、電池222の充電に適した直流電力に変換する。
停電判定部252は、停電か否かを判定する。停電判定部252は、例えば電源端子223の電位に基づいて、電源端子223から電力を入力しているか否かを判定し、入力していないと判定した場合に、停電であると判定する。
電源切替回路253は、停電判定部252の判定結果に基づいて、点灯回路256の電源を切り替える。停電判定部252が停電でないと判定した場合、電源切替回路253は、電源回路251が変換した直流電力を、充放電回路254及び点灯回路256に対して供給する。停電判定部252が停電であると判定した場合、電源切替回路253は、充放電回路254から供給される電力を、点灯回路256に対して供給する。
充放電回路254は、停電判定部252の判定結果に基づいて、電池222を充放電する。停電判定部252が停電でないと判定した場合、充放電回路254は、電源切替回路253から供給される電力で、電池222を充電する。停電判定部252が停電であると判定した場合、充放電回路254は、電池222に蓄積された電力を、電源切替回路253に対して供給する。
照度設定回路255は、停電判定部252の判定結果と、制御入力端子224が入力した照度制御信号とに基づいて、LED126を点灯する明るさを設定する。停電判定部252が停電でないと判定した場合、照度設定回路255は、照度制御信号の内容に関わらず、LED126を点灯する明るさを、100%に設定する。停電判定部252が停電であると判定した場合、照度設定回路255は、LED126を点灯する明るさを、照度制御信号の指示にしたがって、100%、70%もしくは50%に設定する。
点灯回路256は、電源切替回路253から供給される電力を、照度設定回路255が設定した明るさでLED126を点灯させる電力に変換し、LED126に対して供給する。
【0019】
図7は、この実施の形態における点滅回路231の構成を示すブロック構成図である。
点滅回路231は、電源回路261と、停電判定部262と、電源切替回路263と、充放電回路264と、点滅制御回路265と、点灯回路266と、点灯回路267とを有する。
電源回路261は、電源端子233から入力した電力を、電池232の充電に適した電力に変換する。
停電判定部262は、停電か否かを判定する。停電判定部262は、例えば電源端子233の電位に基づいて、電源端子233から電力を入力しているか否かを判定し、入力していないと判定した場合に、停電であると判定する。
電源切替回路263は、停電判定部262の判定結果に基づいて、点灯回路266,267の電源を切り替える。停電判定部262が停電でないと判定した場合、電源切替回路263は、電源回路261が変換した直流電力を、充放電回路264及び点灯回路266,267に対して供給する。停電判定部262が停電であると判定した場合、電源切替回路263は、充放電回路264から供給される電力を、点灯回路266,267に対して供給する。
充放電回路264は、停電判定部262の判定結果に基づいて、電池232を充放電する。停電判定部262が停電でないと判定した場合、充放電回路264は、電源切替回路263から供給された電力で、電池232を充電する。停電判定部262が停電であると判定した場合、充放電回路264は、電池232に蓄積された電力を、電源切替回路263に対して供給する。
点灯回路266は、電源切替回路263から供給される電力を、キセノンランプ131を点滅点灯させる電力に変換し、キセノンランプ131に対して供給する。
点灯回路267は、電源切替回路263から供給される電力を、LED133を点滅点灯もしくは連続点灯させる電力に変換し、LED133に対して供給する。
点滅制御回路265は、制御入力端子234が入力した点滅制御信号に基づいて、点灯回路266,267の動作を制御する。点滅制御信号が消灯を指示する場合、点滅制御回路265は、点灯回路266,267の動作を停止させる。点滅制御信号が点滅点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、点灯回路266に点滅点灯動作をさせるとともに、点灯回路267に点滅点灯動作をさせる。点滅制御信号が連続点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、点灯回路266の動作を停止させ、点灯回路267に連続点灯動作をさせる。
【0020】
誘導音出力部235は、制御入力端子234から入力した点滅制御信号に基づいて、誘導音を出力する。点滅制御信号が消灯を指示する場合、誘導音出力部235は、誘導音を出力しない。点滅制御信号が点滅点灯を指示する場合、誘導音出力部235は、火災発生を知らせる誘導音(例えば「火災が発生しました。速やかに避難してください」という音声)を出力する。点滅制御信号が連続点灯を指示する場合、誘導音出力部235は、地震発生を知らせる誘導音(例えば「地震が発生しました。慌てずに避難してください」という音声)を出力する。
【0021】
図8は、この実施の形態における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図である。
避難誘導処理S510は、地震判定工程S511と、火災判定工程S512,S522と、停電判定工程S513と、表示点灯工程S514,S515,S524と、点滅工程S516と、床面照射工程S526と、誘導音出力工程S517,S527と、リセット判定工程S518,S528とを有する。
地震判定工程S511において、地震判定部145は、地震発生か否かを判定する。地震発生と判定した場合、地震判定部145は、火災判定工程S522へ処理を進める。地震発生でないと判定した場合、地震判定部145は、火災判定工程S512へ処理を進める。
火災判定工程S512において、火災判定部144は、火災発生か否かを判定する。火災発生と判定した場合、火災判定部144は、停電判定工程S513へ処理を進める。火災発生でないと判定した場合、火災判定部144は、地震判定工程S511に処理を戻す。
停電判定工程S513において、停電判定部252は、停電か否かを判定する。停電と判定した場合、停電判定部252は、表示点灯工程S515へ処理を進める。停電でないと判定した場合、停電判定部252は、表示点灯工程S514へ処理を進める。
表示点灯工程S514において、点灯回路256は、LED126を100%の明るさで点灯する。点灯回路256は、点滅工程S516へ処理を進める。
表示点灯工程S515において、点灯回路256は、LED126を70%の明るさで点灯する。
点滅工程S516において、点灯回路266は、キセノンランプ131を点滅点灯する。点灯回路267は、LED133を点滅点灯する。
誘導音出力工程S517において、誘導音出力部235は、火災発生時の誘導音を出力する。
リセット判定工程S518において、火災判定部144は、リセットされたか否かを判定する。リセットされたと判定した場合、火災判定部144は、地震判定工程S511に処理を戻す。リセットされていないと判定した場合、火災判定部144は、停電判定工程S513に処理を戻す。
火災判定工程S522において、火災判定部144は、火災発生か否かを判定する。火災発生と判定した場合、火災判定部144は、停電判定工程S513へ処理を進める。火災発生でないと判定した場合、火災判定部144は、表示点灯工程S524へ処理を進める。
表示点灯工程S524において、点灯回路256は、LED126を50%の明るさで点灯する。
床面照射工程S526において、点灯回路266は、キセノンランプ131を消灯する。点灯回路267は、LED133を連続点灯する。
誘導音出力工程S527において、誘導音出力部235は、地震発生時の誘導音を出力する。
リセット判定工程S528において、地震判定部145は、リセットされたか否かを判定する。リセットされたと判定した場合、地震判定部145は、地震判定工程S511に処理を戻す。リセットされていないと判定した場合、地震判定部145は、火災判定工程S522に処理を戻す。
【0022】
火災発生時には、煙などにより視界が悪くなるので、キセノンランプ131及びLED133を点滅点灯することにより、誘導灯装置100を見つけやすくなり、速やかに避難することができる。また、地震発生時には、床に物が散乱するなどして避難に時間がかかる場合があるので、LED133を連続点灯することにより、周りの状況を把握しやすくなり、安全に避難することができる。
また、火災と地震とが同時に発生した場合は、火災発生時と同じ動作をすることにより、速やかな避難を促す。
【0023】
キセノンランプ131(第一光源部)は、誘導灯装置100の設置時に略水平方向となる方向を含む広い範囲へ向けて光を放射するので、遠くからでも誘導灯装置100を発見しやすい。また、LED133(第二光源部)は、誘導灯装置100の設置時に略垂直下方向となる方向を含む比較的狭い範囲へ向けて光を放射するので、床面を十分な明るさで照らすことができる。
【0024】
停電が発生していない場合、表示光源部125のLED126は、100%の明るさ(第一の照度)で点灯するので、遠くからでも誘導灯装置100を発見しやすい。火災発生時に停電が発生した場合、LED126は、70%の明るさ(第二の照度)で点灯するので、消防法などにより定められた時間(例えば20分〜60分)、電池222に蓄えられた電力で点灯することができる。また、地震発生時に停電が発生した場合、LED126は、50%の明るさ(第三の照度)で点灯するので、消防法などにより定められた時間より長い時間(例えば40分〜120分)、点灯することができる。火災発生時には、火がまわる前に速やかに避難する必要があるのに対し、地震発生時には、物が散乱するなど、慎重に避難する必要があり、避難に時間がかかる可能性がある。このため、表示パネル123を、地震発生時に火災発生時よりも長い時間光らせる。また、火災発生時には、煙によって視界が悪くなる場合があるので、表示パネル123を、地震発生時に火災発生時よりも暗く光らせても、視認性が落ちることはない。
【0025】
また、緊急地震速報により地震発生を判定するので、実際に揺れが来る前に、避難誘導を開始することができる。
【0026】
更に、誘導音を使って避難誘導をするので、視覚だけでなく聴覚にも訴えることができ、確実に避難誘導をすることができる。
【0027】
実施の形態2.
実施の形態2について、図9を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0028】
図9は、この実施の形態における点滅部130の構造を示す正視一部断面図である。
カバー135は、キセノンランプ131を覆っているが、LED133を覆っていない。LED133は、器具本体110の下面に設けられた開口穴111から直接、略垂直下方向を含む方向へ光を放射する。
【0029】
このように、LED133は、カバー135の外に設けられる構成であってもよい。
【0030】
また、カバー135は、透明カバーではなく、拡散カバーであってもよい。
【0031】
実施の形態3.
実施の形態3について、図10〜図11を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0032】
図10は、この実施の形態における点滅部130の構造を示す正視一部断面図である。
点滅部130は、実施の形態1で説明したキセノンランプ131を有さない。
【0033】
図11は、この実施の形態における点滅回路231の構成を示すブロック構成図である。
点滅回路231は、実施の形態1で説明した点灯回路266を有さない。
【0034】
LED133の輝度が十分高ければ、このように、キセノンランプ131を有さない構成であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、LED133の数を増やすことにより、全体としての輝度を高くする構成であってもよい。
【0035】
実施の形態4.
実施の形態4について、図12〜図15を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0036】
図12は、この実施の形態における避難誘導システム800の全体構成を示すシステム構成図である。
避難誘導システム800は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、点滅装置101を有する。
点滅装置101は、誘導灯装置100から誘導灯ユニット220を除いたものである。点滅装置101は、例えば、誘導灯装置100の設置間隔が離れている場所で、誘導灯装置100と誘導灯装置100との間に設置する。あるいは、点滅装置101は、点滅ユニット230を有さない誘導灯装置の近くに設置してもよい。
【0037】
図13は、この実施の形態における点滅装置101の外観を示す斜視図である。
点滅装置101は、例えば、壁面に埋め込んで設置される。点滅装置101は、器具本体110と、点滅部130と、スピーカー151とを有する。
点滅部130は、器具本体110の下面ではなく、器具本体110の側面に設けられている。LED133は、例えば、サイドエミッタ型のLEDであり、略垂直下方向へ向けて光を放射する。
スピーカー151は、誘導音出力部235の一部であり、誘導音を発する。
【0038】
図14は、この実施の形態における点滅装置101の構成を示すブロック構成図である。
点滅装置101は、実施の形態1で説明した誘導灯装置100のうち、誘導灯ユニット220を有さない。これに伴って、点滅装置101は、電源端子台160と誘導灯ユニット220とを接続する電線191や、制御ユニット240と誘導灯ユニット220とを接続する電線196を有さない。
【0039】
図15は、この実施の形態における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図である。
避難誘導処理S510は、実施の形態1で説明した工程のうち、停電判定工程S513、表示点灯工程S514,S515,S524を有さない。
火災判定工程S512,S522で火災発生と判定した場合、および、リセット判定工程S518でリセットされていないと判定した場合、火災判定部144は、点滅工程S516へ処理を進める。
また、火災判定工程S522で火災発生でないと判定した場合、火災判定部144は、床面照射工程S526へ処理を進める。
【0040】
このように、誘導灯装置100の設置間隔が離れている場所や、点滅ユニット230を有さない誘導灯装置の近くに、点滅装置101を設置することにより、地震発生時に照射できる床面の面積が広がり、安全に避難することができる。
【0041】
なお、点滅部130は、実施の形態1で説明した構成ではなく、実施の形態2で説明したように、LED133がカバー135の外に設けられた構成であってもよいし、実施の形態3で説明したように、キセノンランプ131がない構成であってもよい。
【0042】
実施の形態5.
実施の形態5について、図16を用いて説明する。
なお、実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0043】
図16は、この実施の形態における点滅装置101の外観を示す斜視図である。
点滅装置101は、例えば、天井面に埋め込んで設置される。点滅装置101は、器具本体110と、点滅部130と、スピーカー151とを有する。
点滅部130及びスピーカー151は、器具本体110の下面に設けられている。
【0044】
点滅装置101をこのような構成としても、実施の形態4と同様の効果を奏する。
【0045】
なお、避難誘導システム800は、実施の形態4で説明した点滅装置101と、この実施の形態で説明した点滅装置101とが混在する構成であってもよい。
【0046】
実施の形態6.
実施の形態6について、図17〜図19を用いて説明する。
なお、実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0047】
図17は、この実施の形態における点滅装置101の外観を示す斜視図である。
点滅装置101は、スピーカー151を有さず、器具本体110と、点滅部130とを有する。
【0048】
図18は、この実施の形態における点滅装置101の構成を示すブロック構成図である。
点滅装置101は、実施の形態4で説明した点滅装置101から誘導音出力部235を除いた構成である。
【0049】
図19は、この実施の形態における避難誘導処理S510の流れを示すフローチャート図である。
避難誘導処理S510は、実施の形態4で説明した工程のうち、誘導音出力工程S517,S527を有さない。
点滅工程S516ののち、点滅回路231は、リセット判定工程S518へ処理を進める。
床面照射工程S526ののち、点滅回路231は、リセット判定工程S528へ処理を進める。
【0050】
このように、誘導音による避難誘導の機能を省くことにより、点滅装置101のコストを抑えることができる。これにより、より多くの点滅装置101を設置することができるので、地震発生時に照射できる床面の面積が更に広がり、安全に避難することができる。
【0051】
なお、避難誘導システム800は、実施の形態4及び実施の形態5の少なくともいずれかで説明した点滅装置101と、この実施の形態で説明した点滅装置101とが混在する構成であってもよい。
【0052】
実施の形態7.
実施の形態7について、図20を用いて説明する。
なお、実施の形態6と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0053】
図20は、この実施の形態における点滅装置101の外観を示す斜視図である。
点滅装置101は、実施の形態5で説明した点滅装置101と同様、例えば、天井面に埋め込んで設置される。
【0054】
点滅装置101をこのような構成としても、実施の形態6と同様の効果を奏する。
【0055】
なお、避難誘導システム800は、実施の形態4乃至実施の形態6の少なくともいずれかで説明した点滅装置101と、この実施の形態で説明した点滅装置101とが混在する構成であってもよい。
【0056】
実施の形態8.
実施の形態8について、図21〜図23を用いて説明する。
なお、実施の形態3と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0057】
図21は、この実施の形態における点滅部130の構造を示す正視一部断面図である。
点滅部130は、実施の形態3で説明した構成に加えて、更に、回転部136と、反射部137とを有する。
回転部136は、例えば、モータと回転軸などを有する。回転部136は、誘導灯装置100の設置時において略垂直方向となる方向の軸を中心として回転する。
反射部137は、誘導灯装置100の設置時において略水平方向となる方向を軸として、回転部136の先端に、回動可能に固定されている。反射部137の表面は、光を反射する。
カバー135は、略円筒状であり、LED133及び反射部137を覆う。
【0058】
図22は、この実施の形態における点滅回路231の構成を示すブロック構成図である。
点滅制御回路265は、回転部136の動作を制御する信号を生成する。点滅制御回路265は、制御入力端子234から入力した点滅制御信号にしたがって、回転部136を制御する。点滅制御信号が点滅を指示する場合、点滅制御回路265は、回転部136を回転させる。回転部136は、点滅制御回路265からの信号にしたがって、1秒間に約2回の割合で回転する。それ以外の場合、点滅制御回路265は、回転部136を停止させる。
また、点滅制御回路265は、制御入力端子234から入力した点滅制御信号にしたがって、点灯回路267を制御する。点灯制御信号が消灯を指示する場合、点滅制御回路265は、点灯回路267の動作を停止させ、LED133を消灯する。点灯制御信号が点滅点灯または連続点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、点灯回路267を動作させ、LED133を連続点灯する。
【0059】
図23は、この実施の形態における点滅部130の動きを示す模式図である。
回転部136が回転していない場合、反射部137は、重力の働きなどにより、垂れ下がった位置にある。このため、LED133が放射した光は、反射部137に反射せず、そのまま床面に達する。
回転部136が回転している場合、反射部137は、回転軸を中心として、遠心力の働きなどにより、LED133の正面を横切りながら回転する。LED133が放射した光は、反射部137に反射して、略水平方向へ向けて放射される。
【0060】
制御入力端子234から入力した点滅制御信号が消灯もしくは連続点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、回転部136の回転を停止させる。点滅制御信号が連続点灯を指示する場合、LED133が放射した光は、反射部137に反射することなく、略垂直下方向へ放射され、床面を照射する。
制御入力端子234から入力した点滅制御信号が点滅点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、回転部136を回転させる。LED133が放射した光は、1秒間に約2回の割合で、反射部137に反射して、略水平方向へ放射される。これにより、誘導灯装置100を略水平方向から見ると、反射部137が反射した光が、1秒間に約2回の割合で点滅しているように見える。
【0061】
これにより、LED133が放射した光を、地震発生時の床面照射用と、火災発生時の点滅用とで共用することができる。
【0062】
実施の形態9.
実施の形態9について、図24を用いて説明する。
なお、実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0063】
図24は、この実施の形態における点滅部130の構造を示す正視一部断面図である。
点滅装置101は、壁面埋込み型であり、点滅部130は、器具本体110の側面に設けられている。
点滅部130は、LED133と、カバー135と、反射部137とを有する。
反射部137の表面は、光を反射する。反射部137は、それぞれのLED133の略正面に位置し、略水平方向を軸として回転する。点滅制御回路265は、反射部137の角度を制御する。
【0064】
制御入力端子234から入力した点滅制御信号が点滅点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、反射部137の角度を約45度にし、LED133を点滅点灯させる。LED133が放射した光は、反射部137に反射し、その下側に位置する反射部137の裏側に反射して、略水平方向へ向けて放射される。
制御入力端子234から入力した点滅制御信号が連続点灯を指示する場合、点滅制御回路265は、反射部137の角度を点滅点灯時よりも浅い角度(例えば30度)にし、LED133を連続点灯させる。LED133が放射した光は、反射部137に反射して、床面を照射する。
【0065】
これにより、LED133が放射した光を、地震発生時の床面照射用と、火災発生時の点滅用とで共用することができる。
【符号の説明】
【0066】
100 誘導灯装置、101 点滅装置、110 器具本体、111 開口穴、120 表示部、121 表示本体、122 シンボル面、123 表示パネル、124 導光板、125 表示光源部、126,133 LED、127,134 プリント配線板、128 ランプホルダ、130 点滅部、131 キセノンランプ、132 キセノンランプソケット、135 カバー、136 回転部、137 反射部、140 制御回路、144 火災判定部、145 地震判定部、146 制御信号生成部、151 スピーカー、160 電源端子台、161〜164,171,172,181,182 電線挿入穴、170 火災信号端子台、180 地震信号端子台、191〜197 電線、220 誘導灯ユニット、221 誘導灯回路、222,232 電池、223,233,243 電源端子、224,234 制御入力端子、230 点滅ユニット、231 点滅回路、235 誘導音出力部、240 制御ユニット、246,247 制御出力端子、244 火災入力端子、245 地震入力端子、251,261 電源回路、252,262 停電判定部、253,263 電源切替回路、254,264 充放電回路、255 照度設定回路、256,266,267 点灯回路、265 点滅制御回路、800 避難誘導システム、810 配電設備、820 火災報知設備、830 非常放送設備、891 電源線、892 火災信号線、893 地震信号線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地震発生を判定する地震判定部と、
火災発生を判定する火災判定部と、
上記火災判定部が火災発生と判定した場合に、点滅点灯し、上記火災判定部が火災発生と判定せず、かつ、上記地震判定部が地震発生と判定した場合に、連続点灯する光源部とを有することを特徴とする点滅装置。
【請求項2】
上記光源部は、設置時に略水平方向となる方向へ向けて光を放射する第一光源部と、設置時に略垂直下方向となる方向へ向けて光を放射する第二光源部とを有し、
上記第一光源部は、上記火災判定部が火災発生と判定した場合に、点滅点灯し、
上記第二光源部は、上記火災判定部が火災発生と判定した場合に、点滅点灯し、上記火災判定部が火災発生と判定せず、かつ、上記地震判定部が地震発生と判定した場合に、連続点灯することを特徴とする請求項1に記載の点滅装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の点滅装置と、
停電を判定する停電判定部と、
避難誘導の図柄を表示する表示部と、
上記表示部を照らす光を放射する表示光源部とを有し、
上記表示光源部は、上記停電判定部が停電と判定しない場合に、第一の照度の光を放射し、上記停電判定部が停電と判定し、かつ、上記火災判定部が火災発生と判定した場合に、上記第一の照度より暗い第二の照度の光を放射し、上記停電判定部が停電と判定し、かつ、上記火災判定部が火災発生と判定せず、かつ、上記地震判定部が地震発生と判定した場合に、上記第二の照度よりも更に暗い第三の照度の光を放射することを特徴とする誘導灯装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の点滅装置または請求項3に記載の誘導灯装置と、
緊急地震速報を受信する緊急地震速報受信装置とを有し、
上記地震判定部は、上記緊急地震速報受信装置が緊急地震速報を受信した場合に、地震発生と判定することを特徴とする避難誘導システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2012−155611(P2012−155611A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15437(P2011−15437)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】