説明

焙煎大豆に食品粉末類をコーティングする製造方法。

【課題】当該発明に於いては、焙煎した大豆に如何にして食品粉末類をコーティングさせて、ソフトでカリッとした商品を作るかという課題。
【解決手段】乾燥大豆を浸漬させ時間をかけて水切りを行ってから、焙煎機で煎り揚げた大豆を展着剤でコーティングする。
一方、食品粉末が入っている攪拌機に展着剤でコーティングした大豆を加えてダブルコーティングする、それを一粒、一粒バラバラにしてから良く冷却するとソフトでカリッとした商品が完成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
当該発明に於いては、焙煎大豆に展着剤をコーティングさせ、その上に食品粉末類をダブルコーティングさせる製造工程に関するものである。
【背景技術】
【0002】
昔から現在まで大豆を利用した菓子類としては、煎り大豆(節分用)、大豆入り煎餅、砂糖掛大豆、黄粉飴等で商品の開発があまりなされていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
焙煎大豆にいかにして食品粉末類をコーティングさせ、ソフトでカリッとした商品を作るかという課題。
【課題を解決するための手段】
【0004】
焙煎大豆を浸漬させてから時間をかけて水切りを行い焙煎機で煎り揚げる、その大豆を展着剤でコーティングする。
一方食品粉末が入っている攪拌機に、展着剤コーティング済みの大豆を加えてダブルコーティングを行って、一粒、一粒バラバラになってから良く冷却すると、ソフトでカリッとした商品が完成する。
【発明の効果】
【0005】
当該発明の商品は、一般に畑の食肉とも呼ばれている大豆を現代の食品にマッチする様に加工してあるので、子供から大人まで食することができるので消費の拡大につながる。
【発明を実施する為の最良の形態】
【006】
当該発明の実施にあたり、豆菓子業界で利用されている焙煎機、攪拌機、網目冷却コンベヤーを利用した。以下の実施例に従って説明をしますが、本発明はこれに限定したものではない。
【実施例】
【007】
乾燥大豆20Kg、糖蜜10Kg、食品粉末としてココア粉末15Kgと脱脂ミルク5Kgを混合して用意した。
1:実施年月日平成17年9月26日
2:乾燥大豆20Kgを浸漬させて時間をかけて水を切った。
3:焙煎機で浸漬大豆20Kgを煎り揚げる。
4:糖蜜(飴状)3Kg300gを焙煎大豆にコーティングする。
5:攪拌機にミルクココア粉末12Kgを用意し、それにコーティング済み 大豆を投入させて良く混ぜる。
6:ミルクココア大豆を網目冷却コンベヤーにて冷却する。
【産業上の利用可能性】
【008】
当該発明に於いては、豆菓子業界の技術向上の促進につながる。
又、農産物においては輸入作物の増加により、農家の収入が不安定な時代でもある、従って地域作物として農業振興にも役に立つと考える。
【図面の簡単な説明】
【009】
【図1】 浸漬大豆
【図2】 焙煎機
【図3】 展着剤コーティング
【図4】 食品粉末コーティング
【図5】 網目冷却コンベヤー
【符号の説明】
【0010】
1:浸漬大豆
2:焙煎バスケット
3:浸漬大豆
4:火力
5:攪拌棒
6:焙煎大豆
7:展着剤
8:攪拌棒
9:展着剤済み大豆
10:食品粉末
11:網目冷却コンベヤー
12:食品粉末付大豆の完成品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
当該発明に於いて、大豆を焙煎させ大豆自身の品温70℃〜150℃に保持させ、110℃〜150℃の展着剤でコーティングする。尚、展着剤には色々な食品エキス類と調味料類を加える事ができる
【請求項2】
当該発明に於いて、上述[請求項1]の如く大豆に展着剤をコーティングさせ、その上に色々な食品粉末をダブルコーティングさせる製造方法である。
尚、食品粉末類は単独、組合せを問わず使用できる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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