説明

無穿孔アーチ補強式ベッド

【課題】
長方形の外形のベッドは嵩張るし、解体収納に不便であり寝るための単純機能を具えるだけで、通常は部屋を占拠する邪魔物であるので簡単に分解してコンパクトに片付けやすく、便利な立体的構成を利用して衣類の干し場にも利用可能の付加機能をベッドに具有させるのが目的である。強度を保つためにアーチ本体に穿孔せずに組み立てできる部材から構成される。
【解決手段】
ペアーの無穿孔アーチ補強ベッドを間隔維持部材を介して立体支持せしめ、ペアーの無穿孔補強式アーチで構成した空間にベッドを設定するもので、ネジの緩めと締め付けで組み立て・解体・調節・収納に便利でコンパクトにでき、無穿孔アーチ上部で下げ具で寝具を乾燥させたり、下着を乾燥させたりできるなど、衣類乾燥機を不要にできるエコ製品であり、介護ベッドや幼児用ベッドとして利用し易い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はペアーの無穿孔アーチに着脱自在に取付けて並立させ、ベッド装置を構成する部材と、無穿孔アーチ補強式ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ベッドは一定の高さに長方形の台を組み、該台の四周に転落防止の手摺りを設けてあるのが一般的であり、手摺りも電灯のスタンドを取り付ける機能を有する程度であった。やや進歩した防災ベッドのアーチではペアーのアーチの所定位置に部材取り付け孔を多数穿孔して多数の部材を組付け、該ペアーのアーチを多数の部材と一体化し、下部を4本の脚としてベッドを設定するのがあるものの構造が複雑でコストが高く一般に利用されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−012134
【特許文献1】特開2004−208955
【特許文献2】特開平10−117894
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題の第一はペアーの無穿孔アーチをベッド本体に用いてコンパクトに、かつ立体的に組み立てる部材と構成で、上記特許文献1のアーチによるハンモック支持装置がアーチの設定スペースが広くて実用しにくいのを改良することであり、例えば同じ筆記具でも万年筆を改良したボールペンが普及するのは発明進化によるもので、引用例のアーチによるハンモック支持装置のアーチはベッドではなく構造体で、アーチと底部材を一体化して構成した本願のアーチ式ベッドは発明進化によるベッド本体であると、認識すべきである。
課題の第二はアーチに穿孔する従来型ベッドでは、穿孔加工で取付孔を穿孔することでアーチベッドに生ずる欠陥、例えば、(1)穿孔位置の強度の低下(2)補強のための肉厚増大による重量化(3)穿孔加工手間費用のコストアップ(4)加工エネルギーの増大(5)ネジ締作業による完成度の不確実性と点検費用の増大(6)塗装・メツキ処理費用アップ(7)鉄素材の穿孔部のサビ発生、などで市販は高価格となり、かつ構成が複雑で利用が不便で、穿孔アーチ形式のベッド製品は殆ど見られず社会の利便に寄与していないので無穿孔ア−チでベッドを構成し、上記特許文献2を進歩させることである。
課題の第三はアーチ本体を用いて構成するベッド本体のネジを外さずに、緩めるだけで分解可能とし、組み立てはネジ締めで可能とし、ネジの着脱を不要にすることである。
本発明はアーチを利用したベッドに生ずる前記第1、第2の欠陥を除去し、市場性を現出し、社会の利便に寄与するのが、最大の目的であり、そのためには、アーチの外周に嵌めこめる締結リングとその付属の着脱式幅部材・両端部にアーチ溝を設けた架設部材とその架設部材の高さ位置決め用の開閉固定具・支持部材に設けたアーチを着脱自在に支持する支持金具の組合せが必要であり、かつネジを外して該ネジの所在を探す手間と時間は時代に合わず、簡単に組み立て分解を可能にするために、
(1)アーチの外周に被せて利用可能な締結リング又は開閉固定具と該リング叉は締結部材の締結ネジ(又は蝶ネジ)に着脱自在の切り込みを設けた幅部材、
(2)ネジ外しせずに緩めれば高さ調節が可能で、かつネジを締めておけば架設部材の所定位置の高さ設定が可能で、かつ解体後、そのまま収納可能で、組み立て時には解体以前の高さ位置と合致する復元組み立て作業の可能な開閉固定具及び該開閉固定具に適合するネジ類又は蝶ネジ、
(3)両端部にはめ込み脱脚自在にアーチが納まるアーチ溝を設けた架設部材を提供し、ネジ(蝶ネジ)を緩めるだけで解体、組み立て、部材の位置調節を可能にすることが重要である。
本発明ではかかる構成の部品を同時に具えしめて、コストダウン・装置の調節と利用しやすさ等で製品の利便性を高めて社会の利便を計るものである。さらに、
課題の第四は無穿孔アーチ式ベッドのベッド装置の底部材としてシートの外周にロープを設けるとともに、ボタン・ベルト・ファスナー・ジッパーなどでの接続で柔軟な素材を延長せしめ一連の底部材として、架設部材間の幅に近似せしめてロングスパンに展張し、揺れを解消して安眠しやすくし、
課題の第五はロングスパンのアーチを分断して小型部品化して運搬携帯を便利にするとともにアーチを接続復元可能にせしめるとともに補強することであり、
課題の第六は安眠環境を進化させる各種の装置、例えばカーテン・暗幕その他をアーチ式ベッドに設備し、無穿孔でサビにくいので、物干し兼用のカーテンレールを適宜の位置に設けることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は金属パイプをアーク形に形成したアーチのペアーには穿孔せずにアーチ本体を利用してベッドを組み立てる構成であり、少なくともアーチの外周に嵌まる締結リング又は開閉固定具と該リング又は開閉固定具に着脱自在の幅部材、両端部にアーチ溝を設けた架設部材と該架設部材をアーチに設定する高さの位置決め用の開閉固定具、及びアーチの下端部に設けた支持金具の突出部先端をアーチの下方から嵌め込み可能としてあるペアーの無穿孔アーチで立体的に構成したベッドを設けた無穿孔アーチ式ベッドであり、
請求項2は金属パイプをアーク形に形成したアーチのペアーには穿孔せずにアーチベッドを組み立てる構成で、少なくともアーチの外周に嵌まる締結リング又は開閉固定具と該リング又は開閉固定具に着脱自在の幅部材、両端部にアーチ溝を設けた架設部材と架設部材の高さ位置決め用の開閉固定具、及びアーチの下端部に設けた支持部材に取り付けた支持金具の突出部先端をアーチの下方からはめ込み可能としてある前後の部材を用いて、ペアーの無穿孔アーチで立体的に構成した枠組みにベッドを組みつけて成る無穿孔アーチ式ベッドの切断部補強のために、該補強部を4層とし、最内層をアーチパイプに嵌め入れ可能の補強軸とし、中間層を該アーチパイプの突き合わせ周辺部とし、外層を該アーチの外形に密接する板体でカバーし、該カバーを開閉固定具で外周から締結補強して成る無穿孔アーチ補強アーチ式ベッドであり、
請求項3は無穿孔アーチ式ベッドにおいて、該ベッドの骨組みの本体のネジ(蝶ネジ)を外さずに緩めるだけで解体・調節可能とするために、すくなくとも(1)幅部材兼用の支持部材に設けた支持金具の突出し部先端がアーチの下端から着脱自在に挿入可能としてあり、(2)締結リング又は開閉固定具のネジ類と該ネジ類に着脱自在の切り込みを設けた幅部材と、(3)ネジ類を緩めて高さ調節可能で、締めれば架設部材を載置可能とする開閉固定具とで底部材を設定して成る無穿孔アーチ補強式ベッドであり、
請求項4は無穿孔アーチ式ベッドにおいて、底部材の構成が前後の架設部材及び包括シート及び中央シートから成り、該シートは一連の袋縫いで該包括シートは前後の架設部材の外側に係り、内方に引かれて中央シートの両縁部には一連の袋縫いでロープが巡らせてあり、該包括シートは前又は後の架設部材に係り、内方に引かれて中央シートの上下からはさみ重ねて上側の包括シートの複数の固定具例えばジッパー、布ファスナーボタン等でなどで中央のシートに係留せしめてあり、他側の包括シートも同様に中央シートの他端部を複数の固定具で係留されて取り付けて延長される底部材から成るベッドを設けた請求項1又は2に記載の無穿孔アーチ補強式ベッドであり、開口部を設けて開閉可能とし、該包括シート内にポリウレタン製のパッドその他の詰め物により、ベッドの有効長さを伸縮せしめて底部材の長さを調節させるものであり、前又は後の架設部材の外周に係り内方に引かれて中央シートの端部上下からはさみ重ねて包括シートの接続具が中央シートに係止せしめられ、他側の架設部材に架かる包括シートも同様に中央シートの他端部が接続具に係止されて取り付けられる底部材から成るベッドを設けた請求項1又は2に記載の無穿孔アーチ補強式ベッドである。
【発明の効果】
【0006】
本発明はアーチに穿孔することなく、その分強度の向上を実現してアーチ本体を軽量化し、従来のベッドの大きく・嵩張り・重いものとのイメージを転換させ、部屋の隅において、軽量で移動しやすく、寝台の高さを調節し易いので介護ベッド・又は幼児用ベッドとして使い易く、カーテンレール利用でフトン下着などの干し場、暗幕で安息エコ生活の補助にもなる便利な道具として利用可能とせしめる。
従来例(特許文献2)のアーチ式の防災ベッドは寝台としての機能のためにアーチの各所に穿孔し、多数の部品をアーチのロングスパンの穿孔箇所に設けなくてはならず、強度を保つためにアーチ本体を太く肉厚とする結果、重量装置となり、女性が組み立てるのは簡単でなかったし、移動にもかなりの力が必要で、不要な場合、収納が不便だったが、本発明による軽量かつコンパクト化の実現により、下着・蒲団・寝具等の干し場とし、あるいはアーチに照明を設けたり、カーテン・暗幕などでカバーして即席の安眠室に変化させたりする等で、介護ベッドに低価格で転用可能で利用価値が高まる。特に狭くて干し場のない部屋でも下着を人目にさらさずに乾燥可能の空間を簡単に提供できるので省エネ生活にもなる。更に無穿孔なので製造工程が減りコストカットが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】無穿孔アーチ補強式ベッドの正面図
【図2】無穿孔アーチ補強式ベッドの側面図
【図3】幅部材と締結リングの組合せの一例
【図4】アーチと支持金具の嵌め込みの1例の部分斜視図
【図5】架設部材と開閉固定具の1例の斜視図
【図6】実施例1の無穿孔アーチ補強式ベッドの底部材の平面図
【図7】実施例1の無穿孔アーチ補強式ベッド正面部分拡大図
【図8】実施例1の無穿孔アーチ補強式ベッドの正面部分拡大詳細図
【図9】実施例2の無穿孔アーチ補強式ベッドに適用可能な一例で側板を用いた一例のネット係留正面図
【図10】実施例2の無穿孔アーチ補強式ベッドに適用可能な一例で側板を用いた一例の包括シート係留側面図
【図11】実施例3のネットと係留の側面部分図
【図12】実施例3のロングスパンアーチの切断補強の断面図
【図13】カーテンレールで、すだれカーテンを取り付けた一例
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は無穿孔アーチ形支持骨の両側端部は幅部材兼用の支持台4に着脱自在に支持される。移動するときはキャスター17のある支持台を支点として他方の支持台を若干持ち上げれば、組み立てた形態で容易にできる。二段ベッドの組み立てもできる(図9)。
ペアーの無穿孔アーチは設定すると高さが得られ、幅部材兼用の支持台の支持金具3で所定の幅により安定するので安全に使用できるし、衣類の干し場にできるし、分解組み立ても容易であるのでエコ製品として便利である。何より上記の特徴で介護ベッドとしても有利で、かつ育児用ベッドとして移動しやすく、組み立てのネジ締めがないので作業が簡単である。
【実施例1】
【0009】
本発明は図1より図5において、ペアーの無穿孔アーチ2は前後の支持台4の両側端部にネジ固定した支持金具3に上方からアーチの下端を差し込んである。
該ペアーは上部の両側の締結リング7にネジ固定した着脱自在の幅部材9で所定間隔で並立支持せしめられる。該締結リング7のネジが蝶ネジであれば手指の操作で適宜の位置に移動できる。又幅部材9もネジ切り込み24を設けてあるので、ネジが蝶ネジであれば、手指の操作で緩めれば着脱自在で締めれば固定できる。
さらに、幅部材兼用の支持台4より若干高い所定位置の前後両側に開閉固定具11が無穿孔アーチ2に固定ネジ12で締結してあるので前後の架設部材5は該開閉固定具11に上から載置され、下方には下がらず持ち上げれば上昇自在である。
該開閉固定具の固定ネジ12は蝶ネジを用いることで手指の操作により、緩めたり締め付けたりができるので高さの調節が容易になり、載置した架設部材5には寝具の荷重がかかるので、架設部材5は組み立て後使用中は安定する(図1、図2参照)。
該前後の架設部材5の両端部にはアーチ溝6が設けてあり、無穿孔アーチ2に嵌め入れ可能としてあり、架設部材5と左右の無穿孔アーチ2に支持される底部材のネット13、ロープ14に布団・毛布など寝具を載せられる。該底部材はシ−ト類・強度のあるネット類・ロープ等で構成するのが好ましく、そのほんの一例をあげると、
図1、図2、図7において、架設部材5のアーチ溝にはアーチ2が嵌まり、架設部材に架かる包括シート25(図6、図7、図8)は上下より中央シート26を挟んで重ね縫合、あるいは接続してあり、該各シートの縁には強度のあるロープが縁布の袋縫いの中に包まれて巡らせて、補強してある。包括シート25と中央シート26との接合縁部は布製ファスナー・ジッパー27・ボタンなどで接合されるが、開閉機能を持たせた包括構造にすれば、包括シ−ト25内に間隔拡大素材αを間在させられるので底部材の全長を変化可能である。
前記の各部材はアーチに被さる部材でアーチの外側部分を外部のネジで締め付けるので、アーチのロングスパンの要所の補強効果が大きくなる。
上記架設部材は間伐材が利用可能でコストの安いエコ製品が提供できる。上方の幅部材9(図3、図10)には下げ穴18が1乃至数個設けてあるので、干し具例えばハンガー19を吊したり衣類・下着などを掛けたり飾っておけたりする。
尚、図9の二段ベッドの上段はベビー用でその詳細は後述の実施例2である。
【実施例2】
【0010】
実施例の2は図1〜図13において、並立無穿孔アーチの前後には架設部材5が開閉固定具11の上に載置してある。この架設部材に係止する底部材としてロープ14をネット13の目に通して成り、ロープ14は無穿孔アーチ2と架設部材5とを合わせて巻き込んで係留してある(図11)。例えばゴルフネットはその一例で、四角の突起の係留部16に編目がひっかかり、係留カバー15で押さえてあるので、架設部材に上から荷重がかかりひっぱられても係留部16で止まり外れない。この係留部は平角台形状の例である。この底部材は柔軟な繊維製ではソフトで好ましいが、強度のある硬質の繊維のネットでも肌に優しければ適用可能で夏に涼しく、冬は敷き蒲団を置けば暖かい寝台になる。
尚、菱形編目のネット13とロープ14による底部材の係留状態は図11に示すとおりである。本例では間伐材で架設部材が制作され易く、エコ製品である。
上記実施例1、及び実施例2の構成の通り本願の底部材は無穿孔アーチに架かる前後縁部分は動揺せず固定されているのでハンモックでもないことは明白である。
架設部材5のアーチ溝にはアーチ2が嵌まり(図1、図2)、該部材は下には移動せず上方に脱出自在でアーチの外方に架かる包括シート25は上下より中央シート26を挟んで重ねられ(図6)上側の包括シートに設ければ簡単なベッドの支持構造の一例で、包括シートはゴム・人造皮革・その他等で耐久性のよい素材が望ましく、中央シートはネットが好ましい。
【実施例3】
【0011】
図12においてロングスパンの無穿孔アーチ2は長さが弱点で、軽量化のためには、強度の維持のために長さを分断して嵩張りを小さくするのが好ましいが、さすれば運搬にも便利となる効果が大きいので、中央で2分し、接続部分の補強では補強軸29を差し込み最外側の補強カバー28は必要な強度以上で金属板を成形したり、可撓性の硬質樹脂、例えばPP樹脂の加圧熱処理板などを開閉固定具7、11などで強く締めてロングスパンを接続し、補強するのがのぞましい。
図13はカーテンレールで、すだれカーテン22を取り付けた一例である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明の無穿孔アーチ補強式ベッドは解体収納に便利であり、物干し機能を備えているので、省エネ生活を可能とし、育児では利用が簡単なので母親に安息とくつろぎを与える。
高さ調節が自在なので、老人にも利用しやすく、身体障害者にも利用しやすい介護ベッドとして有用である。
湿潤な地面、コンクリートの土間にも瞬時に設定可能で毛布1枚から睡眠可能で、災害救難用にもアーチにシートを被せて屋根を構えられるので極めて便利である。
実際の製作品の解体では本願図1より図8において、
第1
上部中央左右の締結リング(又は開閉固定具)のネジ(又は蝶ネジ)を緩めて幅部材を引き外す・・・10秒
第2
支持部材から片方のアーチの一方を上に引いて支持金具から外す・・・5秒
第3
外したアーチの間隔を開きつつ架設部材のアーチ溝からアーチを外す・・・5秒
第4
反対側のアーチ下端も支持金具から引き上げてアーチを抜き、片寄せる・・・5秒
第5
前後の架設部材はフリーになるので、底部材全体を架設部材と巻き取る・・・10秒
第6
支持金具で立つ残ったアーチとともに2本のアーチを括る・・・10秒
第7
幅部材 架設部材に巻き付けた底部材 2本のアーチ を収納する。・・・合計約60秒

アーチを分割構造にすれば、携帯品として電車にもちこめるし、ゴルフ用具程度の嵩張りと、重量である。
尚、各種加工技術の進歩でネジ類による組立ては殆ど公知となったので、上記のような組合せ技術の進化が発明進化の最重要な課題になってきていることが、認識されるべきである。
【符号の説明】
【0013】
1 無穿孔アーチ補強式ベッド 2 無穿孔アーチ
3 支持金具 4 支持台
5 架設部材 6 アーチ溝
7 締結リング 8 締結ネジ孔
9 幅部材 10 幅固定ネジ孔
11 開閉固定具 12 固定ネジ孔
13 ネット 14 ロープ
15 係留カバー 16 係留部
17 キャスター 18 下げ穴
19 ハンガー 20 照明具
21 カーテンレール 22 すだれカーテン
23 木製の架設部材 24 ネジ切り込み
25 包括シート 26 中央シート
27 ジッパー 28 布ファスナー
29 補強軸 30 補強カバー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属パイプをアーク形に形成したアーチのペアーには穿孔せずにアーチ式ベッドを組み立てる構成で、少なくともアーチパイプの外周に嵌まる締結リング又は開閉固定具と該リング又は開閉固定具に着脱自在の幅部材、両端部にアーチ溝を設けた架設部材と該架設部材の高さ位置決め用の開閉固定具、及びアーチの下端部に設けた支持部材に取り付けた支持金具の突出部先端をアーチの下方からはめ込み可能としてある前後の部材を用いて、ペアーの無穿孔アーチで立体的に構成した枠組みにベッドを組みつけて成る無穿孔アーチ式ベッド。
【請求項2】
金属パイプをアーク形に形成したアーチのペアーには穿孔せずにアーチ式ベッドを組み立てる構成で、少なくともアーチパイプの外周に嵌まる締結リング又は開閉固定具と該リング又は開閉固定具に着脱自在の幅部材、両端部にアーチ溝を設けた架設部材と該架設部材の高さ位置決め用の開閉固定具、及びアーチの下端部に設けた支持部材に取り付けた支持金具の突出部先端をアーチの下方からはめ込み可能としてある前後の部材を用いて、ペアーの無穿孔アーチで立体的に構成した枠組みにベッドを組みつけて成る無穿孔アーチ式ベッドのアーチの切断部補強のために、該補強部を4層とし、最内層をアーチパイプに嵌入可能の補強軸とし、中間層を該アーチパイプの突き合わせ周辺部とし、外層を該アーチの外形に密接する板体でカバーし、該カバーを開閉固定具で外周から締結補強して成る無穿孔アーチ補強接続式のアーチベッド。
【請求項3】
無穿孔アーチ式ベッドにおいて、該ベッドの骨組みの本体のネジ類(蝶ネジも)を外さず緩めるだけで分解可能とするために、少なくとも(1)幅部材兼用の支持部材に設けた支持金具の突出部先端がアーチの下端から挿入可能としてあり(2)締結リング又は開閉固定具の固定用ビスに着脱自在の切り込みを設けた幅部材と(3)ネジを緩めて高さ調節可能で締めれば架設部材を載置可能とする開閉固定具とで底部材を設定して成る無穿孔アーチ式ベッド。
【請求項4】
底部材の構成が前後の架設部材、前後の包括シート及び中央シートとから成り、該シートの両縁部には一連の袋縫いでロープが巡らせてあり、該包括シートは前又は後の架設部材の外側に係り、内方にひかれて中央シートの上下からはさみ重ねて上側の包括シートの複数の固定具例えばジッパー、布ファスナー、ボタン等で中央のシートに係留せしめてあり、他側の包括シートも同様に中央シートの他端部を複数の固定具で係留されて取り付けて延長される底部材から成るベッドを設けた請求項1又は2に記載の無穿孔アーチ補強式ベッド。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−200624(P2011−200624A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−111902(P2010−111902)
【出願日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【特許番号】特許第4673438号(P4673438)
【特許公報発行日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(591161162)
【Fターム(参考)】