説明

無線送信器

【課題】無線送信装置において、簡素な回路構成でフェージング対策を可能にする。
【解決手段】スイッチ31が操作されると、制御部32は、RF信号生成部33、アンテナ34を介して第1回目の無線信号を送信した後、駆動機構37によって回路基板35を回転させる。その後、制御部32は、RF信号生成部33、アンテナ34を介して第2回目の無線信号を送信させる。これにより、アンテナ34の指向性を変更して無線信号が送信され、指向性ダイバーシチを実行することにより、フェージング対策が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線信号を送信する無線送信器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線送信器から送信された無線信号を壁面などの造営面に配設された無線受信器により受信して、その受信した信号に基づいて照明装置などの開閉動作を行うように構成された負荷制御システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような無線通信を利用する負荷制御システムにおいては、用途によって、電波による無線通信を利用して信号を送受信する方が、赤外光を利用して信号を送受信する場合よりも望ましい場合がある。これは、無線通信の電波の透過性や回折性等により、赤外光よりも無線通信の方が信号を送信可能になるエリアが広くなる等のメリットがあるからである。しかしながら、このように電波による無線通信を利用する場合であっても、例えば、フェージングの影響で適正に通信を行うことができなくなる場合があり、ユーザが送信器を操作したとしてもユーザの意図したとおりに負荷が開閉されなくなる。
【0004】
すなわち、送信器と受信器との位置関係や周囲にある障害物等の位置形状等に応じて無線伝搬路で反射波が発生すること等によりフェージングが発生すると、受信器に届く電波の強度が低くなり、送信器から送信された信号を受信しにくくなる。このような問題に対して、複数の送信アンテナを用いたダイバーシチ無線通信方式が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、送信器に複数のアンテナを組み込む必要があることから、回路構成が複雑となると共に、複数のアンテナが結合しないように相応の距離を隔てて配置しなければならないので、送信器の小型化を図ることができないという問題がある。
【特許文献1】特開2006−253092号公報
【特許文献2】特開平2−84824号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡素かつ小型の構成でありながらも、フェージングが発生する環境下において確実に通信可能な無線送信器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、手動によって操作可能なスイッチと、前記スイッチが操作されたとき、信号を出力する制御部と、前記制御部から出力された信号に応じて高周波信号を生成するRF信号生成部と、RF信号生成部によって生成された高周波信号を無線信号として出力するアンテナと、前記スイッチ、制御部、RF信号生成部及びアンテナが実装される回路基板と、前記回路基板が回転自在に収容される筐体と、前記回路基板を前記筐体に対して回転駆動する駆動機構とを備え、前記スイッチが操作されたとき、前記アンテナから無線信号を出力し、その後前記駆動機構によって前記回路基板を回転させた後、さらに該アンテナから前記無線信号を再出力することを特徴とする無線送信器である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記スイッチは、前記回路基板の回転中心上に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記回路基板は、平面視で円形に形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記駆動機構は、前記スイッチを操作する際に押圧されて、その押圧方向に移動する操作ボタンと、押圧されて移動した操作ボタンを押し戻す方向に付勢する付勢手段と、前記操作ボタンの方向に突出するように前記回路基板に設けられた突出部を有し、前記操作ボタンは、該操作ボタンの移動に伴い前記突出部を押圧し、前記回路基板を回転駆動するカムを有することを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、無線信号を出力するアンテナと、前記アンテナを回転駆動する駆動機構とを備え、前記アンテナは、無線信号を出力した後、前記駆動機構によって回転され、その後さらに前記無線信号を再出力することを特徴とする無線送信器である。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、アンテナが無線信号を出力した後、回路基板が駆動機構によって回転される。これに伴い、アンテナの指向性が変更され、その後該アンテナから同等の内容の無線信号を再出力するので、回転前後に送信された無線信号を用いて単一のアンテナでありながらも指向性ダイバーシチによるフェージング対策を行うことができる。これにより、通信の確実性を確保しつつ、無線送信器の回路構成を簡素なものとし、かつ小型化を図ることが可能となる。また、回路基板と一体的にスイッチ、制御部、RF信号生成部及びアンテナが回転可能であるので、これらの部品の電気的な接続を通常の無線送信器と同等なものとすることができ、無線送信器の信頼性の低下を招く虞もない。また、筐体は回転しないので、通常の無線送信器と同等の安全性を確保することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、スイッチが回路基板の回転中心上に設けられているので、回路基板の回転時によってもスイッチが移動することがない。これにより、常に同じ場所にスイッチが位置することから、スイッチの操作性の低下を招くことがない。
【0013】
請求項3の発明によれば、回路基板が平面視でスイッチを中心とする円形に形成されているので、回路基板と筐体との干渉を容易に回避することができ、無線送信器の小型化を容易に実現できる。
【0014】
請求項4の発明によれば、カムを有する操作ボタンと付勢手段等により駆動機構を機械的構成で実現できる。これにより、無線送信器の回路構成をより一層簡素なものとすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0015】
請求項5の発明によれば、アンテナが、無線信号を出力した後、駆動機構によって回転されて指向性が変更され、その後同等の内容の無線信号を再出力するので、回転前後に送信された無線信号を用いて単一のアンテナでありながらも指向性ダイバーシチによるフェージング対策を行うことができる。これにより、通信の確実性を確保しつつ、無線送信器の回路構成を簡素なものとし、かつ小型化を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る負荷制御システムの一例として、照明制御システムを示す。照明制御システム1は、負荷として照明装置2と、照明装置2を制御するための無線信号を電波により送信する無線送信器(リモートコントローラ)3と、例えば商用交流電源である電源(図3参照)4と照明装置2に電線を介して接続された無線受信器5等で構成されている。ここで、本実施形態においては、負荷として、白熱灯からなる照明装置2を例示するが、これに限定する主旨ではなく、蛍光灯及び蛍光灯電子安定器などの他の照明装置の他、照明装置以外の負荷であってもよい。
【0017】
図2は、無線送信器3の構成を示す。無線送信器3は、手動によって操作可能なスイッチ31と、スイッチ31が操作されたとき、所定の制御信号を出力する制御部32と、制御部32から出力された制御信号に応じて高周波信号を生成するRF信号生成部33と、RF信号生成部33によって生成された高周波信号を無線信号として出力するアンテナ34と、スイッチ31、制御部32、RF信号生成部33及びアンテナ34が実装される回路基板35と、回路基板35を回転自在に収容する筐体36と、回路基板35を筐体に対して回転駆動する駆動機構37と、回路基板35に実装された各部品に電力を供給する電池38等によって構成されている。アンテナ34から出力された高周波の無線信号が無線受信器5によって受信され、照明装置2が制御される。
【0018】
スイッチ31は、回路基板35の回転中心、すなわち筐体36から突出された回転軸上に配置されている。これにより、回路基板35は、スイッチ31を中心として回転することになる。また、回路基板35は、平面視でスイッチ31を中心とする円形に形成されている。すなわち、回路基板35は円盤状に形成されている。スイッチ31は、制御部32の動作のトリガとなるものであればよく、例えばユーザが手動で操作するプッシュスイッチの他、人体から放射される熱放射を検知することにより人体の存否を検知する人感センサ、又は指を触れることによる静電容量の変化を検出するセンサ等をも含むものとする。本実施形態においては、スイッチ31としてプッシュスイッチが採用され、その頭部には、スイッチ31を操作するための操作ボタン39(図1参照)が設けられている。
【0019】
制御部32は、マイクロコンピュータ等で構成されており、RF信号生成部33等の制
御を行い、スイッチ31が操作されたとき等に照明装置2を点灯させるための点灯信号又は消灯させるための消灯信号等の制御信号を生成する。RF信号生成部33は、制御信号等が制御部32から入力されると、その制御信号等を変調及び増幅し、アンテナ34から所定の周波数の無線チャンネルの搬送波に重畳して送信する。
【0020】
アンテナ34には、例えば、回路基板35に起立姿勢で実装されたループアンテナが用いられている。本発明においては、無線受信器5に制御信号を送信するために単一のアンテナ34が回路基板35に実装されており、回路基板35を略90゜回転させることにより、指向性ダイバーシチを実現可能する。
【0021】
回路基板35は、筐体36から突出された回転軸(図示せず)によって回転自在に支持されている。回路基板35の表面側にはスイッチ31、制御部32、RF信号生成部33及びアンテナ34が実装され、裏面側には駆動機構37が設けられている。駆動機構37の例としては、筐体36に固定されているマグネットと回路基板35に設けられたコイル等から成るモータが挙げられる。この場合、モータは電池38から給電されることとなる。あるいは、1次側と2次側が分離されたトランスによって給電する構成としてもよい。
【0022】
図3は、無線受信器5の構成を示す。無線受信器5は、例えばループアンテナ等のアンテナ51と、アンテナ51により電波を受信する無線受信回路部52と、無線受信器5の動作を制御する制御部53と、照明装置2に接続され照明装置2への給電路を開閉する負荷制御回路部54と、例えば100Vの電源4から照明装置2に電力を供給する電源回路55等を備えている。無線受信器5は、例えば、合成樹脂製の矩形箱状の器体を有するワイドハンドル形連用スイッチ(JIS C 8304参照)の2個モジュール寸法に形成されており、規格に準拠した取付枠等に取り付けられて、壁面内に埋め込まれているスイッチボックス内に収められ、配設される。なお、無線受信器5は、上記のようにして壁面内に埋め込まれるものに限られず、例えば壁面や天井等に取り付けられるものであってもよい。
【0023】
無線受信回路部52は、制御部53の制御に基づいて、所定の周波数のチャンネルの電波を受信する。負荷制御回路部54は、電源回路55から照明装置2への給電路を開閉するスイッチング素子(例えば、トライアックなど)を有する。制御部53は、マイクロコンピュータ等で構成されており、無線受信回路部52で受信された信号に応じて、負荷制御回路部54のスイッチング素子のスイッチング制御等を行う。制御部53は、例えば、無線受信回路部52で点灯信号が受信されたときには、照明装置2に給電する状態と給電しない状態とを切り替えるスイッチング制御を行う。電源回路55は、制御部53等に動作電源を供給する。なお、無線受信器5において、負荷制御回路部54が照明装置2への給電路を開成しているときには、電源回路55は、コンデンサに充電して無線受信器5の動作電源を生成する。他方、負荷制御回路部54が電源回路55から照明装置2への給電路を閉成しているときには、照明装置2の点灯状態に影響を及ぼさない範囲で定期的に給電路を所定の時間だけ開成してコンデンサに充電して、所定の時間外の閉成時にはコンデンサから放電して動作電源を生成する。これにより、無線受信器5は、電源回路55と照明装置2とを2線で直列接続することが可能となっている。なお、この種の電源回路55は従来から公知(例えば、特開2000−357443号公報等を参照)であるから、詳細な構成及び動作についての図示並びに説明は省略する。また、電源回路55の構成はこれに限られず、電源4から無線受信器5に常時給電するようにしてもよい。
【0024】
以下に、本実施形態における無線送信器3の動作態様について説明する。図4は、送信モードの変更動作の動作態様の一例を示す。ユーザによってスイッチ31が操作されると(#1においてYES)、制御部32は制御信号を生成し、RF信号生成部33を介してアンテナ34から第1回目の送信を行う(#2)。第1回目の送信が完了すると(#3においてYES)、駆動機構37を動作させて回路基板35を反時計回りに90゜回転させる。このときの状態を図5に示す。回路基板35の回転に伴い、同図に示すようにアンテナ34も回転され指向性が変更されることになる(#4)。アンテナ34の回転が完了すると(#5においてYES)、制御部32は、RF信号生成部33を介してアンテナ34から第2回目の送信を行う(#6)。このとき送信する無線信号の内容は、#2において第1回目の送信を行ったものと同等である。第2回目の送信が完了すると(#7においてYES)、駆動機構37を動作させて回路基板35を反時計回りに−90゜(時計回りに90゜)回転させた後(#8)、処理を終了する。これに伴い、回路基板35が図2に示した初期状態に復帰する。これにより、アンテナ34からは、90゜指向性を変更した状態で同等の内容の無線信号が送信されることとなる。従って、これらの指向性の異なる無線信号を受信した無線受信器5は、フェージングに備えて、#2における第1回目に送信された無線信号と#6における第2回目に送信された無線信号から指向性ダイバーシチを実行することができる。本実施形態では、第2回目の送信を行った後、回路基板35を逆回転させて初期状態に復帰させ、その後、ユーザによってスイッチ31が操作されたときも、アンテナ34の指向性を同様に変更するように構成されている。これに対して、#8の処理を省略するように構成されていてもよい。この場合においては、スイッチ31が操作されるたびに回路基板35が反時計回りに90゜づつ回転することになる。
【0025】
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ34が無線信号を出力した後、回路基板35が駆動機構37によって回転される。これに伴い、アンテナ34の指向性が変更され、その後アンテナ34から同等の内容の無線信号を再出力するので、回転前後に送信された無線信号を用いて単一のアンテナ34でありながらも指向性ダイバーシチによるフェージング対策を行うことができる。これにより、通信の確実性を確保しつつ、無線送信器3の回路構成を簡素なものとし、かつ小型化を図ることが可能となる。また、回路基板35と一体的にスイッチ31、制御部32、RF信号生成部33及びアンテナ34が回転可能であるので、これらの部品の電気的な接続を通常の無線送信器と同等なものとすることができ、無線送信器3の信頼性の低下を招く虞もない。また、筐体36は回転しないので、通常の無線送信器と同等の安全性を確保することができる。
【0026】
また、回路基板35がスイッチ31を中心として回転するので、回路基板35の回転時によってもスイッチ31が移動することがない。これにより、常に同じ場所にスイッチ31が位置することから、スイッチ31の操作性の低下を招くことがない。また、回路基板35が平面視でスイッチ31を中心とする円形に形成されているので、回路基板35と筐体36との干渉を容易に回避することができ、無線送信器3の小型化を容易に実現できる。また、回路基板35には、各部品に電力を供給する電池38が搭載されるので、各部品と電池38との電気的な接続を通常の無線送信器と同等なものとすることができ、無線送信器3の信頼性の低下を招く虞もない。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、駆動機構37は、上述したモータによる電気的な機構に限られることなく、例えば図6に示すような機械的なラッチ機構とすることができる。この構成において駆動機構37は、スイッチの操作ボタン39と、操作ボタン39を付勢するコイルばね(付勢手段)40と、操作ボタン39の方向に突出するように回路基板35に設けられた突出部35a等を有している。操作ボタン39は、スイッチを操作する際に押圧されて、その押圧方向に移動する。操作ボタン39の端部には、回路基板35を回転駆動するカム39aが形成されている。カム39aは、操作ボタン39の端部に4個形成されている。操作ボタン39が押圧されて移動されると、カム39aが突出部35aを押圧し、回路基板35を反時計回りに略90゜回転駆動する。このとき、第1回目の無線信号の送信は、回路基板35が回転し始める直前から直後の極めて短い時間になされ、第2回目の無線信号の送信は、回路基板35の回転が完了する直前から直後の極めて短い時間になされる。操作ボタン39の押圧が解かれるとコイルばね40の付勢力によって操作ボタン39が押し戻され、待機状態に復帰する。図6に示した構成によれば、カム39aを有する操作ボタン39とコイルばね40等により駆動機構37を機械的構成で実現でき、無線送信器3の回路構成をより一層簡素なものとすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0028】
また、本願発明の無線送信器3は、筐体36に固定された回路基板35に対して、アンテナ34のみを回転させることにより、アンテナ34の指向性を変更する構成であってもよい。この場合においては、アンテナ34を回転自在に支持する支持部と、アンテナ34を回転駆動するアンテナ駆動機構を設け、アンテナ34が第1回目の無線信号を出力した後、アンテナ駆動機構によって回転され、その後第2回目の無線信号を出力すればよい。なお、アンテナ34と回路基板35との電気的な接続は、例えばフレキシブルケーブル等を用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施形態に係る照明制御システムの一例を示す図。
【図2】上記照明制御システムの無線送信器の構成を示す図。
【図3】上記照明制御システムの無線受信器の構成を示す図。
【図4】上記無線送信器の動作を示すフローチャート。
【図5】第2回目の送信を行っているときの無線送信器を示す図。
【図6】駆動機構の一構成態様を示す断面図。
【0030】
1 照明制御システム(負荷制御システム)
2 照明装置
3 無線送信器
4 電源
5 無線受信器
31 スイッチ
32 制御部
33 RF信号生成部
34 アンテナ
35 回路基板
36 筐体
37 駆動機構
38 電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動によって操作可能なスイッチと、
前記スイッチが操作されたとき、信号を出力する制御部と、
前記制御部から出力された信号に応じて高周波信号を生成するRF信号生成部と、
RF信号生成部によって生成された高周波信号を無線信号として出力するアンテナと、
前記スイッチ、制御部、RF信号生成部及びアンテナが実装される回路基板と、
前記回路基板が回転自在に収容される筐体と、
前記回路基板を前記筐体に対して回転駆動する駆動機構とを備え、
前記スイッチが操作されたとき、前記アンテナから無線信号を出力し、その後前記駆動機構によって前記回路基板を回転させた後、さらに該アンテナから前記無線信号を再出力することを特徴とする無線送信器。
【請求項2】
前記スイッチは、前記回路基板の回転中心上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線送信器。
【請求項3】
前記回路基板は、平面視で円形に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線送信器。
【請求項4】
前記駆動機構は、前記スイッチを操作する際に押圧されて、その押圧方向に移動する操作ボタンと、押圧されて移動した操作ボタンを押し戻す方向に付勢する付勢手段と、前記操作ボタンの方向に突出するように前記回路基板に設けられた突出部を有し、
前記操作ボタンは、該操作ボタンの移動に伴い前記突出部を押圧し、前記回路基板を回転駆動するカムを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の無線送信器。
【請求項5】
無線信号を出力するアンテナと、
前記アンテナを回転駆動する駆動機構とを備え、
前記アンテナは、無線信号を出力した後、前記駆動機構によって回転され、その後さらに前記無線信号を再出力することを特徴とする無線送信器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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