説明

煙草製品のための箱とそれに対応するボール紙のブランク

煙草製品の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)は、上記煙草製品を少なくとも部分的に収納する収納本体(103、203、303、403)、および閉鎖本体(104、204、304、404)を備えている。当該閉鎖本体(104、204、304、404)は、上記収納本体(103、203、303、403)と接続されて、上記煙草製品へのアクセスを防止するか、または可能にする。上記閉鎖本体(104、204、304、404)は、前面(115、215、387、487)、および1対の側面(116、216、389、489)を含んでいる。1対の側面(116、216、389、489)のそれぞれは、上記前面(115、215、387、487)の対辺から伸びている。それぞれの側面(116、216、389、489)は、それぞれの当該側面(116、216、389、489)が、外壁(154、254、386、486)および内壁(124、224、324、424)によって少なくとも部分的に形成されるように、上記前面(115、215、387、487)の内面(119、219、319、419)と固定可能な固定部(120、220、320、420)を備えている。外壁(154、254、386、486)および内壁(124、224、324、424)は、互いに接続されており、少なくとも部分的に隙間(126、226、326、426)の境界を成している。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は煙草製品、特にタバコ用の箱に関し、上記の箱をつくることのできるボール紙のブランク(blank)に関する。
【0002】
従来のタバコ用の箱は、長軸に沿って伸びている直方体であり、収納本体、および当該収納本体に対してヒンジを介して蝶番式に取り付けられている閉鎖本体を備えている。
【0003】
収納本体は、前部壁、後部壁、2つの側壁および基底壁を備えている。閉鎖本体は、前面、後部面、2つの側面および上面を備えている。上述のヒンジは、収納本体の後部壁および閉鎖本体の後部面の間に配置されている。
【0004】
箱が衝撃を受けたときにか、または消費者のポケットもしくは鞄に箱が入っているときでさえ、タバコの損傷を回避する剛性のために、喫煙者は上述の箱を高く評価している。
【0005】
開示されている上述の種類の箱は、頑丈なボール紙製のブランクから作製されている。
【0006】
ブランクにあらかじめ折り畳まれる線を軽くいれ、その線に沿って折り畳むと、箱のかたちになる。
【0007】
喫煙者が従来のような外見の箱より、美的な外観の箱を好むように働きかけるために、最近は、従来のヒンジつき閉鎖本体のある箱をカスタマイズする傾向がある。従って、タバコ製造会社は、消費者に「凝った箱」、「魅力的な箱」と感じてもらえる、感性の優れた外見を有している箱への変更が必要だと感じている。
【0008】
上記の理由から、長軸に沿って測定したときに、閉鎖本体の前面の長さが収納本体の前部壁の長さと同じか、または当該前部壁の長さを超える箱が製造されている。
【0009】
したがって、そのような箱において、長軸に沿って測定したときに、閉鎖本体の側面は、従来の箱の蓋の側面の長さを超える長さを有している。
【0010】
このタイプの箱は、例えば、WO2004/065235と、WO2009/020383とに開示されている。
【0011】
このような箱の短所は、閉鎖本体の側面が外側へ曲がる傾向である。すなわち、ぴったりと閉鎖状態ではないため、閉鎖本体を開閉する際に諸問題が起こり、不快感を与える。
【0012】
薄い板紙に施された簡単な折り目の反動で、側面が湾曲状態になる。
【0013】
特に、側面のより広い幅によって、側面が得られている折りまげた線が広い間隔を空けて離れている状態を生じ、この間隔は材料の反発が緩やかな場合であってさえ、ボール紙の著しいたわみを生じる。本発明の目的の1つは、煙草製品、特にタバコ用の箱の改良、当該の箱を得るために使用されるボール紙のブランクを改良することである。
【0014】
本発明の別の目的は、従来の箱に比べ丈夫な閉鎖本体を有す煙草製品、特にタバコ用の箱を提供することである。
【0015】
本発明のさらに別の目的は、従来の側面に比べ頑丈な側面を有す閉鎖本体を有している、煙草製品、特にタバコのための箱を提供することである。
【0016】
本発明のさらに別の目的は、消費者に対する情報伝達、およびメッセージの広告などに利用可能な広い表面を有している、煙草製品、特にタバコのための箱を提供することである。
【0017】
本発明のさらに別の目的は、好ましい美的な外観を有している、煙草製品、特にタバコのための箱を提供することである。
【0018】
本発明の第1の態様は、独立請求項1において開示する煙草製品、特にタバコ用の箱である。
【0019】
本発明によると、従来の箱に比べ、丈夫な閉鎖本体を有している、煙草製品のための箱を得ることができる。
【0020】
実際、上記固定部(具体的には、上記前面の該内面と糊付けされ、固定された部分)は、対照をなす。該側面が外側へ曲がるという問題をかなり解決し、側面を実質的に直線状態に維持する。さらに、該側面は、少なくとも部分的に、該内壁および該外壁によって形成されるため、頑丈である。上記によって、審美的な魅力を有している箱へ改善され、扱いやすい閉鎖本体への改良もみられる。
【0021】
また、該側面は、公知の箱の側面に比べて頑丈なため、上記前面は、該収納本体の前部壁と同程度の大きさを、公知の箱と比べて、拡大し得る。これによって、消費者に対する情報伝達(例えば、メッセージの広告など)に使用可能な面を拡大させることができる。
【0022】
特に、本発明の実施形態において、当該メッセージは、上記内面の幅全体に実質的に広がっている上記固定部上にあらかじめ印刷され得る。
【0023】
本発明の第2の態様は、独立請求項31において開示するボール紙製のブランクである。
【0024】
本発明の第2の態様におけるボール紙製のブランクは、従来のブランクにおける外側輪郭と同様の輪郭を有すブランクであるため、従来の機械で、本発明の第1の態様による箱を容易に製造できる。本発明については、限定されない例を使って本発明の他の実施形態を示す、添付図面を参照することによって理解し、実行できるだろう。図1は、本発明による、煙草製品用の箱の第1の例を開封配置にして、正面から見た透視図である。
【0025】
図2は、図1の箱を閉鎖配置にして、正面から見た透視図である。
【0026】
図3は、図1の箱を開封配置にした側面図である。
【0027】
図4は、図1の箱における閉鎖本体の断面を拡大した時の細部である。
【0028】
図5は、図4における細部の別の変形である。
【0029】
図6は、図4における細部のさらに別の変形である。
【0030】
図7は、図1の箱を得るためのブランクの平面図である。
【0031】
図8は、図1の箱における内部筐体を得るための内部構造の平面図である。
【0032】
図9は、図1の箱の第1の変形を図1と同じように示した図である。
【0033】
図10は、図9を拡大した時の細部である。
【0034】
図11は、図9の箱を得るためのブランクの平面図である。
【0035】
図12は、図1の箱の第2の変形を図1と同じように示した図である。
【0036】
図13は、図12の箱を図2と同じように示した図である。
【0037】
図14は、図1の箱の第3の変形を図3と同じように示した図である。
【0038】
図15は、図12の箱を得るためのブランクの平面図である。
【0039】
図16は、図14の箱を図1と同じように示した図である。
【0040】
図17は、図14の箱を得るためのブランクの平面図である。
【0041】
図18は、図1の箱の第4の変形を図1と同じように示した図である。
【0042】
図19は、図18の箱を図3と同じように示した図である。
【0043】
図19bisは、図18の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【0044】
図20は、図1の箱の第5の変形を図3と同じように示した図である。
【0045】
図21は、本発明による箱の第2の例を、図1と同じように示した図である。
【0046】
図22は、図21の箱を、図2と同じように示した図である。
【0047】
図23は、図21の箱における閉鎖本体の断面を拡大した時の細部である。
【0048】
図24は、図23の細部のさらに別の変形である。
【0049】
図25は、図23の細部のさらに別の変形である。
【0050】
図26〜図28は、図21の箱における内部筐体の透視図である。
【0051】
図29は、図21の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【0052】
図30は、図26〜図28の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。
【0053】
図31は、本発明による箱の第3の例を、図2と同じように示した図である。
【0054】
図32は、図31の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【0055】
図33は、図31の箱を、図1と同じように示した図である。
【0056】
図34は、図31の箱に含まれる主要部の断面である。
【0057】
図35は、図31の箱の第1の断面である。
【0058】
図36は、図35を拡大した時の細部である。
【0059】
図37は、図31の箱の第2の断面である。
【0060】
図38は、図37を拡大した時の細部である。
【0061】
図39は、図31の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【0062】
図40は、図31の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。
【0063】
図41は、本発明による箱の第4の例を、図1と同じように示した図である。
【0064】
図42は、図41の箱を図3と同じように示した図である。
【0065】
図43〜図45は、図41の箱の透視図である。
【0066】
図46は、図41の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【0067】
図47は、図41の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【0068】
図48は、図41の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。
【0069】
図1〜図3は、本発明による第1の箱101を示すものである。第1の箱101は、煙草製品、特にタバコ(図示せず)を収納するように構成されている。第1の箱101は、頑丈なタイプで、第1の長軸Z1に沿って伸びており、実質的に直方体をなす。例えば頑丈な板紙を原料とする、第1の箱101は、内側の包装紙102に包まれたタバコの群を収納するのに適していて、タバコを収納する収納本体103、喫煙者がタバコを取り出すために開閉可能な閉鎖本体104、または蓋を備えている。
【0070】
具体的には、ヒンジ105の周りを回転させる事によって、閉鎖本体104は、開封状態(図1および3)を取ることも、閉鎖状態(図2)を取ることもできる。
【0071】
収納本体103は、基底壁107(図3)、および基底壁と対向している上部壁190を備えている。具体的には、第1の長軸Z1を横切っている上部壁190を平面で測定すると、上部壁は、基底壁107より広くない。
【0072】
基底壁107および上部壁190は、後部壁109によって接続されている。
【0073】
すなわち、後部壁109における反対の位置にある側部から、基底壁107、および上部壁190が広がる。
【0074】
基底壁107から、後部壁109と対向している前部壁108が広がり、第1の長軸Z1に平行している後部壁109を平面で測定すると、後部壁109は、前部壁108より広い(図3)。2つの側壁110は、前部壁108と後部壁109との間に挿入されている。それぞれの側壁110は、前部壁108および後部壁109より広くない。
【0075】
それぞれの側壁110は、実質的に台形状を有している縮小部111、および実質的に台形状を有している拡大部112を備えている。第1の長軸Z1に平行な面で測定すると、縮小部111は拡大部112より長くない。具体的には、前面108から縮小部111が広がり、後部壁109から拡大部112が広がる。縮小部111は、拡大部112と固定(具体的には、糊付け)されている。
【0076】
すなわち、拡大部112の一部は、縮小部111によって覆われている。
【0077】
湾曲した部分113、特に丸くなった部分によって、縮小部111は前部壁に接続されている。
【0078】
本発明の実施形態では、図示していないが、湾曲した部分113ではない、平面な斜面が設けられている。
【0079】
閉鎖本体104は、閉鎖状態の時、基底壁107と対向している上面114を備えている。上面114は、また、上面114と上部壁190との間に、前述のヒンジ105を規定する。
【0080】
上面114は、前面115と接続されている。第1の長軸Z1と平行な面で測定すると、前面115は、前部壁108より長い。
【0081】
前面115は、例えば実質的に三角形状を有している先端部118を備えている。180°に折り畳み、固定された(具体的には、前面115の内面119と糊付けされた)先端部118は、前面115を補強する。前面115より、2つの側面116が広がる。
【0082】
側面116は、それぞれの拡張部153を備えており、それぞれの拡張部は、例えば、実質的に三角形状を有していて、上面114と隣接している。さらに、側面116は、それぞれの細長い、例えば、丸くなった部分を備えている。伸長部154は、前面115と拡張部153との間に挿入されており、前面115および拡張部153を接続している。さらに、それぞれの側面116は、固定部120を備えている。固定部120は、それぞれの拡張部153と反対側において、それぞれの伸長部154と接続されており、具体的には、内面119と糊付けされている。
【0083】
固定部120は、例えば、変則的な五角形状を有している、それぞれ第1の端部121、および第1の端部と接続された第2の端部122を備えている。第1の端部121、および第2の端部122は、第1の箱101を閉鎖状態にすると、第1の長軸Z1と実質的に平行してそれぞれ伸びているか、または当該長軸を横切ってそれぞれ伸びている。具体的には、第1の端部121は、互いに近くに位置し、第2の端部122は、先端壁118の第3の端部123のそばにあり、「V」字を示す。この方法では、固定部120が、閉鎖本体104の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0084】
また、固定部120は、第2の端部122と対向しているそれぞれのさらなる第2の端部122´を備えている。さらなる第2の端部122´は直線で、上面114の内面と隣接している。
【0085】
この方法では、固定部120が、前面115の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0086】
本発明の実施形態では、図示していないが、さらなる第2の端部122´は曲線で、並列させた場合、カモメが翼を広げた格好の輪郭を描く。
【0087】
さらに、本発明の実施形態で、上面114の内面からある程度距離をおいたところに、さらなる第2の端部122´が配置されているかもしれない。
【0088】
それぞれの側面116は硬化部124を備えている(図4)。硬化部124は、それぞれの伸長部154とそれぞれの固定部120との間に挿入されている。
【0089】
さらに、第1の箱101を閉鎖配置にすると、第1の長軸Z1と平行な面で測定すると、硬化部124は、伸長部154より長くない。
【0090】
本発明の実施形態では、図示していないが、第1の箱101を閉鎖状態にすると、第1の長軸Z1と平行な面で測定すると、硬化部124は伸長部154と実質的に同じ長さになる。
【0091】
上記に記述の通り、硬化部124によって、伸長部154および固定部120が接続されており、伸長部154および硬化部124は、第1の箱101を閉鎖配置にすると、第1の長軸Z1と実質的に平行して伸びている長軸方向の隙間126の境界を成している(図4)。上記より、それぞれの側面116は、少なくとも部分的に、外側の伸長部154と、内側の硬化部124から形成されることがわかる。
【0092】
先端部118の上、および固定部120の上に、破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報を含んでいる)が設けられている。
【0093】
第1の箱101の実施形態では、図5に示した通り、伸長部154は平面で、前面115に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。
【0094】
この変形では、硬化部124、伸長部154、内面119が、隙間126の境界を成している。
【0095】
第1の箱101の他の変形では、図6に示した通り、伸長部154は平面で、前面115に対して、約90°とするα度だけ傾けられている。
【0096】
また、この変形でも、硬化部124、伸長部154、内面119が、隙間126の境界を成している。
【0097】
さらに、第1の箱101には、前面115と接続された閉鎖ウイング191が設けられている。閉鎖ウイング191は、前面115の下端129の実質的に中央の領域から突出して、当該領域に配置されている。
【0098】
以下、閉鎖ウイング191の機能について説明する。図2に示した通り、第1の箱110が閉鎖状態の時、閉鎖本体104の前面115は、収納本体103の前部壁108と隣接し、実質的に1つの平面をなす。同様に、側面116は、それぞれの側壁110と隣接している。
【0099】
さらに、第1の箱110は、収納本体103の内側に配置された内部筐体106(図1にその1部を図示)を備えている。
【0100】
上述のように内部筐体106は、アルミ箔または金属箔のシートからなる内側の包装紙102に包まれた該タバコの群を収納する。
【0101】
内側の包装紙102は、従来のタイプであって、普通のタバコの箱に使用される内側の包装紙と比べ、大差ない。
【0102】
内部筐体106は主壁130を備えており、当該主壁の上に、破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報を含んでいる)が設けられている。
【0103】
「U」の形をした上部の外形131および主壁130は隣接している。2つの小さい壁132および主壁130は、接続されており、2つの小さい壁132より、第2の壁(図示せず)が広がる。小さい壁132の側面に沿って、内側の包装紙102が設けられており、内側の包装紙102の裏側に、第2の壁が折り畳まれ、結果、互いに隣接している。
【0104】
また、内部筐体106は、2つの平らな斜面133を備えており、例えば、主壁130に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。2つの平らな斜面133によって、主壁130と小さい壁132が接続されている。
【0105】
内部筐体106の主壁130と、収納本体103の前部壁108との間には、収納ポケット192が設けられており、第1の箱101を閉鎖配置にして、閉鎖ウイング191をはめ込むと、その閉鎖状態を維持するように構成されている。具体的には、前部壁108の中間部分と、前部壁108に面し、対応する主壁130の中間部分との間に、収納ポケット192を規定する。
【0106】
使用にあたり、閉鎖ウイング191と収納ポケット192を連動させ、第1の箱101を閉鎖状態に維持することができる。
【0107】
内部筐体106は、上部の外形131と補完的な周囲によって境界が付けられており、主壁130と接続されている下部の折り蓋(図示せず)をさらに備えている。内側の包装紙102の下に、下部の折り蓋が折り畳まれている。
【0108】
内部筐体106は、収納本体103の内側に配置され、後部壁109において、収納本体103に取り付けられる。
【0109】
具体的には、後部壁109と前述の第2の両壁を粘着させた方法によって、後部壁109の内面における1箇所以上で糊付けされているかもしれない。
【0110】
上記によって、内側の包装紙102の周囲で、内部筐体106を閉鎖状態に維持することができる。
【0111】
通常のタバコの箱として、第1の箱101を使用できるかもしれない。
【0112】
したがって、従来の箱と同じように、喫煙者は、閉鎖本体104をヒンジ105の周りに回転させる事によって、第1の箱101を開封し、タバコを取り出すことができるかもしれない。
【0113】
第1の箱101を開けた時、固定部120の上、先端部118の上、および主壁130の上の印刷領域は、喫煙者にとって見やすいということに注目しなければならない。このようにして、喫煙者は、印刷領域内の文章を読み、絵に着眼する。
【0114】
上記によって、第1の箱101のカスタマイズが可能になり、消費者に対する情報伝達に使用できるスペースの拡大が可能になる。
【0115】
実際に、従来の箱で使用してきた、収納本体103、および閉鎖本体104の外面だけでなく、第1の箱101の内側に設けられている印刷領域もまた、消費者向けの情報伝達、および考えられるメッセージの広告の印刷に使用できる。
【0116】
喫煙者は、タバコを取り出した後、閉鎖本体104をヒンジ105の周りに回転させ、収納本体103の前部壁108へと、第1の長軸Z1と平行している閉鎖本体104を軽く動かす。こうすることによって、閉鎖ウイング191を収納ポケット192へはめ込み易くし、第1の箱101を閉じる。
【0117】
平面なブランク135を折り畳み、収納本体103および閉鎖本体104を組み立てる。例えば、ブランク135は厚紙を原料とし、第1の縦の対称軸X1に沿って展開する。
【0118】
図7に示した通り、ブランク135は、収納本体103の形成を目的としている(意図している)第1の部分136、および閉鎖本体104の形成を目的としている第2の部分137を備えている。
【0119】
第1の部分136および第2の部分137を、第1の箱101におけるヒンジ105の形成を目的としている、折り畳まれることを目的としている線138に沿ってつなぐ。
【0120】
折り畳まれることを目的としている線138は、折り目を含んでもいいし、連結させた点によって離れた、多数の切込みを含んでもいい。
【0121】
ブランク135は、収納本体103の後部壁109の形成を目的としている第1のメインパネル139を備えている。
【0122】
第1の横パネル140、および第2の横パネル141は、第1のメインパネル139の反対端に設けられている。すなわち、第1の横パネル140、第1のメインパネル139、および第2の横パネル141の順に、第1の対称軸X1に沿って設けられているということである。
【0123】
第1の横パネル140および第2の横パネル141のそれぞれが、収納本体103の基底壁107および上部壁190の形成を目的としている。
【0124】
第1の横パネル140は、収納本体103の前部壁108の形成を目的としている第3の横パネル142と接続されており、第2の横パネル141は、閉鎖本体104の上面114の形成を目的としている、さらなる第2の横パネル193と接続されている。
【0125】
さらなる第2の横パネル193と第2の横パネル141との間に、上述の折り畳まれることを目的としている線138が設けられている。
【0126】
さらなる第2の横パネル193は、閉鎖本体104の前面115の形成を目的としている、第2のメインパネル143と接続されている。第2のメインパネル143は、補強の要素144とも接続されている。補強の要素144は、180°に折り畳むと、閉鎖本体104の前方部を補強することができ、また閉鎖本体104の先端部118をなすように設けられている。
【0127】
第3の横パネル142、第1の横パネル140、第1のメインパネル139、第2の横パネル141、さらなる第2の横パネル193、第2のメインパネル143、補強の要素144は、第1の対称軸X1を横断(具体的には直交)して設けられているそれぞれの横の折り目145に沿って接続されている。さらに、ブランク135は、「C」の形をした切込み194を備えている。ブランク135を折った時、90°に回転させると、「C」の形をした切込み194は、閉鎖ウイング191の形成を目的としている。
【0128】
具体的には、横の折り目145の中間地点の近くに切込み194が設けられており、切込み194によって、補強の要素144と第2のメインパネル143とが分かれる。
【0129】
さらに、ブランク135は、1対の中間パネル180を備えている。1対の中間パネル180は、第2のメインパネル143の両側に設けられており、閉鎖本体104の湾曲した伸長部154の形成を目的としている。
【0130】
中間パネル180は、第1の切込み線151を備えている。第1の切込み線151は、第1の対称軸X1と実質的に平行であり、それぞれ隣接していて、中間パネル180の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0131】
本発明の実施形態では、図示していないが、中間パネル180は第1の切込み線151を設けておらず、中間パネル180と第2のメインパネル143との間に、縦の折り目が設けられている。
【0132】
さらに、ブランク135は、1対の第1の内側パネル146を備えている。1対の第1の内側パネル146は、中間パネル180の両側に設けられており、閉鎖本体104の硬化部124の形成を目的としている。
【0133】
中間パネル180と第1の内側パネル146との間には、第1の縦の折り目150が設けられている。第1の縦の折り目150は、第1の対称軸X1と実質的に平行に伸びている。
【0134】
さらに、ブランク135は、1対の第1の外側パネル149を備えている。1対の第1の外側パネル149は、第1の内側パネル146の両側に設けられており、第2の縦の折り目152によって、1対の第1の外側パネル149と第1の内側パネル146とが分かれる。第2の縦の折り目152は、第1の対称軸X1と実質的に平行に伸びている。また、第1の外側パネル149は、硬化部120の形成を目的としている。
【0135】
この方法では、第1の縦の折り目150および第2の縦の折り目152は、第1の内側パネル146と隣接している。
【0136】
さらに、ブランク135は、1対の第2の内側パネル147を備えている。第2の内側パネル147は、中間パネル180と第1の内側パネル146と第1の外側パネル149との間に挿入されており、閉鎖本体104の拡張部153の形成を目的としている。
【0137】
斜めの切込み148によって、それぞれの第2の内側パネル147は、第1の内側パネル146および第1の外側パネル149と分離される。第1のウイング155は、前述したさらなる第2の横パネル193の両側に設けられており、さらなる第2の横パネル193の内側へ折り畳み、第2の内側パネル147と糊付けされ、拡張部153を補強する。
【0138】
具体的には、第1のウイング155と、さらなる第2の横パネル193との間に、第3の縦の折り目156が設けられており、第1の対称軸X1と実質的に平行に伸びている。
【0139】
さらに、ブランク135は、1対の第2の外側パネル157を備えている。1対の第2の外側パネル157は、第1のメインパネル139の両側に設けられており、第4の縦の折り目158によって、第2の外側パネル157と第1のメインパネル139とが分かれる。第4の縦の折り目158は、第1の対称軸X1と実質的に平行に伸びている。
【0140】
具体的には、第2の外側パネル157は、収納本体103における側壁110の拡大部112の形成を目的としている。
【0141】
第2のウイング159は、第2の外側パネル157の端と接続されており、第2の外側パネル157の内側へ折り畳み、第1の横パネル140と糊付けされ、基底壁107を補強する。
【0142】
さらなる第2のウイング195は、第2のウイング159と反対側において第2の外側パネル157と接続されている。
【0143】
さらなる第2のウイング195は、第2の外側パネル157の内側へ折り畳み、第2の横パネル141と糊付けされ、上部壁190を補強する。
【0144】
第3の横パネル142の両側に、第3のウイング160が設けられており、第3の横パネル142の内側へ折り畳み、第2の外側パネル157と糊付けされ、収納本体103における側壁110の縮小部111をなす。
【0145】
具体的には、第3のウイング160と第3の横パネル142との間に、湾曲した部分113の形成を目的としている、接続パネル181が設けられている。
【0146】
接続パネル181は、第2の切込み線161を備えている。第2の切込み線161は、第1の対称軸X1と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、接続パネル181の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0147】
本発明の実施形態では、図示していないが、接続パネル181は第2の切込み線161を設けておらず、縦の折り目に隣接している。
【0148】
粘着性物質を得た後、従来からの折り畳み方の手順に従って、ブランク135を折り畳む。従来のブランクと比べた時、ブランク135に、追加パネルがないもののように扱う。その結果、一般の機械によるブランク135加工で、より頑丈なタバコの箱をつくることができるかもしれない。
【0149】
図8は、内部筐体106を得るために使用される内部構造163を示す。
【0150】
内部構造163は、板紙を原料にし得る。金属シート、例えばアルミニウムなどと一体化する可能性が生じる。
【0151】
内部構造163は、リールを含んでいるパッケージ機械によって、形成され得る。内部構造163における、横断する上部の輪郭164、および横断する下部の輪郭165と一致する「U」の輪郭をしたナイフで切断される。さらに、適した切り刃によって、内部構造163における2本の内側の弱化線166、2本の外側の弱化線167、2本の中間の弱化線168を得ることができる。外側の弱化線167は、内側の弱化線166より外側に設けられている。最後に、内部構造163における下部の範囲にて、内側の弱化線166、中間の弱化線168、外側の弱化線167に対して、横方向に設けられている横断する弱化線169を得ることができる。内側の弱化線166と、横方向に設けられている横断する弱化線169とに挟まれるように、第1のパネル170を規定する。第1のパネル170は、内部筐体106の主壁130の形成を目的としている。
【0152】
2つの側部パネル171は、第1のパネル170の両側に設けられている。それぞれのパネル171は、内側の弱化線166と、中間の弱化線168との間に挿入されている。それぞれの側部パネル171は、内部筐体106の斜面133の形成を目的としている。
【0153】
2枚の中間パネル172は、側部パネル171の両側に設けられており、それぞれの中間パネル172は、中間の弱化線168と外側の弱化線167との間に挿入されている。それぞれの中間パネル172は、内部筐体106の小さい壁132の形成を目的としている。
【0154】
最後に、2枚の外側パネル173は、中間パネル172の外側に設けられており、外側の弱化線167を挟むように、それに対応する中間パネル172と、それぞれのパネルが接続されている。
【0155】
外側パネル173を、内側の包装紙102の内側へ折り畳み、第2の壁の形成を目的としている。
【0156】
この方法では、内部構造163を折った後、内部筐体106が内部構造163によって4面とも囲まれることになる。
【0157】
横断する弱化線169と、横断する下部の輪郭165との間に、先端パネル174を規定する。先端パネル174は、内側の包装紙102の下へ折り畳むことに適しており、下部の折り蓋の形成を目的としている。
【0158】
パッケージ過程において、内側の包装紙102の周囲に、内部構造163を折り畳み、従来の内部構造における粘着箇所と同じ箇所で、内側の包装紙と内部構造とを粘着させる。
【0159】
従来の内部構造用折り畳み装置と同じような装置を使用することによって、内側の包装紙102の周囲に、内部構造163を折り畳むことができるかもしれない。
【0160】
内部筐体106の周囲に、ブランク135を折り畳むことによって、収納本体103および閉鎖本体104を組み立てる。
【0161】
従来の機械と比べ大差ないパッケージ機械を使用することによって、第1の箱101を製造できる点は、上記に提示した内容によって明白である。
【0162】
図9、および図10では、第1の箱101の第1の変形に従って、煙草製品用の箱101aを説明する。
【0163】
説明の便宜上、第1の箱101にて説明した構成部品と同じ箱101aの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0164】
具体的には、箱101aは、閉鎖ウイング191のかわりに、1対のウイング128を備えている。
【0165】
硬化部124には、それぞれのウイング128が含まれ、それぞれのウイング128は、前面115の下端129の外側に突出している。箱101aは、収納ポケット192の代わりに、一対のポケット134をさらに有する。各ポケット134は、箱101aが閉鎖状態のときに、対応するウイング128を受けるように設けられている。
【0166】
具体的には、斜面133と湾曲した部分113との間に、それぞれポケット134を規定する。
【0167】
使用にあたり、ウイング128とポケット134を連動させ、箱101aを閉鎖状態に維持することができる。
【0168】
喫煙者は、タバコを取り出した後、閉鎖本体104をヒンジ105の周りに回転させ、収納本体103の前部壁108へと、第1の長軸Z1と平行に閉鎖本体104を軽く動かす。こうすることによって、ウイング128を収納ポケット134へはめ込み易くし、箱101aを閉じる。
【0169】
図11では、箱101aを組み立てるための、厚紙製の平面なブランク135aを説明する。
【0170】
説明の便宜上、ブランク135にて説明した構成部品と同じブランク135aの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0171】
ブランク135aでは、切込み194を省略しており、例えば丸い輪郭を備えた、突出する要素162が設けられている点において、ブランク135と異なる。突出する要素162は、ウィング128の形成を目的として設けられている。
【0172】
具体的には、それぞれの第1の内側パネル146の先端には、それぞれ突出する要素162が含まれ、また上記先端に配置されている。
【0173】
図12、および図13では、第1の箱101の第2の変形に従って、煙草製品用の箱101bを説明する。
【0174】
説明の便宜上、第1の箱101にて説明した構成部品と同じ箱101bの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0175】
具体的には、箱101bの上面114と後部壁109との間に、ヒンジ105が配置され、上部壁190を省略している。
【0176】
図15では、箱101bを組み立てるための、厚紙製の平面なブランク135bを説明する。
【0177】
説明の便宜上、ブランク135にて説明した構成部品と同じブランク135bの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0178】
ブランク135bでは、さらなる第2のウイング195を省略している点において、ブランク135と異なる。
【0179】
さらに、ブランク135bでは、さらなる第2の横パネル193をも省略している。第1のメインパネル139と第2のメインパネル143との間に、第2の横パネル141が挿入されており、第2の横パネル141は、閉鎖本体104の上面114の形成を目的としている。
【0180】
図14、および図16では、第1の箱101の第3の変形に従って、煙草製品用の箱101cを説明する。
【0181】
説明の便宜上、第1の箱101にて説明した構成部品と同じ箱101cの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0182】
具体的には、箱101cの上面114と後部壁109との間に、ヒンジ105が配置され、上部壁190を省略している。
【0183】
さらに、箱101cは、閉鎖ウイング191のかわりに、1対のウイング128を備えている。
【0184】
硬化部124には、それぞれのウイング128が含まれ、それぞれのウイング128は、前面115の下端129の外側に突出している。
【0185】
さらに、箱101cは、収納ポケット192のかわりに、1対のポケット134を備えている。第1の箱101cが閉鎖状態の時、それぞれに対応するウイング128がはまるように、それぞれのポケットが構成されている。
【0186】
具体的には、斜面133と湾曲した部分113との間に、それぞれポケット134を規定する。
【0187】
使用にあたり、ウイング128とポケット134を連動させ、箱101cを閉鎖状態に維持することができる。
【0188】
喫煙者は、タバコを取り出した後、閉鎖本体104をヒンジ105の周りに回転させ、収納本体103の前部壁108へと、第1の長軸Z1と平行に、閉鎖本体104を軽く動かす。こうすることによって、ウイング128を収納ポケット134へはめ込み易くし、箱101cを閉じる。
【0189】
図17では、箱101cを組み立てるための、厚紙製の平面なブランク135cを説明する。
【0190】
説明の便宜上、ブランク135にて説明した構成部品と同じブランク135cの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0191】
ブランク135cでは、さらなる第2のウイング195を省略している点において、ブランク135と異なる。
【0192】
さらに、ブランク135bでは、さらなる第2の横パネル193をも省略している。第1のメインパネル139と第2のメインパネル143との間に、第2の横パネル141が設けられており、第2の横パネル141は、閉鎖本体104の上面114の形成を目的としている。ブランク135cでは、切込み194を省略しており、例えば丸い輪郭を備えた、突出する要素162が設けられている点において、ブランク135と異なる。突出する要素162は、ウィング128の形成を目的として設けられている。
【0193】
具体的には、それぞれの第1の内側パネル146の先端には、それぞれ突出する要素162が含まれ、上記の先端に配置されている。
【0194】
図18、および図19bでは、第1の箱101の第4の変形に従って、煙草製品用の箱101dを説明する。
【0195】
具体的には、箱101dは丸角タイプである。
【0196】
説明の便宜上、第1の箱101にて説明した構成部品と同じ箱101dの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0197】
具体的には、箱101dの前面115と対向している閉鎖本体104の後部面115´と収納本体103の後部壁109との間に、ヒンジ105を規定し、上部壁190を省略している。
【0198】
さらに、箱101dは、閉鎖ウイング191のかわりに、1対のウイング128を備えている。
【0199】
硬化部124には、それぞれのウイング128が含まれ、それぞれのウイング128は、前面115の下端129の外側に突出している。
【0200】
さらに、箱101dは、収納ポケット192のかわりに、1対のポケット134を備えている。第1の箱101dが閉鎖状態の時、それぞれに対応するウイング128がはまるように、それぞれのポケットが構成されている。
【0201】
具体的には、斜面133と湾曲した部分113との間に、それぞれポケット134を規定する。
【0202】
また、箱101dの固定部120は、第2の端部122と対向している、それぞれのさらなる第2の端部122´を備えている。
【0203】
さらなる第2の端部122´は曲線で、並列させた場合、カモメが翼を広げた格好の輪郭を描く。上面114の内面からある程度距離をおいたところに、さらなる第2の端部122´が配置されている。
【0204】
箱101dの実施形態では、図示していないが、さらなる第2の端部122´は直線で、上面114の内面と隣接している。
【0205】
箱101dの他の実施形態では、図示していないが、第1の端部は、それぞれ間隔を設けており、内面119は何もない中間部を有している。
【0206】
使用にあたり、ウイング128とポケット134を連動させ、箱101dを閉鎖状態に維持することができる。
【0207】
喫煙者は、タバコを取り出した後、閉鎖本体104をヒンジ105の周りに回転させ、収納本体103の前部壁108へと、第1の長軸Z1と平行に、閉鎖本体104を軽く動かす。こうすることによって、ウイング128を収納ポケット134へはめ込み易くし、箱101dを閉じる。
【0208】
図20では、第1の箱101の第5の変形に従って、煙草製品用の箱101eを説明する。
【0209】
具体的には、箱101eは丸角タイプである。
【0210】
説明の便宜上、第1の箱101にて説明した構成部品と同じ箱101eの構成部品については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0211】
具体的には、箱101eの前面115と対向している、閉鎖本体104の後部面115´と、収納本体103の後部壁109との間に、ヒンジ105を規定し、上部壁190を省略している。図21、および図22では、本発明による煙草製品、特にタバコ用の第2の箱201の第2の例を示すものである。
【0212】
第2の箱201は、頑丈なタイプで、第2の長軸Z2に沿って伸び、実質的に直方体をなす。
【0213】
具体的には、第2の箱201は丸角タイプである。
【0214】
例えば、頑丈な板紙を原料とする第2の箱201は、内側の包装紙202に包まれたタバコの群を収納するのに適していて、タバコを収納する収納本体203、喫煙者がタバコを取り出すために開閉可能な閉鎖本体204、または蓋を備えている。
【0215】
具体的には、図21に示したとおり、ヒンジ205の周りに回転させる事によって、閉鎖本体204は、開封状態(図21)を取ることも、閉鎖状態(図22)を取ることもできる。収納本体203は、基底壁(図示せず)を備えている。基底壁は後部壁(図示せず)から広がる。
【0216】
後部壁における反対の位置にある側部から、2つの側壁210が広がる。
【0217】
側壁210は、特に台形状を有していて、後部壁と比べ広くない。
【0218】
具体的には、湾曲した部分213、特に丸くなった部分によって、側壁210および後部壁が接続されている。
【0219】
本発明の実施形態では、図示していないが、湾曲した部分213のかわりに、平面な斜面が設けられている。
【0220】
後部壁における、基底壁の反対の位置にある側部から、上部壁299が広がる。例えば、上部壁は、加工された輪郭の形をなす。
【0221】
具体的には、第2の箱201が閉鎖状態の時、基底壁は、上部壁299と対向している。
【0222】
閉鎖本体204は、上面214を備えており、閉鎖状態の時、基底壁と対向しており、上部壁299に面する。
【0223】
第2の箱201が閉鎖状態の時、前面215は、上面214と接続されており、第2の軸Z2と平行な面で測定すると、前面215は、後部壁と実質的に同じ長さである。
【0224】
具体的には、第2の箱201が閉鎖状態の時、前面215は、後部壁と対向している。第2の軸Z2と平行な面で測定すると、前面215は、後部壁と実質的に同じ長さである。
【0225】
前面215と基底壁との間に、前述のヒンジ205を規定する。
【0226】
前面215より、2つの側面216が広がる。
【0227】
側面216は、それぞれの拡大部253を備えており、それぞれの拡大部253は、例えば、特に三角形状を有していて、上面214と隣接している。
【0228】
さらに、側面216は、それぞれの細長い、例えば、丸くなった部分254を備えている。伸長部254は、前面215と拡大部253との間に挿入されており、前面215および拡大部253を接続している。
【0229】
さらに、それぞれの側面216は、固定部220を備えている。固定部220は、それぞれの拡大部253と反対側において、それぞれの伸長部254と接続されており、具体的には、前面215の内面219と糊付けされている。
【0230】
固定部220は、前面215の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0231】
固定部220は、例えば、直角を有す台形状を有していて、それぞれ第1の端部221を備えている。第1の端部221は、第2の箱201を閉鎖状態にすると、第2の軸Z2と実質的に平行して伸びている。具体的には、第1の端部221が互いに近くに配置されていることによって、固定部220は、閉鎖本体204の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0232】
本発明の実施形態では、図示していないが、第1の端部221は、それぞれ間隔を設けており、内面219は何もない中間部を有している。
【0233】
それぞれの側面216は、硬化部224を備えている(図23)。硬化部224は、それぞれの伸長部254と、それぞれの固定部220との間に挿入されている。
【0234】
さらに、第2の軸Z2と平行な面で測定すると、硬化部224は、伸長部254より長くない。
【0235】
本発明の実施形態では、図示していないが、第2の軸Z2と平行な面で測定すると、伸長部254と実質的に同じ長さになる。
【0236】
上記に記述の通り、硬化部224によって、伸長部254および固定部220が接続されており、伸長部254および硬化部224は、第2の箱201を閉鎖状態にすると、第2の軸Z2と実質的に平行して伸びている長軸方向の隙間226の境界を成している。
【0237】
上記より、それぞれの側面216は、少なくとも部分的に、外側の伸長部254と、内側の硬化部224から形成されることがわかる。
【0238】
固定部220の上に、破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報を含んでいる)が設けられている。
【0239】
第2の箱201の実施形態では、図24に示した通り、伸長部254は平面で、前面215に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。
【0240】
この変形では、硬化部224、伸長部254、内面219が、隙間226の境界を成している。
【0241】
第2の箱201の他の変形では、図25に示した通り、伸長部254は平面で、前面215に対して、約90°とするα度だけ傾けられている。
【0242】
また、この変形でも、硬化部224、伸長部254、内面219が、隙間226の境界を成している。
【0243】
図22に示した通り、第2の箱201が閉鎖状態の時、閉鎖本体204の上面214は、収納本体203の後部壁と同一の高さとなり、側面216は、それぞれの側壁210と隣接している。
【0244】
さらに、第2の箱201は、収納本体203の内側に配置された内部筐体206を備えている(図26〜図28において詳細を図示)。内部筐体206は、アルミ箔、または金属箔のシートからなる内側の包装紙202に包まれた該タバコの群を収納する。内側の包装紙202は、従来のタイプであって、普通のタバコの箱に使用される内側の包装紙と比べ、大差ない。
【0245】
内部筐体206は、主壁230を備えており、当該主壁の上に、図21において破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報)が設けられている。
【0246】
「U」の形をした上部の外形231と主壁230は隣接している。
【0247】
2つの小さい壁232と主壁230は接続されており、2つの小さい壁232より、第2の壁298が広がる。
【0248】
小さい壁232の側面に沿って、内側の包装紙202が設けられており、内側の包装紙202の裏側に、第2の壁298が折り畳まれる。
【0249】
また、内部筐体206は、2つの平らな斜面233を備えており、例えば、主壁230に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。2つの平らな斜面によって、主壁230および小さい壁232が接続されている。
【0250】
斜面233における、上部の外形231近くから、ウイング297が外側へ突き出ており、閉鎖本体204へのはめ込みに適し、閉鎖本体204の閉鎖状態を維持する。
【0251】
さらに、内部筐体206は、下部の折り蓋296を備えている。下部の折り蓋296は、主壁230と接続されており、上部の外形231を補強する周囲に面する。内側の包装紙202の下に、下部の折り蓋296が折り畳まれる。
【0252】
内部筐体206は、1対の上部の折り蓋295を備えている。それぞれの上部の折り蓋295は、それぞれの小さい壁232と接続されている。
【0253】
具体的には、内側の包装紙202の上に、上部の折り蓋295が折り畳まれ、内側の包装紙202が収まる。
【0254】
内部筐体206は、収納本体203の内側に整理され、側壁210において、収納本体203と取り付けられる。
【0255】
具体的には、側壁210と前述の小さい壁232を粘着させた方法によって、側壁210の内面における1箇所以上で糊付けされているかもしれない。
【0256】
上記によって、内側の包装紙202の周囲で、内部筐体206を閉鎖状態に維持することができる。
【0257】
また、通常のタバコの箱として、第2の箱201を使用できるかもしれない。
【0258】
したがって、従来の箱と同じように、喫煙者は、閉鎖本体204をヒンジ205の周りに回転させる事によって、第2の箱201を開封し、タバコを取り出すことができるかもしれない。
【0259】
第2の箱201を開けた時、固定部220の上、および主壁230の上の印刷領域は、喫煙者にとって見やすいということに注目しなければならない。このようにして、喫煙者は、印刷領域内の文章を読み、絵に着眼する。
【0260】
上記によって、第2の箱201のカスタマイズが可能になり、消費者に対する情報伝達に使用できるスペースの拡大が可能になる。
【0261】
実際に、従来の箱で使用してきた、収納本体203および閉鎖本体204の外面だけでなく、第2の箱201の内側に設けられた印刷領域もまた、消費者に対する情報伝達、および考えられるメッセージの広告の印刷に使用できる。
【0262】
喫煙者は、タバコを取り出した後、閉鎖本体204がウイング297とかみあうまで、閉鎖本体204をヒンジ205の周りに回転させ、第2の箱201を閉じる。
【0263】
平面なブランク235を折って、収納本体203および閉鎖本体204を組み立てる。例えば、ブランク235は厚紙を原料とし、第2の縦の対称軸X2に沿って展開する。
【0264】
図29に示した通り、ブランク235は、収納本体203の形成を目的としている第1の部分236、および閉鎖本体204の形成を目的としている第2の部分237を備えている。
【0265】
第1の部分236および第2の部分237を、第2の箱201におけるヒンジ205の形成を目的としている、折り畳まれることを目的としている線238に沿ってつなぐ。
【0266】
折り畳まれることを目的としている線238は、折り目を含んでもいいし、連結させた点によって離れた、多数の切込みを含んでもいい。
【0267】
ブランク235は、収納本体203の後部壁の形成を目的としている第1のメインパネル239を備えている。
【0268】
第1の横パネル240および第2の横パネル241は、第1のメインパネル239の両側に設けられている。すなわち第1の横パネル240、第1のメインパネル239、第2の横パネル241の順に、第2の対称軸X2に沿って設けられているということである。
【0269】
第1の横パネル240は、収納本体203の基底壁の形成を目的としており、第2の横パネル241は、収納本体203の上部壁299の形成を目的としている。
【0270】
第1の横パネル240は、閉鎖本体204の前面215の形成を目的としている第2のメインパネル243と接続されており、第1の横パネル240と第2のメインパネル243との間に、上述の折り畳まれることを目的としている線238が設けられている。
【0271】
第2のメインパネル243は、閉鎖本体204の上面214の形成を目的としている第3の横パネル242と接続されている。
【0272】
第3の横パネル242は、補強のウイング244とも接続されている。補強のウイング244は、180°に折り畳むと、閉鎖本体104の部分を補強することができ、また上面214の形成を目的とするように設けられている。
【0273】
補強のウイング244、第3の横パネル242、第2のメインパネル243、第1の横パネル240、第1のメインパネル239、第2の横パネル241は、第2の対称軸X2を横切るように、具体的には第2の対称軸X2に対して垂直に設けられているそれぞれの横の折り目245に沿って接続されている。
【0274】
さらに、ブランク235は、1対の中間パネル280を備えている。1対の中間パネル280は、第2のメインパネル243の両側に設けられており、閉鎖本体204の、湾曲した伸長部254の形成を目的としている。
【0275】
中間パネル280は、第1の切込み線251を備えている。
【0276】
第1の切込み線251は、第2の対称軸X2と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、中間パネル280の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0277】
本発明の実施形態では、図示していないが、中間パネル280は第1の切込み線251を設けておらず、中間パネル280と第2のメインパネル243との間に、縦の折り目が設けられている。
【0278】
さらに、ブランク235は、1対の第1の内側パネル246を備えている。1対の第1の内側パネル246は、中間パネル280の両側に設けられており、閉鎖本体204の硬化部224の形成を目的としている。
【0279】
第1の内側パネル246と中間パネル280との間には、第1の縦の折り目250が設けられている。第1の縦の折り目250は、第2の対称軸X2と実質的に平行に伸びている。
【0280】
さらに、ブランク235は、1対の第1の外側パネル249を備えている。1対の第1の外側パネル249は、第1の内側パネル246の両側に設けられており、第2の縦の折り目252によって、1対の第1の外側パネル249と第1の内側パネル246とが分かれる。第2の縦の折り目252は、第2の対称軸X2と実質的に平行して伸びている。また、第1の外側パネル249は、硬化部220の形成を目的としている。
【0281】
この方法では、第1の縦の折り目250および第2の縦の折り目252は、第1の内側パネル246と隣接している。
【0282】
さらに、ブランク235は、1対の第2の内側パネル247を備えている。第2の内側パネル247は、中間パネル280と第1の内側パネル246と第1の外側パネル249との間に挿入されており、閉鎖本体204の拡大部253の形成を目的としている。
【0283】
斜めの切込み248によって、それぞれの第2の内側パネル247は、第1の内側パネル246および第1の外側パネル249と分離する。
【0284】
第1のウイング255は、第3の横パネル242の両側から突き出ており、第3の横パネル242の内側へ折り畳み、第2の内側パネル247と糊付けされ、拡大部253を補強する。
【0285】
具体的には、第1のウイング255と、第3の横パネル242との間に、第3の縦の折り目256が設けられている。第3の縦の折り目256は、第2の対称軸X2と実質的に平行して伸びている。
【0286】
さらに、ブランク235は、1対の第2の外側パネル257を備えている。1対の第2の外側パネル257は、第1のメインパネル239の両側に設けられている。第2の外側パネル257と第1のメインパネル239との間に、湾曲した部分213の形成を目的としている、接続パネル281が設けられている。
【0287】
具体的には、接続パネル281は、第2の切込み線261を備えている。第2の切込み線261は、第2の対称軸X2と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、接続パネル281の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0288】
本発明の実施形態では、図示していないが、接続パネル281は第2の切込み線261を設けておらず、縦の折り目に隣接している。
【0289】
第2のウイング259は、第2の外側パネル257の端と接続されており、第2の外側パネル257の内側へ折り畳み、第1の横パネル240と糊付けされ、基底壁を補強する。
【0290】
粘着性物質を得た後、従来からの折り畳み方の手順に従って、ブランク235を折り畳む。従来のブランクと比べた時、ブランク235に、追加パネルがないもののように扱う。その結果、一般の機械によるブランク235加工で、より頑丈なタバコの箱をつくることができるかもしれない。
【0291】
図30は、内部筐体206を得るために使用される内部構造263を示す。
【0292】
内部構造263は、板紙を原料とし得る。金属シート、例えばアルミニウムなどと一体化する可能性が生じる。
【0293】
内部構造263は、リールを含むパッケージ機械によって、直ちに形成されるかもしれない。内部構造263における横断する上部の輪郭264、および横断する下部の輪郭265と一致する「U」の輪郭をしたナイフで切断される。さらに、適した切り刃によって、内部構造263における2本の内側の弱化線266、2本の外側の弱化線267、2本の中間の弱化線268を得ることができる。外側の弱化線267は、内側の弱化線266より外側に設けられている。
【0294】
さらに、内部構造263における下部の範囲にて、内側の弱化線266、中間の弱化線268、外側の弱化線267に対して、横方向に設けられている横断する弱化線269を得ることができる。
【0295】
最後に、内部構造263における上部の範囲にて、内側の弱化線266、中間の弱化線268、外側の弱化線267に対して、横方向に設けられているさらなる横断する弱化線290を得ることができる。
【0296】
内側の弱化線266と、横方向に設けられている横断する弱化線269とに挟まれるように、第1のパネル270を規定する。第1のパネル270は、内部筐体206の主壁230の形成を目的としている。
【0297】
2枚の側部パネル271は、第1のパネル270の両側に設けられており、それぞれ側部パネル271は、内側の弱化線266と、中間の弱化線268との間に挿入されている。
【0298】
それぞれの側部パネル271は、内部筐体206の小さい壁232の形成を目的としている。
【0299】
2枚の中間パネル272は、側部パネル271の両側に設けられており、中間の弱化線268と、外側の弱化線267との間に、それぞれのパネルが設けられている。
【0300】
それぞれの中間パネル272は、内部筐体206の小さい壁232の形成を目的としている。
【0301】
さらに、2枚の外側パネル273は、中間パネル272の外側に設けられており、外側の弱化線267に沿って、対応する中間パネル272にそれぞれの外側パネルが接続されている。
【0302】
外側パネル273を、内側の包装紙202の内側へ折り畳むことによって、第2の壁298の形成を目的としている。
【0303】
この方法では、内部構造263を折った後、内部筐体206が内部構造263によって4面とも囲まれることになる。
【0304】
横断する弱化線269と、横断する下部の輪郭265との間に、先端パネル274を規定する。先端パネル274は、内側の包装紙202の下へ折り畳むことに適しており、下部の折り蓋296の形成を目的としている。
【0305】
さらに、設けられているさらなる横断する弱化線290と、横断する上部の輪郭264との間に、さらなる先端パネル289を規定する。さらなる先端パネル289は、内側の包装紙202の上へ折り畳むことに適しており、上部の折り蓋295の形成を目的としている。
【0306】
最後に、内部構造263において、「C」の形をしたさらなる切込み288が2つ設けられており、ウイング297の形成を目的としている。
【0307】
パッケージ過程において、内側の包装紙202の周囲に、内部構造263を折り畳み、従来の内部構造における粘着箇所と同じ箇所で、内側の包装紙と内部構造とを粘着させる。
【0308】
従来の内部構造用折り畳み装置と同じような装置を使用することによって、内側の包装紙202の周囲に、内部構造263を折り畳むことができるかもしれない。
【0309】
内部筐体206の周囲に、ブランク235を折り畳むことによって、収納本体203および閉鎖本体204を組み立てる。
【0310】
従来の機械と比べ大差ないパッケージ機械を使用することによって、第2の箱201をも製造できる点は、上記に提示した内容によって明白である。
【0311】
図31〜図38では、本発明による煙草製品、特にタバコ用の第3の箱301の第3の例を示すものである。
【0312】
第3の箱301は、頑丈なタイプで、第3の長軸Z3に沿って伸び、実質的に直方体をなす。
【0313】
例えば、頑丈な板紙を原料とする第3の箱301は、内側の包装紙302に包まれたタバコの群を収納するのに適していて、タバコを収納する収納本体303、喫煙者がタバコを取り出すために開閉可能な閉鎖本体304を備えている。
【0314】
収納本体303は、基底壁307を備えており、例えば、加工された輪郭の形をなし、基底壁307から後部壁309が広がる。
【0315】
後部壁309における反対の位置にある側部から、2つの側壁310が広がる。
【0316】
側壁310は、特に台形状を有していて、後部壁309と比べ広くない。
【0317】
後部壁309における、基底壁307の反対の位置にある側部から、上部壁399が広がる。例えば、上部壁は、加工された輪郭の形をなす。
【0318】
具体的には、第3の箱301が閉鎖状態の時、基底壁307は、上部壁399と対向している。
【0319】
下記に詳細を記述するが、閉鎖本体304は、主本体392を備えている。主本体392をスライドすることによって、収納本体303および蓋396と接続されている。
【0320】
具体的には、煙草製品を収納するための収納本体303と連動する主本体392は、ヒンジ305によって、蓋396と接続されている。ヒンジ305の周りを回転させる事によって、蓋396は、開封状態(図33)を取ることも、閉鎖状態(図31)を取ることもできる。
【0321】
蓋396は、上面314を備えており、上面314は、閉鎖状態の時、基底壁307と対向しており、上部壁399に面する。
【0322】
第3の箱301が閉鎖状態の時、前面315は、上面314と接続されており、第3の軸Z3と平行している前面315を平面で測定すると、前面315は、後部壁309より長くない。
【0323】
具体的には、第3の箱301が閉鎖状態の時、前面315は、後部壁309と対向している。
【0324】
前面315より、2つの側面316が広がる。
【0325】
側面316は、それぞれの拡張部353を備えており、それぞれの拡張部353は、例えば、特に台形状を有していて、上面314と隣接している。さらに、側面316は、それぞれの細長い、例えば、丸くなった部分354を備えている。伸長部354は、前面315と拡張部353との間に挿入されており、前面315と拡張部353とを接続している。主本体392は、後部壁309と対向しているさらなる前面387を備えている。
【0326】
さらなる前面387と、前面315との間に、ヒンジ305を規定する。
【0327】
さらなる前面387の対辺から、2つのさらなる側面389が広がる。前面387およびさらなる側面389は、基底壁307の下部の輪郭388を補強するように設けられている。
【0328】
前述のさらなる側面389は、それぞれが前面387より広くない。
【0329】
具体的には、それぞれのさらなる側面389は、それぞれのさらなる伸長部386を備えている。
【0330】
それぞれのさらなる伸長部386は、例えば、丸い、さらなる前面387と接続された第1の部分385、および例えば、実質的に平面な、それぞれの第1の部分385と接続された第2の部分384を備えている。
【0331】
それぞれのさらなる側面389は、固定部320を備えている(図34)。固定部320は、それぞれのさらなる伸長部386と接続されており、具体的には、さらなる前面387の内面319と糊付けされている。固定部320は、さらなる前面387の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0332】
固定部320は、例えば、長方形状を有しており、それぞれ第1の端部321を備えている。それぞれ第1の端部321は、第3の箱301を閉鎖状態にすると、第3の軸Z3と実質的に平行して伸びている。
【0333】
具体的には、第1の端部321が互いに近くに配置されていることによって、固定部320は、閉鎖本体304の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0334】
本発明の実施形態では、図示していないが、第1の端部321は、それぞれ間隔を設けており、内面319は何もない中間部を有している。
【0335】
それぞれのさらなる側面389は、硬化部324を備えている(図34)。硬化部324は、それぞれのさらなる伸長部386と、それぞれの固定部320との間に挿入されている。
【0336】
具体的には、硬化部324は、それぞれの第2の部分384と、それぞれの固定部320との間に挿入されている。
【0337】
さらに、第3の軸Z3と平行な面で測定すると、硬化部324は、さらなる伸長部386と実質的に同じ長さになる。
【0338】
上述の通り、硬化部324によって、さらなる伸長部386と固定部320が接続されている。第3の箱301を閉鎖状態にすると、さらなる伸長部386および硬化部324は、第3の軸Z3と実質的に平行して伸びている長軸方向の隙間326の境界を成している。
【0339】
上記より、それぞれのさらなる側面389は、少なくとも部分的に、外側のさらなる伸長部386、および内側の硬化部324から形成されることがわかる。
【0340】
図示していないが、固定部320の上に、印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報)が設けられている。
【0341】
図示していないが、第3の箱301の変形では、さらなる伸長部386は平面で、さらなる前面387に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。
【0342】
この変形では、硬化部324、さらなる伸長部386、内面319が、隙間326の境界を成している。
【0343】
図示していないが、第3の箱301の他の変形では、さらなる伸長部386は平面で、さらなる前面387に対して、約90°とするα度だけ傾けられている。
【0344】
また、この変形でも、硬化部324、さらなる伸長部386、内面319が、隙間326の境界を成している。
【0345】
図31、および図32に示した通り、第3の箱301が閉鎖状態の時、蓋396の上面314は、収納本体303の後部壁309と平面をなし、側面316は、それぞれのさらなる側面389と隣接し、それぞれの側壁310と実質的に一つの平面をなす。
【0346】
具体的には、側面316は、さらなる側面389と隣接している。
【0347】
さらに、第3の箱301が閉鎖状態の時、下部の輪郭388は、基底壁307の輪郭と隣接し、実質的に一つの平面をなす。
【0348】
さらに、第3の箱301は、収納本体303の内側に配置された内部筐体306を備えている。
【0349】
内部筐体306は、アルミ箔、または金属箔のシートからなる内側の包装紙302に包まれた該タバコの群を収納する。内側の包装紙302は、従来のタイプであって、普通のタバコの箱に使用される内側の包装紙と比べ、大差ない。
【0350】
内部筐体306は、主壁330を備えており、当該主壁の上に印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報)が設けられている(図示せず)。
【0351】
「U」の形をした上部の外形331と主壁330は隣接している。
【0352】
図示していないが、2つの小さい壁332と主壁330は接続されており、2つの小さい壁332より、第2の壁が広がる。
【0353】
小さい壁332の側面に沿って、内側の包装紙302が設けられており、内側の包装紙302の裏側に、第2の壁が折り畳まれる。
【0354】
さらに、内部筐体306は、2つの平面な斜面333を備えている。2つの平らな斜面333は、主壁330に対して傾けられていて、2つの平らな斜面によって、主壁330および小さい壁332が接続されている。
【0355】
斜面333の上位角380における、上部の外形331近くから、ウイング397が外側へ突き出ており、蓋396に含まれるV字型の切込み399´へのはめ込みに適し、蓋396を閉鎖状態に維持する。
【0356】
さらに、内部筐体306は、さらなるウイング382を備えている(図35および図36)。さらなるウイング382は、ウイング397より下位に設けられており、斜面333の内部角379(すなわち上位角380より第3の軸Z3に近いところ)から外側に突出している。具体的には、2対のさらなるウイング382が設けられており、第3の軸Z3に沿って、特定の距離だけ超えて配置されている。さらなるウイング382は、長軸方向の通路378へのはめ込みに適している。長軸方向の通路378は、硬化部324と固定部320との間に設けられており、第3の軸Z3と実質的に平行して伸びている。
【0357】
すなわち、使用にあたり、長軸方向の通路378の中にさらなるウイング382を維持させ、長軸方向の通路378で長軸方向に滑らせる。
【0358】
この方法では、滑らせることによって収納本体304が、収納本体303と接続されている。さらに、内部筐体306は、下部の折り蓋(図示せず)を備えている。下部の折り蓋は、主壁330と接続されており、上部の外形331を補強する周囲に面する。内側の包装紙302の下に、下部の折り蓋が折り畳まれる。
【0359】
内部筐体306は、1対の上部の折り蓋(図示せず)を備えている。それぞれの上部の折り蓋は、それぞれの小さい壁332と接続されている。
【0360】
具体的には、内側の包装紙302の上に、上部の折り蓋が折り畳まれ、内側の包装紙302が収まる。
【0361】
内部筐体306は、収納本体303の内側に配置され、後部壁309および/または側壁310において、収納本体303と取り付けられる。
【0362】
具体的には、後部壁309および/または側壁310と、対応する第2の壁、および小さい壁332を粘着させた方法によって、後部壁309の内面および/または側壁310の内面における1箇所以上で糊付けされているかもしれない。
【0363】
上記によって、内側の包装紙302の周囲で、内部筐体306を閉鎖状態に維持することができる。
【0364】
また、通常のタバコの箱として、第3の箱301を使用できるかもしれない。
【0365】
したがって、従来の箱と同じように、喫煙者は、蓋396をヒンジ305の周りに回転させる事によって、第3の箱301を開封し、タバコを取り出すことができるかもしれない。
【0366】
喫煙者は、タバコを取り出した後、蓋396がウイング397とかみあうまで、蓋396をヒンジ305の周りに回転させ、第3の箱301を閉じる。
【0367】
かわりに、前述したように、喫煙者が、収納本体303に対して閉鎖本体304を滑らせてもいい。片手に収納本体303を持ち、もう一方の手で閉鎖本体304をつかみ、収納本体303に対して閉鎖本体304を滑らせるように力を加える。この方法では、それぞれの長軸方向の通路378とかみあった、さらなるウイング382を介して、内部筐体306と、閉鎖本体304が取り付けられた状態で、収納本体303に対して閉鎖本体304を滑らせる。
【0368】
従って、使用者は、収納本体303に対して、蓋396が固定されるところまで、閉鎖本体304を滑らせる。
【0369】
これが発生した時、蓋396は、収納本体303の後部壁309と離れる。
【0370】
具体的には、収納本体303に対して、さらなるウイング382が長軸方向の通路378における第1の先端領域に接する最下部に配置されるまで、閉鎖本体304を滑らせる。第1の先端領域は、収納本体303の基底壁307に近く、1対のさらなるウイング382にとって、止め具、または先端の緩衝として機能する。
【0371】
収納本体303に対して、閉鎖本体304を、少なくとも部分的に滑らせ、蓋396をヒンジ305の周りに回転させて、使用者はタバコを取り出せる。
【0372】
1本以上のタバコを取り出した後、使用者は再び収納本体303に対して、さらなるウイング382が長軸方向の通路378の第2の先端領域に接する最上部に配置されるまで、閉鎖本体304を滑らせる。第2の先端領域は、第1の先端領域と対向しており、さらに1対のさらなるウイング382にとって、止め具、または先端の緩衝として機能する。
【0373】
続いて、使用者は蓋396を閉じ、蓋396に含まれるV字型の切込みと、ウイング397を連動させることで閉鎖状態を維持する。上記によって、再び、第3の箱301は、従来の頑丈な箱の形に戻る。
【0374】
収納本体303と閉鎖本体304を、第3の軸Z3を含む第3の箱301の長軸方向の平面に沿って分離し、上記長軸方向の平面上で滑らせるということに注目しなければならない。
【0375】
さらに、第3の箱301を開けた時、固定部320の上、および主壁330の上の印刷領域は、喫煙者にとって見やすいということに注目しなければならない。このようにして、喫煙者は、印刷領域内の文章を読み、絵に着眼する。
【0376】
上記によって、第3の箱301のカスタマイズが可能になり、消費者に対する情報伝達に使用できるスペースの拡大が可能になる。
【0377】
実際に、従来の箱で使用してきた、収納本体303、および閉鎖本体304の外面だけでなく、第3の箱301の内側に設けられた印刷領域もまた、消費者に対する情報伝達または考えられるメッセージ広告の印刷に使用できる。
【0378】
平面なブランク335を折って、収納本体303および閉鎖本体304を組み立てる。例えば、ブランク335は厚紙を原料とし、第3の縦の対称軸X3に沿って展開する。
【0379】
図39に示した通り、ブランク335は、収納本体303の形成を目的としている第1の部分336、および閉鎖本体304の形成を目的としている第2の部分337を備えている。
【0380】
事前に切込みをいれた線317に沿って、第1の部分336および第2の部分337が接続されている。続けて、事前に切込みをいれた線317に沿って、第3の箱301を切り、第1の部分336と第2の部分337を切り離す。さらに、ブランク335は、収納本体303の後部壁309の形成を目的としている第1のメインパネル339を備えている。
【0381】
第1の横パネル340および第2の横パネル341は、第1のメインパネル339の両側に設けられている。すなわち第1の横パネル340、第1のメインパネル339、第2の横パネル341の順に、第3の対称軸X3に沿って設けられているということである。
【0382】
第1の横パネル340は、収納本体303の基底壁307の形成を目的としており、第2の横パネル341は、収納本体303の上部壁399の形成を目的としている。
【0383】
第1の横パネル340は、閉鎖本体304のさらなる前面387の形成を目的としている第2のメインパネル343と接続されており、第1の横パネル340と第2のメインパネル343との間に、上述の事前に切込みをいれた線317が設けられている。
【0384】
第2のメインパネル343は、蓋396の上面314の形成を目的としている第3の横パネル342と接続されている。第2のメインパネル343と第3の横パネル342との間に、蓋396の前面315の形成を目的とする第4の横パネル377が挿入されている。
【0385】
第3の横パネル342は、補強のウイング344とも接続されている。補強のウイング344は、180°に折り畳むと、蓋396の部分を補強することができ、また上面314の形成を目的として設けられている。
【0386】
第2のメインパネル343および第4の横パネル377を、第3の箱301におけるヒンジ305の形成を目的とする、折り畳まれることを目的としている線338に沿って接続されている。
【0387】
折り畳まれることを目的としている線338は、折り目を含んでもいいし、連結させた点によって離れた、多数の切込みを含んでもいい。
【0388】
補強のウイング344および第3の横パネル342、第3の横パネル342および第4の横パネル377、第1の横パネル340および第1のメインパネル339、第1のメインパネル339および第2の横パネル341は、第3の対称軸X3を横切るように、具体的には第3の対称軸X3に対して垂直に設けられているそれぞれの横の折り目345に沿って接続されている。
【0389】
さらに、ブランク335は、1対の中間パネル380を備えている。1対の中間パネル380は、第2のメインパネル343の両側に設けられており、主本体392のさらなる伸長部386の形成を目的としている。
【0390】
中間パネル380は、第1の切込み線351を備えている。
【0391】
第1の切込み線351は、第3の対称軸X3と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、第1の部分385を形成するために、中間パネル380の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0392】
本発明の実施形態では、図示していないが、中間パネル380は第1の切込み線351を設けておらず、中間パネル380と第2のメインパネル343との間に、縦の折り目が設けられている。
【0393】
さらに、ブランク335は、1対の第1の内側パネル346を備えている。1対の第1の内側パネル346は、中間パネル380の両側に設けられており、閉鎖本体304の硬化部324の形成を目的としている。
【0394】
第1の内側パネル346と中間パネル380との間には、第1の縦の折り目350が設けられており、第3の対称軸X3と実質的に平行して伸びている。
【0395】
さらに、ブランク335は、1対の第1の外側パネル349を備えている。1対の第1の外側パネル349は、第1の内側パネル346の両側に設けられており、第2の縦の折り目352によって、1対の第1の外側パネル349と第1の内側パネル346とが分かれる。第2の縦の折り目352は、第3の対称軸X3と実質的に平行して伸びている。また、第1の外側パネル349は、硬化部320の形成を目的としている。
【0396】
この方法では、第1の縦の折り目350と第2の縦の折り目352は、第1の内側パネル346と隣接している。
【0397】
さらに、ブランク335は、直線の切込み376を備えている。直線の切込み376は、第2の縦の折り目352上に突き出しており、長軸方向の通路378の形成を目的としている。パネル347は、第4の横パネル377の両側に設けられており、蓋396の拡張部353の形成を目的としている。
【0398】
具体的には、さらなる中間パネル393は、パネル347と、第4の横パネル377との間に設けられている。
【0399】
さらなる中間パネル393は、さらなる第1の縦の折り目391を備えている。
【0400】
さらなる第1の縦の折り目391は、第3の対称軸X3と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、さらなる中間パネル393の折り畳みを容易にするように設けられている。さらなる第1の縦の折り目391は、側面316の伸長部354の形成を目的としている。第1のウイング355は、第3の横パネル342の両側から突き出しており、第3の横パネル342の内側へ折り畳み、パネル347と糊付けされ、拡張部353を補強する。
【0401】
具体的には、第1のウイング355と、第3の横パネル342との間に、第3の縦の折り目356が設けられており、第3の対称軸X3と実質的に平行して伸びている。
【0402】
また、第1のウイング355には、細長い隙間375が設けられている。細長い隙間375は、丸い頂点を有す三角形状で、前述のV字型の切込み399´の形成を目的としている。
【0403】
さらに、ブランク335は、1対の第2の外側パネル357を備えている。第2の外側パネル357は、第1のメインパネル339の両側に設けられている。
【0404】
第2のウイング359は、第2の外側パネル357の端と接続されており、第2の外側パネル357の内側へ折り畳み、第1の横パネル340と糊付けされ、基底壁307を補強する。
【0405】
粘着性物質を得た後、従来からの折り畳み方の手順に従って、ブランク335を折り畳む。従来のブランクと比べた時、ブランク335に、追加パネルがないもののように扱う。その結果、一般の機械によるブランク335加工で、より頑丈なタバコの箱をつくることができるかもしれない。
【0406】
図40は、内部筐体306を得るために使用される内部構造363を示す。
【0407】
内部構造363は、板紙を原料とし得る。金属シート、例えばアルミニウムなどと一体化する可能性が生じる。
【0408】
内部構造363は、リールを含むパッケージ機械によって、直ちに形成されるかもしれない。内部構造363における、横断する上部の輪郭364、および横断する下部の輪郭365と一致する輪郭をしたナイフで切断される。
【0409】
さらに、適した切り刃によって、内部構造363における2本の内側の弱化線366、2本の外側の弱化線367、2本の中間の弱化線368を得ることができる。外側の弱化線367は、内側の弱化線366より外側に設けられている。
【0410】
さらに、内部構造363における下部の範囲にて、内側の弱化線366、中間の弱化線368、外側の弱化線367に対して、横方向に設けられている横断する弱化線369を得ることができる。
【0411】
最後に、内部構造363における上部の範囲にて、内側の弱化線366、中間の弱化線368、外側の弱化線367に対して、横方向に設けられているさらなる横断する弱化線390を得ることができる。
【0412】
内側の弱化線366と、横方向に設けられている横断する弱化線369とに挟まれるように、第1のパネル370を策定する。第1のパネル370は、内部筐体306の主壁330の形成を目的としている。
【0413】
2枚の側部パネル371は、第1のパネル370の両側に設けられており、それぞれの側部パネル371は、内側の弱化線366と、中間の弱化線368との間に、挿入されている。
【0414】
それぞれの側部パネル371は、内部筐体306の斜面333の形成を目的としている。
【0415】
2枚の中間パネル372は、側部パネル371の両側に設けられており、それぞれの中間パネル372は、中間の弱化線368と外側の弱化線367との間に、挿入されている。それぞれの中間パネル372は、内部筐体306の小さい壁332の形成を目的としている。
【0416】
さらに、2枚の外側パネル373は、中間パネル372の外側に設けられており、外側の弱化線367に沿って、それに対応する中間パネル372およびそれぞれのパネルとが接続されている。
【0417】
外側パネル373を、内側の包装紙302の内側へ折り畳むことによって、第2の壁の形成を目的としている。
【0418】
この方法では、内部構造363を折った後、内部筐体306が内部構造363によって4面とも囲まれることになる。
【0419】
横断する弱化線369と、横断する下部の輪郭365との間に、先端パネル374を規定する。先端パネル374は、内側の包装紙302の下へ折り畳むことに適しており、下部の折り蓋の形成を目的としている。
【0420】
また、横断する弱化線390と横断する上部の輪郭364との間に、さらなる先端パネルを規定する。さらなる先端パネルは、内側の包装紙302の下へ折り畳むことに適しており、上部の折り蓋の形成を目的としている。
【0421】
さらに、内部構造363において(具体的には、中間の弱化線368に沿って、横断する上部の輪郭364の近くで)、「C」の形をしたさらなる切込み388が2つ設けられており、ウイング397の形成を目的としている。
【0422】
最後に、内部構造363において(具体的には、内側の弱化線366に沿って、横断する上部の輪郭364の近くで)、「C」の形をしたさらなる切込み394が4つ設けられており、さらなるウイング382の形成を目的としている。
【0423】
パッケージ過程において、内側の包装紙302の周囲に、内部構造363を折り畳み、従来の内部構造における粘着箇所と同じ箇所で、内側の包装紙と内部構造とを粘着させる。
【0424】
図41〜図46では、本発明による煙草製品、特にタバコ用の第4の箱401の第4の例を示すものである。
【0425】
第4の箱401は、頑丈なタイプで、第4の長軸Z4に沿って伸び、実質的に直方体をなす。
【0426】
具体的には、第4の箱401は、はす縁タイプである。
【0427】
例えば、頑丈な板紙を原料とする第4の箱401は、内側の包装紙402に包まれたタバコの群を収納するのに適していて、タバコを収納する収納本体403、喫煙者がタバコを取り出すために開閉可能な閉鎖本体404を備えている。
【0428】
収納本体403は、基底壁407を備えている。基底壁407から、後部壁409、および基底壁407における、後部壁409の反対の位置にある側部から、前部壁408が広がり、第4の長軸Z4と平行な面で測定すると、後部壁409は、前部壁408(図44)より広い。
【0429】
2つの側壁410は、前部壁408と、後部壁409との間に挿入されており、2つの側壁410は、前部壁408および後部壁409に比べ広くない。
【0430】
側壁410は、実質的に変則的な六角形状を有していて、後部壁409対して約135°とするα度だけ傾けられている平らな部分413または斜面によって、後部壁409と接続されている。
【0431】
具体的には、側壁410、平らな部分413、後部壁409は、上側において、「U」の形をした上部の外形409´の境界を成している。
【0432】
本発明の実施形態では、図示していないが、平面な部分413ではない、湾曲した部分が設けられている。
【0433】
下記に詳細を示すが、閉鎖本体404は、収納本体403および蓋496と接続された主本体492を備えている。
【0434】
具体的には、煙草製品を収納するための収納本体403と連動する主本体492は、ヒンジ405によって、蓋496と接続されている。ヒンジ405を回転させる事によって、蓋496は、開封状態(図41〜図44)を取ることも、閉鎖状態(図45および図46)を取ることもできる。
【0435】
さらに、主本体492は、さらなるヒンジ405´によって、前部壁408と接続されている。さらなるヒンジ405´を回転させる事によって、主本体492は、開封状態(図41〜図44)を取ることも、閉鎖状態(図45および図46)を取ることもできる。
【0436】
具体的には、ヒンジ405、およびさらなるヒンジ405´は、実質的に平行で、一つの平面上にある。
【0437】
蓋496は、上面414を備えており、上面414は、閉鎖状態の時、基底壁407と対向している。
【0438】
後部面415´は、上面414と接続されており、第4の箱401が閉鎖状態の時、第4の軸Z4と平行な面で測定すると、後部面415´は、後部壁409より長くない。
【0439】
具体的には、第4の箱401が閉鎖状態の時、後部面415´は、後部壁409と隣接している。
【0440】
後部面415´より、2つの側面416が広がる。
【0441】
側面416は、それぞれの拡張部453を備えており、それぞれの拡張部453は、例えば、特に台形状を有していて、上面414と隣接している。
【0442】
さらに、側面416は、それぞれの細長い、例えば、平らな部分454、または斜面を備えている。伸長部454、または斜面は、後部面415´と拡張部453との間に挿入されており、後部面415´および拡張部453を接続している。
【0443】
さらに、主本体492は、後部面415´対向している前面415を備えている。前面415は、側面416と接続されている。
【0444】
主本体492は、第4の箱401が閉鎖状態の時、後部壁409と対向しているさらなる前面487を備えている。
【0445】
さらなる前面487と、前面415との間に、ヒンジ405を規定する。さらなる前面487と、前部壁408との間に、さらなるヒンジ405´を規定する。
【0446】
さらなる前面487の対辺から、2つのさらなる側面489が広がる。2つのさらなる側面489は、特に二等辺の台形状を有している。
【0447】
具体的には、さらなる側面489は、側壁410の上位部分の輪郭を補強する、側面に沿った輪郭488´を規定する。
【0448】
前述のさらなる側面489は、それぞれがさらなる前面487より広くない。
【0449】
具体的には、それぞれのさらなる側面489は、それぞれのさらなる伸長部486を備えている。
【0450】
それぞれのさらなる伸長部486は、平面で、さらなる前面487に対して、約90°だけ傾けられている。
【0451】
さらに、それぞれのさらなる側面489は、固定部420を備えている(図41)。固定部420は、それぞれのさらなる伸長部486と接続されており、具体的には、さらなる前面487の内面419と糊付けされている。本発明の実施形態では、図示していないが、固定部420は、さらなる前面487の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0452】
固定部420は、例えば、台形状を有している、それぞれ第1の端部421を備えている。それぞれ第1の端部421は、第4の箱401を閉鎖状態にすると、第4の軸Z4と実質的に平行して伸びている。
【0453】
具体的には、第1の端部421は、それぞれ間隔を設けており、内面419は何もない中間部を有している。
【0454】
本発明の実施形態では、図示していないが、第1の端部421が互いに近くに配置されていることによって、固定部420は、閉鎖本体404の幅の全体にわたって実質的に広がっている。
【0455】
それぞれのさらなる側面489は、例えば、台形状を有している硬化部424を備えている(図41)。硬化部424は、それぞれのさらなる伸長部486と、それぞれの固定部420との間に挿入されている。
【0456】
さらに、第4の軸Z4と平行な面で測定すると、硬化部424は、さらなる伸長部486より長くない。
【0457】
上記に記述の通り、硬化部424によって、さらなる伸長部486と固定部420が接続されている。第4の箱401を閉鎖状態にすると、さらなる伸長部486、硬化部424およびさらなる前面487の内面419は、長軸方向の隙間426の境界を成している。長軸方向の隙間426は、第4の軸Z4と実質的に平行である。
【0458】
上記より、それぞれのさらなる側面489は、少なくとも部分的に、外側のさらなる伸長部486、および内側の硬化部424から形成されることがわかる。
【0459】
固定部420の上に、破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報)が設けられている。
【0460】
図示していないが、第4の箱401の変形では、さらなる伸長部486は、湾曲する。
【0461】
また、この変形でも、硬化部424、さらなる伸長部486、内面419が、隙間426の境界を成している。
【0462】
図示していないが、第4の箱401の他の変形では、さらなる伸長部486は平面で、さらなる前面487に対して、約135°とするα度だけ傾けられている。
【0463】
また、この変形でも、硬化部424、さらなる伸長部486、内面419が、隙間426の境界を成している。
【0464】
図45、および図46に示した通り、第4の箱401が閉鎖状態の時、蓋496の後部面415´は、収納本体403の後部壁409と平面をなす。
【0465】
具体的には、蓋496における下部の端部429は、収納本体403における上部の端部409´を補強し、上部の端部409´と平面をなす。
【0466】
さらに、第4の箱401が閉鎖状態の時、側面416は、それぞれのさらなる側面489と隣接し、それぞれの側壁410と実質的に一つの平面をなす。側部の輪郭488´は、基底壁410における上位部分のさらなる側部の輪郭410´と隣接し、実質的に一つの平面をなす。
【0467】
具体的には、側面416は、さらなる側面489と隣接している。
【0468】
さらに、第4の箱401は、収納本体403の内側に配置された内部筐体406を備えている。
【0469】
内部筐体406は、アルミ箔、または金属箔のシートからなる内側の包装紙402に包まれた該タバコの群を収納する。
【0470】
内側の包装紙402は、従来のタイプであって、普通のタバコの箱に使用される内側の包装紙と比べ、大差ない。
【0471】
内部筐体406は、主壁430を備えており、主壁430は、例えば、先の尖った「U」の形をした上部の外形431と隣接している。本発明の実施形態では、主壁430は、破線によって示されている印刷領域(例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報を含んでいる)を備えている(図示せず)。2つの小さい壁432、および主壁430は接続されており、2つの小さい壁432より、第2の壁498が広がる。第2の壁498は、印刷領域(図示せず)を備えている。例えば、喫煙者向けの文章、絵または他の情報である。
【0472】
小さい壁432の側面に沿って、内側の包装紙402が設けられており、内側の包装紙402の裏側に、主壁430と対向している第2の壁498が折り畳まれる。
【0473】
具体的には、第2の壁498は、それぞれさらなる第1の端部421´を備えている。さらなる第1の端部421´は、内部筐体406の閉鎖状態において第4の軸Z4と実質的に平行して伸びており、それぞれは隣接している。
【0474】
本発明の実施形態では、図示していないが、さらなる第1の端部421´は、それぞれ間隔を設けており、内側の包装紙402は何もない中間部を有している。
【0475】
さらに、第2の壁498に、上部の外形431に似た、例えば、先の尖った「U」の形をした、さらなる上部の外形431´を規定する。
【0476】
さらに、内部筐体406は、2つの平らな斜面433を備えている。例えば、2つの平らな斜面433は、主壁430に対して約135°とするα度で傾き、2つの平らな斜面によって、主壁430および小さい壁432が接続されている。
【0477】
斜面433における、上部の外形431近くから、2つのウイング497が外側へ突き出ている。ウィング497は、蓋496へのはめ込みに適し、第4の箱401を閉鎖状態に維持する。
【0478】
さらに、内部筐体406は、2つのさらなる平面な斜面433´を備えている。例えば、2つのさらなる平らな斜面433´は、第2の壁498に対して約135°とするα度だけ傾けられていて、2つのさらなる平らな斜面によって、小さい壁432および第2の壁498が接続されている。
【0479】
さらに、内部筐体406は、下部の折り蓋(図示せず)を備えている。下部の折り蓋は、主壁430と接続されており、上部の外形431を補強する周囲に面する。内側の包装紙402の下に、下部の折り蓋が折り畳まれる。
【0480】
さらに、内部筐体406は、一対のさらなる下部の折り蓋(図示せず)を備えている。さらなる下部の折り蓋は、それぞれの第2の壁498と接続されている。
【0481】
具体的には、前述の下部の折り蓋と同様に、さらなる下部の折り蓋も、内側の包装紙402の下に折り畳まれ、内側の包装紙402が収まる。
【0482】
内部筐体406は、収納本体403の内側に配置され、側壁410および/または後部壁409において、収納本体303に取り付けられる。
【0483】
具体的には、後部壁409と、主壁430および/または側壁410と、対応する小さい壁432を粘着させた方法によって、後部壁409の内面および/または側壁410の内面における1箇所以上で糊付けされているかもしれない。
【0484】
上記によって、内側の包装紙402の周囲で、内部筐体406を閉鎖状態に維持することができる。
【0485】
また、通常のタバコの箱として、第4の箱401を使用できるかもしれない。
【0486】
したがって、従来の箱と同じように、喫煙者は、蓋496をヒンジ405の周りに回転させる事によって、第4の箱401を開封し、タバコを取り出すことができるかもしれない。喫煙者は、タバコを取り出した後、蓋496がウイング497とかみあうまで、蓋496をヒンジ405の周りに回転させ、第4の箱401を閉じる。
【0487】
かわりに、喫煙者は、蓋496をヒンジ405の周りに回転させ、主本体492をさらなるヒンジ405´の周りに回転させる事によって、第4の箱401を開封し、タバコを取り出すことができるかもしれない。
【0488】
喫煙者は、タバコを取り出した後、蓋496がウイング497とかみあうまで、主本体492をさらなるヒンジ405´の周りに回転させ、蓋496をヒンジ405の周りに回転させ、第4の箱401を閉じる。
【0489】
上記で示した通り、第4の箱401を開けた時、喫煙者は、固定部420の上、および第2の壁498の上の印刷領域は、喫煙者にとって見やすいということに注目しなければならない。このようにして、喫煙者は、印刷領域内の文章を読み、絵に着眼する。
【0490】
上記によって、第4の箱401のカスタマイズが可能になり、消費者に対する情報伝達に使用できるスペースの拡大が可能になる。
【0491】
実際に、従来の箱で使用してきた、収納本体403、および閉鎖本体404の外面だけでなく、第4の箱401の内側に設けられた印刷領域もまた、消費者に対する情報伝達および考えられるメッセージの広告の印刷に使用できる。
【0492】
平面なブランク435を折って、収納本体403および閉鎖本体404を組み立てる。例えば、ブランク435は厚紙を原料とし、第4の縦の対称軸X4に沿って展開する。
【0493】
図47に示した通り、ブランク435は、収納本体403の形成を目的としている第1の部分436、および閉鎖本体404の形成を目的としている第2の部分437を備えている。
【0494】
第1の部分436および第2の部分437を、第4の箱401におけるさらなるヒンジ405´の形成を目的としている、折り畳まれることを目的としている線438´に沿ってつなぐ。
【0495】
折り畳まれることを目的としている線438´は、折り目を含んでもいいし、連結させた点によって離れた、多数の切込みを含んでもいい。
【0496】
ブランク435は、収納本体403の後部壁409の形成を目的としている第1のメインパネル439を備えている。
【0497】
第1のメインパネル439の先端に、第1の横パネル440と第2の横パネル441が設けられており、すなわち第2の横パネル441、第1の横パネル440、および第1のメインパネル439の順に、第4の対称軸X4に沿って設けられているということである。
【0498】
第1の横パネル440が、収納本体403の基底壁407の形成を目的としており、第2の横パネル441が、収納本体403の前部壁408の形成を目的としている。
【0499】
第2の横パネル441は、閉鎖本体404のさらなる前面487の形成を目的としている第2のメインパネル443と接続されており、第2の横パネル441と第2のメインパネル443との間に、上述の折り畳まれることを目的としている線438´が設けられている。
【0500】
第2のメインパネル443は、蓋496の上面414の形成を目的とする第3の横パネル442と接続されている。第2のメインパネル443と第3の横パネル442との間に、蓋496の前面415の形成を目的とする第4の横パネル477が挿入されている。
【0501】
第2のメインパネル443と第4の横パネル477との間に、事前にいれたさらなる折り線438が設けられている。折り畳まれることを目的としている線438は、第4の箱401のヒンジ405の形成を目的としている。
【0502】
折り畳まれることを目的としている線438は、折り目を含んでもいいし、連結させた点によって離れた、多数の切込みを含んでもいい。
【0503】
第3の横パネル442は、第5の横パネル477´と接続されている。
【0504】
蓋496の後部面415´の形成を目的としている、第5の横パネル477´は、次に補強のウイング444と接続されている。補強のウイング444は、180°に折り畳むと、蓋396の部分を補強することができ、また後部面415´の形成を目的とするように設けられている。
【0505】
補強のウイング444と第5の横パネル477´、第5の横パネル477´と第3の横パネル442、第3の横パネル442と第4の横パネル477、第1の横パネル440と第2の横パネル441、第1のメインパネル339と第1の横パネル440は、第4の対称軸X4を横切って、具体的には第4の対称軸X4に対して垂直に設けられているそれぞれの横の折り目445に沿って接続されている。さらに、ブランク435は、1対の中間パネル480を備えている。1対の中間パネル480は、第2のメインパネル443の両側に設けられており、主本体492のさらなる伸長部486の形成を目的としている。本発明の実施形態では、図示していないが、中間パネル480は切込み線を備えている。切込み線は、第4の対称軸X4と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、中間パネル480の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0506】
さらに、ブランク435は、1対の第1の内側パネル446を備えている。1対の第1の内側パネル446は、中間パネル480の両側に設けられており、閉鎖本体404の硬化部424の形成を目的としている。
【0507】
中間パネル480と第1の内側パネル446との間には、第1の縦の折り目450が設けられており、中間パネル480と第2のメインパネル443のとの間には、さらなる第1の縦の折り目450´が設けられている。第1の縦の折り目450、およびさらなる第1の縦の折り目450´は、第4の対称軸X4と実質的に平行して伸びている。
【0508】
さらに、ブランク435は、1対の第1の外側パネル449を備えている。1対の第1の外側パネル449は、第1の内側パネル446の両側に設けられており、第2の縦の折り目452によって、1対の第1の外側パネル449と第1の内側パネル446とが分かれる。第2の縦の折り目452は、第4の対称軸X4と実質的に平行して伸びている。また、第1の外側パネル449は、硬化部420の形成を目的としている。
【0509】
この方法では、第1の縦の折り目450と第2の縦の折り目452は、第1の内側パネル446と隣接している。
【0510】
パネル447は、第5の横パネル477´の両側に突き出ており、蓋496の拡張部453の形成を目的としている。
【0511】
具体的には、パネル447と、第5の横パネル477´との間には、さらなる中間パネル493が設けられている。中間パネル493は、側面416の伸長部454の形成を目的としている。第5の横パネル477´と、さらなる中間パネル493との間、さらなる中間パネル493と、パネル447との間に、第4の対称軸X4と実質的に平行して伸びている、さらなる第2の縦の折り目452´が設けられている。
【0512】
本発明の実施形態では、図示していないが、さらなる中間パネル493は、さらなる切込み線を備えている。さらなる切込み線は、第4の対称軸X4と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、さらなる中間パネル493の折り畳みを容易にするように設けられている。
【0513】
第1のウイング455は、第4の横パネル477の両側に突き出ており、第4の横パネル477の内側へ折り畳み、パネル447と糊付けされ、拡張部453を補強する。
【0514】
具体的には、第1のウイング455と、第4の横パネル442との間に、第3の縦の折り目456が設けられている。おり、第3の縦の折り目456は、第4の対称軸X4と実質的に平行して伸びている。
【0515】
さらなる第1のウイング455´は、第1のウイング455と接続されており、第1のウイング455の内側へ折り畳み、上面414を補強する。
【0516】
さらに、ブランク435は、1対の第2の外側パネル457を備えている。1対の第2の外側パネル457は、第1のメインパネル439の両側に設けられており、収納本体403の側壁410の形成を目的とする。
【0517】
具体的には、第2の外側パネル457と、第1のメインパネル439との間には、接続パネル481が設けられており、接続パネル481は、平らな部分413の形成を目的としている。第1のメインパネル439と、接続パネル481との間、接続パネル481と、第2の外側パネル457との間に、第4の対称軸X4と実質的に平行して伸びている、さらなる第4の切込み線456´が設けられている。
【0518】
本発明の実施形態では、図示していないが、接続パネル481は、第2切込み線を備えている。第2切込み線は、第4の対称軸X4と実質的に平行しており、それぞれ隣接していて、接続パネル481の折り畳みを容易にするように設けられている。さらに、ブランク435は、1対の第3の外側パネル457´を備えている。1対の第3の外側パネル457´は、第2の横パネル441の両側に設けられており、第2の横パネル441の内側へ折り畳み、第2の外側パネル457と糊付けされ、側壁410を補強する。
【0519】
第2のウイング459は、第3の外側パネル457´の端と接続されており、第3の外側パネル457´の内側へ折り畳み、第1の横パネル440と糊付けされ、基底壁407を補強する。
【0520】
粘着性物質を得た後、従来からの折り畳み方の手順に従って、ブランク435を折り畳む。従来のブランクと比べた時、ブランク435に、追加パネルがないもののように扱う。その結果、一般の機械によるブランク435加工で、より頑丈なタバコの箱をつくることができるかもしれない。
【0521】
図48は、内部筐体406を得るために使用される内部構造463を示す。
【0522】
内部構造463は、板紙を原料とし得る。金属シート、例えばアルミニウムなどと一体化する可能性が生じる。
【0523】
内部構造463は、リールを含むパッケージ機械によって、直ちに形成されるかもしれない。内部構造463における、横断する上部の輪郭464、および横断する下部の輪郭465と一致する輪郭をしたナイフで切断される。
【0524】
さらに、適した切り刃によって、内部構造463における2本の内側の弱化線466、2本の外側の弱化線467、2本の中間の弱化線468、2本のさらなる中間の弱化線468´を得ることができる。
【0525】
具体的には、中間の弱化線468は、内側の弱化線466と、さらなる中間の弱化線468´との間に挿入されており、さらなる中間の弱化線468´は、中間の弱化線468と、外側の弱化線467との間に挿入されている。外側の弱化線467は、内側の弱化線466の外側に設けられている。
【0526】
さらに、内部構造463における下部の範囲にて、内側の弱化線466、中間の弱化線468、さらなる中間の弱化線468´、外側の弱化線467に対して、横方向に設けられている横断する弱化線469を得ることができる。
【0527】
最後に、内部構造463における下部の範囲にて、内側の弱化線466、中間の弱化線468、さらなる中間の弱化線468´、外側の弱化線467に対して、横方向に設けられているさらなる横断する弱化線490を得ることができる。
【0528】
内側の弱化線466と、横方向に設けられている横断する弱化線469とに挟まれるように、第1のパネル470を規定する。第1のパネル470は、内部筐体406の主壁430の形成を目的としている。
【0529】
2枚の側部パネル471は、第1のパネル470の両側に設けられており、それぞれの側部パネル471は、内側の弱化線466と、中間の弱化線468との間に挿入されている。
【0530】
それぞれの側部パネル471は、内部筐体406の斜面433の形成を目的としている。
【0531】
2枚の中間パネル472は、側部パネル471の両側に設けられており、それぞれの中間パネル472は、中間の弱化線468と、さらなる中間の弱化線468´との間に挿入されている。
【0532】
それぞれの中間パネル472は、内部筐体406の小さい壁432の形成を目的としている。
【0533】
さらに、さらなる2枚の中間パネル471´は、中間パネル472の外側に設けられており、それぞれの中間パネル471´は、さらなる中間の弱化線468´と、外側の弱化線467との間に挿入されている。
【0534】
さらなる側部パネル471´は、内部筐体406のさらなる小さい壁433´の形成を目的としている。
【0535】
さらに、2枚の外側パネル473は、さらなる中間パネル471´の外側に設けられており、外側の弱化線467に沿って、それに対応するさらなる側部パネル468´およびそれぞれのパネルとが接続されている。
【0536】
外側パネル473を、内側の包装紙402の内側へ折り畳むことによって、第2の壁498の形成を目的としている。
【0537】
この方法では、内部構造463を折った後、内部筐体406が内部構造463によって4面とも囲まれることになる。
【0538】
横断する弱化線469と、横断する下部の輪郭465との間に、先端パネル474を規定する。先端パネル474は、内側の包装紙402の下へ折り畳むことに適しており、下部の折り蓋の形成を目的としている。
【0539】
さらに、さらなる横断する弱化線490と、横断する下部の輪郭465との間に、さらなる先端パネル489を規定する。さらなる先端パネル489は、内側の包装紙402の下へ折り畳むことに適しており、さらなる下部の折り蓋の形成を目的としている。
【0540】
最後に、内部構造463において、「C」の形をしたさらなる切込み488が2つ設けられており、切込み488は、ウイング497の形成を目的としている。
【0541】
パッケージ過程において、内側の包装紙402の周囲に、内部構造463を折り畳み、従来の内部構造における粘着箇所と同じ箇所で、内側の包装紙と内部構造とを粘着させる。
【0542】
従来の内部構造用折り畳み装置と同じような装置を使用することによって、内側の包装紙402の周囲に、内部構造463を折り畳むことができるかもしれない。
【0543】
内部筐体406の周囲に、ブランク435を折り畳むことによって、収納本体403および閉鎖本体404を組み立てる。
【0544】
従来の機械と比べ大差ないパッケージ機械を使用することによって、第4の箱401をも製造できる点は、上記に示した内容によって明白である。
【0545】
本発明によると、従来の箱の閉鎖本体に比べ、頑丈になった閉鎖本体104、204、304、404を有している箱101、101a−e、201、301、401を得られることを言及すべきである。
【0546】
実際、固定部120、220、320、420(具体的には、前面115、215、315、415の内面119、219、319、419と糊付けされ、固定された部分)は、対照をなす。側面116、216、389、489が外側へ曲がるという問題をかなり解決し、実質的に側面116、216、389、489を直線状態に維持する。さらに、側面116、216、389、489は頑丈なため、美的な好ましさを有している箱101、101a−e、201、301、401へ、また、扱いやすい閉鎖本体104、204、304、404へ、の改善がみられる。
【0547】
また、側面116、216、389、489は、従来の箱の側面に比べ頑丈なため、前面115、215、315、415は、従来の箱と比べ、広さを確保できる。上記によって、消費者に対する情報伝達(例えば、メッセージの広告など)に使用可能な面を拡大させることができる。
【0548】
具体的には、上記メッセージを、固定部120、220、320、420、先端部118、主壁130、230、330、第2の壁498にあらかじめ印刷してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0549】
【図1】本発明による、煙草製品用の箱の第1の例を開封配置にして、正面から見た透視図である。
【図2】図1の箱を閉鎖配置にして、正面から見た透視図である。
【図3】図1の箱を開封配置にした側面図である。
【図4】図1の箱における閉鎖本体の断面を拡大した時の細部である。
【図5】図4における細部の別の変形である。
【図6】図4における細部のさらに別の変形である。
【図7】図1の箱を得るためのブランクの平面図である。
【図8】図1の箱における内部筐体を得るための内部構造の平面図である。
【図9】図1の箱の第1の変形を図1と同じように示した図である。
【図10】図9を拡大した時の細部である。
【図11】図9の箱を得るためのブランクの平面図である。
【図12】図1の箱の第2の変形を図1と同じように示した図である。
【図13】図12の箱を図2と同じように示した図である。
【図14】図1の箱の第3の変形を図3と同じように示した図である。
【図15】図12の箱を得るためのブランクの平面図である。
【図16】図14の箱を図1と同じように示した図である。
【図17】図14の箱を得るためのブランクの平面図である。
【図18】図1の箱の第4の変形を図1と同じように示した図である。
【図19】図18の箱を図3と同じように示した図である。
【図19bis】図18の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【図20】図1の箱の第5の変形を図3と同じように示した図である。
【図21】本発明による箱の第2の例を、図1と同じように示した図である。
【図22】図21の箱を、図2と同じように示した図である。
【図23】図21の箱における閉鎖本体の断面を拡大した時の細部である。
【図24】図23の細部のさらに別の変形である。
【図25】図23の細部のさらに別の変形である。
【図26】図21の箱における内部筐体の透視図である。
【図27】図21の箱における内部筐体の透視図である。
【図28】図21の箱における内部筐体の透視図である。
【図29】図21の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【図30】図26〜図28の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。
【図31】本発明による箱の第3の例を、図2と同じように示した図である。
【図32】図31の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【図33】図31の箱を、図1と同じように示した図である。
【図34】図31の箱に含まれる主要部の断面である。
【図35】図31の箱の第1の断面である。
【図36】図35を拡大した時の細部である。
【図37】図31の箱の第2の断面である。
【図38】図37を拡大した時の細部である。
【図39】図31の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【図40】図31の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。
【図41】本発明による箱の第4の例を、図1と同じように示した図である。
【図42】図41の箱を図3と同じように示した図である。
【図43】図41の箱の透視図である。
【図44】図41の箱の透視図である。
【図45】図41の箱の透視図である。
【図46】図41の箱を閉鎖配置にした側面図である。
【図47】図41の箱を得るためのブランクを、図7と同じように示した図である。
【図48】図41の箱における内部筐体を得るための内部構造を、図8と同じように示した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
煙草製品を少なくとも部分的に収納する収納本体(103、203、303、403)と、閉鎖本体(104、204、304、404)とを備えており、上記閉鎖本体は、上記煙草製品へのアクセスを防止するか、または可能にするように、上記収納本体(103、203、303、403)と接続されており、上記閉鎖本体(104、204、304、404)は、前面(115、215、387、487)と、1対の側面(116、216、389、489)とを含んでおり、上記1対の側面のそれぞれは、互いに対向しており、上記前面(115、215、387、487)の対辺から伸びている、煙草製品用の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)であって、
上記側面(116、216、389、489)のそれぞれは、当該側面(116、216、389、489)のそれぞれが外壁(154、254、386、486)および内壁(124、224、324、424)によって少なくとも部分的に形成されており、上記前面(115、215、387、487)の内面(119、219、319、419)に固定可能な固定部(120、220、320、420)を備えており、上記外壁と、上記内壁とは、少なくとも部分的に隙間(126、226、326、426)の境界を成して互いに接続されていることを特徴としている煙草製品用の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項2】
上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)の閉鎖配置において、上記隙間(126、226、326、426)は、上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)の長軸(Z1、Z2、Z3、Z4)と実質的に平行に伸びている、請求項1に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項3】
内壁(124、224、324、424)のそれぞれは、固定部(120、220、320、420)と外壁(154、254、386、486)との間に挿入されており、当該内壁は、当該固定部と当該外壁とを接続している、請求項1または2に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項4】
外壁(154、254、386、486)のそれぞれは、上記前面(115、215、387、487)と内壁(124、224、324、424)との間に挿入されており、当該外壁は、当該前面と当該内壁とを接続している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項5】
上記外壁(154、254、386、486)は、少なくとも部分的に湾曲している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項6】
上記外壁(154、254、386、486)は、実質的に平坦であり、上記前面(115、215、387、487)に対して、約0°と約180°との間に含まれる角度(α)、特に約90°または約135°傾けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項7】
上記固定部(120、220、320、420)は、上記長軸(Z1、Z2、Z3、Z4)と実質的に平行に伸びているそれぞれの第1の端部(121、221、321、421)を備えている、請求項2〜6のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項8】
上記第1の端部(121、221、321、421)は互いに近くに位置しており、上記固定部(120、220、320、420)は、実質的に上記内面(119、219、319、419)の幅の全体にわたって広がっている、請求項7に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項9】
上記固定部(120)は、上記長軸(Z1)を横切って伸びているそれぞれの第2の端部(122)を備えており、上記第2の端部(122)は、折り畳まれて上記内面(119)に固定されている上記前面(115)の先端壁(118)の第3の端部(123)の近くに位置している、請求項2〜8のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e)。
【請求項10】
側面(116、216)のそれぞれは、実質的に三角形状を有している拡張部(153、253)を備えており、上記拡張部は、上記外壁(154、254)と接続されており、上記拡張部(153、253)は、上記閉鎖本体(104、204)の上面(114、214)と隣接している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201)。
【請求項11】
上記閉鎖本体(104、204、304、404)を閉鎖状態に維持するための、閉鎖手段(128、191、297、397、497)をさらに備えている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項12】
上記閉鎖手段(128、191、297、397、497)は、ウイング手段(128、191)と、ポケット手段(134、192)とを備えており、上記ポケット手段(134、192)は、上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e)の上記収納本体(103)と内部筐体(106)との間に設けられており、上記内部筐体(106)は、上記煙草製品を収納するために、上記収納本体(103)に配置されており、上記ウイング手段(128、191)は、上記閉鎖本体を閉鎖状態に維持するために、上記ポケット手段(134、192)に挿入可能である、請求項11に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e)。
【請求項13】
上記ウイング手段(128、191)は、上記内壁(124)のそれぞれと接続されている1対のウイング(128)を備えており、上記ウイング(128)のそれぞれは上記前面(115)の下端(129)から突出しており、上記ポケット手段(134、192)は、外壁(113)および上記内部筐体(106)の面取り部(133)の間に設けられている1対のポケット(134)を備えている、請求項12に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e)。
【請求項14】
上記ウイング手段(128、191)はウイング(191)を備えており、上記ウイング(191)は、上記前面(115)と接続されており、上記前面(115)の下端(129)の中央の領域から突出しており、当該領域に配置されており、上記ポケット手段は、上記収納本体(103)の前面壁(108)および上記内部筐体(106)の主壁(130)の間に与えられているポケット(192)を備えている、請求項12に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e)。
【請求項15】
上記閉鎖手段(128、191、297、397、497)は、一対のウイング手段(297、397、497)を備えており、上記ウイング手段は、上記閉鎖本体(204、304、404)を閉鎖状態に維持するために、上記内部筐体(206、306、406)の面取り部(233、333、433)から外側に突出しており、上記閉鎖本体(204、304、404)にはめ込むように設けられている、請求項12に記載の箱(201、301、401)。
【請求項16】
上記閉鎖本体(104、204、304、404)は、上面(114、214、314、414)を備えており、上記上面は、上記前面(115、215、387、487)に接続されており、上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)が閉鎖配置であるときに、上記上面は、上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)の基底壁(107、307、407)と対向している、請求項1〜15のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項17】
上記長軸(Z1)に沿って測定する場合に、上記前面(115)は、上記収納本体(103)の前部壁(108)を超える長さを有している、請求項1〜16のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項18】
上記前面(215)は、上記長軸(Z2)に沿って測定される場合に、上記収納本体(203)の後部壁の長さと実質的に同じ長さを有している、請求項1〜17のいずれか1項に記載の箱(201)。
【請求項19】
上記閉鎖本体は、蓋(104、204、396、496)を備えている、請求項1〜18のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)。
【請求項20】
上記閉鎖本体(304、404)は、上記収納本体(303、403)および上記蓋(396、496)と接続されている主本体(392、492)を備えており、上記側面(389、489)は、上記主本体(392、492)に含まれている、請求項1〜8、11、15、16または19のいずれか1項に従属しているときの請求項19に記載の箱(301、401)。
【請求項21】
上記主本体(392)は、上記収納本体(303)とスライド可能に接続されている、請求項20に記載の箱(301)。
【請求項22】
上記主本体(392)および上記収納本体(303)は、上記長軸(Z3)を含んでいる上記箱(301)の長軸方向の平面に沿って分離されており、当該平面においてスライド可能である、請求項20または21に記載の箱(301)。
【請求項23】
上記閉鎖本体(104、204)を上記収納本体(103、203)に接続するためのヒンジ(105、205)を備えている、請求項1〜22のいずれか1項に記載の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201)。
【請求項24】
上記ヒンジ(105)は、上記上面(114)と、上記収納本体(103)の上部壁(190)との間に規定されている、請求項10に従属しているときの請求項23に記載の箱(101、101a)。
【請求項25】
上記ヒンジ(105)は、上記上面(114)と、上記収納本体(103)の後部壁(109)との間に規定されている、請求項10に従属しているときの請求項23に記載の箱(101b、101c)。
【請求項26】
上記ヒンジ(105)は、上記収納本体(103)の後部壁(109)と、上記前面(115)と対向している上記閉鎖本体(104)の後部面(115´)との間に規定されている、請求項10に従属しているときの請求項23に記載の箱(101d、101e)。
【請求項27】
上記ヒンジ(205)は、上記前面(215)と、上記基底壁との間に規定されている、請求項16に従属しているときの請求項23に記載の箱(201)。
【請求項28】
上記蓋(396、496)を上記主本体(392、492)に接続するためのヒンジ(305、405)を備えている、請求項20〜22のいずれか1項に記載の箱(301、401)。
【請求項29】
上記主本体(492)を上記収納本体(403)に接続するためのさらなるヒンジ(405´)を備えている、請求項20〜22のいずれか1項または28に記載の箱(401)。
【請求項30】
上記ヒンジ(405)および上記さらなるヒンジ(405´)は、実質的に平行であり、実質的に同一平面上にある、請求項29に記載の箱(401)。
【請求項31】
上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)は、煙草製品を少なくとも部分的に収納する収納本体(103、203、303、403)と、閉鎖本体(104、204、304、404)とを備えており、
第1のパネル(143、243、343、443)と、1対の第2のパネル(146、147、149、180、246、247、249、280、346、349、380、446、449、480)とを備えており、
上記第1のパネルは、上記閉鎖本体(104、204、304、404)の前面(115、215、387、487)を形成することを意図しており、上記1対の第2のパネルは、上記閉鎖本体(104、204、304、404)の側面(116、216、389、489)を形成することを意図している、請求項1〜30のいずれか1項に記載の煙草製品の箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)を作製するためのボール紙製のブランク(135、135a、135b、135c、235、335、435)であって、
上記第2のパネル(146、147、149、180、246、247、249、280、346、349、380、446、449、480)のそれぞれは、長軸方向に折り畳まれることを意図している線(150、152、250、252、350、352、450、452)を備えており、上記ブランク(135、135a、135b、135c、235、335、435)は、上記側面(116、216、389、489)の上記固定部(120、220、320、420)を形成するために、当該線に沿って折り畳み可能であり、上記固定部は、上記前面(115、215、387、487)の内面(119、219、319、419)に固定可能であり、上記外壁(154、254、386、486)と、上記側面(116、216、389、489)の上記内壁(124、224、324、424)とは、少なくとも部分的に上記箱(101、101a、101b、101c、101d、101e、201、301、401)の上記長軸方向の隙間(126、226、326、426)の境界を成していることを特徴とするボール紙製のブランク。
【請求項32】
上記第2のパネル(146、147、149、180、246、247、249、280、346、349、380、446、449、480)は、1対の中間パネル(180、280、380、480)を備えており、上記1対の中間パネルは、上記第1のパネル(143、243、343、443)の側部に配置されており、上記1対の中間パネルは、上記外壁(154、254、386、486)を形成することを意図している、請求項31に記載のブランク(135、135a、135b、135c、235、335、435)。
【請求項33】
上記中間パネル(180、280、380)のそれぞれは、上記ブランク(135、135a、135b、135c、235、335)の対称軸(X1、X2、X3)と実質的に平行に伸びている切込み線(151、251、381)を備えており、上記切込み線(151、251、381)は、上記中間パネル(180、280、380)の曲げを容易にする、請求項31または32に記載のブランク(135、135a、135b、135c、235、335)。
【請求項34】
上記第2のパネル(146、147、149、180、246、247、249、280、346、349、380、446、449、480)は、一対の第1の内側パネル(146、246、346、446)を備えており、上記一対の第1の内側パネルは、上記中間パネル(180、280、380、480)の側部に配置されており、上記一対の第1の内側パネルは、上記内壁(124、224、324、424)を形成することを意図している、請求項1〜33の何れか1項に記載のブランク(135、135a、135b、135c、235、335、435)。
【請求項35】
上記第2のパネル(146、147、149、180、246、247、249、280、346、349、380、446、449、480)は、一対の第1の外側パネル(149、249、349、449)を備えており、上記一対の第1の外側パネルは、上記第1の内側パネル(146、246、346、446)の側部に配置されており、上記一対の第1の外側パネルは、上記固定部(120、220、320、420)を形成することを意図としている、請求項34に記載のブランク(135、135a、135b、135c、235、335、435)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図19bis】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【公表番号】特表2012−533483(P2012−533483A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−521108(P2012−521108)
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【国際出願番号】PCT/IB2009/053155
【国際公開番号】WO2011/010185
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(512018645)ジーマ ソシエタ ペル アチオニ (1)
【氏名又は名称原語表記】GIMA S.P.A.
【住所又は居所原語表記】Via Kennedy,17,I−40069 Zola Predosa,Italy
【Fターム(参考)】