説明

照明制御システム

【課題】照明装置の通信ユニットに供給する電力量を抑えることができる照明制御システムを提供する。
【解決手段】照明装置は、光源12bと、光源12bの点灯を制御する点灯制御部12dと、光源12bに電力供給を行う第1電源部12aとを有する点灯回路ユニット12を備える。照明装置は、監視部と通信線Cを介して通信を行う通信部13bと、第1電源部12aの電圧を検出する電圧検知部13dと、通信部13b及び電圧検知部13dを制御する制御部13cと、監視部からの電圧を基に電力供給可能な第2電源部13aを有する通信ユニット13を備える。通信ユニット13は、通常時は第1電源部12aから電力供給を行うとともに、電圧検知部13dが閾値を検出した時に、第2電源部13aからの電力供給に切り替えるスイッチSW1,SW2を備える。第2電源部13aに電力供給が切り替えられると監視部に異常情報信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、室内やビル等のフロアに複数備えられる照明装置の点灯や調光制御する照明制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平3−252087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような照明制御システムでは、複数の照明装置と、照明装置を監視する監視部を備え、照明装置には光源を有する点灯回路ユニットとこの点灯回路ユニットの状態を前記監視部に送信する通信ユニットを備える構成が考えられる。このような構成とすることで、照明装置(点灯回路ユニット)の光源切れ等の異常情報を監視部に送信でき、監視部によって照明装置(点灯回路ユニット)の異常を監視して即座に光源を変えたりしてメンテナンスの容易性を向上させることが可能となる。
【0005】
ここで、例えば、図6に照明制御システムを示す。図6に示すように、照明制御システムは複数の照明装置100と、この照明装置を監視する監視部130とを備える。照明装置100は、それぞれ点灯回路ユニット110と通信ユニット120とを備え、この照明装置100は通信ユニット120から伝達される点灯情報が伝達される監視部130と通信線Cを介して接続されている。点灯回路ユニット110は交流電源(例えば商用電源)ACSと電源線ACを介して接続される第1電源部111にて点灯回路ユニット110で使用される電源が生成され、この電源によって点灯回路ユニット110内の光源112が点灯されるようになっている。
【0006】
通信ユニット120は、監視部130で生成された電力が通信線Cを介して通信ユニット120の第2電源部121に供給され、この第2電源部121にて通信ユニット120内の制御部122及び通信部123に電力が供給される。そして、制御部122は、点灯回路ユニット110内の点灯制御部112が保持する調光率、光源113の状態、消費電力量や累積点灯時間等の情報を通信部123を介して監視部130に送信する。このとき、通信ユニット120は点灯回路ユニット110と独立した電源であるため、点灯回路ユニットが故障してもその故障の情報を監視部130に送信することが可能となっている。
【0007】
しかしながら、図6に示すような照明制御システムでは、通信線Cを介して通信ユニット120側に電力供給をしているため、監視部130における電力生成の負担が大きく、特に照明装置100が増えるとその負担が顕著となる。そこで、監視部130に備える電源を長寿命で大容量の電源とすることが考えられるが、コスト増大の要因となる。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、照明装置の通信ユニットに供給する電力量を抑えることができる照明制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の照明制御システムは、照明装置と該照明装置の状態を監視する監視部とを備え、前記照明装置は、光源と、該光源の点灯を制御する点灯制御部と、該点灯制御部を介して前記光源に電力供給を行う第1電源部とを有する点灯回路ユニットと、前記監視部と通信線を介して通信を行う通信部と、前記第1電源部の電圧を検出する電圧検知部と、前記通信部及び前記電圧検知部を制御する制御部と、前記第1電源部とは異なり前記通信線を介して監視部からの電圧を基に電力供給可能な第2電源部を有する通信ユニットを備え、前記通信ユニットは、通常時は前記第1電源部から電力供給を行うとともに、前記電圧検知部が所定の閾値を検知した時に、前記第2電源部からの電力供給に切り替える切替手段を備え、前記切替手段によって前記第1電源部から前記第2電源部に電力供給が切り替えられると前記監視部に故障情報を通知することを特徴とする。
【0010】
また、上記構成において、通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知した際に、自ら電源を切断することが好ましい。
また、上記構成において、通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知した後に、前記監視部からの返信を受けた際に、自ら電源を切断することが好ましい。
【0011】
また、上記構成において、通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知する際に、前記電圧検知部で検出した第1電源部の電圧値を基に、前記監視部に故障情報を通知するタイミングを決定することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、照明装置の通信ユニットに供給する電力量を抑えることができる照明制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態における照明制御システムの概略構成図である。
【図2】同上における照明制御システムに備えられる照明装置の概略構成図である。
【図3】同上における照明制御システムの動作例について説明するためのタイミングチャートである。
【図4】別例における照明制御システムの動作例について説明するためのタイミングチャートである。
【図5】別例における照明制御システムの照明装置からの信号送信タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。
【図6】比較例における照明制御システムの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の照明制御システムは、複数の照明装置11と、この照明装置11を監視及び制御する監視部21とを備え、照明装置11及び監視部21は通信線Cによって電気的に接続される。
【0015】
照明装置11は、交流電源(商用電源)ACSと電源線SCによって接続されて電力供給が行われるようになっている。また、図2に示すように照明装置11は、点灯回路ユニット12と、通信ユニット13とを備えている。
【0016】
点灯回路ユニット12は、第1電源部12aと、光源12bと、点灯部12cと、点灯制御部12dとを備える。
第1電源部12aは、交流電源ACSから電源を作成し、点灯制御部12d、点灯部12c及び光源12bを動作させるための電源を作成する。また、後述する通信ユニット13内の通信部24及び監視制御部23へも電力供給することが可能である。第1電源部12a(点灯回路ユニット12)と通信ユニット13間にはスイッチSW1が設けられており、このスイッチSW1がオン(短絡)時に電力供給が行われる。
【0017】
光源12bは、蛍光灯、LED素子や有機ELなどで構成され、点灯部12cによって駆動される。この点灯部12cは点灯制御部12dによって制御される。
点灯制御部12dは、後述する通信ユニット13から送られる点灯、消灯、調光、点滅動作等のる制御命令を受けて点灯部12cを制御する。また、点灯制御部12dは、通信ユニット13に送信する装置11の情報(例えば光源切れ、消費電力、累積点灯時間、現在の調光率等)を計測及び管理し、それらの情報を通信ユニット13に送信する。
【0018】
通信ユニット13は、第2電源部13aと、通信部13bと、制御部13cと、電圧検知部13dとを備える。
第2電源部13aは、通信線Cの通信信号から電源を作成し、通信部13bと制御部13cに電源を供給する。第2電源部13aと通信部13b及び制御部13cとの間にはスイッチSW2が設けられており、このスイッチSW2がオン(短絡)時に電力供給が行われる。
【0019】
通信部13bは、監視部21や他の照明装置11と通信を行うものである。制御部13cは、通信線Cを介して送信される通信信号のデータから制御内容を決め、点灯制御部12dへ制御命令を送るのか、情報を要求するのかを判断して伝えるものである。また、制御部13cは、通信ユニット13の電源として、第1電源部12aと第2電源部13aのどちらの電源を使用するのかを判断し、スイッチSW1,SW2を制御する。
【0020】
電圧検知部13dは、第1電源部12aの電圧を検知(監視)し、それらの情報を前記制御部13cに所定タイミングで送信する。
一方、監視部21は、図1に示すように交流電源(商用電源)ACSと電源線SCによって接続されて電力供給が行われるようになっている。また、監視部21は、電源部22と、照明装置11の情報を管理する監視制御部23と、照明装置11と通信するための通信部24と、照明装置11の状態を視覚的に表示するモニタ25と、照明装置11を操作する操作部26とを備える。
【0021】
電源部22は、交流電源ACSから主に監視部21内の電源を作成し、通信部24及び監視制御部23に電力供給する。
通信部24は、照明装置11からの各種情報を受信したり、照明装置11へ各種情報を送信するといった通信を行う。
【0022】
監視制御部23は、照明装置11へ送信する制御命令及び照明装置11から受信した各種情報の管理を行うものである。具体的には監視制御部23は、操作部26から送られてくる信号を読み取り、装置11(制御部13cや点灯制御部12d)が読み取れる制御命令に変換し、その変換した制御命令を通信部24に出力する。また、監視制御部23は、照明装置11から送られてきた情報を受信し、その情報をモニタ25に出力して表示させたり、報知部(図示略)を設けて音などで装置11の状態を知らせたりしても良い。
【0023】
操作部26は、照明装置11の点灯状態を操作するために用いるものである。点灯状態としては、照明装置11のオン・オフや調光、フェード動作などの制御命令がある。操作部26は、リモートコントローラ、キーボード、パーソナルコンピュータなどがある。なお、リモートコントローラやキーボードの場合は、図示しているような交流電源ACSから駆動する必要がなく、USBによる給電や、電池などのバッテリーを使って動作させてもよい。
【0024】
次に、上記のように構成された照明制御システムにおける照明装置11の異常計測方法に関する動作例(作用)について説明する。
通信ユニット13は、通常時はスイッチSW1がオン状態とされて第1電源部12aにより電源供給される。このとき、制御部13cは電圧検知部13dを用いて、第1電源部12aの電圧を監視する。
【0025】
そして、点灯回路ユニット12に異常が発生し、第1電源部12aから電源供給ができなくなり、第1電源部12aの電圧が落ちて閾値ST1以下になると、制御部13cは電圧検知部13dを介して第1電源部12aの電圧が閾値ST1以下になったことを検知する。そして、制御部13cは、閾値ST1以下となったタイミング(図3におけるT1時)で、第2電源部13aのスイッチSW2を短絡(オン状態)とさせ、第1電源部12aのスイッチSW1を開放させる(オフ状態とする)。そして、電源供給が第2電源部13aに完全に切り替わると(図3におけるT2時)、制御部13cは通信部13bを装置11が異常である旨の異常情報信号ISを介して送信する。
【0026】
前記異常信号ISの送信完了後(図3におけるT3時)、制御部13cは、第2電源部13aのスイッチSW2を開放し、第1電源部12aのスイッチSW1を短絡して通信ユニット13の電力供給を遮断(切断)する。
【0027】
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)照明装置11は、光源12bと、この光源12bの点灯を制御する点灯制御部12dと、点灯制御部12dを介して光源12bに電力供給を行う第1電源部12aとを有する点灯回路ユニット12を備える。また、照明装置11は、監視部21と通信線Cを介して通信を行う通信部13bと、第1電源部12aの電圧を検出する電圧検知部13dと、通信部13b及び電圧検知部13dを制御する制御部13cと、第1電源部12aとは異なり前記通信線Cを介して監視部21からの電圧を基に電力供給可能な第2電源部13aを有する通信ユニット13を備える。通信ユニット13は、通常時は第1電源部12aから電力供給を行うとともに、電圧検知部13dが所定の閾値を検知した時に、第2電源部13aからの電力供給に切り替えるスイッチSW1,SW2を備える。スイッチSW1,SW2によって第1電源部12aから第2電源部13aに電力供給が切り替えられると監視部21に故障情報としての異常情報信号ISを通知(送信)する。このように、監視部21は、照明装置11に異常が生じていることを検知することができるため、即座に照明装置11の修復及び取替えができ、メンテナンス性の高いシステムを提供できる。また、通信線Cからの信号によって第2電源部13aから電力供給が行われるため、交流電源ACSから作る方法に比べコスト安にすることができる。さらに、第2電源部13aに切り替えてその第2電源部13aにて駆動させて、通信部13bから通信信号(異常情報信号IS)を送った後には、第2電源部13aのスイッチSW2が開放されるため、監視部21から通信線Cを介した電力供給を抑えることができる。
【0028】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制御部13cは第2電源部13aのスイッチSW2を短絡させた際に、第1電源部12aのスイッチSW1を開放する構成としたが、これに限らない。例えば点灯回路ユニット12が故障して第1電源部12aからの電力供給がされていないため、スイッチSW1の短絡状態を維持してもよい。
【0029】
・上記実施形態では、第1電源部12aと第2電源部13aとの切り替えを行う際に、電圧の立ち上がり時間等を考慮すると通信ユニット13の通信部13bや電圧検知部13dに通電されない非通電時間が発生する。そこで、例えば、予め通信ユニット13内にコンデンサ等を搭載しておき、電源切り替え時において、コンデンサから一時的に通電(電力供給)される構成としてもよい。
【0030】
・上記実施形態では、制御部13cは通信部13bを装置11が異常である旨の異常情報信号ISを介して送信した後に、スイッチSW2を開放して通信ユニット13の電力供給を遮断(切断)する構成としたが、これに限らない。例えば、前記異常情報信号ISを送信した後に、制御部13cは、図4に示すように監視部130からの受信確認信号JSを受信するまでスイッチSW2を短絡(オン)させる。このとき、例えば、一定時間経過しても、受信確認信号JSを受信できなかった場合、制御部13cは前記異常情報信号ISを再送信する構成とすることが望ましい。そして、監視部130からの受信確認信号JSを受信後、制御部13cは、第2電源部13aのスイッチSW2を開放(オフ)させる。このように、監視部21が装置11の異常情報信号ISを受け取ったことを確認してから、通信ユニット13は電源を切断(電力供給を遮断)するため、上記実施形態に比べて、確実に異常情報信号ISを監視部21に送信することができる。
【0031】
また、監視部21から照明装置11に対して装置11の現在の状態の問い合わせがあった際に、監視部21へ異常情報信号ISを送信するようにしてもよい。
また、異常情報信号ISを送信までの制御方法として次のような制御方法を採用してもよい。なお、通信ユニット13への電力供給が第1電源部12aから第2電源部13aから切り替えられるまでは上記実施形態と同様の制御方法であるためその説明を割愛する。
【0032】
制御部13cはスイッチSW1,SW2を切り替えて電力供給が第1電源部12aから第2電源部13aに切り替わった時、(X1)電圧検知部13dを用いて所定時間、電圧を計測する。そして、(X2)制御部13cは計測した電圧値を演算し、演算した結果の時間分だけ、異常情報信号ISの送信を待機させ、前記演算した結果の時間が経過した後に異常情報信号ISを送信する。前記異常情報信号ISを送信した後に、制御部13cは、図4に示すように監視部130からの受信確認信号JSを受信するまでスイッチSW2を短絡(オン)させる。このとき、例えば、一定時間経過しても、受信確認信号JSを受信できなかった場合、制御部13cは前記異常情報信号ISを再送信する構成とすることが望ましい。そして、監視部130からの受信確認信号JSを受信後、制御部13cは、第2電源部13aのスイッチSW2を開放(オフ)させる。
【0033】
ここで、前記(X1)(X2)の電圧計測方法及び計測した電圧の演算方法について説明する。制御部13cは、電圧検知部13dを用いて第1電源部12aの電圧を監視し、図5に示すように電圧が第1の閾値ST1を通過すると、第2の閾値ST2に到達するまで一定間隔で電圧を計測する(図5では計8回計測)。計測した8回分の電圧値を演算する。演算する方法としては、8個のデータを平均化する。ここで、例えば8個分の電圧値として3.899999、3.750001、3.650051、3.570221、3.420222、3.322225、3.211045、3.105543が検出されたとする。これを制御部13cは平均化すると3.491163となった。そして、制御部13cは、下4桁の数字に[ms]を付けた時間後、つまり、1163[ms]経過後に異常情報信号ISを送信する。ここで例えば、複数台の照明装置11が故障して同じ動作を行ったとしても、電圧検知部13dで計測する数値は、同じになる可能性は低い。これは、制御部13cが電圧検知部13dを介して計測するタイミングが異なること、第1電源部12aが低下する速度が照明装置11毎でばらつきがあること、電圧検知部13dの個体差によって読み込む値にばらつきがあること、等の理由から言える。なお、上記別例では、平均処理する方法を例としてあげているが、8個のデータをすべて掛け算しても良いし、データを足したり、引いたりしても良い。また、8個のデータとしているが、これは8個以上でも以下でも良い。また、下4桁の数字に[ms]を付けた時間後送信しているが、これは下4桁以上でも以下でも良いし、単位は[μs]でも[s]でも良い。また、第1の閾値ST1と第2の閾値ST2としているが、演算方法によっては、新たに第3の閾値等を設けても良い。要は、各照明装置11によってランダムな時間を作るための演算例であるため、やり方はどのようなものでも良い。
【0034】
また、計算結果によって、万が一複数の照明装置11(送信部11b)から異常情報信号ISが同じタイミングで送信され、通信信号が壊れてしまった場合には、返信が来ないことにより、判断し、再計算を行う構成を加えてもよい。この時、同じ演算方法で計算を行うと、結果が同じになる可能性が高いため、再送信時には、別の演算方法で計算を行わせてもよい。上述したように装置11が故障時に、ランダム時間経過後に、異常情報信号ISを送信するため、複数の装置11が同時に壊れた場合でも、同時に信号を送信して、信号を壊すなどの通信エラーを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0035】
11…照明装置、12…点灯回路ユニット、13a…第2電源部、12a…第1電源部、12a,12b…光源、12d…点灯制御部、13…通信ユニット、13b,24…通信部、13c…制御部、13d…電圧検知部、21…監視部、C…通信線、SW1,SW2…スイッチ(切替手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置と該照明装置の状態を監視する監視部とを備え、
前記照明装置は、
光源と、該光源の点灯を制御する点灯制御部と、該点灯制御部を介して前記光源に電力供給を行う第1電源部とを有する点灯回路ユニットと、
前記監視部と通信線を介して通信を行う通信部と、前記第1電源部の電圧を検出する電圧検知部と、前記通信部及び前記電圧検知部を制御する制御部と、前記第1電源部とは異なり前記通信線を介して監視部からの電圧を基に電力供給可能な第2電源部を有する通信ユニットを備え、
前記通信ユニットは、通常時は前記第1電源部から電力供給を行うとともに、前記電圧検知部が所定の閾値を検知した時に、前記第2電源部からの電力供給に切り替える切替手段を備え、前記切替手段によって前記第1電源部から前記第2電源部に電力供給が切り替えられると前記監視部に故障情報を通知することを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】
請求項1に記載の照明制御システムにおいて、
前記通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知した際に、自ら電源を切断することを特徴とする照明制御システム。
【請求項3】
請求項1に記載の照明制御システムにおいて、
前記通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知した後に、前記監視部からの返信を受けた際に、自ら電源を切断することを特徴とする照明制御システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明制御システムにおいて、
前記通信ユニットは、前記監視部に故障情報を通知する際に、前記電圧検知部で検出した第1電源部の電圧値を基に、前記監視部に故障情報を通知するタイミングを決定することを特徴とする照明制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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