照明器具
【課題】屋外で使用される照明器具において、照明器具の外周のあらゆる箇所から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周のあらゆる箇所につららが発生したりしないようにすることを目的とする。
【解決手段】器具本体110は断面円弧状の頂部を上にして配置されるドーム状のランプ笠111を有し、ランプ笠111の内部にランプおよびランプを点灯させる点灯装置を取り付ける。ランプ笠111の底部の外周には断面U字状のU字状溝111aを設けている。U字状溝111aはランプ笠111の底部の外周に沿ってU字型に水路を構成する。ランプ笠111の外面に付着した雨水や雪解け水は、ランプ笠111の外面に沿ってU字状溝111aに流れ落ち、設置板112側に設けた排水口111bから排出される。
【解決手段】器具本体110は断面円弧状の頂部を上にして配置されるドーム状のランプ笠111を有し、ランプ笠111の内部にランプおよびランプを点灯させる点灯装置を取り付ける。ランプ笠111の底部の外周には断面U字状のU字状溝111aを設けている。U字状溝111aはランプ笠111の底部の外周に沿ってU字型に水路を構成する。ランプ笠111の外面に付着した雨水や雪解け水は、ランプ笠111の外面に沿ってU字状溝111aに流れ落ち、設置板112側に設けた排水口111bから排出される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、屋外に設置される照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図10は、従来の屋外用照明器具190を表した図である。
図10に示すように、電柱191などに設置される屋外用照明器具190は、雨水や雪解け水が器具外周のあらゆる箇所から垂れ落ち、気温が寒いと雨水や雪解け水が器具外周のあらゆる箇所につららを形成してしまう。
【0003】
屋外に設置されて光を外部へ照射する屋外用照明器具において、雨水や雪解け水が垂れ落ちる水垂れ部分を0度以上に常に保持するために発熱体を設けて、つらら防止対策を施した技術がある(特許文献1)。
また、水垂れ部分の上側に雪を浮かせて保持する雪保持部材を設けて、つらら防止対策を施した技術がある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−150807号公報
【特許文献2】特開2002−150808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような屋外用照明器具においては、つらら防止対策用の部品(発熱体、雪保持部材)を設ける必要があり、製造コストが高くなるという課題があった。
また、発熱体が故障した場合、水垂れ部分が0度以下になり、つららが出来てしまうという課題もあった。
【0006】
本発明は、例えば、照明器具の外周のあらゆる箇所から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周のあらゆる箇所につららが発生したりしないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の照明器具は、ランプを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置と前記点灯装置により点灯されるランプとが取り付けられる器具本体とを備え、前記器具本体は、前記点灯装置と前記ランプとが内部に取り付けられ、前記ランプの光を下方に照射するランプ笠部と、前記ランプ笠部の外側に設けられ前記ランプ笠部の外側に水路を構成する排水溝部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、雨水や雪解け水を排水溝部で受け止めて排水溝部の端部から排水することができるため、照明器具の外周から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周につららが発生したりすることを防ぐことができる。また、発熱体や雪保持部材が不要なため、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1における屋外用照明器具100の上面斜視図。
【図2】実施の形態1における屋外用照明器具100の側面図。
【図3】実施の形態1における屋外用照明器具100の断面図。
【図4】実施の形態1における屋外用照明器具100の分解斜視図。
【図5】実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す上面斜視図。
【図6】実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す平面図。
【図7】実施の形態2における屋外用照明器具100の側面図。
【図8】実施の形態2における屋外用照明器具100の断面図。
【図9】実施の形態2における屋外用照明器具100の別例を示す側面図。
【図10】従来の屋外用照明器具190を表した図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における屋外用照明器具100の上面斜視図である。
図2は、実施の形態1における屋外用照明器具100の側面図である。
図3は、実施の形態1における屋外用照明器具100の断面図であり、図2に示すA−A線部分(屋外用照明器具100の中心部分)の断面を表している。
図4は、実施の形態1における屋外用照明器具100の分解斜視図である。
実施の形態1における屋外用照明器具100について、図1〜図6に基づいて説明する。
【0011】
図1、図2において、屋外用照明器具100は、屋外に設けられた電柱、壁面や外灯用のポールなどの立設物に設置され、屋外を照らす照明装置である。
屋外用照明器具100は、器具本体110と下面カバー120とを備える。
【0012】
器具本体110は、ランプ笠111とランプ笠111に結合した設置板112とを有する。
設置板112は、電柱やポールに固定される部材であり、電柱やポールの外形に対応する凹部を有する。また、屋外用照明器具100が壁面などの平面に取り付けられる場合、設置板112は凹部ではなく平面部を有する。
【0013】
ランプ笠111は外面に付着した水滴が流れ落ちるドーム状の部材であり、ランプ笠111の内部には後述するように点灯装置130やランプ140が取り付けられる。
ここで、ドーム状とは断面円弧状の立体形状である。つまり、ドーム状には、半球形の他、図1に示すような半楕円球体形、長手方向の端部が平らな半円筒形などの形状を含む。
ランプ笠111は、断面円弧状の頂部を上にして配置され、ランプ140の光を底部から下方へ照射する。
【0014】
ランプ笠111は、設置板112と結合する部分を除いて、底部の外周に断面U字状(図3参照)のU字状溝111aを有する。
U字状溝111aは、ランプ笠111の底部の外周に沿ってU字形に配置した水路を構成し、水路の端部に排水口111bを有する(図1参照)。
【0015】
U字状溝111aは、ランプ笠111の外面に付着してランプ笠111の外面に沿って流れ落ちた水滴を受け止め、受け止めた水滴を設置板112側の排水口111bから排出する。
つまり、ランプ笠111に降った雨水やランプ笠111に降ってランプ笠111で温められ融けた雪解け水は、屋外用照明器具100の取付部側(例えば、電柱側)から垂れ落ちる。
これにより、従来(図10参照)のように、照明器具の外周のあらゆる箇所から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周のあらゆる箇所につららが発生したりすることを防ぐことができる。
【0016】
図3、図4に示すように、器具本体110のランプ笠111の内部には、点灯装置130とランプ140とを取り付ける。ランプ笠111の内部には、点灯装置130を電気的に接続する点灯装置接続部やランプ140を電気的に接続するランプ接続部を設ける(図示省略)。
【0017】
点灯装置130は、商用電源または蓄電池から供給される電力をランプ140に供給してランプ140を点灯させる装置である。例えば、点灯装置130は、商用電源から交流電流・電圧を入力し、入力した交流電流・電圧を整流および平滑し、整流および平滑して得られた直流(脈流)電流・電圧を降圧し、降圧した直流電流・電圧をランプ140に出力する。
【0018】
ランプ140は、複数の発光ダイオードを横並びに配置し、横並びに配置した複数の発光ダイオードを電気的に直列に接続したものである。但し、発光ダイオード以外の光源(例えば、蛍光灯)をランプ140として用いても構わない。
【0019】
ランプ笠111の内部に点灯装置130やランプ140を直接取り付けることにより、点灯装置130またはランプ140で発生した熱をランプ笠111全体に伝導し、ランプ笠111全体を温めることができる。
そして、ランプ笠111の外面に付着した雪を融かし、また、U字状溝111aに溜まった雨水または雪解け水が凍結することを防ぐことができる。
【0020】
下面カバー120は、ランプ笠111の開口した底部に取り付けられ、ランプ笠111の内部を保護する(図4参照)。
下面カバー120は、透明または半透明の部材であり、ランプ140が発した光を透過して下方へ照射する。
また、下面カバー120の内面にはギザギザの凹凸を設け、ランプ140の光を拡散して照射できるようにしている。
【0021】
図5は、実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す上面斜視図である。
図6は、実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す平面図である。
器具本体110のランプ笠111の形状は、図1のような断面円弧状の立体形状に限らない。例えば、ランプ笠111の形状は、断面三角形状(図5(a)参照)や断面四角形状(図5(b)参照)などの立体形状であっても構わない。
また、器具本体110の形状は、奥行きが長い縦長の形状(図1参照)ではなく、幅が長い横長の形状(図6参照)であっても構わない。
【0022】
実施の形態2.
雨水や雪解け水をU字状溝111aの排水口111bへ流しやすくする形態について説明する。
【0023】
図7は、実施の形態2における屋外用照明器具100の側面図である。
図8は、実施の形態2における屋外用照明器具100の断面図であり、図7と同じ向きで屋外用照明器具100の内部を示している。
実施の形態2における屋外用照明器具100について、図7および図8に基づいて説明する。
【0024】
屋外用照明器具100の構成は、実施の形態1(図2参照)と同じである。
但し、器具本体110のランプ笠111は設置板112に対して斜めに結合され、U字状溝111aの排水口111bはU字状溝111aの先端部(ランプ笠111の先端部)より低い位置に配置されている。つまり、器具本体110は、電柱等の据付対象物に据え付けられる場合、設置板112を起点として水平方向に対して斜め上方向を向いて設置される。
これにより、雨水や雪解け水がU字状溝111aの排水口111bへ流れやすくなる。
【0025】
図9は、実施の形態2のおける屋外用照明器具100の別例を示す側面図である。
図9に示すように、器具本体110のランプ笠111は設置板112に対して真っすぐ水平に結合しても構わない。この場合、U字状溝111aの排水口111bがU字状溝111aの先端部より低い位置に配置されるように、U字状溝111aをランプ笠111に対して斜めに設ければよい。
【符号の説明】
【0026】
100 屋外用照明器具、110 器具本体、111 ランプ笠、111a U字状溝、111b 排水口、112 設置板、120 下面カバー、130 点灯装置、140 ランプ、190 屋外用照明器具、191 電柱。
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、屋外に設置される照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図10は、従来の屋外用照明器具190を表した図である。
図10に示すように、電柱191などに設置される屋外用照明器具190は、雨水や雪解け水が器具外周のあらゆる箇所から垂れ落ち、気温が寒いと雨水や雪解け水が器具外周のあらゆる箇所につららを形成してしまう。
【0003】
屋外に設置されて光を外部へ照射する屋外用照明器具において、雨水や雪解け水が垂れ落ちる水垂れ部分を0度以上に常に保持するために発熱体を設けて、つらら防止対策を施した技術がある(特許文献1)。
また、水垂れ部分の上側に雪を浮かせて保持する雪保持部材を設けて、つらら防止対策を施した技術がある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−150807号公報
【特許文献2】特開2002−150808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような屋外用照明器具においては、つらら防止対策用の部品(発熱体、雪保持部材)を設ける必要があり、製造コストが高くなるという課題があった。
また、発熱体が故障した場合、水垂れ部分が0度以下になり、つららが出来てしまうという課題もあった。
【0006】
本発明は、例えば、照明器具の外周のあらゆる箇所から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周のあらゆる箇所につららが発生したりしないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の照明器具は、ランプを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置と前記点灯装置により点灯されるランプとが取り付けられる器具本体とを備え、前記器具本体は、前記点灯装置と前記ランプとが内部に取り付けられ、前記ランプの光を下方に照射するランプ笠部と、前記ランプ笠部の外側に設けられ前記ランプ笠部の外側に水路を構成する排水溝部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、雨水や雪解け水を排水溝部で受け止めて排水溝部の端部から排水することができるため、照明器具の外周から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周につららが発生したりすることを防ぐことができる。また、発熱体や雪保持部材が不要なため、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1における屋外用照明器具100の上面斜視図。
【図2】実施の形態1における屋外用照明器具100の側面図。
【図3】実施の形態1における屋外用照明器具100の断面図。
【図4】実施の形態1における屋外用照明器具100の分解斜視図。
【図5】実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す上面斜視図。
【図6】実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す平面図。
【図7】実施の形態2における屋外用照明器具100の側面図。
【図8】実施の形態2における屋外用照明器具100の断面図。
【図9】実施の形態2における屋外用照明器具100の別例を示す側面図。
【図10】従来の屋外用照明器具190を表した図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における屋外用照明器具100の上面斜視図である。
図2は、実施の形態1における屋外用照明器具100の側面図である。
図3は、実施の形態1における屋外用照明器具100の断面図であり、図2に示すA−A線部分(屋外用照明器具100の中心部分)の断面を表している。
図4は、実施の形態1における屋外用照明器具100の分解斜視図である。
実施の形態1における屋外用照明器具100について、図1〜図6に基づいて説明する。
【0011】
図1、図2において、屋外用照明器具100は、屋外に設けられた電柱、壁面や外灯用のポールなどの立設物に設置され、屋外を照らす照明装置である。
屋外用照明器具100は、器具本体110と下面カバー120とを備える。
【0012】
器具本体110は、ランプ笠111とランプ笠111に結合した設置板112とを有する。
設置板112は、電柱やポールに固定される部材であり、電柱やポールの外形に対応する凹部を有する。また、屋外用照明器具100が壁面などの平面に取り付けられる場合、設置板112は凹部ではなく平面部を有する。
【0013】
ランプ笠111は外面に付着した水滴が流れ落ちるドーム状の部材であり、ランプ笠111の内部には後述するように点灯装置130やランプ140が取り付けられる。
ここで、ドーム状とは断面円弧状の立体形状である。つまり、ドーム状には、半球形の他、図1に示すような半楕円球体形、長手方向の端部が平らな半円筒形などの形状を含む。
ランプ笠111は、断面円弧状の頂部を上にして配置され、ランプ140の光を底部から下方へ照射する。
【0014】
ランプ笠111は、設置板112と結合する部分を除いて、底部の外周に断面U字状(図3参照)のU字状溝111aを有する。
U字状溝111aは、ランプ笠111の底部の外周に沿ってU字形に配置した水路を構成し、水路の端部に排水口111bを有する(図1参照)。
【0015】
U字状溝111aは、ランプ笠111の外面に付着してランプ笠111の外面に沿って流れ落ちた水滴を受け止め、受け止めた水滴を設置板112側の排水口111bから排出する。
つまり、ランプ笠111に降った雨水やランプ笠111に降ってランプ笠111で温められ融けた雪解け水は、屋外用照明器具100の取付部側(例えば、電柱側)から垂れ落ちる。
これにより、従来(図10参照)のように、照明器具の外周のあらゆる箇所から雨水や雪解け水が垂れ落ちたり、照明器具の外周のあらゆる箇所につららが発生したりすることを防ぐことができる。
【0016】
図3、図4に示すように、器具本体110のランプ笠111の内部には、点灯装置130とランプ140とを取り付ける。ランプ笠111の内部には、点灯装置130を電気的に接続する点灯装置接続部やランプ140を電気的に接続するランプ接続部を設ける(図示省略)。
【0017】
点灯装置130は、商用電源または蓄電池から供給される電力をランプ140に供給してランプ140を点灯させる装置である。例えば、点灯装置130は、商用電源から交流電流・電圧を入力し、入力した交流電流・電圧を整流および平滑し、整流および平滑して得られた直流(脈流)電流・電圧を降圧し、降圧した直流電流・電圧をランプ140に出力する。
【0018】
ランプ140は、複数の発光ダイオードを横並びに配置し、横並びに配置した複数の発光ダイオードを電気的に直列に接続したものである。但し、発光ダイオード以外の光源(例えば、蛍光灯)をランプ140として用いても構わない。
【0019】
ランプ笠111の内部に点灯装置130やランプ140を直接取り付けることにより、点灯装置130またはランプ140で発生した熱をランプ笠111全体に伝導し、ランプ笠111全体を温めることができる。
そして、ランプ笠111の外面に付着した雪を融かし、また、U字状溝111aに溜まった雨水または雪解け水が凍結することを防ぐことができる。
【0020】
下面カバー120は、ランプ笠111の開口した底部に取り付けられ、ランプ笠111の内部を保護する(図4参照)。
下面カバー120は、透明または半透明の部材であり、ランプ140が発した光を透過して下方へ照射する。
また、下面カバー120の内面にはギザギザの凹凸を設け、ランプ140の光を拡散して照射できるようにしている。
【0021】
図5は、実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す上面斜視図である。
図6は、実施の形態1における屋外用照明器具100の別例を示す平面図である。
器具本体110のランプ笠111の形状は、図1のような断面円弧状の立体形状に限らない。例えば、ランプ笠111の形状は、断面三角形状(図5(a)参照)や断面四角形状(図5(b)参照)などの立体形状であっても構わない。
また、器具本体110の形状は、奥行きが長い縦長の形状(図1参照)ではなく、幅が長い横長の形状(図6参照)であっても構わない。
【0022】
実施の形態2.
雨水や雪解け水をU字状溝111aの排水口111bへ流しやすくする形態について説明する。
【0023】
図7は、実施の形態2における屋外用照明器具100の側面図である。
図8は、実施の形態2における屋外用照明器具100の断面図であり、図7と同じ向きで屋外用照明器具100の内部を示している。
実施の形態2における屋外用照明器具100について、図7および図8に基づいて説明する。
【0024】
屋外用照明器具100の構成は、実施の形態1(図2参照)と同じである。
但し、器具本体110のランプ笠111は設置板112に対して斜めに結合され、U字状溝111aの排水口111bはU字状溝111aの先端部(ランプ笠111の先端部)より低い位置に配置されている。つまり、器具本体110は、電柱等の据付対象物に据え付けられる場合、設置板112を起点として水平方向に対して斜め上方向を向いて設置される。
これにより、雨水や雪解け水がU字状溝111aの排水口111bへ流れやすくなる。
【0025】
図9は、実施の形態2のおける屋外用照明器具100の別例を示す側面図である。
図9に示すように、器具本体110のランプ笠111は設置板112に対して真っすぐ水平に結合しても構わない。この場合、U字状溝111aの排水口111bがU字状溝111aの先端部より低い位置に配置されるように、U字状溝111aをランプ笠111に対して斜めに設ければよい。
【符号の説明】
【0026】
100 屋外用照明器具、110 器具本体、111 ランプ笠、111a U字状溝、111b 排水口、112 設置板、120 下面カバー、130 点灯装置、140 ランプ、190 屋外用照明器具、191 電柱。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置と前記点灯装置により点灯されるランプとが取り付けられる器具本体とを備える照明器具において、
前記器具本体は、
前記点灯装置と前記ランプとが内部に取り付けられ、前記ランプの光を下方に照射するランプ笠部と、
前記ランプ笠部の外側に設けられ前記ランプ笠部の外側に水路を構成する排水溝部とを有する
ことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記排水溝部は、
前記ランプ笠部の外面に付着して前記ランプ笠部の外面を流れ落ちる水滴を受け止め、受け止めた水滴を前記水路の端部から排出する
ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記ランプ笠部は、断面弧状の頂部を上にして配置されるドーム状のランプ笠部であって、
前記排水溝部は、前記ランプ笠部の底部の外周に沿って前記ランプ笠部の底部の外周の一部を除いた部分に設けられ、前記ランプ笠部の底部の外周に沿ってU字形に水路を構成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
【請求項4】
前記排水溝部は、前記水路の端部が下方に配置されるように斜めに設けられた
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の照明器具。
【請求項5】
前記排水溝部は、前記点灯装置と前記ランプとの少なくともいずれかが発する熱により温められる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の照明器具。
【請求項1】
ランプを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置と前記点灯装置により点灯されるランプとが取り付けられる器具本体とを備える照明器具において、
前記器具本体は、
前記点灯装置と前記ランプとが内部に取り付けられ、前記ランプの光を下方に照射するランプ笠部と、
前記ランプ笠部の外側に設けられ前記ランプ笠部の外側に水路を構成する排水溝部とを有する
ことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記排水溝部は、
前記ランプ笠部の外面に付着して前記ランプ笠部の外面を流れ落ちる水滴を受け止め、受け止めた水滴を前記水路の端部から排出する
ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記ランプ笠部は、断面弧状の頂部を上にして配置されるドーム状のランプ笠部であって、
前記排水溝部は、前記ランプ笠部の底部の外周に沿って前記ランプ笠部の底部の外周の一部を除いた部分に設けられ、前記ランプ笠部の底部の外周に沿ってU字形に水路を構成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
【請求項4】
前記排水溝部は、前記水路の端部が下方に配置されるように斜めに設けられた
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の照明器具。
【請求項5】
前記排水溝部は、前記点灯装置と前記ランプとの少なくともいずれかが発する熱により温められる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の照明器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2012−38633(P2012−38633A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179152(P2010−179152)
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】
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