照明装置
【課題】 本発明は、大量の水を取り扱う浴室ユニット内に設置される照明装置であって、防水性能を十分に満足させるものを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置である。また、使用する光源としては、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯等を用いることができる。
【解決手段】 本発明は、浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置である。また、使用する光源としては、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯等を用いることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浴室ユニット内に設置される照明装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
浴室ユニットは、在来工法では日数のかかる浴室の工事を、短期間に行えるように、ユニット化した部材を組み立てて完成される浴室であり、近年の浴室では広く用いられている。
【０００３】
図１は、従来用いられている浴室ユニットの内部を表す概略斜視図である。浴室ユニットは、下面に配管を備えた防水パン１の周囲に壁パネル３を配し、この壁パネル３の上に天井パネル（図示省略）を載せて浴室を形成している。防水パン１の一部には、浴槽２を配置して、残る防水パン１の部分を洗い場とする。また、壁パネル３には、カウンター５、鏡６等を配置し、使用者の使い勝手を良くしている。
【０００４】
浴室ユニット内を照らす照明４は、鏡６の上部に設けられ、鏡６に対して正対する使用者の周囲を十分に照らし出し、蛍光灯、白熱灯等の光源が切れた際には、特許文献１に示されるようにカバーを取り外して光源の交換を行うようにしている。
【特許文献１】特開２００３−２４９１１３
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の浴室ユニット内に設置される照明は、図１に示すものも、特許文献１に示すものも、共にカバーの直ぐ内側に放置されており、浴室ユニット内が水を大量に取り扱う場所であることを考えると、防水性能に不安がある。
【０００６】
本発明は、大量の水を取り扱う浴室ユニット内に設置される照明装置であって、防水性能を十分に満足させるものを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）本発明は、浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置である。
（２）項（１）において、光源が、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯である照明装置である。
（３）項（１）において、光源が１つであり上下方向に長い縦長形状を有している照明装置である。
（４）項（１）において、光源が複数であって、個々の光源が上下方向に長い縦長形状を有し、内カバー内での配置が上下方向に離間しているか又は重なり部分を有する照明装置である。
（５）項（１）乃至（４）のいずれかにおいて、光源がこの光源に給電する電線を有し、この電線が下方にたるみを持ちながら光源に接続されている照明装置である。
（６）項（５）において、電線が合成樹脂製の被覆を有している照明装置である。
（７）項（１）乃至（６）のいずれかにおいて、外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した照明装置である。
（８）項（７）において、シートと内カバーとが異なる色相又は／及び柄を有する照明装置である。
（９）項（１）乃至（８）のいずれかにおいて、外カバーの窓が、外カバーの上端から間隔を隔てて形成され、この上端からの間隔により覆われる領域にインバータを配置した照明装置である。
（１０）項（１）乃至（９）のいずれかにおいて、外カバーの浴室内への突出寸法が、浴室ユニット内に設置される転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の浴室内への突出寸法よりも小さい照明装置である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、光源の周囲に内カバー及び外カバーを設けることにより、カバーが二重となるので、防水性をより確実にすることができ、外カバーに透光性を有する窓を設けたことで、窓から隠れる箇所に設置したソケット、電子回路等の部品を使用者に見せないようにすることができる。
光源としてＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬを用いた際には、照明装置自体を薄くすることができ、浴室ユニット内部での突出寸法が小さいことから、使用者に浴室ユニット内を広く見せることができる。
光源を１つとして縦に長いものを使用する場合には、光源の交換の際に手間がかからず、また、縦長の鏡の側方に照明装置を配置する場合などに、光源を縦長配置とすることで、より使用者の全身を明るく照明することができる。
光源を複数用い、各光源に離間を持たせて設置する場合には、より広範囲な場所を照明することができるようになる。また、各光源に重なりを持たせて設置する場合には、光源間に周囲に比較して暗く影のようになる部分を作ることのない照明装置を提供することができる。
電線にたるみを持たせた場合には、電線部分に結露等が生じた際にその水滴を光源まで到達させずに電線のたるみ部分に留めることができるので、より高い安全性を確保することができる。
電線の被覆は、ネズミ等による断線に備えたものであり、一旦設置した浴室ユニットと家の壁との間を通す電線の交換作業が極めて困難であることから、メンテナンス性を向上させることができる。
外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した場合には、より高い防水性を確保することができると共に、柄を施したシートを用いれば、浴室ユニットの意匠性を向上させることができる。
また、シートと内カバーとを異なる色相又は／及び柄を施すことにより、単層では表現しにくい複雑な色相、柄を表現することが可能となり、どちらか一方を交換するだけで、異なる印象を使用者に与えることができる。
外カバーの窓を上端から間隔を隔てて設け、この間隔により隠される領域にインバータを配置した場合には、使用者からインバータを見えないようにすることができると共に、このインバータが照明装置内の上方にあることから、水滴が付着しその水滴がそこに留まることがなく、電子回路を保護することができる。
外カバーの浴室ユニット内への突出寸法を転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の突出寸法より小さくした場合には、照明装置から感じる圧迫感がなくなり、浴室ユニット内を広く見せることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明に用いる光源は、浴室ユニット内を照らすことができるものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、白熱灯、蛍光灯、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ等を用いることができ、特にＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬを用いると、照明装置自体を薄くすることができ好ましい。
用いる光源は、単数でも複数でも良く、複数の光源を用いる場合には、その配置に関しても特に制限されない。図２は、光源として冷陰極管を使用し、この冷陰極管を縦配置した際の具体例を示す。図２（ａ）は、冷陰極管８を１本使用する例を示し、この冷陰極管８を縦に配置している。図２（ｂ）は、冷陰極管８を２本使用する例を示し、２本の冷陰極管８を縦に一直線上になるように配置して冷陰極管８同士の間に離間を持たせ、より広範囲の場所を照らし出せるようにしてある。図２（ｃ）は、冷陰極管８を２本使用するが、上下方向に重なりを有するように配置してある。このような配置では、冷陰極管同士の間に影になるような、他の部分に比較し暗く見える部分ができずに均一な照明を行うことができる。
【００１０】
本発明に用いる内カバーは、透光性を有するものであれば良く特に材質、形状を限定されるものではない。具体的に述べると、材質としては、合成樹脂を使用することができ、アクリル、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネイト等を使用することができ、特にアクリルを用いることが光の透過率が高く好ましい。形状としては、使用する光源を覆うことができ、防水性を有するものであり、外見ドーム型、箱型等とすることができ、平面視にて、平板、円形、楕円形、多角形等の形状をとることができる。また、照明装置を設置する天井又は壁面に接する部分には、フランジを設けることが好ましく、このフランジと天井又は壁面との間にてパッキン等を使用して封水する。
尚、内カバーとして平板を使用する際には、光源を配置する部分に金属又は合成樹脂製の収納ケースを設け、この収納ケースに平板を設置するフランジを設けるようにして、パッキンにて封水する。従って、この場合は、光源を収納ケース及び内カバーの両方で覆うこととなる。
内カバーは、透光性を有すれば、透明又は着色されていても、柄が描かれていても良く、後述する外カバーの色相、柄に合わせることもできる。
【００１１】
本発明に用いる外カバーは、前述した内カバーを覆い、且つ、透光性を有する窓を有するものであれば、特に限定されるものではない。材質は、防錆処理を施した金属、合成樹脂等を使用することができるが、意匠性の観点から照明装置を設置する部位と同じ模様を有する人造大理石を使用することが好ましい。人造大理石は、ＳＭＣ又はＢＭＣを加圧加熱して成形することができ、材料に顔料を混入させることや、成形時に加飾シートを用いて模様付けすることもできる。
透光性を有する窓は、単なる開口でもよく、この開口に透光性を有するシートを貼り付けても良い。窓は、できる限り大きくとることが好ましいが、外カバーの上端から間隔を隔てて設けられることがより好ましく、この上端からの間隔により遮光される部分に、光源に使用する電子部品等を設置して使用者から見えないようにすることができる。
窓に貼り付けられるシートは、透光性を有するものであれば特に限定されず、色つきのもの、柄を描いたものも使用することができる。また、シートの色相又は柄を先に述べた内カバーとは異ならせ、内カバーとシートとの色相又は柄を光が透過することにより合成し、それを使用者に見せることもできる。このようにすると、内カバー又はシートのどちらか一方を取り替えることにより、浴室の雰囲気を変化させることができ、安い費用で模様替えを行うのと同等の効果を得ることができる。
シートの材質は、特に限定されるものではないが、内カバーと同様にアクリル、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネイト等を使用することができ、特にアクリルを用いることが光の透過率が高く好ましい。また、シート材を透明な板状にした場合は、板を２枚使用し、板間に和紙等を挟みこんだものを使用することもできる。
外カバーの浴室内への突出寸法（外カバーの厚み）は、特に限定されるものではないが、ある程度の厚みを持たせることで高級感が出ることから、３ｍｍ以上であることが好ましく、１０ｍｍ以上あることがより好ましい。但し、余りに厚みを持たせると、浴室ユニット内を狭く感じさせるので、鏡パネルを設置する浴室壁面に取り付けられた、シャワーヘッド固定装置（フック又はスライドバー）、又は、浴槽に入る際に使用する転倒防止バーよりも突出しないことが好ましく、具体的には厚みが５０ｍｍ以内であることが特に好ましい。
外カバーの防水は、発泡させた、ウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等を使用して、設置場所に押し付けることにより行うことができ、発泡させないゴムを用いることもできる。
【００１２】
本発明に用いる光源への給電は、電線を用いて行われるが、この電線と光源とを電気的に接続する際に、一旦下方へと電線をたるませてから接続することが好ましい。これは、電線に結露が生じた際に、結露水が接続箇所へと集中するのを防ぐためのもので、少しでも腐食の原因を取り除くようにしている。
また、電線の表面被覆は、合成樹脂製の被覆により覆うことが好ましく、塩化ビニルにより被覆したものを使用することが特に好ましい。より具体的には、電線として同軸ケーブルを使用することができる。
【実施例】
【００１３】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図３は、本発明の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。浴室ユニットは、防水パン１の四周に壁パネル３を立設させ、図示を省略する天井パネルを壁パネル３の上に載せて外形を形成しており、内部には、その約半分に浴槽２が配置され、残りの半分を使用者が洗い場１２として使用する。
洗い場１２の正面には、カウンター５が設置され、このカウンター５の直上に鏡パネル９が設けられている。鏡パネル９は、壁パネル３に固定され、その表面に鏡６を固定するもので、材質は人造大理石を用いている。鏡パネル９には、鏡６以外にシャワーを固定するシャワーフックを上下にスライドさせるシャワースライドバー１０及び照明装置７が設けられており、鏡パネル９よりも浴槽２よりの壁パネル３には、浴槽への出入りの際に転倒を防止する転倒防止バー１１を設置している。
【００１４】
図４は、図３に示す照明装置の分解斜視図及びその断面図である。外カバー１３は、箱型をしており、その大きさは縦９００ｍｍ、横幅１２０ｍｍ、厚み３０ｍｍとしている。また、外カバー１３の材質は、ＳＭＣを使用した人造大理石であり、図３に示す鏡パネル９の柄と同一のものを使用している。
窓１４は、外カバー１３の上端から５０ｍｍの間隔を隔てて形成してあり、縦８００ｍｍ、横幅１１０ｍｍの開口としている。この窓１４には、縦縞の意匠を施した透明のシート１５が、外カバー１３の裏面より貼り付けられている。
【００１５】
内カバー１６は、収納ケース２１に接着され、外カバー１３により全体を覆われる大きさにしてある。内カバーの材質は、透明のアクリル平板を用いており、このアクリル平板の外周に近い部分が収納ケース２１のフランジ１７部分に接着される。
【００１６】
本実施例では、光源として冷陰極管８を用いており、蛍光灯に比較し長寿命で交換頻度が少なく、照明装置自体の浴室内への突出寸法を小さくしている。また、冷陰極管８とインバータ１８とを電気的に接続する電線１９には、たるみ２０を持たせている。尚、インバータ１８は、先に述べたように外カバー１３に設けた窓１４が、外カバー１３の上端より５０ｍｍの間隔を隔てて形成されているので、この遮光される５０ｍｍの部分に隠れて使用者から見えることはない。更に、本実施例では冷陰極管８を１本使用しているが、冷陰極管８を上下方向に重なりを有するように配置すれば、使用者が窓１４を見て、影のように暗く見える部分がなく、使用者の顔をはじめ体全体を明るく照らすことができる。
【００１７】
図５は、図３に示す照明装置部分の側面図である。本実施例では、照明装置７の壁パネル３からの突出寸法を、他の付設機器よりも小さくしてあり、具体的には、シャワースライドバー１０及び転倒防止バー１１よりも小さくしている。また、照明装置７は、鏡６と図３に示す浴槽２との間に設けているが、これは照明装置７をできる限り浴室壁面の中央に配置して、浴室全体を均一に照明しようとすることを目的としている。
【００１８】
図６は、図３に示す浴室ユニットの概略外部断面図である。照明装置７への給電は、電線１９により行われるが、浴室ユニット内は水を使用するため、できる限り低電圧の状態で給電する必要がある。そのため、家庭用電源１００Ｖをそのまま送り込むことなく、１２Ｖまで変圧器２２により電圧低下させる。変圧器２２の設置場所は、浴室ユニット組立て後のメンテナンス性を向上させるため、天井裏にすることとしている。
電線は、その表面に塩化ビニルの被覆がされているものを使用することで、ねずみ等により断線が生じるのを防止し、より安全に、メンテナンスフリーとなるように配慮している。
【００１９】
図７は、本発明の別の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。本実施例では、図３を用いて説明した実施例とは異なり、照明装置７を鏡６を挟んで両側に１つずつの１対設置している。浴室ユニットは、防水パン１の四周に壁パネル３を立設させ、図示を省略する天井パネルを壁パネル３の上に載せて外形を形成しており、内部には、その約半分に浴槽２が配置され、残りの半分を使用者が洗い場１２として使用している。
洗い場１２の正面には、カウンター５が設置され、このカウンター５の直上から、浴槽２の設置されている部分までに横長の鏡６を、壁パネル３に固定している。照明装置７は、鏡６の両側に１つずつ設けられており、浴室ユニットの壁パネル３が直交する部分で、防水パン１から照明装置７の上端までの高さを６７０ｍｍとしている。これは、平均的な身長を有する使用者が鏡６に向かい正対して座った際の顔の高さに相当する。
【００２０】
図８は、図７に示す照明装置の分解斜視図である。本実施例の照明装置では、内カバー１６としてアクリル製の平板を用いており、この平板を収納ケース２１のフランジ１７に接着している。収納ケース２１は、その内部に冷陰極管８を横向きにして配置してある。また、インバータ１８と冷陰極管８とを電気的に接続する電線１９には、たるみ２０を持たせており、電線１９に結露が発生しても、その水滴が冷陰極管８の結線部分に到達することがないようにしている。
【００２１】
外カバー１３は、断面略Ｌ字であり、高さ方向の中間部分に窓１４を持ち、この窓１４にアクリル製のシート１５を嵌め込んでいる。窓１４は、外カバー１３の上端から離間を持って設けられており、この離間部分によりインバータ１８が隠され、使用者からは見えないようになっている。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】従来例を示す浴室ユニット内部の概略斜視図である。
【図２】光源として冷陰極管を使用し、この冷陰極管を縦配置した際の具体例を示したもので、（ａ）は１本の冷陰極管縦配置したもの、（ｂ）は２本の冷陰極管を本発明の１実施例を示す浴室ユニットの縦に直線状に配置したもの、（ｃ）は２本の冷陰極管を縦方向に重なりをもって配置したものである。
【図３】本発明の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。
【図４】図３に示す照明装置の分解斜視図及びそのＡ−Ａ断面図である。
【図５】図３に示す照明装置部分の側面図である。
【図６】図３に示す浴室ユニットの概略外部断面図である。
【図７】本発明の別の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。
【図８】図７示す照明装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
【００２３】
１…防水パン、２…浴槽、３…壁パネル、４…照明、５…カウンター、６…鏡、７…照明装置、８…冷陰極管、９…鏡パネル、１０…シャワースライドバー、１１…転倒防止バー、１２…洗い場、１３…外カバー、１４…窓、１５…シート、１６…内カバー、１７…フランジ、１８…インバータ、１９…電線、２０…たるみ、２１…収納ケース、２２…変圧器
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浴室ユニット内に設置される照明装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
浴室ユニットは、在来工法では日数のかかる浴室の工事を、短期間に行えるように、ユニット化した部材を組み立てて完成される浴室であり、近年の浴室では広く用いられている。
【０００３】
図１は、従来用いられている浴室ユニットの内部を表す概略斜視図である。浴室ユニットは、下面に配管を備えた防水パン１の周囲に壁パネル３を配し、この壁パネル３の上に天井パネル（図示省略）を載せて浴室を形成している。防水パン１の一部には、浴槽２を配置して、残る防水パン１の部分を洗い場とする。また、壁パネル３には、カウンター５、鏡６等を配置し、使用者の使い勝手を良くしている。
【０００４】
浴室ユニット内を照らす照明４は、鏡６の上部に設けられ、鏡６に対して正対する使用者の周囲を十分に照らし出し、蛍光灯、白熱灯等の光源が切れた際には、特許文献１に示されるようにカバーを取り外して光源の交換を行うようにしている。
【特許文献１】特開２００３−２４９１１３
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の浴室ユニット内に設置される照明は、図１に示すものも、特許文献１に示すものも、共にカバーの直ぐ内側に放置されており、浴室ユニット内が水を大量に取り扱う場所であることを考えると、防水性能に不安がある。
【０００６】
本発明は、大量の水を取り扱う浴室ユニット内に設置される照明装置であって、防水性能を十分に満足させるものを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）本発明は、浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置である。
（２）項（１）において、光源が、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯である照明装置である。
（３）項（１）において、光源が１つであり上下方向に長い縦長形状を有している照明装置である。
（４）項（１）において、光源が複数であって、個々の光源が上下方向に長い縦長形状を有し、内カバー内での配置が上下方向に離間しているか又は重なり部分を有する照明装置である。
（５）項（１）乃至（４）のいずれかにおいて、光源がこの光源に給電する電線を有し、この電線が下方にたるみを持ちながら光源に接続されている照明装置である。
（６）項（５）において、電線が合成樹脂製の被覆を有している照明装置である。
（７）項（１）乃至（６）のいずれかにおいて、外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した照明装置である。
（８）項（７）において、シートと内カバーとが異なる色相又は／及び柄を有する照明装置である。
（９）項（１）乃至（８）のいずれかにおいて、外カバーの窓が、外カバーの上端から間隔を隔てて形成され、この上端からの間隔により覆われる領域にインバータを配置した照明装置である。
（１０）項（１）乃至（９）のいずれかにおいて、外カバーの浴室内への突出寸法が、浴室ユニット内に設置される転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の浴室内への突出寸法よりも小さい照明装置である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、光源の周囲に内カバー及び外カバーを設けることにより、カバーが二重となるので、防水性をより確実にすることができ、外カバーに透光性を有する窓を設けたことで、窓から隠れる箇所に設置したソケット、電子回路等の部品を使用者に見せないようにすることができる。
光源としてＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬを用いた際には、照明装置自体を薄くすることができ、浴室ユニット内部での突出寸法が小さいことから、使用者に浴室ユニット内を広く見せることができる。
光源を１つとして縦に長いものを使用する場合には、光源の交換の際に手間がかからず、また、縦長の鏡の側方に照明装置を配置する場合などに、光源を縦長配置とすることで、より使用者の全身を明るく照明することができる。
光源を複数用い、各光源に離間を持たせて設置する場合には、より広範囲な場所を照明することができるようになる。また、各光源に重なりを持たせて設置する場合には、光源間に周囲に比較して暗く影のようになる部分を作ることのない照明装置を提供することができる。
電線にたるみを持たせた場合には、電線部分に結露等が生じた際にその水滴を光源まで到達させずに電線のたるみ部分に留めることができるので、より高い安全性を確保することができる。
電線の被覆は、ネズミ等による断線に備えたものであり、一旦設置した浴室ユニットと家の壁との間を通す電線の交換作業が極めて困難であることから、メンテナンス性を向上させることができる。
外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した場合には、より高い防水性を確保することができると共に、柄を施したシートを用いれば、浴室ユニットの意匠性を向上させることができる。
また、シートと内カバーとを異なる色相又は／及び柄を施すことにより、単層では表現しにくい複雑な色相、柄を表現することが可能となり、どちらか一方を交換するだけで、異なる印象を使用者に与えることができる。
外カバーの窓を上端から間隔を隔てて設け、この間隔により隠される領域にインバータを配置した場合には、使用者からインバータを見えないようにすることができると共に、このインバータが照明装置内の上方にあることから、水滴が付着しその水滴がそこに留まることがなく、電子回路を保護することができる。
外カバーの浴室ユニット内への突出寸法を転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の突出寸法より小さくした場合には、照明装置から感じる圧迫感がなくなり、浴室ユニット内を広く見せることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明に用いる光源は、浴室ユニット内を照らすことができるものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、白熱灯、蛍光灯、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ等を用いることができ、特にＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬを用いると、照明装置自体を薄くすることができ好ましい。
用いる光源は、単数でも複数でも良く、複数の光源を用いる場合には、その配置に関しても特に制限されない。図２は、光源として冷陰極管を使用し、この冷陰極管を縦配置した際の具体例を示す。図２（ａ）は、冷陰極管８を１本使用する例を示し、この冷陰極管８を縦に配置している。図２（ｂ）は、冷陰極管８を２本使用する例を示し、２本の冷陰極管８を縦に一直線上になるように配置して冷陰極管８同士の間に離間を持たせ、より広範囲の場所を照らし出せるようにしてある。図２（ｃ）は、冷陰極管８を２本使用するが、上下方向に重なりを有するように配置してある。このような配置では、冷陰極管同士の間に影になるような、他の部分に比較し暗く見える部分ができずに均一な照明を行うことができる。
【００１０】
本発明に用いる内カバーは、透光性を有するものであれば良く特に材質、形状を限定されるものではない。具体的に述べると、材質としては、合成樹脂を使用することができ、アクリル、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネイト等を使用することができ、特にアクリルを用いることが光の透過率が高く好ましい。形状としては、使用する光源を覆うことができ、防水性を有するものであり、外見ドーム型、箱型等とすることができ、平面視にて、平板、円形、楕円形、多角形等の形状をとることができる。また、照明装置を設置する天井又は壁面に接する部分には、フランジを設けることが好ましく、このフランジと天井又は壁面との間にてパッキン等を使用して封水する。
尚、内カバーとして平板を使用する際には、光源を配置する部分に金属又は合成樹脂製の収納ケースを設け、この収納ケースに平板を設置するフランジを設けるようにして、パッキンにて封水する。従って、この場合は、光源を収納ケース及び内カバーの両方で覆うこととなる。
内カバーは、透光性を有すれば、透明又は着色されていても、柄が描かれていても良く、後述する外カバーの色相、柄に合わせることもできる。
【００１１】
本発明に用いる外カバーは、前述した内カバーを覆い、且つ、透光性を有する窓を有するものであれば、特に限定されるものではない。材質は、防錆処理を施した金属、合成樹脂等を使用することができるが、意匠性の観点から照明装置を設置する部位と同じ模様を有する人造大理石を使用することが好ましい。人造大理石は、ＳＭＣ又はＢＭＣを加圧加熱して成形することができ、材料に顔料を混入させることや、成形時に加飾シートを用いて模様付けすることもできる。
透光性を有する窓は、単なる開口でもよく、この開口に透光性を有するシートを貼り付けても良い。窓は、できる限り大きくとることが好ましいが、外カバーの上端から間隔を隔てて設けられることがより好ましく、この上端からの間隔により遮光される部分に、光源に使用する電子部品等を設置して使用者から見えないようにすることができる。
窓に貼り付けられるシートは、透光性を有するものであれば特に限定されず、色つきのもの、柄を描いたものも使用することができる。また、シートの色相又は柄を先に述べた内カバーとは異ならせ、内カバーとシートとの色相又は柄を光が透過することにより合成し、それを使用者に見せることもできる。このようにすると、内カバー又はシートのどちらか一方を取り替えることにより、浴室の雰囲気を変化させることができ、安い費用で模様替えを行うのと同等の効果を得ることができる。
シートの材質は、特に限定されるものではないが、内カバーと同様にアクリル、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネイト等を使用することができ、特にアクリルを用いることが光の透過率が高く好ましい。また、シート材を透明な板状にした場合は、板を２枚使用し、板間に和紙等を挟みこんだものを使用することもできる。
外カバーの浴室内への突出寸法（外カバーの厚み）は、特に限定されるものではないが、ある程度の厚みを持たせることで高級感が出ることから、３ｍｍ以上であることが好ましく、１０ｍｍ以上あることがより好ましい。但し、余りに厚みを持たせると、浴室ユニット内を狭く感じさせるので、鏡パネルを設置する浴室壁面に取り付けられた、シャワーヘッド固定装置（フック又はスライドバー）、又は、浴槽に入る際に使用する転倒防止バーよりも突出しないことが好ましく、具体的には厚みが５０ｍｍ以内であることが特に好ましい。
外カバーの防水は、発泡させた、ウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等を使用して、設置場所に押し付けることにより行うことができ、発泡させないゴムを用いることもできる。
【００１２】
本発明に用いる光源への給電は、電線を用いて行われるが、この電線と光源とを電気的に接続する際に、一旦下方へと電線をたるませてから接続することが好ましい。これは、電線に結露が生じた際に、結露水が接続箇所へと集中するのを防ぐためのもので、少しでも腐食の原因を取り除くようにしている。
また、電線の表面被覆は、合成樹脂製の被覆により覆うことが好ましく、塩化ビニルにより被覆したものを使用することが特に好ましい。より具体的には、電線として同軸ケーブルを使用することができる。
【実施例】
【００１３】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図３は、本発明の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。浴室ユニットは、防水パン１の四周に壁パネル３を立設させ、図示を省略する天井パネルを壁パネル３の上に載せて外形を形成しており、内部には、その約半分に浴槽２が配置され、残りの半分を使用者が洗い場１２として使用する。
洗い場１２の正面には、カウンター５が設置され、このカウンター５の直上に鏡パネル９が設けられている。鏡パネル９は、壁パネル３に固定され、その表面に鏡６を固定するもので、材質は人造大理石を用いている。鏡パネル９には、鏡６以外にシャワーを固定するシャワーフックを上下にスライドさせるシャワースライドバー１０及び照明装置７が設けられており、鏡パネル９よりも浴槽２よりの壁パネル３には、浴槽への出入りの際に転倒を防止する転倒防止バー１１を設置している。
【００１４】
図４は、図３に示す照明装置の分解斜視図及びその断面図である。外カバー１３は、箱型をしており、その大きさは縦９００ｍｍ、横幅１２０ｍｍ、厚み３０ｍｍとしている。また、外カバー１３の材質は、ＳＭＣを使用した人造大理石であり、図３に示す鏡パネル９の柄と同一のものを使用している。
窓１４は、外カバー１３の上端から５０ｍｍの間隔を隔てて形成してあり、縦８００ｍｍ、横幅１１０ｍｍの開口としている。この窓１４には、縦縞の意匠を施した透明のシート１５が、外カバー１３の裏面より貼り付けられている。
【００１５】
内カバー１６は、収納ケース２１に接着され、外カバー１３により全体を覆われる大きさにしてある。内カバーの材質は、透明のアクリル平板を用いており、このアクリル平板の外周に近い部分が収納ケース２１のフランジ１７部分に接着される。
【００１６】
本実施例では、光源として冷陰極管８を用いており、蛍光灯に比較し長寿命で交換頻度が少なく、照明装置自体の浴室内への突出寸法を小さくしている。また、冷陰極管８とインバータ１８とを電気的に接続する電線１９には、たるみ２０を持たせている。尚、インバータ１８は、先に述べたように外カバー１３に設けた窓１４が、外カバー１３の上端より５０ｍｍの間隔を隔てて形成されているので、この遮光される５０ｍｍの部分に隠れて使用者から見えることはない。更に、本実施例では冷陰極管８を１本使用しているが、冷陰極管８を上下方向に重なりを有するように配置すれば、使用者が窓１４を見て、影のように暗く見える部分がなく、使用者の顔をはじめ体全体を明るく照らすことができる。
【００１７】
図５は、図３に示す照明装置部分の側面図である。本実施例では、照明装置７の壁パネル３からの突出寸法を、他の付設機器よりも小さくしてあり、具体的には、シャワースライドバー１０及び転倒防止バー１１よりも小さくしている。また、照明装置７は、鏡６と図３に示す浴槽２との間に設けているが、これは照明装置７をできる限り浴室壁面の中央に配置して、浴室全体を均一に照明しようとすることを目的としている。
【００１８】
図６は、図３に示す浴室ユニットの概略外部断面図である。照明装置７への給電は、電線１９により行われるが、浴室ユニット内は水を使用するため、できる限り低電圧の状態で給電する必要がある。そのため、家庭用電源１００Ｖをそのまま送り込むことなく、１２Ｖまで変圧器２２により電圧低下させる。変圧器２２の設置場所は、浴室ユニット組立て後のメンテナンス性を向上させるため、天井裏にすることとしている。
電線は、その表面に塩化ビニルの被覆がされているものを使用することで、ねずみ等により断線が生じるのを防止し、より安全に、メンテナンスフリーとなるように配慮している。
【００１９】
図７は、本発明の別の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。本実施例では、図３を用いて説明した実施例とは異なり、照明装置７を鏡６を挟んで両側に１つずつの１対設置している。浴室ユニットは、防水パン１の四周に壁パネル３を立設させ、図示を省略する天井パネルを壁パネル３の上に載せて外形を形成しており、内部には、その約半分に浴槽２が配置され、残りの半分を使用者が洗い場１２として使用している。
洗い場１２の正面には、カウンター５が設置され、このカウンター５の直上から、浴槽２の設置されている部分までに横長の鏡６を、壁パネル３に固定している。照明装置７は、鏡６の両側に１つずつ設けられており、浴室ユニットの壁パネル３が直交する部分で、防水パン１から照明装置７の上端までの高さを６７０ｍｍとしている。これは、平均的な身長を有する使用者が鏡６に向かい正対して座った際の顔の高さに相当する。
【００２０】
図８は、図７に示す照明装置の分解斜視図である。本実施例の照明装置では、内カバー１６としてアクリル製の平板を用いており、この平板を収納ケース２１のフランジ１７に接着している。収納ケース２１は、その内部に冷陰極管８を横向きにして配置してある。また、インバータ１８と冷陰極管８とを電気的に接続する電線１９には、たるみ２０を持たせており、電線１９に結露が発生しても、その水滴が冷陰極管８の結線部分に到達することがないようにしている。
【００２１】
外カバー１３は、断面略Ｌ字であり、高さ方向の中間部分に窓１４を持ち、この窓１４にアクリル製のシート１５を嵌め込んでいる。窓１４は、外カバー１３の上端から離間を持って設けられており、この離間部分によりインバータ１８が隠され、使用者からは見えないようになっている。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】従来例を示す浴室ユニット内部の概略斜視図である。
【図２】光源として冷陰極管を使用し、この冷陰極管を縦配置した際の具体例を示したもので、（ａ）は１本の冷陰極管縦配置したもの、（ｂ）は２本の冷陰極管を本発明の１実施例を示す浴室ユニットの縦に直線状に配置したもの、（ｃ）は２本の冷陰極管を縦方向に重なりをもって配置したものである。
【図３】本発明の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。
【図４】図３に示す照明装置の分解斜視図及びそのＡ−Ａ断面図である。
【図５】図３に示す照明装置部分の側面図である。
【図６】図３に示す浴室ユニットの概略外部断面図である。
【図７】本発明の別の１実施例である照明装置を備えた浴室ユニット内の斜視図である。
【図８】図７示す照明装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
【００２３】
１…防水パン、２…浴槽、３…壁パネル、４…照明、５…カウンター、６…鏡、７…照明装置、８…冷陰極管、９…鏡パネル、１０…シャワースライドバー、１１…転倒防止バー、１２…洗い場、１３…外カバー、１４…窓、１５…シート、１６…内カバー、１７…フランジ、１８…インバータ、１９…電線、２０…たるみ、２１…収納ケース、２２…変圧器
【特許請求の範囲】
【請求項１】
浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置。
【請求項２】
請求項１において、光源が、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯である照明装置。
【請求項３】
請求項１において、光源が１つであり上下方向に長い縦長形状を有している照明装置。
【請求項４】
請求項１において、光源が複数であって、個々の光源が上下方向に長い縦長形状を有し、内カバー内での配置が上下方向に離間しているか又は重なり部分を有する照明装置。
【請求項５】
請求項１乃至４のいずれかにおいて、光源がこの光源に給電する電線を有し、この電線が下方にたるみを持ちながら光源に接続されている照明装置。
【請求項６】
請求項５において、電線が合成樹脂製の被覆を有している照明装置。
【請求項７】
請求項１乃至６のいずれかにおいて、外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した照明装置。
【請求項８】
請求項７において、シートと内カバーとが異なる色相又は／及び柄を有する照明装置。
【請求項９】
請求項１乃至８のいずれかにおいて、外カバーの窓が、外カバーの上端から間隔を隔てて形成され、この上端からの間隔により覆われる領域にインバータを配置した照明装置。
【請求項１０】
請求項１乃至９のいずれかにおいて、外カバーの浴室内への突出寸法が、浴室ユニット内に設置される転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の浴室内への突出寸法よりも小さい照明装置。
【請求項１】
浴室ユニット内に配置される照明装置であって、光源と、この光源を覆い透光性を有する内カバーと、この内カバーを覆い透光性を有する窓を有した外カバーとを備えた照明装置。
【請求項２】
請求項１において、光源が、ＬＥＤ、冷陰極管、有機ＥＬ又は蛍光灯である照明装置。
【請求項３】
請求項１において、光源が１つであり上下方向に長い縦長形状を有している照明装置。
【請求項４】
請求項１において、光源が複数であって、個々の光源が上下方向に長い縦長形状を有し、内カバー内での配置が上下方向に離間しているか又は重なり部分を有する照明装置。
【請求項５】
請求項１乃至４のいずれかにおいて、光源がこの光源に給電する電線を有し、この電線が下方にたるみを持ちながら光源に接続されている照明装置。
【請求項６】
請求項５において、電線が合成樹脂製の被覆を有している照明装置。
【請求項７】
請求項１乃至６のいずれかにおいて、外カバーの窓に透光性を有したシートを配置した照明装置。
【請求項８】
請求項７において、シートと内カバーとが異なる色相又は／及び柄を有する照明装置。
【請求項９】
請求項１乃至８のいずれかにおいて、外カバーの窓が、外カバーの上端から間隔を隔てて形成され、この上端からの間隔により覆われる領域にインバータを配置した照明装置。
【請求項１０】
請求項１乃至９のいずれかにおいて、外カバーの浴室内への突出寸法が、浴室ユニット内に設置される転倒防止バー又はシャワーヘッド固定装置の浴室内への突出寸法よりも小さい照明装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２００６−４８９９０（Ｐ２００６−４８９９０Ａ）
【公開日】平成１８年２月１６日（２００６．２．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−２２５４２７（Ｐ２００４−２２５４２７）
【出願日】平成１６年８月２日（２００４．８．２）
【出願人】（３０１０５０９２４）株式会社日立ハウステック (234)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年２月１６日（２００６．２．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年８月２日（２００４．８．２）
【出願人】（３０１０５０９２４）株式会社日立ハウステック (234)
【Ｆターム（参考）】
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