説明

照明装置

【課題】照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源1a,1b,1cの数よりも多くする。
【解決手段】楕円反射面2a1,2b1,2c1を有するリフレクタ2a,2b,2cと、リフレクタ2a,2b,2cからの光を反射する双曲反射面3a,3b,3cを有するリフレクタ3とを設け、双曲反射面3a,3b,3cによって反射されたリフレクタ2a,2b,2cからの光の光路が、双曲反射面3a,3b,3cの焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、双曲反射面3a,3b,3cを配置し、双曲反射面3a,3b,3cからの光を照明装置の照射方向に反射する放物反射面4a1,4b1,4c1を有するリフレクタ4a,4b,4cを設け、リフレクタ3の表面のうち、リフレクタ4a,4b,4cの反対側の部分に、リフレクタ2a,2b,2cからの光を混合して照明装置の照射方向に乱反射する乱反射面3dを形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の光源が設けられ、各光源からの光を反射して照明装置の照射方向に照射するための反射面が各光源に対応して設けられた照明装置に関し、特には、複数の光源からの光が混じり合った混合光を照明装置の照射方向に照射することができる照明装置に関する。
【0002】
詳細には、本発明は、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができる照明装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来から、複数の光源が設けられ、各光源からの光を反射して照明装置の照射方向に照射するための反射面が各光源に対応して設けられた照明装置が知られている。この種の照明装置の例としては、例えば特開2001−332104号公報の図3、図4等に記載されたものがある。
【0004】
特開2001−332104号公報の図3に記載された照明装置では、第1光源と第2光源とが設けられている。更に、第1光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第1反射面と、第2光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第2反射面とが設けられている。そのため、特開2001−332104号公報の図3に記載された照明装置では、第1光源からの光を第1反射面から照明装置の照射方向に照射することができ、第2光源からの光を第2反射面から照明装置の照射方向に照射することができる。
【0005】
ところで、特開2001−332104号公報の図3に記載された照明装置では、第1光源からの光と第2光源からの光とが混じり合った混合光を照明装置の照射方向に照射することができない。
【0006】
詳細には、特開2001−332104号公報の図3に記載された照明装置では、光源の数が、第1光源および第2光源の2個であるのに対し、照明装置の照射方向に照射される光の種類が、第1反射面から照射される第1光源からの光および第2反射面から照射される第2光源からの光の2種類になっている。つまり、特開2001−332104号公報の図3に記載された照明装置では、光源の数と、照明装置の照射方向に照射される光の種類とが等しくなっており、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができない。
【0007】
また、特開2001−332104号公報の図4に記載された照明装置では、第1光源と第2光源と第3光源と第4光源とが設けられている。更に、第1光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第1反射面と、第2光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第2反射面と、第3光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第3反射面と、第4光源からの光を照明装置の照射方向に反射するための第4反射面とが設けられている。そのため、特開2001−332104号公報の図4に記載された照明装置では、第1光源からの光を第1反射面から照明装置の照射方向に照射することができ、第2光源からの光を第2反射面から照明装置の照射方向に照射することができ、第3光源からの光を第3反射面から照明装置の照射方向に照射することができ、第4光源からの光を第4反射面から照明装置の照射方向に照射することができる。
【0008】
ところで、特開2001−332104号公報の図4に記載された照明装置では、第1光源からの光と第2光源からの光と第3光源からの光と第4光源からの光とが混じり合った混合光を照明装置の照射方向に照射することができない。
【0009】
詳細には、特開2001−332104号公報の図4に記載された照明装置では、光源の数が、第1光源、第2光源、第3光源および第4光源の4個であるのに対し、照明装置の照射方向に照射される光の種類が、第1反射面から照射される第1光源からの光、第2反射面から照射される第2光源からの光、第3反射面から照射される第3光源からの光、および、第4反射面から照射される第4光源からの光の4種類になっている。つまり、特開2001−332104号公報の図4に記載された照明装置では、光源の数と、照明装置の照射方向に照射される光の種類とが等しくなっており、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができない。
【0010】
【特許文献1】特開2001−332104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記問題点に鑑み、本発明は、複数の光源からの光が混じり合った混合光を照明装置の照射方向に照射することができる照明装置を提供することを目的とする。
【0012】
詳細には、本発明は、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、照明装置の中心軸線を中心とする円上に第1光源と第2光源と第3光源とを配列し、第1焦点が第1光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第1光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第1リフレクタを設け、第1焦点が第2光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第2光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第2リフレクタを設け、第1焦点が第3光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第3光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第3リフレクタを設け、第1リフレクタからの光を反射するための第1双曲反射面と、第2リフレクタからの光を反射するための第2双曲反射面と、第3リフレクタからの光を反射するための第3双曲反射面とを有する第4リフレクタを設け、第1双曲反射面によって反射された第1リフレクタからの光の光路が、第1双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第1双曲反射面を配置し、第2双曲反射面によって反射された第2リフレクタからの光の光路が、第2双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第2双曲反射面を配置し、第3双曲反射面によって反射された第3リフレクタからの光の光路が、第3双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第3双曲反射面を配置し、第1双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第5リフレクタを設け、第2双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第6リフレクタを設け、第3双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第7リフレクタを設け、第4リフレクタの表面のうち、第5リフレクタ、第6リフレクタおよび第7リフレクタの反対側の部分に、第1リフレクタからの光、第2リフレクタからの光および第3リフレクタからの光を混合して照明装置の照射方向に乱反射するための乱反射面を形成したことを特徴とする照明装置が提供される。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、第1光源から第1の色の光を放射し、第2光源から第2の色の光を放射し、第3光源から第3の色の光を放射することにより、第5リフレクタの反射面から第1の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第6リフレクタの反射面から第2の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第7リフレクタの反射面から第3の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第4リフレクタの乱反射面から第1の色の光と第2の色の光と第3の色の光とが混じり合った第4の色の光を照明装置の照射方向に照射することを特徴とする請求項1に記載の照明装置が提供される。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面および第7リフレクタの反射面と、第4リフレクタの乱反射面とを照明装置の照射方向に離間させて配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置が提供される。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、第1リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第1リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第2リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第2リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第3リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第3リフレクタの楕円反射面の反対側に第4リフレクタの乱反射面を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置が提供される。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、第4リフレクタの第1双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第5リフレクタの反射面を構成し、第4リフレクタの第2双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第6リフレクタの反射面を構成し、第4リフレクタの第3双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第7リフレクタの反射面を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置が提供される。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の照明装置では、照明装置の中心軸線を中心とする円上に第1光源と第2光源と第3光源とが配列されている。
【0019】
更に、請求項1に記載の照明装置では、第1焦点が第1光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第1光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第1リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第1光源から放射された光が、第1リフレクタの楕円反射面によって反射され、第1リフレクタの楕円反射面の第2焦点に集光せしめられる。
【0020】
また、請求項1に記載の照明装置では、第1焦点が第2光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第2光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第2リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第2光源から放射された光が、第2リフレクタの楕円反射面によって反射され、第2リフレクタの楕円反射面の第2焦点に集光せしめられる。
【0021】
更に、請求項1に記載の照明装置では、第1焦点が第3光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第3光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第3リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第3光源から放射された光が、第3リフレクタの楕円反射面によって反射され、第3リフレクタの楕円反射面の第2焦点に集光せしめられる。
【0022】
また、請求項1に記載の照明装置では、第1リフレクタからの光を反射するための第1双曲反射面と、第2リフレクタからの光を反射するための第2双曲反射面と、第3リフレクタからの光を反射するための第3双曲反射面とを有する第4リフレクタが設けられている。更に、第1双曲反射面によって反射された第1リフレクタからの光の光路が、第1双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第1双曲反射面が配置されている。
【0023】
更に、請求項1に記載の照明装置では、第2双曲反射面によって反射された第2リフレクタからの光の光路が、第2双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第2双曲反射面が配置されている。また、第3双曲反射面によって反射された第3リフレクタからの光の光路が、第3双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第3双曲反射面が配置されている。
【0024】
また、請求項1に記載の照明装置では、第1双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第5リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第1光源から放射された光の一部が、第1リフレクタの楕円反射面によって反射され、次いで、第4リフレクタの第1双曲反射面によって反射され、次いで、第5リフレクタの反射面によって反射され、照明装置の照射方向に照射される。換言すれば、請求項1に記載の照明装置では、第1光源から放射された光の一部が、第5リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射される。
【0025】
更に、請求項1に記載の照明装置では、第2双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第6リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第2光源から放射された光の一部が、第2リフレクタの楕円反射面によって反射され、次いで、第4リフレクタの第2双曲反射面によって反射され、次いで、第6リフレクタの反射面によって反射され、照明装置の照射方向に照射される。換言すれば、請求項1に記載の照明装置では、第2光源から放射された光の一部が、第6リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射される。
【0026】
また、請求項1に記載の照明装置では、第3双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第7リフレクタが設けられている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第3光源から放射された光の一部が、第3リフレクタの楕円反射面によって反射され、次いで、第4リフレクタの第3双曲反射面によって反射され、次いで、第7リフレクタの反射面によって反射され、照明装置の照射方向に照射される。換言すれば、請求項1に記載の照明装置では、第3光源から放射された光の一部が、第7リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射される。
【0027】
更に、請求項1に記載の照明装置では、第4リフレクタの表面のうち、第5リフレクタ、第6リフレクタおよび第7リフレクタの反対側の部分に、第1リフレクタからの光、第2リフレクタからの光および第3リフレクタからの光を混合して照明装置の照射方向に乱反射するための乱反射面が形成されている。そのため、請求項1に記載の照明装置では、第1リフレクタの楕円反射面によって反射された第1光源からの光の一部と、第2リフレクタの楕円反射面によって反射された第2光源からの光の一部と、第3リフレクタの楕円反射面によって反射された第3光源からの光の一部とが、第4リフレクタの乱反射面によって乱反射され、混合されて照明装置の照射方向に照射される。
【0028】
つまり、請求項1に記載の照明装置では、第1光源からの光が第5リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射され、第2光源からの光が第6リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射され、第3光源からの光が第7リフレクタの反射面から照明装置の照射方向に照射され、更に、第1光源からの光と第2光源からの光と第3光源からの光とが混じり合った混合光が、第4リフレクタの乱反射面から照明装置の照射方向に照射される。
【0029】
そのため、請求項1に記載の照明装置によれば、第1光源からの光と第2光源からの光と第3光源からの光とが混じり合った混合光を照明装置の照射方向に照射することができる。
【0030】
詳細には、請求項1に記載の照明装置では、光源の数が、第1光源、第2光源および第3光源の3個であるのに対し、照明装置の照射方向に照射される光の種類が、第5リフレクタの反射面から照射される第1光源からの光、第6リフレクタの反射面から照射される第2光源からの光、第7リフレクタの反射面から照射される第3光源からの光、および、第4リフレクタの乱反射面から照射される第1光源からの光と第2光源からの光と第3光源からの光とが混じり合った混合光の4種類になっている。
【0031】
そのため、請求項1に記載の照明装置によれば、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができる。
【0032】
請求項2に記載の照明装置では、第1光源から第1の色の光を放射し、第2光源から第2の色の光を放射し、第3光源から第3の色の光を放射することにより、第5リフレクタの反射面から第1の色の光が照明装置の照射方向に照射され、第6リフレクタの反射面から第2の色の光が照明装置の照射方向に照射され、第7リフレクタの反射面から第3の色の光が照明装置の照射方向に照射され、第4リフレクタの乱反射面から第1の色の光と第2の色の光と第3の色の光とが混じり合った第4の色の光が照明装置の照射方向に照射される。
【0033】
そのため、請求項2に記載の照明装置によれば、第1光源から放射される第1の色の光、第2光源から放射される第2の色の光、および、第3光源から放射される第3の色の光に加えて、第1の色の光と第2の色の光と第3の色の光とが混じり合った第4の色の光を照明装置の照射方向に照射することができる。
【0034】
詳細には、請求項2に記載の照明装置によれば、照明装置の照射方向に照射される光の色の数を光源から照射される光の色の数よりも多くすることができる。
【0035】
請求項3に記載の照明装置では、第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面および第7リフレクタの反射面と、第4リフレクタの乱反射面とが、照明装置の照射方向に離間して配置されている。そのため、請求項3に記載の照明装置によれば、第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面、第7リフレクタの反射面および第4リフレクタの乱反射面を照明装置の照射方向から立体的に見せることができる。
【0036】
詳細には、請求項3に記載の照明装置によれば、第4リフレクタの乱反射面が第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面および第7リフレクタの反射面と照明装置の照射方向に離間せしめられることなく配置されている場合よりも、第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面、第7リフレクタの反射面および第4リフレクタの乱反射面を照明装置の照射方向から立体的に見せることができる。更に詳細には、第4リフレクタの乱反射面が、乱反射面ではなく、全反射面になっている場合よりも、第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面、第7リフレクタの反射面および第4リフレクタの乱反射面を照明装置の照射方向から立体的に見せることができる。
【0037】
請求項4に記載の照明装置では、第1リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第1リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第2リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第2リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第3リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第3リフレクタの楕円反射面の反対側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている。
【0038】
そのため、請求項4に記載の照明装置によれば、第1リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第1リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合、または、第2リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第2リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合、または、第3リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第3リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合よりも、第1リフレクタからの光、第2リフレクタからの光および第3リフレクタからの光を混合して照明装置の照射方向に乱反射するための第4リフレクタの乱反射面を大きくすることができる。
【0039】
つまり、請求項4に記載の照明装置によれば、第1リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第1リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合、または、第2リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第2リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合、または、第3リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線よりも第3リフレクタの楕円反射面の側に第4リフレクタの乱反射面が配置されている場合よりも、第4リフレクタの乱反射面の発光面積を大きくすることができる。
【0040】
請求項5に記載の照明装置では、第4リフレクタの第1双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第5リフレクタの反射面が構成され、第4リフレクタの第2双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第6リフレクタの反射面が構成され、第4リフレクタの第3双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第7リフレクタの反射面が構成されている。
【0041】
そのため、請求項5に記載の照明装置によれば、第1光源からの光を第5リフレクタの反射面から照明装置の中心軸線に平行に照射することができ、第2光源からの光を第6リフレクタの反射面から照明装置の中心軸線に平行に照射することができ、第3光源からの光を第7リフレクタの反射面から照明装置の中心軸線に平行に照射することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の照明装置の平面図、図2は第1の実施形態の照明装置の断面図である。詳細には、図2(A)は図1のA−A線に沿った断面図、図2(B)は図1のB−B線に沿った断面図、図2(C)は図1のC−C線に沿った断面図である。図3は第1の実施形態の照明装置の光路図である。詳細には、図3(A)は図2(A)に示した断面内における光路を示しており、図3(B)は図2(B)に示した断面内における光路を示しており、図3(C)は図2(C)に示した断面内における光路を示している。
【0043】
図1および図2において、1a,1b,1cは例えばLEDのような光源を示しており、2a,2b,2cはリフレクタを示している。2a1は直線2a1cを中心に楕円弧を回転することにより得られたリフレクタ2aの楕円反射面を示しており、2b1は直線2b1cを中心に楕円弧を回転することにより得られたリフレクタ2bの楕円反射面を示しており、2c1は直線2c1cを中心に楕円弧を回転することにより得られたリフレクタ2cの楕円反射面を示している。2a1aは楕円反射面2a1の第1焦点を示しており、2a1bは楕円反射面2a1の第2焦点を示している。2b1aは楕円反射面2b1の第1焦点を示しており、2b1bは楕円反射面2b1の第2焦点を示している。2c1aは楕円反射面2c1の第1焦点を示しており、2c1bは楕円反射面2c1の第2焦点を示している。
【0044】
また、図1および図2において、3はリフレクタを示しており、3aは所定の軸線を中心に双曲線を回転することにより得られた双曲反射面を示しており、3bは所定の軸線を中心に双曲線を回転することにより得られた双曲反射面を示しており、3cは所定の軸線を中心に双曲線を回転することにより得られた双曲反射面を示している。3a1は双曲反射面3aの焦点を示しており、3b1は双曲反射面3bの焦点を示しており、3c1は双曲反射面3cの焦点を示している。3dは例えばシボ加工のような粗面加工を施すことにより得られた乱反射面3dを示している。
【0045】
更に、図1および図2において、4a,4b,4cはリフレクタを示しており、4a1は所定の軸線を中心に放物線を回転することにより得られた放物反射面を示しており、4b1は所定の軸線を中心に放物線を回転することにより得られた放物反射面を示しており、4c1は所定の軸線を中心に放物線を回転することにより得られた放物反射面を示している。4a1aは放物反射面4a1の焦点を示しており、4b1aは放物反射面4b1の焦点を示しており、4c1aは放物反射面4c1の焦点を示している。
【0046】
第1の実施形態の照明装置では、図1に示すように、照明装置の中心軸線CLを中心とする円C上に光源1a,1b,1cが120°間隔で配列されている。
【0047】
また、第1の実施形態の照明装置では、図1および図2(A)に示すように、第1焦点2a1aが光源1a上あるいはその近傍に位置し、第2焦点2a1bが光源1aと照明装置の中心軸線CLとを含む平面Sa上に位置するように、リフレクタ2aの楕円反射面2a1が配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、光源1aから放射された光La1,La2,La3が、リフレクタ2aの楕円反射面2a1によって反射され、楕円反射面2a1の第2焦点2a1bに集光せしめられる。
【0048】
同様に、第1の実施形態の照明装置では、図1および図2(B)に示すように、第1焦点2b1aが光源1b上あるいはその近傍に位置し、第2焦点2b1bが光源1bと照明装置の中心軸線CLとを含む平面Sb上に位置するように、リフレクタ2bの楕円反射面2b1が配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(B)に示すように、光源1bから放射された光Lb1,Lb2,Lb3が、リフレクタ2bの楕円反射面2b1によって反射され、楕円反射面2b1の第2焦点2b1bに集光せしめられる。
【0049】
更に、第1の実施形態の照明装置では、図1および図2(C)に示すように、第1焦点2c1aが光源1c上あるいはその近傍に位置し、第2焦点2c1bが光源1cと照明装置の中心軸線CLとを含む平面Sc上に位置するように、リフレクタ2cの楕円反射面2c1が配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(C)に示すように、光源1cから放射された光Lc1,Lc2,Lc3が、リフレクタ2cの楕円反射面2c1によって反射され、楕円反射面2c1の第2焦点2c1bに集光せしめられる。
【0050】
また、第1の実施形態の照明装置では、図1〜図3に示すように、リフレクタ2aからの光La1,La2を反射するための双曲反射面3aと、リフレクタ2bからの光Lb1,Lb2を反射するための双曲反射面3bと、リフレクタ2cからの光Lc1,Lc2を反射するための双曲反射面3cとを有するリフレクタ3が設けられている。
【0051】
詳細には、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、双曲反射面3aによって反射されたリフレクタ2aからの光La1,La2の光路が、双曲反射面3aの焦点3a1上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、双曲反射面3aが配置されている。同様に、図3(B)に示すように、双曲反射面3bによって反射されたリフレクタ2bからの光Lb1,Lb2の光路が、双曲反射面3bの焦点3b1上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、双曲反射面3bが配置されている。また、図3(C)に示すように、双曲反射面3cによって反射されたリフレクタ2cからの光Lc1,Lc2の光路が、双曲反射面3cの焦点3c1上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、双曲反射面3cが配置されている。
【0052】
更に、第1の実施形態の照明装置では、図1および図3(A)に示すように、双曲反射面3aからの光La1,La2を照明装置の照射方向(図3(A)の上側)に反射するための放物反射面4a1を有するリフレクタ4aが設けられている。詳細には、リフレクタ3の双曲反射面3aの焦点3a1と、放物反射面4a1の焦点4a1aとがほぼ一致せしめられている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、光源1aから放射された光La1,La2が、リフレクタ2aの楕円反射面2a1によって反射され、次いで、リフレクタ3の双曲反射面3aによって反射され、次いで、リフレクタ4aの放物反射面4a1によって反射され、照明装置の照射方向(図3(A)の上側)に照明装置の中心軸線CLと平行に照射される。
【0053】
同様に、第1の実施形態の照明装置では、図1および図3(B)に示すように、双曲反射面3bからの光Lb1,Lb2を照明装置の照射方向(図3(B)の上側)に反射するための放物反射面4b1を有するリフレクタ4bが設けられている。詳細には、リフレクタ3の双曲反射面3bの焦点3b1と、放物反射面4b1の焦点4b1aとがほぼ一致せしめられている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(B)に示すように、光源1bから放射された光Lb1,Lb2が、リフレクタ2bの楕円反射面2b1によって反射され、次いで、リフレクタ3の双曲反射面3bによって反射され、次いで、リフレクタ4bの放物反射面4b1によって反射され、照明装置の照射方向(図3(B)の上側)に照明装置の中心軸線CLと平行に照射される。
【0054】
また、第1の実施形態の照明装置では、図1および図3(C)に示すように、双曲反射面3cからの光Lc1,Lc2を照明装置の照射方向(図3(C)の上側)に反射するための放物反射面4c1を有するリフレクタ4cが設けられている。詳細には、リフレクタ3の双曲反射面3cの焦点3c1と、放物反射面4c1の焦点4c1aとがほぼ一致せしめられている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(C)に示すように、光源1cから放射された光Lc1,Lc2が、リフレクタ2cの楕円反射面2c1によって反射され、次いで、リフレクタ3の双曲反射面3cによって反射され、次いで、リフレクタ4cの放物反射面4c1によって反射され、照明装置の照射方向(図3(C)の上側)に照明装置の中心軸線CLと平行に照射される。
【0055】
更に、第1の実施形態の照明装置では、図1〜図3に示すように、リフレクタ3の表面のうち、リフレクタ4a,4b,4cの反対側(図2および図3の上側)の部分に、リフレクタ2aからの光La3、リフレクタ2bからの光Lb3およびリフレクタ2cからの光Lc3を混合して照明装置の照射方向(図2および図3の上側)に乱反射するための乱反射面3dが形成されている。そのため、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)、図3(B)および図3(C)に示すように、リフレクタ2aの楕円反射面2a1によって反射された光源1aからの光La3と、リフレクタ2bの楕円反射面2b1によって反射された光源1bからの光Lb3と、リフレクタ2cの楕円反射面2c1によって反射された光源1cからの光Lc3とが、リフレクタ3の乱反射面3dによって乱反射され、混合されて照明装置の照射方向(図3の上側)に照射される。
【0056】
つまり、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、光源1aからの光La1,La2がリフレクタ4aの放物反射面4a1から照明装置の照射方向(図3(A)の上側)に照射され、図3(B)に示すように、光源1bからの光Lb1,Lb2がリフレクタ4bの放物反射面4b1から照明装置の照射方向(図3(B)の上側)に照射され、図3(C)に示すように、光源1cからの光Lc1,Lc2がリフレクタ4cの放物反射面4c1から照明装置の照射方向(図3(C)の上側)に照射され、更に、図3(A)、図3(B)および図3(C)に示すように、光源1aからの光La3と光源1bからの光Lb3と光源1cからの光Lc3とが混じり合った混合光が、リフレクタ3の乱反射面3dから照明装置の照射方向(図3の上側)に照射される。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、光源1aからの光La3と光源1bからの光Lb3と光源1cからの光Lc3とが混じり合った混合光を照明装置の照射方向(図3の上側)に照射することができる。
【0057】
詳細には、第1の実施形態の照明装置では、光源の数が、光源1a、光源1bおよび光源1cの3個であるのに対し、照明装置の照射方向に照射される光の種類が、リフレクタ4aの放物反射面4a1から照射される光源1aからの光La1,La2、リフレクタ4bの放物反射面4b1から照射される光源1bからの光Lb1,Lb2、リフレクタ4cの放物反射面4c1から照射される光源1cからの光Lc1,Lc2、および、リフレクタ3の乱反射面3dから照射される光源1aからの光La3と光源1bからの光Lb3と光源1cからの光Lc3とが混じり合った混合光の4種類になっている。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、照明装置の照射方向に照射される光の種類を光源の数よりも多くすることができる。
【0058】
第1の実施形態の照明装置では、光源1aから照射される光La1,La2,La3の色と、光源1bから照射される光Lb1,Lb2,Lb3の色と、光源1cから照射される光Lc1,Lc2,Lc3の色とが同じ色に設定されているが、第2の実施形態の照明装置では、代わりに、光源1aから照射される光La1,La2,La3の色と、光源1bから照射される光Lb1,Lb2,Lb3の色と、光源1cから照射される光Lc1,Lc2,Lc3の色とが互いに異なる色に設定されている。詳細には、第2の実施形態の照明装置では、例えば光源1aから照射される光La1,La2,La3の色が赤色に設定され、光源1bから照射される光Lb1,Lb2,Lb3の色が緑色に設定され、光源1cから照射される光Lc1,Lc2,Lc3の色が青色に設定されている。
【0059】
その結果、第2の実施形態の照明装置では、リフレクタ4aの放物反射面4a1から赤色の光が照明装置の照射方向に照射され、リフレクタ4bの放物反射面4b1から緑色の光が照明装置の照射方向に照射され、リフレクタ4cの放物反射面4c1から青色の光が照明装置の照射方向に照射され、リフレクタ3の乱反射面3dから赤色の光と緑色の光と青色の光とが混じり合った白色の光が照明装置の照射方向に照射される。
【0060】
そのため、第2の実施形態の照明装置によれば、光源1aから放射される赤色の光、光源1bから放射される緑色の光、および、光源1cから放射される青色の光に加えて、赤色の光と緑色の光と青色の光とが混じり合った白色の光を照明装置の照射方向に照射することができる。詳細には、第2の実施形態の照明装置によれば、照明装置の照射方向に照射される光の色の数を光源1a,1b,1cから照射される光の色の数よりも多くすることができる。
【0061】
更に、第1の実施形態の照明装置では、図2(A)に示すように、リフレクタ4aの楕円反射面4a1と、リフレクタ3の乱反射面3dとが、照明装置の照射方向(図2(A)の上下方向)に離間して配置されている。また、図2(B)に示すように、リフレクタ4bの楕円反射面4b1と、リフレクタ3の乱反射面3dとが、照明装置の照射方向(図2(B)の上下方向)に離間して配置されている。更に、図2(C)に示すように、リフレクタ4cの楕円反射面4c1と、リフレクタ3の乱反射面3dとが、照明装置の照射方向(図2(C)の上下方向)に離間して配置されている。
【0062】
そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、リフレクタ4a,4b,4cの楕円反射面4a1,4b1,4c1およびリフレクタ3の乱反射面3dを照明装置の照射方向(図2の上側)から立体的に見せることができる。詳細には、第1の実施形態の照明装置によれば、リフレクタ3の乱反射面3dがリフレクタ4a,4b,4cの楕円反射面4a1,4b1,4c1に対して浮いているように、照明装置の照射方向(図2の上側)から見せることができる。
【0063】
更に、第1の実施形態の照明装置では、図2(A)に示すように、リフレクタ2aの楕円反射面2a1の第1焦点2a1aと第2焦点2a1bとを結ぶ直線2a1cを隔ててリフレクタ2aの楕円反射面2a1の反対側(図2(A)の下側)にリフレクタ3の乱反射面3dが配置されている。また、図2(B)に示すように、リフレクタ2bの楕円反射面2b1の第1焦点2b1aと第2焦点2b1bとを結ぶ直線2b1cを隔ててリフレクタ2bの楕円反射面2b1の反対側(図2(B)の下側)にリフレクタ3の乱反射面3dが配置されている。更に、図2(C)に示すように、リフレクタ2cの楕円反射面2c1の第1焦点2c1aと第2焦点2c1bとを結ぶ直線2c1cを隔ててリフレクタ2cの楕円反射面2c1の反対側(図2(C)の下側)にリフレクタ3の乱反射面3dが配置されている。
【0064】
そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、図3に示すように、リフレクタ2aからの光La3、リフレクタ2bからの光Lb3およびリフレクタ2cからの光Lc3を混合して照明装置の照射方向(図3の上側)に乱反射するためのリフレクタ3の乱反射面3dを大きくすることができる。
【0065】
第1の実施形態の照明装置では、リフレクタ4a,4b,4cの反射面が放物反射面4a1,4b1,4c1によって構成されているが、第3の実施形態の照明装置では、代わりに、放物反射面以外の任意の面によってリフレクタ4a,4b,4cの反射面を構成することも可能である。
【0066】
第1の実施形態の照明装置では、図3に示すように、リフレクタ4aからの光La1,La2、リフレクタ4bからの光Lb1,Lb2、リフレクタ4cからの光Lc1,Lc2、および、リフレクタ3の乱反射面3dからの光La3,Lb3,Lc3がレンズカットを介することなく照明装置の照射方向(図3の上側)に照射されるが、第4の実施形態の照明装置では、代わりに、リフレクタ4aからの光La1,La2、リフレクタ4bからの光Lb1,Lb2、リフレクタ4cからの光Lc1,Lc2、および、リフレクタ3の乱反射面3dからの光La3,Lb3,Lc3を、レンズカットを介して照明装置の照射方向に照射することも可能である。
【0067】
図4は第5の実施形態の照明装置の平面図、図5は第5の実施形態の照明装置の断面図である。詳細には、図5(A)は図4のA’−A’線に沿った断面図、図5(B)は図4のB’−B’線に沿った断面図、図5(C)は図4のC’−C’線に沿った断面図である。
【0068】
第1の実施形態の照明装置では、図1および図2に示すように、概略水平な面に例えばシボ加工のような粗面加工を施すことにより乱反射面3dが形成されているが、第5の実施形態の照明装置では、図4および図5(A)に示すように、リフレクタ3の双曲反射面3aがリフレクタ3の上面(図5(A)の上側の面)まで延ばされ、図4および図5(B)に示すように、リフレクタ3の双曲反射面3bがリフレクタ3の上面(図5(B)の上側の面)まで延ばされ、図4および図5(C)に示すように、リフレクタ3の双曲反射面3cがリフレクタ3の上面(図5(C)の上側の面)まで延ばされ、それらの延ばされた部分に例えばシボ加工のような粗面加工を施すことにより乱反射面3d’が形成されている。
【0069】
第6の実施形態では、上述した第1から第5の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明の照明装置は、例えば遊技機器の演出用照明、車両用灯具、一般照明等の各種照明装置等に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】第1の実施形態の照明装置の平面図である。
【図2】第1の実施形態の照明装置の断面図である。
【図3】第1の実施形態の照明装置の光路図である。
【図4】第5の実施形態の照明装置の平面図である。
【図5】第5の実施形態の照明装置の断面図である。
【符号の説明】
【0072】
1a,1b,1c 光源
2a,2b,2c リフレクタ
2a1,2b1,2c1 楕円反射面
2a1a,2a1b 焦点
2b1a,2b1b 焦点
2c1a,2c1b 焦点
3 リフレクタ
3a,3b,3c 双曲反射面
3a1,3b1,3c1 焦点
3d 乱反射面
4a,4b,4c リフレクタ
4a1,4b1,4c1 放物反射面
4a1a,4b1a,4c1a 焦点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置の中心軸線を中心とする円上に第1光源と第2光源と第3光源とを配列し、
第1焦点が第1光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第1光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第1リフレクタを設け、
第1焦点が第2光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第2光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第2リフレクタを設け、
第1焦点が第3光源上あるいはその近傍に位置し、第2焦点が第3光源と照明装置の中心軸線とを含む平面上に位置する楕円反射面を有する第3リフレクタを設け、
第1リフレクタからの光を反射するための第1双曲反射面と、第2リフレクタからの光を反射するための第2双曲反射面と、第3リフレクタからの光を反射するための第3双曲反射面とを有する第4リフレクタを設け、
第1双曲反射面によって反射された第1リフレクタからの光の光路が、第1双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第1双曲反射面を配置し、
第2双曲反射面によって反射された第2リフレクタからの光の光路が、第2双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第2双曲反射面を配置し、
第3双曲反射面によって反射された第3リフレクタからの光の光路が、第3双曲反射面の焦点上の仮想光源からの放射光の光路と一致するように、第3双曲反射面を配置し、
第1双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第5リフレクタを設け、
第2双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第6リフレクタを設け、
第3双曲反射面からの光を照明装置の照射方向に反射するための反射面を有する第7リフレクタを設け、
第4リフレクタの表面のうち、第5リフレクタ、第6リフレクタおよび第7リフレクタの反対側の部分に、第1リフレクタからの光、第2リフレクタからの光および第3リフレクタからの光を混合して照明装置の照射方向に乱反射するための乱反射面を形成したことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
第1光源から第1の色の光を放射し、第2光源から第2の色の光を放射し、第3光源から第3の色の光を放射することにより、第5リフレクタの反射面から第1の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第6リフレクタの反射面から第2の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第7リフレクタの反射面から第3の色の光を照明装置の照射方向に照射し、第4リフレクタの乱反射面から第1の色の光と第2の色の光と第3の色の光とが混じり合った第4の色の光を照明装置の照射方向に照射することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
第5リフレクタの反射面、第6リフレクタの反射面および第7リフレクタの反射面と、第4リフレクタの乱反射面とを照明装置の照射方向に離間させて配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
第1リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第1リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第2リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第2リフレクタの楕円反射面の反対側、かつ、第3リフレクタの楕円反射面の第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線を隔てて第3リフレクタの楕円反射面の反対側に第4リフレクタの乱反射面を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
第4リフレクタの第1双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第5リフレクタの反射面を構成し、第4リフレクタの第2双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第6リフレクタの反射面を構成し、第4リフレクタの第3双曲反射面の焦点を焦点とする放物反射面によって第7リフレクタの反射面を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−235037(P2008−235037A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−73785(P2007−73785)
【出願日】平成19年3月21日(2007.3.21)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】