説明

熱延鋼帯の圧延方法

【課題】設備改造を行わず、熱間圧延工程を混乱することもなく、サイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにて、余幅をさらに削減できる熱延鋼帯の圧延方法を提供する。
【解決手段】サイジングプレス4の入側にスラブ幅計3を設置し、該スラブ幅計でスラブ長手方向の複数部位にて幅プレス入側スラブ幅を測定し、得た幅プレス入側スラブ幅の実測データについて、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータ6から伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを比較し、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定したときに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データに代わり、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを設定計算のスラブ幅の初期値として用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼のスラブを幅方向に幅プレスするサイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにおける、熱延鋼帯の圧延方法に関する。
【背景技術】
【0002】
幅を調整する設備の一種として、サイジングプレスを熱間圧延ラインに設置し、粗圧延機、仕上げ圧延機で圧延する前に鋼のスラブを幅方向にプレスすること(以下、幅プレスするという)が行われている(例えば特許文献1)。このようにすることによって熱間圧延工程にて幅調整量を増やし、連続鋳造工程にて鋳造するスラブの幅統合を図り、熱延鋼帯の幅を作り分けしている。
【0003】
特許文献1には、連続鋳造機で鋳造したスラブの幅変動を抑制するため、テーパ状のスラブの幅に応じて、スラブを搬送しつつサイジングプレスの開度をスラブ長手方向に変化させる技術が開示されている。この技術では粗圧延機R1出側幅を所定の幅変動内とするため、サイジングプレスの開度を予め設定している。
一般に熱間圧延ラインでは、上位コンピュータから熱間圧延用プロセスコンピュータへ伝送されてきた鋼種、スラブ寸法、スラブ温度などの初期データに基づき、熱間圧延用プロセスコンピュータで目標幅および目標厚みとなるように設定計算を行っている。
【0004】
従来、設定計算を行うためのスラブ幅データの初期値として、連続鋳造工程でのスラブ幅計算値、もしくはスラブヤードでのローダー掴み幅の実測値を用いていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000-15301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、連続鋳造工程でのスラブ幅計算値もしくはスラブヤードでのローダー掴み幅の実測値には、サイジングプレスで幅プレスする前のスラブ幅(実際の幅プレス入側スラブ幅)に対し、以下の幅変動が反映されていないという問題があった。
(a)連続鋳造工程でのスラブ幅計算値には、連続鋳造する際に生じるスラブの幅変動。
(b)スラブヤードでのローダー掴み幅のスラブ実測値には、その後スラブがスラブヤードから熱間圧延ラインの搬送テーブル上に搬送される冷却過程で場合に生じる、スラブの熱収縮量、その後にスラブが加熱炉に装入され加熱炉で加熱される加熱過程で生じる、スラブの熱膨張による幅変動。
【0007】
このため、連続鋳造工程でのスラブ幅計算値もしくはスラブヤードでのローダー掴み幅の実測値を、設定計算のスラブ幅データの初期値として用いると、前記した連続鋳造する際に生じるスラブの幅変動、その後の冷却過程あるいは加熱過程で生じるスラブの幅変動が考慮されていないため、サイジングプレスの開度に設定誤差が生じる。
すなわち、熱間圧延用プロセスコンピュータでは、鋼種、スラブ寸法、スラブ温度などの初期データに基づき、熱間圧延用プロセスコンピュータで目標幅および目標厚みとなるように設定計算を行っているが、前記したスラブの幅変動があっても、熱延鋼帯の幅が製品幅を下回らないように余幅を設けている。つまり、目標幅を製品幅よりも余幅分だけ広く設定することで、スラブの幅変動を吸収している。
【0008】
余幅を削減するには、目標幅を製品幅に近づける必要があるが、余幅はすでに小さくなっており、それを達成することがなかなか困難であった。また、余幅をさらに小さくするような設備改造を行おうとすると、熱間圧延ラインの操業停止期間が長くなり、熱間圧延工程を混乱させることに繋がることから、実現が困難であった。
なお、熱延鋼帯の幅が不足し幅公差を外れると不適合品となり、歩留りを低下させるだけでなく、納期遅れとならないようにするため、緊急に別に代替材を製造することとなり、熱間圧延工程を混乱させることに繋がる。その他、実際の幅プレス入側スラブ幅を測定していないことによる問題点は以下のとおりである。
【0009】
ローダー掴み幅を実測する設備トラブルなどで、ローダー掴み幅の実測値が得られなく、かつ連続鋳造工程でのスラブ幅計算値と、実際の幅プレス入側スラブ幅との差が大きい場合、サイジングプレスによる幅プレス量が過大となり、設備能力を超えたプレス荷重がサイジングプレスに繰り返し作用する結果、サイジングプレスの設備損傷につながる。ローダー掴み幅はスラブ長手方向数点でしか実測できないため、サイジングプレスで幅プレスするスラブの形状を正確に判定できないという問題もあった。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、設備改造を行わず、熱間圧延工程を混乱することもなく、サイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにて、余幅をさらに削減できる熱延鋼帯の圧延方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者は、サイジングプレスの入側にスラブ幅計を設置し、該スラブ幅計で実際の幅プレス入側スラブ幅を測定することで、上記課題を解決できることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、以下のとおりである。
(1)サイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにて、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ寸法を含む初期データに基づいて、熱間圧延用プロセスコンピュータで各設備の設定計算を行ない、該設定計算で得た幅プレス量に基づいて前記サイジングプレスの開度を設定して鋼のスラブを幅方向に幅プレスしてから、鋼のスラブに粗圧延および仕上げ圧延を施して熱延鋼帯とする際、幅プレス入側スラブ幅の実測値データの妥当性の判定は、閾値をΔWLIMとし、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを比較し、下記式の両方ともに満たす場合、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定し、上位コンピュータから伝送されたスラブ幅データに代わり、入側スラブ幅計の実測データを用いるようにし、下記式の少なくともどちらか一方を満たさない場合、異常であるとして幅プレスの続行可否を判定し、幅プレスの続行可と判定したときには、上位コンピュータから伝送されるスラブ幅データまたは幅プレス入側スラブ幅の実測値データのいずれか一方を用いるようにして、前記設定計算のスラブ幅の初期値として設定計算を行い、該計算で得た幅プレス量に基づいて、サイジングプレスの開度を設定することを特徴とする熱延鋼帯の製造方法。
【0012】

|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(先端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(先端の部位)|<ΔWLIM
|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(尾端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(尾端の部位)|<ΔWLIM
ただし、閾値ΔWLIMの値は適宜に設定する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、スラブ幅計で測定した幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定されたときに、設定計算のスラブ幅の初期値として、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを用いることができるため、大きな設備改造を行わず、熱間圧延工程を混乱することもなく、サイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにて、余幅をさらに削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明法を実施する熱間圧延ラインの構成を示す平面図の一例である。
【図2】サイジングプレスの開度を示す平面図である。
【図3】本発明法を実施するためのフロー図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明法について説明する。
図1は、本発明法を実施する熱間圧延ラインの構成を示す平面図であり、1は鋼のスラブを示す。スラブ1は熱間圧延ラインの搬送テーブル2上に直送されてくる場合と、加熱炉で加熱され搬送テーブル2上に抽出される場合がある。3はサイジングプレス4の入側に設置したスラブ幅計である。スラブ幅計3には下部光源方式あるいは赤外線方式のものが好適に用いられる。
【0016】
下部光源方式とはパスラインよりも下方に設置した下部光源からの光が、被測定物体の幅方向端よりも内側で遮られる部分と、被測定物体の幅方向端よりも外側で上方にまで通過する部分の境界をパスラインよりも上方に設置した検出器で検出するものである。一方、赤外線方式とは赤外線を放射している温度の高い被測定物体と、温度の低い周囲との境界を、パスラインよりも上方に設置した検出機で検出するものである。
【0017】
サイジングプレス4は、図1、2に示したように、搬送されてくるスラブ1を挟んで対向配置された一対のプレス金型4aを有し、スラブ1を搬送しつつ長手方向にわたり所定の幅プレス量ΔBで順次幅プレスすることができるように構成されている。なお、図2は、幅プレス入側スラブ幅Wが一定であるスラブ1を幅プレスしている状態を示した平面図であり、サイジングプレスの開度Gとは、一対のプレス金型4aの間隔が最も狭くなったときの値である。また、スラブ1を搬送しつつ長手方向にわたり順次幅プレスする際には、スラブ1の搬送方向への送り量は金型平行部の長さLを超えないように設定する。このような幅プレス法は公知技術である。
【0018】
このサイジングプレス4の開度Gの設定計算を含め、上位コンピュータ6から熱間圧延用プロセスコンピュータ5へ伝送されてきた鋼種、スラブ寸法データ、スラブ温度などのデータに基づき、各設備の設定計算を熱間圧延用プロセスコンピュータ5で行うように構成されている。サイジングプレス4の開度Gは、サイジングプレス4の開度設定用駆動装置(図示せず)を介して設定される。
【0019】
ここで、サイジングプレス4の開度Gの設定計算は、以下の式(1)にWとΔBの値を代入し、それ以降の粗圧延、仕上げ圧延での設定計算も行い、目標幅と目標厚が得られるように収束計算する。
G=W−ΔB ・・・・(1)
ただし、W:幅プレス入側スラブ幅、ΔB:幅プレス量。
【0020】
従来、設定計算のスラブ幅の初期値として、上位コンピュータから伝送されてきた、連続鋳造工程でのスラブ幅計算値もしくはスラブヤードでのローダー掴み幅の実測値が用いられていた。この上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データには、連続鋳造する際に生じるスラブの幅変動、その後の冷却過程あるいは加熱過程で生じるスラブの幅変動が考慮されておらず、実際の幅プレス入側スラブ幅Wを用いて設定計算を行う場合に比べて、幅プレス量ΔBが適正となっていなかった。
【0021】
また、サイジングプレス4の入側における幅プレス入側スラブ幅Wが、連続鋳造工程でのスラブ幅計算値もしくはスラブヤードでのローダー掴み幅の実測値と大幅に異なっている場合には、サイジングプレス4による幅プレス量ΔBが過大となり、サイジングプレス4の設備損傷に繋がることもあった。さらに従来、サイジングプレスの入側にスラブ幅計を設置していなかったため、サイジングプレス4で幅プレスするスラブの形状を正確に判定できないという問題もあった。
【0022】
そこで、本発明法は、サイジングプレス4の入側に設置したスラブ幅計3でスラブ幅をスラブ長手方向の複数部位で測定し、得た幅プレス入側スラブ幅Wの実測データについて、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを比較し、スラブ幅計3で得た幅プレス入側スラブ幅Wの実測値データが妥当であると判定されたときに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データに代わり、幅プレス入側スラブ幅Wの実測値データを設定計算のスラブ幅の初期値として用いることを特徴とする。
【0023】
本発明法によれば、幅プレス入側スラブ幅Wの実測値データが妥当であると判定されたときに、幅プレス入側スラブ幅Wの実測値データを設定計算のスラブ幅の初期値として設定計算を行い、適正化した幅プレス量ΔBに基づいてサイジングプレス4の開度Gを設定することができる。したがって、上記した従来技術の問題を解決できるとともに熱延鋼帯の余幅を削減できる。本発明法を実施するためのフロー図を図3に示した。
【0024】
ステップ1からステップ60までを経ることで、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが、設定計算のスラブ幅データの初期値とされる。そして、ステップ200で、目標幅、目標厚みが得られるようにサイジングプレス以降の設定計算が実行される。
ステップ50では幅プレス入側スラブ幅Wの実測値データの妥当性の判定を以下のようにして行う。閾値をΔWLIMとし、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データとを比較し、下記式(2)、(3)の両方ともに満たす場合、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定し、下記式のどちらか一方を満たさない場合、異常であると判定する。
【0025】
|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(先端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(先端の部位)|<ΔWLIM ・・・・・(2)
|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(尾端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(尾端の部位)|<ΔWLIM ・・・・・(3)
ただし、閾値ΔWLIMの値は適宜に設定する。
【0026】
また、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データとを比較し、その差の絶対値がスラブの鋼種ごとに予め定めた異幅材判定値を超えた場合に異幅材と判定する。
一方、ステップ10でスラブ幅計3が故障と判定された場合には、ステップ70で上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データが設定計算の初期値とされる。また、ステップ30、50の判定で異幅材処理フローに入った場合、アラームを出力しかつ当該スラブがサイジングプレス4へ進入するのを禁止する。
【0027】
次いで、ステップ80で(イ)、(ロ)、(ハ)のいずれかの異幅材処理を行う。
ステップ80で(ロ)と判定した場合、すなわち(イ)の再測定、例えば幅計測定値の桁が異なるほど大きい値または小さい値であった場合(計測不良の場合)または(ハ)の圧延不可、例えば実測したスラブの幅が幅プレスを故障させるような大きな値の場合、これら以外と判定した場合、設定計算の初期値として、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(先端、尾端の値)を入力し、ステップ50の直後に戻す。
【0028】
なお、図3に示したフローは当該スラブ1が加熱炉から抽出されたタイミングで開始され、ステップ50でスラブ幅計で得た幅プレス入側スラブ幅の実測値データが異常であると判定される場合あるいはステップ200で目標幅、目標厚みが得られるようにサイジングプレス以降の設定計算を行う際、繰り返し計算が収束しないことも起こり得る。そこで、サイジングプレスの開度は、まず、当該スラブが加熱炉から抽出された時点で上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データに基づいてプリセットし、その後、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定され、かつ設定計算が完了した時点で再設定することが、サイジングプレス4の運転上好ましい。
【実施例1】
【0029】
本発明法と従来法で鋼のスラブをサイジングプレスで幅プレスした後、粗圧延、仕上げ圧延を施して目標幅が600から2300mm、目標厚みが1.2から25.4mmである熱延鋼帯を得た。本発明法によれば、スラブ種別によらず、鋼帯全長にわたって余幅+5mm(片側当り)以内の熱延鋼帯を得ることができた。従来法が余幅+20mm(片側当り)であり、本発明法は従来に比べて熱延鋼帯の余幅を大きく削減できることがわかる。
【符号の説明】
【0030】
G サイジングプレスの開度
W 幅プレス入側スラブ幅
ΔB 幅プレス量
1 鋼のスラブ
2 搬送テーブル
3 スラブ幅計
4 サイジングプレス
4a 一対のプレス金型
5 熱間圧延用プロセスコンピュータ
6 上位コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイジングプレスが設置されている熱間圧延ラインにて、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ寸法を含む初期データに基づいて、熱間圧延用プロセスコンピュータで各設備の設定計算を行ない、該設定計算で得た幅プレス量に基づいて前記サイジングプレスの開度を設定して鋼のスラブを幅方向に幅プレスしてから、鋼のスラブに粗圧延および仕上げ圧延を施して熱延鋼帯とする際、
幅プレス入側スラブ幅の実測値データの妥当性の判定は、閾値をΔWLIMとし、搬送方向の先端、尾端の部位ごとに、上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データと、幅プレス入側スラブ幅の実測値データを比較し、下記式の両方ともに満たす場合、幅プレス入側スラブ幅の実測値データが妥当であると判定し、上位コンピュータから伝送されたスラブ幅データに代わり、入側スラブ幅計の実測データを用いるようにし、下記式の少なくともどちらか一方を満たさない場合、異常であるとして幅プレスの続行可否を判定し、幅プレスの続行可と判定したときには、上位コンピュータから伝送されるスラブ幅データまたは幅プレス入側スラブ幅の実測値データのいずれか一方を用いるようにして、前記設定計算のスラブ幅の初期値として設定計算を行い、該計算で得た幅プレス量に基づいて、サイジングプレスの開度を設定することを特徴とする熱延鋼帯の圧延方法。

|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(先端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(先端の部位)|<ΔWLIM
|上位コンピュータから伝送されてきたスラブ幅データ(尾端の部位)−幅プレス入側スラブ幅の実測値データ(尾端の部位)|<ΔWLIM
ただし、閾値ΔWLIMの値は適宜に設定する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−172923(P2010−172923A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−17670(P2009−17670)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【Fターム(参考)】