説明

熱現像感光材料およびその製造方法

【課題】 高ヨウ化銀を用いた熱現像感光材料およびその製造方法であって
、高感度で低かぶりの画像保存性に優れた熱現像感光材料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面に、非感光性銀塩、感光性ハロゲン化銀、及び還元剤を含有する画像形成層を有する熱現像感光材料の製造方法であって、該製造方法が少なくとも前記感光性ハロゲン化銀の粒子形成工程、前記非感光性銀塩との混合工程、前記画像形成層塗布液の調製工程、および該塗布液を前記支持体上に塗布する工程を有し、化学増感工程を含む場合には化学増感工程以降、前記塗布工程以前の工程で、もしくは化学増感を含まない場合には、粒子形成工程以降、前記塗布工程以前の工程でチオシアン酸塩を添加することを特徴とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方の面に、非感光性銀塩、感光性ハロゲン化銀、及び還元剤を含有する画像形成層を有する熱現像感光材料の製造方法であって、該製造方法が少なくとも前記感光性ハロゲン化銀の粒子形成工程、前記非感光性銀塩との混合工程、前記画像形成層塗布液の調製工程、および該塗布液を前記支持体上に塗布する工程を有し、粒子形成工程以降、前記塗布工程以前の工程でチオシアン酸塩を添加することを特徴とする熱現像感光材料の製造方法。
【請求項2】
前記粒子形成工程と前記非感光性銀塩との混合工程との間に化学増感工程を有し、該化学増感工程以降、前記塗布工程以前の工程で、前記チオシアン酸塩を添加することを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項3】
前記チオシアン酸塩を前記感光性ハロゲン化銀に対して1×10-5モル%以上1モル%以下添加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項4】
前記チオシアン酸塩を前記感光性ハロゲン化銀に対して1×10-4モル%以上1×10-1モル%以下添加することを特徴とする請求項3に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項5】
前記チオシアン酸塩を前記感光性ハロゲン化銀に対して1×10-3モル%以上1×10-1モル%以下添加することを特徴とする請求項4に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項6】
前記チオシアン酸塩がチオシアン酸のアルカリ金属塩であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項7】
前記感光性ハロゲン化銀の化学増感工程がカルコゲン増感を含むことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項8】
前記カルコゲン増感が硫黄増感、セレン増感、およびテルル増感より選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項9】
前記感光性ハロゲン化銀の化学増感工程が金増感を含むことを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項10】
前記非感光性銀塩との混合工程より前の工程で前記チオシアン酸塩を添加することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項11】
前記チオシアン酸塩を前記非感光性銀塩との混合工程で添加することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項12】
前記チオシアン酸塩を前記画像形成層塗布液の調製工程で添加することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項13】
前記感光性ハロゲン化銀の投影面積で50%以上が、アスペクト比2以上の平板状粒子であることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項14】
前記平板状粒子の平均球相当直径が、0.3μm以上8.0μm以下であることを特徴とする請求項13に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項15】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が、40モル%以上であることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項16】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が、80モル%以上であることを特徴とする請求項15に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項17】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が、90モル%以上であることを特徴とする請求項16に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【請求項18】
請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法によって製造された熱現像感光材料。
【請求項19】
前記チオシアン酸塩を前記感光性ハロゲン化銀に対して1×10-4モル%以上1モル%以下含有することを特徴とする請求項18に記載の熱現像感光材料。
【請求項20】
前記チオシアン酸塩を前記感光性ハロゲン化銀に対して1×10-3モル%以上1×10-1モル%以下含有することを特徴とする請求項19に記載の熱現像感光材料。

【図1】
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【公開番号】特開2006−195282(P2006−195282A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−8163(P2005−8163)
【出願日】平成17年1月14日(2005.1.14)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】