説明

熱現像感光材料

【課題】本発明の課題は、高濃度部の画像色調に優れた熱現像感光材料を提供することである。特にマンモグラフィーに好ましい熱現像感光材料を提供することである。
【解決手段】支持体の少なくとも一方の面側に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機酸銀塩、還元剤、及びバインダーを含有する画像形成層を設けてなる熱現像感光材料であって、該熱現像感光材料を画像露光し熱現像して得られる画像の最高濃度が4.0以上であり、濃度1.6におけるCIELAB色空間のa値が−2.6以上−0.5以下であり、b値が−7.6以上−5.5以下であることを特徴とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方の面側に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機酸銀塩、還元剤、及びバインダーを含有する画像形成層を設けてなる熱現像感光材料であって、該熱現像感光材料を画像露光し熱現像して得られる画像の最高濃度が4.0以上であり、濃度1.6におけるCIELAB色空間のa値が−2.6以上−0.5以下であり、b値が−7.6以上−5.5以下であることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記画像の最低濃度部(Dmin部)におけるCIELAB色空間のa値が−8.0以上−4.0以下であり、b値が−13以上−9.0以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記画像の塗布銀量が2.0g/m以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記画像の濃度1.6におけるCIELAB色空間のa値が−2.6以上−0.5以下であり、b値が−6.8以上−5.5以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記画像の濃度3.0における前記画像形成層を有する面の光沢度が70以上90以下であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記画像形成層の厚みの変動係数が前記画像形成層の平均厚みの5%以下であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記支持体の前記画像形成層を有する面側に、非感光性最外層および前記画像形成層と前記非感光性最外層との間に非感光性中間層を有し、前記画像形成層および前記非感光性中間層の厚みの合計の変動係数が3%以下であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
前記非感光性中間層が少なくとも2層よりなり、その一方の前記画像形成層に近い中間層のバインダーの50質量%以上がポリマーラテックスであって、他方の前記最外層に近い中間層のバインダーの50質量%以上が親水性バインダーであることを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料。
【請求項9】
前記バインダーの50質量%以上が親水性ポリマーである非感光性中間層が非感光性有機銀塩を含有することを特徴とする請求項8に記載の熱現像感光材料。
【請求項10】
前記非感光性中間層が含有する非感光性有機銀塩が含窒素へテロ環化合物の銀塩であることを特徴とする請求項9に記載の熱現像感光材料。
【請求項11】
前記含窒素へテロ環化合物の銀塩がベンゾトリアゾール銀であることを特徴とする請求項10に記載の熱現像感光材料。
【請求項12】
前記画像形成層の非感光性有機銀塩に対する前記ベンゾトリアゾール銀の比率が銀モル比で1モル%以上50モル%以下であることを特徴とする請求項11に記載の熱現像感光材料。