説明

熱現像感光材料

【課題】本発明の課題は、最高濃度が高く、保存安定性が改良された熱現像感光材料を提供することである。
【解決手段】支持体の少なくとも一方面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、第1の非感光性有機銀塩、第1の非感光性有機銀塩のための還元剤及びバインダーを含有する画像形成層と、少なくとも1層の非感光性層を有する熱現像感光材料であって、前記非感光性層の少なくとも1層が第1の非感光性有機銀塩とは異なる第2の非感光性有機銀塩を含有し、前記第2の非感光性有機銀塩を含有する層のバインダーの少なくとも1種がゼラチンおよびその誘導体から選ばれる少なくとも1種であり、前記ゼラチンおよびその誘導体の単位面積当りの重量を3.0g/m以上とする。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、第1の非感光性有機銀塩、第1の非感光性有機銀塩のための還元剤及びバインダーを含有する画像形成層と、少なくとも1層の非感光性層を有する熱現像感光材料であって、前記非感光性層の少なくとも1層が第1の非感光性有機銀塩とは異なる第2の非感光性有機銀塩を含有し、前記第2の非感光性有機銀塩を含有する層のバインダーの少なくとも1種がゼラチンおよびその誘導体から選ばれる少なくとも1種であり、前記ゼラチンおよびその誘導体の単位面積当りの重量が3.0g/m以上であることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記非感光性層の少なくとも1層が前記還元剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記第2の非感光性有機銀塩を含有する非感光性層のバインダーの76質量%以上がゼラチンであることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記第2の非感光性有機銀塩がアゾール化合物の銀塩又はメルカプト化合物の銀塩であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記アゾール化合物の銀塩がベンゾトリアゾール銀であることを特徴とする請求項4に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
さらに下記一般式(II)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
【化1】


(一般式(II)中、R21、R22、R23、及びR24は互いに独立に水素原子、または1価の置換基を表す。LとLはそれぞれ置換基を表し、n1、n2は互いに独立に0、又は1を表す。但し、n1、n2が同時に0であることはない。M、Mは互いに独立に水素イオンまたはカチオンを表す。k1,k2はそれぞれM,Mの価数を表す。)。
【請求項7】
さらに下記一般式(I)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
【化2】


(一般式(I)中、R、R、及びRは互いに独立に水素原子、アルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表す。但し、R、R、及びRは同時に水素原子であることはない。R、R、及びRのいずれか2つが互いに連結して環を形成しても良い。)。
【請求項8】
さらに前記還元剤の少なくとも1種が下記一般式(PP)で表され、分子量が450以上3000以下の化合物であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
【化3】


(一般式(PP)中、R11、R12は互いに独立に水素原子、または炭素数1〜20のアルキル基を表す。但し同時に水素原子であることはない。Lは2価〜8価の連結基を表し、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、ヘテロ環連基、又はこれらを組み合わせた基を表す。R13は水素原子、または置換基を表す。nは2以上8以下の整数を表わす。)。
【請求項9】
前記ゼラチンを3.2g/m以上10g/m以下含有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項10】
前記画像形成層のバインダーの50質量%以上が、ポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。

【公開番号】特開2009−80195(P2009−80195A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−247944(P2007−247944)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】