説明

燃焼器ブラケット組立体

【課題】ガスタービンエンジンの燃焼ライナ(62)に移行セグメント(58)を取付けるためのブラケット組立体を提供する。
【解決手段】本ブラケット組立体は、移行セグメント(58)に装着された1以上のフランジ(78)を含む。1以上のフランジ(78)は、移行セグメン(58)から半径方向に延びる溝(94)を含む。本ブラケット組立体はさらに、ガスタービンエンジンに対して固定装着されたブラケット(66)を含む。ブラケット(66)は、1以上の端部セクション(74)を有する細長いセクション(68)を含み、1以上の端部セクション(74)は、溝(94)によって受けられて燃焼ライナ(62)に移行セグメント(58)を取付ける軸方向遊動接合部を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービンエンジンの技術に関し、より具体的には、ガスタービンエンジンにおいて燃焼ライナにトランジションピースを取付けるための組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
ガスタービン燃焼器は、燃焼室を形成した燃焼ライナを含む。移行セグメントは、燃焼ライナとタービン第1段との間で延びる。燃焼ライナに対して移行セグメントを取付けるための従来型の組立体は、ブルホーンを含む。ブルホーンは、複数のブルホーンフィンガを含む。ブルホーンフィンガは、ブルホーンから離れる方向に軸方向に延びかつ移行セグメントに取付けられた対応するH形状案内ブロックと係合する。ブルホーンフィンガは、横断バーの下方及び上方の両方においてH形状案内ブロック内部に配置される。このような構成の場合には、移行セグメントは、軸方向浮動接合部によって燃焼ライナに取付けられる。浮動接合部により、運転中のタービン内に存在する高温度熱条件に曝される結果として移行セグメントが軸方向に膨脹及び収縮することが可能になる。浮動接合部は、ブルホーンフィンガに対して応力を加える欠点がある。時間の経過と共に、ブルホーンフィンガが故障し、ガスタービンエンジンは、補修のためにオフラインにしなければならなくなる。
【特許文献1】米国特許第5749218号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の1つの態様によると、ガスタービンエンジンの燃焼ライナに移行セグメントを取付けるためのブラケット組立体を提供する。本ブラケット組立体は、移行セグメントに装着された1以上のフランジを含む。1以上のフランジは、移行セグメンから半径方向に延びる溝を含む。本ブラケット組立体はさらに、ガスタービンエンジンに対して固定装着されたブラケットを含む。ブラケットは、溝によって受けられて燃焼ライナに移行セグメントを取付ける軸方向遊動接合部を構成する1以上の端部セクションを有する細長いセクションを含む。
【0004】
本発明の別の態様によると、ブラケットを提供する。本ブラケットは、両端部を有する細長いセクションを含む。本ブラケットはさらに、細長いセクションの両端部のそれぞれの1つから延びる第1及び第2の湾曲セクションを含む。本ブラケットはまた、第1及び第2の湾曲セクションのそれぞれの1つの端部部分から延びる第1及び第2の端部セクションを含む。第1及び第2の端部セクションの各々は、細長いセクションに対して傾斜している。本ブラケットは、燃焼ライナにガスタービンエンジンの移行セグメントを取付ける軸方向浮動接合部を構成する。
【0005】
この時点において、本発明により、ガスタービンエンジンにおける燃焼ライナにトランジションピースを取付けるための堅牢な取付け機構が得られることが解る筈である。本ブラケットの設計は、高サイクル材料疲労(HCF)寿命及び信頼性を大幅に向上させるだけでなく、ブラケットの損傷に起因したエンジン停止時間に関連する保守整備費用を減少させる。さらに、上述のように構成したブラケットは、先行技術の構造よりも約35%高い負荷に耐えることができることが判明した。いづれにしても、本発明の様々な態様の付加的な目的、特徴及び利点は、幾つかの図において同じ参照符号が対応する部品を表わす図面に関連してなした以下の詳細な説明から一層容易に明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
最初に図1のエンジンを参照すると、複数燃焼器式ガスタービンエンジン(図示せず)の燃焼器組立体10は、燃料ノズル12(幾つかのガスタービンは、各燃焼器において複数のノズルを用いる)、燃焼室14、及び該燃焼室14とタービン第1段18との間で延びる移行セグメント16を含む。燃焼室14は、ほぼ円筒形の燃焼ライナ20によって形成され、該燃焼ライナ20は次に、ほぼ円筒形の流れスリーブ22によって囲まれる。流れスリーブ22とライナ20との間の半径方向空間は、空気流通路(別個には参照符号を付していない)を形成し、該空気流通路は、圧縮機吐出空気がライナ20の上流又はノズル端部25に向かって逆方向に流れかつ次に燃焼室14に導入されて燃料と混合されるようになるのを可能にする。
【0007】
図2及び図3を参照すると、移行セグメント16は、軸方向浮動接合部を介して燃焼ライナ20に取付けられる、つまり、移行セグメント16は、運転中のガスタービンに関連する高温度熱条件に曝されることにより軸方向に膨脹することが可能になる。燃焼器10の前部支持体24は、一対のアーム26及び28によって形成され、該一対のアーム26及び28は移行セグメント16の両側に向かって外向きかつ上向きに延びる。前部支持体24の各アーム26、28は、対応する軸方向に延びる案内フィンガ要素30、32を含む。各案内フィンガ要素30、32は同一であるので、案内フィンガ要素32が同一に製作されているとして案内フィンガ要素30に関して以下に詳述することにする。案内フィンガ要素30は、鋼で製作されており、図3に示すように、剛性本体部分38と、一対の軸方向に延びかつ側方に間隔を置いて配置されたフィンガ40及び42とを含む。フィンガ40及び42は、剛性本体部分38から離れるように軸方向外向きに延びる。使用中、図1に示すように、フィンガ40及び42は、上流方向にすなわち燃焼器10に向かってかつ該燃焼器10の長手方向軸線と平行に軸方向に延びる。アーム26及び28並びに案内フィンガ要素30及び32と共に前部支持体24は一纏めにして、ブルホーンとして知られている。フィンガ40、42は普通、ブルホーンフィンガと呼ばれる。案内フィンガ要素30のブルホーンフィンガ40、42は、H形状案内ブロック43と摺動可能に係合する。図示するように、H形状案内ブロック43は、交差部分48によって相互連結された平行伸長部分44及び46を含む。伸長部分44及び46は、図2に示すように、移行セグメント16の上流又は燃焼器端部に比較的近接近させて該移行セグメント16のフランジ50内部に溶接される。H形状案内ブロック43は、図2に示すように、伸長部分44及び46が移行セグメント16に対して接線方向になるように配置される。この時点において、複数のブルホーン及び協働するH形状ブロックは、上述のように、燃焼ライナ20に移行セグメント16を取付ける接合部を形成することが分かる筈である。
【0008】
次に、本発明の例示的な実施形態を説明するのに、図4〜図5を参照することにする。複数燃焼器式ガスタービンエンジンの燃焼器組立体52は、燃料ノズル54(幾つかのガスタービンでは、各燃焼器において複数のノズルを用いる)、燃焼室56及び移行セグメント58を含む。上述したものと同様に、移行セグメント58は、燃焼室56とタービン第1段60との間で延びる。燃焼室56は、ほぼ円筒形の燃焼ライナ62によって形成され、該燃焼ライナ62は次に、ほぼ円筒形の流れスリーブ64によって囲まれる。流れスリーブ64とライナ62との間の半径方向空間65は、空気流通路(別個には参照符号を付していない)を形成し、該空気流通路は、圧縮機吐出空気がライナ62の上流又はノズル端部66に向かって逆方向に流れかつ燃焼室56に導かれて燃料と混合されるようになるのを可能にする。
【0009】
図示するように、移行セグメント58は、軸方向浮動接合部を介して燃焼ライナ62に取付けられる、つまり、移行セグメント58は、運転中のガスタービンに関連する高温度熱条件に曝される結果として軸方向に膨脹及び収縮することが可能になる。燃焼器組立体52は、それに対して支持体80を装着したフランジ78を含み、該支持体80は、移行セグメント58に向かって延びる。支持体80は、該支持体80を貫通して延びて該支持体80をフランジ78に取付ける一対の装着孔(図示せず)を含む。一対のほぼ平行な伸長部分86及び88を有しかつ交差部分90によって相互連結されたH形状案内ブロック84は、移行セグメント58上に設けられたフランジ92内部に溶接される。フランジ92は、移行セグメント58の上流又は燃焼器端部(別個には参照符号を付していない)に比較的近接近させて配置される。H形状案内ブロック84は、伸長部分86及び88が移行セグメント58から半径方向外向きに延びるように配置される。このようにして、伸長部分86及び88は、1以上の溝94を形成し、この溝の目的は、下記でより完全に明らかになるであろう。この時点において、図5には、2つのH形状案内ブロック84及び関連するフランジ92のみを示しているが、移行セグメント58には、分かり易くするために図には示していない複数のH形状案内ブロック84及び対応するフランジ92が設けられることを理解されたい。いずれにしても、ブラケット66は、支持体80に移行セグメント58を取付け、かつ下記でより十分に説明するように軸方向浮動接合部を形成する。
【0010】
図6に最もよく示すように、ブラケット66は、両端部(別個には参照符号を付していない)を有する中央の細長いセクション68によって形成されたほぼ細長いU形状の形態として形成される。ブラケット66はさらに、第1及び第2の湾曲セクション70及び72を含み、これら湾曲セクション70及び72は、それぞれ細長いセクション68の両端部のそれぞれの1つから延びかつ内向きに延びる端部セクション74及び76で終端している。端部セクション74及び76は、対応するH形状ブロック84の溝94内部に取付け配置されるのに十分な幅及び長さを含む。本発明の1つの態様によるブラケット66は、以前に説明した全てのセクションを形成するように湾曲させた単一の鋼板で製作される。本発明の1つの態様によると、ブラケット66は、304ステンレス鋼で形成されるが、様々な他の材料も用いることができることを理解されたい。いずれにしても、各湾曲セクション70、72は、それぞれ細長いセクション68の両端部のそれぞれの1つにおいて始まる緩やかな傾斜を有する上向き湾曲部を含み、またこれら上向き湾曲部は、急勾配傾斜部まで続いた後に端部セクション74及び76で終端している。図示するように、端部セクション74及び76は、細長いセクション68に対して上向きかつ内向きに湾曲している。
【0011】
ブラケット66には、細長いセクション68の中央部分(別個には参照符号を付していない)から等距離に配置された一対の装着孔102及び104が設けられる。より具体的には、ブラケット66上の装着孔102及び104は、支持体80上に形成された対応する開口部(図示せず)と整列する。このようにして、機械式ファスナ(図示せず)が、装着孔102及び104を貫通しかつ支持体80上に設けた開口部(図示せず)と係合する。ボルト、ネジ付きロッド及び同様のもののような様々な形式の機械式ファスナを用いて支持体80にブラケット66を取付けることができる。いずれにしても、ブラケット66は、端部セクション74及び76がそれぞれのH形状ブロック84内の対応する溝94によって受けられた状態で支持体80に取付けられる。このような構成では、ブラケット66は、タービン第1段60に向かう方向における移行セグメント58の移動を抑制する働きをすると同時に、依然として移行セグメント58が運転中のガスタービンエンジンの高温度熱条件に曝される結果として軸方向に膨脹及び/又は収縮するのを可能にする。
【0012】
より硬質のかつより耐摩耗性のコバルト基合金を利用することによって、ブラケット66と協働するH形状ブロック84との間の接合部において、摩耗特性の向上が得られる。つまり、本発明の1つの態様によると、H形状ブロック84は、約28.5〜30.5%のクロム及び約52%のコバルトを含む合金で形成される。より具体的には、H形状ブロック84は、10.5重量%のニッケル、2.0重量%の鉄、29.5重量%のクロム、7重量%のタングステン、1重量%のケイ素、1重量%のマンガン、0.25重量%の炭素及び残りがFSX−414のようなコバルトである組成を有する合金で形成される。
【0013】
本発明の別の態様によると、摩耗特性は、ブラケット66の各端部セクション74、76上に設けた摩耗カバー96を使用することによってさらに高められる。図6に示すように、摩耗カバー96は、ほぼ矩形形状に構成されかつ開口部98が設けられた簿板材料で形成される。このようにして、開口部98は、例えば端部セクション74を受ける。摩耗カバー96は、高温耐摩耗性コバルト基合金で製作されるのが好ましい。摩耗カバー96は、約0.05/0.15重量%の炭素、1.00/2.00重量%のマンガン、0.040重量%のケイ素、0.030重量%の燐、0.3重量%の硫黄、19.00/21.00重量%のクロム、9.00/11.00重量%のニッケル、14.00/16.00重量%のタングステン及び3.00重量%の鉄を含み、残りが例えばL−605のようなコバルトである合金で形成されるのが好ましい。高い重量%のコバルトを有する合金の使用により、そうでなければ比較的軟質の端部セクション74及び76において高い耐摩耗性が得られる。FSX−414及びL−605の組合せは、H形状ブロック84とブラケット66との間に弾性接合部を構成する利点があることが判明した。さらに、ブラケット66及びH形状ブロック84用の上述した材料の場合に、摩耗パターンは、移行セグメント58及び関連するH形状ブロック84と比較してより容易に交換可能/補修可能かつ安価である、より軟質の、例えばL−605材料上で生じることが判明した。
【0014】
本発明の別の態様によると、摩耗特性は、図5に示すように、ブラケット66の端部セクション74及び76のそれぞれの1つに施工した耐摩耗性皮膜104の形態の第1の摩耗カバーと、H形状ブロック84の溝94に施工した耐摩耗性皮膜105の形態の第2の摩耗カバーとの使用によって高められる。耐摩耗性皮膜104及び105は、例えばステライト−6のような、約1.1重量%の炭素、66.9重量%のコバルト、28重量%のクロム及び4重量%のタングステンを含むコバルト基合金で形成される。ステライト−6は、端部セクション74、76及び溝94の両方に容易に施工して、容易に補修可能かつ保守整備可能な耐摩耗性接合部を形成することができる。
【0015】
別の構成では、ブラケット66は、例えば上述したL−605合金のような耐熱かつ耐摩耗合金でその全体を形成することができる。本発明によると、同様の特性を有する他の耐摩耗合金もまた使用することができることも分かるであろう。いづれにしても、バケット66により、高サイクル材料疲労(HCF)寿命及び信頼性が大幅に向上し、同時にバケット損傷に起因したエンジン停止時間に関連する保守整備費用が減少する。さらに、上述したように製作したブラケットは、先行技術の構成よりも約35%高い負荷に耐えることができることが判明した。
【0016】
好ましい実施形態を図示しかつ説明してきたが、本発明の技術思想及び技術的範囲から逸脱することなくそれら実施形態に対して様々な変更及び置換えを行うことができる。例えば、ブラケットを形成するために使用する特定の材料は、本発明の技術的範囲から逸脱することなく変更することができる。さらに、H形状ブロックは、コバルト及び非コバルト基合金を含むFSX−414と同様の特性を有する様々な材料で形成することができ、摩耗カバーもまた、コバルト基及び非コバルト基合金の両方を含むL−605と同様の耐摩耗特性を有する様々な材料で形成することができ、またステライト−6と同様の属性を有する多様な材料を使用して耐摩耗性皮膜を形成することができることを理解されたい。上述した材料は、本発明の様々な構成部品及び構成部品部分における容認可能な材料の網羅的な列記を表わすものとして考えるべきではないことは容易に分かるであろう。一般に、本発明は、特許請求の範囲の技術的範囲によってのみ制限されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】先行技術による従来型のガスタービンエンジン燃焼器を示す側面図。
【図2】線2−2に沿って取った、図1のガスタービンエンジン燃焼器の部分断面図。
【図3】先行技術による、案内ブロック及び協働案内フィンガを示す分解図。
【図4】本発明の1つの態様による燃焼器ブラケット組立体を備えたガスタービンエンジン燃焼器を示す側面図。
【図5】線6−6に沿って取った、図4のガスタービンエンジン燃焼器の部分断面図。
【図6】図5の燃焼器ブラケット組立体のブラケットの斜視図。
【符号の説明】
【0018】
10 燃焼器組立体
12 燃料ノズル
14 燃焼室
16 移行セグメント
18 タービン第1段
20 燃焼ライナ
22 流れスリーブ
25 ノズル端部(20)
24 前部支持体
26 アーム
28 アーム
30 案内フィンガ要素
32 案内フィンガ要素
38 剛性本体部分
40 フィンガ
42 フィンガ
43 H形状案内ブロック
44 平行伸長部分
46 平行伸長部分
48 交差部分
50 フランジ
52 燃焼器組立体
54 燃料ノズル
56 燃焼室
58 移行セグメント
60 タービン第1段
62 燃焼ライナ
64 流れスリーブ
65 半径方向空間
78 フランジ
80 支持体
84 H形状案内ブロック
86 平行伸長部分
86 平行伸長部分
90 交差部分
92 フランジ
66 ブラケット
68 細長いセクション
70 第1の湾曲セクション
72 第2の湾曲セクション
74 端部セクション
76 端部セクション
94 溝
102 装着孔
104 装着孔
96 摩耗カバー
98 開口部
105 耐摩耗性皮膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービンエンジンの燃焼ライナ(62)に移行セグメント(58)を取付けるためのブラケット組立体であって、
前記移行セグメント(58)に装着されかつ該移行セグメン(58)から半径方向に延びる溝(94)を備えた1以上のフランジ(78)と、
前記ガスタービンエンジンに対して固定装着されたブラケット(66)と、を含み、
前記ブラケット(66)が、前記溝(94)によって受けられて前記燃焼ライナ(62)に前記移行セグメント(58)を取付ける軸方向遊動接合部を構成する1以上の端部セクション(74)を有する細長いセクション(68)を含む、
ブラケット組立体。
【請求項2】
前記1以上のフランジ(78)が、それぞれ第1及び第2の溝(94)を有する第1及び第2のフランジ(92)を含み、
前記1以上の端部セクション(74)が、前記第1及び第2の溝(94)の対応する溝に延びる第1及び第2の端部セクション(74、76)を含む、
請求項1記載のブラケット組立体。
【請求項3】
前記ブラケット(66)が、前記細長いセクション(68)と前記第1及び第2の端部セクション(74、76)のそれぞれの1つとの間で延びる第1及び第2の湾曲セクション(70、72)をさらに含む、請求項2記載のブラケット組立体。
【請求項4】
前記ブラケット(66)の1以上の端部セクション(74)上に配置された1以上の摩耗カバー(96)をさらに含み、
前記摩耗カバー(96)が、耐摩耗合金で形成される、
請求項1記載のブラケット組立体。
【請求項5】
前記1以上の摩耗カバー(94)が、第1及び第2の耐摩耗性皮膜(104、105)を含み、
前記第1の耐摩耗性皮膜(104)が、前記1以上の端部セクション(74)に施工され、
前記第2の耐摩耗性皮膜(105)が、前記1以上の溝(94)に施工される、
請求項4記載のブラケット組立体。
【請求項6】
前記耐摩耗合金が、コバルトを含む、請求項4記載のブラケット組立体。
【請求項7】
前記耐摩耗合金が、約20%のクロム及び約53%のコバルトを含むコバルト基合金である、請求項4記載のブラケット組立体。
【請求項8】
前記1以上のフランジ(78)内に装着されたH形状ブロック(84)をさらに含み、
前記H形状ブロック(84)が、交差部分(90)によって相互連結されて前記溝(94)を形成した第1及び第2のほぼ平行な伸長部分(86、88)を含む、
請求項2記載のブラケット組立体。
【請求項9】
前記H形状ブロック(84)が、耐摩耗コバルト合金で形成される、請求項8記載のブラケット組立体。
【請求項10】
前記ブラケット(66)が、鋼で形成される、請求項1記載のブラケット組立体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate