説明

燕の巣入り飴及び燕の巣を混入した飴の製造方法

【課題】 シアル酸を容易に摂取する方法を課題とする。
【解決手段】 シアル酸の豊富な含有物質である燕の巣(アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属に属する鳥が、粘性の高いのり状の唾液を分泌して作った巣)を利用する事とした。燕の巣を粉末状またはゼラチン状にして飴に混入する事で、上記の課題を達成した。また、飴にする事によって携帯に便利、保存が容易、多様な年齢層に好まれ、シアル酸の積極的な摂取の日常化を図った。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインフルエンザ予防に有効だと言われるシアル酸を摂取する為に、シアル酸の豊富な含有物質である燕の巣(アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属に属する鳥が、粘性の高いのり状の唾液を分泌して作った巣)を添加した飴、及び飴の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シアル酸がインフルエンザの予防ないし治療剤として有用である事は知られている。
例えば(特許公開2003−246792)「抗インフルエンザウイルス化合物」において、「本発明のシアル酸誘導体・・・は、インフルエンザウイルス量の低下並びにインフルエンザウイルスに感染した細胞の生存率の改善作用が認められ、インフルエンザの予防ないし治療用食品としても有用である。」と結論している。
【0003】
従来、燕の巣を利用した健康食品、化粧品等は知られている。
例えば(特開平11−332527)「燕の巣のエキス製造方法及び燕の巣入り健康食品、化粧品等」である。
その発明は、燕の巣のエキス抽出製造方法と、そのエキスを食品や化粧品に配合するを利用したものである。特に、後者のエキス配合健康食品についてであるが、燕の巣のエキスを抽出し「それをロイヤルゼリー、真珠、クロレラ、他など機能性健康食材原料と配合した液状化、錠剤状、粒状、粉末状、ゼラチン状球などに入れ等・・・した機能性食品」とある。
すなわち、抽出したエキスをロイヤルゼリー、真珠、クロレラ等に配合した、美容・健康食品である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この美容・健康食品では、インフルエンザ発病率の高い子供や高齢者が、インフルエンザに有用だとされているシアル酸含有物を日常的に容易に摂取することが出来ない。
【0005】
飴に、豊富なシアル酸含有物質である燕の巣を含ませ、シアル酸を積極的に摂取するものはない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
飴にシアル酸の豊富な含有物質である燕の巣を可能な限り栄養分を保持しながら混入する。
【0007】
シアル酸の豊富な含有物質である燕の巣を混入した飴の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
この様な方法により、飴の形にする事により、携帯に便利、保存は容易、特に子供や高齢者などの弱者が容易に摂取でき親しめるなど、インフルエンザの予防、治療に有用だとされるシアル酸の摂取が、積極的に日常化しやすいとの効果を期する。
【0009】
インフルエンザ予防接種が不可能な、アトピー性皮膚炎(重篤な卵アレルギー)、麻疹、水疱瘡などの患者も、手軽にシアル酸の摂取が可能であり、インフルエンザの予防、治療に有用あるとの効果を期する。
【0010】
燕の巣自身の、加工工程を可能な限り減らす事により、その栄養分の損失を抑える事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態と実施例】
【0011】
燕の巣を清潔に処理し、粉末状または水で戻しゼラチン状にする。
【0012】
水飴と砂糖および水を混合して煮つめ、調合台上で飴が燕の巣を調合するのに最適な温度になるのを待つ。(60度から90度)
【0013】
上記
【0011】

【0012】
へ調合し、万遍に練り込む。この時、高温すぎると燕の巣の栄養分が損なわれ、低温すぎると殺菌および、飴の中への溶け込みが不十分となる。
【0014】
上記
【0013】
を冷やし粒状にして、1個ずつ個装紙(密閉袋)に入れる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シアル酸の豊富な含有物質である燕の巣(アマツバメ目アマツバメ科アナツバ属に属する鳥が、粘性の高いのり状の唾液を分泌して作った巣)を混入した飴。
【請求項2】
シアル酸の豊富な含有物質である燕の巣を清潔に処理し、水飴と砂糖及び水を混合して煮つめ、燕の巣を調合するのに最適な温度になるのを待った後、調合し万遍に練り込み、冷やして粒状にした飴の製造方法。

【公開番号】特開2006−197914(P2006−197914A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−43052(P2005−43052)
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(505060978)
【Fターム(参考)】