説明

片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具

【課題】
作業者が片手持ちの状態で複数本の仏花を位置合わせできるようにした、片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具を提供することを目的とする。
【解決手段】
複数本の仏花3同士を位置合わせして束ねるべく、複数本の仏花3を位置合わせするための片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具1であって、
断面がV字状、又はU字状の仏花収容部6を有してこの仏花収容部6内へ下草や仏花等が収容可能であり、
仏花収容部6の縁からこの仏花収容部内へ突出することで、仏花収容部内に収容されている下草や仏花を上から押さえ込んで位置決めする押さえ部7が設けられていることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数本の仏花を束ねるべく、複数本の仏花を位置決めするための、片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数本の仏花を束ねる場合、作業者は、先ず、利き手で、一番背の高い仏花を取り、その花を利き手とは反対側の掌に置く。次に、利き手で、二番目に背の高い仏花を取り、その花を利き手とは反対側の掌に置く。以下、この作業を繰り返すことで、背丈の異なる複数種の仏花を、作業者の利き手とは反対側の掌の上で位置合わせをした後に、仏花の茎を紐や輪ゴム等で束ねていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来においては、作業者が熟練者以外の場合には、利き手とは反対側の掌の上で複数本の仏花を位置合わせすることになるために、仏花が位置ずれし易く、このために、見栄え良く仏花を束ねることができにくいという問題があった。
【0004】
又、生花の結束に関する発明として、特許文献1が提案されている。
【特許文献1】特開平7−242209号公報
【0005】
しかし、特許文献1に記載の発明は、大掛かりな装置を必要とし、装置の設置スペース等の観点から作業者が容易に扱うことのできるようにした片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具が望まれていた。
【0006】
本発明は、前記背景技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数本の仏花を束ねるべく、複数本の仏花の位置決めをするものであって、作業者が片手持ちの状態で複数本の仏花を位置合わせできるようにした、片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、複数本の仏花等の生花同士を位置合わせして束ねるべく、複数本の仏花等の生花を位置合わせするための片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具であって、
断面がV字状、又はU字状の仏花収容部を有してこの仏花収容部内へ下草や仏花等が収容可能であり、
仏花収容部の縁からこの仏花収容部内へ突出することで、仏花収容部内に収容されている下草や仏花を上から押さえ込む押さえ部が設けられていることを特徴とする片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、複数本の仏花同士を位置合わせして束ねるべく、複数本の仏花を位置合わせするための片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具であって、
一側が折畳可能に連結されることで他側が開閉可能になった二つの仏花押さえ部を備え、
前記二つの仏花押さえ部の間は仏花収容部となって、仏花の茎が外部へ突出した状態で仏花が仏花収容部に収容され、
仏花を前記仏花収容部に収容して二つの仏花押さえ部を折り畳んで仏花を固定した状態で仏花の茎を結わえることを特徴とする片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、仏花押さえ部は硬質の透明部材で形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、
前記仏花押さえ部は軟質の透明部材で形成され、二つの仏花押さえ部の開き過ぎを防ぐために、前記二つの仏花押さえ部を互いに連結するための連結部を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、仏花押さえ部はポリプロピレンで形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、複数本の仏花は互いに背丈が異なることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、一方の仏花押さえ部には、片手の親指を引っ掛かけるための凹状の親指引っ掛け部が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項2乃至請求項7の何れか1項に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具において、他方の仏花押さえ部に、指引っ掛け部を設け、この指引っ掛け部に親指以外の指を引っ掛け、この指を親指に対して広げることで、他方の仏花押さえ部を一方の仏花押さえ部に対して開くことができるようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、仏花収容部がV字状、又はU字状になっているために、仏花収容部内へ下草や複数本の仏花等を載せることで、複数本の仏花が自重によって仏花収容部の底に集まるようにして複数本の仏花等の茎が容易に平行に揃うことになって、下草や複数本の仏花等を見栄え良く束ねることで仏花ができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果を奏することができる上に、仏花収容部に仏花を載せた後に、二つの仏花押さえ部を折り畳むことによって、複数本の仏花の茎を容易に揃うことができて、複数本の仏花を見栄え良く束ねることで仏花ができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の効果を奏することができる上に、仏花押さえ部は透明の部材で形成されているために、仏花収容部に載せられた仏花の状態を外部から目視することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の効果を奏することができる上に、仏花押さえ部が過度に開かないように、連結部が二つの仏花押さえ部を連結することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の効果を奏することができる上に、仏花押さえ部をポリプロピレン等で容易に形成することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の効果を奏することができる上に、背丈の異なる複数本の仏花を見栄え良く束ねることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の効果を奏することができる上に、親指引っ掛け部に親指を引っ掛けることで、仏花等の生花位置決め具を安定的に把持することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の効果を奏することができる上に、指引っ掛け部に親指以外の指を引っ掛けて開くことで、二つの仏花押さえ部を容易に広げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1及び図2は第1実施形態を示す。図1は片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具1の斜視図を示す。図2は片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具1に、下草2、仏花3を収容した状態を示す図である。
【0024】
片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具1は、二つの透明の板材4,5がV字状、又はU字状に開くように、この板材4,5の一端を固定することで形成され、内側が仏花収容部6になっている。
【0025】
前記仏花等の生花位置合わせ具1の開口端から仏花収容部6内へ押さえ部7が突出して設けられている。
【0026】
次に作用について説明する。以下の説明では、作業者が右利きの場合について説明する。この場合、仏花等の生花位置合わせ具1を作業者の左の掌に載せる。その後、図2に示すように、先ず、仏花収容部6内へ下草2を置く。この下草2は、その周縁が押さえ部7で押さえられることで、浮き上がりが防止されて下草2は安定感良く、仏花収容部6内に位置することができる。
【0027】
次に、下草2の上に、各種の仏花3を載せる。仏花3は、下草2に絡まる等して、仏花収容部6内から落下することなく、仏花収容部6内に安定的に位置する。この時、下草2、及び仏花3の茎は、仏花収容部6の外部へはみ出るようにする。次に、仏花収容部6外へはみ出た茎の部分を紐等で結わえることで、下草2や仏花3を束ねることができる。
【0028】
尚、図に示すように、前記仏花収容部6から仏花3のはみ出る出口8に切欠部9を設けることで、仏花3を束ねる際に、指や紐が仏花位置合わせ具1の端部に当たることなく、作業者は、仏花3を束ねる作業を容易に行うことができる。
【0029】
又、前記押さえ部7は、仏花収容部6の開口端に沿って複数個設けることができる。又、一つの押さえ部7の長さを長く形成することもできる。更に、押さえ部7に角度を付けることもできる。又、押さえ部7は断面が三角錐等の形状に形成することができ、好ましくは、軟質部材で形成した場合には、押さえ部7が生花を傷付ける虞がない。
【0030】
図3は第2実施形態を示す。この第2実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具1は、全体がポリプロピレン等の透明で軟質の部材で形成されている。この第2実施形態の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具1は、底面の拡開部11とこの拡開部11の両端から立設された二つの仏花押さえ部12と、二つの仏花押さえ部12の先端を連結する連結部13とを備えた構成である。
【0031】
拡開部11は、折り目を設けて形成されることで両方向へ広がったり、縮んだりすることが可能になっている。
【0032】
又、前記一方の仏花押さえ部12の縁には、凹状の親指引っ掛け部14が設けられて、作業者の親指を引っ掛けることが可能になっている。又、他方の仏花押さえ部12の側面には、複数の基準線15が付され、複数の仏花3を各仏花3の背丈に応じて各基準線15に位置合わせするようにして、複数の仏花3を仏花収容部6内へ載せることができるようになっている。
【0033】
次に、作用について説明する。仏花等の生花位置合わせ具1を左の掌に載せ、図3に示すように、各基準線15の位置を参考にしつつ、複数の仏花3を位置合わせしながら、仏花収容部6内へ載せる。この際、仏花等の生花位置合わせ具1を左の掌で握ることで、複数本の仏花3は茎の軸が平行に揃った状態になる。
【0034】
次に、前述のように、仏花等の生花位置合わせ具1を左の掌で握った状態で、仏花収容部6から出ている仏花3の茎を紐等で結わえることで、仏花3を束ねることができる。又、この第2実施形態においても、二つの仏花押さえ部12の開口側の縁に押さえ部を設けることによって、二つの仏花押さえ部12を握った際に、仏花収容部6内に載せられている仏花3が浮き上がる現象を防止することができる。この押さえ部は、断面が三角錐等の形状に形成することができ、好ましくは、軟質部材で形成した場合には、押さえ部7が生花を傷付ける虞がない。
【0035】
図4は、第3実施形態を示す。この第3実施形態の特徴は、第2実施形態の変形であって、仏花等の生花位置合わせ具1の底面の拡開部11に指を引っ掛けるための指引っ掛け孔16を設けた点にある。
【0036】
次に、作用について説明する。親指引っ掛け部14に親指を引っ掛け、次に、親指以外の4本の内の指、例えば、中指を指引っ掛け孔16に引っ掛ける。次に、中指を親指に対して広げて、二つの仏花押さえ部12を左右に広げることで、仏花収容部6を広げる。次に、仏花収容部6内へ仏花3を載せる。この際、仏花収容部6が広がっているために、複数の仏花3を容易に仏花収容部6内へ載せることができる。
【0037】
次に、仏花等の生花位置合わせ具1を握りしめることで、仏花収容部6に載せられている複数本の仏花3の茎を平行に揃える。次に、仏花収容6部から出ている仏花3の茎を紐等で結わえることによって、複数本の仏花3を束ねることができる。又、この第3実施形態においても、二つの仏花押さえ部12の開口側の縁に押さえ部12Aを設けることによって、二つの仏花押さえ部12を握った際に、仏花収容部6内に載せられている仏花3が浮き上がる現象を防止することができる。この押さえ部12Aは、断面が三角錐等の形状に形成することができ、好ましくは、軟質部材で形成した場合には、押さえ部7が生花を傷付ける虞がない。
【0038】
図5、図6,図7は、第4実施形態を示す。この第4実施形態の特徴は、二つの仏花押さえ部12を硬質の透明部材で形成し、二つの仏花押さえ部12の一側をヒンジ21等で折畳可能に連結することで、他側を開閉可能になって、内側が仏花収容部6になって、この仏花収容部6内に仏花3を載せることができるようになっている。又、一方の仏花押さえ部12の縁には、凹状の親指引っ掛け部22が設けられ、他方の仏花押さえ部12には、親指以外の例えば、中指を引っ掛けるため指引っ掛け部23が形成されている。更に、前記仏花収容部6に載せられた仏花3の茎を外部へ出すための茎の出口24の周辺を切欠くことで、切欠部25が形成されている。
【0039】
次に、作用について説明する。図5に示すように、親指引っ掛け部22に親指を引っ掛け、指引っ掛け部23に、親指以外の例えば、中指を引っ掛け、親指に対して中指を拓くことで、二つの仏花押さえ部12を図5に示すように開かせる。次に、仏花収容部6内へ複数本の仏花3を載せる。次に、中指を親指に近づけることによって、図6、図7に示すように、二つの仏花押さえ部12を閉じることによって、仏花収容部6内に載せられている複数本の仏花3の茎が平行になるように揃うことができる。次に、仏花収容部6から外部へ出ている仏花3の茎を紐等で結わえることで、複数本の仏花3を容易に束ねることができる。
【0040】
尚、図6に示すように、仏花押さえ部12の外面に複数の溝26を刻むことで、作業者が仏花押さえ部12を滑らないようにしっかりと握ることができる。又、この第4実施形態においても、二つの仏花押さえ部12の開口側の縁に押さえ部12Aを設けることによって、二つの仏花押さえ部12を握った際に、仏花収容部6内に載せられている仏花3が浮き上がる現象を防止することができる。この押さえ部12Aは、断面が三角錐等の形状に形成することができ、好ましくは、軟質部材で形成した場合には、押さえ部7が生花を傷付ける虞がない。
【0041】
図8,図9,図10は、第5実施形態を示す。この第5実施形態は第4実施形態の変形であって、この第5実施形態の特徴は、仏花収容部6の内面に内側へ突出する突起27を設け、更に、位置決め突起28を形成した点にある。又、この第5実施形態においても、二つの仏花押さえ部12の開口側の縁に押さえ部12Aを設けることによって、二つの仏花押さえ部12を握った際に、仏花収容部6内に載せられている仏花3が浮き上がる現象を防止することができる。この押さえ部12Aは、断面が三角錐等の形状に形成することができ、好ましくは、軟質部材で形成した場合には、押さえ部7が生花を傷付ける虞がない。図8、図9,図10には、突起27の形状について、互いに異なった形状のものが記載されている。
【0042】
次に、作用について説明する。先ず、位置決め突起28を机等の固定物に押し当てることで、仏花位置合わせ具1の位置決めをすることによって、手ぶれを防止する。次に、仏花収容部6内に仏花を載せる。次に、仏花押さえ部12を閉じると、仏花押さえ部12内面の突起27が仏花を押さえることで、複数本の仏花の茎を平行に容易に揃えることができる。次に、仏花収容部6から外部へ出ている仏花の茎を紐等で結わえることで、仏花を見栄え良く束ねることができる。
【0043】
以上説明した第2実施形態以降の実施形態において、仏花等の生花3の下に下草2を敷いてこの下草2の上に仏花等の生花3を載せるようにしても良い。又、下草2とは、ヒサカキ等が該当するものである。
【0044】
又、以上説明した仏花等の生花位置合わせ具1は、基台に取り付けておくことも可能である。尚、以上の実施形態は、作業者が右利きの場合について説明したが、作業者が左利きの場合にも適用することができる。この場合、位置合わせ具1の形状が左右逆になる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1は、片手持ちタイプの仏花位置合わせ具の斜視図を示す。
【図2】図2は、作用を説明する仏花位置合わせ具の斜視図を示す。
【図3】図3は、第2実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具の斜視図を示す。
【図4】図4は、第3実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具の斜視図を示す。
【図5】図5は、第4実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具の斜視図を示す。
【図6】図6は、図5に示す片手持ちタイプの仏花位置合わせ具を閉じた状態を示す図である。
【図7】図7は、図5に示す片手持ちタイプの仏花位置合わせ具を閉じた状態を示す図である。
【図8】図8は、第5実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具を示す図である。
【図9】図9は、第5実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具を示す図である。
【図10】図10は、第5実施形態の片手持ちタイプの仏花位置合わせ具を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
1 片手持ちタイプの仏花位置合わせ具
2 下草
3 仏花
12 仏花押さえ部
14 親指引っ掛け部
15 基準線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本の仏花同士を位置合わせして束ねるべく、複数本の仏花を位置合わせするための片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具であって、
断面がV字状、又はU字状の仏花収容部を有してこの仏花収容部内へ下草や仏花等が収容可能であり、
仏花収容部の縁からこの仏花収容部内へ突出することで、仏花収容部内に収容されている下草や仏花を上から押さえ込んで位置決めする押さえ部が設けられていることを特徴とする片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項2】
複数本の仏花同士を位置合わせして束ねるべく、複数本の仏花を位置合わせするための片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具であって、
一側が折畳可能に連結されることで他側が開閉可能になった二つの仏花押さえ部を備え、
前記二つの仏花押さえ部の間は仏花収容部となって、仏花の茎が外部へ突出した状態で仏花が仏花収容部に収容され、
仏花を前記仏花収容部に収容して二つの仏花押さえ部を折り畳んで仏花を固定した状態で仏花の茎を結わえることが可能であることを特徴とする片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項3】
前記仏花押さえ部は硬質の透明部材で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項4】
前記仏花押さえ部は軟質の透明部材で形成され、二つの仏花押さえ部の開き過ぎを防ぐために、前記二つの仏花押さえ部を互いに連結するための連結部を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項5】
前記仏花押さえ部はポリプロピレンで形成されていることを特徴とする請求項4に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項6】
前記複数本の仏花は互いに背丈が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項7】
一方の仏花押さえ部には、片手の親指を引っ掛かけるための凹状の親指引っ掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。
【請求項8】
他方の仏花押さえ部に、指引っ掛け部を設け、この指引っ掛け部に親指以外の指を引っ掛け、この指を親指に対して広げることで、他方の仏花押さえ部を一方の仏花押さえ部に対して開くことができるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の片手持ちタイプの仏花等の生花位置合わせ具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−23876(P2010−23876A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−187274(P2008−187274)
【出願日】平成20年7月18日(2008.7.18)
【出願人】(506401820)株式会社ジャパンプランツ (10)
【Fターム(参考)】