物品の束を結束する結束具
【課題】物理的性能の低下を抑制しながら、結束具の省資源化を図る。
【解決手段】物品の束を結束する木の葉状の結束具10を1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部12と、その片面側に突出するリブ部14とから形成するとともに、そのリブ部を、前記本体部の外周領域20に周設された第一リブ部141と、内周領域21に周設される第二リブ部142と、平面領域に形成された第三リブ143とか構成する。
【解決手段】物品の束を結束する木の葉状の結束具10を1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部12と、その片面側に突出するリブ部14とから形成するとともに、そのリブ部を、前記本体部の外周領域20に周設された第一リブ部141と、内周領域21に周設される第二リブ部142と、平面領域に形成された第三リブ143とか構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品を詰めた包装袋の開口部、その他の物品の束を結束する平面形状がほぼC字形をなしている結束具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図10に示すように、従来からスライスパン等の物品1を詰めた包装袋2の開口部3を束ねて結束具4で結束することは公知である。そしてこの結束具4として、図11に示すように、比較的可撓性に乏しい1片の合成樹脂から形成された、平面形状がほぼC字形をなす本体部5と、物品の束を挿通する結束部6と、その結束部6に前記包装袋2の開口部3を矢印Yの向きに押し通す挿通部7とから形成されている(米国特許第3164250号明細書)。
【0003】
このような構造を有する結束具4においては、結束部6に包囲された包装袋2の開口部3を確実に結束できるという効果を発揮しているが、省資源化の必要性が一層強調されている昨今、1個あたりの結束具4に使用される合成樹脂の使用量が多いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】米国特許第3164250号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、前記の問題を解決するには、まず結束具そのものをよりに肉薄にすればよいのであるが、結束具を薄肉にすると、それに伴って結束具の物理的性能が低下する。従って、結束具を省資源化するには、結束具の物理的低下を抑制する必要がある。本発明の課題は、物理的性能の低下を抑制しながら、結束具の省資源化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記の課題を解決するために、前記結束具を1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部と、その片面側に突出するリブ部とから構成する。その結果、公知技術に係る結束具より本体部を形成するのに要する合成樹脂の使用量を軽減できるとともに、本体部を肉薄にしたことによる本体部の物理的低下を抑制できる。なお、本発明においてリブ部とは、元来、結束部における特定の部位が平らな面から構成されており、その特定部位に外力が作用したとき、その特定部位に作用する外力の垂直成分に抗ずるような連続的又は不連続的な変形加工を意味する。
【0006】
本発明は、前記の課題をよりさら効果的に達成するために、前記リブ部として、前記本体部の外周領域に周設された第一リブ部、内周領域に周設された第二リブ部及び同本体の平面領域に形成された第三リブ部の3種のリブ部を本体部に付与する。また、前記第一リブ部は、前記本体部の外周領域を補強する傾斜リブとし、第二リブ及び第三リブは、それぞれ内周領域及び平面領域を補強する溝リブとする。このようなリブを実現する結束具の形状として、前記本体部を木の葉状がある。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、結束具に対する物理的性能の低下を抑制しながら、物品の束を結束する平面形状がほぼC字形に形成される結束具に使用される合成樹脂の使用量を低減できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る結束具の平面図である。
【図2】同結束具の斜視図である。
【図3】図1のおけるA−A矢視図である。
【図4】図1のおけるB−B矢視図である。
【図5】図1のおけるC−C矢視図である。
【図6】前記結束具を得るための前駆体である連結体の平面図である。
【図7】結束具の要部断面である。
【図8】同要部の斜視図である。
【図9】前記要部の作動状態を示す部分斜視図である。
【図10】公知技術に係る結束具の一使用態様を示す斜視図である。
【図11】公知技術に係る結束具の斜視図である。
【図12】公知技術に係る結束具から物品を開放する過程を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の実施形態について詳述する。図1、図2、図3、図4及び図5に示すように、本発明に係る結束具10は、1片の合成樹脂からなり、その平面がほぼ横C形をなす木の葉形の本体部12と、その片面側である裏面側に突出する複数個かつ複数種のリブ部14とから構成されている。
【0010】
さらに前記本体部12には、物品の束ねられた被束部分(後述)、例えば、図10に示したように、スライスパンが入れられた包装袋の開口部を束ねたまま維持するΩ字形の結束領域16と、その結束領域16と本体部12の周縁領域20とを繋ぐ挿通領域18が形成されている。なお、前記周縁領域20と挿通領域18との間には、ほぼV字形に外方に向かって拡開する誘導領域19が形成されており、三つの領域18,19,20は滑らかに連続している。また、前記結束領域16には、複数個の先鋭突起17が形成されており、前記物品の被束部分に対する摩擦抵抗を増大させている。
【0011】
そして前記周縁領域20には、本体部12の第一リブとして、その外周端が裏面側に傾斜する傾斜リブ141が周設されており、本体部12の曲げ強度を高めるとともに、物品の被束部分に対する触感を和らげている。
【0012】
同様に、前記結束領域16及び挿通領域18には、第二リブとして、傾斜リブの先端側に溝リブ142が片持ち支持されている。本発明においてはこの溝リブ142を片持ち溝リブと称する。
【0013】
さらに、本体部12の中央には、第三リブとして、前記片持ち溝リブ142の深さより深い葉脈状の溝リブ143が形成されている。
【0014】
このような形状・構造を有する本発明に係る結束具10は、可撓性のある合成樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のエンジニアリング樹脂のシートをプレス成形して、図6に示すように、複数個の結束具10を連結した構造の連結体22として一旦成形し、次いで、個々の結束具10に分離する方法により得られる。なお、連結体22において各結束具10を繋いでいる連接部24には、予め破断線26が設けられており、その破断線26を破断することにより、連結体22から複数個の結束具10が分離される。
【0015】
次に、上記のように構成される結束具の作用・効果について、説明すると、結束具に物品の被結束部分を結束させる場合、従来技術に係る結束具においては、図11の矢印Yに示す向きに物品1の束ねられた開口部3を押し付けるのであるが、本発明の結束具10においては、図2、図7及び図8に示すように、矢印Yよりも傾斜した矢印Xの方向に向かって物品の被結束部分28を押し付ける。このとき、本発明に係る結束具10の誘導領域19及び周縁領域20には第一リブ141が一対の傾斜リブとなっているので、この一対の傾斜リブが物品の被結束部分28をまず受け止める。
【0016】
続いて、図9に示すように、結束具10における一対の挿通領域18は、傾斜した物品の被結束部分28に押下げられ、それらの隙間を広げて、遂には物品の被結束部分28を挿通させて、図2の1点鎖線に示すように、物品の被結束部分28を結束領域16が包囲する。結束領域16には片持ち溝リブ142が迫り出しているとともに、その一部分に先鋭突起17が存在するので、それらが物品の被結束部分28を確実に結束かつ保持する。
【0017】
一旦、物品の被結束部分28を保持した結束具10には、第一、第二、第三の各リブ141,142、143が存在するので、本体部12そのものは屈曲変形耐性を発揮する。特に、第三リブの溝リブ143よりも深さの浅い第二リブである片持ち溝リブ142が他のリブよりも高い屈曲変形耐性を発揮して、物品の被結束部分28を強固に保持する。従って、本体部12を単に平らな合成樹脂片から形成した場合より屈曲変形耐性を増大させることかできので、本体部の厚みを、屈曲変形耐性の増大分に相応して薄くでき、その結果、本発明は結束具1個当たりに消費される合成樹脂量を低減できるという効果を発揮する。
【0018】
また、本発明に係る結束具10に対して、物品の被結束部分28を押し付ける方向Xは、従来技術に係る結束具の押し付け方向Yと異なるばかりでなく、物品の被結束部分28を第一リブである傾斜リブ141に対して押し付けることになるので、結束具10に対する物品の被結束部分28の感触は柔らかくなり、その結果、結束具10に対する物品の被結束部分28の押し付け力が小さくでき、ひいては物品の損傷を軽減できる。
【0019】
この事実は、結束具10に一旦結束された物品の結束を解くとき、小さな解除力で済むという付加的な効果を発揮する。図12に示すように、例えば、従来技術に係る結束具4を物品から開放するには、一対の挿通部7を指で互い違いに離間させる必要があり、このとき相当大きな離間力を作用させる必要があるが、本発明に係る結束具4においては、第一リブは溝リブでなく傾斜リブ141になっているので、比較的小さな離間力で一対の挿通領域18を離間させることが可能にある。
【0020】
本発明において本体部12の平らな部分に延展させた第三リブ143は葉脈状になっているので、木の葉状に形成した結束具10の外観の意匠性を高めるという効果を発揮している。
【0021】
本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施形態の一部分を変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、束状にされた物品を結束する分野に広く利用できる。
【符号の説明】
【0023】
1:物品
2:包装袋
3:開口部
4:結束具
5:本体部、
6:結束部
7:挿通部
10:結束具、
12:本体部
14:リブ部
141:第一リブ
142:第二リブ
143:第三リブ
16:結束領域
17:先鋭突起
18:挿通領域
20:周縁領域
22:連結体
24:連接部
26:破断線
28:被結束部
X,Y:矢印。
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品を詰めた包装袋の開口部、その他の物品の束を結束する平面形状がほぼC字形をなしている結束具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図10に示すように、従来からスライスパン等の物品1を詰めた包装袋2の開口部3を束ねて結束具4で結束することは公知である。そしてこの結束具4として、図11に示すように、比較的可撓性に乏しい1片の合成樹脂から形成された、平面形状がほぼC字形をなす本体部5と、物品の束を挿通する結束部6と、その結束部6に前記包装袋2の開口部3を矢印Yの向きに押し通す挿通部7とから形成されている(米国特許第3164250号明細書)。
【0003】
このような構造を有する結束具4においては、結束部6に包囲された包装袋2の開口部3を確実に結束できるという効果を発揮しているが、省資源化の必要性が一層強調されている昨今、1個あたりの結束具4に使用される合成樹脂の使用量が多いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】米国特許第3164250号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、前記の問題を解決するには、まず結束具そのものをよりに肉薄にすればよいのであるが、結束具を薄肉にすると、それに伴って結束具の物理的性能が低下する。従って、結束具を省資源化するには、結束具の物理的低下を抑制する必要がある。本発明の課題は、物理的性能の低下を抑制しながら、結束具の省資源化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記の課題を解決するために、前記結束具を1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部と、その片面側に突出するリブ部とから構成する。その結果、公知技術に係る結束具より本体部を形成するのに要する合成樹脂の使用量を軽減できるとともに、本体部を肉薄にしたことによる本体部の物理的低下を抑制できる。なお、本発明においてリブ部とは、元来、結束部における特定の部位が平らな面から構成されており、その特定部位に外力が作用したとき、その特定部位に作用する外力の垂直成分に抗ずるような連続的又は不連続的な変形加工を意味する。
【0006】
本発明は、前記の課題をよりさら効果的に達成するために、前記リブ部として、前記本体部の外周領域に周設された第一リブ部、内周領域に周設された第二リブ部及び同本体の平面領域に形成された第三リブ部の3種のリブ部を本体部に付与する。また、前記第一リブ部は、前記本体部の外周領域を補強する傾斜リブとし、第二リブ及び第三リブは、それぞれ内周領域及び平面領域を補強する溝リブとする。このようなリブを実現する結束具の形状として、前記本体部を木の葉状がある。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、結束具に対する物理的性能の低下を抑制しながら、物品の束を結束する平面形状がほぼC字形に形成される結束具に使用される合成樹脂の使用量を低減できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る結束具の平面図である。
【図2】同結束具の斜視図である。
【図3】図1のおけるA−A矢視図である。
【図4】図1のおけるB−B矢視図である。
【図5】図1のおけるC−C矢視図である。
【図6】前記結束具を得るための前駆体である連結体の平面図である。
【図7】結束具の要部断面である。
【図8】同要部の斜視図である。
【図9】前記要部の作動状態を示す部分斜視図である。
【図10】公知技術に係る結束具の一使用態様を示す斜視図である。
【図11】公知技術に係る結束具の斜視図である。
【図12】公知技術に係る結束具から物品を開放する過程を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の実施形態について詳述する。図1、図2、図3、図4及び図5に示すように、本発明に係る結束具10は、1片の合成樹脂からなり、その平面がほぼ横C形をなす木の葉形の本体部12と、その片面側である裏面側に突出する複数個かつ複数種のリブ部14とから構成されている。
【0010】
さらに前記本体部12には、物品の束ねられた被束部分(後述)、例えば、図10に示したように、スライスパンが入れられた包装袋の開口部を束ねたまま維持するΩ字形の結束領域16と、その結束領域16と本体部12の周縁領域20とを繋ぐ挿通領域18が形成されている。なお、前記周縁領域20と挿通領域18との間には、ほぼV字形に外方に向かって拡開する誘導領域19が形成されており、三つの領域18,19,20は滑らかに連続している。また、前記結束領域16には、複数個の先鋭突起17が形成されており、前記物品の被束部分に対する摩擦抵抗を増大させている。
【0011】
そして前記周縁領域20には、本体部12の第一リブとして、その外周端が裏面側に傾斜する傾斜リブ141が周設されており、本体部12の曲げ強度を高めるとともに、物品の被束部分に対する触感を和らげている。
【0012】
同様に、前記結束領域16及び挿通領域18には、第二リブとして、傾斜リブの先端側に溝リブ142が片持ち支持されている。本発明においてはこの溝リブ142を片持ち溝リブと称する。
【0013】
さらに、本体部12の中央には、第三リブとして、前記片持ち溝リブ142の深さより深い葉脈状の溝リブ143が形成されている。
【0014】
このような形状・構造を有する本発明に係る結束具10は、可撓性のある合成樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のエンジニアリング樹脂のシートをプレス成形して、図6に示すように、複数個の結束具10を連結した構造の連結体22として一旦成形し、次いで、個々の結束具10に分離する方法により得られる。なお、連結体22において各結束具10を繋いでいる連接部24には、予め破断線26が設けられており、その破断線26を破断することにより、連結体22から複数個の結束具10が分離される。
【0015】
次に、上記のように構成される結束具の作用・効果について、説明すると、結束具に物品の被結束部分を結束させる場合、従来技術に係る結束具においては、図11の矢印Yに示す向きに物品1の束ねられた開口部3を押し付けるのであるが、本発明の結束具10においては、図2、図7及び図8に示すように、矢印Yよりも傾斜した矢印Xの方向に向かって物品の被結束部分28を押し付ける。このとき、本発明に係る結束具10の誘導領域19及び周縁領域20には第一リブ141が一対の傾斜リブとなっているので、この一対の傾斜リブが物品の被結束部分28をまず受け止める。
【0016】
続いて、図9に示すように、結束具10における一対の挿通領域18は、傾斜した物品の被結束部分28に押下げられ、それらの隙間を広げて、遂には物品の被結束部分28を挿通させて、図2の1点鎖線に示すように、物品の被結束部分28を結束領域16が包囲する。結束領域16には片持ち溝リブ142が迫り出しているとともに、その一部分に先鋭突起17が存在するので、それらが物品の被結束部分28を確実に結束かつ保持する。
【0017】
一旦、物品の被結束部分28を保持した結束具10には、第一、第二、第三の各リブ141,142、143が存在するので、本体部12そのものは屈曲変形耐性を発揮する。特に、第三リブの溝リブ143よりも深さの浅い第二リブである片持ち溝リブ142が他のリブよりも高い屈曲変形耐性を発揮して、物品の被結束部分28を強固に保持する。従って、本体部12を単に平らな合成樹脂片から形成した場合より屈曲変形耐性を増大させることかできので、本体部の厚みを、屈曲変形耐性の増大分に相応して薄くでき、その結果、本発明は結束具1個当たりに消費される合成樹脂量を低減できるという効果を発揮する。
【0018】
また、本発明に係る結束具10に対して、物品の被結束部分28を押し付ける方向Xは、従来技術に係る結束具の押し付け方向Yと異なるばかりでなく、物品の被結束部分28を第一リブである傾斜リブ141に対して押し付けることになるので、結束具10に対する物品の被結束部分28の感触は柔らかくなり、その結果、結束具10に対する物品の被結束部分28の押し付け力が小さくでき、ひいては物品の損傷を軽減できる。
【0019】
この事実は、結束具10に一旦結束された物品の結束を解くとき、小さな解除力で済むという付加的な効果を発揮する。図12に示すように、例えば、従来技術に係る結束具4を物品から開放するには、一対の挿通部7を指で互い違いに離間させる必要があり、このとき相当大きな離間力を作用させる必要があるが、本発明に係る結束具4においては、第一リブは溝リブでなく傾斜リブ141になっているので、比較的小さな離間力で一対の挿通領域18を離間させることが可能にある。
【0020】
本発明において本体部12の平らな部分に延展させた第三リブ143は葉脈状になっているので、木の葉状に形成した結束具10の外観の意匠性を高めるという効果を発揮している。
【0021】
本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施形態の一部分を変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、束状にされた物品を結束する分野に広く利用できる。
【符号の説明】
【0023】
1:物品
2:包装袋
3:開口部
4:結束具
5:本体部、
6:結束部
7:挿通部
10:結束具、
12:本体部
14:リブ部
141:第一リブ
142:第二リブ
143:第三リブ
16:結束領域
17:先鋭突起
18:挿通領域
20:周縁領域
22:連結体
24:連接部
26:破断線
28:被結束部
X,Y:矢印。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部と、その片面側に突出するリブ部とからなる物品の束を結束する結束具。
【請求項2】
前記リブ部は、前記本体部の外周領域に周設された第一リブ部と、内周領域に周設される第二リブ部と、同本体の平面領域に形成された第三リブ部とかなる物品の束を結束する結束具。
【請求項3】
前記第一リブ部は、前記本体部の外周領域を補強する傾斜リブであり、第二リブ及び第三リブはそれぞれ内周領域及び平面領域を補強する溝リブである請求項2記載の物品の束を結束する結束具。
【請求項4】
前記第二リブの深さは、第三リブ部の深さより浅い請求項3記載の物品の束を結束する結束具。
【請求項5】
前記本体部が木の葉状をなしている請求項1記載の物品の束を結束する結束具。
【請求項1】
1片の合成樹脂からなる平面がほぼC形をなす本体部と、その片面側に突出するリブ部とからなる物品の束を結束する結束具。
【請求項2】
前記リブ部は、前記本体部の外周領域に周設された第一リブ部と、内周領域に周設される第二リブ部と、同本体の平面領域に形成された第三リブ部とかなる物品の束を結束する結束具。
【請求項3】
前記第一リブ部は、前記本体部の外周領域を補強する傾斜リブであり、第二リブ及び第三リブはそれぞれ内周領域及び平面領域を補強する溝リブである請求項2記載の物品の束を結束する結束具。
【請求項4】
前記第二リブの深さは、第三リブ部の深さより浅い請求項3記載の物品の束を結束する結束具。
【請求項5】
前記本体部が木の葉状をなしている請求項1記載の物品の束を結束する結束具。
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2010−254373(P2010−254373A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−123569(P2009−123569)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(592256140)兼子電機株式会社 (15)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(592256140)兼子電機株式会社 (15)
【Fターム(参考)】
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