説明

物品包装方法及びその装置

【課題】紙巻きたばこ用の箱(2)の包装装置を提供する。
【解決手段】装置は、箱(2)を連続的に通路(P1)に沿って供給するコンベヤ(5)と、多数の加熱用ヘッド(14)とを備えていて、加熱用ヘッド(14)は箱(2)と接触し、それを通路(P1)に沿って接触ステーション(22)から引き抜きステーション(23)を供給していて;引き抜きステーション(23)に達すると、加熱用ヘッド(14)は通路(P1)に交差してそれぞれの箱(2)から引き抜かれ、そして通路(P1)に平行に引き抜きステーション(23)から接触ステーション(22)に搬送されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品包装方法及びその装置に関する。
【0002】
本発明は紙巻きたばこの包装に使用することのできるものであって、以下の説明は単なる例としての説明である。
【0003】
より詳しくは、本発明はたばこ製品の物品の包装装置に関するものであって、包装装置は、重複した少なくとも二つの部分を有している包装紙を形成するために、それぞれの物品の周囲に包装材料のシートを折り曲げるための折り曲げユニットと、包装紙を第一通路に沿って第一方向に搬送するための第一コンベヤとを備えている。包装装置は、熱を重複した二つの部分に伝達することにより、重複した二つの部分を接続する加熱用ヘッドと;少なくとも一つの加熱用ヘッドを、第一方向に、包装紙と同調しかつ接触して、第一通路の少なくとも一部分と平行に延在している第二通路に沿って、接触ステーションから引き抜きステーションへ搬送するための第二コンベヤと;を含んでいる。
【背景技術】
【0004】
例えば特許文献1に記載されているような公知のタイプの装置は、複雑で、高価であり、大きなものであり、そして運転停止を含めた非常にめん密なメンテナンスを必要とする欠点がある。
【0005】
別の物品包装装置は周囲に多数のシートを有している包装用ホィールを備えていて、そのホィール各々は各運転サイクルにおいて、それぞれの紙巻きたばこの群とそれぞれの包装材料のシートとをほぼ円形通路の作動ブランチに沿って入力ステーションから出力ステーションへ転送し、そしてほぼ円形通路のもどりブランチに沿って入力ステーションへもどってくる。
【0006】
この種の装置において、例えば特許文献3に開示されているように、それぞれの加熱用ヘッドが各シートに結合されていて第一実施形態と;多数の加熱用ヘッドが作動ブランチに沿ってほぼ固定された位置に設置されている第二実施形態とがある。
【0007】
前述の両実施形態には欠点がある。
第一実施形態には、比較的多数の加熱用ヘッドが含まれていて、その加熱用ヘッドはもどりブランチに沿っては利用されておらず;装置は高価で補修が複雑なものとなっていて:多数の加熱用ヘッドは同時に作動されねばならない。
【0008】
第二実施形態において、加熱用ヘッドと包装材料のシートとの間の接触は、比較的短かいので、包装材料のシートはそれぞれの紙巻きたばこの群周囲に正しく固定されるとは限らない。
【0009】
【特許文献1】国際公開第0249918号パンフレット
【特許文献2】米国特許公開第4887408号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第0764595号明細書
【特許文献4】欧州特許出願公開第1066206号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、前述の欠点の少なくとも一部を排除し、同時に安価で使用するのに簡単な方法と装置とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の目的は、独立請求項又は独立請求項に直接間接に従属している請求項のいずれか一項に記載の方法及び装置により達成されている。
【0012】
これに限定するものではないが、添付図面を参照し例を用いて本発明の実施形態を説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1において符号1は、紙巻きたばこ(図示せず)用のヒンジ式ふた付箱2(概略的に図示)をヒートシール包装材料シート3に包装するための装置全体を図示している。装置1が供給ホィール4と折り曲げユニット8とを備えていて、供給ホィール4は、一回につき一個の箱2をコンベヤ5に供給するためのものであり、そして箱2を入力ステーション6から出力ステーション7へ通路側に沿ってA方向に供給しており;折り曲げユニット8は包装材料のシート3各々を包装紙9を形成するべくそれぞれの箱2の周囲に折り曲げるためのものであり、その包装紙9は管状包装紙であって重複する二つの部分10及び11を有している(図8−10)。装置1が、供給ユニット12及びコンベヤ13を備えていて、その供給ユニット12は包装材料のシート3を入力ステーション6に供給するためのものであり、コンベヤ13は加熱用ヘッド14を通路P2に沿ってA方向に供給するためのものであり、そして第一通路P1の部分と平行に延在していて、従って、各運転サイクルにおいて、各加熱用ヘッド14はそれぞれの包装紙9と同期しかつ接触して進行する。各加熱用ヘッド14は、それぞれの包装紙9の二つの部分10及び11に熱を伝達することによりシールするようになっている。
【0014】
コンベヤ5がそれぞれの軸16周囲で回転するホィール15を備えていて、そのホィール15は周囲に多数のシートを備えていて、各シートは各運転サイクルにおいてそれぞれの包装紙9を収容するようになっている。
【0015】
折り曲げユニット8が可動部材18及び固定された相補部材19を備えていて、可動部材18は部分10を上向きに折り曲げるためのものであって、相補部材19は、ホィール15が回転するとき部分11をそれぞれの部分10に接触させ下向きに折り曲げる。
【0016】
コンベヤ13がホィール20を有していて、そのホィール20は軸16周囲を回転し、そして流体的あるいは他のタイプの多数のアクチュエータ21に一体に取り付けられている。各アクチュエータ21はそれぞれの加熱用ヘッド14を支持しかつ通路P1及びP2に交差して、詳しくは軸16に対して半径方向に移動するようになっている。
【0017】
加熱用ヘッド14は一列に配列されていて、そして使用時に隣接する加熱用ヘッド14が隣接する包装紙9に接触するように離間されている。
【0018】
さらなる実施形態において(図示せず)、コンベヤ13がサポートを通路P1及びP2に交差して、詳しくは軸16に対して半径方向に、移動するために、流体的又は他のタイプの一つのアクチュエータを備えていて、そのサポートに加熱用ヘッド14が一体に取り付けられている。
【0019】
加熱用ヘッド14各々がそれぞれの接触ステーション22に設置されている例を用いて、装置1の運転を説明する。
【0020】
この時点において、各アクチュエータ21はそれぞれの加熱用ヘッド14を対応する包装紙9に向けて移動しかつ包装紙9に接触させ挿入している(図1)。
【0021】
各加熱用ヘッド14が対応する包装紙9に接触すると、ホィール15及び20は、加熱用ヘッド14の列の先端の加熱用ヘッド14′が出力ステーション7のすぐ上流側に位置決めされるまで、A方向に調和して回転する(図2−5)。
【0022】
この時点において、各加熱用ヘッド14がそれぞれの引き抜きステーション23に位置していて、各アクチュエータ21がそれぞれの加熱用ヘッド14を対応する包装紙9から引き抜いている。
【0023】
加熱用ヘッド14がそれぞれの包装紙9から引き抜かれると、ホィール20が反転し、各加熱用ヘッド14をそれぞれの引き抜きステーション23からそれぞれの接触ステーション22へ通路P2に沿ってA方向と反対方向Bに連続的に供給するようになる(図6及び7)。
【0024】
先端の加熱用ヘッド14′の接触ステーション22′は、加熱用ヘッド14の列の最後尾の加熱用ヘッド14″の引き抜きステーション23″に実質上一致しているか、又は(別の実施形態において)その最後尾の加熱用ヘッド14″の引き抜きステーション23″から下流側に位置している。図示している実施形態において、接触ステーション22′は引き抜きステーション23″のすぐ下流側に位置している。
【0025】
ホィール20は、加熱用ヘッド14を第二速度V2でB方向に搬送していて、その第二速度は、ホィール20が加熱用ヘッド14をA方向に搬送する第1速度V1より速い速度である。
【0026】
より詳しくは、速度V1とV2とは次式で関係づけられている:
V2(n−m)×V1
ここで、V1は第一速度;V2は第二速度;nは加熱用ヘッド14の数;mはnより小さな整数;である。
図示した実施形態において、nは6に等しくて、mは2に等しくて、速度V1とV2とは次式で関係づけられている:
V22×V1
【0027】
nが1より大きい場合、mは、好ましくは1に等しくて;この場合装置1をうまく作動するために、接触ステーション22′は実質上引き抜きステーション23″に一致している。
【0028】
装置1の特殊な構造と運転とが、各加熱用ヘッド14と対応する包装紙9との間の接触を比較的長い間維持することにより、部分10のすぐれた密封性を提供している。さらに装置1が、比較的少ない数の加熱用ヘッド14を備えていて、その加熱用ヘッド14は、使用時に短かい軌道に沿って進行し、比較的まっすぐでコンパクトなコンベヤ13により移動されている。
【0029】
例示の実施形態は六個の加熱用ヘッド14を備えているけれども、装置1は、ただ一個の加熱用ヘッド14だけを、好ましくは少なくとも二つの加熱用ヘッド14を備えていてもよい。
【0030】
図示されていない別の実施形態において、装置1は、それぞれの箱2の周囲に包装材料のシート3を折り曲げ、かつ完全に固定させるための折り曲げシール部材を備えている。
【0031】
実施形態及び図面は箱2をヒートシール材料のシート3に包装するための装置1に関するものであるけれど、本発明は、ヒートセット接着剤及び/又はヒートシール接着剤を用いて接着された紙材料シート3を固定するのに適用することができる。
【0032】
前述の説明及び添付図は従来の紙巻きたばこ用のヒンジ式ふた付き箱2を固定することに関するものであるけれども、本発明は、紙巻きたばこの“軟質”な箱のようないずれのタイプの箱にも適用可能である。
【0033】
さらに、別の実施形態(図示せず)において、箱2の長手エッジ及び/又は横断は、丸味のある又は斜めの四角でないエッジであってもよい。例えば、長手エッジが丸味のある又は斜めの四角でないエッジであってもよくて、若しくは主な横断エッジが丸味のある又は斜めの四角でないエッジであってもよくて、特許文献3に開示されている紙巻きたばこ用箱のように);又はいくつかの長手エッジ及び横断エッジが四角でないエッジであって、両者が丸味のある又は斜めの四角でない長手及び横断エッジであってもよい。
【0034】
別の実施形態において(図示せず)、箱2は特許文献4に記載の紙巻きたばこ用箱と共通であってもよくて;この場合、主な側壁面は外向きに凸であって、二つの平坦な中央部分と二つの湾曲したしわのある側面バンドを備えている。
【0035】
本発明は、紙巻きたばこのカートン及び食料品、しゅ好品、又は化粧品のような紙巻きたばこ以外のパッケージにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、本発明における装置の概略側面図であって、分り易くするために部品が省略されている。
【図2】図2は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図3】図3は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図4】図4は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図5】図5は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図6】図6は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図7】図7は、図1における装置の概略側面図であって、運転状態の一つを図示している。
【図8】図8は紙巻きたばこ用箱を図1における装置により包装するステップの一つを図示している。
【図9】図9は紙巻きたばこ用箱を図1における装置により包装するステップの一つを図示している。
【図10】図10は紙巻きたばこ用箱を図1における装置により包装するステップの一つを図示している。
【符号の説明】
【0037】
1 物品包装装置
3 包装材料のシート
5 第一コンベヤ
9 包装紙
13 第二コンベヤ
14 加熱用ヘッド
22 接触ステーション
23 引き抜きステーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品の包装方法であって:
重複した少なくとも二つの部分(10,11)を有している包装紙(9)を形成するために、それぞれの物品(2)の周囲に包装材料のシート(3)を折り曲げる段階と;
前記包装紙(9)を第一通路(P1)に沿って第一方向(A)に搬送する段階と;
少なくとも一つの加熱用ヘッド(14)を用いて熱を前記重複した二つの部分(10,11)に伝達することにより、前記重複した二つの部分(10,11)を接続する段階であって、前記少なくとも一つの加熱用ヘッド(14)は、前記第一方向(A)に、前記包装紙(9)と同調しかつ接触して、前記第一通路(P1)の少なくとも一部分と平行に延在している第二通路(P2)に沿って、接触ステーション(22)から引き抜きステーション(23)へ供給されている、重複した部分を接続する段階と;を含んでいる物品の包装方法において、
前記加熱用ヘッド(14)が前記接触ステーション(22)において、包装紙(9)に接近し、そして前記重複した二つの部分(10,11)を接触するように、前記加熱用ヘッド(14)を前記第一通路(P1)及び前記第二通路(P2)に交差して移動させる段階と;
前記加熱用ヘッド(14)が前記引き抜きステーション(23)において、前記包装紙(9)から引き抜かれるように、前記加熱用ヘッド(14)を前記第一通路(P1)及び前記第二通路(P2)と交差して移動させる段階と;
前記加熱用ヘッド(14)を、前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ前記第二通路(P2)に沿って前記第一方向(A)と反対の第二方向(B)に搬送する段階と;を含んでいることを特徴とする、物品の包装方法。
【請求項2】
前記加熱用ヘッド(14)が前記接触ステーション(22)から前記引き抜きステーション(23)へ第一速度(V1)で搬送されていて;前記加熱用ヘッド(14)が前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ前記第二速度(V2)で搬送されており、前記第二速度(V2)は前記第一速度(V1)に等しいかより速い速度である、請求項1に記載の物品の包装方法。
【請求項3】
所定の数の加熱用ヘッド(14)が、前記第二通路(P2)に沿って一緒に、詳しくは一体化して搬送されていて;前記第一速度(V1)と前記第二速度とが次式により関係づけられていて:
V2(n−m)×V1
ここで、V1は前記第一速度、V2は前記第二速度、nは前記加熱用ヘッド(14)の所定数、mはnより小さな整数であって;前記加熱用ヘッド(14)の所定数は1より大きい、請求項2に記載の物品の包装方法。
【請求項4】
mが1に等しい、請求項3に記載の物品の包装方法。
【請求項5】
nが6でmが2に等しい、請求項3に記載の物品の包装方法。
【請求項6】
前記第一速度(V1)と前記第二速度(V2)とが次式により関係づけられている:
V22×V1
請求項5に記載の物品の包装方法。
【請求項7】
前記包装紙(9)が前記第一通路(P1)に沿って調和して供給されている、請求項1−6のいずれか一項に記載の物品の包装方法。
【請求項8】
前記加熱用ヘッド(14)が連続的に前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ搬送されている、請求項1−7のいずれか一項に記載の物品の包装方法。
【請求項9】
少なくとも二つの加熱用ヘッド(14)が、一緒に、詳しくはお互いに一体化して前記第二通路(P2)に沿って搬送されていて;前記少なくとも二つの加熱用ヘッド(14)は一列に配列されていて、従って先頭の加熱用ヘッド(14′)と最後尾の加熱用ヘッド(14″)があって;各加熱用ヘッド(14)は、それぞれの接触ステーション(22)と引き抜きステーション(23)との間で搬送されていて;前記先頭の加熱用ヘッド(14′)の前記接触ステーション(22′)は実質上前記最後尾の加熱用ヘッド(14″)の前記引き抜きステーション(23″)と一致しているか、又は前記最後尾の加熱用ヘッド(14″)の前記引き抜きステーション(23″)の下流側に位置している、請求項1−8のいずれか一項に記載の物品の包装方法。
【請求項10】
前記第一通路(P1)と前記第二通路(P2)との各々がそれぞれの円周のそれぞれの弧を形成していて、前記円周は同心である、請求項1−9のいずれか一項に記載の物品の包装方法。
【請求項11】
前記加熱用ヘッド(14)を前記第一通路(P1)及び前記第二通路(P2)と交差して移動させる前記段階中に、前記加熱用ヘッド(14)が前記円周に対して半径方向に移動されている、請求項10に記載の物品の包装方法。
【請求項12】
前記加熱用ヘッド(14)が前記接触ステーション(22)から前記引き抜きステーション(23)へ第一速度(V1)で搬送されていて;前記加熱用ヘッド(14)が前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ第二速度で搬送されており、前記第二速度は前記第一速度より速い速度である、請求項1−11のいずれか一項に記載の物品の包装方法。
【請求項13】
物品包装装置であって:
重複した少なくとも二つの部分(10,11)を有している包装紙(9)を形成するために、それぞれの物品(2)の周囲に包装材料のシート(3)を折り曲げるための折り曲げユニット(8)と;
前記包装紙(9)を第一通路(P1)に沿って第一方向(A)に搬送するための第一コンベヤ(5)と;
熱を前記重複した二つの部分(10,11)に伝達することにより、前記重複した二つの部分(10,11)を接続するための少なくとも一つの加熱用ヘッド(14)と;
前記少なくとも一つの加熱用ヘッド(14)を、前記第一方向(A)に、前記包装紙(9)と同調しかつ接触して、前記第一通路(P1)の少なくとも一部分と平行に延在している第二通路(P2)に沿って、接触ステーション(22)から引き抜きステーション(23)へ搬送するための第二コンベヤ(13)と;を含んでいる物品包装装置において、
前記加熱用ヘッド(14)が前記接触ステーション(22)において、包装紙(9)に接近し、そして前記重複した二つの部分(10,11)を接触し、そして前記引き抜きステーション(23)において、前記包装紙(9)から引き抜かれるように、前記加熱用ヘッド(14)を前記第一通路及び前記第二通路(P2)に交差して移動させる少なくとも一つのアクチュエータを備えていることと;
前記第二コンベヤが前記加熱用ヘッド(14)を、前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ前記第二通路(P2)に沿って前記第一方向(A)と反対の第二方向(B)に搬送することと;を特徴とする、物品包装装置。
【請求項14】
前記第二コンベヤが前記加熱用ヘッド(14)を前記接触ステーション(22)から前記引き抜きステーション(23)へ第一速度(V1)で搬送していて;前記加熱用ヘッド(14)を前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ前記第二速度(V2)で搬送しており、前記第二速度(V2)は前記第一速度(V1)に等しいかより速い速度である、請求項13に記載の物品包装装置。
【請求項15】
所定数の加熱用ヘッド(14)を備えていて、前記所定の数の加熱用ヘッド(14)が、前記第二通路(P2)に沿って一緒に、詳しくは一体化して搬送されていて、各々がそれぞれの前記包装紙(9)に接触されており;前記第一速度(V1)と前記第二速度とが次式により関係づけられていて:
V2(n−m)×V1
ここで、V1は前記第一速度、V2は前記第二速度、nは前記加熱用ヘッド(14)の所定数、mはnより小さな整数であって;前記加熱用ヘッド(14)の所定数は1より大きい、請求項14に記載の物品包装装置。
【請求項16】
mが1に等しい、請求項15に記載の物品包装装置。
【請求項17】
前記第一コンベヤ(5)が前記包装紙(9)を調和して搬送している、請求項13−16のいずれか一項に記載の物品包装装置。
【請求項18】
前記第二コンベヤ(13)が前記加熱用ヘッド(14)を連続的に前記引き抜きステーション(23)から前記接触ステーション(22)へ搬送している、請求項13−17のいずれか一項に記載の物品包装装置。
【請求項19】
少なくとも二つの加熱用ヘッド(14)を備えていて、前記少なくとも二つの加熱用ヘッド(14)がお互いに接続されていて、一緒に、詳しくはお互いに一体化して前記第二通路(P2)に沿って搬送されるようになっていて;前記少なくとも二つの加熱用ヘッド(14)は一列に配列されていて、従って先頭の加熱用ヘッド(14′)と最後尾の加熱用ヘッド(14″)があって;前記第二コンベヤ(13)が、各加熱用ヘッド(14)をそれぞれの接触ステーション(22)と引き抜きステーション(23)との間で搬送していて;前記先頭の加熱用ヘッド(14′)の前記接触ステーション(22′)は実質上前記最後尾の加熱用ヘッド(14″)の前記引き抜きステーション(23″)と一致しているか、又は前記最後尾の加熱用ヘッド(14″)の前記引き抜きステーション(23″)の下流側に位置している、請求項13−18のいずれか一項に記載の物品の包装装置。
【請求項20】
前記第一コンベヤ(5)が、それぞれの軸(16)周囲を回転する第一ホィール(15)を備えていて、前記第一ホィール(15)は、前記包装材料のシート(3)と前記それぞれの物品(2)とを収容するための少なくとも一つのシート(17)を備えており;前記第二コンベヤ(13)が前記軸(16)周囲を回転する第二ホィール(20)を備えている、請求項13−19のいずれか一項に記載の物品包装装置。
【請求項21】
前記第一及び第二ホィール(15,20)は、前記第二通路(P2)及び前記軸(16)が前記第一通路(P1)の反対側に位置するように設計されている、請求項20に記載の物品包装装置。
【請求項22】
前記アクチュエータ(21)は、前記加熱用ヘッド(14)を前記軸(16)に対して半径方向に移動する、請求項20又は21に記載の物品包装装置。
【請求項23】
nが6でmが2に等しい、請求項15に記載の物品包装装置。
【請求項24】
前記第一速度(V1)と前記第二速度(V2)とが次式により関係づけられている:
V22×V1
請求項23に記載の物品包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−22657(P2007−22657A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−196883(P2006−196883)
【出願日】平成18年7月19日(2006.7.19)
【出願人】(392003937)ジー.デー ソチエタ ペル アツィオニ (102)
【氏名又は名称原語表記】G.D SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】