物的賞品を備えたシンボル累積ゲームを有するゲーム・デバイス
複数のシンボルを備えた複数のリールを有する無料スピン・ゲームを含むゲーム・デバイスを提供する。シンボルは、少なくとも1つの賞品シンボルを含み、物的賞品が賞品シンボルと関連付けられている。一実施形態では、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて指定されたスピン回数だけリールを活性化即ちスピンする。ゲーム・デバイスは、ゲームにおいてリールをスピンし、リール上に示された任意の賞品シンボルを累積する。賞品シンボルの累積数が、物的賞品を勝ち取るために必要な賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ゲーム・デバイスの製造業者は、プレーヤにできるだけ多くの楽しみ及び興奮を与えるゲーム・デバイスを作成しようと懸命である。プレーヤが潜在的に大きな報償又はクレジットを勝ち取る好機を有する賭博ゲームを提供することは、プレーヤの楽しみや興奮を高める1つの方法である。プレーヤの楽しみや興奮を高める別の方法は、プレーヤに賭博ゲームにおいて物的賞品(physical prize)を勝ち取る潜在的可能性を与えることである。
【0002】
現在、ゲーム・マシン又はデバイスは、スロット・マシンのような賭博ゲームを提供し、プレーヤは機械的又はビデオ・リール上において当たりのシンボルの組合せを得る1回以上の好機を有する。当たりのシンボルの組合せは、同じペイラインに沿っている場合も、異なるペイライン上にあることもある(分散支払として知られている)。当たりのシンボルの組合せがゲームにおいて示されると、ゲーム・マシンは、発生した当たりのシンボルの組合せに関連付けられている1つ又は複数の報償をプレーヤに与える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
報償を得る好機を増大し、かつ、報償の大きさを増大するゲーム・デバイスが望ましい。加えて、物的賞品のような異なる種類の報償を与えるゲーム・デバイスも望ましい。したがって、プレーヤの楽しみ及び興奮を高めるためには、ゲーム・デバイスに新たなゲームを備えることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ゲーム・デバイスを提供し、具体的には、プレーヤがゲーム又は一連のゲームにおいて、物理賞品のような一意の報償又は賞品を得ることを可能にするゲーム・デバイスを提供する。本願の目的のため、「物的賞品」という用語は、非金銭的な物的賞品を含むものとする。動作において、ゲーム・デバイスは、多数の賞品シンボルを指定し、物的賞品を得るためにはこれらを累積しなければならない。指定された数の賞品シンボルを累積すると、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。
【0005】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モードあるいは複数の又は一連の無料スピン・ゲームにおいて指定された数の賞品シンボルが累積されたとき、物的賞品をプレーヤに与える。本願の目的のために、1又は複数の無料のスピン・ゲームを、ここでは、無料スピン・ゲームと呼ぶ。この実施形態では、ゲーム・デバイスは、主ゲームにおいて、複数のシンボルを有する複数のリールを表示する。シンボルは、少なくとも1つの賞品シンボルを含む。一実施形態では、賞品シンボルは、腕時計、自転車、自動車、ボートのような、物的賞品を表し、特定の物的賞品を表す画像を含む。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、主ゲームにおいて、(1回の活性化というような)初期活性化回数だけリールをスピン即ち活性化する。主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じた場合、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード又はゲームを開始し、指定数の無料スピンをプレーヤに与える。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・モードでリールをスピンし、無料スピンを用いてリール上に示される賞品シンボルを累積する。一実施形態では、プレーヤはリールの任意のものに示される賞品シンボルを累積する。別の実施形態では、プレーヤは、リールと関連付けられた指定の1つ又は複数のペイライン上に示される賞品シンボルを累積する。
【0006】
ゲーム・デバイス又はプレーヤは、残っている無料スピン即ち無料活性化がなくなるまで、又は無料スピンにおいてリール上に示された賞品シンボルの累積数が、物的賞品を得るために必要な賞品シンボルの指定数を達成するまで、無料スピン・モードにおいてリールをスピン即ち活性化し続ける。賞品シンボルの累積数が賞品シンボルの指定数を達成した場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルと関連付けられた物的賞品をプレーヤに授与する。このような場合、主ゲームは終了すればよく、あるいは、ゲーム・デバイスは、主ゲームで用いるためにプレーヤに残っている無料スピンがあれば無料スピンを実行させることができ、すなわちプレーヤに別の物的賞品を求めて無料スピンを続けて試させてもよい。
【0007】
物的賞品は、ゲーム・デバイスの所在地又は遠隔位置においてプレーヤに与えることができる。一実施形態では、ゲーム・デバイスがゲームにおいて物的賞品をプレーヤに授与するとき、チケット、レシート、又はその他の適した媒体上に賞品コードを発生する。チケット又はレシート上のコードによって、プレーヤは、ゲーム・センタ内部のある所定の場所、あるいは店舗、倉庫、又はその他の適した償還場所のようなゲーム・センタ外部で、物的賞品を請求することができる。チケット又はレシート上のコード即ち情報は、電話回線、インターネット接続又はその他の適した通信媒体を通じて、データベースに入力することもできる。物的賞品は、郵便又は宅配サービスによってプレーヤに届けることができる。代替実施形態では、ゲーム・マシン自体が物的賞品をプレーヤに与えることができる。
【0008】
賞品シンボルの累積数が賞品シンボルの指定数にとどかない即ちこれに達しない場合、プレーヤは、無料スピン・モード即ちゲームにおいて得られた何らかの報償を受け取り、主ゲームに戻る。
【0009】
一実施形態では、無料スピン・モード即ちゲームにおいて物的賞品を得るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数は、初期無料スピン・ゲームにおいて、即ち、無料スピン・ゲームにおける初期スピン回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも大きい。したがって、この実施形態では、プレーヤは、無料スピン即ち無料活性化(即ち、別のトリガ・イベント)のような少なくとも1回のリールの再トリガを得て、ゲームにおいて賞品シンボルの指定数を得る即ち累積する好機を有する必要がある。一実施形態では、トリガ・イベントは、リール上に示される再活性化、再スピン、再トリガ・シンボルとすればよい。別の実施形態では、トリガ・イベントは、リール上に示されるシンボルの組み合わせである。尚、トリガ・イベントは、適宜のトリガ・イベントであればよいことは認められるであろう。プレーヤがゲームにおいてトリガ・イベントを得られなかった場合、プレーヤは、この実施形態では、ゲームにおいて賞品シンボルの指定数を得る即ち累積することができず、したがって物的賞品は得られない。
【0010】
別の実施形態では、賞品シンボルの指定数は、複数の別個に誘起すなわちトリガされたゲームにわたって累積される。このような実施形態の1つでは賞品シンボルの指定数は、複数の主ゲームと関連付けられた複数の無料スピン・ゲームにわたって累積される。初期状態において、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積すべき賞品シンボルの数を指定する。各主ゲームにおいて、ゲーム・デバイスは、プレーヤが行った賭けに基づいて、リールの1回又は複数回のスピンを与える。各主ゲームにおけるトリガ・イベントにおいて、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード即ち無料スピン・ゲームを開始し、指定回数の無料スピンをプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームの各々において、指定された回数の無料スピンだけリールをスピン即ち活性化する。この実施形態では、無料スピン・ゲームにおいてリール上に示された賞品シンボルがプレーヤ用に累積される(賞品シンボルは、1又は複数回の主ゲームにおいては累積されず、したがって、トリガ・イベントが主ゲームにおいて生じない場合、プレーヤは賞品シンボルを全く累積しないことになる)。賞品シンボルの累積数が1ゲームにおいて賞品シンボルの指定数に達しない、即ち、これに等しくならない場合、賞品シンボルの累積数は、例えば、他の主ゲームにおいてトリガされる1回以上の無料スピン・ゲームのような、指定回数の後続の無料スピン・ゲームの間、維持、保持、又は保存される。賞品シンボルの累積数が、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数に達せず、無料スピン・ゲームの指定回数に達した即ちそれだけの回数プレーした場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルの累積数を0にリセットする。尚、賞品シンボルの累積数は、適宜の数値にリセットしてもよい。
【0011】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の主ゲームにわたって累積する必要がある賞品シンボルの数を指定する。ゲーム・デバイス又はプレーヤはリールをスピンし、主ゲーム毎にリール上に示されるあらゆる賞品シンボルを累積する。主ゲームの各々において累積された賞品シンボルは、指定された回数の主ゲームの間、保持又は保存される。賞品シンボルの累積数が、その主ゲームのプレー回数の間に物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは、物的賞品をプレーヤに授与する。尚、賞品シンボルは、主ゲーム、副ゲーム、無料スピン・ゲーム又はこの中のゲームのあらゆる組み合わせにおいて累積すればよい。
【0012】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、主ゲーム又は無料スピン・ゲームのようなゲームにおいて残りの活性化(activation)がなくなったときに、賞品シンボルの累積数を0にリセットする。他の実施形態では、ゲーム・デバイスは、ランダムに決定した又は所定のゲーム回数の後、累積した賞品シンボルを0にリセットする。尚、ゲーム・デバイスは、所定数又はランダムに決定した数の賞品シンボルというように、累積した賞品シンボルを適宜の数にリセットしてもよい。また、ゲーム・デバイスは、各ゲーム、ランダム回数のゲーム、所定回数のゲーム、又は適宜回数のゲームの後に、賞品シンボルをリセットすればよい。
【0013】
一実施形態では、賞品シンボルの指定数がリール上で累積されたときに、ゲーム・デバイスは1つの物的賞品をプレーヤに授与する。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは複数の物的賞品から1つの物的賞品を授与する。この実施形態では、物的賞品は、腕時計のような、同じ様式の物的賞品としてもよいが、異なる価値を有する。このような実施形態の1つでは、プロセッサは、等しく重み付けした確率又は等しくなく重み付けした確率に基づいてランダムに賞品を決定することができる。また、物的賞品は、腕時計、自動車、テレビジョン、及びボートのような、異なる種類の物的賞品にしてもよい。更に別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、指定数の賞品シンボルが累積されたとき、プレーヤに複数の物的賞品から1つの物的賞品を選択させる。別の実施形態では、ゲームにおけるリールは、複数の異なる賞品シンボルを含む。この実施形態では、異なる賞品シンボルの各々には、異なる物的賞品、又は異なる価値を有する同じ種類の物的賞品が関連付けられている。プロセッサは、物的賞品の各々を得るためにゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定する。賞品シンボルの指定数は同一でも異なっていてもよい。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤはゲームにおいてリールをスピン即ち活性化する。賞品シンボルの累積数が、物的賞品の1つと関連付けられた賞品シンボルの指定数を達成した、即ち、これに達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。一実施形態では、物的賞品に重み付けし、人気がある又は価値が高い物的賞品ほど、多くの数の賞品シンボルを累積しなければならないようにする。この実施形態では、双方の物的賞品に対する累積賞品シンボルをプレーヤに表示することができる。
【0014】
更に別の実施形態では、本発明をカード・ゲームに採用する。カード・ゲームは、シンボルを含む複数のカードを含み、シンボルの少なくとも1つが賞品シンボルを含む。ゲーム・デバイスは、前述のよう、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定し、ポーカの持ち札のように、カードの持ち札(card hands)をプレーヤに配る。プレーヤは、ゲームにおいてプレーヤ・カード上に示されるいずれの賞品シンボルでも累積する。カード上の賞品シンボルの累積数が、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに与える。
【発明の効果】
【0015】
したがって、本発明の利点の1つは、ゲームにおいて物的賞品をプレーヤに与えるように動作可能なゲーム・デバイスを提供することができることである。
本発明の更に別の利点は、ゲームにおいて数種類の異なる物的賞品を与えるように動作可能なゲーム・デバイスを提供することができることである。
【0016】
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面と関連付けた、以下の詳細な開示から明白となろう。図面においては、同様の番号は同様の部分、要素、構成要素、ステップ及びプロセスを示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
これより図面を参照すると、本発明のゲーム・デバイスの2つの実施形態が、ゲーム・デバイス10a及びゲーム・デバイス10bとしてそれぞれ、図1A及び図1Bに示されている。ゲーム・デバイス10a及び/又はゲーム・デバイス10bを、全体的にここではゲーム・デバイス10と呼ぶ。ゲーム・デバイス10は、一実施形態では、制御部、ディスプレイ、及び従来のスロット・マシンの構造を有するスロット・マシンである。これは、プレーヤが起立又は着座しながら操作できるように構成されている。しかしながら、ゲーム・デバイス10は、パブ・スタイル又はテーブル・トップ・ゲーム(図示せず)として構成することもでき、この場合プレーヤは着座しながら操作することができることが好ましい。更に、ゲーム・デバイス10は、図1A及び図1Bに示す設計に例示するように、キャビネット及びディスプレイ設計を変更して構成することもできる。
【0018】
ゲーム・デバイス10は、ハンド・ヘルド・ビデオ・ゲーム・デバイスを動作させるための着脱可能なカートリッジに格納されているプログラム・コードとして実現することもできる。また、ゲーム・デバイス10は、プレーヤがデスクトップ又はラップトップ・パーソナル・コンピュータあるいはその他のコンピュータ化プラットフォームにおいて用いることができるディスク又はその他のメモリ・デバイス上に格納されているプログラム・コードとして実施することもできる。これらの実施形態では、ゲーム・デバイスは、ゲーム・デバイスがゲームにおいて物的賞品をプレーヤに授与するとき、賞品コード又はレシートあるいはその他の適した物的賞品識別子を発生する。コード又はレシートは、プレーヤが店舗、倉庫(warehouse)又はその他の適した償還場所のような所定の場所で物的賞品を請求できるようにする。レシート上のコード又は情報は、電話回線、インターネット接続又はその他の適した通信媒体を通じてデータベースに入力することもできる。次いで、物的賞品を前述のようにプレーヤに渡す。
【0019】
ゲーム・デバイス10は、スロット、ブラックジャック、ポーカ又はキーノのような任意の主ゲーム即ち基本ゲームも、任意の副イベント即ちボーナストリガ・イベント、及び適宜のボーナス・ラウンド・ゲームも組み込むことができる。ゲーム・デバイス10上及び内で用いられるシンボル及び指標は、機械的、電気的、電子的、又はビデオ形態とすることができる。
【0020】
図1A及び図1Bに示すように、ゲーム・デバイス10は、硬貨スロット12及び紙幣受入部14を含み、ここにプレーヤが金銭、硬貨又はトークンを挿入する。プレーヤは、硬貨を硬貨スロット12内に入れるか、あるいは紙幣又はチケット・バウチャを紙幣受入部14に入れることができる。クレジット・カード又はデビット・カードのためのリーダや承認器のような、別のデバイスも支払を受け入れるために用いることができる。プレーヤが金銭をゲーム・デバイス10に挿入すると、預けた金額に対応する数のクレジットがクレジット・ディスプレイ16に示される。しかるべき金額を預けた後、プレーヤは、アーム18を引くことにより、又はプレー・ボタン20を押すことによってゲームを開始することができる。プレー・ボタン20は、プレーヤがゲーム・デバイスにおいて任意のゲーム又は一連のイベントを開始するときに用いられる任意のプレー起動部とすることもできる。
【0021】
図1A及び図1Bに示すように、ゲーム・デバイス10は、賭け金ディスプレイ22及びベット1ボタン24も含む。プレーヤは、ベット1ボタン24を押すことによって、賭けを行う。プレーヤがベット1ボタン24を押す毎に、1クレジットずつ賭け金を増やすことができる。プレーヤがベット1ボタン24を押すと、クレジット・ディスプレイ16に示されるクレジット数が1だけ減少し、賭け金ディスプレイ22に示すクレジット数が1だけ増加する。
【0022】
プレーヤは、払戻ボタン26を押すことによって、残りのクレジット数に対応する数の硬貨を払い戻し、受け取ることができる。プレーヤが払い戻しを受けるとき、プレーヤは硬貨払戻トレイ28において硬貨を受けることができる。ゲーム・デバイス10は、会計によって償還可能なクレジット・スリップ、又はプレーヤのクレジットを追跡する電子的記録可能カードのような別の払い戻し機構も採用することができる。
【0023】
また、ゲーム・デバイス10は、1つ以上のディスプレイ・デバイスも含む。図1Aに示す実施形態は、ディスプレイ30を含み、図1Bに示す代替実施形態は、中央ディスプレイ・デバイス30と、上方表示エリア32とを含む。
【0024】
ゲーム・デバイス10は、3〜5個用の複数のリール34を、ディスプレイ・デバイスの1つ以上において機械的又はビデオ形態で表示する。ディスプレイ・デバイスは、ガラス、ビデオ・モニタ又は画面というようないずれの視認面、液晶ディスプレイ、あるいはその他のいずれか表示機構を含む。リール34がビデオ形態の場合、ビデオ・リール34のディスプレイ・デバイスは、好ましくは、ビデオ・モニタである。
【0025】
各リール34は、ベル、ハート、果物、数値、文字、バー、又はゲーム・デバイス10に関連するテーマに対応する他の画像というような、複数の指標を含む。更に、ディスプレイ・デバイス10は、サウンドを製作する又は音楽を再生するためのスピーカ36を含む。
【0026】
図2に示すように、ゲーム・デバイス10の全体的な電子構成は、好ましくは、プロセッサ38、プログラム・コード又はその他のデータを格納するメモリ・デバイス40、中央ディスプレイ・デバイス30、上方ディスプレイ・デバイス32、サウンド・カード42、複数のスピーカ36、1つ以上の入力デバイス44を含む。プロセッサ38は、好ましくは、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラに基づくプラットフォームであり、画像、シンボル、ならびに人、キャラクタ、場所、物、及びカードの面というようなその他の指標を表示することができる。メモリ・デバイス40は、メモリ・デバイス40は、イベント・データあるいは個々のゲームの間に発生する又は使用するデータを格納するランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)46を含む。また、ゲーム・デバイス40は、適用可能なゲーム規則及び支払い表に応じて個々のゲームをプレーするようにゲーム・デバイス10を制御する、プログラム・コードを格納するリード・オンリ・メモリ(「ROM」)48も含む。
【0027】
図2に示すように、プレーヤは、プル・アーム18、プレー・ボタン20、ベット1ボタン24、及び払戻ボタン26のような入力デバイス44を用いて信号をゲーム・デバイス10に入力する。場合によっては、従来のビデオ・モニタ・ディスプレイ・デバイスの代わりに、タッチ・スクリーン50及び連動するタッチ・スクリーン・コントローラ52を用いることが好ましい。タッチ・スクリーン50及びタッチ・スクリーン・コントローラ52は、ビデオ・コントローラ54及びプロセッサ38に接続されている。プレーヤは、タッチ・スクリーン50のしかるべき位置に接触することにより、信号をゲーム・デバイス10に入力することができる。更に図2に示すように、プロセッサ28は硬貨スロット12又は支払い受入部14に接続する。プロセッサ38は、プレーヤに、ゲームを開始するためには、ある量の金銭を預けることを要求するようにプログラムすることができる。
【0028】
尚、プロセッサ38及びメモリ・デバイス40は本発明の好ましい実施態様であるが、本発明は、1つ以上の特定用途集積回路(ASIC)又はその他のハードワイヤ・デバイス、あるいは機械的デバイス(集合的に又は代わりに、ここでは「プロセッサ」と呼ぶ)を用いることによって、実施することもできる。更に、プロセッサ38及びメモリ40は、各ゲーム・デバイス10上に位置することが好ましいが、それらの機能の一部又は全部を、ネットワーク・サーバのような中央位置に設け、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット接続、マイクロ波リンク等を通じることにより、プレー・ステーションに通信することも可能である。プロセッサ38及びメモリ40を、ここでは全体的に「コンピュータ」又は「コントローラ」と呼ぶ。
【0029】
図1A、図1B及び図2を参照すると、ゲーム・デバイス10を操作するには、一実施形態では、プレーヤはしかるべき額の金銭又はトークンを硬貨スロット12又は紙幣受入部14に挿入し、次いでアーム18を引くかあるいはプレー・ボタン20を押下しなければならない。次いで、リール34がスピンし始める。最終的に、リール34は停止位置に来る。プレーヤにクレジットが残っている限り、プレーヤは再度リール34をスピンすることができる。リール34が何処で停止したかに応じて、プレーヤは追加のクレジットを勝ち取ることができることも、できないこともある。
【0030】
このようにクレジットを勝ち取ることに加えて、ゲーム・デバイス10は、ボーナス・ラウンドにおいてクレジットを勝ち取る好機をプレーヤに与える。この種のゲーム・デバイス10は、プレーヤがゲームにおいて資格付与条件を達成したときに自動的にボーナス・ラウンドを開始するプログラムを含む。資格付与条件は、ディスプレイ・デバイス上における指標の特定の配列とすることができる。ゲーム・デバイス10は、ビデオ系中央ディスプレイ・デバイス30を用いて、プレーヤにボーナス・ラウンドをプレーさせるようにすることができる。好ましくは、資格付与条件は、複数のリール34の1つ以上に現れる指標の所定の組合せである。図1A及び図1Bに示す5リール・スロット・ゲームに図示するように、資格付与条件は、ペイライン56に沿った3つの隣接するリール34上に現れる数値7とすることができる。尚、本発明は、ペイライン56のような、1つ以上のペイラインを含むことができ、ペイラインは、水平、対角線、又はそのいずれの組合せでも可能であることは認められよう。一実施形態では、本発明は主要即ち基本ゲームにおいて誘起すなわちトリガされるボーナス即ち副ゲームに用いられる。
【0031】
シンボル累積ゲーム
本発明は、ゲーム・デバイス、特にプレーヤが物的賞品を得ることができるゲーム・デバイスを提供する。
【0032】
これより、図3を参照する。ゲーム・デバイス10の一実施形態は、複数のリール34a、34b及び34cを含み、これらは主ゲームにおいてプレーヤに表示される。図3では、ゲーム・デバイスは3つのリール34a、34b及び34cを表示している。しかしながら、ゲームでは適宜の数のリールを用いてもよい。リールは、複数のシンボル100を含み、少なくとも1つの賞品シンボル102を含む。腕時計又はその他の適した物的賞品のような物的賞品(図示せず)が、賞品シンボル102と関連付けられている。図3に示す実施形態では、シンボル100は数値又は値を含む。しかしながら、シンボル100は、数値、文字、キャラクタ、あるいは適したシンボル又は画像のいずれでも含むことができる。同様に、賞品シンボル102は、シンボル、キャラクタ、又は画像等の適宜のものでよい。図3に示す一例では、賞品シンボル102は、腕時計の画像を表し、これがこのゲームの物的賞品である。賞品シンボル102と関連付けられる物的賞品は、腕時計、自転車、自動車、ボートのような、適宜の物的賞品を含むことができる。
【0033】
図示の実施形態では、少なくとも1つのペイラインがリールと関連付けられ、1つ以上の指定したペイライン上にシンボルを示すようにしている。図3では、3つのペイライン56a、56b及び56cがリール34a、34b及び34cと関連付けられている。しかしながら、適宜の数のペイラインをリールと関連付けてもよい。
【0034】
また、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルの累積数を表示し示す賞品シンボル・ディスプレイ104も含む。一実施形態では、賞品シンボル・ディスプレイ104は、1つ以上の賞品シンボル・インディケータ105a、105b、105c、105d、105e及び105fを含む。賞品シンボル・インディケータの数は、物的賞品を得るために累積しなければならない、指定された賞品シンボル数に等しい。賞品シンボル・インディケータは、賞品シンボルがリール上に示されたときに強調される。例えば、スピンの後に2つの賞品シンボルがリール上に示された場合、賞品シンボル・インディケータの内2つを強調し、プレーヤが2つの賞品シンボルを累積したことを示す。一実施形態では、少なくとも1つの照明デバイス(図示せず)が賞品シンボル・インディケータと共に動作する。照明デバイスは、1つ以上の賞品シンボル・インディケータを照明即ち強調し、リール上に示されている賞品シンボルの数を示す。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の照明デバイスを含み、その場合、少なくとも1つの照明デバイスが、賞品シンボル・インディケータの各々に接続されている。尚、賞品シンボル・インディケータを強調する即ち示すためには、適宜の強調又は指示方法を用いてよい。加えて、賞品シンボル・インディケータは、賞品シンボル(即ち、物的賞品)の画像を表すシンボルを含む。尚、賞品シンボル・インディケータは、適宜のシンボル、キャラクタ、数値、文字又は画像のいずれでもよい。
【0035】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106も含み、ゲームにおいて残っているスピン即ち活性化の回数を示す。加えて、総報償ディスプレイ108が、ゲームにおいてプレーヤが累積した総報償を示す。総報償がある場合、ゲームの終了時に総報償ディスプレイ108に表示されるのは、そのゲームに対してプレーヤに与えられる総報償である。
【0036】
一実施形態では、本発明は、主ゲーム又はその他の適したゲームにおけるトリガ・イベントの発生時に、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームに用いられる。トリガ・イベントは、リール上に現れる特定のシンボル又はシンボルの組合せというような、適宜のトリガ・イベントであればいずれでもよい。プロセッサは、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために、そのゲームにおいてリール上で累積すべき賞品シンボルの数を指定する。指定された数の賞品シンボルは、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、又は他の適宜の決定方法にしたがって決定してもよい。次に、賞品シンボル・ディスプレイ104における賞品シンボル・インディケータ105の数を、無料スピン・ゲームにおいて累積すべき、指定された賞品シンボル数に等しく設定する。したがって、賞品シンボル・インディケータ105によって、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおける任意の時点において、物的賞品を勝ち取るためには、リール上にいくつの賞品シンボルが示されなければならないか判断することができる。
【0037】
また、プロセッサは、主ゲームの開始時に、リールのスピン即ち活性化の回数も指定する。スピンの回数は、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、プレーヤが行う賭けに基づいても、又は他の適宜の方法で決定してもよい。次いで、プレーヤに与えられるスピンの回数が残余スピン・ディスプレイ106に示される。一実施形態では、リールのスピン回数は、ゲームにおいてリールをスピンする毎に1ずつ減少する。尚、スピン回数は、ランダムな量、所定の量、又はゲーム実施者が望む、所定の量だけでも減少してもよい。
【0038】
ゲームにおいて、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、主ゲームにおいて指定されたスピン回数だけリールを活性化即ちスピンする。主ゲームにおいて、リールのスピンの内1回においてトリガ・イベントが生じた場合、ゲーム・デバイスは無料スピン・ゲームを開始する。次いで、ゲーム・デバイスは、プレーヤに無料スピン・ゲームにおいて指定された回数の無料スピンを与える。リールの無料スピンの間、ゲーム・デバイスは、シンボル100、又はリール上で示されるシンボルの組合せと関連付けられた任意の報償を提供する。また、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいてリール上に示される任意の賞品シンボル102も累積する。1つ以上の賞品シンボル102がリール上に示された場合、賞品シンボル・インディケータ105が賞品シンボル・ディスプレイ104において強調即ち照明され、プレーヤがゲーム中に累積した賞品シンボルの総数を示す。一実施形態では、賞品シンボル・インディケータ105は、ゲームにおいてリール上に賞品シンボル102が示される毎に強調即ち照明される。別の実施形態では、ゲームにおいてリール上に賞品シンボルが示される毎に、所定数の賞品シンボル・インディケータが強調される。これは、予め決定しておいても、ランダムに決定しても、又はプレーヤの賭けた金額のような他の適した要因に基づいて決定してもよい。尚、ゲームにおいてリール上に賞品シンボルが示される毎に強調即ち照明される賞品シンボル・インディケータは、適宜数でよい。
【0039】
賞品シンボルの総累積数が、無料スピン・ゲームにおいて累積すべき指定の賞品シンボル数を達成した、即ち、到達した場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボル102と関連付けられた物理賞品をプレーヤに授与する。このような場合、ゲームを終了することができ、あるいは、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106に示されている、残りの無料スピン回数をプレーヤに与えることもできる。
【0040】
プレーヤが無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るための、指定された数の賞品シンボル102を累積しなかった場合、ゲームは終了し、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108に示されている総報償をプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイスは、賞品ディスプレイ104を0にリセットし、累積されている賞品シンボル数が0であることを示す。ゲーム・デバイスは、各無料スピン・ゲームの後、プレーヤが無料スピン・ゲームにおいてリール34上に指定した数の賞品シンボル102を累積するまで、賞品シンボル・ディスプレイ104をリセットし続ける。尚、賞品シンボル・ディスプレイにおける賞品シンボル・インディケータ105は、0、所定の数値、ランダムに決定した数値、あるいは適宜の数値にリセットしてもよい。
【0041】
本発明は、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームに用いられるが、これを主ゲーム即ち基本ゲーム、副ゲーム即ちボーナス・ゲーム、あるいは適宜のゲームのいずれにおいて用いてもよい。
【0042】
これより図4A〜図4Eを参照して、図3の実施形態の一例を説明する。ここでは、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームにおいて、リール34の4回の無料活性化、即ち無料スピンをプレーヤに与える。この例では、物的賞品は腕時計(図示せず)であり、賞品シンボル102は物的賞品(即ち、腕時計)の画像を表す。また、報償には、数値であるシンボル100の各々が関連付けられている。報償は、ペイライン56b上に示される数値(即ち、シンボル)の値に等しい。ゲームでは、ゲーム・デバイスは、物的賞品(即ち、腕時計)を得るためにゲームにおいて累積すべき賞品シンボル102の数を指定する。この数は6である。賞品シンボル102は、無料スピン・ゲームにおいてリールと関連付けられたペイラインのいずれかに示される可能性がある。したがって、プレーヤは、賞品シンボル102と関連付けられた物的賞品(即ち、腕時計)を受けるためには、無料スピン・ゲームにおいて、リールのいずれかに6つの賞品シンボル102即ち腕時計シンボル102を累積しなければならない。賞品シンボルの指定された数である6は、6つのシンボル・インディケータ105a、105b、105c、105d、105e及び105fによって表され、ディスプレイ・デバイスの上面に表示される。ゲームにおいて、賞品シンボル102がリール34上で示される毎に、ディスプレイ30又は32上において賞品シンボル・インディケータ105が強調即ち照明される。無料スピン・ゲームにおいてリール上に指定された数の賞品シンボル102が示された場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボル102と関連付けられた物的賞品をプレーヤに与える。
【0043】
図4Bを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームにおいて、最初にリール34を活性化即ちスピンする。この例では、ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられた報償をプレーヤに与える。先に述べたように、賞品シンボル102は、リールと関連付けられたペイラインのいずれに示されてもよい。最初の無料スピンにおいて、40の報償が、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられている。40の報償は、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられた15、20及び5の値を加算することによって決定される。この報償を、総報償ディスプレイ108によって示されるように、総報償ディスプレイに加算又は転送する。加えて、この無料スピンにおいて、リール34上に1つの賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105aの1つが照明即ち強調され、その無料スピンにおいて示された1つの賞品シンボルを表す。ここで、プレーヤは、賞品シンボル・ディスプレイ104が示すように、この無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るためには、リール上に5つ更に賞品シンボルを示す必要がある。残りスピン・ディスプレイ106に示すように、残りの無料スピンは3回である。
【0044】
図4Cを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームにいて二度目のリール活性化即ちスピンを行う。ペイライン56b上に示される5、5及び25のシンボルの値と関連付けられた35の報償が、プレーヤに与えられる。35の報償は、プレーヤのこれまでの報償である40に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、プレーヤに75の総報償を与える。加えて、このスピンにおいて、リール上に2つ更に賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105b及び105cが照明即ち強調され、このスピンにおいてリール34上に示された2つの賞品シンボルを表す。この時点では、プレーヤは、物的賞品を得るためには、ゲームにおいて更に3つ賞品シンボル102を累積すればよい。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・ゲームには2回の無料スピンが残っている。
【0045】
図4Dを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、ゲームにおいて3回目のリール34の活性化即ちスピンを行う。このスピンでは、ペイライン56b上に示されるシンボルと関連付けられた5の報償がプレーヤに与えられ、プレーヤの総報償である75に加算される。この時点で、プレーヤは、総報償ディスプレイ108が示すように、合計80の報償を有する。また、このスピンにおいてリール上に更に2つの賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105d及び105eが強調即ち照明され、リール上で示される2つの賞品シンボルを表す。この時点では、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおける賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得るためには、あと1つ余計に賞品シンボルを得ればよい。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、ゲームには1回のスピンしか残っていない。
【0046】
図4Eを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは無料ゲームにおいて最後のリール・スピンを行う。ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されているシンボルに基づいて、45の報償をプレーヤに与える。賞品シンボルは、ゲームにおけるこのスピンでは、リール上に示されなかった。したがって、プレーヤは、ゲームにおける物的賞品を得るのに必要な最後の賞品シンボルを得られなかったことになる。45の報償がプレーヤのこれまでの総報償である85に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、新たな総報償である125がプレーヤに与えられる。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、プレーヤには無料スピン・ゲームでは無料スピンが全く残っておらず、したがってゲームは終了する。プレーヤは、主ゲーム、又は他の適当なゲームに戻ることができる。
【0047】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、次の無料スピン・ゲームの前に、賞品シンボル・インディケータ105を0にリセットする。次いで、ゲーム・デバイスは、累積すべき新たな数の賞品シンボルを指定し、その無料スピン・ゲームに対して新たな無料スピン即ち無料活性化の回数を指定する。
【0048】
別の実施形態では、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために当該ゲームで累積する必要がある、指定の賞品シンボル数は、ゲームにおいて累積することができる賞品シンボル数よりも多い。したがって、プレーヤが物的賞品を得るためにゲームにおいて指定数の賞品シンボルを累積することができるようになるには、無料スピン・ゲームで少なくとも1回の追加のトリガ・イベントが生じなければならない。一実施形態では、トリガ・イベントが生ずるのは、少なくとも1つの再トリガ又は再活性化シンボルがリール上で示されるときである。この実施形態では、ゲーム・デバイスは、リール上で再活性化シンボルが示される毎に、リールの無料スピンのような、少なくとも1回のリールの再スピンすなわちは再トリガを与える。
【0049】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスがリールを再活性化、再スピン、又は再トリガするのは、少なくとも1つの再活性化シンボルを含むシンボルの組合せがリール上に現れたときである。更に別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、再活性化シンボルがリール上で示されたときに、指定された回数のスピンだけ、リールを再活性化する。スピン即ち活性化の指定数は、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、また適宜の決定方法に応じて決定してもよい。尚、再活性化シンボルは、適宜のシンボル、キャラクタ又は画像でよい。また、トリガ・イベントは、リール上に示されるシンボル、リール上で示されるシンボルの組合せ、又はゲーム実施者が望む適宜のトリガ・イベントであればよい。
【0050】
これより図5A〜図5Dを参照し、前述の実施形態の一例を説明する。ここでは、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な数の賞品シンボルを累積するためには、無料スピン(即ち、トリガ・イベント)のような、少なくとも1回のリールの再活性化、再スピン、又は再トリガを得なければならない。この例では、ゲーム・デバイスは、複数のシンボルを含む複数のリールを表示する。シンボルは、2つの賞品シンボル102、及び再活性化シンボル110を含む。ディスプレイ・デバイス上に表示されている6つのシンボル・インディケータ105a〜105fによって示されるように、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な賞品シンボルの数を、6に指定する。また、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームの開始時に、2回のリールの無料スピン即ち無料活性化をプレーヤに与える。したがって、物的賞品を得るために累積する必要がある賞品シンボルの数は、無料スピン・ゲームにおいて指定された無料スピン即ち無料活性化の回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも多い。つまり、2回のリールの無料スピンの各々において、リール上には2つの賞品シンボルしか示すことができないので、プレーヤは無料スピン・ゲームにおいて最大4つの賞品シンボルしか累積することができない。その結果、プレーヤに物的賞品を得るために指定数の賞品シンボルを累積する好機を与えるには、再活性化シンボルが少なくとも1回リール上に現れなければならない。この例では、物的賞品は、賞品シンボル102で表されるように、腕時計である。また、ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されるシンボル100と関連付けられた少なくとも1つの報償を与える。また、ゲーム・デバイスは、リール上のペイラインのいずれに示される賞品シンボル102でも累積する。無料スピン・ゲームの開始時にプレーヤに与えられる無料スピンの回数は、残りスピン・ディスプレイ106によって示され、総報償は総報償ディスプレイ108によって示される。
【0051】
図5Bを参照すると、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて最初のリール活性化即ちスピンを行う。3つのシンボルがペイライン56b上に示され、2つの賞品シンボルがリール上に示されている。つまり、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108が示すように、プレーヤに80の報償を与える。これは、ペイライン56b上に示されるシンボルと関連付けられた30、10及び40の報償の和である。加えて、リール上に示される2つの賞品シンボルが累積され、賞品シンボル・インディケータ105a及び105bを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104に示される。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・ゲームにおいて1回だけの無料スピン即ち無料活性化がプレーヤに残っている。したがって、プレーヤは、最後の無料リール・スピンにおいて、再活性化シンボル(即ち、トリガ・イベント)がリール上に示されなければ、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積することはできない。
【0052】
図5Cを参照すると、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいて2度目のリール活性化即ちスピンを行う。リール上に再トリガ即ち再活性化シンボル110、2つのシンボル、及び2つの賞品シンボルが示されている。ペイライン56b上に示されているシンボルと関連付けられた60及び5の報償が、プレーヤの総報償である80に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、145の新たな総報償をプレーヤに与える。賞品シンボル102を累積し、賞品シンボル・インディケータ105c及び105dを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104に示す。賞品シンボル・ディスプレイ104で示すように、プレーヤは、指定された数の賞品シンボルを達成し、物的賞品を得るためには、更に2つ賞品シンボルを累積する必要がある。幸いなことに、リール上には再活性化シンボル110が示されている。したがって、この例では、ゲーム・デバイスは、1回余分にリールを再活性化即ち再スピンする。ゲーム・デバイスは自動的にリールを再活性化し、したがって、ゲームにおいて残っている無料スピンの回数は、残りスピン・ディスプレイ106が示すように、変わらない。別の実施形態では、リール上に示される1つ又は複数の再活性化シンボルと関連付けられた回数の無料活性化即ち無料スピンが、残りの活性化即ちスピン回数に加算され、残りスピン・ディスプレイによって示される。
【0053】
図5Dを参照すると、ゲーム・デバイスは、プレーヤが得た無料スピンを利用し、無料スピン・ゲームにおいて1回自動的にリールを再活性化する。3つのシンボルがペイライン56b上に示されている。これらのシンボルと関連付けられた10、5及び15の報償が、プレーヤの総報償である145に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、ゲームにおける新たな総報償である175が与えられる。加えて、リール上には2つの賞品シンボル102が示されている。賞品シンボルが累積され、賞品シンボル・インディケータ105e及び105fを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104において示す。この時点で、賞品シンボル・ディスプレイ104が示すように、プレーヤはゲームにおいて6つの賞品シンボルを累積しており、物的賞品を得るために累積しなければならない指定数の賞品シンボルに等しい、即ち、これを達成している。したがって、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいて指定数の賞品シンボルを累積したことに対して、プレーヤに物的賞品、即ち、腕時計を授与する。また、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108に示されるように、175の総報償も与える。リール上に再活性化シンボルが示されておらず、無料スピン・ゲームにおいて無料活性化即ち無料スピンも残っていないので、ゲームは終了する。前述したようないずれかの適した償還方法にしたがって、腕時計をプレーヤに与えることができる。
【0054】
別の実施形態では、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルを、複数の別個に誘起されたゲームにわたって累積する。そのような一実施形態では、複数の主ゲームに伴う複数の無料スピン・ゲームにわたって、指定数の賞品シンボルを累積する。初期状態において、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積すべき賞品シンボルの数を指定する。各主ゲームにおいて、ゲーム・デバイスは、プレーヤが行った賭けに基づいてリールの1回又は複数回のスピンを与える。各主ゲームにおけるトリガ・イベント時に、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード即ち無料スピン・ゲームを開始し、指定回数の無料スピンをプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームの各々において、指定回数の無料スピンだけ、リールをスピン即ち活性化する。前述のように、無料スピン・ゲームにおいてリール34上に示されるいずれの賞品シンボル102も累積され、賞品シンボル・ディスプレイ104内において賞品シンボル・インディケータ105によって示される(賞品シンボルは主ゲームでは累積されず、したがって、主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じない場合、プレーヤは賞品シンボルを全く累積していない)。累積された賞品シンボルの数が、いずれの1ゲームにおいても指定数の賞品シンボルに達しない、即ち、等しくない場合、累積した賞品シンボル数は、例えば、別の主ゲームにおいて誘起された1回以上の無料スピン・ゲームのように、指定された回数の後続の無料スピン・ゲームの間、維持、保持、又は保存されている。累積した賞品シンボルが、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルに到達せず、指定数の無料スピン・ゲームに達していない、即ち、プレーされていない場合、ゲーム・デバイスは、累積されている賞品シンボル数を0にリセットする。尚、賞品シンボルの累積数は、適切な数値であればいずれの値にリセットしてもよい。この実施形態では、プレーヤは、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るためにゲームにおいて累積する必要がある指定数の賞品シンボルに達した場合、ゲームのいずれの1つにおいても物的賞品を得る好機を有する。
【0055】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の主ゲームにわたって累積する必要がある賞品シンボルの数を指定する。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、リールをスピンして、各主ゲームにおいてリール上に示される賞品シンボルを累積する。主ゲームの各々において累積された賞品シンボルは、指定回数の主ゲームの間、保持即ち保存されている。指定回数の主ゲームに達したときに、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るために必要な指定数の賞品シンボルに達しない、即ち、等しくない場合、ゲーム・デバイスは、累積された賞品シンボル数を0のような適宜の数にリセットする。主ゲームのそのプレー回数以内に、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルに達した、即ち、等しい場合。尚、賞品シンボルは、主ゲーム、副ゲーム、無料スピン・ゲーム、又はこの中のゲームの任意の組合せにおいても累積できる。
【0056】
一実施形態では、賞品シンボルの累積数が、累積しなければならない指定数の賞品シンボルに達した場合、賞品シンボル・ディスプレイ104は、賞品シンボル・インディケータ105を0にリセットする(即ち、賞品シンボル・インディケータの強調即ち照明を解除する)。別の実施形態では、プロセッサがゲーム数を指定し、次いで、指定回数のゲームを行った、即ち、この回数に達した後賞品シンボル・インディケータを0にリセットする。
【0057】
図6を参照すると、本発明の別の実施形態が示されており、ここでは、ゲーム・デバイスは、整数であるシンボル・インディケータを有する賞品シンボル・ディスプレイ207を含む。シンボル・インディケータ(即ち、整数)は、ゲームにおいて累積された賞品シンボルの数を示す。この実施形態では、賞品シンボル・ディスプレイ207は、無料スピン・ゲームにおける1回又は複数回の無料スピンにおいてリール上に示される賞品シンボルの数だけ増加する。例えば、無料スピンにおいてリール上に4つの賞品シンボルが示された場合、賞品シンボル・ディスプレイ207に示される賞品シンボル数は、4だけ増加する。ゲームは、前述のように進行し、指定回数の無料スピンにおいてリール上に指定数の賞品シンボルが累積された場合、プレーヤは、賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得る。プレーヤが無料スピン・ゲームにおいて指定数の賞品シンボルを得た場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。
【0058】
前述の一実施形態では、賞品シンボル102は、プレーヤが物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積した場合に、ゲーム・デバイスによって与えられる実際の物的賞品を表す画像である。別の実施形態では、ランダムに決定した、又は所定のシンボルをリール上に表示し、シンボルは、ゲームに伴う実際の物的賞品の画像を表さない。
【0059】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、プレーヤが物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積した場合、複数の物的賞品から1つの物的賞品をプレーヤに与える。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、プレーヤに複数の物的賞品から1つを選択させる。物的賞品は全て、異なる価値を有し異なる様式の腕時計というような、同じ種類の物的賞品としてもよく、あるいは物的賞品は、価値が同一又は異なる、腕時計、自転車、テレビジョン及び自動車というような、異なる物的賞品としてもよい。このような実施形態の1つでは、プロセッサは、等しい又は重み付けした確率に基づいて、ランダムに賞品を決定することができる。
【0060】
更に別の実施形態では、ゲームにおけるリールは、複数の異なる賞品シンボルを含む。この実施形態では、異なる賞品シンボルの各々には、異なる物的賞品が関連付けられている。プロセッサは、異なる賞品シンボルの各々に対して累積しなければならない賞品シンボルの数を指定し、プレーヤは、特定の賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得るために、当該賞品シンボルと関連付けられた指定数の物理シンボルを累積しなければならない。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、次に、リールをスピンし、異なる賞品シンボルを累積する。累積した賞品シンボル数が、特定の物的賞品と関連付けられた賞品シンボルの指定数を達成した場合、ゲーム・デバイスはその物的賞品をプレーヤに授与する。この実施形態の一態様では、異なる物的賞品シンボルは、異なる賞品シンボルと関連付けられた実際の物的賞品を表す画像である。別のこのような実施形態では、賞品シンボルは、ゲーム実施者が望む適宜のシンボル、キャラクタ又は画像のいずれかである。この実施形態では、双方の物的賞品に対する賞品シンボルの累積を、プレーヤに表示することができる。
【0061】
別の実施形態では、本発明をカード・ゲームにおいて用いる。カード・ゲームは、シンボルを含む複数のカードを含み、シンボルの少なくとも1つが賞品シンボルを含む。ゲーム・デバイスは、前述のようにゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定し、ポーカの持ち札のような持ち札をプレーヤに配る。プレーヤは、ゲームにおいてプレーヤ・カード上に示されるあらゆる賞品シンボルを累積する。持ち札において累積された賞品シンボル数が、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに与える。
【0062】
一代替実施形態では、物的賞品を得るために必要な累積シンボル数は、少なくとも部分的に、主ゲームにおけるプレーヤによる賭けの相対的額に基づく。例えば、このような実施形態の1つでは、プレーヤが最小の賭けを行った場合、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボルの数は最大数となり、プレーヤが最大の賭けを行った場合、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボルの数は最小数となる。他の変形も、本発明にしたがって採用することができる。このような別の実施形態では、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボル数は同一のままであり、1つに対して、発生する複数の又は各賞品シンボル、累積される賞品シンボルの数は、プレーヤの賭けに基づく。つまり、一実施形態では、賭けが大きい程、賞品シンボルがリール上又は主ゲームにおいて生じたときに累積される賞品シンボルの数も多い。このような実施形態の1つでは、累積される賞品シンボルの数は、プレーヤの総賭け額に基づくか、又はこれを乗算する。更に別の実施形態では、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために累積することが必要な賞品シンボルの数は、プレーヤの賭けに基づいて減少する。尚、これらの方法の各々は、単独で、あるいは、このような他の方法又はプレーヤの賭けに基づいて物的賞品を得る確率を変化させる他の適した方法と組み合わせて用いることができる。本実施形態は、賭け金が大きい程プレーヤに有利にする。また、これらの方法は、本発明にしたがって、線形的又は非線形に用いることができる。したがって、これらの実施形態では、プレーヤが物的賞品を勝ち取る賭け率を変化させることができる。
【0063】
更に別の実施形態では、指定数のスピン即ち活性化を得る確率を、少なくとも部分的に、プレーヤの賭けに関連付けたり、あるいは、これを基準にすることができる。更に別の実施形態では、再トリガ又は再トリガ・シンボルを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤの賭けを基準とする。つまり、このような実施形態では、プレーヤが物的賞品を勝ち取る確率は、プレーヤの賭けに基づいて変化する。
【0064】
本発明の更に別の実施形態では、ゲーム・マシンは、複数の異なる賞品シンボル、及び複数の異なる種類又は値の物的賞品を含む。プレーヤは、異なる種類の物的賞品又は異なる値の物的賞品の一方又は双方を得ることができる。
【0065】
このような実施形態の1つでは、ボーナス・ゲームのようなゲームの誘起時に、ゲーム・デバイスは、リール上に複数のシンボルを有する複数のリールの複数の無料スピンを与える。シンボルは、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルとを含む。また、シンボルは、少なくとも1つの再トリガ・シンボルも含む。第1物的賞品を勝ち取るためには、指定した数の第1賞品シンボルを累積しなければならない。第2物的賞品を勝ち取るためには、指定した数の第2賞品シンボルを累積しなければならない。このような実施形態の1つでは、指定した第1賞品シンボル数は、最初に指定したリールの無料スピンの回数の間に累積することができる第1賞品シンボルの数よりも大きい。同様に、一実施形態では、指定した第2賞品シンボル数は、最初に指定したリールの無料スピンの回数の間に累積することができる第2賞品シンボルの数よりも大きい。この実施形態では、プレーヤは、第1物的賞品及び/又は第2物的賞品を得るためには、再トリガを得なければならない。このような実施形態の1つでは、プレーヤは、第1物的賞品、又は第2物的賞品、あるいは第1物的賞品及び第2物的賞品の双方を勝ち取ることができる。別の実施形態では、第1又は第2物的賞品の一方又は双方に対して1回の累積を完成した後、その又はそれらの物的賞品の累積カウンタをリセットし、続いて残りの無料スピンの間完成することができる。また、代替実施形態では、プレーヤは、再トリガがなくとも、第1物的賞品を得るために必要な数の第1賞品シンボルを累積することができ、再トリガがなくとも第2物的賞品を得るために必要な数の第2賞品シンボルを累積することができる。
【0066】
尚、このような実施形態では、ゲーム・デバイスは、累積されている第1賞品シンボルの数、累積されている第2賞品シンボル、第1物的賞品を得るために必要な第1賞品シンボル数、及び第2物的賞品を得るために必要な第2賞品シンボルの数をプレーヤに示すのに適したディスプレイ又はメータを含むことができる。更に、このような実施形態では、特に、累積がリセットされ更にスピンが残っている実施形態において、ゲーム・デバイスは、プレーヤが勝ち取った各種類の物的賞品の数をプレーヤに示すのに適したディスプレイ又はメータを含むことができる。
【0067】
また、ゲーム・マシンは、必要な数のシンボルを累積した後、又は無料スピンを完了した後に、プレーヤに物的賞品を選択又は収集させることもできる。
現時点において最も実用的で好ましい実施形態と考えられるものに関連付けて本発明について説明したが、本発明は開示した実施形態には限定されず、特許請求の範囲の精神及び範囲に含まれる種々の変更及び同等な構成も方眼することを位置することは認められよう。特許請求の範囲に既定した本発明の新規な態様から逸脱することなく、本発明において変更や変形が可能であり、本願は特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1A】本発明ゲーム・デバイスの代替実施形態の斜視図である。
【図1B】本発明ゲーム・デバイスの代替実施形態の斜視図である。
【図2】本発明のゲーム・デバイスの一実施形態の電子構成の模式ブロック図である。
【図3】本発明のゲーム・デバイスの一実施形態の拡大立面図である。
【図4A】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4B】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4C】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4D】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4E】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5A】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5B】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5C】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5D】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の拡大立面図である。
【背景技術】
【0001】
ゲーム・デバイスの製造業者は、プレーヤにできるだけ多くの楽しみ及び興奮を与えるゲーム・デバイスを作成しようと懸命である。プレーヤが潜在的に大きな報償又はクレジットを勝ち取る好機を有する賭博ゲームを提供することは、プレーヤの楽しみや興奮を高める1つの方法である。プレーヤの楽しみや興奮を高める別の方法は、プレーヤに賭博ゲームにおいて物的賞品(physical prize)を勝ち取る潜在的可能性を与えることである。
【0002】
現在、ゲーム・マシン又はデバイスは、スロット・マシンのような賭博ゲームを提供し、プレーヤは機械的又はビデオ・リール上において当たりのシンボルの組合せを得る1回以上の好機を有する。当たりのシンボルの組合せは、同じペイラインに沿っている場合も、異なるペイライン上にあることもある(分散支払として知られている)。当たりのシンボルの組合せがゲームにおいて示されると、ゲーム・マシンは、発生した当たりのシンボルの組合せに関連付けられている1つ又は複数の報償をプレーヤに与える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
報償を得る好機を増大し、かつ、報償の大きさを増大するゲーム・デバイスが望ましい。加えて、物的賞品のような異なる種類の報償を与えるゲーム・デバイスも望ましい。したがって、プレーヤの楽しみ及び興奮を高めるためには、ゲーム・デバイスに新たなゲームを備えることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ゲーム・デバイスを提供し、具体的には、プレーヤがゲーム又は一連のゲームにおいて、物理賞品のような一意の報償又は賞品を得ることを可能にするゲーム・デバイスを提供する。本願の目的のため、「物的賞品」という用語は、非金銭的な物的賞品を含むものとする。動作において、ゲーム・デバイスは、多数の賞品シンボルを指定し、物的賞品を得るためにはこれらを累積しなければならない。指定された数の賞品シンボルを累積すると、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。
【0005】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モードあるいは複数の又は一連の無料スピン・ゲームにおいて指定された数の賞品シンボルが累積されたとき、物的賞品をプレーヤに与える。本願の目的のために、1又は複数の無料のスピン・ゲームを、ここでは、無料スピン・ゲームと呼ぶ。この実施形態では、ゲーム・デバイスは、主ゲームにおいて、複数のシンボルを有する複数のリールを表示する。シンボルは、少なくとも1つの賞品シンボルを含む。一実施形態では、賞品シンボルは、腕時計、自転車、自動車、ボートのような、物的賞品を表し、特定の物的賞品を表す画像を含む。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、主ゲームにおいて、(1回の活性化というような)初期活性化回数だけリールをスピン即ち活性化する。主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じた場合、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード又はゲームを開始し、指定数の無料スピンをプレーヤに与える。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・モードでリールをスピンし、無料スピンを用いてリール上に示される賞品シンボルを累積する。一実施形態では、プレーヤはリールの任意のものに示される賞品シンボルを累積する。別の実施形態では、プレーヤは、リールと関連付けられた指定の1つ又は複数のペイライン上に示される賞品シンボルを累積する。
【0006】
ゲーム・デバイス又はプレーヤは、残っている無料スピン即ち無料活性化がなくなるまで、又は無料スピンにおいてリール上に示された賞品シンボルの累積数が、物的賞品を得るために必要な賞品シンボルの指定数を達成するまで、無料スピン・モードにおいてリールをスピン即ち活性化し続ける。賞品シンボルの累積数が賞品シンボルの指定数を達成した場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルと関連付けられた物的賞品をプレーヤに授与する。このような場合、主ゲームは終了すればよく、あるいは、ゲーム・デバイスは、主ゲームで用いるためにプレーヤに残っている無料スピンがあれば無料スピンを実行させることができ、すなわちプレーヤに別の物的賞品を求めて無料スピンを続けて試させてもよい。
【0007】
物的賞品は、ゲーム・デバイスの所在地又は遠隔位置においてプレーヤに与えることができる。一実施形態では、ゲーム・デバイスがゲームにおいて物的賞品をプレーヤに授与するとき、チケット、レシート、又はその他の適した媒体上に賞品コードを発生する。チケット又はレシート上のコードによって、プレーヤは、ゲーム・センタ内部のある所定の場所、あるいは店舗、倉庫、又はその他の適した償還場所のようなゲーム・センタ外部で、物的賞品を請求することができる。チケット又はレシート上のコード即ち情報は、電話回線、インターネット接続又はその他の適した通信媒体を通じて、データベースに入力することもできる。物的賞品は、郵便又は宅配サービスによってプレーヤに届けることができる。代替実施形態では、ゲーム・マシン自体が物的賞品をプレーヤに与えることができる。
【0008】
賞品シンボルの累積数が賞品シンボルの指定数にとどかない即ちこれに達しない場合、プレーヤは、無料スピン・モード即ちゲームにおいて得られた何らかの報償を受け取り、主ゲームに戻る。
【0009】
一実施形態では、無料スピン・モード即ちゲームにおいて物的賞品を得るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数は、初期無料スピン・ゲームにおいて、即ち、無料スピン・ゲームにおける初期スピン回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも大きい。したがって、この実施形態では、プレーヤは、無料スピン即ち無料活性化(即ち、別のトリガ・イベント)のような少なくとも1回のリールの再トリガを得て、ゲームにおいて賞品シンボルの指定数を得る即ち累積する好機を有する必要がある。一実施形態では、トリガ・イベントは、リール上に示される再活性化、再スピン、再トリガ・シンボルとすればよい。別の実施形態では、トリガ・イベントは、リール上に示されるシンボルの組み合わせである。尚、トリガ・イベントは、適宜のトリガ・イベントであればよいことは認められるであろう。プレーヤがゲームにおいてトリガ・イベントを得られなかった場合、プレーヤは、この実施形態では、ゲームにおいて賞品シンボルの指定数を得る即ち累積することができず、したがって物的賞品は得られない。
【0010】
別の実施形態では、賞品シンボルの指定数は、複数の別個に誘起すなわちトリガされたゲームにわたって累積される。このような実施形態の1つでは賞品シンボルの指定数は、複数の主ゲームと関連付けられた複数の無料スピン・ゲームにわたって累積される。初期状態において、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積すべき賞品シンボルの数を指定する。各主ゲームにおいて、ゲーム・デバイスは、プレーヤが行った賭けに基づいて、リールの1回又は複数回のスピンを与える。各主ゲームにおけるトリガ・イベントにおいて、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード即ち無料スピン・ゲームを開始し、指定回数の無料スピンをプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームの各々において、指定された回数の無料スピンだけリールをスピン即ち活性化する。この実施形態では、無料スピン・ゲームにおいてリール上に示された賞品シンボルがプレーヤ用に累積される(賞品シンボルは、1又は複数回の主ゲームにおいては累積されず、したがって、トリガ・イベントが主ゲームにおいて生じない場合、プレーヤは賞品シンボルを全く累積しないことになる)。賞品シンボルの累積数が1ゲームにおいて賞品シンボルの指定数に達しない、即ち、これに等しくならない場合、賞品シンボルの累積数は、例えば、他の主ゲームにおいてトリガされる1回以上の無料スピン・ゲームのような、指定回数の後続の無料スピン・ゲームの間、維持、保持、又は保存される。賞品シンボルの累積数が、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数に達せず、無料スピン・ゲームの指定回数に達した即ちそれだけの回数プレーした場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルの累積数を0にリセットする。尚、賞品シンボルの累積数は、適宜の数値にリセットしてもよい。
【0011】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の主ゲームにわたって累積する必要がある賞品シンボルの数を指定する。ゲーム・デバイス又はプレーヤはリールをスピンし、主ゲーム毎にリール上に示されるあらゆる賞品シンボルを累積する。主ゲームの各々において累積された賞品シンボルは、指定された回数の主ゲームの間、保持又は保存される。賞品シンボルの累積数が、その主ゲームのプレー回数の間に物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは、物的賞品をプレーヤに授与する。尚、賞品シンボルは、主ゲーム、副ゲーム、無料スピン・ゲーム又はこの中のゲームのあらゆる組み合わせにおいて累積すればよい。
【0012】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、主ゲーム又は無料スピン・ゲームのようなゲームにおいて残りの活性化(activation)がなくなったときに、賞品シンボルの累積数を0にリセットする。他の実施形態では、ゲーム・デバイスは、ランダムに決定した又は所定のゲーム回数の後、累積した賞品シンボルを0にリセットする。尚、ゲーム・デバイスは、所定数又はランダムに決定した数の賞品シンボルというように、累積した賞品シンボルを適宜の数にリセットしてもよい。また、ゲーム・デバイスは、各ゲーム、ランダム回数のゲーム、所定回数のゲーム、又は適宜回数のゲームの後に、賞品シンボルをリセットすればよい。
【0013】
一実施形態では、賞品シンボルの指定数がリール上で累積されたときに、ゲーム・デバイスは1つの物的賞品をプレーヤに授与する。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは複数の物的賞品から1つの物的賞品を授与する。この実施形態では、物的賞品は、腕時計のような、同じ様式の物的賞品としてもよいが、異なる価値を有する。このような実施形態の1つでは、プロセッサは、等しく重み付けした確率又は等しくなく重み付けした確率に基づいてランダムに賞品を決定することができる。また、物的賞品は、腕時計、自動車、テレビジョン、及びボートのような、異なる種類の物的賞品にしてもよい。更に別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、指定数の賞品シンボルが累積されたとき、プレーヤに複数の物的賞品から1つの物的賞品を選択させる。別の実施形態では、ゲームにおけるリールは、複数の異なる賞品シンボルを含む。この実施形態では、異なる賞品シンボルの各々には、異なる物的賞品、又は異なる価値を有する同じ種類の物的賞品が関連付けられている。プロセッサは、物的賞品の各々を得るためにゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定する。賞品シンボルの指定数は同一でも異なっていてもよい。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤはゲームにおいてリールをスピン即ち活性化する。賞品シンボルの累積数が、物的賞品の1つと関連付けられた賞品シンボルの指定数を達成した、即ち、これに達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。一実施形態では、物的賞品に重み付けし、人気がある又は価値が高い物的賞品ほど、多くの数の賞品シンボルを累積しなければならないようにする。この実施形態では、双方の物的賞品に対する累積賞品シンボルをプレーヤに表示することができる。
【0014】
更に別の実施形態では、本発明をカード・ゲームに採用する。カード・ゲームは、シンボルを含む複数のカードを含み、シンボルの少なくとも1つが賞品シンボルを含む。ゲーム・デバイスは、前述のよう、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定し、ポーカの持ち札のように、カードの持ち札(card hands)をプレーヤに配る。プレーヤは、ゲームにおいてプレーヤ・カード上に示されるいずれの賞品シンボルでも累積する。カード上の賞品シンボルの累積数が、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに与える。
【発明の効果】
【0015】
したがって、本発明の利点の1つは、ゲームにおいて物的賞品をプレーヤに与えるように動作可能なゲーム・デバイスを提供することができることである。
本発明の更に別の利点は、ゲームにおいて数種類の異なる物的賞品を与えるように動作可能なゲーム・デバイスを提供することができることである。
【0016】
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面と関連付けた、以下の詳細な開示から明白となろう。図面においては、同様の番号は同様の部分、要素、構成要素、ステップ及びプロセスを示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
これより図面を参照すると、本発明のゲーム・デバイスの2つの実施形態が、ゲーム・デバイス10a及びゲーム・デバイス10bとしてそれぞれ、図1A及び図1Bに示されている。ゲーム・デバイス10a及び/又はゲーム・デバイス10bを、全体的にここではゲーム・デバイス10と呼ぶ。ゲーム・デバイス10は、一実施形態では、制御部、ディスプレイ、及び従来のスロット・マシンの構造を有するスロット・マシンである。これは、プレーヤが起立又は着座しながら操作できるように構成されている。しかしながら、ゲーム・デバイス10は、パブ・スタイル又はテーブル・トップ・ゲーム(図示せず)として構成することもでき、この場合プレーヤは着座しながら操作することができることが好ましい。更に、ゲーム・デバイス10は、図1A及び図1Bに示す設計に例示するように、キャビネット及びディスプレイ設計を変更して構成することもできる。
【0018】
ゲーム・デバイス10は、ハンド・ヘルド・ビデオ・ゲーム・デバイスを動作させるための着脱可能なカートリッジに格納されているプログラム・コードとして実現することもできる。また、ゲーム・デバイス10は、プレーヤがデスクトップ又はラップトップ・パーソナル・コンピュータあるいはその他のコンピュータ化プラットフォームにおいて用いることができるディスク又はその他のメモリ・デバイス上に格納されているプログラム・コードとして実施することもできる。これらの実施形態では、ゲーム・デバイスは、ゲーム・デバイスがゲームにおいて物的賞品をプレーヤに授与するとき、賞品コード又はレシートあるいはその他の適した物的賞品識別子を発生する。コード又はレシートは、プレーヤが店舗、倉庫(warehouse)又はその他の適した償還場所のような所定の場所で物的賞品を請求できるようにする。レシート上のコード又は情報は、電話回線、インターネット接続又はその他の適した通信媒体を通じてデータベースに入力することもできる。次いで、物的賞品を前述のようにプレーヤに渡す。
【0019】
ゲーム・デバイス10は、スロット、ブラックジャック、ポーカ又はキーノのような任意の主ゲーム即ち基本ゲームも、任意の副イベント即ちボーナストリガ・イベント、及び適宜のボーナス・ラウンド・ゲームも組み込むことができる。ゲーム・デバイス10上及び内で用いられるシンボル及び指標は、機械的、電気的、電子的、又はビデオ形態とすることができる。
【0020】
図1A及び図1Bに示すように、ゲーム・デバイス10は、硬貨スロット12及び紙幣受入部14を含み、ここにプレーヤが金銭、硬貨又はトークンを挿入する。プレーヤは、硬貨を硬貨スロット12内に入れるか、あるいは紙幣又はチケット・バウチャを紙幣受入部14に入れることができる。クレジット・カード又はデビット・カードのためのリーダや承認器のような、別のデバイスも支払を受け入れるために用いることができる。プレーヤが金銭をゲーム・デバイス10に挿入すると、預けた金額に対応する数のクレジットがクレジット・ディスプレイ16に示される。しかるべき金額を預けた後、プレーヤは、アーム18を引くことにより、又はプレー・ボタン20を押すことによってゲームを開始することができる。プレー・ボタン20は、プレーヤがゲーム・デバイスにおいて任意のゲーム又は一連のイベントを開始するときに用いられる任意のプレー起動部とすることもできる。
【0021】
図1A及び図1Bに示すように、ゲーム・デバイス10は、賭け金ディスプレイ22及びベット1ボタン24も含む。プレーヤは、ベット1ボタン24を押すことによって、賭けを行う。プレーヤがベット1ボタン24を押す毎に、1クレジットずつ賭け金を増やすことができる。プレーヤがベット1ボタン24を押すと、クレジット・ディスプレイ16に示されるクレジット数が1だけ減少し、賭け金ディスプレイ22に示すクレジット数が1だけ増加する。
【0022】
プレーヤは、払戻ボタン26を押すことによって、残りのクレジット数に対応する数の硬貨を払い戻し、受け取ることができる。プレーヤが払い戻しを受けるとき、プレーヤは硬貨払戻トレイ28において硬貨を受けることができる。ゲーム・デバイス10は、会計によって償還可能なクレジット・スリップ、又はプレーヤのクレジットを追跡する電子的記録可能カードのような別の払い戻し機構も採用することができる。
【0023】
また、ゲーム・デバイス10は、1つ以上のディスプレイ・デバイスも含む。図1Aに示す実施形態は、ディスプレイ30を含み、図1Bに示す代替実施形態は、中央ディスプレイ・デバイス30と、上方表示エリア32とを含む。
【0024】
ゲーム・デバイス10は、3〜5個用の複数のリール34を、ディスプレイ・デバイスの1つ以上において機械的又はビデオ形態で表示する。ディスプレイ・デバイスは、ガラス、ビデオ・モニタ又は画面というようないずれの視認面、液晶ディスプレイ、あるいはその他のいずれか表示機構を含む。リール34がビデオ形態の場合、ビデオ・リール34のディスプレイ・デバイスは、好ましくは、ビデオ・モニタである。
【0025】
各リール34は、ベル、ハート、果物、数値、文字、バー、又はゲーム・デバイス10に関連するテーマに対応する他の画像というような、複数の指標を含む。更に、ディスプレイ・デバイス10は、サウンドを製作する又は音楽を再生するためのスピーカ36を含む。
【0026】
図2に示すように、ゲーム・デバイス10の全体的な電子構成は、好ましくは、プロセッサ38、プログラム・コード又はその他のデータを格納するメモリ・デバイス40、中央ディスプレイ・デバイス30、上方ディスプレイ・デバイス32、サウンド・カード42、複数のスピーカ36、1つ以上の入力デバイス44を含む。プロセッサ38は、好ましくは、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラに基づくプラットフォームであり、画像、シンボル、ならびに人、キャラクタ、場所、物、及びカードの面というようなその他の指標を表示することができる。メモリ・デバイス40は、メモリ・デバイス40は、イベント・データあるいは個々のゲームの間に発生する又は使用するデータを格納するランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)46を含む。また、ゲーム・デバイス40は、適用可能なゲーム規則及び支払い表に応じて個々のゲームをプレーするようにゲーム・デバイス10を制御する、プログラム・コードを格納するリード・オンリ・メモリ(「ROM」)48も含む。
【0027】
図2に示すように、プレーヤは、プル・アーム18、プレー・ボタン20、ベット1ボタン24、及び払戻ボタン26のような入力デバイス44を用いて信号をゲーム・デバイス10に入力する。場合によっては、従来のビデオ・モニタ・ディスプレイ・デバイスの代わりに、タッチ・スクリーン50及び連動するタッチ・スクリーン・コントローラ52を用いることが好ましい。タッチ・スクリーン50及びタッチ・スクリーン・コントローラ52は、ビデオ・コントローラ54及びプロセッサ38に接続されている。プレーヤは、タッチ・スクリーン50のしかるべき位置に接触することにより、信号をゲーム・デバイス10に入力することができる。更に図2に示すように、プロセッサ28は硬貨スロット12又は支払い受入部14に接続する。プロセッサ38は、プレーヤに、ゲームを開始するためには、ある量の金銭を預けることを要求するようにプログラムすることができる。
【0028】
尚、プロセッサ38及びメモリ・デバイス40は本発明の好ましい実施態様であるが、本発明は、1つ以上の特定用途集積回路(ASIC)又はその他のハードワイヤ・デバイス、あるいは機械的デバイス(集合的に又は代わりに、ここでは「プロセッサ」と呼ぶ)を用いることによって、実施することもできる。更に、プロセッサ38及びメモリ40は、各ゲーム・デバイス10上に位置することが好ましいが、それらの機能の一部又は全部を、ネットワーク・サーバのような中央位置に設け、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット接続、マイクロ波リンク等を通じることにより、プレー・ステーションに通信することも可能である。プロセッサ38及びメモリ40を、ここでは全体的に「コンピュータ」又は「コントローラ」と呼ぶ。
【0029】
図1A、図1B及び図2を参照すると、ゲーム・デバイス10を操作するには、一実施形態では、プレーヤはしかるべき額の金銭又はトークンを硬貨スロット12又は紙幣受入部14に挿入し、次いでアーム18を引くかあるいはプレー・ボタン20を押下しなければならない。次いで、リール34がスピンし始める。最終的に、リール34は停止位置に来る。プレーヤにクレジットが残っている限り、プレーヤは再度リール34をスピンすることができる。リール34が何処で停止したかに応じて、プレーヤは追加のクレジットを勝ち取ることができることも、できないこともある。
【0030】
このようにクレジットを勝ち取ることに加えて、ゲーム・デバイス10は、ボーナス・ラウンドにおいてクレジットを勝ち取る好機をプレーヤに与える。この種のゲーム・デバイス10は、プレーヤがゲームにおいて資格付与条件を達成したときに自動的にボーナス・ラウンドを開始するプログラムを含む。資格付与条件は、ディスプレイ・デバイス上における指標の特定の配列とすることができる。ゲーム・デバイス10は、ビデオ系中央ディスプレイ・デバイス30を用いて、プレーヤにボーナス・ラウンドをプレーさせるようにすることができる。好ましくは、資格付与条件は、複数のリール34の1つ以上に現れる指標の所定の組合せである。図1A及び図1Bに示す5リール・スロット・ゲームに図示するように、資格付与条件は、ペイライン56に沿った3つの隣接するリール34上に現れる数値7とすることができる。尚、本発明は、ペイライン56のような、1つ以上のペイラインを含むことができ、ペイラインは、水平、対角線、又はそのいずれの組合せでも可能であることは認められよう。一実施形態では、本発明は主要即ち基本ゲームにおいて誘起すなわちトリガされるボーナス即ち副ゲームに用いられる。
【0031】
シンボル累積ゲーム
本発明は、ゲーム・デバイス、特にプレーヤが物的賞品を得ることができるゲーム・デバイスを提供する。
【0032】
これより、図3を参照する。ゲーム・デバイス10の一実施形態は、複数のリール34a、34b及び34cを含み、これらは主ゲームにおいてプレーヤに表示される。図3では、ゲーム・デバイスは3つのリール34a、34b及び34cを表示している。しかしながら、ゲームでは適宜の数のリールを用いてもよい。リールは、複数のシンボル100を含み、少なくとも1つの賞品シンボル102を含む。腕時計又はその他の適した物的賞品のような物的賞品(図示せず)が、賞品シンボル102と関連付けられている。図3に示す実施形態では、シンボル100は数値又は値を含む。しかしながら、シンボル100は、数値、文字、キャラクタ、あるいは適したシンボル又は画像のいずれでも含むことができる。同様に、賞品シンボル102は、シンボル、キャラクタ、又は画像等の適宜のものでよい。図3に示す一例では、賞品シンボル102は、腕時計の画像を表し、これがこのゲームの物的賞品である。賞品シンボル102と関連付けられる物的賞品は、腕時計、自転車、自動車、ボートのような、適宜の物的賞品を含むことができる。
【0033】
図示の実施形態では、少なくとも1つのペイラインがリールと関連付けられ、1つ以上の指定したペイライン上にシンボルを示すようにしている。図3では、3つのペイライン56a、56b及び56cがリール34a、34b及び34cと関連付けられている。しかしながら、適宜の数のペイラインをリールと関連付けてもよい。
【0034】
また、ゲーム・デバイスは、賞品シンボルの累積数を表示し示す賞品シンボル・ディスプレイ104も含む。一実施形態では、賞品シンボル・ディスプレイ104は、1つ以上の賞品シンボル・インディケータ105a、105b、105c、105d、105e及び105fを含む。賞品シンボル・インディケータの数は、物的賞品を得るために累積しなければならない、指定された賞品シンボル数に等しい。賞品シンボル・インディケータは、賞品シンボルがリール上に示されたときに強調される。例えば、スピンの後に2つの賞品シンボルがリール上に示された場合、賞品シンボル・インディケータの内2つを強調し、プレーヤが2つの賞品シンボルを累積したことを示す。一実施形態では、少なくとも1つの照明デバイス(図示せず)が賞品シンボル・インディケータと共に動作する。照明デバイスは、1つ以上の賞品シンボル・インディケータを照明即ち強調し、リール上に示されている賞品シンボルの数を示す。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の照明デバイスを含み、その場合、少なくとも1つの照明デバイスが、賞品シンボル・インディケータの各々に接続されている。尚、賞品シンボル・インディケータを強調する即ち示すためには、適宜の強調又は指示方法を用いてよい。加えて、賞品シンボル・インディケータは、賞品シンボル(即ち、物的賞品)の画像を表すシンボルを含む。尚、賞品シンボル・インディケータは、適宜のシンボル、キャラクタ、数値、文字又は画像のいずれでもよい。
【0035】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106も含み、ゲームにおいて残っているスピン即ち活性化の回数を示す。加えて、総報償ディスプレイ108が、ゲームにおいてプレーヤが累積した総報償を示す。総報償がある場合、ゲームの終了時に総報償ディスプレイ108に表示されるのは、そのゲームに対してプレーヤに与えられる総報償である。
【0036】
一実施形態では、本発明は、主ゲーム又はその他の適したゲームにおけるトリガ・イベントの発生時に、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームに用いられる。トリガ・イベントは、リール上に現れる特定のシンボル又はシンボルの組合せというような、適宜のトリガ・イベントであればいずれでもよい。プロセッサは、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために、そのゲームにおいてリール上で累積すべき賞品シンボルの数を指定する。指定された数の賞品シンボルは、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、又は他の適宜の決定方法にしたがって決定してもよい。次に、賞品シンボル・ディスプレイ104における賞品シンボル・インディケータ105の数を、無料スピン・ゲームにおいて累積すべき、指定された賞品シンボル数に等しく設定する。したがって、賞品シンボル・インディケータ105によって、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおける任意の時点において、物的賞品を勝ち取るためには、リール上にいくつの賞品シンボルが示されなければならないか判断することができる。
【0037】
また、プロセッサは、主ゲームの開始時に、リールのスピン即ち活性化の回数も指定する。スピンの回数は、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、プレーヤが行う賭けに基づいても、又は他の適宜の方法で決定してもよい。次いで、プレーヤに与えられるスピンの回数が残余スピン・ディスプレイ106に示される。一実施形態では、リールのスピン回数は、ゲームにおいてリールをスピンする毎に1ずつ減少する。尚、スピン回数は、ランダムな量、所定の量、又はゲーム実施者が望む、所定の量だけでも減少してもよい。
【0038】
ゲームにおいて、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、主ゲームにおいて指定されたスピン回数だけリールを活性化即ちスピンする。主ゲームにおいて、リールのスピンの内1回においてトリガ・イベントが生じた場合、ゲーム・デバイスは無料スピン・ゲームを開始する。次いで、ゲーム・デバイスは、プレーヤに無料スピン・ゲームにおいて指定された回数の無料スピンを与える。リールの無料スピンの間、ゲーム・デバイスは、シンボル100、又はリール上で示されるシンボルの組合せと関連付けられた任意の報償を提供する。また、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいてリール上に示される任意の賞品シンボル102も累積する。1つ以上の賞品シンボル102がリール上に示された場合、賞品シンボル・インディケータ105が賞品シンボル・ディスプレイ104において強調即ち照明され、プレーヤがゲーム中に累積した賞品シンボルの総数を示す。一実施形態では、賞品シンボル・インディケータ105は、ゲームにおいてリール上に賞品シンボル102が示される毎に強調即ち照明される。別の実施形態では、ゲームにおいてリール上に賞品シンボルが示される毎に、所定数の賞品シンボル・インディケータが強調される。これは、予め決定しておいても、ランダムに決定しても、又はプレーヤの賭けた金額のような他の適した要因に基づいて決定してもよい。尚、ゲームにおいてリール上に賞品シンボルが示される毎に強調即ち照明される賞品シンボル・インディケータは、適宜数でよい。
【0039】
賞品シンボルの総累積数が、無料スピン・ゲームにおいて累積すべき指定の賞品シンボル数を達成した、即ち、到達した場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボル102と関連付けられた物理賞品をプレーヤに授与する。このような場合、ゲームを終了することができ、あるいは、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106に示されている、残りの無料スピン回数をプレーヤに与えることもできる。
【0040】
プレーヤが無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るための、指定された数の賞品シンボル102を累積しなかった場合、ゲームは終了し、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108に示されている総報償をプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイスは、賞品ディスプレイ104を0にリセットし、累積されている賞品シンボル数が0であることを示す。ゲーム・デバイスは、各無料スピン・ゲームの後、プレーヤが無料スピン・ゲームにおいてリール34上に指定した数の賞品シンボル102を累積するまで、賞品シンボル・ディスプレイ104をリセットし続ける。尚、賞品シンボル・ディスプレイにおける賞品シンボル・インディケータ105は、0、所定の数値、ランダムに決定した数値、あるいは適宜の数値にリセットしてもよい。
【0041】
本発明は、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームに用いられるが、これを主ゲーム即ち基本ゲーム、副ゲーム即ちボーナス・ゲーム、あるいは適宜のゲームのいずれにおいて用いてもよい。
【0042】
これより図4A〜図4Eを参照して、図3の実施形態の一例を説明する。ここでは、ゲーム・デバイスは、残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・モード又は無料スピン・ゲームにおいて、リール34の4回の無料活性化、即ち無料スピンをプレーヤに与える。この例では、物的賞品は腕時計(図示せず)であり、賞品シンボル102は物的賞品(即ち、腕時計)の画像を表す。また、報償には、数値であるシンボル100の各々が関連付けられている。報償は、ペイライン56b上に示される数値(即ち、シンボル)の値に等しい。ゲームでは、ゲーム・デバイスは、物的賞品(即ち、腕時計)を得るためにゲームにおいて累積すべき賞品シンボル102の数を指定する。この数は6である。賞品シンボル102は、無料スピン・ゲームにおいてリールと関連付けられたペイラインのいずれかに示される可能性がある。したがって、プレーヤは、賞品シンボル102と関連付けられた物的賞品(即ち、腕時計)を受けるためには、無料スピン・ゲームにおいて、リールのいずれかに6つの賞品シンボル102即ち腕時計シンボル102を累積しなければならない。賞品シンボルの指定された数である6は、6つのシンボル・インディケータ105a、105b、105c、105d、105e及び105fによって表され、ディスプレイ・デバイスの上面に表示される。ゲームにおいて、賞品シンボル102がリール34上で示される毎に、ディスプレイ30又は32上において賞品シンボル・インディケータ105が強調即ち照明される。無料スピン・ゲームにおいてリール上に指定された数の賞品シンボル102が示された場合、ゲーム・デバイスは、賞品シンボル102と関連付けられた物的賞品をプレーヤに与える。
【0043】
図4Bを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームにおいて、最初にリール34を活性化即ちスピンする。この例では、ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられた報償をプレーヤに与える。先に述べたように、賞品シンボル102は、リールと関連付けられたペイラインのいずれに示されてもよい。最初の無料スピンにおいて、40の報償が、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられている。40の報償は、ペイライン56b上に示されたシンボルと関連付けられた15、20及び5の値を加算することによって決定される。この報償を、総報償ディスプレイ108によって示されるように、総報償ディスプレイに加算又は転送する。加えて、この無料スピンにおいて、リール34上に1つの賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105aの1つが照明即ち強調され、その無料スピンにおいて示された1つの賞品シンボルを表す。ここで、プレーヤは、賞品シンボル・ディスプレイ104が示すように、この無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るためには、リール上に5つ更に賞品シンボルを示す必要がある。残りスピン・ディスプレイ106に示すように、残りの無料スピンは3回である。
【0044】
図4Cを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームにいて二度目のリール活性化即ちスピンを行う。ペイライン56b上に示される5、5及び25のシンボルの値と関連付けられた35の報償が、プレーヤに与えられる。35の報償は、プレーヤのこれまでの報償である40に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、プレーヤに75の総報償を与える。加えて、このスピンにおいて、リール上に2つ更に賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105b及び105cが照明即ち強調され、このスピンにおいてリール34上に示された2つの賞品シンボルを表す。この時点では、プレーヤは、物的賞品を得るためには、ゲームにおいて更に3つ賞品シンボル102を累積すればよい。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・ゲームには2回の無料スピンが残っている。
【0045】
図4Dを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、ゲームにおいて3回目のリール34の活性化即ちスピンを行う。このスピンでは、ペイライン56b上に示されるシンボルと関連付けられた5の報償がプレーヤに与えられ、プレーヤの総報償である75に加算される。この時点で、プレーヤは、総報償ディスプレイ108が示すように、合計80の報償を有する。また、このスピンにおいてリール上に更に2つの賞品シンボルが示されている。したがって、賞品シンボル・インディケータ105d及び105eが強調即ち照明され、リール上で示される2つの賞品シンボルを表す。この時点では、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおける賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得るためには、あと1つ余計に賞品シンボルを得ればよい。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、ゲームには1回のスピンしか残っていない。
【0046】
図4Eを参照すると、ゲーム・デバイス又はプレーヤは無料ゲームにおいて最後のリール・スピンを行う。ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されているシンボルに基づいて、45の報償をプレーヤに与える。賞品シンボルは、ゲームにおけるこのスピンでは、リール上に示されなかった。したがって、プレーヤは、ゲームにおける物的賞品を得るのに必要な最後の賞品シンボルを得られなかったことになる。45の報償がプレーヤのこれまでの総報償である85に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、新たな総報償である125がプレーヤに与えられる。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、プレーヤには無料スピン・ゲームでは無料スピンが全く残っておらず、したがってゲームは終了する。プレーヤは、主ゲーム、又は他の適当なゲームに戻ることができる。
【0047】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、次の無料スピン・ゲームの前に、賞品シンボル・インディケータ105を0にリセットする。次いで、ゲーム・デバイスは、累積すべき新たな数の賞品シンボルを指定し、その無料スピン・ゲームに対して新たな無料スピン即ち無料活性化の回数を指定する。
【0048】
別の実施形態では、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために当該ゲームで累積する必要がある、指定の賞品シンボル数は、ゲームにおいて累積することができる賞品シンボル数よりも多い。したがって、プレーヤが物的賞品を得るためにゲームにおいて指定数の賞品シンボルを累積することができるようになるには、無料スピン・ゲームで少なくとも1回の追加のトリガ・イベントが生じなければならない。一実施形態では、トリガ・イベントが生ずるのは、少なくとも1つの再トリガ又は再活性化シンボルがリール上で示されるときである。この実施形態では、ゲーム・デバイスは、リール上で再活性化シンボルが示される毎に、リールの無料スピンのような、少なくとも1回のリールの再スピンすなわちは再トリガを与える。
【0049】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスがリールを再活性化、再スピン、又は再トリガするのは、少なくとも1つの再活性化シンボルを含むシンボルの組合せがリール上に現れたときである。更に別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、再活性化シンボルがリール上で示されたときに、指定された回数のスピンだけ、リールを再活性化する。スピン即ち活性化の指定数は、ランダムに決定しても、予め決定しておいても、また適宜の決定方法に応じて決定してもよい。尚、再活性化シンボルは、適宜のシンボル、キャラクタ又は画像でよい。また、トリガ・イベントは、リール上に示されるシンボル、リール上で示されるシンボルの組合せ、又はゲーム実施者が望む適宜のトリガ・イベントであればよい。
【0050】
これより図5A〜図5Dを参照し、前述の実施形態の一例を説明する。ここでは、プレーヤは、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な数の賞品シンボルを累積するためには、無料スピン(即ち、トリガ・イベント)のような、少なくとも1回のリールの再活性化、再スピン、又は再トリガを得なければならない。この例では、ゲーム・デバイスは、複数のシンボルを含む複数のリールを表示する。シンボルは、2つの賞品シンボル102、及び再活性化シンボル110を含む。ディスプレイ・デバイス上に表示されている6つのシンボル・インディケータ105a〜105fによって示されるように、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な賞品シンボルの数を、6に指定する。また、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームの開始時に、2回のリールの無料スピン即ち無料活性化をプレーヤに与える。したがって、物的賞品を得るために累積する必要がある賞品シンボルの数は、無料スピン・ゲームにおいて指定された無料スピン即ち無料活性化の回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも多い。つまり、2回のリールの無料スピンの各々において、リール上には2つの賞品シンボルしか示すことができないので、プレーヤは無料スピン・ゲームにおいて最大4つの賞品シンボルしか累積することができない。その結果、プレーヤに物的賞品を得るために指定数の賞品シンボルを累積する好機を与えるには、再活性化シンボルが少なくとも1回リール上に現れなければならない。この例では、物的賞品は、賞品シンボル102で表されるように、腕時計である。また、ゲーム・デバイスは、ペイライン56b上に示されるシンボル100と関連付けられた少なくとも1つの報償を与える。また、ゲーム・デバイスは、リール上のペイラインのいずれに示される賞品シンボル102でも累積する。無料スピン・ゲームの開始時にプレーヤに与えられる無料スピンの回数は、残りスピン・ディスプレイ106によって示され、総報償は総報償ディスプレイ108によって示される。
【0051】
図5Bを参照すると、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて最初のリール活性化即ちスピンを行う。3つのシンボルがペイライン56b上に示され、2つの賞品シンボルがリール上に示されている。つまり、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108が示すように、プレーヤに80の報償を与える。これは、ペイライン56b上に示されるシンボルと関連付けられた30、10及び40の報償の和である。加えて、リール上に示される2つの賞品シンボルが累積され、賞品シンボル・インディケータ105a及び105bを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104に示される。残りスピン・ディスプレイ106が示すように、無料スピン・ゲームにおいて1回だけの無料スピン即ち無料活性化がプレーヤに残っている。したがって、プレーヤは、最後の無料リール・スピンにおいて、再活性化シンボル(即ち、トリガ・イベント)がリール上に示されなければ、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積することはできない。
【0052】
図5Cを参照すると、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいて2度目のリール活性化即ちスピンを行う。リール上に再トリガ即ち再活性化シンボル110、2つのシンボル、及び2つの賞品シンボルが示されている。ペイライン56b上に示されているシンボルと関連付けられた60及び5の報償が、プレーヤの総報償である80に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、145の新たな総報償をプレーヤに与える。賞品シンボル102を累積し、賞品シンボル・インディケータ105c及び105dを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104に示す。賞品シンボル・ディスプレイ104で示すように、プレーヤは、指定された数の賞品シンボルを達成し、物的賞品を得るためには、更に2つ賞品シンボルを累積する必要がある。幸いなことに、リール上には再活性化シンボル110が示されている。したがって、この例では、ゲーム・デバイスは、1回余分にリールを再活性化即ち再スピンする。ゲーム・デバイスは自動的にリールを再活性化し、したがって、ゲームにおいて残っている無料スピンの回数は、残りスピン・ディスプレイ106が示すように、変わらない。別の実施形態では、リール上に示される1つ又は複数の再活性化シンボルと関連付けられた回数の無料活性化即ち無料スピンが、残りの活性化即ちスピン回数に加算され、残りスピン・ディスプレイによって示される。
【0053】
図5Dを参照すると、ゲーム・デバイスは、プレーヤが得た無料スピンを利用し、無料スピン・ゲームにおいて1回自動的にリールを再活性化する。3つのシンボルがペイライン56b上に示されている。これらのシンボルと関連付けられた10、5及び15の報償が、プレーヤの総報償である145に加算され、総報償ディスプレイ108が示すように、ゲームにおける新たな総報償である175が与えられる。加えて、リール上には2つの賞品シンボル102が示されている。賞品シンボルが累積され、賞品シンボル・インディケータ105e及び105fを強調することによって、賞品シンボル・ディスプレイ104において示す。この時点で、賞品シンボル・ディスプレイ104が示すように、プレーヤはゲームにおいて6つの賞品シンボルを累積しており、物的賞品を得るために累積しなければならない指定数の賞品シンボルに等しい、即ち、これを達成している。したがって、ゲーム・デバイスは、無料スピン・ゲームにおいて指定数の賞品シンボルを累積したことに対して、プレーヤに物的賞品、即ち、腕時計を授与する。また、ゲーム・デバイスは、総報償ディスプレイ108に示されるように、175の総報償も与える。リール上に再活性化シンボルが示されておらず、無料スピン・ゲームにおいて無料活性化即ち無料スピンも残っていないので、ゲームは終了する。前述したようないずれかの適した償還方法にしたがって、腕時計をプレーヤに与えることができる。
【0054】
別の実施形態では、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルを、複数の別個に誘起されたゲームにわたって累積する。そのような一実施形態では、複数の主ゲームに伴う複数の無料スピン・ゲームにわたって、指定数の賞品シンボルを累積する。初期状態において、ゲーム・デバイスは、ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積すべき賞品シンボルの数を指定する。各主ゲームにおいて、ゲーム・デバイスは、プレーヤが行った賭けに基づいてリールの1回又は複数回のスピンを与える。各主ゲームにおけるトリガ・イベント時に、ゲーム・デバイスは、無料スピン・モード即ち無料スピン・ゲームを開始し、指定回数の無料スピンをプレーヤに与える。次いで、ゲーム・デバイス又はプレーヤは、無料スピン・ゲームの各々において、指定回数の無料スピンだけ、リールをスピン即ち活性化する。前述のように、無料スピン・ゲームにおいてリール34上に示されるいずれの賞品シンボル102も累積され、賞品シンボル・ディスプレイ104内において賞品シンボル・インディケータ105によって示される(賞品シンボルは主ゲームでは累積されず、したがって、主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じない場合、プレーヤは賞品シンボルを全く累積していない)。累積された賞品シンボルの数が、いずれの1ゲームにおいても指定数の賞品シンボルに達しない、即ち、等しくない場合、累積した賞品シンボル数は、例えば、別の主ゲームにおいて誘起された1回以上の無料スピン・ゲームのように、指定された回数の後続の無料スピン・ゲームの間、維持、保持、又は保存されている。累積した賞品シンボルが、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルに到達せず、指定数の無料スピン・ゲームに達していない、即ち、プレーされていない場合、ゲーム・デバイスは、累積されている賞品シンボル数を0にリセットする。尚、賞品シンボルの累積数は、適切な数値であればいずれの値にリセットしてもよい。この実施形態では、プレーヤは、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るためにゲームにおいて累積する必要がある指定数の賞品シンボルに達した場合、ゲームのいずれの1つにおいても物的賞品を得る好機を有する。
【0055】
別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、複数の主ゲームにわたって累積する必要がある賞品シンボルの数を指定する。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、リールをスピンして、各主ゲームにおいてリール上に示される賞品シンボルを累積する。主ゲームの各々において累積された賞品シンボルは、指定回数の主ゲームの間、保持即ち保存されている。指定回数の主ゲームに達したときに、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るために必要な指定数の賞品シンボルに達しない、即ち、等しくない場合、ゲーム・デバイスは、累積された賞品シンボル数を0のような適宜の数にリセットする。主ゲームのそのプレー回数以内に、累積した賞品シンボル数が、物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある指定数の賞品シンボルに達した、即ち、等しい場合。尚、賞品シンボルは、主ゲーム、副ゲーム、無料スピン・ゲーム、又はこの中のゲームの任意の組合せにおいても累積できる。
【0056】
一実施形態では、賞品シンボルの累積数が、累積しなければならない指定数の賞品シンボルに達した場合、賞品シンボル・ディスプレイ104は、賞品シンボル・インディケータ105を0にリセットする(即ち、賞品シンボル・インディケータの強調即ち照明を解除する)。別の実施形態では、プロセッサがゲーム数を指定し、次いで、指定回数のゲームを行った、即ち、この回数に達した後賞品シンボル・インディケータを0にリセットする。
【0057】
図6を参照すると、本発明の別の実施形態が示されており、ここでは、ゲーム・デバイスは、整数であるシンボル・インディケータを有する賞品シンボル・ディスプレイ207を含む。シンボル・インディケータ(即ち、整数)は、ゲームにおいて累積された賞品シンボルの数を示す。この実施形態では、賞品シンボル・ディスプレイ207は、無料スピン・ゲームにおける1回又は複数回の無料スピンにおいてリール上に示される賞品シンボルの数だけ増加する。例えば、無料スピンにおいてリール上に4つの賞品シンボルが示された場合、賞品シンボル・ディスプレイ207に示される賞品シンボル数は、4だけ増加する。ゲームは、前述のように進行し、指定回数の無料スピンにおいてリール上に指定数の賞品シンボルが累積された場合、プレーヤは、賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得る。プレーヤが無料スピン・ゲームにおいて指定数の賞品シンボルを得た場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに授与する。
【0058】
前述の一実施形態では、賞品シンボル102は、プレーヤが物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積した場合に、ゲーム・デバイスによって与えられる実際の物的賞品を表す画像である。別の実施形態では、ランダムに決定した、又は所定のシンボルをリール上に表示し、シンボルは、ゲームに伴う実際の物的賞品の画像を表さない。
【0059】
一実施形態では、ゲーム・デバイスは、プレーヤが物的賞品を得るために必要な指定数の賞品シンボルを累積した場合、複数の物的賞品から1つの物的賞品をプレーヤに与える。別の実施形態では、ゲーム・デバイスは、プレーヤに複数の物的賞品から1つを選択させる。物的賞品は全て、異なる価値を有し異なる様式の腕時計というような、同じ種類の物的賞品としてもよく、あるいは物的賞品は、価値が同一又は異なる、腕時計、自転車、テレビジョン及び自動車というような、異なる物的賞品としてもよい。このような実施形態の1つでは、プロセッサは、等しい又は重み付けした確率に基づいて、ランダムに賞品を決定することができる。
【0060】
更に別の実施形態では、ゲームにおけるリールは、複数の異なる賞品シンボルを含む。この実施形態では、異なる賞品シンボルの各々には、異なる物的賞品が関連付けられている。プロセッサは、異なる賞品シンボルの各々に対して累積しなければならない賞品シンボルの数を指定し、プレーヤは、特定の賞品シンボルと関連付けられた物的賞品を得るために、当該賞品シンボルと関連付けられた指定数の物理シンボルを累積しなければならない。ゲーム・デバイス又はプレーヤは、次に、リールをスピンし、異なる賞品シンボルを累積する。累積した賞品シンボル数が、特定の物的賞品と関連付けられた賞品シンボルの指定数を達成した場合、ゲーム・デバイスはその物的賞品をプレーヤに授与する。この実施形態の一態様では、異なる物的賞品シンボルは、異なる賞品シンボルと関連付けられた実際の物的賞品を表す画像である。別のこのような実施形態では、賞品シンボルは、ゲーム実施者が望む適宜のシンボル、キャラクタ又は画像のいずれかである。この実施形態では、双方の物的賞品に対する賞品シンボルの累積を、プレーヤに表示することができる。
【0061】
別の実施形態では、本発明をカード・ゲームにおいて用いる。カード・ゲームは、シンボルを含む複数のカードを含み、シンボルの少なくとも1つが賞品シンボルを含む。ゲーム・デバイスは、前述のようにゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの数を指定し、ポーカの持ち札のような持ち札をプレーヤに配る。プレーヤは、ゲームにおいてプレーヤ・カード上に示されるあらゆる賞品シンボルを累積する。持ち札において累積された賞品シンボル数が、ゲームにおいて累積すべき賞品シンボルの指定数に達した場合、ゲーム・デバイスは物的賞品をプレーヤに与える。
【0062】
一代替実施形態では、物的賞品を得るために必要な累積シンボル数は、少なくとも部分的に、主ゲームにおけるプレーヤによる賭けの相対的額に基づく。例えば、このような実施形態の1つでは、プレーヤが最小の賭けを行った場合、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボルの数は最大数となり、プレーヤが最大の賭けを行った場合、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボルの数は最小数となる。他の変形も、本発明にしたがって採用することができる。このような別の実施形態では、物的賞品を得るために必要な累積賞品シンボル数は同一のままであり、1つに対して、発生する複数の又は各賞品シンボル、累積される賞品シンボルの数は、プレーヤの賭けに基づく。つまり、一実施形態では、賭けが大きい程、賞品シンボルがリール上又は主ゲームにおいて生じたときに累積される賞品シンボルの数も多い。このような実施形態の1つでは、累積される賞品シンボルの数は、プレーヤの総賭け額に基づくか、又はこれを乗算する。更に別の実施形態では、無料スピン・ゲームにおいて物的賞品を得るために累積することが必要な賞品シンボルの数は、プレーヤの賭けに基づいて減少する。尚、これらの方法の各々は、単独で、あるいは、このような他の方法又はプレーヤの賭けに基づいて物的賞品を得る確率を変化させる他の適した方法と組み合わせて用いることができる。本実施形態は、賭け金が大きい程プレーヤに有利にする。また、これらの方法は、本発明にしたがって、線形的又は非線形に用いることができる。したがって、これらの実施形態では、プレーヤが物的賞品を勝ち取る賭け率を変化させることができる。
【0063】
更に別の実施形態では、指定数のスピン即ち活性化を得る確率を、少なくとも部分的に、プレーヤの賭けに関連付けたり、あるいは、これを基準にすることができる。更に別の実施形態では、再トリガ又は再トリガ・シンボルを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤの賭けを基準とする。つまり、このような実施形態では、プレーヤが物的賞品を勝ち取る確率は、プレーヤの賭けに基づいて変化する。
【0064】
本発明の更に別の実施形態では、ゲーム・マシンは、複数の異なる賞品シンボル、及び複数の異なる種類又は値の物的賞品を含む。プレーヤは、異なる種類の物的賞品又は異なる値の物的賞品の一方又は双方を得ることができる。
【0065】
このような実施形態の1つでは、ボーナス・ゲームのようなゲームの誘起時に、ゲーム・デバイスは、リール上に複数のシンボルを有する複数のリールの複数の無料スピンを与える。シンボルは、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルとを含む。また、シンボルは、少なくとも1つの再トリガ・シンボルも含む。第1物的賞品を勝ち取るためには、指定した数の第1賞品シンボルを累積しなければならない。第2物的賞品を勝ち取るためには、指定した数の第2賞品シンボルを累積しなければならない。このような実施形態の1つでは、指定した第1賞品シンボル数は、最初に指定したリールの無料スピンの回数の間に累積することができる第1賞品シンボルの数よりも大きい。同様に、一実施形態では、指定した第2賞品シンボル数は、最初に指定したリールの無料スピンの回数の間に累積することができる第2賞品シンボルの数よりも大きい。この実施形態では、プレーヤは、第1物的賞品及び/又は第2物的賞品を得るためには、再トリガを得なければならない。このような実施形態の1つでは、プレーヤは、第1物的賞品、又は第2物的賞品、あるいは第1物的賞品及び第2物的賞品の双方を勝ち取ることができる。別の実施形態では、第1又は第2物的賞品の一方又は双方に対して1回の累積を完成した後、その又はそれらの物的賞品の累積カウンタをリセットし、続いて残りの無料スピンの間完成することができる。また、代替実施形態では、プレーヤは、再トリガがなくとも、第1物的賞品を得るために必要な数の第1賞品シンボルを累積することができ、再トリガがなくとも第2物的賞品を得るために必要な数の第2賞品シンボルを累積することができる。
【0066】
尚、このような実施形態では、ゲーム・デバイスは、累積されている第1賞品シンボルの数、累積されている第2賞品シンボル、第1物的賞品を得るために必要な第1賞品シンボル数、及び第2物的賞品を得るために必要な第2賞品シンボルの数をプレーヤに示すのに適したディスプレイ又はメータを含むことができる。更に、このような実施形態では、特に、累積がリセットされ更にスピンが残っている実施形態において、ゲーム・デバイスは、プレーヤが勝ち取った各種類の物的賞品の数をプレーヤに示すのに適したディスプレイ又はメータを含むことができる。
【0067】
また、ゲーム・マシンは、必要な数のシンボルを累積した後、又は無料スピンを完了した後に、プレーヤに物的賞品を選択又は収集させることもできる。
現時点において最も実用的で好ましい実施形態と考えられるものに関連付けて本発明について説明したが、本発明は開示した実施形態には限定されず、特許請求の範囲の精神及び範囲に含まれる種々の変更及び同等な構成も方眼することを位置することは認められよう。特許請求の範囲に既定した本発明の新規な態様から逸脱することなく、本発明において変更や変形が可能であり、本願は特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1A】本発明ゲーム・デバイスの代替実施形態の斜視図である。
【図1B】本発明ゲーム・デバイスの代替実施形態の斜視図である。
【図2】本発明のゲーム・デバイスの一実施形態の電子構成の模式ブロック図である。
【図3】本発明のゲーム・デバイスの一実施形態の拡大立面図である。
【図4A】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4B】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4C】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4D】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図4E】図3の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5A】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5B】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5C】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図5D】本発明の別の実施形態の一例の拡大立面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の拡大立面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記リール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含むシンボルと、
前記リールのスピンの初期指定回数であって、1よりも大きい初期指定スピン回数と、
物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも大きい、賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化させ、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に少なくとも1回前記リールのスピンを再トリガし、前記リールの各スピンにおいて前記リール上に現れるあらゆる賞品シンボルを累積し、前記累積した賞品シンボルの数が前記賞品シンボル指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項2】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数は、リールの前記初期指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項3】
請求項1記載のゲーム・デバイスであって、前記リールと関連付けられた少なくとも1つのペイラインを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項4】
請求項3記載のゲーム・デバイスにおいて、前記プロセッサは、前記リールの各スピンにおいて前記ペイラインに現れた任意の賞品シンボルを累積することを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項5】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、スピンが残っていない場合、前記賞品シンボルの累積数をリセットすることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項6】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、前記プレーヤの賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項7】
請求項6記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボルの累積数は、複数の主ゲームの後にリセットされることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項8】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボルは、前記物的賞品を表す画像を含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項9】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数はランダムに決定されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項10】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は予め決定されていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項11】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数はランダムに決定されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項12】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数は予め決定されていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項13】
請求項1記載のゲーム・デバイスであって、複数の異なる物的賞品を含み、前記プロセッサは、前記賞品シンボルの累積数が、前記物的賞品を勝ち取るために必要な指定賞品シンボル数に達したときに、前記物的賞品の1つをプレーヤに与えるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項14】
請求項13記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品の少なくとも2つは、異なる価値を有することを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項15】
請求項13記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、前記物的賞品の各々と関連付けられ、前記プロセッサにより選択される確率を含み、前記プロセッサは、前記確率に基づいて、前記物的賞品の1つ選択しプレーヤに与えることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項16】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、複数の異なる物的賞品を含み、前記プロセッサは、前記賞品シンボルの累積数が前記賞品シンボル指定数に達した場合に、前記プレーヤに前記物的賞品の1つを選択させるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項17】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、前記累積賞品シンボル数を示すように動作可能な賞品シンボル・ディスプレイを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項18】
請求項17記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル・ディスプレイは、複数の賞品シンボル・インディケータを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項19】
請求項18記載のゲーム・デバイスであって、前記賞品シンボル・インディケータと連動する少なくとも1つの照明デバイスを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項20】
請求項17記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル・ディスプレイは、前記賞品シンボルの累積数を表す整数を含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項21】
請求項20記載のゲーム・デバイスにおいて、前記整数は、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に少なくとも1だけ増分されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項22】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項23】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項24】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項25】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に現れる各賞品シンボルに基づいて累積される賞品シンボルの数は、部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項26】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性が、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項27】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記プロセッサは、プレーヤに前記物的賞品を選択させるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項28】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記複数のリール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含むシンボルと、
前記リールの初期指定スピン回数であって、1よりも大きい、初期指定スピン回数と、
第1物的賞品を勝ち取るために累積することが必要な前記第1賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる第1賞品シンボルの数よりも大きい、前記第1賞品シンボル指定数と、
異なる第2物的賞品を勝ち取るために累積することが必要な前記第2賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる第2スピン・シンボル数よりも大きい、前記第2賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化し、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れたときに前記リールの少なくとも1つを再トリガし、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積し、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積し、前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボル指定数に達したとき、前記第1物的賞品をプレーヤに授与し、前記第2賞品シンボルの累積数が前記第2賞品シンボル指定数に達した場合、前記第2物的賞品を前記プレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項29】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1賞品シンボル指定数は、前記リールの前記初期指定スピン回数よりも大きく、前記第2賞品シンボル指定数は、前記リールの前記初期指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項30】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1及び第2賞品シンボルの累積数は、スピンが残っていない場合、リセットされることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項31】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、プレーヤによる賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項32】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品は、前記第2物的賞品よりも価値が高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項33】
請求項32記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品の場合よりも高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項34】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項35】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項36】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項37】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項38】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項39】
請求項29記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項40】
ゲーム・デバイスであって、
主ゲームと、
副ゲームと、
前記主ゲームと関連付けられた少なくとも1つのトリガ・イベントであって、前記主ゲームにおいて前記トリガ・イベントが発生された時に、前記副ゲームを開始する、トリガ・イベントと、
前記副ゲームにおける複数のシンボルを含む複数のリールであって、前記シンボルが少なくとも1つの賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、リールと、
前記第2ゲームと関連付けられた物的賞品と、
前記物的賞品を勝ち取るために前記副ゲームにおいて累積する必要がある賞品シンボルの指定数であって、前記副ゲームにおいて前記リールの初期指定スピン数において累積可能な賞品シンボルの数よりも大きい、賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記主ゲームにおいて前記トリガ・イベントが生じた後に、前記副ゲームにおいて前記初期指定スピン回数だけ前記1組のリールを活性化し、前記副ゲームにおいて前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に前記リールの少なくとも1回の活性化のために、前記リールの活性化を再トリガし、前記副ゲームにおける前記リールの活性化において前記リール上に現れる賞品シンボルを累積し、前記賞品シンボルの累積数が前記賞品シンボル指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項41】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2ゲームにおいて累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、前記指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項42】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記トリガ・イベントは、前記主ゲームにおいて1組のリール上に現れるシンボルの組合せを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項43】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項44】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの前記初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項45】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項46】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項47】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項48】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記複数のリール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、シンボルと、
前記リールの初期指定スピン回数であって、1よりも大きい初期指定スピン回数と、
第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数と、
第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数であって、前記第1物的賞品が前記第2物的賞品よりも価値が高い、第2賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化し、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に前記リールの少なくとも1つを再トリガし、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積し、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積し、前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボル指定数に達したとき、前記第1物的賞品をプレーヤに授与し、前記第2賞品シンボルの累積数が前記第2賞品シンボル指定数に達した場合、前記第2物的賞品を前記プレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項49】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、プレーヤによる賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項50】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項51】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項52】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項53】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項54】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項55】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項56】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)主ゲームをプレーヤに表示するステップと、
(b)前記主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じたときに副ゲームを開始するステップと、
(c)前記副ゲームにおいて複数のリールの初期スピン回数を指定するステップと、
(d)前記副ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記賞品シンボルの指定数が、前記副ゲームにおける前記リールの初期指定スピン回数において累積可能な賞品シンボル数よりも大きい、ステップと、
(e)前記副ゲームにおいて前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記リール上に現れる賞品シンボルを累積するステップと、
(g)トリガ・イベントが前記副ゲームにおいて生じた場合、少なくとも1回前記リールを再活性化するステップと、
(h)前記賞品シンボルの累積数が、前記副ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るのに必要な賞品シンボルの指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項56記載の方法において、前記リール上に現れる賞品シンボルを累積するステップは、前記リールと関連付けられた少なくとも1つのペイライン上に示される賞品シンボルを累積することを含むことを特徴とする方法。
【請求項58】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記指定初期スピン回数をランダムに決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記指定初期スピン回数を予め決定しておくステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記副ゲームにおいて前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数をランダムに決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記副ゲームにおいて前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数を予め決定しておくステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項62】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記賞品シンボルの累積数を賞品シンボル・ディスプレイに表示するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項63】
請求項56記載の方法において、プレーヤに物的賞品を与えるステップは、複数の異なる物的賞品から物的賞品を与えることを含むことを特徴とする方法。
【請求項64】
請求項56記載の方法において、プレーヤに物的賞品を与えるステップは、プレーヤに複数の物的賞品から1つを選択させることを含むことを特徴とする方法。
【請求項65】
請求項56記載の方法において、前記物的賞品をプレーヤに授与するステップは、賞品コードを発生することを含むことを特徴とする方法。
【請求項66】
請求項65記載の方法であって、該方法は、レシート、チケット、印刷媒体、及び記録媒体の内少なくとも1つの上に前記賞品コードを配するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項67】
請求項56記載の方法において、前記指定初期スピン回数は無料のスピンであることを特徴とする方法。
【請求項68】
請求項56記載の方法において、前記リールの初期指定初期スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項69】
請求項56記載の方法において、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項70】
請求項56記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項71】
請求項56記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項72】
請求項56記載の方法において、前記ステップ(a)から(h)を、データ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項73】
請求項72記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【請求項74】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)複数のリールと、該リール上に複数のシンボルとを表示するステップであって、前記シンボルが、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、ステップと、
(b)前記リールの初期スピン回数を指定するステップであって、該指定初期スピン回数が1よりも大きい、ステップと、
(c)第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第1賞品シンボルの指定数が、前記リールの前記指定初期スピン回数において累積可能な第1賞品シンボルの数よりも大きい、ステップと、
(d)第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第2賞品シンボルの指定数が、前記リールの前記指定初期スピン回数において累積可能な第2賞品シンボルの数よりも大きい、ステップと、
(e)前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合、前記リールの少なくとも1回のスピンを再トリガするステップと、
(g)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積するステップと、
(h)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積するステップと、
(i)前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第1物理賞品をプレーヤに授与するステップと、
(j)前記第2賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第2物理賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項75】
請求項74記載の方法において、前記第1物的賞品は、前記第2物的賞品よりも価値が高いことを特徴とする方法。
【請求項76】
請求項75記載の方法において、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とする方法。
【請求項77】
請求項74記載の方法において、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項78】
請求項74記載の方法において、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項79】
請求項74記載の方法において、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項80】
請求項74記載の方法において、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項81】
請求項75記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項82】
請求項74記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項83】
請求項74記載の方法において、前記ステップ(a)〜(j)をデータ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項84】
請求項83記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【請求項85】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)複数のリールと、該リール上に複数のシンボルとを表示するステップであって、前記シンボルが、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、ステップと、
(b)前記リールの初期スピン回数を指定するステップであって、該指定初期スピン回数が1よりも大きい、ステップと、
(c)第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの数を指定するステップと、
(d)第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第1物的賞品の価値が前記第2物的賞品よりも高い、ステップと、
(e)前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合、前記リールの少なくとも1回のスピンを再トリガするステップと、
(g)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積するステップと、
(h)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れるいずれの第2賞品シンボルでも累積するステップと、
(i)前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第1物理賞品をプレーヤに授与するステップと、
(j)前記第2賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第2物理賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項86】
請求項85記載の方法において、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とする方法。
【請求項87】
請求項85記載の方法において、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項88】
請求項85記載の方法において、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項89】
請求項85記載の方法において、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項90】
請求項85記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項91】
請求項85記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項92】
請求項85記載の方法において、前記ステップ(a)〜(j)をデータ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項93】
請求項92記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【請求項1】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記リール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含むシンボルと、
前記リールのスピンの初期指定回数であって、1よりも大きい初期指定スピン回数と、
物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる賞品シンボルの数よりも大きい、賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化させ、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に少なくとも1回前記リールのスピンを再トリガし、前記リールの各スピンにおいて前記リール上に現れるあらゆる賞品シンボルを累積し、前記累積した賞品シンボルの数が前記賞品シンボル指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項2】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数は、リールの前記初期指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項3】
請求項1記載のゲーム・デバイスであって、前記リールと関連付けられた少なくとも1つのペイラインを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項4】
請求項3記載のゲーム・デバイスにおいて、前記プロセッサは、前記リールの各スピンにおいて前記ペイラインに現れた任意の賞品シンボルを累積することを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項5】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、スピンが残っていない場合、前記賞品シンボルの累積数をリセットすることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項6】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、前記プレーヤの賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項7】
請求項6記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボルの累積数は、複数の主ゲームの後にリセットされることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項8】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボルは、前記物的賞品を表す画像を含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項9】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数はランダムに決定されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項10】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は予め決定されていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項11】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数はランダムに決定されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項12】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル指定数は予め決定されていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項13】
請求項1記載のゲーム・デバイスであって、複数の異なる物的賞品を含み、前記プロセッサは、前記賞品シンボルの累積数が、前記物的賞品を勝ち取るために必要な指定賞品シンボル数に達したときに、前記物的賞品の1つをプレーヤに与えるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項14】
請求項13記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品の少なくとも2つは、異なる価値を有することを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項15】
請求項13記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、前記物的賞品の各々と関連付けられ、前記プロセッサにより選択される確率を含み、前記プロセッサは、前記確率に基づいて、前記物的賞品の1つ選択しプレーヤに与えることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項16】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、複数の異なる物的賞品を含み、前記プロセッサは、前記賞品シンボルの累積数が前記賞品シンボル指定数に達した場合に、前記プレーヤに前記物的賞品の1つを選択させるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項17】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、該デバイスは、前記累積賞品シンボル数を示すように動作可能な賞品シンボル・ディスプレイを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項18】
請求項17記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル・ディスプレイは、複数の賞品シンボル・インディケータを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項19】
請求項18記載のゲーム・デバイスであって、前記賞品シンボル・インディケータと連動する少なくとも1つの照明デバイスを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項20】
請求項17記載のゲーム・デバイスにおいて、前記賞品シンボル・ディスプレイは、前記賞品シンボルの累積数を表す整数を含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項21】
請求項20記載のゲーム・デバイスにおいて、前記整数は、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に少なくとも1だけ増分されることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項22】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項23】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項24】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項25】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に現れる各賞品シンボルに基づいて累積される賞品シンボルの数は、部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項26】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性が、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づいていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項27】
請求項1記載のゲーム・デバイスにおいて、前記プロセッサは、プレーヤに前記物的賞品を選択させるように動作可能であることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項28】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記複数のリール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含むシンボルと、
前記リールの初期指定スピン回数であって、1よりも大きい、初期指定スピン回数と、
第1物的賞品を勝ち取るために累積することが必要な前記第1賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる第1賞品シンボルの数よりも大きい、前記第1賞品シンボル指定数と、
異なる第2物的賞品を勝ち取るために累積することが必要な前記第2賞品シンボルの指定数であって、前記リールの初期指定スピン回数において累積することができる第2スピン・シンボル数よりも大きい、前記第2賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化し、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れたときに前記リールの少なくとも1つを再トリガし、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積し、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積し、前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボル指定数に達したとき、前記第1物的賞品をプレーヤに授与し、前記第2賞品シンボルの累積数が前記第2賞品シンボル指定数に達した場合、前記第2物的賞品を前記プレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項29】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1賞品シンボル指定数は、前記リールの前記初期指定スピン回数よりも大きく、前記第2賞品シンボル指定数は、前記リールの前記初期指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項30】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1及び第2賞品シンボルの累積数は、スピンが残っていない場合、リセットされることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項31】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、プレーヤによる賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項32】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品は、前記第2物的賞品よりも価値が高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項33】
請求項32記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品の場合よりも高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項34】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項35】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項36】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項37】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項38】
請求項28記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項39】
請求項29記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項40】
ゲーム・デバイスであって、
主ゲームと、
副ゲームと、
前記主ゲームと関連付けられた少なくとも1つのトリガ・イベントであって、前記主ゲームにおいて前記トリガ・イベントが発生された時に、前記副ゲームを開始する、トリガ・イベントと、
前記副ゲームにおける複数のシンボルを含む複数のリールであって、前記シンボルが少なくとも1つの賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、リールと、
前記第2ゲームと関連付けられた物的賞品と、
前記物的賞品を勝ち取るために前記副ゲームにおいて累積する必要がある賞品シンボルの指定数であって、前記副ゲームにおいて前記リールの初期指定スピン数において累積可能な賞品シンボルの数よりも大きい、賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記主ゲームにおいて前記トリガ・イベントが生じた後に、前記副ゲームにおいて前記初期指定スピン回数だけ前記1組のリールを活性化し、前記副ゲームにおいて前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に前記リールの少なくとも1回の活性化のために、前記リールの活性化を再トリガし、前記副ゲームにおける前記リールの活性化において前記リール上に現れる賞品シンボルを累積し、前記賞品シンボルの累積数が前記賞品シンボル指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項41】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2ゲームにおいて累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、前記指定スピン回数よりも大きいことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項42】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記トリガ・イベントは、前記主ゲームにおいて1組のリール上に現れるシンボルの組合せを含むことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項43】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項44】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの前記初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項45】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項46】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項47】
請求項40記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項48】
ゲーム・デバイスであって、
複数のリールと、
前記複数のリール上にある複数のシンボルであって、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、シンボルと、
前記リールの初期指定スピン回数であって、1よりも大きい初期指定スピン回数と、
第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数と、
第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数であって、前記第1物的賞品が前記第2物的賞品よりも価値が高い、第2賞品シンボル指定数と、
前記リールを制御し、前記初期指定スピン回数だけ前記リールを活性化し、前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合に前記リールの少なくとも1つを再トリガし、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積し、前記リールのスピン毎に前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積し、前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボル指定数に達したとき、前記第1物的賞品をプレーヤに授与し、前記第2賞品シンボルの累積数が前記第2賞品シンボル指定数に達した場合、前記第2物的賞品を前記プレーヤに授与するように動作可能なプロセッサと
を備えていることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項49】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記初期指定スピン回数は、プレーヤによる賭けの際に活性化される主ゲームにおいて得られることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項50】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項51】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項52】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項53】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボル指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項54】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項55】
請求項48記載のゲーム・デバイスにおいて、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項56】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)主ゲームをプレーヤに表示するステップと、
(b)前記主ゲームにおいてトリガ・イベントが生じたときに副ゲームを開始するステップと、
(c)前記副ゲームにおいて複数のリールの初期スピン回数を指定するステップと、
(d)前記副ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記賞品シンボルの指定数が、前記副ゲームにおける前記リールの初期指定スピン回数において累積可能な賞品シンボル数よりも大きい、ステップと、
(e)前記副ゲームにおいて前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記リール上に現れる賞品シンボルを累積するステップと、
(g)トリガ・イベントが前記副ゲームにおいて生じた場合、少なくとも1回前記リールを再活性化するステップと、
(h)前記賞品シンボルの累積数が、前記副ゲームにおいて物的賞品を勝ち取るのに必要な賞品シンボルの指定数に達した場合、前記物的賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項56記載の方法において、前記リール上に現れる賞品シンボルを累積するステップは、前記リールと関連付けられた少なくとも1つのペイライン上に示される賞品シンボルを累積することを含むことを特徴とする方法。
【請求項58】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記指定初期スピン回数をランダムに決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記指定初期スピン回数を予め決定しておくステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記副ゲームにおいて前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数をランダムに決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記副ゲームにおいて前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数を予め決定しておくステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項62】
請求項56記載の方法において、該方法は、前記賞品シンボルの累積数を賞品シンボル・ディスプレイに表示するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項63】
請求項56記載の方法において、プレーヤに物的賞品を与えるステップは、複数の異なる物的賞品から物的賞品を与えることを含むことを特徴とする方法。
【請求項64】
請求項56記載の方法において、プレーヤに物的賞品を与えるステップは、プレーヤに複数の物的賞品から1つを選択させることを含むことを特徴とする方法。
【請求項65】
請求項56記載の方法において、前記物的賞品をプレーヤに授与するステップは、賞品コードを発生することを含むことを特徴とする方法。
【請求項66】
請求項65記載の方法であって、該方法は、レシート、チケット、印刷媒体、及び記録媒体の内少なくとも1つの上に前記賞品コードを配するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項67】
請求項56記載の方法において、前記指定初期スピン回数は無料のスピンであることを特徴とする方法。
【請求項68】
請求項56記載の方法において、前記リールの初期指定初期スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項69】
請求項56記載の方法において、前記物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項70】
請求項56記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項71】
請求項56記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項72】
請求項56記載の方法において、前記ステップ(a)から(h)を、データ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項73】
請求項72記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【請求項74】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)複数のリールと、該リール上に複数のシンボルとを表示するステップであって、前記シンボルが、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、ステップと、
(b)前記リールの初期スピン回数を指定するステップであって、該指定初期スピン回数が1よりも大きい、ステップと、
(c)第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第1賞品シンボルの指定数が、前記リールの前記指定初期スピン回数において累積可能な第1賞品シンボルの数よりも大きい、ステップと、
(d)第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第2賞品シンボルの指定数が、前記リールの前記指定初期スピン回数において累積可能な第2賞品シンボルの数よりも大きい、ステップと、
(e)前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合、前記リールの少なくとも1回のスピンを再トリガするステップと、
(g)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積するステップと、
(h)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第2賞品シンボルを累積するステップと、
(i)前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第1物理賞品をプレーヤに授与するステップと、
(j)前記第2賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第2物理賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項75】
請求項74記載の方法において、前記第1物的賞品は、前記第2物的賞品よりも価値が高いことを特徴とする方法。
【請求項76】
請求項75記載の方法において、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とする方法。
【請求項77】
請求項74記載の方法において、前記初期指定スピン回数は、無料のスピンであることを特徴とするゲーム・デバイス。
【請求項78】
請求項74記載の方法において、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項79】
請求項74記載の方法において、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項80】
請求項74記載の方法において、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項81】
請求項75記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項82】
請求項74記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項83】
請求項74記載の方法において、前記ステップ(a)〜(j)をデータ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項84】
請求項83記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【請求項85】
ゲーム・デバイスの動作方法であって、
(a)複数のリールと、該リール上に複数のシンボルとを表示するステップであって、前記シンボルが、少なくとも1つの第1賞品シンボルと、少なくとも1つの第2賞品シンボルと、少なくとも1つの再トリガ・シンボルとを含む、ステップと、
(b)前記リールの初期スピン回数を指定するステップであって、該指定初期スピン回数が1よりも大きい、ステップと、
(c)第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの数を指定するステップと、
(d)第2の異なる物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの数を指定するステップであって、前記第1物的賞品の価値が前記第2物的賞品よりも高い、ステップと、
(e)前記指定初期スピン回数だけ前記リールを活性化するステップと、
(f)前記再トリガ・シンボルが前記リール上に現れた場合、前記リールの少なくとも1回のスピンを再トリガするステップと、
(g)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れる第1賞品シンボルを累積するステップと、
(h)前記リールのスピン毎に、前記リール上に現れるいずれの第2賞品シンボルでも累積するステップと、
(i)前記第1賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第1物理賞品をプレーヤに授与するステップと、
(j)前記第2賞品シンボルの累積数が前記第1賞品シンボルの指定数に達した場合、前記第2物理賞品をプレーヤに授与するステップと
を備えていることを特徴とする方法。
【請求項86】
請求項85記載の方法において、前記第2物的賞品を得る確率は、前記第1物的賞品よりも高いことを特徴とする方法。
【請求項87】
請求項85記載の方法において、前記リールの初期指定スピン回数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項88】
請求項85記載の方法において、前記第1物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第1賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項89】
請求項85記載の方法において、前記第2物的賞品を勝ち取るために累積する必要がある前記第2賞品シンボルの指定数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項90】
請求項85記載の方法において、前記リール上に賞品シンボルが現れる毎に累積される前記賞品シンボルの数は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項91】
請求項85記載の方法において、前記リールの再トリガを得る可能性は、少なくとも部分的に、プレーヤが行う賭けに基づくことを特徴とする方法。
【請求項92】
請求項85記載の方法において、前記ステップ(a)〜(j)をデータ・ネットワークを通じて制御することを特徴とする方法。
【請求項93】
請求項92記載の方法において、前記データ・ネットワークはインターネットであることを特徴とする方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6】
【公表番号】特表2007−511240(P2007−511240A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523872(P2006−523872)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/024669
【国際公開番号】WO2005/020159
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(592123897)アイジーティー (44)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/024669
【国際公開番号】WO2005/020159
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(592123897)アイジーティー (44)
【Fターム(参考)】
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