特殊な形状の容器とその支持具

【課題】簡易な構造で、設置スペースが小さく、かつ、安定的に容器を支持することができる支持具とそのための容器を提供する。
【解決手段】側面から中心部に向かい全高にわたって凹みがある形状の容器と起立手段を有する支柱に当該容器の支持手段を有する当該容器の支持具とする構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、側面から中心部に向かい全高にわたって凹みがある形状の容器と起立手段を有する支柱に当該容器の支持手段を有する当該容器の支持具に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、植木鉢などの容器を立体的に支持する道具として、支柱に複数取り付けられたアームの先端に受け皿が付いているスタンドが種々考案されている。（例えば、特許文献１参照。）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００６−６２９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
これらには、次のような問題がある。
スタンドを安定的に設置しようとすれば、植木鉢等を左右対称の位置に配置する必要があり、最低でも、植木鉢等２個分の直径プラス支柱の直径分の幅が必要となる。
【０００５】
本発明は、簡易な構造で、設置スペースが小さく、かつ、安定的に容器を支持することができる支持具とそのための容器を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の特殊な形状の容器とその支持具は、側面から中心部に向かい全高にわたって凹みがある形状の容器と起立手段を有する支柱に当該容器の支持手段を有する当該容器の支持具とする構成とした。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の特殊な形状の容器とその支持具は、全体の設置スペースを小さくすることが可能である。また、容器の転倒、転落が容器の凹みの１方向でしか起こらないし、これも、容器の凹みの中心の形状と支柱の形状を変更し、容器設置後に容器を少し回転させることによって防ぐことができる。
【０００８】
この容器を植木鉢や花瓶にすれば、植物によって支柱や上の段の植木鉢又は花瓶を目立たなくすることも可能であり、見映えを良くすることが可能である。
【０００９】
本発明（請求項２）の支持具を使用すれば、容器の上下の間隔を変化させることができるし、支持具に設置する容器の数を増減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の特殊な形状の容器とその支持具の実施例の斜視図である。
【図２】本発明の特殊な形状の容器の実施例の斜視図である。
【図３】本発明の特殊な形状の容器を支持具に設置した直後の状態の平面図である。
【図４】本発明の特殊な形状の容器を支持具に設置後に回転させた状態の平面図である。
【図５】請求項２の支持具の支柱の実施例の部分の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。
【００１２】
支持具１には、転倒を防止するに十分な起立手段４を設ける。形状はこれに限定するものではない。
【００１３】
容器２の水平断面の形状は円形に限るものではなく、三角形、四角形その他の多角形又はその他の形状でも差し支えない。
【００１４】
支柱３には、容器２を支持するに十分な容器支持手段５を設ける。容器２及び容器支持手段５の強度が十分あれば容器２の底面の中心に近い部分の狭い範囲で支持することも可能であり、支持手段５も小さくすることができる。
【００１５】
容器支持手段５は、支柱３に固定してもよいし、図５のように着脱可能にすることもできる。
なお、着脱可能とする方法はこの方法に限るものではない。
【００１６】
容器設置部の支柱３の断面及び容器２の中心部の断面を図３のようにし、図３の右方向から容器２を設置し、その後に容器２を回転して図４の状態にすれば、容器２は転倒又は転落することはなくなる。
【符号の説明】
【００１７】
１容器支持具
２容器
３支柱
４起立手段
５容器支持手段
６容器支持手段支持ピン
７容器支持手段支持ピン穴

【特許請求の範囲】
【請求項１】
側面から中心部に向かい全高にわたって凹みがある形状の容器と起立手段を有する支柱に当該容器の支持手段を有する当該容器の支持具。
【請求項２】
容器の支持手段を着脱することができる請求項１記載の容器とその支持具。

【図１】