説明

特殊加工タオル

本発明は、表面の乾燥又は拭取り用の製造品を目的とする。一実施形態では、二層からなる製造品が開示される。別の実施形態では、複数層からなる製造品が開示される。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
発明の分野
本発明は、清掃及び拭取りのための製造品に関する。特に本発明は、特定の用途のために特別に加工されたタオルに関する。
【0002】
発明の背景
現代では、身体のフィットネスは重大な関心事である。水泳、ランニング、ウェイトリフティング、マウンテンバイキング、及びその他スポーツ等の、スポーツに関連する様々な活動を通じ、人々は各自のフィットネスの目標を達成している。スポーツに関連する活動がこのように増大したことに関連して、様々な種類の水気及び汚れも増大しており、それらには特に、汗、泥、砂利、垢、プールの水、シャワーの水、場合によっては血が含まれる。
肉体的フィットネスにおけるこのような変化にも関わらず、一般的なタオルは昔のままである。今日、タオルはすべて基本的に、均一な吸収材からなる単層の織物である。一般的なタオルは、今日のアスリートの要求を満たすのに不十分である。
従って、従来のタオルより効果的な、特殊な状況に適した戦術的水分管理ツールに対する需要が存在する。
【0003】
発明の概要
本発明は、表面の乾燥又は拭取りのための製造品を目的とする。これらの製造品は、第1の層と、第1の層に結合する第2の層を含むことができる。第1の層は、少なくとも1層のマイクロファイバーを有することができ、第2の層は少なくとも1層のマイクロファイバーを有することができる。第1及び第2の層のマイクロファイバーは、吸湿速乾性、水分吸収能力、拭取り能力、洗浄能力、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された特徴をそれぞれ有することができる。好適には、第1及び第2の層は、外周を縫い合わせ、且つ層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより結合する。
別の実施形態では、本発明は表面の乾燥又は拭取りのための製造品を目的とし、本製造品は第1層、第1層に結合された第2層、及び第1層と第2層の間に結合された第3層を含む。第1層は少なくとも1層の織物を有し、第2層は少なくとも1層の織物を有し、第3層は少なくとも1層の水分媒介物質を含む。第1及び第2層の織物は、上述のような独立した特徴を有することができる。第3層は、第1層又は第2層の表面積の一部に相当する表面積を有することができ、よって第1層と第2層が互いに隣接する状態で結合する領域と、第1層と第2層の間に第3層が結合する領域とができる。第3層の表面積が実質的に小さい場合、第3層の表面領域を第1及び第2層の表面領域の中央に配置することが好ましい。好適には、周囲を縫い合わせ、層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより、複数の層を結合する。
【0004】
本明細書の結論は、発明の主題の要点を述べ、請求内容を明確にする請求の範囲であり、それによって本発明が規定されるものとする。一方、添付図面を参照する以下の詳細な説明により、本発明の理解を深めることができるものと考える。
【0005】
発明の詳細な説明
本発明は、皮膚、身体、又は用具などの表面を拭取るためのタオルを目的とする。これらのタオルは、二層以上の材料を含む。タオルの各層は、それぞれ固有の特徴を有するように選択できるので、本発明のタオルは、表面を拭取る際の所望の目的、又は所望の目的の組み合わせのほぼ全てに対応するように設計できる。タオルは、少なくとも1つの織物層からなる第1層と、第1層に結合し、少なくとも1つの織物層からなる第2層を含む。複数の織物層が同一又は異なる特徴を有するように、それぞれの層を選択できる。例えば、外層がきめの粗い表面を有し、内層が細かく軟らかなきめを有するように選択することができる。各層は他の層の形と大きさに合わせることができるが、複数の層の形状と大きさが異なると、タオルは複数層からなる領域と、単層からなる領域とを有することができる。
【0006】
本明細書で使用する「織物」という用語は、繊維製の布状の材料を意味する。織物は、規則正しい配列の繊維からなるものでも、網状の繊維からなるものでもよい。織物は、典型的には様々な天然材料及び/又は合成材料からなる繊維を編むか、又は織ることにより作成される繊維製品である。先行技術に周知であるように、織物の特徴(例えばきめ)は、繊維の特徴及び織り方の特徴によって決定される。繊維は、様々な機械的特徴、構造的特徴及び化学的特徴を持つことができる。例えば、天然繊維と合成繊維を使用することができ、繊維にコーティングを施して、繊維の親水性を高めたり、強度を高めたりすることができる。繊維はまた、所望の断面形状を有するように調節することができる。同様に、織り方または編み方の変数を変えることにより、繊維の特徴を修正することができる。これらの変数は、編み方のパターン(例えばシングルニット、ダブルニット、及び格子縞)、ループの特徴(例えばループの長さ、深さ、及び幅)、繊維の角度、個々の繊維の露出、重なり方の特徴、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。繊維の特徴と織り方の特徴とを変化させることにより、織物製品の製造者は任意の数の所望の特徴を有する織物を製造することができる。例えば、タオルとして使用する織物に所望される特徴は、吸湿速乾性、吸水性、拭取り能力、スクラブ能力、洗浄能力、及びそれらの組み合わせを含む。
【0007】
本発明の各織物層は、当業者に既知のあらゆる織物から作成することができる。有用な天然の織物は、天然繊維、例えば綿、絹、亜麻、及びそれらの組み合わせからなる織物を含むが、これらに限定されない。有用な合成の織物は、合成繊維、例えばポリエステル、ポリアミド(ナイロン)、アクリル、及びそれらの組み合わせからなる織物を含むが、これらに限定されない。上述のような繊維の組み合わせから得られる織物における繊維の重量は、約35〜約850g/mである。
好ましくは、織物の層は、約0.01〜約50デニールの合成繊維からなり、これを本明細書ではマイクロファイバー織物と呼ぶ。さらに好ましくは、織物層は、約0.01〜約0.99デニールのマイクロファイバーからなる。織物層は、スプリットマイクロファイバー、アンスプリットマイクロファイバー、又はそれらの組み合わせを利用することができる。有用な材料の非限定的例として、マイクロファイバー織物、例えばMFT 1、2、3、5、8、11.3、及び35、I100、SU1及びSU3(販売元:Leading Edge Products/カリフォルニア州サンディエゴ);重量%の割合が約50/50〜90/10であるポリエステル及びポリアミドからなるマイクロファイバー;100%ポリエステルのマイクロファイバー;及び100%ポリアミド(ナイロン)のマイクロファイバーが挙げられる。マイクロファイバーは、繊維を押し出しにより紡績した後で裂いて畝と溝を生成することができるので有用である。これらの畝と溝は毛管作用を助長するので、ボイドスペースに水分が引き込まれる。織物は1平方インチ当たり約90,000〜約180,000のマイクロファイバーを有し得るので、水分を含む表面と接触するのに広い表面領域を有する。同様に、多数の繊維により、それに比例して毛管作用の量及び水分が吸い込まれるボイドスペースの量が増大する。
【実施例】
【0008】
図1は、2つの織物層を有する本発明の一実施形態の断面を示す。この実施形態では、第1のマイクロファイバー織物層10が第2のマイクロファイバー織物層15と結合し、迅速な水分5の除去が可能な二層からなるタオルを形成している。図に示すように、両方の織物層は、シングルニットのマイクロファイバーテリークロスである。有用なシングルニットマイクロファイバーテリークロスの1つがMFT1であり、これは80%のポリエステルと20%のナイロンの合成マイクロファイバーからなる織物製品である。マイクロファイバーが枝分かれして畝と溝を形成していることによって毛管作用による乾燥効果が得られるので、MFT1は素早い乾燥に有用である。MFT1はまた、次のような特徴を備える。即ち、ループの大きさが1mm未満であり、ループは織物の縦糸に対していくらか平坦であり;織り目はダブルニットテリーの形式であり;繊維の大きさは約0.02〜約0.99デニールであり;繊維はほぼ円形で、紡績、押し出し、並びに、化学処理又は熱処理を用いたスプリットにより製造可能である。本実施形態の個々の織物層は、同一又は異なるマイクロファイバー織物から作成することができる。
【0009】
本発明の別の実施形態では、本発明のタオルは三層の材料を有する。第1の層は少なくとも1つの織物層であり、少なくとも1つの織物層を有する第二層に結合しており、これら織物層はそれぞれ、上述の織物のいずれからも選択可能である。好ましくは、上述のように、第1層と第2層のうち少なくとも一方がマイクロファイバー織物層である。従って、第1及び第2の層は同一又は異なる織物を有することができる。本実施形態はさらに、少なくとも1層の水分媒体物質を有する第3の層を含むことができる。本明細書で使用する水分媒介物質は、実質的に水分を吸収又は保持することができる耐水性の材料全体を包含する。第3層は、後述するように、第1層と第2層の間に結合される。各層はそれぞれ異なる特徴を有するように選択可能であるので、三層からなるタオルは多数の機能を備えることができる。
第1層及び第2層の形状と大きさは同一でもよく、又はタオルが多層となる領域と、単層となる領域を有するように異なっていてもよい。同様に、第3層は、第1層、第2層、又は第1層と第2層の両方の形状と大きさに合わせることができる。或いは、第3層の表面積を、第1層又は第2層の表面積より小さくすることができる。また、第3層の表面積を第1層及び第2層の表面積の両方よりも小さくすることにより、タオルには第1層と第2層が互いに隣接する状態で結合する領域と、第1層と第2層の間に第3層が結合する領域とができる。第3層の表面積が第1層及び第2層両方の表面積より小さいとき、図5に示す上面図で見て第1層及び第2層の表面領域の中央部、又は中心位置に第3層を配置することが好ましい。つまり、第3層は不連続でもよい。例えば、タオルの四隅の領域の第1層及び第2層の間に第3層の部分が位置するように構成することが出来る。
【0010】
水分媒介物質が耐水材料であるとき、第1層及び第2層を個別に用いることにより、別々に濡らしたり汚したりできるので、2つの独立したタオルを持つのと同様の利点が得られる。即ち、タオルの反対側の面を汚したり濡らしたりすることなしに一方の面を使用することができる。第1層及び第2層が異なる特徴を有する場合、この機能性は特に有用である。更に、水分層により2つの織物層を分割することにより、それぞれの面を独立して使用することができるので、タオルの使用可能な表面積が二倍になる。従って、小さなタオルでそれよりもずっと大きなタオルと同じ機能的効果を提供することができる。
耐水材料は、水及びその他流体の通過を防ぐか又は遅らせる、従来技術に既知のあらゆる材料を含む。従って、耐水材料は耐水材料及び防水材料を含む。耐水材料は好ましくは柔軟性を有し、また洗濯機で洗えることが好ましい。適切な耐水材料の例として、プラスチック、例えばポリエステル、ポリアミド(ナイロン)、レーヨン、アクリル、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン及びそれらの組み合わせ;Goretex(登録商標)のような織物;ゴム含有材料;及びそれらの組み合わせが挙げられる。
【0011】
図2は、2つの織物層と耐水材料からなる第3の層を有する本発明の一実施形態の断面を示す。本実施形態において、第1の織物層20は第2の織物層25に結合しており、耐水材料からなる第3の層は第1層と第2層の間に結合している。図に示すように、第1の織物層20と第2の織物層25は、異なる特徴を有することができる。例えば、第1の織物層20は、滑らかな表面を有するセーム皮の織物から作製することができる。有用なセーム皮材料の1つは、ポリエステル80%、およびナイロン20%の合成マイクロファーバーであるI100である。I100は、マイクロファイバーが縦糸に対して垂直に立っており、且つ非常に短いので、拭き取りに理想的である。I100は更に次のような特徴を有する。即ち、ループが無く(各ファイバーがそれぞれ独立した房である);織り目はダブルニットであり;ファイバーの大きさは約0.2〜約0.99デニールであり;ファイバーは、紡績、押し出し、及び化学処理又は熱処理を用いたスプリットにより製造されたものである。第2の織物層25は、MFT1のようなシングルニットテリークロスから作製することができ、上述のように、水分5を素早く吸収する。耐水性の第3層は、裂け止め処理したナイロンから作製することができる。このナイロンは、カリフォルニア州サンフランシスコのBritex Fabricsによって販売されている。図に示すように、セーム皮材料からなる第1層20が水分5を過剰に含む場合も、第2層25は耐水性の第3層により保護される。
水分媒介物質が水分吸収材料であるとき、水分媒介物質を使用して水及び流体を蓄積し、それにより第1層及び第2層から水分を除去するか又は逃がして第1層と第2層との間に貯蓄することができる。従って、水分吸収材料は水分傾斜の維持を助け、それにより、第1層及び第2層が単独で吸収するよりも多くの水分を各層が吸収できる。
水分吸収材料は、水及びその他の流体を実質的に吸収又は保持できる、従来技術に既知のあらゆる材料を含む。水分吸収材料は、好ましくは洗濯機で洗浄できるものである。適切な水分吸収材料は、上述の織物のいずれをも含むが、それらに限定されない。
【0012】
図3及び4は、3つの織物層を有する本発明の2つの実施形態の断面図である。図3の実施形態では、第1の織物層35及び第2の織物層40は、I100のようなセーム皮材料からなり、第3層は吸収性の織物製品である。吸収性織物製品の1つがMFT8であり、これは、ポリエステル80%およびナイロン20%の合成マイクロファイバーからなる織物製品である。マイクロファイバーは枝分かれして畝と溝を形成し、よって毛管作用による乾燥効果を持つので、MFT8は素早い水分吸収及び蓄積に有用である。MFT8はまた、次のような特徴を有する。即ち、ループは直径約1mmの大きさで、ループは縦目に対して垂直に立っており;織り目はダブルニットテリーであり;ファイバーの大きさは約0.2〜0.99デニールであり;ファイバーは、紡績、押し出し、及び化学処理又は熱処理を用いたスプリットにより製造されたものである。図4の実施形態では、第1の織物層50及び第2の織物層55は、MFT1のようなシングルニット材料からなる単層であり、MFT8のような第3層は吸収性織物製品からなる単層である。
上述のようなタオルの層は、当業者に既知のあらゆる方法により結合可能である。例えば、縫い合わせ、接着、結合(例えば熱、圧力、融着、化学薬品、又はそれらの任意の組み合わせによる)、メルトブローイング等により、2以上の層を互いに結合することができる。繰返し洗浄と乾燥を行える結合方法を使用することが好ましい。更に好ましくはタオルの層は互いに縫い合わせ、最適にはほぼ平行な縫い目により互いに縫い合わせる。ほぼ平行な縫い目の線は、曲線部分を含んでもよく、タオルの縁で交差してもよい。限定するものではないが、ほぼ平行な縫い目の線により、水分を縁へと導くのを助ける溝が形成されることで、本発明の多層タオルを干したときの乾燥が速まると考えられる。この特徴は、大量の水分を吸収するように構成された本明細書に開示する実施形態に特に有効である。
【0013】
図5は、3つの織物層を有する本発明の別の実施形態を示す。三層のタオル60は、MFT1からなる第1及び第2の織物層を有し、第1層の大きさ及び形状は第2層の大きさ及び形状と一致している。MFT8からなる吸水性の第3層が2つの織物層の間に配置されている。この実施形態では、第3層は、第1層及び第2層よりも実質的に小さな表面積を有し、第1層と第2層の表面領域のほぼ中央に配置されている。結果として、三層タオル60の四隅の部分65では、第1層は第2層のみと結合している。三層タオル60の中央又は中心部70では、第3層が第1層と第2層の間に結合されている。図5に示す実施形態では、ほぼ平行な縫い目75により、3つの層が中央又は中心部70で結合されている。三層タオル60の縁80も縫い目により結合されている。この実施形態はまた、吊るし干し用の穴85を含むので干し易い。穴85は、構造強度を増すために、大きなボタンホールのように縫ってもよく、又はグロメットを付してもよい。或いは、吊るし干し用の穴85は、穴を開け、穴の縁に付加的な織物を縫いつけて補強することにより作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態の断面を示す。
【図2】本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図3】本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図4】本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図5】本発明の別の実施形態の上面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面の乾燥又は拭き取り用製造品であって、
少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなる第1の層、及び
第1の層に結合する層であって、少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなる第2の層
を備え、表面の拭き取り用に構成された製造品。
【請求項2】
第1層及び第2層のマイクロファイバー織物のそれぞれが、吸湿速乾性、水分吸収能力、拭取り能力、洗浄能力、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された特徴を有する、請求項1に記載の製造品。
【請求項3】
第1層及び第2層がテリーマイクロファイバーを含む、請求項3に記載の製造品。
【請求項4】
層は、外周を縫い合わせ、層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより結合される、請求項1又は3に記載の製造品。
【請求項5】
表面の乾燥又は拭き取り用製造品であって、
少なくとも1層の織物からなる第1の層、
第1の層に結合する層であって、少なくとも1層の織物からなる第2の層、及び
第1層と第2層の間に結合された第3層であって、少なくとも1層の水分媒介物質からなる層
を備え、表面の拭き取り用に構成された製造品。
【請求項6】
第1層及び第2層の織物のそれぞれが、吸湿速乾性、水分吸収能力、拭取り能力、洗浄能力、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された特徴を有し、第3層が水分吸収材料からなる、請求項5に記載の製造品。
【請求項7】
第1層及び第2層の織物が、天然繊維から作製された織物、合成繊維から作製された織物、及びそれらの組み合わせからなる群から選択され、第3層が、天然繊維から作製された織物、合成繊維から作製された織物、及びそれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、請求項6に記載の製造品。
【請求項8】
第1層及び第2層の織物のそれぞれが、吸湿速乾性、水分吸収能力、拭取り能力、洗浄能力、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された特徴を有し、第3層が耐水材料からなる、請求項5に記載の製造品。
【請求項9】
第1層及び第2層の織物が、天然繊維から作製された織物、合成繊維から作製された織物、及びそれらの組み合わせからなる群から選択され、第3層が、Gortex様織物、ゴム含有材料、及びそれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、請求項8に記載の製造品。
【請求項10】
第3層の表面領域が、第1層又は第2層の表面領域の一部であり、
第1層及び第2層が互いに隣接した状態で結合している領域と、第1層と第2層の間に第3層が結合する領域がある、請求項5に記載の製造品。
【請求項11】
第3層の表面領域が、第1層及び第2層の表面領域の中央に位置している、請求項10に記載の製造品。
【請求項12】
層は、外周を縫い合わせ、層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより結合される、請求項5、6、8及び10のいずれか1項に記載の製造品。
【請求項13】
表面の乾燥又は拭き取り用製造品であって、
少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなる第1の層、
少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなり、第1の層に結合する第2の層、及び、
第1層と第2層の間に結合された層であって、少なくとも1層の吸水性マイクロファイバー織物からなる第3層
を備え、表面の拭き取り用に構成された製造品。
【請求項14】
第1層がセーム皮のマイクロファイバーからなり、第2層がセーム皮のマイクロファイバーからなり、第3層がテリーマイクロファイバーからなる、請求項13に記載の製造品。
【請求項15】
第1層がシングルニットテリーマイクロファイバーからなり、第2層がシングルニットテリーマイクロファイバーからなり、第3層がダイブルニットマイクロファイバーからなる、請求項13に記載の製造品。
【請求項16】
第3層の表面領域が、第1層又は第2層の表面領域の一部であり、
第1層及び第2層が互いに隣接した状態で結合している領域と、第1層と第2層の間に第3層が結合する領域がある、請求項13に記載の製造品。
【請求項17】
第3層の表面領域が、第1層及び第2層の表面領域の中央に位置している、請求項16に記載の製造品。
【請求項18】
層は、外周を縫い合わせ、層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより結合される、請求項13、14、15及び16のいずれか1項に記載の製造品。
【請求項19】
表面の乾燥又は拭き取り用製造品であって、
少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなる第1の層、
少なくとも1層のマイクロファイバー織物からなり、第1の層に結合する第2の層、及び、
第1層と第2層の間に結合された層であって、少なくとも1層の耐水材料からなる第3層
を備え、表面の拭き取り用に構成された製造品。
【請求項20】
第1層がセーム皮のマイクロファイバーからなり、第2層がテリーマイクロファイバーからなり、第3層が裂け止めナイロンからなる、請求項19に記載の製造品。
【請求項21】
第1層が、ダブルニットテリーマイクロファイバーからなる外層と、外層に対向する毛を有し、シングルニットテリーマイクロファイバーからなる内層とを備え、第2層が、ダブルニットテリーマイクロファイバーからなる外層と、外層に対向する毛を有し、シングルニットテリーマイクロファイバーからなる内層とを備え、第3層が裂け止めナイロンからなる、請求項19に記載の製造品。
【請求項22】
第3層の表面領域が、第1層又は第2層の表面領域の一部であり、
第1層及び第2層が互いに隣接した状態で結合している領域と、第1層と第2層の間に第3層が結合する領域がある、請求項19に記載の製造品。
【請求項23】
第3層の表面領域が、第1層及び第2層の表面領域の中央に位置している、請求項22に記載の製造品。
【請求項24】
層は、外周を縫い合わせ、層の内部表面領域にほぼ平行な縫い目を入れることにより結合される、請求項19、20、21及び22のいずれか1項に記載の製造品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−506875(P2007−506875A)
【公表日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−528116(P2006−528116)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/030962
【国際公開番号】WO2005/060402
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【出願人】(506375668)タクティクス, エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】