説明

生ごみ処理容器

【課題】外気の自然流通が少なく生ごみ容器内の水分が外部へと蒸発、又は流れにくく、生ごみの発酵、分解がおくれ腐敗、悪臭、虫等が出る原因となっている一般家庭の生ごみを短時日に消化可能な生ごみ処理容器を提供する。
【解決手段】通性嫌気性菌有用微生物を使用し生ごみの大半である水分を自然蒸発さすべく容器1の内外気流通孔2よりその中へ空気を自然流通させて容器内に網かご3を入れ、その四方と容器の内側四方、及び網かごと容器の底との間にそれぞれ空間4,7を設け、外気はこれを通り網かごの中の生ごみに入りその水分は外気により外部へと蒸発、又は流れることにより生ごみの水分が適量になり通性嫌気性菌有用微生物の働きが活発になり発酵、分解、減量が早く容易に生ごみを消去することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は 一般家庭の生ごみを短時日に消去を図った生ごみ処理容器に関するもの
【背景技術】
【0002】
従来の家庭用生ごみ処理容器で電動式以外のものは土壌のある場所で使用するものと そうでないものとがある また 容器の外管と内管により空気の流通装置がある(例えば特許文献1)
【0003】
以下 特許文献1の図6 図7により説明する 各 図6 図7共外管1内に空気の流通するのは上層給排気孔4と下層給排気孔13のみである
【0004】
図6の21は微生物 22は生ごみであり これらは1の外管により空気が遮断されているために空気の流通がない また 本特許願[請求項1]にある網のかごの設置なし
【特許文献1】 実用新案登録 第3067970号 登録年月日 平成12年2月2日
【非特許文献1】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた従来の電気を使用しない生ごみ処理容器では 土壌のある場所しか使用できない容器は生ごみを減量されるのに数か月かかり また 土壌のない場所で使用する容器は空気の自然流通がない あっても少ない
【0006】
本発明は このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり 土壌のあるなしの場所にかかわらず 特に特許文献1による問題を改良して空気を自然流通さし効果的に発酵 分解して減量 消去を早期にできる生ごみ処理容器を実現することを目的とするものである
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして 本発明は上記目的を達成するために下記の手段を講じる
生ごみの大半である水分を蒸発さすべく容器の内外気流通孔より容器の中へ空気を自然流通さし 容器内に加工した網のかごの四方と容器の内側との間に空間を設ける
同様に網かごの下部と容器の底にも空間を設ける 外気はこれらを流通して網かごの中の生ごみに入る 生ごみの水分はこの外気の流れにそって内外気流通孔を通じて再び外部へと流れる また 第2の解決手段として通性嫌気性菌有用微生物を使用 それにより発酵分解 減量等が早く容易に生ごみを消去することができる 尚 網のかご内の生ごみと通性嫌気性菌有用微生物をまぜるためにかくはん機を取付ける
【0008】
以下 生ごみを短時に効果的に発酵分解して減量 消去を実現するために下記の設備を装置する
1 容器 生ごみ処理容器
2 内外気流通孔 容器内に空気が出入りする 虫の進入を防ぐ網を取付ける
3 網かご 生ごみと通性嫌気性菌有用有用微生物が入る 空気が入る
4 空間部分 網かごの外側四方と容器の内側四方との空間部分
5 容器の底
6 網かごの下部
7 空間部分 網かごの下部と容器の底との空間部分
8 容器のフタ
9 容器の取手
10 通性嫌気性菌有用微生物と生ごみの取出し口
11 容器の脚
12 通性嫌気性菌有用 生ごみの発酵 分解 減量 消去等をより早期効果的にする 微生物
13 生ごみ
14 排水口
15 かくはん機
16 かくはん羽根
【発明の効果】
【0009】
上述したように本発明の生ごみ処理容器は 容器の複数の内外気流通孔より内部へ空気を流通さし 容器内の空間部を通して生ごみが入る網かご内に空気が流通することによって生ごみの水分がこの空気により再び外部へと流れ適量になり通性嫌気性菌有用微生物により生ごみは早期に消去できる
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下 本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する
【実施例】
【0011】
[図1]は 容器1に内外気流通孔2を容器の横 四面に設け その中に網かご3を 設置して網かご3の外側四方と容器1の内側四方に空間部4 および 網かご3の下部6と容器の底5に空間部7を設けた構造斜視図
[図2]は 容器1の外観を示す斜視図
[図3]は 容器1の平面図
[図4]は 網かご3の外観を示す斜視図
[図5]は 網かご3の中に入った通性嫌気性菌有用微生物12と生ごみ13をかく はん機15でかくはんする
【0012】
以下 上記構成について説明する
外気を内外気流通孔2より網かご3と容器1の空間4および網かごの下部6と容器の底5の空間を流通さす よって 課題を解決するための手段 0007 に述べた通りである
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明により 従来の生ごみ処理容器における発酵 分解 減量 消去の途上における水分の除去を電力等により強制的に排出することなく自然に排出することができ すぐにも利用 応用することができる
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 容器の外観と内部を示した構造斜視図
【図2】 容器の外観を示す斜視図
【図3】 容器1の平面図
【図4】 網かごの外観を示す斜視図
【図5】 網かご内に入った通性嫌気性菌有用微生物と生ごみの断面図
【符号の説明】
【0015】
1 容器
2 内外気流通孔
3 網かご
4 空間部分
5 容器の底
6 網かごの下部
7 空間部分
8 容器のフク
9 容器の取手
10 通性嫌気性菌有用微生物と生ごみの取出し口
11 容器の脚
12 通性嫌気性菌有用微生物
13 生ごみ
14 排水口
15 かくはん機
16 かくはん羽根

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の周囲に虫の進入をふせぐ網を取付けた複数の内外気流通孔を設けている容器の中に加工した網のかごを配置し その外側四方と容器の内側四方との間に空間部分を設ける 同様に網かごの下部と容器の底の間にも空間部分を設ける 外気は内外気流通孔からこれら空間を通り網かごの内部の生ごみに流通する このように網かご内の生ごみに外気と水分を流通と自然蒸発さす装置を設けた生ごみ処理容器
【請求項2】
生ごみの悪臭をなくし 発酵 分解 減量 消去等をより早期効果的にするために通性嫌気性菌有用微生物を請求項1記載の生ごみ処理容器内で使用する

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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