説明

生体データ測定装置、生体データ測定用のストリップ及び生体データ測定方法

複数の生体データを測定しうる測定装置、生体データ測定方法及びそのための測定ストリップが開示される。本発明の一実施例による生体データ測定装置は、複数個の感知部で感知した結果に基づいて測定類型を決定し、該決定された測定類型によって、生体データ測定を行う。これにより、別途の電極やバーコードの認識なしにも、測定類型の区分が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様による技術分野は、生体データ測定に係り、より詳細には、生体データ測定装置、生体データ測定方法及び測定ストリップに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、中年層の成人病及び心臓疾患率が増加しつつ、コレステロール及び中性脂肪の濃度測定に対する消費者の関心が急増している。
【0003】
血清、血しょうまたは血液内の総コレステロール量は、冠状動脈硬化症の危険を評価する最も優れた生体データの1つと知られている。したがって、単純に自分の動脈硬化症の発症可能性について知りたいならば、総コレステロールの濃度を測定することが良い。しかし、最近、臨床研究によって、低密度リポ蛋白質(LDL)の濃度と冠状動脈硬化症との間の正の相関関係があるということが明らかになりつつ、総コレステロール量よりは、低密度リポ蛋白質(LDL)の濃度を測定することが、さらに有用であると評価されている。また、高い中性脂肪の数値は、アテローム動脈硬化症の発症可能性を示し、これは、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などを起こす恐れがある。したがって、中性脂肪の数値を測定することも、意味あるものである。
【0004】
このような生体データは、それぞれ異なる測定装置を通じて、その数値を測定するか、1つの測定装置を通じて複数の生体データを測定しうる。生体データの類型によって、測定装置が別途に必要であれば、面倒かつ非経済的である。1つの測定装置で様々な類型の生体データを測定するならば、測定装置に測定類型を指示せねばならない。ユーザが、キー入力などを通じて測定類型を設定してもよいが、これは不便を招く。
【0005】
測定ストリップに、電気抵抗、バーコード、あるいは光学コードを付加して、測定装置がこれを認識する方法も可能である。しかし、これも製造上の面倒さと費用の増加を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、費用の増加、及びユーザの不便を招かずに、測定類型を測定装置に認識させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によって、生体データ測定用のストリップと共に用いられ、生体データを測定するための生体データ測定装置が提供される。本装置は、生体データ測定用のストリップが挿入される領域に位置して、前記生体データ測定用のストリップの複数個の被感知領域をそれぞれ感知する複数個の感知部(detecting units)と、前記複数個の被感知領域をそれぞれ感知した結果に基づいて、前記各被感知領域内に生体データを測定するための化学的反応部の存否を判断し、該判断結果によって、生体データ測定類型(measurement type)を決定する測定類型決定部と、前記測定類型決定部で決定された測定類型によって、前記複数個の感知部のうち、一部または全部を活性化して生体データ測定を行う生体データ測定部と、を含む。
【0008】
本発明の他の側面によって、生体データ測定装置に挿入されて生体データの測定に用いられる生体データ測定用のストリップが提供される。このストリップは、生体データ測定装置上のストリップ挿入領域内に配列されたn個の感知部の位置に対応して位置したn個の被感知領域と、生体データ測定類型によって、前記n個の被感知領域中に位置した(n−l)個以下の反応部を含み、前記反応部は、生体データを測定するための化学的反応部である。
【0009】
本発明のさらに他の側面によって、複数個の被感知領域を含む生体データ測定用のストリップを、複数個の被感知部を含む生体データ測定装置内に挿入して、生体データを測定する方法が提供される。この方法は、前記測定装置の複数個の感知部で感知した結果に基づいて、前記測定用のストリップの複数個の被感知領域内に生体データを測定するための化学的反応部の存否を判断し、該判断結果によって、生体データ測定類型を決定する段階と、前記決定された生体データ測定類型によって、前記複数個の感知部のうち、一部または全部を活性化して生体データを測定する段階と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明による生体データ測定装置は、バーコードや電極など別途の追加的な構成しも、測定類型の区分と、ストリップ挿入如何の感知が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施例による生体データ測定装置及び測定ストリップの概観図である。
【図2】本発明の一実施例による生体データ測定装置の概略的な構成図である。
【図3】本発明の他の実施例による測定ストリップの分解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例による測定ストリップの分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例による測定ストリップの正面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例による生体データ測定装置で行われる生体データ測定方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明のさらに他の付加的な実施例による生体データ測定装置で行われる生体データ測定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付された図面を参照して記述される望ましい実施例を通じて、本発明を当業者が容易に理解し、再現できるように詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例による生体データ測定装置及び測定ストリップの概観図である。図1を参照すると、示された測定ストリップ300は、血液の中性脂肪やコレステロール量などの生体データを測定するための1つ以上の反応部を含む。反応部が含まれている領域は、位置によって測定するデータが異なり、具体的な内容は後述する。測定ストリップ300の上部には、ストリップ挿入領域130の溝と噛み合い、挿入後に固定を容易にするために、突起を含んでいる。
【0014】
生体データ測定装置100は、電源ボタン、ストリップ挿入領域130、表示部180を含む。ストリップ挿入領域130の縁部は、内側に溝が形成されている構造からなっていて、測定ストリップの挿入及び固定が容易である。また、ストリップ挿入領域130は、中央部に互いに離隔して配されている複数個の感知部を含む。複数個の感知部110は、測定ストリップ300上の複数個の被感知領域と一対一に対応する。この複数個の被感知領域のそれぞれは、反応部を有しても、有さなくても良い。各被感知領域が反応部を有しているか否かによって、測定類型が決定され、この測定類型によって、感知部110は、全部または一部が活性化される。
【0015】
図2は、本発明の一実施例による生体データ測定装置の概略的な構成ブロック図である。示したように、本発明による生体データ測定装置は、複数個の感知部210、データ処理部220、及び出力部280を含んでおり、データ処理部220は、生体データ測定部240、及び測定類型決定部250を含んでいる。
【0016】
さらに詳細に、複数個の感知部210は、各感知部に対応するストリップ上の被感知領域を感知する。複数個の感知部210は、通常、感知部に対応するストリップ上の各被感知領域の反射度を測定する方式として具現され、発光部と受光部とを含んで具現されうる。感知部の発光部は、光を発生させるLEDと駆動回路とで構成されうる。また、受光部は、光を吸収するフォトダイオード及びアナログ−デジタル変換器を含む形態で具現され、ストリップ上の各被感知領域で反射された光を受信し、該受信された光量をデジタル化された電気信号値に変換して、生体データ測定部240、測定類型決定部250、及びストリップ挿入感知部260に伝送する。
【0017】
測定類型決定部250は、複数個の感知部210で感知された結果に基づいて、感知部210に対応する測定ストリップ上の被感知領域に反応部が存在しているか否かを検査し、その結果によって、測定類型を決定する。一実施例によって、測定ストリップ上の反応部は、白色の反応紙を含む。当該技術分野の当業者には自明なように、前記白色の反応紙には、前述したような生体データ、すなわち、コレステロール及び中性脂肪のような生体データ測定用の化学的反応試薬が含まれている。測定類型決定部250は、1つの感知部から受信された光量が、第1基準値より小さい場合、その感知部に対応するストリップ上の被感知領域に反応部がないと判断する。しかし、受信された光量が、第1基準値より大きい場合には、反応部があると判断する。生体データ測定装置の測定類型は、総コレステロール量の測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の測定及び中性脂肪量の測定のうち、1つ以上を含んでも良い。例えば、測定類型は、総コレステロール量の測定、HDL量の測定及び中性脂肪測定のうち、いずれか1つのみを行う測定であるか、総コレステロール量の測定、HDL量の測定及び中性脂肪の測定のうち、いずれか2つの生体データを測定するものであるか、あるいは、総コレステロール量の測定、HDL量の測定及び中性脂肪の測定をいずれも行う測定であり得る。
【0018】
測定類型決定部250によって決定された測定類型によって、生体データ測定部240は、複数の感知部210のうち、一部あるいは全部が活性化され、感知部210から感知された結果に基づいて測定を行う。
【0019】
測定した生体データは、出力部280により外部に出力される。出力部280は、一実施例において、液晶ディスプレイあるいは7−セグメントディスプレイされうる。さらに他の例において、出力部280は、測定値を音声として出力する音声合成及び出力部であり得る。さらに他の例において、出力部280は、携帯電話などの外部機器に測定値を出力するUSBなどのインターフェースでもあり得る。
【0020】
本発明の他の付加的な実施例によって、データ処理部220は、ストリップ挿入感知部260をさらに含みうる。複数個の感知部210は、自身に各々対応するストリップ上の被感知領域を感知し、該感知された結果をストリップ挿入感知部260に伝送すれば、ストリップ挿入感知部260は、感知データを感知部210から受信する。一例として、測定ストリップ上の反応部は、白色の反応紙を含み、測定ストリップは、少なくとも1つの反応部を含む。この場合、ストリップ挿入感知部260は、前記白色の反応紙である反応部を感知し、該反応部から感知した光量が所定値以上であれば、前記ストリップ挿入感知部260は、ストリップが正しく挿入されたと判断する。
【0021】
図3及び図4は、本発明の他の実施例による測定ストリップの分解斜視図である。図3は、反応部が1つである測定ストリップであり、図4は、反応部が3つである測定ストリップである。図3及び4を参照すると、反応部310は、測定装置上の感知部に対応し、一直線に整列されて等間隔に互いに離隔して配されている。当該技術分野の当業者には自明なように、本例のストリップとセットで用いられる測定装置には、3個の感知部が存在することが分かる。
【0022】
図3を参照すると、測定ストリップ300は、上部支持台330、下部支持台350、及び1つの反応部310を含む。反応部310は、測定ストリップ上で実際に生体反応がなされる所である。前述したように、この反応部を、当該生体データを測定するために、当該生体分析物と化学的に反応する反応試薬が含まれている。上部支持台330において、反応部310が位置する部分の上部は、体液などを付加して生体反応を試みるホール331を含み、反応部を含まない部分の上部333は、塞がっていて、反応部が位置する部分の感知結果とは異なる値を有させる。
【0023】
下部支持台350は、2個のホールを含む。反応部310が位置する部分のホール351は、感知部で反応部の反応結果を感知するためのものである。一方、反応部のない部分のホール353は、反応部が位置する部分の感知結果値との差をさらに明確にするために存在する。
【0024】
一方、図4では、測定装置の感知部に対応する被感知領域にいずれも反応部が存在する場合の測定類型に対応するストリップ構成が示されている。具体的に、それぞれ異なる生体データを測定するための3個の反応部310−1、310−2、310−3が存在し、この反応部に血液のような分析物を印加するための上部ホール331−1、331−2、331−3が、上部カバー330に形成されており、各反応部を感知するための下部ホール351−1、351−2、351−3が、各感知部に対応するように下部支持部350に形成されている。
【0025】
図5は、本発明の他の実施例による測定ストリップの正面図である。図4に示された測定ストリップの構成は、図3に示されたように、1つの反応部のみ存在する多様な場合を説明している。
【0026】
図5を参照すると、測定ストリップは、測定類型によって多様な位置に反応部を含みうる。一例として、測定類型が、総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定及び中性脂肪の濃度測定であるとした時、それぞれの測定類型別に測定ストリップ1(401)、測定ストリップ2(402)、測定ストリップ3(403)のような構成を有することができる。言い換えれば、測定ストリップ401は、総コレステロールのみを測定する測定類型に対応するストリップであり、測定ストリップ402は、HDLのみを測定する測定類型に対応するストリップであり、測定ストリップ403は、中性脂肪のみを測定する測定類型に対応するストリップであり得る。
【0027】
また、測定ストリップは、測定類型によって、上部カバーまたは下部支持台のうち、少なくとも1つの色相が測定類型間に異なりうる。一実施例によって、1つの金型を通じて製作された測定ストリップの上部カバー及び下部支持台は、同じ色を有する。また、測定類型が総コレステロール量の測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の測定及び中性脂肪量の測定とした時、総コレステロール量測定用の測定ストリップの上部カバー及び下部支持台は赤色であり、中性脂肪量の測定ストリップは緑色であり、高密度リポ蛋白(HDL)コレステロール測定ストリップは青色であり得る。これは、ユーザをして、識別を容易にする長所がある。
【0028】
図6は、本発明のさらに他の実施例による生体データ測定装置で行われる生体データ測定方法である。
【0029】
図6を参照すると、測定装置上のストリップ挿入領域にストリップが挿入されれば、複数個の感知部でそれぞれの感知部に対応するストリップ上の被感知領域を感知し、該感知した結果を測定類型決定部に伝送する。測定類型決定部は、感知された結果をもって当該被感知領域に反応部が存在しているか否かを検査し、その結果によって、測定類型を決定する(S510)。測定類型が決定されれば、生体データ測定部では、決定された測定類型に基づいて、複数個の感知部のうち、全部または一部を活性化して生体データの測定を行う。一例として、3個の感知部を有する生体データ測定装置において、測定データ種類が、総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定及び中性脂肪の濃度測定である時、測定類型が1であれば、感知部1を活性化して、総コレステロールの量を測定し(S520−1)、測定類型が2であれば、感知部2を活性化して、高密度リポ蛋白コレステロール量を測定する(S520−2)。最後に、測定類型が3であれば、感知部3を活性化して、中性脂肪の量を測定する(S520−3)。測定が完了されれば、生成された生体データは、出力部に伝送され、出力部は、測定結果を外部に出力する(S530)。
【0030】
図7は、本発明のさらに他の付加的な実施例による生体データ測定装置で行われる生体データ測定方法である。図6と比較してみた時、測定類型の判断前にストリップ挿入如何を検査する段階をさらに含んでいる。
【0031】
図7を参照すると、測定装置上のストリップ挿入領域にストリップが挿入されれば、複数個の感知部でそれぞれの感知部に対応するストリップ上の被感知領域を感知し、該感知した結果をストリップ挿入感知部及び測定類型決定部に伝送する。ストリップ挿入感知部は、感知された結果をもって、ストリップ挿入如何を判断する。ストリップが挿入されたか否かを判断する具体的な方式については前述したので、ここではその詳細な説明は省略する。もし、ストリップが挿入されていないと判断されれば、手続を終了し、ストリップが挿入されたと判断されれば、測定類型を検査する(S605)。測定類型決定部は、感知された結果をもって、当該被感知領域に反応部が存在しているか否かを検査し、その結果によって、測定類型を決定する(S610)。測定類型が決定されれば、生体データ測定部では、決定された測定類型に基づいて、複数個の感知部のうち、全部または一部を活性化して、生体データの測定を行う。一例として、3個の感知部を有する生体データ測定装置において、測定データ種類が、総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定及び中性脂肪の濃度測定である時、測定類型が1であれば、感知部1を活性化して、総コレステロールの濃度を測定し(S620−1)、測定類型が2であれば、感知部2を活性化して、高密度リポ蛋白コレステロールの濃度を測定する(S620−2)。最後に、測定類型が3であれば、感知部3を活性化して、中性脂肪の濃度を測定する(S620−3)。測定が完了されれば、生成された生体データは、出力部に伝送され、出力部は測定結果を外部に出力する(S630)。
【0032】
本発明は、添付された図面に基づいて望ましい実施例を中心に記述されたが、当業者ならば、このような記載から本発明の範ちゅうを外れずに、多様で自明な変形が可能であるということは明白である。したがって、このような多くの変形例を含むように記述された特許請求の範囲によって解析しなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体データ測定用のストリップと共に用いられて、生体データを測定するための生体データ測定装置であって、
生体データ測定用のストリップが挿入される領域に位置して、前記生体データ測定用のストリップの複数個の被感知領域をそれぞれ感知する複数個の感知部と、
前記複数個の被感知領域をそれぞれ感知した結果に基づいて、前記各被感知領域内に生体データを測定するための化学的反応部の存否を判断し、該判断結果によって生体データ測定類型を決定する測定類型決定部と、
前記測定類型決定部で決定された測定類型によって、前記複数個の感知部のうち、一部または全部を活性化して生体データ測定を行う生体データ測定部と、を含む生体データ測定装置。
【請求項2】
前記複数個の感知部で感知された結果に基づいて、生体データ測定用のストリップが挿入されたか否かを検査するストリップ挿入感知部をさらに含む請求項1に記載の生体データ測定装置。
【請求項3】
前記生体データ測定部で測定した生体データを外部に出力する出力部をさらに含む請求項1に記載の生体データ測定装置。
【請求項4】
前記複数個の感知部それぞれは、
前記測定用のストリップの各被感知領域に向けて光を放出する発光部と、
前記測定用のストリップの各被感知領域の反射度を測定する受光部と、を含む請求項1に記載の生体データ測定装置。
【請求項5】
前記測定類型は、
総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定、及び中性脂肪の濃度測定のうち、いずれか1つのみを行う測定であるか、
総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定、及び中性脂肪の濃度測定のうち、いずれか2つを行う測定であるか、
総コレステロールの濃度測定、高密度リポ蛋白コレステロール(HDL)の濃度測定、及び中性脂肪の濃度測定をいずれも行う測定である請求項1に記載の生体データ測定装置。
【請求項6】
生体データ測定装置に挿入されて生体データの測定に用いられる生体データ測定用のストリップであって、
生体データ測定装置上のストリップ挿入領域内に配列されたn個の感知部の位置に対応して位置したn個の被感知領域と、
生体データ測定類型によって、前記n個の被感知領域中に位置した(n−l)個以下の反応部と、を含み、
前記反応部は、生体データを測定するための化学的反応部である生体データ測定用のストリップ。
【請求項7】
前記測定用のストリップは、上部カバーと下部支持台と、を含み、
前記上部カバーと下部支持台のうち、少なくとも1つは、前記n個の被感知領域に対応する自己領域のうち、前記反応部が存在しない領域には、ホールが形成されておらず、塞がっている請求項6に記載の生体データ測定用のストリップ。
【請求項8】
前記測定用のストリップは、上部カバーと下部支持台とを含み、
前記下部支持台は、前記n個の被感知領域に対応する自己領域のうち、前記反応部が存在しない領域には、少なくとも1つのホールが形成されている請求項6に記載の生体データ測定用のストリップ。
【請求項9】
前記測定用のストリップは、上部カバーと下部支持台とを含み、生体データ測定類型によって、前記上部カバーと前記下部支持台とのうち、少なくとも1つは、ストリップ間に色相が互いに異なる請求項6に記載の生体データ測定用のストリップ。
【請求項10】
複数個の被感知領域を含む生体データ測定用のストリップを複数個の被感知部を含む生体データ測定装置内に挿入して生体データを測定する方法であって、
前記測定装置の複数個の感知部で感知した結果に基づいて、前記測定用のストリップの複数個の被感知領域内に生体データを測定するための化学的反応部の存否を判断し、該判断結果によって、生体データ測定類型を決定する段階と、
前記決定された生体データ測定類型によって、前記複数個の感知部のうち、一部または全部を活性化して生体データを測定する段階と、を含む生体データ測定方法。
【請求項11】
前記生体データ測定類型を決定する段階以前に、
前記複数個の感知部で感知した結果に基づいて、前記測定用のストリップが挿入された否かを検査する段階をさらに含む請求項10に記載の生体データ測定方法。
【請求項12】
生体データ測定用のストリップ及び測定装置を含む生体データ測定システムであって、
前記生体データ測定用のストリップは、請求項6に記載のストリップであり、
前記測定装置は、請求項1に記載の装置であり、
前記複数個は、前記n個である生体データ測定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−529037(P2012−529037A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513854(P2012−513854)
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【国際出願番号】PCT/KR2010/002284
【国際公開番号】WO2010/140768
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(509328113)インフォピア カンパニー,リミテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】INFOPIA CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】891,Hogye−dong,Dongan−gu,Anyang−si,Gyeonggi−do,431−080 Republic of Korea
【Fターム(参考)】