生地および鞄
【課題】安価な生地および鞄を提供すること。
【解決手段】不織布とアルミ蒸着フィルムとを超音波溶着により結合した生地20を用いて鞄1を製作した。生地20の生産に際しては、ミシンがけが不要であり、安価に生産できる。そして、生地20においては、超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいることから、キルティングの風合いを有している。また、この生地20を用いた鞄1では、外側部分が不織布、内側部分がアルミ蒸着フィルムで形成されており、保温用鞄や保冷用鞄として利用することが可能である。
【解決手段】不織布とアルミ蒸着フィルムとを超音波溶着により結合した生地20を用いて鞄1を製作した。生地20の生産に際しては、ミシンがけが不要であり、安価に生産できる。そして、生地20においては、超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいることから、キルティングの風合いを有している。また、この生地20を用いた鞄1では、外側部分が不織布、内側部分がアルミ蒸着フィルムで形成されており、保温用鞄や保冷用鞄として利用することが可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生地および鞄に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軽くて安価な鞄として不織布を用いて作られた鞄が知られている(例えば、特許文献1)。このような鞄は、所定の大きさおよび形状に裁断された不織布をミシンによって縫い合わせることで製作されている。
このような鞄の1つとして、不織布とアルミ蒸着フィルムとを糸でミシンがけして縫い合わせたキルティング生地や、その生地を用いた鞄が知られている。この生地で製作された鞄は、アルミ蒸着フィルム側を内側として使用することで保冷用鞄および保温用鞄として用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3091357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの生地や鞄は、糸を使うことや、ミシンがけをすることから、コストがかかり高価なものになってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、安価な生地および鞄を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る生地は、不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着により結合されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る生地は、以上に説明した生地を用いた生地において、前記超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいることが好ましい。
【0008】
本発明に係る鞄は、以上に説明した生地を用いた鞄であって、外側部分が前記不織布、内側部分が前記アルミ蒸着フィルムで形成されていることが好ましい。
【0009】
本発明に係る鞄は、外側部分が前記アルミ蒸着フィルム、内側部分が前記不織布で形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の生地および鞄によれば、不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着によって溶着されていることから、糸を使ってミシンがけしなくても生地を作成することができ、短時間で作成できるため量産性に優れ、安価に製作できる。
【0011】
本発明の生地において、超音波溶着による多数の溶着部をステッチ状に形成した場合には、糸を使ってミシンがけしたようなステッチの外観を得ることができ、デザイン性を向上させることができる。
【0012】
本発明の鞄において、鞄の外側部分を不織布、内側部分がアルミ蒸着フィルムで形成した場合には、内部の収容物の温度がアルミ蒸着フィルムに伝達されるうえ、その外側が断熱性を有した不織布で覆われているので、内部空間全体を収容物の温度に近い保温空間および保冷空間として維持でき、保温用鞄や保冷用鞄として使用できる。
【0013】
なお、一般的には、「保冷」も所定の温度を維持することに違いないことから、「保温」に含まれると考えられないこともないが、ここでの「保温」とは、温かい温度を維持することの意味であり、「保冷」とは、冷たい温度を維持することの意味である。
【0014】
本発明の鞄において、鞄の外側部分をアルミ蒸着フィルム、内側部分を不織布で形成した場合には、鞄の外側部分は美しい金属光沢をもつことになるから、デザイン性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係る鞄を示す一部断面の斜視図。
【図2】鞄に用いられる生地の一部分を示す平面図。
【図3】鞄に用いられる生地の断面図であり、図2のIII―III断面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る鞄を示す斜視図。
【図5】第2実施形態の鞄に用いられる生地の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す鞄1は、底部分を形成する矩形状底部11と、矩形状底部11の各長辺に沿って立設された側面部12と、矩形状底部11の短辺に沿って立設された一対のガセット折側面部13とを備えたマチ付きの鞄として構成されている。開口部Aを通して開口した側面部12の上部外側には、把持部14の両端が縫い付けられ、側面部12の上端縁には、開口部Aを開閉するためのファスナー15が設けられている。
【0017】
鞄1の各部11、12、13を形成する生地20は、図1〜3に示すように、不織布21Aおよびアルミ蒸着フィルム21Bで中綿22を挟んだ3層からなるキルティング地として形成されている。本実施形態の生地20では、外側が不織布21A、内側がアルミ蒸着フィルム21Bとされている。
【0018】
ここで用いられる不織布は、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、および生分解性樹脂のいずれか、またはこれらの混合繊維からなる熱可塑性樹脂繊維である。
アルミ蒸着フィルムは、アルミニウムを高真空状態で抵抗加熱や高周波加熱などによって加熱蒸発させ、その蒸気をフィルムの表面に付着させてフィルム表面にアルミニウムの薄い膜を形成したものである。基材となるフィルムにはポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、セロファン、紙などである。
中綿22の材質としては、たとえばポリプロピレンなど、不織布と同材質のものを採用できる。
【0019】
不織布21A、およびアルミ蒸着フィルム21Bは、中綿22を挟み込んだ状態で超音波溶着されている。ここで、本実施形態の溶着部23は線状に連続しておらず、多数のステッチ状(点線状)に並んでいる。すなわち、多数の溶着部23により、糸による縫い跡に似た格子模様を実現している。また、溶着部23の部分は、超音波溶着時に加圧されることで厚みが薄くなっているが、溶着部23以外の部位は、中綿22によって所定の厚みを有し、膨らみがある。
【0020】
超音波溶着の工程では、超音波振動するホーンとこのホーンに対向配置されて回転するパターンローラとの間に、3層に積層された不織布21A、アルミ蒸着フィルム21Bおよび中綿22を送り込んで通過させることにより、互いを溶着させる。このとき、パターンロールの表面には、縫い跡のような模様の凸部分が設けられており、この凸部分とホーンとの間で溶着が生じ、凸部分に対応した溶着部23が形成される。
【0021】
以上に説明した第1実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、不織布21A、アルミ蒸着フィルム21B、および中綿22を超音波溶着することによって生地20を製作していることから、糸を使ってミシンがけしなくてもよいうえ、生地20を短時間で量産でき、生地20を用いた鞄1を安価に生産できる。
【0022】
アルミ蒸着フィルム21Bを鞄1の内側に用いていることから、断熱性に優れ、保温および保冷効果がある。このため、鞄1としては、温かい食品、冷凍食品などを持ち歩くのに適している。さらに、鞄1は、ファスナー15によって開口部Aを閉じることができることから、保温性、保冷性を良好に維持できる。
【0023】
また、生地20の溶着部23は、ステッチ状に形成されているため、糸を使ってミシンでステッチを施したようなキルティング地の外観を得ることができ、デザイン性に優れた鞄1を提供できる。鞄1がボリューム感のあるキルティング地の生地20で製作されているため、鞄1を持ち歩いている際に、他のものにぶつけるなど鞄1に衝撃が加わったとしても、膨らみ部分の弾力性によって衝撃をやわらげることができ、内部に収納されているものの破損を防止できる。
【0024】
〔第2実施形態〕
図4には、本発明の第2実施形態に係る鞄1Aの斜視図が示されている。
図5には、鞄1Aに用いられる生地20Aの断面図が示されている。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、ここでのそれらの説明を省略または簡略化する。
【0025】
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、鞄1Aは、外側がアルミ蒸着フィルム21B、内側が不織布21Aで製作されている。また、側面部12の2つの孔16には、手提げ紐14Aが通されている。
さらに、図6に示されるように、鞄1Aに用いられる生地20Aには、アルミ蒸着フィルム21Bを覆うように透明フィルム21Cが設けられている。この透明フィルム21Cも不織布21A、アルミ蒸着フィルム21Bと同時に超音波溶着されている。
【0026】
以上の第2実施形態では、鞄1Aの外側部分がアルミ蒸着フィルム21B、内側部分が不織布21Aで製作されていることから、鞄1Aの外側部分に美しい金属光沢を付与でき、デザイン性に優れた鞄1Aを提供できる。
そして、アルミ蒸着フィルム21Bの外周をさらに透明フィルム21Cが覆っていることから、生地20Aの金属表面を侵されにくくでき、金属光沢を長期に維持することができる。
【0027】
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形は本発明に含まれる。
例えば、前述された第1、第2実施形態では、生地20,20Aは、格子状の模様であったが、ハート形などを多数用いた任意の形状でよい。
また、中綿22がないものでもよい。この場合でも、キルティング地のようなボリューム感はないが、十分に本発明の目的を達成できる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、生地および鞄に用いることができる。
【符号の説明】
【0029】
1,1A…鞄、20,20A…生地、21A…不織布、21B…アルミ蒸着フィルム、23…溶着部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、生地および鞄に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軽くて安価な鞄として不織布を用いて作られた鞄が知られている(例えば、特許文献1)。このような鞄は、所定の大きさおよび形状に裁断された不織布をミシンによって縫い合わせることで製作されている。
このような鞄の1つとして、不織布とアルミ蒸着フィルムとを糸でミシンがけして縫い合わせたキルティング生地や、その生地を用いた鞄が知られている。この生地で製作された鞄は、アルミ蒸着フィルム側を内側として使用することで保冷用鞄および保温用鞄として用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3091357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの生地や鞄は、糸を使うことや、ミシンがけをすることから、コストがかかり高価なものになってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、安価な生地および鞄を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る生地は、不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着により結合されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る生地は、以上に説明した生地を用いた生地において、前記超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいることが好ましい。
【0008】
本発明に係る鞄は、以上に説明した生地を用いた鞄であって、外側部分が前記不織布、内側部分が前記アルミ蒸着フィルムで形成されていることが好ましい。
【0009】
本発明に係る鞄は、外側部分が前記アルミ蒸着フィルム、内側部分が前記不織布で形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の生地および鞄によれば、不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着によって溶着されていることから、糸を使ってミシンがけしなくても生地を作成することができ、短時間で作成できるため量産性に優れ、安価に製作できる。
【0011】
本発明の生地において、超音波溶着による多数の溶着部をステッチ状に形成した場合には、糸を使ってミシンがけしたようなステッチの外観を得ることができ、デザイン性を向上させることができる。
【0012】
本発明の鞄において、鞄の外側部分を不織布、内側部分がアルミ蒸着フィルムで形成した場合には、内部の収容物の温度がアルミ蒸着フィルムに伝達されるうえ、その外側が断熱性を有した不織布で覆われているので、内部空間全体を収容物の温度に近い保温空間および保冷空間として維持でき、保温用鞄や保冷用鞄として使用できる。
【0013】
なお、一般的には、「保冷」も所定の温度を維持することに違いないことから、「保温」に含まれると考えられないこともないが、ここでの「保温」とは、温かい温度を維持することの意味であり、「保冷」とは、冷たい温度を維持することの意味である。
【0014】
本発明の鞄において、鞄の外側部分をアルミ蒸着フィルム、内側部分を不織布で形成した場合には、鞄の外側部分は美しい金属光沢をもつことになるから、デザイン性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係る鞄を示す一部断面の斜視図。
【図2】鞄に用いられる生地の一部分を示す平面図。
【図3】鞄に用いられる生地の断面図であり、図2のIII―III断面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る鞄を示す斜視図。
【図5】第2実施形態の鞄に用いられる生地の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す鞄1は、底部分を形成する矩形状底部11と、矩形状底部11の各長辺に沿って立設された側面部12と、矩形状底部11の短辺に沿って立設された一対のガセット折側面部13とを備えたマチ付きの鞄として構成されている。開口部Aを通して開口した側面部12の上部外側には、把持部14の両端が縫い付けられ、側面部12の上端縁には、開口部Aを開閉するためのファスナー15が設けられている。
【0017】
鞄1の各部11、12、13を形成する生地20は、図1〜3に示すように、不織布21Aおよびアルミ蒸着フィルム21Bで中綿22を挟んだ3層からなるキルティング地として形成されている。本実施形態の生地20では、外側が不織布21A、内側がアルミ蒸着フィルム21Bとされている。
【0018】
ここで用いられる不織布は、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、および生分解性樹脂のいずれか、またはこれらの混合繊維からなる熱可塑性樹脂繊維である。
アルミ蒸着フィルムは、アルミニウムを高真空状態で抵抗加熱や高周波加熱などによって加熱蒸発させ、その蒸気をフィルムの表面に付着させてフィルム表面にアルミニウムの薄い膜を形成したものである。基材となるフィルムにはポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、セロファン、紙などである。
中綿22の材質としては、たとえばポリプロピレンなど、不織布と同材質のものを採用できる。
【0019】
不織布21A、およびアルミ蒸着フィルム21Bは、中綿22を挟み込んだ状態で超音波溶着されている。ここで、本実施形態の溶着部23は線状に連続しておらず、多数のステッチ状(点線状)に並んでいる。すなわち、多数の溶着部23により、糸による縫い跡に似た格子模様を実現している。また、溶着部23の部分は、超音波溶着時に加圧されることで厚みが薄くなっているが、溶着部23以外の部位は、中綿22によって所定の厚みを有し、膨らみがある。
【0020】
超音波溶着の工程では、超音波振動するホーンとこのホーンに対向配置されて回転するパターンローラとの間に、3層に積層された不織布21A、アルミ蒸着フィルム21Bおよび中綿22を送り込んで通過させることにより、互いを溶着させる。このとき、パターンロールの表面には、縫い跡のような模様の凸部分が設けられており、この凸部分とホーンとの間で溶着が生じ、凸部分に対応した溶着部23が形成される。
【0021】
以上に説明した第1実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、不織布21A、アルミ蒸着フィルム21B、および中綿22を超音波溶着することによって生地20を製作していることから、糸を使ってミシンがけしなくてもよいうえ、生地20を短時間で量産でき、生地20を用いた鞄1を安価に生産できる。
【0022】
アルミ蒸着フィルム21Bを鞄1の内側に用いていることから、断熱性に優れ、保温および保冷効果がある。このため、鞄1としては、温かい食品、冷凍食品などを持ち歩くのに適している。さらに、鞄1は、ファスナー15によって開口部Aを閉じることができることから、保温性、保冷性を良好に維持できる。
【0023】
また、生地20の溶着部23は、ステッチ状に形成されているため、糸を使ってミシンでステッチを施したようなキルティング地の外観を得ることができ、デザイン性に優れた鞄1を提供できる。鞄1がボリューム感のあるキルティング地の生地20で製作されているため、鞄1を持ち歩いている際に、他のものにぶつけるなど鞄1に衝撃が加わったとしても、膨らみ部分の弾力性によって衝撃をやわらげることができ、内部に収納されているものの破損を防止できる。
【0024】
〔第2実施形態〕
図4には、本発明の第2実施形態に係る鞄1Aの斜視図が示されている。
図5には、鞄1Aに用いられる生地20Aの断面図が示されている。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、ここでのそれらの説明を省略または簡略化する。
【0025】
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、鞄1Aは、外側がアルミ蒸着フィルム21B、内側が不織布21Aで製作されている。また、側面部12の2つの孔16には、手提げ紐14Aが通されている。
さらに、図6に示されるように、鞄1Aに用いられる生地20Aには、アルミ蒸着フィルム21Bを覆うように透明フィルム21Cが設けられている。この透明フィルム21Cも不織布21A、アルミ蒸着フィルム21Bと同時に超音波溶着されている。
【0026】
以上の第2実施形態では、鞄1Aの外側部分がアルミ蒸着フィルム21B、内側部分が不織布21Aで製作されていることから、鞄1Aの外側部分に美しい金属光沢を付与でき、デザイン性に優れた鞄1Aを提供できる。
そして、アルミ蒸着フィルム21Bの外周をさらに透明フィルム21Cが覆っていることから、生地20Aの金属表面を侵されにくくでき、金属光沢を長期に維持することができる。
【0027】
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形は本発明に含まれる。
例えば、前述された第1、第2実施形態では、生地20,20Aは、格子状の模様であったが、ハート形などを多数用いた任意の形状でよい。
また、中綿22がないものでもよい。この場合でも、キルティング地のようなボリューム感はないが、十分に本発明の目的を達成できる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、生地および鞄に用いることができる。
【符号の説明】
【0029】
1,1A…鞄、20,20A…生地、21A…不織布、21B…アルミ蒸着フィルム、23…溶着部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着により結合されている
ことを特徴とする生地。
【請求項2】
請求項1に記載の生地において、
前記超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいる
ことを特徴とする生地。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の生地を用いた鞄であって、
前記鞄は、外側部分が前記不織布、内側部分が前記アルミ蒸着フィルムで形成されている
ことを特徴とする鞄。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の生地を用いた鞄であって、
前記鞄は、外側部分が前記アルミ蒸着フィルム、内側部分が前記不織布で形成されている
ことを特徴とする鞄。
【請求項1】
不織布とアルミ蒸着フィルムとが超音波溶着により結合されている
ことを特徴とする生地。
【請求項2】
請求項1に記載の生地において、
前記超音波溶着による多数の溶着部がステッチ状に並んでいる
ことを特徴とする生地。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の生地を用いた鞄であって、
前記鞄は、外側部分が前記不織布、内側部分が前記アルミ蒸着フィルムで形成されている
ことを特徴とする鞄。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の生地を用いた鞄であって、
前記鞄は、外側部分が前記アルミ蒸着フィルム、内側部分が前記不織布で形成されている
ことを特徴とする鞄。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2011−36463(P2011−36463A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−187172(P2009−187172)
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【出願人】(390022552)株式会社アサクラ (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【出願人】(390022552)株式会社アサクラ (4)
【Fターム(参考)】
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