説明

生物学的サンプルの処理装置および処理方法

本発明は、自動化されたバイオプロセシングのためのシステム、デバイス、装置および方法を提供する。本発明のために好適なプロトコルおよびバイオプロセシング手順の例には、免疫沈殿、クロマチンの免疫沈殿、組換えタンパク質の単離、核酸の分離および単離、タンパク質の標識化、分離および単離、細胞の分離および単離、食品の安全性分析、ならびに、ビーズに基づく自動分離が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、本発明は、ウエスタンブロット処理の自動化されたシステム、自動化されたデバイス、自動化されたカートリッジおよび自動化された方法を提供する。他の実施形態には、核酸(例えば、プラスミドDNA、ゲノムDNA、細菌DNA、ウイルスDNAおよび何らかの他のDNAを含めて、DNAまたはRNAまたはそれらのフラグメントなど)の分離、調製および精製のための自動化されたシステム、自動化されたデバイス、自動化されたカートリッジおよび自動化された方法、ならびに、タンパク質およびペプチドなどの処理、分離および精製のための自動化されたシステム、自動化されたデバイス、自動化されたカートリッジおよび自動化された方法が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)固体支持体を含有するために構成される少なくとも1つのバイオプロセシングチャンバー、
b)少なくとも1つのポンプを介して前記バイオプロセシングチャンバーと流体連結している複数のメソスケールおよび/またはミクロスケールのプロセス流体通路(ただし、前記少なくとも1つのポンプはバイオプロセシングカートリッジの中または表面に含まれる)
を含むバイオプロセシングカートリッジ。
【請求項2】
少なくとも1つのアクセスバルブを、前記複数のプロセス流体通路の少なくとも1つによって規定される流路の内部に含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのアクセスバルブのそれぞれが、プロセス流体コネクターと、前記複数のプロセス流体通路の少なくとも1つとの間における流路の内部に位置し、ただし、それぞれのプロセス流体コネクターが、カートリッジを1つまたは複数の流体容器に流体接続するために構成される、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項4】
2つ以上のアクセスバルブを含み、ただし、それぞれのアクセスバルブが、独立したプロセス流体コネクターと、前記複数のプロセス流体通路の1つとの間における流路の内部に置かれ、それぞれの独立したプロセス流体コネクターが、カートリッジを1つまたは複数の流体容器に流体接続するために構成される、請求項3に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記プロセス流体コネクターが、マニホールドを経由して前記流体容器に接続するために構成される、請求項3に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記プロセス流体コネクターが、吸引チューブおよび/または吐出チューブを経由して前記流体容器に接続するために構成される、請求項3に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記プロセス流体コネクターが吸引チューブおよび/または吐出チューブである、請求項3に記載のカートリッジ。
【請求項8】
アクセスバルブを、前記プロセス流体コネクターのそれぞれと、前記複数のプロセス流体通路のそれぞれとの間における流路のそれぞれの内部に含む、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセスバルブを、前記ポンプと、前記チャンバーとの間における流路においてさらに含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項10】
2つ以上のバイオプロセシングチャンバーを含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項11】
複数の制御流体通路をさらに含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項12】
前記複数の制御流体通路のそれぞれにつながる制御流体コネクターをさらに含み、ただし、それぞれの制御流体コネクターが、カートリッジを1つまたは複数の自動化された制御システムに流体接続するために構成される、請求項11に記載のカートリッジ。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセス流体通路と流体連結している色素チャンバーを含み、ただし、前記色素チャンバーの内部の物質は、流体と接触したとき、色が変わる、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項14】
a)バイオプロセシングカートリッジを収容するためにそれぞれが構成される1つまたは複数のカートリッジスロット、
b)バイオプロセシング期間中における使用のための容器を保持するために構成される少なくとも1つの流体容器ホルダーを含む取り外し可能な流体容器トレー、および
c)1つまたは複数のバイオプロセシングカートリッジにおけるバイオプロセシングに関連する少なくとも1つのパラメーターを制御するために構成される自動化された制御システム
を含む自動化されたバイオプロセシングデバイス。
【請求項15】
2個〜8個のカートリッジスロットを含む、請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記カートリッジスロットがさらに、前記流体容器ホルダーの内部の1つまたは複数の流体容器を1つまたは複数のプロセス流体コネクターと流体接続するために構成される流体マニホールド、ならびに/あるいは、1つまたは複数の制御流体コネクターを1つまたは複数の自動化された制御システムに接続するために構成される制御流体マニホールドを含む、請求項14に記載のデバイス。
【請求項17】
前記カートリッジスロットが、カートリッジにおける吸引チューブおよび/または吐出チューブを受け取り、かつ、該吸引チューブおよび/または吐出チューブを前記流体容器ホルダーにおける流体容器の中に導くための多数の開口部またはガイド機構を含む、請求項14に記載のデバイス。
【請求項18】
前記自動化された制御システムが独立して、前記カートリッジスロットのそれぞれの中のバイオプロセシングカートリッジにおける前記ポンプおよび前記バルブを制御する、請求項14に記載のデバイス。
【請求項19】
a)i)固体支持体をその中に含有する少なくとも1つのバイオプロセシングチャンバー、および
ii)前記バイオプロセシングチャンバーと流体連結している複数のメソスケールおよび/またはミクロスケールのプロセス流体通路
を含むバイオプロセシングカートリッジを提供すること;および
b)少なくとも1つのプロセス流体を、前記複数のプロセス流体通路の少なくとも1つを介して前記バイオプロセシングチャンバーの中にポンプ送出すること
を含む、バイオプロセシングの自動化された方法。
【請求項20】
前記ポンプ送出することが、1つまたは複数の試薬および/またはサンプルを前記プロセシングチャンバーの中にポンプ送出し、前記支持体と接触させることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ポンプ送出することが、前記試薬の少なくとも1つを、前記チャンバーの上部部分につながる通路から、前記カートリッジにおけるポンプを介して、前記チャンバーの底部部分につながる通路の中に循環することを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ポンプ送出することが、少なくとも1つのプロセス流体をポンプ送出して、前記少なくとも1つのバイオプロセシングチャンバーにおいて、フィルターまたはメンブランを通過またはその表面を横切るようにすることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
自動化されたウエスタンブロット処理方法を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
核酸の分離、精製および/または回収の自動化された方法を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
1つまたは複数の流体を固体支持体に適用する方法であって、下記の工程:
a)少なくとも1つのバイオプロセシングカートリッジをバイオプロセシングデバイスの中に挿入する工程であって、前記バイオプロセシングカートリッジが、
i)固体支持体をその中に含有する少なくとも1つのバイオプロセシングチャンバー、および
ii)前記バイオプロセシングチャンバーと流体連結している複数のメソスケールおよび/またはミクロスケールの通路
を含む、工程、
b)ポンプ作動シーケンスを前記カートリッジに対して行う工程であって、前記ポンプ作動シーケンスが、流体が1つまたは複数の容器から流体流れ通路の1つを介して前記チャンバーの中にポンプ送出される1つまたは複数の流体添加サイクルに入ることを含む、工程
を含み、
ただし、前記流体添加サイクルのいずれかで添加される流体が、前記流体添加サイクルのいずれか他で添加される流体と同じまたは異なる、上記方法。
【請求項26】
前記ポンプ作動シーケンスがさらに、前記チャンバー内の流体を指定された廃液容器の中にポンプ送出することを含む、それぞれの流体添加サイクルの後でのパージ処理サイクルに入ることを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記ポンプ作動シーケンスがさらに、前記流体添加サイクルのいずれかの後での循環サイクルに入ることを含み、ただし、前記循環サイクルは、前記チャンバーの底部に接続される流体流れ通路におけるバルブを開けること、および、流体をポンプ送出して、前記チャンバーの底部部分から1つまたは複数の流体流れ通路を介して前記チャンバーの上部部分の中に入れることを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記パージ処理シーケンスを、プログラム可能なコントローラーを使用して開始および停止することをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記カートリッジのそれぞれに対して行われる前記ポンプ作動シーケンスが同時に行われる、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
a)i)バイオプロセシングカートリッジを収容するためにそれぞれが構成される1つまたは複数のカートリッジスロット、および
ii)1つまたは複数のバイオプロセシングカートリッジにおけるバイオプロセシングに関連する少なくとも1つのパラメーターを制御するために構成される自動化された制御システム
を含むバイオプロセシングデバイスと、
b)i)固体支持体を含有するために構成される少なくとも1つのバイオプロセシングチャンバー、
ii)少なくとも1つのポンプを介して前記バイオプロセシングチャンバーと流体連結している複数のメソスケールおよび/またはミクロスケールのプロセス流体通路(ただし、前記少なくとも1つのポンプはバイオプロセシングカートリッジの中または表面に含まれる)
を含む1つまたは複数のバイオプロセシングカートリッジと
を含む自動化されたバイオプロセシングシステム。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図8G】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26A】
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【図26B】
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【図26C】
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【図26D】
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【図26E】
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【図27A】
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【図27B】
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【図27C】
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【図27D】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30A】
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【図30B】
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【図31A】
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【図31B】
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【図31C】
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【図31D】
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【図32A】
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【図32B】
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【図32C】
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【図32D】
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【図33A】
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【図33B】
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【図34A】
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【図34B】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36A】
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【図36B】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図41C】
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【図41D】
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【図41E】
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【図41F】
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【図42A】
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【図42B】
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【図42C】
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【図43A】
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【図43B】
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【図43C】
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【図43D】
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【図43E】
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【図43F】
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【図44A】
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【図44B】
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【図45A】
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【図45B】
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【図46】
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【公表番号】特表2012−506995(P2012−506995A)
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525213(P2011−525213)
【出願日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2009/055255
【国際公開番号】WO2010/025302
【国際公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(502221282)ライフ テクノロジーズ コーポレーション (113)
【Fターム(参考)】