説明

画像形成システムおよび印刷指示端末

【課題】用紙サイズセンサを備えていないプリンタに印刷指示する際、設定する用紙の設定情報に基づいて用紙セット方法をユーザに知らせる画像形成システムおよび印刷指示端末を提供する。
【解決手段】パーソナルコンピュータ100では、操作者が簡易設定ウィザード124において印刷設定情報を設定すると、給紙トレイ260に設定する用紙の装填方法を操作者に表示し、印刷設定情報をプリンタ200に送信する。プリンタ200では、給紙トレイ260に用紙が装填されると、パーソナルコンピュータ100から送られた印刷設定情報に基づき印刷を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システムおよび印刷指示端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷装置で印刷が行われる際には、印刷装置に用紙のサイズ等の情報を設定する必要があった。
【0003】
特許文献1には、印刷条件の設定を、設定項目毎に順次設定ダイアログを表示して、簡単かつ容易に設定することのできる文書印刷処理システムが提供されている。
【0004】
特許文献2には、パラメータ設定をコンピュータ側で行い、印刷設定情報をデバイス側に転送し、デバイス側はこの印刷設定情報に従って原稿を処理するドキュメント処理装置およびその制御方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−149365号公報
【特許文献2】特開平10−150521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
簡易なタイプのプリンタでは、用紙サイズを検出するセンサを備えていない場合もある。
【0007】
用紙サイズセンサを備えていないプリンタに印刷指示する際、設定する用紙の印刷設定情報に基づいて用紙セット方法をユーザに知らせる画像形成システムおよび印刷指示端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1の発明の画像形成システムは、印刷指示端末と、前記印刷指示端末から印刷指示される印刷データを印刷する印刷手段を有する印刷装置とを備え、前記印刷指示端末は、操作者から印刷に用いる用紙の属性を含む印刷設定情報を受け付ける設定情報受付手段と、前記設定情報受付手段で受け付けた印刷設定情報に対応する用紙を前記印刷装置の給紙手段に装填する装填方法を、前記操作者に表示する装填方法表示手段と、前記設定情報受付手段で受け付けた前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信する送信手段とを具備し、前記印刷装置は、前記送信手段により送信された前記印刷設定情報を受信し、前記印刷設定した用紙が前記給紙手段に装填されると、前記印刷指示端末から印刷指示された印刷データを当該印刷設定情報に基づき前記印刷手段で印刷させるよう制御する第1の印刷制御手段を具備するように構成される。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記印刷設定情報が含む前記用紙の属性は、用紙サイズであるように構成される。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記印刷設定情報が含む前記用紙の属性は、用紙種類であるように構成される。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記装填方法表示手段は、前記装填方法を説明する為の図或いは文章のいずれか一方または両方を表示するように構成される。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記送信手段は、前記装填方法表示手段による前記装填方法の表示の後に、前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信するように構成される。
【0013】
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの発明において、前記印刷装置は、前記操作者から前記印刷設定情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた印刷設定情報に基づき前記印刷データを前記印刷手段で印刷させるよう制御する第2の印刷制御手段とを更に具備し、前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けた場合には、前記第1の印刷制御手段による印刷制御を、前記第2の印刷制御手段による印刷制御よりも優先するように構成される。
【0014】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記印刷装置は、前記印刷を取り消す指示を受け付ける取消指示受付手段と、前記送信手段による前記印刷設定情報の送信の後に前記取消指示受付手段による取り消す指示を受け付けた場合には、取消通知を前記印刷装置に送信する取消通知送信手段とを更に具備し、前記印刷装置は、前記取消通知を受け付けた場合には、前記第1の印刷制御手段による印刷制御の優先を解除するように構成される。
【0015】
また、請求項8の発明は、請求項6または7の発明において、前記印刷装置は、前記用紙が前記給紙手段に装填されたことを検知する検知手段を更に備え、前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けると、所定の時間内に前記検知手段により前記用紙の装填を検知した場合に、前記第1の印刷制御手段による印刷制御を行うように構成される。
【0016】
また、請求項9の発明は、請求項6乃至8のいずれかの発明において、前記印刷装置は、前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けた後に所定の時間内に前記検知手段により前記用紙の装填を検知しない場合には、その後に前記受付手段で受け付ける前記印刷設定情報に基づき前記第2の印刷制御手段による印刷制御を行うように構成される。
【0017】
また、請求項10の発明の印刷指示端末は、印刷装置に印刷データを送信して印刷指示を行う印刷指示手段と、操作者が前記印刷装置の給紙手段に装填する用紙の属性を含む印刷設定情報を、前記操作者から受け付ける設定情報受付手段と、前記設定情報受付手段で受け付けた印刷設定情報に対応する用紙を前記印刷装置の給紙手段に装填する装填方法を、前記操作者に表示する装填方法表示手段と、前記設定情報受付手段で受け付けた前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信し、前記印刷指示手段で印刷指示する印刷データを該印刷装置で当該印刷設定情報に基づき前記印刷設定した用紙が前記給紙手段に装填された後に印刷させるよう制御する制御手段とを具備するように構成される。
【発明の効果】
【0018】
請求項1の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【0019】
請求項2の発明によれば、用紙サイズを印刷装置で設定することがないという効果を奏する。
【0020】
請求項3の発明によれば、用紙種類を印刷装置で設定することがないという効果を奏する。
【0021】
請求項4の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が図や文章で知ることができるという効果を奏する。
【0022】
請求項5の発明によれば、装填方法が操作者に表示されると、印刷設定情報が印刷装置に送られる。
【0023】
請求項6の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【0024】
請求項7の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【0025】
請求項8の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【0026】
請求項9の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【0027】
請求項10の発明によれば、印刷装置に装填する用紙の装填方法を、操作者が容易に知ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】画像処理システム1の構成を示す模式図。
【図2】パーソナルコンピュータ100で行われる処理を示すフローチャート。
【図3】印刷指示画面301や通常UI画面123を示す画面構成図。
【図4】簡易設定ウィザード124中の画面の一例を示す画面構成図
【図5】簡易設定ウィザード124中の画面の一例を示す画面構成図
【図6】プリンタ200の処理を示すフローチャート。
【図7】プリンタ200の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
まず、本発明の画像形成システムおよび印刷指示端末に係る画像処理システム1について図1を参照して説明を行う。
【0031】
図1は、画像処理システム1の構成を示す模式図である。
【0032】
画像処理システム1は、図1に示すように、印刷指示を行うパーソナルコンピュータ100とプリンタ200とが通信回線2を介して接続されて構成される。
【0033】
パーソナルコンピュータ100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)キーボード、モニタを備えたコンピュータである。
【0034】
パーソナルコンピュータ100は、その機能的な要素として、印刷機能を有する文書作成ソフトであるアプリケーション110、アプリケーション110で作成された文書のプリントデータを生成するプリンタドライバ120、通信回線2を介してプリンタ200と情報を授受するインタフェース130とを有する。
【0035】
プリンタドライバ120は、描画コマンド解析部121、プリントデータメモリ122、通常ユーザインタフェース画面(以下と図面と共に、「通常UI画面」と記す。)123、簡易設定ウィザード124、設定情報保存メモリ125で構成される。
【0036】
描画コマンド解析部121は、アプリケーション110からの描画コマンドを解析してプリントデータに加工する。
【0037】
プリントデータメモリ122は、プリントデータ記憶する。
【0038】
通常UI画面123は、ユーザの意図する印刷設定を可能にするユーザインタフェース画面を提供する。
【0039】
簡易設定ウィザード124は、用紙サイズと用紙種類とを簡易に設定し、設定された用紙のプリンタ200への用紙セット方法を図入りで分かり易くユーザに説明する。
【0040】
設定情報保存メモリ125は、パーソナルコンピュータ100に備えられる図示しないRAMを利用して、簡易設定ウィザード124で設定された印刷設定情報を記憶する。
【0041】
プリンタ200は、インタフェース210、レンダリング部220、制御部230、プリンタユーザインタフェース(以下と図面と共に、「プリンタUI」と記す。)240、印刷部250を有する。
【0042】
インタフェース210は、パーソナルコンピュータ100とプリンタ200とを接続するプリンタ側のインタフェースであり、パーソナルコンピュータ100から送られるデータを受信する。
【0043】
レンダリング部220は、プリントデータを画像データに変換する。
【0044】
制御部230は、プリンタ200を統括的に制御する。
【0045】
プリンタUI240は、ユーザにメッセージ等を表示し、また、ユーザからの入力を受け付ける。
【0046】
印刷部250は、レンダリング部220より画像データを受け付け、用紙に印刷する。
【0047】
印刷部250は、給紙トレイ260、描画部270、排出トレイ280を有する。
【0048】
給紙トレイ260は、内部に格納された用紙を給紙して描画部に用紙を搬送する。そして、給紙トレイ260は、用紙センサ261とトレイ設定情報262を持つ。
【0049】
用紙センサ261は、給紙トレイ260に用紙が格納されているか否かを判別するセンサである。
【0050】
用紙センサ261には、給紙トレイ260に格納されている用紙のサイズを検出する機能がない。それで、プリンタ200には、給紙トレイ260に格納されている用紙のサイズや用紙種類を検出するセンサがないので、パーソナルコンピュータ100から送信される情報に基づき印刷する用紙のサイズや用紙種類の設定を行う。
【0051】
トレイ設定情報262は、給紙トレイ260に格納されている用紙の用紙サイズや用紙種類の用紙属性を含んだ印刷設定情報を保持する。
【0052】
トレイ設定情報262が保持する用紙サイズや用紙種類の用紙属性を含んだ印刷設定情報は、制御部230によって制御される。
【0053】
トレイ設定情報262は、書き換え可能なメモリによって構成される。
【0054】
描画部270は、搬送されてきた用紙に画像を描画する。描画部270の描画方式は、ゼログラフィ方式やインクジェット方式などであってよく限定されない。
【0055】
排出トレイ280は、描画部270で印刷された結果の用紙が排出される。
【0056】
次に、パーソナルコンピュータ100で行われる処理について図2を参照して説明を行う。
【0057】
図2は、パーソナルコンピュータ100で行われる処理について示したフローチャートである。
【0058】
ユーザは、パーソナルコンピュータ100より、印刷機能を持つアプリケーション110から、図3(a)に示すように、アプリケーション110の印刷指示画面301を開く。
【0059】
図3(a)はアプリケーション110の印刷指示画面301を示す画面構成図である。
【0060】
印刷指示画面301には、図3(a)に示すように、プリンタドライバを選択するプリンタドライバ選択欄302、プリンタドライバ選択欄302で選択されたプリンタドライバの設定画面を開くプロパティボタン303、印刷を指示する印刷ボタン304、印刷をキャンセルするキャンセルボタン305が表示される。
【0061】
印刷指示画面301が表示されると、ユーザは、図3(a)に示すように、所望する印刷先となるプリンタのプリンタドライバをプリンタドライバ選択欄302より選択する。
【0062】
そして、ユーザは、図3(a)に示すように、プリンタドライバ選択欄302でプリンタドライバを選択した後に、プロパティボタン303を押下する。
【0063】
ここでは、プリンタドライバ選択欄302でプリンタ200が選択されたものとして以下説明を行う。
【0064】
プロパティボタン303が押下されると、図3(b)に示すように、プリンタドライバ選択欄302で選択されたプリンタ200の設定画面である通常UI画面123が表示される。
【0065】
図3(b)は通常UI画面123を示す画面構成図である。
【0066】
通常UI画面123には、図3(b)に示すように、ユーザの意図する印刷設定(用紙の向き、用紙サイズ、用紙種類等)を可能にする設定欄と、簡易設定ウィザード起動ボタン306、設定を適用させるOKボタン307が表示される。
【0067】
通常UI画面123より簡易設定ウィザード起動ボタン306が押下されることにより、簡易設定ウィザード124が起動される。
【0068】
簡易設定ウィザード124では、その中で設定される用紙をプリンタ200にセット(装填)する際に便利な用紙セット説明画面の表示が含まれている。
【0069】
簡易設定ウィザード124が起動されると、図2に示すように、パーソナルコンピュータ100の図示しないモニタに、設定画面1(420)が表示される(図2のステップ201)。
【0070】
ここで、設定画面1(420)について図4(a)を参照して説明する。
【0071】
図4(a)は簡易設定ウィザード124の中の設定画面1(420)を示す画面構成図である。
【0072】
設定画面1(420)では、通常UI画面123で設定される印刷設定(デフォルトで設定される内容を含む)からの変更がユーザから多く望まれる項目であり、プリンタ200への用紙セット方法に影響を与える項目(例えば、ここでは用紙サイズの設定を例にして説明する。)の設定が可能である。
【0073】
設定画面1(420)では、図4(a)に示すように、用紙サイズの設定が可能な用紙サイズ設定欄401、設定画面1(420)の設定内容をキャンセルして簡易設定ウィザード124を終了させるキャンセルボタン402、画面を次の設定画面へ移行させる次へボタン403が表示される。
【0074】
設定画面1(420)の用紙サイズ設定欄401では、通常UI画面123で設定されていた印刷設定(デフォルト設定を含む)が設定画面1(420)の表示時にデフォルトで表示されるが、ユーザは、用紙サイズ設定欄401より所望の用紙サイズの選択を行うことができる(ステップ202)。
【0075】
ユーザは、図4(a)に示すように、設定画面1(420)より「はがき」を選択する。
【0076】
ステップ202において用紙サイズ設定欄401で選択された内容は、パーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶される。
【0077】
また、ユーザにより設定画面1(420)からキャンセルボタン402が押下されると、ユーザが用紙サイズ設定欄401でステップ202において選択した内容は適用されずに、簡易設定ウィザード124は終了する(図2のステップ203でYES)。
【0078】
ユーザが設定画面1(420)よりキャンセルボタン402を押下せずに(ステップ203でNO)次へボタン403を押下すると(ステップ204でYES)、設定画面1(420)の換わりに図4(b)に示す設定画面2(430)がパーソナルコンピュータ100の図示しないモニタに表示される(ステップ205)。
【0079】
図4(b)は設定画面2(430)を示す画面構成図である。
【0080】
設定画面2(430)では、通常UI画面123で設定される印刷設定(デフォルトで設定される内容を含む)からの変更がユーザから多く望まれる項目であり、プリンタ200への用紙セット方法に影響を与える項目(例えば、ここでは用紙種類の設定を例にして説明する。)の設定が可能である。
【0081】
設定画面2(430)では、図4(b)に示すように、用紙種類の設定が可能な用紙種類設定欄404、設定画面2(430)の換わりに設定画面1(420)を表示させるようにして設定画面1(420)に戻る為の戻るボタン405、設定画面1(420)や設定画面2(430)で選択された内容をキャンセルして簡易設定ウィザード124を終了させるキャンセルボタン406、画面を用紙セット説明画面に移行させる次へボタン407が表示される。
【0082】
設定画面2(430)の用紙種類設定欄404では、通常UI画面123で設定されていた印刷設定(デフォルト設定を含む)が設定画面2(430)の表示時にデフォルトで表示されるが、ユーザは、用紙種類設定欄404より所望の用紙種類の選択を行うことができる(ステップ206)。
【0083】
ユーザは、図4(b)に示すように、設定画面2(430)より「封筒」を選択する。
【0084】
ステップ206において用紙種類設定欄404で選択された内容は、パーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶される。
【0085】
また、ユーザは、設定画面2(430)より戻るボタン405を押下すると(ステップ207でYES)、設定画面2(430)の換わりにステップ202で選択された内容がデフォルトで選択さているように表示される設定画面1(420)が表示される(結合子Aを介してステップ201へ)。
【0086】
また、ユーザにより設定画面2(430)からキャンセルボタン406が押下されると(ステップ208でYES)、ユーザが設定画面1(420)の用紙サイズ設定欄401で選択した内容と設定画面2(430)の用紙種類設定欄404で選択した内容とが適用されずに簡易設定ウィザード124は終了する。
【0087】
ユーザが設定画面2(430)より戻るボタン405を押下せずに且つキャンセルボタン406を押下せずに(ステップ208でNO)次へボタン407を押下すると(ステップ209でYES)、設定画面2(430)の換わりに図4(c)に示す用紙セット説明画面(440)が表示される(ステップ210)。
【0088】
図4(c)は用紙セット説明画面の一例である用紙セット説明画面(440)を示す画面構成図である。
【0089】
そして、用紙セット説明画面(440)が表示されると、ステップ202で設定画面1(420)の用紙サイズ設定欄401より選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容と、ステップ206で設定画面2(430)の用紙種類設定欄404で選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容とが印刷設定情報としてプリンタ200に送信される(ステップ211)。
【0090】
用紙セット説明画面(440)では、ステップ202で設定画面1(420)の用紙サイズ設定欄401より選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容と、ステップ206で設定画面2(430)の用紙種類設定欄404で選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容とに基づいて決定されるプリンタ200への用紙セット方法を説明する内容が表示される。
【0091】
用紙セット説明画面(440)では、図4(c)に示すように、プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の図(408)および文章(409)、また、用紙セット説明画面(440)の換わりに設定画面2(430)を表示させるようにして設定画面2(430)に戻る為の戻るボタン410、設定画面1(420)や設定画面2(430)で選択された内容をキャンセルして簡易設定ウィザード124を終了させるキャンセルボタン411、設定画面1(420)や設定画面2(430)で選択された内容を設定情報保存メモリ125に記憶させて簡易設定ウィザード124を終了させる完了ボタン412が表示される。
【0092】
プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の図(408)および文章(409)では、設定画面1(420)で選択された用紙サイズであり設定画面2(430)で選択された用紙種類である用紙を、プリンタ200の給紙トレイ260へどのようにセット(装填)するべきかがユーザによって分かりやすい形で説明されている。
【0093】
プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の図(408)は、例えば、図4(c)に示すように、設定画面1(420)で選択された用紙サイズであり設定画面2(430)で選択された用紙種類である用紙となる封筒が、プリンタ200の給紙トレイ260へセットされる様子を示す図である。
【0094】
また、プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の図(408)は、例えば、図4(c)に示すように、設定画面1(420)で選択された用紙サイズであり設定画面2(430)で選択された用紙種類である用紙となる封筒が、プリンタ200の給紙トレイ260へセットされる向きや、その封筒のフラップの開閉や、セットされる給紙トレイ260の位置などを表示する図である。
【0095】
また、プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の文章(409)は、例えば、図4(c)に示すように、「印刷面(宛名側)を下にして、フラップを閉じて、フラップ部分が右側になるように置いてください。」である。
【0096】
このように、プリンタ200への用紙セット方法の説明の為の文章(409)では、例えば、図4(c)に示すように、設定画面1(420)で選択された用紙サイズであり設定画面2(430)で選択された用紙種類である用紙を印刷面を上にしてセットするのか或いは下にしてセットするのか(用紙の表裏の向き)、また、その用紙が封筒などの特殊な用紙である場合には特殊な用紙のセット方法(封筒の場合にはフラップを閉じてセットするのか或いは開けてセットするのか)や、その用紙を給紙トレイ260にセットする際の用紙の用紙搬送方向に対する前後の向き(例えば封筒の場合には、(用紙の表裏の向きを変化させない状態で)フラップが用紙搬送方向に対して右側に位置するセットか或いは左側に位置するセットか)等が説明される。
【0097】
このため、用紙セット方法の説明の為の図(408)および文章(409)によって、ユーザは、設定画面1(420)と設定画面2(430)とで選択した用紙をプリンタ200にセットする用紙セット方法を確実に知ることができる。
【0098】
用紙セット説明画面440からユーザが戻るボタン410を押下した場合には(ステップ212でYES)、パーソナルコンピュータ100からプリンタ200に対してインタフェース130を通じてキャンセル通知が送信され(ステップ216)、用紙セット説明画面440の換わりにステップ206で選択された内容がデフォルトで選択されているように表示される設定画面2(430)が表示される表示処理が行われる(結合子Bを介してステップ205へ)。
【0099】
また、用紙セット説明画面440から戻るボタン410が押下されずに(ステップ212でNO)キャンセルボタン411が押下された場合には(ステップ213でYES)、パーソナルコンピュータ100からプリンタ200に対してインタフェース130を通じてキャンセル通知が送信され(ステップ217)、ユーザが設定画面1(420)で選択した内容と設定画面2(430)で選択した内容とが適用されずに簡易設定ウィザード124は終了する。
【0100】
また、用紙セット説明画面440から戻るボタン410が押下されずに(ステップ212でNO)キャンセルボタン411が押下されずに(ステップ213でNO)完了ボタン412が押下された場合には(ステップ214でYES)、ステップ202で設定画面1(420)の用紙サイズ設定欄401より選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容と、ステップ206で設定画面2(430)の用紙種類設定欄404で選択された内容であってパーソナルコンピュータ100の図示しないRAMに記憶された内容とが設定情報保存メモリ125に印刷設定情報として記憶する(ステップ215)。
【0101】
ステップ215で印刷設定情報が設定情報保存メモリ125に記憶される処理が行われると、簡易設定ウィザード124は終了する。
【0102】
簡易設定ウィザード124が終了するとパーソナルコンピュータ100の図示しないモニタには通常UI画面123が表示されているので、ユーザはOKボタン307を押下して印刷設定を適用させ、通常UI画面123が閉じられる。
【0103】
通常UI画面123が閉じられるとパーソナルコンピュータ100の図示しないモニタには印刷指示画面301が表示されているので、ユーザは印刷ボタン304を押下して印刷を指示する。
【0104】
アプリケーション110の印刷指示画面301より印刷指示がされると(印刷ボタン304の押下)、アプリケーション110で作成された文章を印刷させる為の描画コマンドが、アプリケーション110からプリンタドライバ120に送られる。
【0105】
プリンタドライバ120の描画コマンド解析部121は送られた描画コマンドを解析してプリントデータに加工してプリントデータメモリ122に格納する。
【0106】
さらに、プリンタドライバ120では設定情報保存メモリ125に記憶される印刷設定情報がプリントデータに付加される。
【0107】
プリントデータは、インタフェース130を通じてプリンタ200に送信される。
【0108】
次に、 先に説明した設定画面1(420)、設定画面2(430)、用紙セット説明画面(440)の別の例として、設定画面1(510)、設定画面2(520)、用紙セット説明画面(530)を図5を参照して説明する。
【0109】
図5は、簡易設定ウィザード起動ボタン306が押下されて表示される画面を示す画面構成図であり、図5(a)は設定画面1(510)を示す画面構成図であり、図5(b)2(520)を示す画面構成図であり、図5(c)は用紙セット説明画面の一例である用紙セット説明画面(530)を示す画面構成図である。
【0110】
パーソナルコンピュータ100での処理において、ステップ201で、図5(a)に示す設定画面1(510)が表示される。
【0111】
ユーザは、図5(a)に示すように、設定画面1(510)より「はがき」を選択する。
【0112】
そして、ステップ205で、図5(b)に示す設定画面2(520)が表示される。
【0113】
ユーザは、図5(b)に示すように、設定画面2(520)より「年賀状」を選択する。
【0114】
そして、ステップ210で、図5(c)に示すように用紙セット説明画面(530)が表示される。
【0115】
このように、用紙サイズが「はがき」、用紙種類が「年賀状」が選択された場合には、用紙セット説明画面(530)でのプリンタ200への用紙セット方法の説明の為の図(531)および文章(532)が、選択された内容に応じて表示される。
【0116】
すなわち、用紙セット方法の説明の為の図(531)には、用紙サイズが「はがき」で用紙種類が「年賀状」をセットする様子をユーザに分かり易く示す図が表示される。
【0117】
また、用紙セット方法の説明の為の文章(532)には、用紙サイズが「はがき」で用紙種類が「年賀状」をセットする方法をユーザに分かり易く説明する文章が表示される。 用紙セット方法の説明の為の文章(532)は、例えば、「印刷面(宛名側)を下にして、郵便番号枠が用紙搬送方向奥側になるように置いて下さい。」というように、用紙の印刷面のセット方向と用紙の郵便番号枠のセット方向とについてユーザに分かるような文章となっている。
【0118】
次は、プリンタ200の処理について図6、図7を参照して説明を行う。
【0119】
図6、図7は、プリンタ200の処理を示すフローチャートであり、図6(a)は用紙センサ261が用紙が格納されたことを検知した後のプリンタ200の処理を示すフローチャートであり、図6(b)はプリンタドライバ120より送られる印刷設定情報を受信した後の処理を示すフローチャートであり、図6(c)は用紙差替待ちモード離脱処理を示すフローチャートであり、図7(a)はプリンタドライバ120よりキャンセル通知を受信した後の処理を示すフローチャートであり、図7(b)はプリンタ200内でタイムアウトカウンタが0になった場合の処理を示すフローチャートである。
【0120】
プリンタ200において、給紙トレイ260に用紙がセットされると、用紙センサ261から送られる情報に基づき制御部230は給紙トレイ260に用紙が格納されたことを検知する。
【0121】
給紙トレイ260に用紙が格納されたことを検知した制御部230は、用紙差換待ちモードフラグ(後で詳しく説明するが、プリンタ200がパーソナルコンピュータ100から印刷設定情報を受信すると用紙差換待ちモードのフラグがonにされる。)がonになっているか否かを確認する(ステップ601)。
【0122】
用紙差換待ちモードフラグがonになっていない場合には(ステップ601でNO)、制御部230は、プリンタUI240にユーザへの用紙サイズ入力要求を表示させる(ステップ602)。
【0123】
ユーザは、プリンタUI240に、給紙トレイ260にセットした用紙の用紙サイズを入力する。
【0124】
ユーザより入力された用紙サイズをプリンタUI240が受け付けると、次に、制御部230は、プリンタUI240に、ユーザへの用紙種類入力要求を表示させる(ステップ603)。
【0125】
ユーザは、プリンタUI240に、給紙トレイ260にセットした用紙の用紙種類を入力する。
【0126】
ユーザより入力された用紙サイズをプリンタUI240が受け付けると、制御部230は、受け付けた用紙サイズと用紙種類との用紙属性を含んだ印刷設定情報としてトレイ設定情報262に保持させる(ステップ604)。
【0127】
このようにして、用紙サイズと用紙種類とを検出するセンサを具備しないプリンタ200でも、用紙サイズと用紙種類との設定が行われる。
【0128】
次に、パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバ120から印刷設定情報が送られた場合のプリンタ200の処理について図6(b)を参照して説明する。
【0129】
パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバ120から送られた印刷設定情報を受信したプリンタ200は、制御部230によって、用紙差換待ちモードフラグがonにセットされる(ステップ611)。
【0130】
用紙差換待ちモードフラグは、プリンタ200内の図示しない書き換え可能なメモリに記録される。
【0131】
用示差換待ちモードフラグがonにされると、制御部230は、パーソナルコンピュータ100から受信した印刷設定情報を、設定候補値として、図示しない書き換え可能なメモリに保存させる(ステップ612)。
【0132】
印刷設定情報が保存されると、制御部230は、予め決められた所定の時間を計測するタイムアウトカウンタをリセットして計測を開始させる(ステップ613)。
【0133】
タイムアウトカウンタは、時間が経過するごとに表示時間が減算して、所定の時間の計測を行う。
【0134】
このような図6(b)に示すステップ611、ステップ612、ステップ613の処理によって、プリンタ200は、用紙差換待ちモードに移行する。
【0135】
次に、プリンタ200が用紙差換待ちモード時に、給紙トレイ260に用紙がセットされた場合の処理について、図6(a)を参照して説明する。
【0136】
ユーザは、プリンタ200の給紙トレイ260に用紙をセットする。
【0137】
給紙トレイ260に用紙が格納されたことを検知した制御部230は、用紙差換待ちモードフラグがonになっているか否かを確認する(ステップ601)。
【0138】
用紙差換待ちモードフラグがonになっている場合には(ステップ601でYES)、制御部230は、プリンタUI240からの印刷設定情報の受け付けを行わず、図示しない書き換え可能なメモリに前もって保存される設定候補値を、印刷設定情報としてトレイ設定情報262に保持させる(ステップ605)。
【0139】
この処理によって、ユーザがパーソナルコンピュータ100にて用紙セット説明画面(用紙セット説明画面(440)や用紙セット説明画面(530)等)を見たあとに、その説明に従って用紙を給紙トレイ260にセットしたときに、プリンタUI240より用紙サイズや用紙種類の用紙属性を含んだ印刷設定情報を入力する必要が無くなる。
【0140】
また、この処理によって、用紙差替待ちモードフラグがonになっている場合には、プリンタUI240より入力される印刷設定情報に基づく印刷よりも、パーソナルコンピュータ100から送られる印刷設定情報に基づく印刷が優先される。
【0141】
そして、制御部230は、用紙差換待ちモード離脱処理を行う(ステップ606)。
【0142】
ここで、用紙差換待ちモード離脱処理について図6(c)を参照して説明する。
【0143】
用紙差換待ちモード離脱処理は、図6(c)に示すように、制御部230が、タイムアウトカウンタをリセットして、予め決められた所定の時間の計測を開始させる(ステップ621)。
【0144】
ステップ621の後に、制御部230は、用紙差換待ちモードフラグのonをリセットしてoffにする(ステップ622)。
【0145】
このステップ621とステップ622との処理によって、プリンタ200は、用紙差換待ちモードから離脱して、通常モードに移行する。
【0146】
また、パーソナルコンピュータのステップ216の処理によってプリンタ200にキャンセル通知が送られた場合、そのキャンセル通知を受信したプリンタ200は、図7(a)に示すように、用紙差換待ちモード離脱処理(ステップ701)を行う。
【0147】
用紙差換待ちモード離脱処理(ステップ701)は、図6(c)を参照して説明したステップ621とステップ622とで行われる用紙差換待ちモード離脱処理と同じ処理である。
【0148】
このステップ701の用紙差換待ちモード離脱処理により、パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバ120で簡易設定ウィザード124にて用紙セット説明画面が表示されたが、正常終了(ステップ214でYES)していない場合には、用紙差換待ちモードから離脱して、通常モードに移行する。
【0149】
また、ステップ613やステップ621で制御部230によってリセットされるタイムアウトカウントが0になると、用紙差換待ちモード離脱処理(ステップ711)を行う。
【0150】
用紙差換待ちモード離脱処理(ステップ711)は、図6(c)を参照して説明したステップ621とステップ622とで行われる用紙差換待ちモード離脱処理と同じ処理である。
【0151】
このステップ711の用紙差換待ちモード離脱処理により、パーソナルコンピュータ100の簡易設定ウィザード124にて用紙セット説明画面が表示されて正常終了(ステップ214でYES)した後に一定時間が経過すると、プリンタ200は用紙差換待ちモードから離脱して、通常モードに移行する。
【0152】
また、パーソナルコンピュータ100のプリンタドライバ120から、インタフェース210を通じてプリンタデータが送信されてきた場合には、レンダリング部220でレンダリングされ、印刷部250にて、給紙トレイ260から用紙を給紙し、描画部270にて用紙上に描画し、排出トレイ280に排出される。これによって、ユーザは所望した用紙に対しての印刷物を得る。
【0153】
尚、簡易設定ウィザード124では、設定画面1と設定画面2とのように、設定画面を2画面にしてそれぞれ一つずつの項目(用紙サイズと用紙種類)の設定ユーザインタフェースが配置されているように説明したが、設定画面は2画面に限定したものでないし、また、設定画面を一つにしてその画面に複数の設定ユーザインタフェースが配置されてもよい。
【0154】
尚、簡易設定ウィザード124で設定ユーザインタフェースを配置する項目は、ユーザによる簡易な設定を実現するために、ユーザが良く変更する項目に限って、数を少なくするのが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0155】
この発明は、画像形成システムおよび印刷指示端末において利用可能である。
【0156】
本発明の画像処理プログラムを通信手段で提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に記録して提供することもできる。
【符号の説明】
【0157】
1 画像処理システム
100 パーソナルコンピュータ
124 簡易設定ウィザード
125 設定情報保存メモリ
200 プリンタ
230 制御部
240 プリンタUI
260 給紙トレイ
261 用紙センサ
262 トレイ設定情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷指示端末と、前記印刷指示端末から印刷指示される印刷データを印刷する印刷手段を有する印刷装置とを備え、
前記印刷指示端末は、
操作者から印刷に用いる用紙の属性を含む印刷設定情報を受け付ける設定情報受付手段と、
前記設定情報受付手段で受け付けた印刷設定情報に対応する用紙を前記印刷装置の給紙手段に装填する装填方法を、前記操作者に表示する装填方法表示手段と、
前記設定情報受付手段で受け付けた前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信する送信手段と
を具備し、
前記印刷装置は、
前記送信手段により送信された前記印刷設定情報を受信し、前記印刷設定した用紙が前記給紙手段に装填されると、前記印刷指示端末から印刷指示された印刷データを当該印刷設定情報に基づき前記印刷手段で印刷させるよう制御する第1の印刷制御手段
を具備する画像形成システム。
【請求項2】
前記印刷設定情報が含む前記用紙の属性は、
用紙サイズである
請求項1記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記印刷設定情報が含む前記用紙の属性は、
用紙種類である
請求項1または2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記装填方法表示手段は、
前記装填方法を説明する為の図或いは文章のいずれか一方または両方を表示する
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記送信手段は、
前記装填方法表示手段による前記装填方法の表示の後に、前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信する
請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記印刷装置は、
前記操作者から前記印刷設定情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受け付けた印刷設定情報に基づき前記印刷データを前記印刷手段で印刷させるよう制御する第2の印刷制御手段と
を更に具備し、
前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けた場合には、前記第1の印刷制御手段による印刷制御を、前記第2の印刷制御手段による印刷制御よりも優先する
請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記印刷装置は、
前記印刷を取り消す指示を受け付ける取消指示受付手段と、
前記送信手段による前記印刷設定情報の送信の後に前記取消指示受付手段による取り消す指示を受け付けた場合には、取消通知を前記印刷装置に送信する取消通知送信手段と
を更に具備し、
前記印刷装置は、
前記取消通知を受け付けた場合には、前記第1の印刷制御手段による印刷制御の優先を解除する
請求項6記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記印刷装置は、
前記用紙が前記給紙手段に装填されたことを検知する検知手段
を更に備え、
前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けると、所定の時間内に前記検知手段により前記用紙の装填を検知した場合に、前記第1の印刷制御手段による印刷制御を行う
請求項6または7記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記印刷装置は、
前記送信手段で送信された前記印刷設定情報を受け付けた後に所定の時間内に前記検知手段により前記用紙の装填を検知しない場合には、その後に前記受付手段で受け付ける前記印刷設定情報に基づき前記第2の印刷制御手段による印刷制御を行う
請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項10】
印刷装置に印刷データを送信して印刷指示を行う印刷指示手段と、
操作者が前記印刷装置の給紙手段に装填する用紙の属性を含む印刷設定情報を、前記操作者から受け付ける設定情報受付手段と、
前記設定情報受付手段で受け付けた印刷設定情報に対応する用紙を前記印刷装置の給紙手段に装填する装填方法を、前記操作者に表示する装填方法表示手段と、
前記設定情報受付手段で受け付けた前記印刷設定情報を前記印刷装置に送信し、前記印刷指示手段で印刷指示する印刷データを該印刷装置で当該印刷設定情報に基づき前記印刷設定した用紙が前記給紙手段に装填された後に印刷させるよう制御する制御手段と
を具備する印刷指示端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2011−187015(P2011−187015A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−54549(P2010−54549)
【出願日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】