説明

画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム

【課題】原稿画像を印刷用紙に複写する技術における印刷用紙への画像の形成を行わない領域の設定が可能な構成において、原稿の後端を検出した時点で上記領域に対する画像の形成を行わない処理が間に合わなくなる問題を解決する。
【解決手段】原稿の後端の検出を終了した後に、枠消しの処理を開始されるように、設定された枠消し量に基づき、画像形成のタイミングを調整する(ステップS402)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、不要領域への画像書き込みを防止する技術に係り、原稿長と画像が形成される紙サイズを検出し、この検出が早く完了した方で得たデータに基づいて、イレーサによる画像後端部以降の光照射のタイミングを設定する後端イレース制御手段が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−274361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、原稿画像を印刷用紙に複写する技術における印刷用紙への画像の形成を行わない領域の設定が可能な構成において、原稿の後端を検出した時点で上記領域に対する画像の形成を行わない処理が間に合わなくなる問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定手段と、前記設定手段における設定の内容に基づいて前記画像形成手段における画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記原稿の長さを検出する長さ検出手段を更に備え、前記長さ検出手段における前記原稿の長さの検出が終了した後に、前記画像形成手段において、前記画像の形成を行わない領域への画像の非形成処理が行われるように、前記画像形成手段における前記画像形成処理の開始のタイミングが決定されることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定手段と、前記設定手段における設定の内容に基づいて前記画像形成手段における画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定手段とを備えることを特徴とする画像形成システムである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、コンピュータに、原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り機能と、前記画像読み取り機能が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成機能と、前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定機能と、前記設定機能における設定の内容に基づいて前記画像形成機能における画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定機能とを実行させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、原稿画像を印刷用紙に複写する技術における印刷用紙への画像の形成を行わない領域の設定が可能な構成において、原稿の後端を検出した時点で上記領域に対する画像の形成を行わない処理が間に合わなくなる問題が解決される画像形成装置が提供される。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、原稿の長さの検出が終わった後に画像の非形成処理の開始が行われる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、原稿画像を印刷用紙に複写する技術における印刷用紙への画像の形成を行わない領域の設定が可能な構成において、原稿の後端を検出した時点で上記領域に対する画像の形成を行わない処理が間に合わなくなる問題が解決される画像形成システムが提供される。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、原稿画像を印刷用紙に複写する技術における印刷用紙への画像の形成を行わない領域の設定が可能な構成において、原稿の後端を検出した時点で上記領域に対する画像の形成を行わない処理が間に合わなくなる問題が解決されるプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態の画像形成装置の概念図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】動作の原理を説明する概念図である。
【図4】動作の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(画像形成装置の構成)
図1は、実施形態の画像形成装置の概念図である。図1には、画像形成装置100が示されている。画像形成装置100は、画像読み取り部101を備えている。画像読み取り部101は、原稿搬送装置102、画像撮像装置103、原稿検出センサ104、原稿搬送装置105を備えている。
【0015】
原稿搬送装置102は、一方のロールがモータによって駆動される一対のロールを備え、この一対のロールの間に原稿を挟んだ状態で上記モータを回転させることで、原稿を図の右方向に搬送する。画像撮像装置103は、CCDやCMOSイメージセンサであり、搬送される原稿に記録されている画像を走査しながら撮像する。原稿検出センサ104は、光電センサであり、発光素子である発光ダイオードと受光素子であるフォトダイオードを備え、両素子の間の光路が原稿によって遮られると、受光素子の出力が変化することを利用して、原稿の先端(前の縁)および後端(後の縁)の通過を検出する。原稿搬送装置105は、原稿搬送装置102と同様な構造を有し、原稿を図の右方向に搬送する。
【0016】
原稿の搬送方向で考えた画像読み取り部101の上流側には、読み取りの対象となる画像が記録された原稿が置かれる原稿置き面106が配置されている。原稿置き面106に置かれた原稿は、原稿搬送装置102によって画像読み取り部101の内部に引き込まれ、図の右方向に搬送される。この際、画像撮像装置103によって記録されている画像が走査されつつ読み取られ、また原稿検出センサ104により、原稿の先端および後端の通過時刻を与える情報が検出される。画像の読み取りが終了した原稿は、原稿搬送装置105によって更に図の右方向に搬送され、原稿排出面107に排出される。
【0017】
画像読み取り部101の上部には、操作部/表示部110が配置されている。操作部/表示部110は、操作者が画像形成装置100の操作を行う際に利用される操作手段である。操作部/表示部110は、タッチパネルディスプレイを備え、操作者が各種のボタン操作を行うことができると共に各種の情報を表示することができる。
【0018】
画像形成装置100は、用紙収納装置120を備えている。用紙収納装置120には、画像を記録する対象となる記録材の一種である印刷用紙が複数枚収められている。用紙収納装置120の収められた印刷用紙は、図示省略した機構により、搬送経路121に送り出され、用紙搬送装置122および123の機能により、二次転写部124に向けて搬送される。用紙搬送装置122と123は、原稿搬送装置102と同様に、一方のロールがモータによって駆動される一対のロールを備えている。
【0019】
二次転写部124は、転写ロール125と対向ロール126を備え、これらロールの間に転写ベルト127を挟んだ構造とされている。図の右方向に向かって二次転写部124に搬送されてきた印刷用紙は、転写ベルト127と共に転写ロール125と対向ロール126との間に挟まれ、その際に転写ベルト127に形成されている未定着状態のトナー像が印刷用紙上に転写される。この際、転写ロール125または対向ロール126には、バイアス電圧が加えられ、帯電したトナーの転写ベルト127から印刷用紙への転写が助長される。
【0020】
転写ベルト127は、図の反時計回り方向に回転する。転写ベルト127上のトナー像は、一次転写ユニット128において形成される。一次転写ユニット128は、4つのユニットを備えている。この4つのユニットのそれぞれは、感光体ドラム、クリーニング装置、帯電装置、露光装置、現像装置を備え、YMCKのいずれかの基本色のトナー像を転写ベルト127上に一次転写する。これら4つのユニットにより、YMCKの各基本色のトナー像が転写ベルト127上に重ねられることで、カラーのトナー像が転写ベルト127上に形成される。このトナー像が二次転写部124において、図の右方向に搬送される印刷用紙上に二次転写される。
【0021】
二次転写部124において、未定着状態のトナー像が転写された印刷用紙は、図の右方向に搬送されて、定着装置129に送られ、そこで熱と圧力が加えられる。これにより、印刷用紙上にトナー像が定着する。定着装置129は、一対のロールを備え、一方のロールにヒータが内蔵され、両ロールの間に印刷用紙が挟まれることで、印刷用紙上のトナー像に熱と圧力が加えられる。
【0022】
破線で囲った符号130の部分が画像形成部となる。画像形成部130で画像が形成された印刷用紙は、用紙排出面131に排出される。
【0023】
符号132は、画像形成装置の動作を制御する機能を備えた制御ユニットである。図2は、制御ユニット132の概要を示すブロック図である。図2に示すように、制御ユニット132には、図1に示した操作部/表示部110、画像読み取り部101および画像形成部130が接続されている。制御ユニット132は、コンピュータとしての機能を有し、システム制御部133、画像処理部134、画像形成制御部135、画像蓄積部136、記憶部137を備えている。
【0024】
システム制御部133は、画像形成装置100(図1参照)全体の制御を行う。動作制御に必要な各種の演算処理は、システム制御部133において行われる。システム制御部133は、各種の演算処理を行うためのCPUとメモリ領域を備えている。画像処理部134は、画像読み取り部101が読み取った画像のデータに対する符号化、復号化、拡大処理、縮小処理、解像度の調整、コントラストや色調の調整、ノイズ除去といった処理をソフトウェア的に行う。
【0025】
画像形成制御部135は、システム制御部133からの制御信号に基づいて、画像形成部130の動作を制御する。具体的には、印刷用紙に対する画像形成のタイミング等の制御が画像形成制御部135において行われる。画像蓄積部136は、画像読み取り部101が読み取った画像のデータを蓄積する記憶領域である。記憶部137は、制御ユニット132の動作に必要なデータ、設定事項、動作プログラム等を記憶する。
【0026】
(動作の一例)
まず、動作の原理を説明する。図3は、画像の読み取り対象となる原稿と、読み取った画像が形成される印刷用紙との関係を概念的に示す概念図である。図3には、原稿と印刷用紙との時間軸上における位置関係が示されている。図3(A)には、原稿の後端を検知した時点で枠消しの処理の開始が間に合わない場合が示され、図3(B)には、原稿の後端を検知した後に、枠消しの処理が開始される場合が示されている。
【0027】
ここで枠消しというのは、画像が形成される領域の外側における画像の形成が不要な領域における画像形成動作を停止し、画像形成動作が不要な部分における画像形成動作を行わない処理のことをいう。枠消しの目的の一つは、原稿の縁の部分が印刷用紙上に形成されることを防止することにある。
【0028】
図3(A)には、原稿の読み取りが時刻t1で開始され、その後、この原稿から読み取った画像の印刷用紙への形成を時刻t2において始めた状態が示されている。ここで、原稿の読み取り速度と印刷用紙への画像の形成速度とは同じであるとする。この例では、形成する画像の後において、枠消しが必要であるとする。
【0029】
枠消しの処理は、原稿の搬送方向における長さが決まらなければ行えないので、原稿の搬送方向における長さが確定した後に枠消しの処理に必要な演算等を行う必要がある。しかしながら、枠消し量(枠消しを行う範囲)によっては、図3(A)に示すように、本来時刻t3に枠消しの処理を開始(つまり画像形成処理の停止)しなければならないのに、原稿の後端を検出する時刻がt3の後のt4であるために、枠消しの処理が間に合わない事態が生じる。この場合、適切な枠消しの処理は行えない。
【0030】
本実施形態では、上記の不都合を回避するために、原稿の後端を検出する時刻よりも後に、枠消し処理が開始されるように、必要とされる枠消し量によって、画像の形成開始時刻を調整する。すなわち、図3(B)に示すように原稿の後端が検出された時刻t4’の後の時刻t3’に枠消し処理が開始されるように、時刻t2’を調整する。必要とされる枠消し量の特定は、ユーザが指定する方法、予め複数の設定を定めておき、それをユーザが選択する方法、用紙の大きさに基づいて決める方法を挙げることができる。
【0031】
以下、上記原理に基づく動作の詳細な一例を説明する。図4は、処理の手順の一例を示すフローチャートである。図4に示す処理の手順を実行するプログラムは、図2の記憶部137に記憶され、適当なRAM領域に読み出されて、システム制御部133において実行される。なお、このプログラムは、適当な記憶媒体に記憶させ、そこから提供されるものであってもよい。
【0032】
まず、図1の原稿置き面106に原稿がセットされる。次いで、操作部/表示部110が操作されて、枠消し量が選択される。この例では、枠消し量が3段階に設定可能とされ、その中からユーザが望む枠消し量を選択することが可能とされている。枠消し量が選択されたら、その設定情報が記憶部137に記憶される。
【0033】
この段階で操作部/表示部110が操作されて原稿の複写処理が開始される(ステップS401)。原稿の複写処理が開始されると、原稿置き面106にセットされ原稿の画像読み取り部101への搬送が開始される。そして、選択された枠消し量に対応した画像の形成開始タイミング(時刻)が決定される(ステップS402)。ここで、基準となる時刻は、原稿置き面106にセットされた原稿の画像読み取り部101への搬送の開始時刻が採用される。
【0034】
ステップS402においては、記憶部137に記憶されている下記表1のデータテーブルが参照され、枠消し量に対応した画像形成の開始時刻が決定される。表1のデータテーブルは、図3(B)の条件が満足されるように、予め実験的に取得されたデータに基づいて作成されている。
【0035】
【表1】

【0036】
ステップS402の後、ステップS402において決定した画像の形成処理を開始するタイミングか否かを判定し、当該時刻であれば、画像形成の処理を開始し(ステップS404)、そうでなければステップS403の処理を繰り返す。ここで、画像の形成処理は、一次転写ユニット128における感光体ドラムへの露光光の照射を行う処理のこという。したがって、ここでは画像の形成処理の開始は、一次転写ユニット128における感光体ドラムへの露光光の照射を行う処理の開始であり、画像の形成処理の停止は、一次転写ユニット128における感光体ドラムへの露光光の照射を行う処理の停止のことをいう。
【0037】
なお、画像の形成処理の開始(ステップS404)に先立ち、一次転写部124に向けての用紙収納装置120からの印刷用紙の排出が行われる。
【0038】
画像の形成処理を開始したら(ステップS404)、原稿の搬送方向における寸法を取得したか否か、を判定する(ステップS405)。原稿の搬送方向における寸法の取得は、以下のようにして行われる。まず、図1の画像読み取り部101内を図の右方向に搬送される原稿の前側の縁を原稿検出センサ104が検出した時刻t01を記憶する。次いで、原稿の後側の縁を原稿検出センサ104が検出した時刻t02を取得し、予め決められている原稿の搬送速度と(t02−t01)の値から原稿の搬送方向における寸法を算出する。ステップS405では、この算出の結果が得られているか否か、の判定が行われる。
【0039】
原稿の搬送方向における寸法が取得されていなければ、ステップS405の判定を繰り返し、原稿の搬送方向における寸法が取得されたら、ステップS406に進み、印刷用紙に形成する画像の搬送方向における寸法を算出する。この際、ステップS405において判定の対象となった原稿の搬送方向における寸法の情報が利用される。
【0040】
ステップS406において搬送方向における形成画像の寸法を算出したら、その結果が画像形成処理部135に通知される(ステップS407)。画像形成処理部135では、この通知に基づき、その時点で形成している部分が、形成対象となる画像の端部(形成する最後の部分)に到達したか否か、の判定を行う(ステップS408)。形成対象となる画像の端部に到達していれば、画像形成の処理を停止させる(ステップS409)。この画像形成の処理を停止させることで、以後の印刷用紙の部分に画像が形成されないようにする枠消しの処理が施される。そして処理を終了させる(ステップS410)。また、ステップS408の判定が行われる時点で、形成対象となる画像の端部に到達していなければ、ステップS408の処理を繰り返す。
【0041】
この処理によれば、図3(B)に示されるように、枠消しの処理が開始される時点(時刻t3’)の前の時点(時刻t4’)で、原稿の後の縁の検出が行われるように、画像の形成処理開始タイミング(時刻t2’)が調整されている。このため、図3(A)に例示する枠消しの処理が開始される時点(時刻t3)において、原稿の搬送方向の寸法を算出するのに必要な原稿の後の縁の検出が行われておらず、それ故に適切な枠消し処理が行えない不都合が回避される。また、上記の画像の形成処理開始タイミングの調整が、設定された枠消し量に基づいて行われるので、印刷速度の低下を抑えることができる。
【0042】
(変形例1)
枠消し量を印刷用紙の大きさに基づいて設定する方法を採用することもできる。以下、この一例を説明する。この例では、用紙収納装置120に3種類の大きさの用紙が収納され、その中の一種類を選択して複写の処理が行える構成であるとする。この場合、処理に先立ち、操作部/表示部110が操作されて印刷用紙の種類が選択される。そして、ステップS402において、この選択された用紙の種類に基づいて、予め定めておいた適切な枠消し量が選択され、さらにこの選択された枠消し量に対応した画像形成開始のタイミングが選択される。
【0043】
(変形例2)
画像読み取り部101が別筐体とされた構成も可能である。また、制御ユニットが別筐体とされた構成も可能である。これらの構成は、システムとして把握される。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよびこれらを動作させるためのプログラムに利用が可能である。
【符号の説明】
【0045】
100…画像形成装置、101…画像読み取り部、102…原稿搬送装置、103…画像撮像装置、104…原稿検出センサ、105…原稿搬送装置、106…原稿置き面、107…原稿排出面、110…操作部/表示部、120…用紙収納装置、121…搬送経路、122…用紙搬送装置、123…用紙搬送装置、124…二次転写部、125…転写ロール、126…対向ロール、127…転写ベルト、128…一次転写ユニット、129…定着装置、130…画像形成部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成手段と、
前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定手段と、
前記設定手段における設定の内容に基づいて前記画像形成手段における前記画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記原稿の長さを検出する長さ検出手段を更に備え、
前記長さ検出手段における前記原稿の長さの検出が終了した後に、前記画像形成手段において、前記画像の形成を行わない領域への画像の非形成処理が行われるように、前記画像形成手段における前記画像形成処理の開始のタイミングが決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成手段と、
前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定手段と、
前記設定手段における設定の内容に基づいて前記画像形成手段における前記画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定手段と
を備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項4】
コンピュータに、
原稿の画像を走査しながら読み取る画像読み取り機能と、
前記画像読み取り機能が読み取った前記原稿の画像を記録材に形成する画像形成機能と、
前記記録材への画像の形成を行わない領域の設定を行う設定機能と、
前記設定機能における設定の内容に基づいて前記画像形成機能における前記画像形成処理の開始のタイミングを決定する決定機能と
を実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−197708(P2010−197708A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−42365(P2009−42365)
【出願日】平成21年2月25日(2009.2.25)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】