説明

画像形成装置と用紙後処理装置とを連結する連結装置及び用紙後処理装置

【課題】画像形成装置と複数の用紙後処理装置とを接続する連結装置を提供する。
【解決手段】この連結装置5は、フラッパ51によって複数の用紙後処理装置に向かう複数の搬送路を切り替える。入口ローラと出口ローラのそれぞれの近傍にはそれぞれ入口用紙検出センサ531,533及び出口用紙検出センサ532,534が設けられ、これらのセンサの出力はワイヤードOR回路に入力され、このワイヤードOR回路の出力は接続された用紙後処理装置のCPUに出力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コピー機などの画像形成装置とこの画像形成装置に設置される少なくとも一つの用紙後処理装置とを連結する連結装置に係り、特に画像形成後の用紙を複数の用紙後処理装置へ振り分ける機構を備える連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コピー機などの画像形成装置においては、画像形成された用紙のソートやステイプル等の後処理を行う用紙後処理装置を用いることがある。この用紙後処理装置は、画像形成装置から受け取った用紙を処理トレイに積載し、ステイプルを行った後に排紙トレイに排出する。
【0003】
画像形成装置が多様な機種が存在し、機種により画像形成後の用紙の排出口の位置が異なっている。従来は機種ごとに用紙後処理装置を設計し、製造していた。このため、用紙後処理装置の製造コストが高くなるという問題点があった。
【0004】
この点に関し、用紙案内板の用紙受け入れ口の幅を広くし、用紙排出口の幅を狭くして用紙後処理装置に連結する連結装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
また、連結装置を傾けたり、設置位置を若干ずらしたりする位置調節機構を有する連結装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
【特許文献1】特開2001−233541号公報
【特許文献2】特開平10−291708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、複数の異なる用紙後処理装置に画像形成後の用紙を振り分けることができないという問題点があった。
【0007】
さらに、複数の異なる用紙後処理装置に画像形成後の用紙を振り分ける搬送路を設けるだけでは、用紙の排出タイミングを適切に制御して用紙後処理装置に用紙を引き渡すことが不可能であるという問題点があった。
【0008】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の異なる用紙後処理装置に画像形成後の用紙を振り分けることが可能であり、加えてジャムを引き起こした用紙を容易に安全に取り除くことが可能な、画像形成装置と用紙後処理装置とを連結する連結装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために本発明は、第1の用紙後処理装置に画像形成装置から受け取った用紙を搬送する第1の用紙搬送路と、第2の用紙後処理装置に用紙を搬送し、用紙搬送距離が第1の用紙搬送路より長い第2の用紙搬送路と、を切り替えるフラッパと、
第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定された第1の用紙ガイドと、
第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸に回動可能に連結され、第2の端部が第2の用紙搬送路の途中まで伸びる第2の用紙ガイドと、
第2の用紙搬送路に設けられ、一端が第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合い、他端が第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合う位置より用紙搬送方向下流に設けられた支点によって筐体に回動可能に連結された第3の用紙ガイドと、
を備えることを特徴とする連結装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の異なる用紙後処理装置に画像形成後の用紙を振り分けることが可能となり、さらに用紙の排出タイミングを適切に制御可能に後処理装置に用紙を引き渡すことが可能であるという効果がある。
【0011】
また、ジャムを引き起こした用紙を容易に安全に取り除くことが可能となるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明による画像形成された用紙の用紙後処理装置(以下、用紙後処理装置と呼ぶ。)の一実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。なお、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
【0013】
(連結装置を用いた用紙後処理システム)
図1は連結装置の実施形態としての、連結装置5の使用状態を示す断面図である。図1に示すように、連結装置5は用紙入り口側を画像形成装置1に設置されたパンチユニット4に接続する。パンチユニット4を接続しないシステムにおいては連結装置5は用紙入り口側を画像形成装置1に直接接続してもよい。
【0014】
さらに、連結装置5は用紙出口側を複数の用紙後処理装置に連結する。例えば、図1に示すように、連結装置5は用紙出口側をステイプルやソートを行うフィニッシャ2と、用紙束をステイプルして折り曲げることにより冊子を形成するサドルデバイス3とに接続する。
【0015】
なお、接続する用紙後処理装置はこれらに限られるものではない。
【0016】
(連結装置の概要)
図2は連結装置5の外観斜視図である。また、図3は連結装置5のフラッパ51の外観斜視図である。
【0017】
連結装置5は用紙の搬送方向を切り替えるフラッパ51と、連結装置5への用紙搬送路入口に設置される入口用紙検出センサ531と、連結装置5の用紙搬送路出口に設置される出口用紙検出センサ532とを備える。
【0018】
フラッパ51はソレノイドにより上下に駆動される。連結装置5は用紙をフィニッシャ2に搬送する場合は、図2に示すようにフラッパ51を下げる。連結装置5は用紙をフラッパ51の上方を通過させてフィニッシャ2に搬送する。
【0019】
また、連結装置5は用紙をサドルデバイス3に搬送する場合は、図3に示すようにフラッパ51を上げる。連結装置5は用紙をフラッパ51の下方を通過させてサドルデバイス3に搬送する。
【0020】
連結装置5は入口用紙検出センサ531と出口用紙検出センサ532を、連結装置5を通過する最小幅の用紙を検出する位置であり、用紙のパンチ穴を検出しない位置に備える。
【0021】
例えば、用紙が連結装置の用紙搬送路の中央を通過するように連結装置が設計されている場合には、連結装置5は入口用紙検出センサ531と出口用紙検出センサ532を、搬送路幅方向のほぼ中央からパンチ穴の半径と用紙の搬送経路のずれ分を加えた距離だけずれた位置に備える。
【0022】
(連結装置の種類)
図4は用紙搬送路入口が上方に位置する連結装置5を示した断面図である。フラッパ51が下がっているとき、用紙搬送路は略水平の第1の用紙搬送路となり、連結装置5はこの第1の用紙搬送路に従って用紙をフィニッシャ2に搬送する。フラッパ51が上がっているとき、用紙搬送路は下方に向かう第2の用紙搬送路となり、連結装置5はこの第2の用紙搬送路に従って用紙をサドルデバイス3に搬送する。
【0023】
連結装置5は入口用紙検出センサ531をフラッパ51よりも用紙搬送方向上流に備える。連結装置5は入口用紙検出センサ531を第1の用紙搬送路と第2の用紙搬送路に共通して使用する。
【0024】
連結装置5は、入口用紙検出センサ531を入口ローラ541と用紙搬送方向に対して第1および第2の用紙搬送路が重複する範囲に設けることが望ましく、本発明の実施形態では入口ローラ541のニップ位置から用紙搬送方向上流または下流5cm以内に配置している。入口用紙検出センサ531は入口ローラ541のニップ位置から用紙搬送方向下流3cm以内に配置されることがより望ましい。
【0025】
この位置に入口用紙検出センサ531を設けることにより、連結装置5は用紙の侵入の検知と入口ローラ541の動作制御とをより正確に連動させることができる。
【0026】
連結装置5は出口用紙検出センサ532を、用紙搬送路出口付近に位置する出口ローラ542より用紙搬送方向下流に備える。この位置に出口用紙検出センサ532を設けることにより、連結装置5は用紙の連結装置5からの排出の検知と出口ローラ542の動作制御とをより正確に連動させることができる。
【0027】
入口用紙検出センサ531から出口用紙検出センサ532までの距離はサドルデバイス3において処理する最小サイズの用紙の用紙搬送方向長さ未満である。例えば、サドルデバイス3において処理する最小の用紙がLT―Rのとき、この用紙の用紙搬送方向長さは279mmであるため、入口用紙検出センサ531から出口用紙検出センサ532までの離間距離は例えば、245mm以上277mm以下に設定すればよい。つまり、入口用紙検出センサ531と出口用紙検出センサ532との離間距離が、第2の用紙搬送路に連結して設けられる第2の用紙後処理装置の処理可能な最小サイズの用紙の搬送方向の長さ未満に設定すればよい。
【0028】
図5は連結装置の他の実施形態としての、用紙搬送路入口が下方に位置する連結装置5Aを示した断面図である。ソレノイド551の作動により、フラッパ51が下がっているとき、用紙搬送路は上方に向かう第1の用紙搬送路となり、連結装置5Aはこの第1の用紙搬送路に従って用紙をフィニッシャ2に搬送する。フラッパ51が上がっているとき、用紙搬送路は下方に向かう第2の用紙搬送路となり、連結装置5Aはこの第2の用紙搬送路に従って用紙をサドルデバイス3に搬送する。
【0029】
連結装置5Aは入口用紙検出センサ533をフラッパ51よりも用紙搬送方向上流に備える。連結装置5Aは入口用紙検出センサ533を第1の用紙搬送路と第2の用紙搬送路に共通して使用する。
【0030】
連結装置5Aは入口用紙検出センサ533を入口ローラ543と用紙搬送方向に対して第1および第2の用紙搬送路が重複する範囲に設けることが望ましく、本発明の実施形態では入口ローラ543のニップ位置から用紙搬送方向上流または下流5cm以内に配置している。入口用紙検出センサ533は入口ローラ543のニップ位置から用紙搬送方向下流3cm以内に配置されることがより望ましい。
【0031】
この位置に入口用紙検出センサ533を設けることにより、連結装置5Aは用紙の侵入の検知と入口ローラ543の動作制御とをより正確に連動させることができる。
【0032】
連結装置5Aは出口用紙検出センサ534を、用紙搬送路途中に位置する出口ローラ544より用紙搬送方向下流に備える。この位置に出口用紙検出センサ534を設けることにより、連結装置5Aは用紙の連結装置5Aからの排出の検知と出口ローラ544の動作制御とをより正確に連動させることができる。
【0033】
入口用紙検出センサ533から出口用紙検出センサ534までの離間距離はフィニッシャ2において処理する最小サイズの用紙の用紙搬送方向長さ未満である。例えば、フィニッシャ2において処理する最小の用紙がはがきのとき、この用紙の用紙搬送方向長さは140mmであるため、入口用紙検出センサ533から出口用紙検出センサ534までの離間距離は例えば120mm以上138mm以下に設定すればよい。
【0034】
(フラッパの制御)
連結装置5(以下、特に示した場合を除き、連結装置5Aに共通する。)はフラッパ51を使用頻度の高いフィニッシャ2に向かう第1の用紙搬送路を形成するように設定している。連結装置5はサドルステッチ処理(冊子形成Job)が指定された場合、ソレノイドを制御してサドルデバイス3に向かう第2の用紙搬送路を形成するようにフラッパ51を切り替える。
【0035】
ソレノイドを駆動させてフラッパ51を切り替えたとき用紙が、サドルデバイス3に搬送されて処理されるため、サドルデバイス3のCPUがこのソレノイドの制御を行う。
【0036】
ソレノイドは通常のソレノイドのほか、ラッチングソレノイドを用いることができる。ラッチングソレノイドを用いる場合には、その制御はフィニッシャ2のCPUが、またはサドルデバイス3のCPUが行う。配線を簡素化するためには、ラッチングソレノイドの制御をフィニッシャ2のCPUが行うことが望ましい。
【0037】
(連結装置の駆動方法)
用紙搬送路出口に設置される排紙ローラにワンウェイクラッチを具備する画像形成装置1と具備しない画像形成装置1がある。
【0038】
ワンウェイクラッチを具備する画像形成装置1においては、画像形成装置1の用紙排出速度とフィニッシャ2における用紙吸入速度が異なっていても用紙のジャムなどの問題が起こらない。
【0039】
このため、連結装置5がフィニッシャ2のステッピングモータを駆動させる搬送モータパルス信号を入力して連結装置5のステッピングモータ52を駆動させるように構成することにより、制御は簡素なものとなる。
【0040】
また、ワンウェイクラッチを具備しない画像形成装置1に連結装置5が連結する場合には、画像形成装置1の用紙排出速度とフィニッシャ2の用紙吸入速度とを同期させる必要がある。高速な画像形成装置1に連結装置5を接続する場合は、フィニッシャ2は搬送速度を加速する。このため、連結装置5は連結装置5のCPUが制御する用紙搬送モータ52を備え、用紙搬送速度の調節を行う。
【0041】
(連結装置の取り付け方法)
図6は連結装置5の取り付け機構を示した図である。画像形成装置1と連結装置5との間に取り付けることができる第3の用紙後処理装置、例えばパンチユニット4が有する取り付け金具と、連結装置5が有する取り付け金具と、はそれぞれ同一形状の取り付け金具を含む。
【0042】
図6に示すように、連結装置5はフィニッシャ2との左右の接続面に取り付け金具55を備え、フィニッシャ2に引っ掛けるように接続する。その後、4個のねじ穴56にフィニッシャ2をねじ止めする。
【0043】
パンチユニット4はこの取り付け金具55を同一形状にて備えている。連結装置5がサドルデバイス3に連結しないでフィニッシャ2の用紙吸引口と同一の高さの用紙排出口を有する画像形成装置1に接続する場合には、連結装置5を接続せずにフィニッシャ2を直接パンチユニット4に接続することが可能である。
【0044】
(各センサの接続)
画像形成装置1は一定間隔にて画像形成後の用紙を排紙する。一方、サドルデバイス3は整合処理を行うために用紙と用紙の搬送間隔を延ばす必要がある。このため、サドルデバイス3は用紙を受け取ると搬送速度を加速して用紙と用紙の間隔を広げる。
【0045】
図7は図4に示した連結装置5における各センサとサドルデバイス3における搬送モータのタイミングチャートである。(a)は入口用紙センサ531の出力を、(b)は出口用紙センサ532の出力を、(c)はフィニッシャ2及び図4に示した連結装置5の搬送モータの速度を、(d)はサドルデバイス3の搬送モータの速度を、それぞれ表している。
【0046】
図4に示した連結装置5をサドルデバイス3に連結した場合、出口用紙センサ532がoffとなることは用紙が連結装置5を抜けたことを意味する。このため、図7のタイミングチャートに示すように、サドルデバイス3は出口用紙センサ532のoffを検知した時間t1において、サドルデバイス3の搬送モータを加速させる。
【0047】
図8は連結装置5Aにおける各センサとサドルデバイス3における搬送モータのタイミングチャートである。(a)は入口用紙センサ533の出力を、(b)は出口用紙センサ534の出力を、(c)はフィニッシャ2及び連結装置5Aの搬送モータの速度を、(d)はサドルデバイス3の搬送モータ(図示せず)の速度を、それぞれ表している。
【0048】
連結装置5Aをサドルデバイス3に連結した場合、用紙は出口用紙センサ534を経由しない。よって、入口用紙センサ533がoffとなることが、用紙が連結装置5Aを抜けたことを意味する。このため、図8のタイミングチャートが示すように、サドルデバイス3は入口用紙センサ533のoffを検知した時間t0において、サドルデバイス3の搬送モータを加速させる。
【0049】
この制御をサドルデバイス3の制御部が行うとすると、サドルデバイス3は接続される連結装置5の種類を識別する機構を備えなければならず、装置の構成と制御が複雑になる。
【0050】
この問題を解決するために、本実施形態においては各センサは以下のように接続する。
【0051】
図9は、入口用紙センサ531,533と出口用紙センサ532,534の接続を示すブロック図である。図9に示すように、連結装置5は入口用紙センサの出力601と、出口用紙センサの出力602とをワイヤードOR回路603に接続し、このワイヤードOR回路603の出力をサドルデバイス3のCPU604に出力する。
【0052】
図10はワイヤードOR回路603の出力を示すタイミングチャートである。図10において、(a)は入口用紙センサ531,533の出力601を、(b)は出口用紙センサ532,534の出力602を、(c)はワイヤードOR回路603の出力を、それぞれ表している。
【0053】
図10に示すように、ワイヤードOR回路603の出力は、入口用紙センサの出力601と出口用紙センサの出力602の両方又は何れかがonのときにonを出力し、入口用紙センサの出力601と出口用紙センサの出力602の両方がoffのときにoffを出力する。
【0054】
図11は図4に示す連結装置5をフィニッシャ2とサドルデバイス3に接続した場合のタイミングチャートである。(a)は入口用紙センサ531の出力を、(b)は出口用紙センサ532の出力を、(c)はワイヤードOR回路603の出力を、(d)はフィニッシャ2及び図4に示した連結装置5の搬送モータ52の速度を、(e)はサドルデバイス3の搬送モータの速度を、それぞれ表している。
【0055】
連結装置5はワイヤードOR回路603の出力がONからOFFに変わったとき、第2の後処理装置であるサドルデバイス3への用紙搬送速度を変化させる。具体的には、サドルデバイス3は出口用紙センサのoffである時間t2においてサドルデバイス3の搬送モータを加速させる。つまり、用紙搬送速度を高める。
【0056】
図12は図5に示す連結装置5Aをフィニッシャ2とサドルデバイス3に接続した場合のタイミングチャートである。(a)は入口用紙センサ533の出力を、(b)は出口用紙センサ534の出力を、(c)はワイヤードOR回路603の出力を、(d)はフィニッシャ2及び図5に示す連結装置5Aの搬送モータの速度を、(e)はサドルデバイス3の搬送モータの速度を、それぞれ表している。
【0057】
サドルデバイス3は入口用紙センサのoffである時間t3においてサドルデバイス3の搬送モータを加速させる。つまり、用紙搬送速度を高める。
【0058】
以上述べたように、本実施形態の連結装置5は、第1の用紙搬送路と第2の用紙搬送路とを切り替えるフラッパ51と、ワイヤードOR回路に接続された入り口用紙センサ531,533と出口用紙センサ532,534とを備える。このため、連結装置5は複数の異なる用紙後処理装置に画像形成後の用紙を振り分けることが可能となり、さらに用紙の排出タイミングを適切に制御可能に後処理装置に用紙を引き渡すことが可能であるという効果がある。
【0059】
(連結装置の用紙ガイド開閉機構)
さらに、連結装置5の用紙ガイド開閉機構を説明する。図13Aは連結装置5の用紙ガイドが閉じた状態を示した図である。図13Bは連結装置5の用紙ガイドが開いた状態を示した図である。
【0060】
図13A及び図13Bに示すように、連結装置5は第1の用紙ガイド802Aと、第2の用紙ガイド802Bと、第3の用紙ガイド802Cとを備える。
【0061】
第3の用紙ガイド802Cの係止方法は例えば2種類ある。先ず、第1の方法について説明する。
【0062】
第1の用紙ガイド802Aは、第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定されている。第1の用紙ガイド802Aは、用紙を搬送する駆動ローラ13D4を第2の用紙搬送路の途中に有する。
【0063】
第2の用紙ガイド802Bは、第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部が入口ローラ541のローラ軸801Aに回動可能に連結され、第2の端部が第2の用紙搬送路の途中まで伸びる。
【0064】
図13Cは、第2の用紙ガイド802Bの外観斜視図である。図13Cに示すように、第2の用紙ガイド802Bはフラッパ51に合わせて局面部分を有し、第2の端部に第3の用紙ガイド802Cを滑動して押しやる滑動ローラ802B1を有する。
【0065】
第3の用紙ガイド802Cは、第2の用紙搬送路に設けられ、一端が第2の用紙ガイド802Bの第2の端部と重なり合い、他端が第2の用紙ガイド802Bの第2の端部と重なり合う位置より用紙搬送方向下流に設けられた支点804によって筐体に回動可能に連結されている。
【0066】
第3の用紙ガイド802Cは、第2の用紙ガイド802Bの第2の端部と第2の用紙搬送路を挟んで第1の用紙ガイドの逆側に重なる。すなわち、第2の用紙ガイド802Bは、第3の用紙ガイド802Cと第2の用紙ガイド802Bの第2の端部とが重なり合う位置において、第1の用紙ガイド802Aと第3の用紙ガイド802Cとの間に位置する。
【0067】
このように構成したため、搬送されて来る用紙が第3の用紙ガイド802Cに引っ掛かることを防止できるという効果がある。
【0068】
第3の用紙ガイド802Cは、閉じたときに支点804を通る鉛直線vと0°より大きい角度θ1を有し、開いたときに鉛直線vを挟み逆側に0°より大きい角度θ2を有するように、筐体に取り付けられる。
【0069】
すなわち、第3の用紙ガイド802Cは、図13Aに示す閉じた状態から図13Bに示す完全に開いた状態に至るまでの間に、鉛直線vを通る。このため、第3の用紙ガイド802Cが鉛直線vを通るときに第3の用紙ガイド802Cの重量が支点804にかかり、開閉が楽になるという効果がある。
【0070】
図13Dは、第3の用紙ガイド802Cの外観斜視図である。図13Dに示すように、第3の用紙ガイド802Cは、第3の用紙ガイド802Cと第2の用紙ガイド802Bの第2の端部とが重なり合う位置に、滑動ローラ802B1を保持するように屈曲する滑動ローラ保持部13D1を有する。
【0071】
また第3の用紙ガイド802Cは、第3の用紙ガイド802Cと第2の用紙ガイド802Bの第2の端部とが重なり合う位置より用紙搬送方向下流に磁性部分13D2を有する。第3の用紙ガイド802Cは、平坦部を有し、この平坦部に第1の用紙ガイド802Aに設けられた駆動ローラ13D4に追随して回転する従動ローラ13D3を有する。
【0072】
平坦部に従動ローラ13D3を設けたため、駆動ローラ13D4と従動ローラ13D3とのニップがより確実に行われるという効果がある。
【0073】
第3の用紙ガイド802Cが駆動ローラではなく従動ローラ13D3を有することにより、第3の用紙ガイド802Cの重量を軽くすることが可能となり、第3の用紙ガイド802Cの開閉が容易になる。
【0074】
図13Eは、第2の用紙ガイド802Bと第3の用紙ガイド802Cの開閉時の位置関係を示す図である。第2の用紙ガイド802Bと第3の用紙ガイド802Cが閉じた状態のとき、第2の用紙ガイド802Bは位置R1に、第3の用紙ガイド802Cは位置S1にある。このとき、滑動ローラ802B1は滑動ローラ保持部13D1に保持されている。
【0075】
第2の用紙ガイド802Bが位置R2に、第3の用紙ガイド802Cが位置S2にあるとき、滑動ローラ802B1は滑動ローラ保持部13D1を離れ、支点804の方向に移動する。
【0076】
第2の用紙ガイド802Bが位置R3に、第3の用紙ガイド802Cが位置S3にあるとき、滑動ローラ802B1は滑動ローラ保持部13D1の方向に移動する。
【0077】
このように、滑動ローラ802B1を設け、第2の用紙ガイド802Bと第3の用紙ガイド802Cを係止しないため、滑動ローラ802B1と滑動ローラ保持部13D1との距離の変化を吸収することが可能となる。
【0078】
次に、第2の方法について説明する。
【0079】
第1の用紙ガイド802Aは、第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定されている。第1の用紙ガイド802Aは、用紙を搬送する駆動ローラ13D4を第2の用紙搬送路の途中に有する。
【0080】
第2の用紙ガイド802Bは、第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸801Aに回動可能に連結され、第2の端部が第2の用紙搬送路の途中まで伸びる。
【0081】
第3の用紙ガイド802Cは、第2の用紙搬送路に設けられ、一端が第2の用紙ガイドの第2の端部と回動可能に連結される。第3の用紙ガイド802Cの他端は筐体に支点804により回動可能に係止されていても、自由端になっていてもよい。
【0082】
第3の用紙ガイド802Cの他端が筐体に支点804により回動可能に係止される場合、第3の用紙ガイド802Cは、閉じたときに支点804を通る鉛直線vと0°より大きい角度θ1を有し、開いたときに鉛直線vを挟み逆側に0°より大きい角度θ2を有するように、筐体に取り付けられる。
【0083】
なお、第3の用紙ガイド802Cの前面側に開閉回動の操作ノブ801を設けてもよい。操作ノブ801の開放回動に合わせて、第3の用紙ガイド802Cが開き、第3の用紙ガイド802Cが開くとこれに追従して第2の用紙ガイド802Bが開く。第3の用紙ガイド802Cが閉じると、これに追従して第2の用紙ガイド802Bが閉じるとともに、磁石805が磁力により付勢する。
【0084】
また、ローラ軸801Aの端部に操作ノブ801を設け、入口ローラ541の駆動ローラ又は従動ローラを連動して回転させるように構成することもできる。このように構成することにより、用紙除去のために行うノブ806の開放回動と第3の用紙ガイド802C及び第2の用紙ガイド802Bが連動して操作性が向上する。
【0085】
また、図5に示すように、連結装置5Aにおいて、同様に用紙搬送路のガイド開閉機構を備えている。
【0086】
連結装置5Aは第1の用紙ガイド502Aと、第2の用紙ガイド502Bと、第3の用紙ガイド502Cとを備える。第1の用紙ガイド502Aは、磁石505を裏面に備え、筺体に固定されている。第2の用紙ガイド502Bは、その一端が入口ローラ対543のローラ軸501に回動可能に連結されている。第3の用紙ガイド502Cは、その一端が第2の用紙ガイド502Bの他端と第2の連結点503によって回動可能に連結され、その他端が筺体に支点504によって回動可能に連結されている。支点504は、第2の用紙ガイド502Bと第3の用紙ガイド502Cを、閉じた状態から開いた状態に移行する途中の一点でバランスがとれるような位置に設置される。また、第2の用紙ガイド502Bの前面側に開閉回動の操作ノブ506を設けた。操作ノブ506の開放回動に合わせて、第2の用紙ガイド502Bが開き、第2の用紙ガイド502Bが開くとこれに追従して第3の用紙ガイド502Cが開く。第2の用紙ガイド502Bが閉じると、これに追従して第3の用紙ガイド502Cが閉じるとともに、磁石505が磁力により付勢する。このように構成することにより、第2の用紙ガイド502B及び第3の用紙ガイド502Cが連動して操作性が向上する。また、第3の用紙ガイド502Cに操作ノブを設けての同様の操作性が実現できる。このように構成することにより、用紙除去のために行うノブ506の開放回動と第2の用紙ガイド502B及び第3の用紙ガイド502Cが連動して操作性が向上する。
【0087】
さらに、ローラ軸501の端部にグリップ部を設け、用紙除去のために、入口ローラ543の駆動ローラ又は従動ローラを連動して回転させるように構成することもできる。
【0088】
以上述べたように、本実施形態の連結装置5および5Aは、筺体に固定され、磁石を備える第1の用紙ガイド802A、502Aと、一端が第2の連結点803,503によって回動可能に第2の用紙ガイド802B、502Bに連結され、他端が支点804,504によって回動可能に筺体に連結された第3の用紙ガイド802C、502Cとを備える。このため、連結装置5を大きくすることなく、各用紙ガイドが開放されるので、ジャム解除に十分な操作スペースを確保することが可能となるという効果がある。
【0089】
この連結装置5が接続可能な用紙後処理装置は、例えばフィニッシャ2と、筐体の上部に、画像形成装置1から受け取った用紙を図13Aに示す第1の排紙口1301と第2の排紙口1302とに振り分ける連結装置5の第1の排紙口1301と連結し、図1に示すフィニッシャ2に用紙を供給する第1の用紙受入口1Aと、サドルデバイス3と、第1の用紙受入口1Aより下方に、連結装置5の第2の排紙口1302と連結し、サドルデバイス3に用紙を供給する第2の用紙受入口1Bと、を備える。
【0090】
連結装置5は、このような用紙後処理装置に着脱可能に接続される。すなわち、連結装置5は画像形成装置1のタイプによって選択され、交換することが可能である。
【0091】
(用紙検出センサ精度向上のための可撓性用紙ガイド)
画像形成装置1から排紙される画像形成後の用紙は非常に高温である。このため、画像形成装置1に接続される用紙後処理装置や連結装置5においては以下のような不具合が発生することがある。
【0092】
図14Aは入口ローラ901付近の従来の側面図である。画像形成装置1から排紙された画像形成後の用紙Pは高温であるため、入口ローラ901は熱膨張し点線902に示すように径が大きくなる。
【0093】
この状態においては、入口ローラ901による用紙の搬送量が、下流の用紙搬送ローラよりも大きくなるため、用紙Pは用紙ガイド904の中において山なりに撓む。
【0094】
図14Bは用紙が入口ローラ901を抜けた直後の従来の状態を示した図である。透過型センサ903は一度用紙が抜けたことを検知する。
【0095】
図14Cは透過型センサ903が用紙を再検出する従来の状態を示した図である。図14Cに示すように、用紙Pの撓みが伸びると、用紙Pの後端は再び透過型センサ903に検知される。この様な場合、用紙後処理装置又は連結装置5は次の用紙が搬送されてきたものと誤認識してしまうという問題点があった。
【0096】
本実施形態においては、用紙後処理装置又は連結装置5が、用紙搬送路入口の入口ローラ901の位置において、透過型センサ903より上流に透過型センサ903より搬送路下流までの長さを持ち、透過型センサ903の部分を切り欠いた可撓性用紙ガイド910を備える。
【0097】
図15は可撓性用紙ガイド910を横から見た図である。図15において、可撓性用紙ガイド910は点線によって表わされている。図15に示すように、可撓性用紙ガイド910は用紙を用紙ガイド904の形成する用紙経路の一方に付勢してバタつきを抑える。このため、用紙Pの後端が透過型センサ903によって再検出されることはない。
【0098】
図16は可撓性用紙ガイド910を上から見た図である。図16に示すように、可撓性用紙ガイド910は透過型センサ903の部分と入口ローラ901の部分を切り欠いている。このため、可撓性用紙ガイド910は透過型センサ903及び入口ローラ901を妨げることはない。
【0099】
以上述べたように、本実施形態においては用紙後処理装置又は連結装置5が入口ローラ901に可撓性用紙ガイド910を備える。このため、透過型センサ903が用紙Pの後端を誤検出することがなくなるという効果がある。
【0100】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】連結装置の使用状態を示す断面図である。
【図2】連結装置の外観斜視図である。
【図3】連結装置のフラッパの外観斜視図である。
【図4】用紙搬送路入口が上方に位置する連結装置を示した断面図である。
【図5】用紙搬送路入口が下方に位置する連結装置を示した断面図である。
【図6】連結装置の取り付け機構を示した図である。
【図7】図4に示した連結装置における各センサとサドルデバイスにおける搬送モータのタイミングチャートである。
【図8】連結装置における各センサとサドルデバイスにおける搬送モータのタイミングチャートである。
【図9】入口用紙センサと出口用紙センサの接続を示すブロック図である。
【図10】ワイヤードOR回路の出力を示すタイミングチャートである。
【図11】図4に示す連結装置をフィニッシャとサドルデバイスに接続した場合のタイミングチャートである。
【図12】図5に示す連結装置をフィニッシャとサドルデバイスに接続した場合のタイミングチャートである。
【図13A】連結装置の用紙ガイドが閉じた状態を示した図である。
【図13B】連結装置の用紙ガイドが開いた状態を示した図である。
【図13C】第2の用紙ガイドの外観斜視図である。
【図13D】第3の用紙ガイドの外観斜視図である。
【図13E】第2の用紙ガイドと第3の用紙ガイドの開閉時の位置関係を示す図である。
【図14A】入口ローラ付近の側面図である。
【図14B】用紙が入口ローラを抜けた直後の状態を示した図である。
【図14C】透過型センサが用紙を再検出する状態を示した図である。
【図15】可撓性用紙ガイドを横から見た図である。
【図16】可撓性用紙ガイドを上から見た図である。
【符号の説明】
【0102】
1:画像形成装置、
2:フィニッシャ、
3:サドルデバイス、
4:パンチユニット、
5:連結装置、
5A:連結装置、
51:フラッパ、
531,533:入口用紙検出センサ、
532,534:出口用紙検出センサ、
541,543:入口ローラ、
802A:第1の用紙ガイド、
802B:第2の用紙ガイド、
802C:第3の用紙ガイド、
910:可撓性用紙ガイド。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の用紙後処理装置に画像形成装置から受け取った用紙を搬送する第1の用紙搬送路と、第2の用紙後処理装置に前記用紙を搬送し、用紙搬送距離が前記第1の用紙搬送路より長い第2の用紙搬送路と、を切り替えるフラッパと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定された第1の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸に回動可能に連結され、第2の端部が前記第2の用紙搬送路の途中まで伸びる第2の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、一端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合い、他端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合う位置より用紙搬送方向下流に設けられた支点によって前記筐体に回動可能に連結された第3の用紙ガイドと、
を備えることを特徴とする連結装置。
【請求項2】
第1の用紙後処理装置に画像形成装置から受け取った用紙を搬送する第1の用紙搬送路と、第2の用紙後処理装置に前記用紙を搬送し、用紙搬送距離が前記第1の用紙搬送路より長い第2の用紙搬送路と、を切り替えるフラッパと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定された第1の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸に回動可能に連結され、第2の端部が前記第2の用紙搬送路の途中まで伸びる第2の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、一端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と回動可能に連結された第3の用紙ガイドと、
を備えることを特徴とする連結装置。
【請求項3】
前記第3の用紙ガイドが、前記第2の用紙ガイドの第2の端部と前記第2の用紙搬送路を挟んで第1の用紙ガイド逆側に重なることを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項4】
前記第3の用紙ガイドが、閉じたときに前記支点を通る鉛直線と0°より大きい角度を有し、開いたときに前記鉛直線を挟み逆側に前記鉛直線と0°より大きい角度を有することを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項5】
前記第1の用紙ガイドが、用紙を搬送する駆動ローラを第2の用紙搬送路の途中に有することを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項6】
前記第3の用紙ガイドが、平坦部を有し、この平坦部に第1の用紙ガイドに設けられた駆動ローラに追随して回転する従動ローラを有することを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項7】
前記第1の用紙ガイドが、前記第3の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドの第2の端部とが重なり合う位置より用紙搬送方向下流に前記第3の用紙ガイドに設けられた磁性部分を引き着ける磁石を備えることを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項8】
前記第2の用紙ガイドが、前記第2の端部に前記第3の用紙ガイドを滑動する滑動ローラを備えることを特徴とする請求項1記載の連結装置。
【請求項9】
前記第3の用紙ガイドが、前記第3の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドの第2の端部とが重なり合う位置に、前記滑動ローラを保持するように屈曲する滑動ローラ保持部を有することを特徴とする請求項8記載の連結装置。
【請求項10】
用紙をステイプルするフィニッシャと、
筐体の上部に設けられ、画像形成装置から受け取った用紙を第1の排紙口と第2の排紙口とに振り分ける連結装置の第1の排紙口と連結し、前記フィニッシャに用紙を供給する第1の用紙受入口と、
用紙をステイプルした後に中折して冊子を形成するするサドルデバイスと、
前記第1の用紙受入口より下方に設けられ、前記連結装置の第2の排紙口と連結し、前記サドルデバイスに用紙を供給する第2の用紙受入口と、
を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
【請求項11】
第1の用紙後処理装置に画像形成装置から受け取った用紙を搬送する第1の用紙搬送路と、第2の用紙後処理装置に前記用紙を搬送し、用紙搬送距離が前記第1の用紙搬送路より長い第2の用紙搬送路と、を切り替えるフラッパと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定された第1の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸に回動可能に連結され、第2の端部が前記第2の用紙搬送路の途中まで伸びる第2の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、一端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合い、他端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と重なり合う位置より用紙搬送方向下流に設けられた支点によって前記筐体に回動可能に連結された第3の用紙ガイドと、
を備える前記連結装置を設けたことを特徴とする請求項10記載の用紙後処理装置。
【請求項12】
第1の用紙後処理装置に画像形成装置から受け取った用紙を搬送する第1の用紙搬送路と、第2の用紙後処理装置に前記用紙を搬送し、用紙搬送距離が前記第1の用紙搬送路より長い第2の用紙搬送路と、を切り替えるフラッパと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、筐体に固定された第1の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、第1の端部がローラ軸に回動可能に連結され、第2の端部が前記第2の用紙搬送路の途中まで伸びる第2の用紙ガイドと、
前記第2の用紙搬送路に設けられ、一端が前記第2の用紙ガイドの第2の端部と回動可能に連結された第3の用紙ガイドと、
を備える前記連結装置を設けたことを特徴とする請求項10記載の用紙後処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図13E】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−57212(P2009−57212A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−209950(P2008−209950)
【出願日】平成20年8月18日(2008.8.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】