説明

画像形成装置及び開閉装置

【課題】本発明は、組立が容易な画像形成装置及び開閉装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、画像形成装置本体100と、原稿読取装置300と、衝撃を緩衝する緩衝装置500とを有し、緩衝装置500は、原稿読取装置300に設けられた案内部材510と、画像形成装置本体100に設けられ案内部材510に案内されるアーム部材534と、アーム部材534を付勢するコイルスプリング560とを有する緩衝装置本体部530とを有し、緩衝装置本体部530を画像形成装置本体100に取り付ける前の組立時において、原稿読取装置300を画像形成装置本体100から開く状態にあって、アーム部材534を案内部材510に装着した場合、アーム部材534が案内部材510から外れる方向に移動することを阻止する移動阻止部がアーム部材534又は案内部材510に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、作像装置を内蔵する本体構造体に対して回動軸を中心として開閉自在に取り付け、反転角度を越えて開いたとき重力に基づき反対に開方向のモーメントを受け、前記作像装置を外部に向けて開放する上部構造体を有し、その上部構造体に、基端側を回動自在に取り付けて設けるアーム部材と、前記本体構造体に、前記上部構造体の開閉動作とともに前記アーム部材の先端を案内するように設けるレール部材とを備え、前記上部構造体を開く方向に付勢する付勢部材を組み付ける画像形成装置の上部構造体開閉装置において、前記レール部材の終端に設けて、前記本体構造体に対して前記上部構造体を最大に開くとき、前記アーム部材の先端を突き当てて前記上部構造体の開動作を緩衝する緩衝手段を備えてなることを特徴とする画像形成装置の上部構造体開閉装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、装置本体を構成する第一筐体と、該第一筐体に1つの回動軸を支点として支持され第一筐体に対して開閉可能に設けられた第二筐体とを有する画像形成装置において、前記第二筐体の開閉動作を分担して補助する第1の開閉補助機構と第2の開閉補助機構を前記第一筐体と前記第二筐体間に直接介在させて設けたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
【0004】
特許文献3には、原稿読取ユニットは原稿記録ユニットの上部に構成されており、前記原稿読取ユニットと前記原稿記録ユニットはヒンジにより回動可能に取り付けられており、前記原稿読取ユニットが開いた状態で保持する機構を有し、必要角度以上に原稿読取ユニットが回動しないようにストッパを有する原稿読取記録装置において、前記ストッパは原稿読取ユニットが開いた状態で保持する機構部材とは別に設けられ、回動中心の近傍にあることを特徴とする、原稿読取記録装置が開示されている。
【0005】
特許文献4には、用紙に画像を形成するための画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットの上面に設けられ、前記画像形成ユニットによる画像形成後の用紙が排出される排紙トレイと、前記排紙トレイの上方に設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取ユニットと、前記排紙トレイの上方を覆う閉位置と該排紙トレイの上方を開放する開位置との間で、前記画像読取ユニットが画像形成ユニットに対して第一の回動中心を中心として回動可能となるように、前記画像形成ユニットと前記画像読取ユニットとを連結する連結部材と、前記連結部材とは異なる位置に設けられ、前記画像読取ユニットの前記開位置を越える開放方向への回動を規制する回動規制部材と、を備えることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−134227号公報
【特許文献2】特開2008−139763号公報
【特許文献3】特開2006−80864号公報
【特許文献4】特開2006−119474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、組立が容易な画像形成装置及び開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に回転自在に支持された被支持体と、前記被支持体の回転動作による衝撃を緩衝する緩衝装置と、を有し、前記緩衝装置は、前記被支持体に設けられた案内部と、前記画像形成装置本体に設けられ前記案内部に案内される被案内部材と、この被案内部材を付勢する付勢部材とを有する緩衝装置本体部と、を有し、前記緩衝装置本体部を前記画像形成装置本体に取り付ける前の組立時において、前記被支持体を前記画像形成装置本体から開く状態にあって、前記被案内部を前記案内部に装着した場合、前記被案内部が前記案内部から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部が前記被案内部材又は前記案内部に設けられている画像形成装置である。
【0009】
請求項2に係る本発明は、前記緩衝装置本体部は、前記被案内部を移動可能に支持する支持部材をさらに有し、前記支持部材は、前記被案内部が前記支持部材から外れる方向に撓むことを抑制する撓み抑制部を有する請求項1記載に記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項3に係る本発明は、前記緩衝装置本体部は、前記被案内部を移動可能に支持する支持部材をさらに有し、前記付勢部材は、前記被案内部が前記支持部材から外れる方向に撓むことを抑制する請求項1記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項4に係る本発明は、前記被案内部は、前記画像形成装置本体から開いた状態にある前記被支持部を支持し、前記画像形成装置本体から開いた状態にある前記被支持体を支持する位置で静止する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
【0012】
請求項4に係る本発明は、第1の構造体と、前記第1の構造体に回転自在に支持された第2の構造体と、前記第2の構造体の回転動作による衝撃を緩衝する緩衝装置と、を有し、前記緩衝装置は、前記第2の構造体に設けられた案内部と、前記第1の構造体に設けられ前記案内部に案内される被案内部材と、この被案内部材を付勢する付勢部材とを備えた緩衝装置本体部と、を有し、前記緩衝装置本体部を前記第1の構造体に取り付ける前の組立時において、前記第2の構造体を前記第1の構造体から開く状態にあって、前記被案内部材を前記案内部に装着した場合、前記被案内部材が前記案内部から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部が前記被案内部材又は前記案内部に設けられている開閉装置である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る本発明によれば、組立が容易な画像形成装置を提供することができる。
【0014】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して、部材が外れにくくすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0015】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して、部材が外れにくくすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0016】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して、開いた状態にある被支持体を、安定した状態で支持することができる画像形成装置を提供することができる。
【0017】
請求項5に係る本発明によれば、組立が容易な開閉形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す画像形成装置を右側面側から一部を破断して示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置を右側面側から示す断面図である。
【図4】図1に示す画像形成装置が有する画像形成装置本体を示す平面図である。
【図5】図1に示す画像形成装置が有する原稿読取装置を示し、図3におけるA―A面断面を示す断面図である。
【図6】図5に示す原稿読取装置を示し、図3におけるB―B面断面を示す断面図である。
【図7】図5に示す原稿読取装置に取り付けられた案内部材を示す図である。
【図8】図1に示す画像形成装置が有する緩衝装置の緩衝装置本体部を示し、原稿読取装置が画像形成装置本体から開いた状態にある際の緩衝装置本体部を示す斜視図である。
【図9】図8に示す緩衝装置本体部を示し、原稿読取装置が画像形成装置に対して閉じた状態にある際の緩衝装置を示す斜視図である。
【図10】図8に示す緩衝装置本体部を示す右側面図である。
【図11】図8に示す緩衝装置本体部の、図10に示すD−D面断面を示す断面図である。
【図12】図8に示す緩衝装置本体部の一部を、図8に示す矢印C方向から一部を拡大して示す図である。
【図13】図8に示す緩衝装置本体部の一部を拡大して示す斜視図である。
【図14】図1に示す画像形成装置が組み立てられる工程を説明する図である。
【図15】原稿読取装置に緩衝装置本体部が装着された時点の状態を右側面側から示す図である。
【図16】原稿読取装置から外れる方向に移動することが防止されるように、緩衝装置本体部が原稿読取装置に装着された状態を右側面側から示す図である。
【図17】図1に示す画像形成装置が有する排出部を示す斜視図である。
【図18】図17に示す排出部が用紙を支持する状態を示し、図18(a)は、延長部の用紙排出方向における下流側の端部よりも、同方向における用紙の下流側の端部が同方向において上流側に位置する用紙を支持する状態を示す左側面図であり、図18(b)は、延長部の用紙排出方向における下流側の端部よりも、同方向における用紙の下流側の端部が同方向において下流側に位置する用紙を支持する状態を示す左側面図である。
【図19】図1に示す画像形成装置が有する排出部の変形例を示す斜視図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する原稿読取装置の下側の面を示す図である。
【図21】図20に示す原稿読取装置に設けられた一対の案内部材を、図20に示す矢印E方向から示す図である。
【図22】図21に示す一対の案内部材の一方を示し、図22(a)は図21におけるF−F断面を示す断面図であり、図22(b)は斜視図である。
【図23】図21に示す一対の案内部材の他方を示し、図21におけるG−G断面を示す断面図である。
【図24】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する緩衝装置本体部の一部を拡大して示す斜視図である。
【図25】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置において、アーム部材が案内部材に装着される工程を説明する図である。
【図26】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置において、アーム部材が案内部材に装着される際の工程を説明し、図26(a)は一対の案内部材の一方に形成された案内溝内をアーム部材が移動する様子を示す図であり、図26(b)は一対の案内部材の一方に形成された案内溝内をアーム部材が移動する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3には、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1乃至図3に示すように、画像形成装置10は、第1の構造体として用いられる画像形成装置本体100と、第2の構造体として用いられると共に、被支持体として用いられる原稿読取装置300と、緩衝装置500R、500Lとを有している。
【0020】
画像形成装置本体100の上側の面108は、記録媒体として用いられる用紙であって、画像が形成された用紙が排出される排出部600の一部として用いられている。また、画像形成装置本体100の前側の面には、給紙用開閉部110が設けられている。給紙用開閉部110は、ヒンジ112を用いて画像形成装置本体100に開閉することができるように装着されている。図1には、給紙用開閉部110が画像形成装置本体100に対して閉じられた状態が示され、図3には、給紙用開閉部110が画像形成装置本体100に対して開かれた状態が示されている。また、画像形成装置本体100には、画像が形成された用紙を排出するために用いられる排出孔102が形成されている。
【0021】
画像形成装置本体100内には、像形成部120と、給紙装置160とが装着されている。また、画像形成装置本体100内には、搬送路180が形成されている。像形成部120は、像保持体として用いられる感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を帯電する帯電装置124と、帯電装置124によって帯電された感光体ドラム122の表面に光を照射することで感光体ドラム122の表面に潜像を形成する潜像形成装置126と、潜像形成装置126によって感光体ドラム122の表面に形成された潜像を現像剤を用いて現像する現像装置128と、現像装置128による現像で感光体ドラム122の表面に形成された現像剤像を用紙に転写する転写装置130と、転写装置130によって用紙に転写された現像剤像を用紙に定着する定着装置140とを有する。
【0022】
給紙装置160は、用紙を積層した状態で収納する、例えば1つの用紙収納部162と、用紙収納部162に収納された用紙を送り出す送出ロール164とを有する。一定以上の大きさの用紙を用紙収納部162に収納するには、給紙用開閉部110が開いた状態とされ、このような用紙が収納されると用紙の後端部側が画像形成装置本体100からはみ出し、用紙のはみ出した部分が給紙用開閉部110に重力方向下側から支持された状態となる。
【0023】
搬送路180は、給紙装置160から転写装置130に向けて用紙を搬送し、さらに排出部600へと用紙を搬送するために用いられる搬送路である。搬送路180に沿って、用紙の搬送方向における上流側から順に、先述の送出ロール164、搬送ロール182、レジストロール184、先述の転写装置130、先述の定着装置140、及び排出ロール186が設けられている。
【0024】
搬送ロール182は、用紙をレジストロール184に向けて搬送する。レジストロール184は、転写装置130に向けて搬送される用紙の先端部の転写装置130側に向けての移動を一時的に停止させ、感光体ドラム122に形成された現像剤像が転写装置130の位置に到達するタイミングに合致するように、用紙の先端部の転写装置130に向けての移動を再開させる。排出ロール186は、定着装置140で現像剤像が定着された用紙を排出部600に向けて搬送する。
【0025】
原稿読取装置300は、原稿読取装置本体302を有し、ヒンジ310を用いて画像形成装置本体100に回転することができるように支持されている。また、原稿読取装置300は、図1及び図2に示す画像形成装置本体100に対して開かれた位置と、図3に示す画像形成装置本体100に対して閉じられた位置との間で移動し、開閉することができるようになっている。
【0026】
緩衝装置500R及び緩衝装置500Lは、それぞれが原稿読取装置300の回転動作による衝撃を緩衝する緩衝装置として用いられていて、緩衝装置500Rは画像形成装置10における右側に、緩衝装置500Lは画像形成装置本体100における左側に配置されている。緩衝装置500Rと緩衝装置500Lとは構造が同一であるため、以下、緩衝装置500Rについて説明し、緩衝装置500Lについての説明は省略する。また、以下、緩衝装置500Lと特に区別をする場合を除き、緩衝装置500Rを緩衝装置500と呼ぶ。
【0027】
緩衝装置500は、原稿読取装置300に設けられた案内部として用いられる案内部材510と、緩衝装置本体部530とを有する。緩衝装置本体部530は、画像形成装置本体100に設けられ案内部材510に案内される被案内部材として用いられるアーム部材534と、アーム部材534を付勢する付勢部材として用いられるコイルスプリング560とを有する。
【0028】
図4には、画像形成装置本体100が示されている。図4に示すように画像形成装置本体100の上側の面108には、緩衝装置500Rの緩衝装置本体部530Rを画像形成装置本体100に装着するための装着用孔104R、106Rが形成されている。また、画像形成装置本体100の上向きの面には、緩衝装置500Lの緩衝装置本体部530Lを画像形成装置本体100に装着するための装着用孔104L、106Lが形成されている。装着用孔104R、104Lは、それぞれが装着用孔106R、106Lよりも手前側に配置されている。
【0029】
図5及び図6には、原稿読取装置300が示されている。原稿読取装置300は、先述のように原稿読取装置本体302を有し、原稿読取装置本体302の下向きの面には、先述の緩衝装置500Rの案内部材510Rと、先述の緩衝装置500Lの案内部材510Lとが装着されている。また、原稿読取装置本体302は、先述のヒンジ310(図2、図3を参照)を用いて画像形成装置本体100に装着される部分である被装着部304、304を有している。
【0030】
また、図5に示すように、原稿読取装置300は、光を透過する材料からなるプラテン部材312有していて、原稿読取装置本体302が原稿の置かれる読取台として用いられている。また、原稿読取装置本体302には、原稿読取装置本体302に対して開閉可能なプラテンカバー部322が装着されている。
【0031】
原稿読取装置本体302内には、原稿に光を照射し、照射した光の原稿からの反射光に基づいて原稿を読み取る読取部330が装着されている。また、プラテンカバー部322内には、原稿Dを自動で搬送する原稿搬送装置326が装着されている。原稿読取装置300は、原稿搬送装置326により搬送中の原稿Dを流し読みする機能と、プラテン部材312上に載置された原稿Dを読み取る機能とを備えている。
【0032】
原稿搬送装置326は、読取前の原稿Dがセットされる原稿台340と、原稿を搬送する原稿搬送路350と、画像を読み取った後の原稿が排出される排出台360とを有する。
【0033】
読取部330は、光源342と、レンズ344と、光電変換素子346を有し、光源342が原稿に光を照射し、その反射光をレンズ344で集光し、集められた光を光電変換素子346が受光して信号に変換する。
【0034】
図7には、案内部材510が示されている、図7に示すように、案内部材510には案内孔512が形成されている。案内孔512には、アーム部材534(図1、図2を参照)に形成された後述する突起536(図8、図9を参照)が挿入される。案内部材510は、突起536が案内孔512内で回転することができ、突起536が案内孔512内で移動することができるようにアーム部材534を支持する。このように突起536が案内孔512内を移動するため、アーム部材534の移動が案内部材510によって案内される。
【0035】
図8乃至図10には、緩衝装置本体部530が示されている。先述のように、緩衝装置本体部530は、アーム部材534とコイルスプリング560とを有し、さらにアーム部材534を移動可能に支持する支持部材564を有する。
【0036】
アーム部材534は、互いに向かい合う2つの側板部544、側板部546と、側板部544及び側板部546と略垂直であって、側板部544と側板部546とを連結する連結部548とを有している。また、アーム部材534は、案内部材510の案内孔512に挿入される突起536を有する。突起536は、アーム部材534の一端部側に右側から左側に突出するように形成されている。また、アーム部材534は、コイルスプリング560の一端部側が装着されるスプリング装着部538を有する。
【0037】
また、アーム部材534は、他端部側に直線形状からなる直線部540、540を有している。直線部540は、側板部544と側板部546とにそれぞれに形成されている。画像形成装置本体100から開いた状態にある原稿読取装置300を支持する状態である図8及び図10に示す状態において、直線部540、540は、支持部材564の上向きの平面にコイルスプリング560によって押し付けられ、直線部540、540が押し付けられることで、アーム部材534が静止する。このように、アーム部材534は、画像形成装置本体100から開いた状態にある原稿読取装置300を支持し、画像形成装置本体100から開いた状態にある原稿読取装置300を支持する位置で静止するようになっている。
【0038】
支持部材564は、コイルスプリング560の他端部が装着されるスプリング装着部566を有する。また、支持部材564は、画像形成装置本体100に緩衝装置本体部530を取り付ける際に装着用孔104(図4参照)に挿入される挿入突起568と、画像形成装置本体100に緩衝装置本体部530を取り付ける際に装着用孔106(図4参照)に挿入される挿入突起570とが形成されている。
【0039】
また、支持部材564は、画像形成装置本体100に緩衝装置本体部530を取り付ける際に、画像形成装置本体100に対してねじ留めされる部分であるねじ留部572を有している。また、支持部材564は、アーム部材534が支持部材564から外れる方向に撓むことを抑制する撓み抑制部として用いられる抑制用突起574を有している。また、突起536には、突出部556が設けられている。突出部556の詳細は後述する。
【0040】
図11には、緩衝装置本体部530の図10に示すD−D面の断面が示されている。図11に示すように、支持部材564には支持用凹部580と、支持用凹部582とが形成されている。また、側板部544に支持用凸部550が形成され、側板部546に支持用凸部552が形成されている。そして、支持用凹部580に支持用凸部550を挿入し、支持用凹部582に支持用凸部552を挿入することで、アーム部材534が支持部材564に回転することができるように支持される。
【0041】
アーム部材534を支持部材564に装着する際には、図11に矢印で示すように、側板部544と側板部546とが近づくようにアーム部材534を撓ませるように変形させて、支持用凹部580に支持用凸部550を挿入し、支持用凹部582に支持用凸部552を挿入する。この際、抑制用突起574とアーム部材534とが緩衝しないように、支持部材564に対してアーム部材534が図9に示す位置に配置された状態で、支持部材564に対してアーム部材534が装着される。
【0042】
アーム部材534が支持部材564に装着され、コイルスプリング560が装着された後においては、図9に示す状態においては、コイルスプリング560が側板部544と側板部546との間に配置された状態となるため、アーム部材534が支持部材564から外れる方向にアーム部材534が撓みにくくなる。このように、コイルスプリング560は、アーム部材534が支持部材564から外れる方向に撓むことを抑制している。
【0043】
また、図8に示す状態にあっては、抑制用突起574が側板部544と側板部546との間に配置された状態となるため、アーム部材534が支持部材564から外れる方向にアーム部材534が撓みにくくなる。このように、抑制用突起574は、アーム部材534が支持部材564から外れる方向に撓むことを抑制している。
【0044】
図12には、アーム部材534の突起536が形成された位置近傍が図8に示す矢印C方向から拡大して示され、図13には、突起536が拡大して示されている。図12及び図13に示すように、突起536は、側板部546に形成され、略円柱形状をしている。また、突起536の側板部546と逆側には、移動阻止部として用いられ、突起536から側板部546に略平行な方向に突出する突出部556が設けられている。
【0045】
図14には、画像形成装置10が組み立てられる工程が説明されている。また、図15には、原稿読取装置300に緩衝装置本体部530が装着された時点の状態が示され、図16には、原稿読取装置300から外れる方向に移動することが防止されるように、緩衝装置本体部530が原稿読取装置300に装着された状態が示されている。
【0046】
図14に示すように、工程S10において、原稿読取装置300が画像形成装置本体100に装着される。この際、原稿読取装置本体302の被装着部304、304がヒンジ310によって画像形成装置本体100に装着される。
【0047】
次の工程である工程S20において、原稿読取装置300が画像形成装置本体100に対して開いた状態とされる。
【0048】
次の工程S30では、アーム部材534を案内部材510に装着することにより、緩衝装置本体部530が原稿読取装置本体302に取り付けられた案内部材510に装着される。より具体的には、図15に示すように、案内部材510に形成された案内孔512に、アーム部材534に形成された突起536が右側(図15における手前側)から左側(図15における奥側)に向けて挿入される。この際、緩衝装置本体部530の原稿読取装置300に対する角度を調整して、図15に示すように突出部556が案内部材510と緩衝しない位置に配置された状態とし、突出部556及び突起536を案内孔512に挿入する。突出部556及び突起536が案内孔512に挿入されると、突起536が案内部材510に接触し、突出部556が案内部材510よりもさらに左側(図15における奥側)に位置する状態となる。
【0049】
次の工程S40では、アーム部材534が案内部材510から外れる方向に移動することが防止される位置に、緩衝装置本体部530を移動させる。より具体的には、図15に示す状態から緩衝装置本体部530を後ろ側(図15における右側)に押し込み、突起536が案内孔512に案内されて移動するように、緩衝装置本体部530を後方に移動させる。そうすると、図16に示すように、突起536が案内孔512の後端部に配置された状態となる。また、この状態で組立者が緩衝装置本体部530から手を離すと、緩衝装置本体部530は図15に示す角度から図16に示す角度に突起536を中心に時計回りと反対方向に回転する。
【0050】
図16に示す状態においては、突出部556は、案内部材510よりも左側に位置し、アーム部材534を右側に動かそうとした際に、案内部材510と緩衝する位置に配置されている。このため、アーム部材534が案内部材510から外れる方向に移動することが防止される。
【0051】
次の工程である工程S50では、アーム部材534が案内部材510から外れる方向に移動することが防止され、緩衝装置本体部530が原稿読取装置300に装着された状態で、緩衝装置本体部530が画像形成装置本体100に装着される。この際、挿入突起570が装着用孔106に挿入され、挿入突起568が装着用孔104に挿入され、ねじ留部572が画像形成装置本体100にねじ留めされる。
【0052】
以上のように、突出部556は、緩衝装置本体部530を画像形成装置本体100に取り付ける前の組立時において、原稿読取装置300を画像形成装置本体100から開く状態にあって、アーム部材534を案内部材510に装着した場合、アーム部材534が案内部材510から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部として用いられている。
【0053】
図17には、排出部600が示されている。排出部600は、排出部本体として用いられる画像形成装置本体100の上側の面108と、面108から図17に矢印Eで示す用紙の排出方向に延長自在であるように、面108に設けられた延長部610とを有している。延長部610は、面108から用紙の排出方向に延長することができる第1の延長部材614と、第1の延長部材から用紙の排出方向に延長することができる第2の延長部材620とを有している。延長部610は、画像が形成された用紙の面108からはみ出した部分を重力方向下側から支持する。
【0054】
延長部610は、第2の延長部材620に、延長部610を用紙の排出方向に延長する方向に指が引っ掛かるように用紙の裏面(下側の面)の反対側に凹む引っ掛け部630を有している。また、延長部610は、用紙の裏面側に突出する2つの突出部640、640を有している。図17に示すように、引っ掛け部630は、2つの突出部640、640の間の位置に配置されている。
【0055】
引っ掛け部630は、用紙の裏面の反対側に凹む第1の凹部632と、第1の凹部632よりも用紙の排出方向における下流側に設けられ、第1の凹部632よりも凹みが深い第2の凹部634と、第2の凹部634よりも用紙の排出方向における下流側に設けられ、用紙の排出方向と交わる方向の壁面636とを有している。
【0056】
図18(a)には、排出部600が、延長部610の用紙排出方向における下流側の端部622よりも、同方向における下流側の端部が同方向において上流側に位置する用紙を支持する状態が示され、図18(b)には、排出部600が、延長部610の用紙排出方向における下流側の端部622よりも、同方向における端部が同方向において下流側に位置する用紙を支持する状態が示されている。このように、延長部610は、延長部610の用紙排出方向における下流側の端部622よりも、同方向における下流側の端部が同方向において上流側に位置する用紙を支持することもあるし、端部622よりも端部が同方向において下流側に位置する用紙を支持することもある。
【0057】
図18(b)に示すように、排出部600が、延長部610の用紙排出方向における下流側の端部622よりも、同方向における端部が同方向において下流側に位置する用紙を支持する場合、用紙の一方の突出部640に下方から支えられる部分と他方の突出部640に下方から支えられる部分との間の部分が引っ掛け部630に入り込むように落下し、用紙が湾曲した状態となり、湾曲することで用紙に剛性が生じる。
【0058】
延長部610は使用時に延長すれば良く、未使用時は縮めた状態とすることができる。
【0059】
図19には、排出部600の変形例が示されている。先述の本発明の実施形態に係る画像形成装置10が有する排出部600においては、引っ掛け部630は平面の組み合わせで形成されていたのに対して、この変形例では、引っ掛け部630は曲面から構成されている。以上で説明をした部分以外は、先述の本発明の実施形態に係る画像形成装置10が有する排出部600と同一であるため説明を省略する。
【0060】
以上で説明をした実施形態においては、画像形成装置本体に回転自在に支持された被支持体として、また第1の構造体に回転自在に支持された第2の構造体として原稿読取装置を用いた形態を一例として説明をしたが、原稿読取装置以外を被支持体として用い、第2の構造体として用いる形態に対しても本発明を適用することができる。例えば、画像が形成された用紙に後処理を行う後処理装置を被支持体として用い、また第2の構造体として用いる形態に本発明を適用することができる。
【0061】
図20には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10が有する原稿読取装置300の下側の面が示されている。先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、案内部材510が案内部として用いられ、アーム部材534が被案内部として用いられ、移動阻止部として用いられる突出部556がアーム部材534に設けられていた。これに対して、この第2の実施形態に係る画像形成装置10においては、移動阻止部が案内部材の側に設けられている。すなわち、緩衝装置本体部530を画像形成装置本体100に取り付ける前の組立時において、原稿読取装置300を画像形成装置本体100から開く状態にあって、アーム部材534を案内部材に装着した場合、アーム部材534が案内部材から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部が案内部材に設けられている。
【0062】
また、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、原稿読取装置本体302の下向きの面に、緩衝装置500Rの案内部材510Rと、緩衝装置500Lの案内部材510Lとが装着されていた(図6参照)。これに対して、この第2の実施形態に係る画像形成装置10にいては、図20に示すように原稿読取装置本体302の下向きの面に、緩衝装置500Rの第1案内部材514R及び第2案内部材520Rと、緩衝装置500Lの第1案内部材514L及び第2案内部材520Rが装着されている。すなわち、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、緩衝装置500R及び緩衝装置500Lは、それぞれが1つの案内部材を有していたのに対して、この第2の実施形態に画像形成装置10においては、緩衝装置500R及び緩衝装置500Lは、それぞれが一対の案内部材を有している。
【0063】
この第2の実施形態においても、先述の第1の実施形態と同様に緩衝装置500Rと緩衝装置500Lとは構造が同一であるため、以下、緩衝装置500Rについて説明し、緩衝装置500Lについての説明を省略する。また、以下、緩衝装置500Lと特に区別をする場合を除き、緩衝装置500Rを緩衝装置500と呼ぶ。
【0064】
第1案内部材514と第2案内部材520とは共に板状であって、用紙の搬送方向と略平行になり、互いの間隔が略一定になり、互いに略平行になるように原稿読取装置本体302の下向きの面に装着されている。
【0065】
図21には、第1案内部材514及び第2案内部材520が示されている。第1案内部材514の第2案内部材520に対向する面には案内溝515が形成されている。また、第2案内部材520の第1案内部材514に対向する面には案内溝521が形成されている。ここで案内溝515の案内溝521とは逆側の端部と、案内溝521の案内溝515との逆側の端部との間の長さをL8とする。
【0066】
図22には、第1案内部材514が示されている。第1案内部材514に形成された案内溝515は、前側(図22(a)における左側)の端部が第1案内部材514の前側の端部まで到達し、後側(図22(b)における右側)の端部は、第1案内部材514の後側の端部よりも前側に留まっている。また、案内溝515は、前側に位置していて幅が比較的に狭い幅狭部516と、幅狭部516よりも後側に位置していて、幅狭部516よりも幅が広い幅広部517とを有している。ここで、案内溝515における幅とは、案内溝515の長手方向と直交する方向における一端部側から他端部側までの長さをいう。以下、幅狭部516の幅をL1とし、幅広部517の幅をL2とする。
【0067】
図23には、第2案内部材520が示されている。第2案内部材520に形成された案内溝521は、前側(図23における右側)の端部が第2案内部材520の前側の端部まで到達し、後側(図23における左側)の端部は、第2案内部材520の後側の端部よりも前側に留まっている。また、案内溝521は、前側に位置していて幅が比較的に狭い幅狭部522と、幅狭部522よりも後側に位置していて、幅狭部522よりも幅が広い幅広部523とを有している。ここで、案内溝521における幅とは、案内溝521の長手方向と直交する方向における一端部側から端部側までの長さをいう。案内溝521の幅狭部516の幅は案内溝515と同様にL1である。また、案内溝521の幅広部523の幅は、案内溝515と同様にL2である。
【0068】
図24には、第2の実施形態に係る画像形成装置10が有する緩衝装置本体部530のアーム部材534の一部が拡大して示されている。先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、アーム部材534の一端部側に右側から左側に突出するように突起536が形成されていた(図8参照)。これに対して、この第2の実施形態においては、アーム部材534の一端部側に右側から左側に突出するように第1突起590が形成され、アーム部材534の一端部側に左側から右側に突出するように第2突起592が形成されている。
【0069】
第1突起590と第2突起592とは、共に、円柱の一部を長手方向に切り落としたような形状であり、断面が所謂D字形となるような形状をしている。第1突起590と第2突起592との、断面において円周の切り取られていない部分の径である長径部の径をL3とする。また、第1突起590と第2突起592との、断面において円周の一部が切り取られた部分の径である短径部の径(径の一部分)をL4とする。径L3は、案内溝515の幅広部517の幅であり、案内溝521の幅広部523の幅である幅L2よりも僅かに小さい。また、径L4は、案内溝515の幅狭部516の幅であり、案内溝521の幅狭部522の幅である幅L1よりも僅かに小さい。
【0070】
また、第1突起590の左側の端部と第2突起592の右側の端部との長さをL9とする。長さL9は、案内溝515の案内溝521とは逆側の端部と案内溝521の案内溝515との逆側の端部との間の長さである長さL8(図21参照)よりも僅かに短い。
【0071】
図25には、第2の実施形態に係る画像形成装置10を組み立てる工程において、アーム部材534を第1案内部材514及び第2案内部材520に装着することにより、緩衝装置本体部530が第1案内部材514及び第2案内部材520に装着される工程が説明されている(図14のS30を参照)。この工程においては、図25に示すように、案内溝515に第1突起590が挿入され、案内溝521に第2突起592が挿入される。
【0072】
図26には、アーム部材534を第1案内部材514及び第2案内部材520に装着する際における案内溝515内での第1突起590が移動する様子と、案内溝521内での第2突起592が移動する様子とが示されている。アーム部材534を装着する際には、緩衝装置本体部530の原稿読取装置300に対する角度を調整して、図26に示すように、第1突起590が案内溝515の幅狭部516を通過することができ、第1突起592が案内溝521の幅狭部522を通過することができる状態とする。
【0073】
より具体的には、案内溝515の幅狭部516と第1突起590の短径部(径がL4の部分)との向きが合致し、案内溝521の幅狭部522と第2突起590の短径部(径がL4の部分)との向きが合致するようにして、緩衝装置本体部530が前側から後側に向けて押し込まれる。この際、幅狭部516と第1突起590の短径部との向きが合致せず、又は幅狭部522と第2突起590の短径部との向きが合致していないとアーム部材534を第1案内部材514及び第2案内部材520に装着することができない。第1突起590の長径部の径L3が案内溝515の幅狭部516の幅である幅L1よりも長く、第2突起592の長径部の径L3が案内溝521の幅狭部522の幅である幅L1よりも長いからである。
【0074】
アーム部材534を第1案内部材514及び第2案内部材520に装着した後、緩衝装置本体部530は、第1突起590が幅狭部516を通過し、第2突起592が幅狭部522を通過する位置まで後方に向けて押し込まれ、後方に向けて移動する。そして、後方に向けて移動した後、アーム部材534が第1案内部材514及び第2案内部材520から外れる方向に移動することが防止される位置に緩衝装置本体部530を移動させる。より具体的には、緩衝装置本体部530をさらに後ろ側に移動させ、例えば操作者が緩衝装置本体部530から手を離すことにより、図26に示すように、緩衝装置本体部530を第1突起590及び第2突起592を中心に回転させる。
【0075】
緩衝装置本体部530を回転させた後の状態においては、第1突起590の長径部の径L3が案内溝515の幅狭部516の幅L1よりも大きく、第2突起592の長径部の径L3が案内溝521の幅狭部522の幅L1よりも大きいため、緩衝装置本体部530を前側に引き出そうとすると、第1突起590が第1案内部材514に緩衝し、第2突起592が第2案内部材520に緩衝する。このため、アーム部材534が案内部材510から外れる方向である前方向に移動することが防止される。
【0076】
また、アーム部材534における第1突起590の左側の端部と第2突起592の右側の端部との間の長さをL9(図24参照)は、案内溝515の案内溝521と逆側の端部と案内溝521の案内溝515との逆側の端部との間の長さである長さL8(図21参照)とよりも僅かに短いに過ぎず、両者は略同じ長さである。このため、アーム部材534が左右に移動し、第1突起590が案内溝515から外れたり、第2突起592が案内溝521から外れたりしにくい。
【産業上の利用可能性】
【0077】
以上で説明をしたように、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンター等の画像形成装置と、開閉装置とに適用することができる。
【符号の説明】
【0078】
10・・・画像形成装置
100・・・画像形成装置本体
108・・・面
300・・・原稿読取装置
302・・・原稿読取装置本体
500・・・緩衝装置
510・・・案内部材
512・・・案内孔
514・・・第1案内部材
515・・・案内溝
520・・・第2案内部材
521・・・案内溝
530・・・緩衝装置本体部
534・・・アーム部材
536・・・突起
540・・・直線部
556・・・突出部
560・・・コイルスプリング
564・・・支持部材
574・・・抑制用突起
590・・・第1突起
592・・・第2突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に回転自在に支持された被支持体と、
前記被支持体の回転動作による衝撃を緩衝する緩衝装置と、
を有し、
前記緩衝装置は、
前記被支持体に設けられた案内部と、
前記画像形成装置本体に設けられ前記案内部に案内される被案内部材と、この被案内部材を付勢する付勢部材とを有する緩衝装置本体部と、
を有し、
前記緩衝装置本体部を前記画像形成装置本体に取り付ける前の組立時において、前記被支持体を前記画像形成装置本体から開く状態にあって、前記被案内部を前記案内部に装着した場合、前記被案内部が前記案内部から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部が前記被案内部材又は前記案内部に設けられている画像形成装置。
【請求項2】
前記緩衝装置本体部は、前記被案内部を移動可能に支持する支持部材をさらに有し、
前記支持部材は、前記被案内部が前記支持部材から外れる方向に撓むことを抑制する撓み抑制部を有する請求項1記載に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記緩衝装置本体部は、前記被案内部を移動可能に支持する支持部材をさらに有し、
前記付勢部材は、前記被案内部が前記支持部材から外れる方向に撓むことを抑制する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記被案内部は、前記画像形成装置本体から開いた状態にある前記被支持部を支持し、前記画像形成装置本体から開いた状態にある前記被支持体を支持する位置で静止する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
【請求項5】
第1の構造体と、
前記第1の構造体に回転自在に支持された第2の構造体と、
前記第2の構造体の回転動作による衝撃を緩衝する緩衝装置と、
を有し、
前記緩衝装置は、
前記第2の構造体に設けられた案内部と、
前記第1の構造体に設けられ前記案内部に案内される被案内部材と、この被案内部材を付勢する付勢部材とを備えた緩衝装置本体部と、
を有し、
前記緩衝装置本体部を前記第1の構造体に取り付ける前の組立時において、前記第2の構造体を前記第1の構造体から開く状態にあって、前記被案内部材を前記案内部に装着した場合、前記被案内部材が前記案内部から外れる方向に移動することを防止する移動阻止部が前記被案内部材又は前記案内部に設けられている開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2012−73559(P2012−73559A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−220359(P2010−220359)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】