画像形成装置
【課題】 ファクシミリ持つ複合装置において、ハンドセットの本体からの出っ張りをなくし小型化すること。また、装置左右側の壁付けを可能にすること。
【解決手段】 装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする。
【解決手段】 装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複写機、ファクシミリ、ＭＦＰ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来例として、プリンタと原稿読み取り部をもった複合機としてレーザプリンタをもったＭＦＰについて説明する。図４に示すように、ハンドセット１４は装置手前、もしくは左右に配置されていて、本体から飛び出していた（例えば、特許文献１参照）。
【特許文献１】特開平１０−１１７２６３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
図４において、本体からハンドセットが出っ張っているため近年のウィングレスＭＦＰ装置の小型化の妨げとなるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記問題を解決するため、本発明は、装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、前記リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを設けた画像形成装置において、前記リーダ部はプリンタ部に支持されており、前記ハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によれば、ハンドセットを操作部またはリーダ部の裏面に配置することによって、装置本体からの飛び出しをなくすことができる。これにより、装置を飛躍的に小型化できるとともに、装置左右側の壁付けが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【０００７】
まず、図１〜２に本発明に従って構成した画像形成装置の一例としてプリンタ機能、ブック原稿を読取り複写を行う複写機能、読み取った原稿を通信するファクシミリ機能を合わせ持った多機能複合機（以下、ＭＦＰと呼ぶ）を取り上げる。ここで、図１は本発明のＭＦＰを右斜め前から見た斜視図であり装置全体の概要を示している。図２はＭＦＰを右側からみた装置断面図である。
【０００８】
（全体概略説明）
図１〜２を参照してＭＦＰ全体の概略を説明する。図１〜２において、２は操作部、３はフラットベットスキャナで原稿台ガラス上に置かれた原稿を読み取るものである。本実施形態では、ＣＣＤを用いた縮小光学系を内蔵したＣＣＤボックスを用いている。４は原稿を１枚づつ分離搬送し読み取る自働給紙装置である。５はレーザービームプリンタからなる記録装置部である。６はカセット給紙部であり、記録紙が収納されている。
【０００９】
（本実施形態の特徴となる構成の説明）
次に本実施形態の特徴となる構成について説明する。図１〜２に示すように、ハンドセット１を操作部の裏面に配置している。そうすることにより、本体からハンドセットが飛び出さないようにしている。また、ハンドセットが飛び出していないため、左右側面の壁付けが可能となっている。本実施例では、操作部の裏面に配置したがフラットベットスキャナ３の裏面でも同様の効果があることは言うまでもない。
【００１０】
次に、ハンドセット１の保持方法について図２を参照して説明する。図２に示すように、ハンドセット１は操作部と１体または操作部に取り付けられた弾性部材１０ａ、１０ｂによって保持されるように構成した。本実施形態では弾性部材によるクリックで保持したが磁石で保持しても同様の効果があることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】ＭＦＰを装置右斜め前から見た斜視図。
【図２】ＭＦＰを右側からみた断面図。
【図３】ハンドセットの保持方法図。
【図４】ＭＦＰを装置左斜め前から見た斜視図。
【符号の説明】
【００１２】
１ ハンドセット
２ 操作部
３ フラットベットスキャナ
４ 自働給紙装置
５ レーザービーム記録部
６ カセット給紙部
１０ａ 弾性部材
１０ｂ 弾性部材
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複写機、ファクシミリ、ＭＦＰ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来例として、プリンタと原稿読み取り部をもった複合機としてレーザプリンタをもったＭＦＰについて説明する。図４に示すように、ハンドセット１４は装置手前、もしくは左右に配置されていて、本体から飛び出していた（例えば、特許文献１参照）。
【特許文献１】特開平１０−１１７２６３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
図４において、本体からハンドセットが出っ張っているため近年のウィングレスＭＦＰ装置の小型化の妨げとなるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記問題を解決するため、本発明は、装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、前記リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを設けた画像形成装置において、前記リーダ部はプリンタ部に支持されており、前記ハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によれば、ハンドセットを操作部またはリーダ部の裏面に配置することによって、装置本体からの飛び出しをなくすことができる。これにより、装置を飛躍的に小型化できるとともに、装置左右側の壁付けが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【０００７】
まず、図１〜２に本発明に従って構成した画像形成装置の一例としてプリンタ機能、ブック原稿を読取り複写を行う複写機能、読み取った原稿を通信するファクシミリ機能を合わせ持った多機能複合機（以下、ＭＦＰと呼ぶ）を取り上げる。ここで、図１は本発明のＭＦＰを右斜め前から見た斜視図であり装置全体の概要を示している。図２はＭＦＰを右側からみた装置断面図である。
【０００８】
（全体概略説明）
図１〜２を参照してＭＦＰ全体の概略を説明する。図１〜２において、２は操作部、３はフラットベットスキャナで原稿台ガラス上に置かれた原稿を読み取るものである。本実施形態では、ＣＣＤを用いた縮小光学系を内蔵したＣＣＤボックスを用いている。４は原稿を１枚づつ分離搬送し読み取る自働給紙装置である。５はレーザービームプリンタからなる記録装置部である。６はカセット給紙部であり、記録紙が収納されている。
【０００９】
（本実施形態の特徴となる構成の説明）
次に本実施形態の特徴となる構成について説明する。図１〜２に示すように、ハンドセット１を操作部の裏面に配置している。そうすることにより、本体からハンドセットが飛び出さないようにしている。また、ハンドセットが飛び出していないため、左右側面の壁付けが可能となっている。本実施例では、操作部の裏面に配置したがフラットベットスキャナ３の裏面でも同様の効果があることは言うまでもない。
【００１０】
次に、ハンドセット１の保持方法について図２を参照して説明する。図２に示すように、ハンドセット１は操作部と１体または操作部に取り付けられた弾性部材１０ａ、１０ｂによって保持されるように構成した。本実施形態では弾性部材によるクリックで保持したが磁石で保持しても同様の効果があることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】ＭＦＰを装置右斜め前から見た斜視図。
【図２】ＭＦＰを右側からみた断面図。
【図３】ハンドセットの保持方法図。
【図４】ＭＦＰを装置左斜め前から見た斜視図。
【符号の説明】
【００１２】
１ ハンドセット
２ 操作部
３ フラットベットスキャナ
４ 自働給紙装置
５ レーザービーム記録部
６ カセット給紙部
１０ａ 弾性部材
１０ｂ 弾性部材
【特許請求の範囲】
【請求項１】
装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、前記リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを設けた画像形成装置において、
前記リーダ部はプリンタ部に支持されており、前記ハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする画像形成複合装置。
【請求項２】
前記装置構成において、前記ハンドセットは弾性部材で落下しないように保持されていることを特徴とする請求項１記載の画像形成複合装置。
【請求項３】
前記装置構成において、前記ハンドセットは磁石で落下しないように保持されていることを特徴とする請求項１記載の画像形成複合装置。
【請求項１】
装置下部には記録紙を装置前後方向に搬送しながら画像を記録するプリンタ部を設け、プリンタ部の上部には載置された原稿の画像を読み取るためのリーダ部を設け、前記リーダ部手前側には操作部を設け、電話、ファクシミリのためのハンドセットを設けた画像形成装置において、
前記リーダ部はプリンタ部に支持されており、前記ハンドセットを操作部もしくはリーダ部の裏面に配置したことを特徴とする画像形成複合装置。
【請求項２】
前記装置構成において、前記ハンドセットは弾性部材で落下しないように保持されていることを特徴とする請求項１記載の画像形成複合装置。
【請求項３】
前記装置構成において、前記ハンドセットは磁石で落下しないように保持されていることを特徴とする請求項１記載の画像形成複合装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００６−２８７７８３（Ｐ２００６−２８７７８３Ａ）
【公開日】平成１８年１０月１９日（２００６．１０．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１０７３９８（Ｐ２００５−１０７３９８）
【出願日】平成１７年４月４日（２００５．４．４）
【出願人】（０００００１００７）キヤノン株式会社 (59,756)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年１０月１９日（２００６．１０．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年４月４日（２００５．４．４）
【出願人】（０００００１００７）キヤノン株式会社 (59,756)
【Ｆターム（参考）】
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