説明

画像形成装置

【課題】簡単な構成で排紙部への異物等の巻き込みを防ぐことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像が形成された記録材を装置本体外へ排出する排紙ローラ対25,26を備え、一方の排紙ローラ26を結着して成るローラ軸28の軸方向両端を軸受29によって回転可能に支持するとともに、該ローラ軸28の軸方向一端に結着された排紙ギヤG1を駆動ギヤG2に噛合し、駆動ギヤG2から排紙ギヤG1を経て前記ローラ軸28に伝達される駆動力によって該ローラ軸28とこれに結着された前記排紙ローラ26を回転駆動する画像形成装置において、前記軸受29を移動可能に支持するとともに、該軸受29を前記排紙ギヤG1が前記駆動ギヤG2に噛合する方向に付勢するスプリング(付勢手段)31を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像が形成された記録材を装置本体外へ排出する排紙ローラ対を備えた画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、記録材である用紙を画像形成部に給送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着し、トナー像が定着された用紙を排紙ローラ対によって装置本体外に排出するという一連のプロセスが実行される。
【0003】
ところで、トナー像が定着された用紙は排紙ローラ対によって装置本体外へと排出されるが、排紙ローラ対の一方はローラ軸に結着され、この一方の排紙ローラに他方の排紙ローラがスプリングによって押圧されている。そして、ローラ軸の軸方向両端は軸受によって回転可能に支持されており、該ローラ軸の軸方向一端には排紙ギヤが結着され、該排紙ギヤは駆動ギヤに噛合している。
【0004】
而して、駆動ギヤから排紙ギヤを経てローラ軸に駆動力が伝達されると、該ローラ軸とこれに結着された一方の排紙ローラが回転駆動され、トナー像が定着された用紙は、互いに当接して回転する排紙ローラ対に挟持されて搬送され、装置本体外の排紙トレイへと排出される。
【0005】
ところで、ローラ軸に結着された排紙ローラと画像形成装置本体との間の隙間に異物等が侵入した場合、この異物が巻き込まれて排紙ローラの回転が阻害され、用紙の排出が正常に行われなくなるという問題が発生する。
【0006】
上記問題を解決する手段として、例えば特許文献1には、ロール逆転駆動用スイッチを複数設け、ロールの駆動を安全確認動作後に行うようにしたロール用安全装置が提案され、特許文献2には、排紙部への手等の異物の進入を検知するために光ビームを用いた検知センサーを設けた画像形成装置が提案されている。又、特許文献3には、排紙部の前面に開閉可能なドアを設け、このドアを鍵によって施錠することによって、排紙トレイ上に排出された用紙の内容露見や用紙の持ち出しを防ぐようにした画像形成装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−247490号公報
【特許文献2】特開2005−179040号公報
【特許文献3】特開平8−339102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1,2において提案された構成では、センサーやスイッチ等を多く使用しているためにコストアップを免れないという問題がある。特に、光ビームを使用するセンサーは、環境によって誤検知の可能性があり、安全対策には十分とは言えない面がある。
【0009】
又、特許文献3において提案された構成は、主に用紙の内容露見や用紙の持ち出しを防ぐためのものであって、排紙部への異物の侵入に対する安全対策としては不十分である。なぜならば、鍵の閉め忘れによってドアが開放されている場合には排紙部に異物等を挟み込む可能性があるためである。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、簡単な構成で排紙部への異物等の巻き込みを防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像が形成された記録材を装置本体外へ排出する排紙ローラ対を備え、該排紙ローラ対の一方を結着して成るローラ軸の軸方向両端を軸受によって回転可能に支持するとともに、該ローラ軸の軸方向一端に結着された排紙ギヤを駆動ギヤに噛合し、駆動ギヤから排紙ギヤを経て前記ローラ軸に伝達される駆動力によって該ローラ軸とこれに結着された前記排紙ローラを回転駆動する画像形成装置において、前記軸受を移動可能に支持するとともに、該軸受を排紙ギヤが前記駆動ギヤに噛合する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記軸受を摺動可能に支持するガイド部材を設け、該ガイド部材に、前記軸受に係合して該軸受を正規位置に保持する突起を形成したことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記軸受の移動を検知する検知手段を設け、該検知手段が前記軸受の移動を検知すると前記駆動ギヤの駆動を停止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の発明によれば、ローラ軸と共に回転する排紙ローラと画像形成装置本体との隙間から異物等が侵入した場合には、ローラ軸を支持する軸受が付勢手段の付勢力に抗して移動し、該ローラ軸に結着された排紙ギヤが駆動ギヤから離脱して両ギヤの噛合が解除されるため、ローラ軸への駆動力の伝達が遮断され、該ローラ軸とこれに結着された排紙ローラの回転が停止し、異物等の巻き込みが防がれる。そして、異物等を取り除くと、軸受とローラ軸は付勢手段の付勢力によって元の正規位置に復帰し、ローラ軸に結着された排紙ギヤが駆動ギヤに再び噛合するため、排紙ローラ対が回転して用紙の排出が再開される。このように、本発明では、高価な電子部品を使用することなく、簡単で安価な機械的構成で異物等の巻き込みを防ぐことができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、正常時には軸受がガイド部材に形成された突起に係合して正規位置(排紙ギヤが駆動ギヤに噛合する位置)に保持されるため、駆動ギヤから排紙ギヤを経てローラ軸に駆動力が正常に伝達され、該ローラ軸によって排紙ローラ対が回転駆動されるために用紙が安定的に排出される。そして、排紙ローラと画像形成装置本体との隙間に異物等が侵入した場合には、軸受がガイド部材の突起を乗り越えて移動するため、排紙ギヤと駆動ギヤとの噛合が解除されてローラ軸への駆動力の伝達が遮断されるため、排紙ローラ対の回転が停止して異物等の巻き込みが確実に防がれる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、排紙ローラと画像形成装置本体との隙間に異物等が侵入したために軸受が移動すると、この軸受の移動が検知手段によって検知されて駆動ギヤの駆動が停止されるため、排紙ローラ対の回転を一層確実に停止させて異物等の巻き込みを確実に防ぐことができる。そして、駆動ギヤの駆動のみならず、装置全体の動作を停止させれば、用紙の無駄な搬送を防いで用紙の消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るレーザープリンタの側断面図である。
【図2】本発明に係るレーサープリンタの正常作動時の排紙部の状態を示す部分斜視図である。
【図3】本発明に係るレーサープリンタの正常作動時の軸受の状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係るレーサープリンタの異常時の排紙部の状態を示す部分斜視図である。
【図5】本発明に係るレーサープリンタの異常時の軸受の状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのレーザープリンタの側断面図であり、図示のレーザープリンタ1においては、矩形ボックス状のプリンタ本体(筐体)2の上面の中央部に、傾斜した凹状の排紙トレイ3が設けられている。そして、プリンタ本体2の前面(図1の右側が前方)上部には開閉可能な手差しトレイ4が設けられおり、この手差しトレイ4とその奥のプリンタ本体2内に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラ5は手差し給紙部6を構成している。
【0020】
而して、レーザープリンタ1は、プリンタ本体2内に設けられた搬送路Lに沿って記録材である用紙Pを搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙Pに画像を形成するものであって、前記搬送路Lは、側面視略L字状を成して前記排紙トレイ3へと延びている。
【0021】
又、レーザープリンタ1は、プリンタ本体2の下部に設けられたカセット給紙部7と、該カセット給紙部7上方のプリンタ本体2内の略中央部に設けられた画像形成部8と、該画像形成部8の後方に配された定着装置9と、該定着装置9上方のプリンタ本体2の上面に設けられた凹状の排紙部10を備えている。
【0022】
上記カセット給紙部7は、上面が開放された矩形トレイ状の給紙カセット11内に複数枚の用紙Pを積層収容するとともに、給紙カセット11内の用紙Pを1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙Pを1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラ13とリタードローラ14を備えており、搬送路Lには、送り出された用紙Pを一時待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8へと供給するレジストローラ対15が設けられている。
【0023】
前記画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から1枚ずつ供給された用紙Pに画像データに応じた画像を形成するものであって、プリンタ本体2内の略中央部に回転可能に配された像担持体としての感光ドラム16と、その周囲に配置された帯電器17、現像手段である現像装置18、転写手段である転写ローラ19及びクリーニング装置20と、これらの上方に配置されたレーザースキャナユニットト(LSU)21、補給用のトナーを収容したトナーホッパー22等を備えている。
【0024】
又、前記定着装置9は、画像形成部8において用紙Pに転写されたトナー像を当該用紙Pに定着させるためのものであって、互いに圧接されて回転する定着ローラ23と加圧ローラ24を備えている。尚、定着ローラ23にはヒータ等の加熱手段が内蔵されており、加圧ローラ24はバネ等の付勢手段によって定着ローラ23に所定圧で圧接されており、両者間には定着ニップが形成されている。
【0025】
更に、前記排紙部10は、定着装置9においてトナー像が定着された用紙Pをプリンタ本体2外へと排出するためのものであって、搬送路Lの末端に設けられた上下一対の排紙ローラ対25,26と、前記定着装置9から搬送路Lに沿って搬送される用紙Pを前記排紙ローラ対25,26へと案内する縦リブ状の複数の搬送ガイドリブ27及びプリンタ本体2外へと排出される用紙Pを積載するための前記排紙トレイ3を備えている。
【0026】
次に、以上の構成を有するレーザープリンタ1の画像形成動作について説明する。
【0027】
例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の端末から当該レーザープリンタ1にプリント開始信号が送信されると、画像形成部8においては、感光ドラム16が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、その表面が帯電器17によって所定の電位に一様に帯電される。そして、端末から送信された画像データに基づくレーザー光がレーザースキャナユニット21から出力されて感光ドラム16上に照射されると、該感光ドラム16上には画像データに応じた静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像装置18によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
【0028】
ところで、カセット給紙を行う場合、カセット給紙部7の給紙カセット11内に収容された用紙Pは、ピックローラ12によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ13とリタードローラ14によって1枚ずつ分離されてレジストローラ対15へと搬送される。そして、レジストローラ対15においては、用紙Pは、一時待機状態とされた後、感光ドラム16上のトナー像の形成と同期する所定のタイミングで画像形成部8へと供給される。
【0029】
画像形成部8においては、感光ドラム16と転写ローラ19との間の転写ニップへと供給された用紙Pは、転写ローラ19によって感光ドラム16に押し付けられながら搬送されることによって、その表面(転写面)に、転写ローラ19に印加された転写バイアスの作用によって感光ドラム16上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、この定着装置9において定着ローラ23と加圧ローラ24の定着ニップに挟み込まれて搬送される過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙Pへのトナー像の転写後に感光ドラム16の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置20によって除去され、表面が清掃された感光ドラム16は次の画像形成動作に備えられる。
【0030】
而して、定着装置9にて表面にトナー像が定着された用紙Pは、搬送路Lを上方へと排紙部10に向かって搬送され、搬送ガイドリブ27に沿って排紙ローラ対25,26へと導かれ、排紙ローラ対25,26によって挟み込まれた状態でプリンタ本体2外へと送り出され、プリンタ本体2の上部に設けられた排紙トレイ3上に積載され、一連の画像形成動作が終了する。
【0031】
尚、ユーザーが手差しで給紙する場合には、手差し給紙部6の手差しトレイ4上に積載された用紙Pが手差し用の給紙ローラ5によってレジストローラ対15へと供給され、以後は前述と同様のプロセスを経て用紙Pに画像が形成され、画像が形成された用紙Pはプリンタ本体2外の排紙トレイ3上に積載される。
【0032】
次に、本発明の要旨を図2〜図5に基づいて説明する。
【0033】
図2は正常作動時の排紙部の状態を示す部分斜視図、図3は正常作動時の軸受の状態を示す側面図、図4は異常時の排紙部の状態を示す部分斜視図、図5は異常時の軸受の状態を示す側面図である。
【0034】
図2に示すように、前記排紙ローラ対25,26は幅方向に所定の間隔を設けて2組設けられ、該排紙ローラ対25,26のうち、下側の排紙ローラ26はローラ軸28に結着され、上側の排紙ローラ25は不図示のスプリングによって下側の排紙ローラ26に押圧されている。そして、ローラ軸28の軸方向両端は軸受29(図には一方のみ図示)によって回転可能に支持されており、これらの軸受29は矩形枠状のガイド部材30に上下動可能に嵌合保持されている。
【0035】
又、ローラ軸28の軸方向一端(図2の手前側)には排紙ギヤG1が結着されており、この排紙ギヤG1はその下方に配された駆動ギヤG2に噛合している。尚、駆動ギヤG2は駆動源である不図示のモータからの駆動力の伝達を受けて回転駆動される。
【0036】
ところで、前記各軸受29とガイド部材30の間には付勢手段であるスプリング31が縮装されており、該軸受29及びこれに支持されたローラ軸28は、ローラ軸28に結着された排紙ギヤG1が駆動ギヤG2に噛合する方向に付勢されている。
【0037】
而して、排紙ローラ対25,26のうち、下側の排紙ローラ26とプリンタ本体2との隙間に異物等が侵入しないで正常な動作が行われているときには、図2に示すように、軸受29がスプリング31によって下方に付勢されてガイド部材30の正規位置(下限位置)に保持されているが、図3に示すように、ガイド部材30の相対向するガイド面30aには、軸受29を正規位置に保持するための突起32が形成されている。又、ガイド部材30の軸受29が嵌合する嵌合部30bには、図5に示すように、軸受29の移動を検知する検知手段であるスイッチ33が出没可能に設けられており、軸受29が図2及び図3に示すように正規位置にあるときにはスイッチ33は軸受29によって押圧されてON状態にある。
【0038】
そして、軸受29がガイド部材30に形成された突起32に係合して正規位置(排紙ギヤG1が駆動ギヤG2に噛合する位置)に保持され、排紙ギヤG1が図2に示すように駆動ギヤG2に噛合している正常作動時には、駆動ギヤG2から排紙ギヤG1を経てローラ軸28に駆動力が正常に伝達され、該ローラ軸28によって排紙ローラ26が回転駆動されるため、該排紙ローラ26に押圧された排紙ローラ25が従動回転する。従って、トナー像が形成された用紙Pは、排紙部10(図1参照)へと搬送され、互いに当接しながら回転する排紙ローラ対25,26に挟持されてプリンタ本体2外へと安定的に排出され、プリンタ本体2の上部に形成された排紙トレイ3(図1参照)上に積載される。
【0039】
ところで、ローラ軸28と共に回転する下側の排紙ローラ26とプリンタ本体2との隙間から異物等が侵入した場合には、ローラ軸28を支持する軸受29がスプリング31の付勢力に抗して図4及び図5に示すように突起32を乗り越えて押し上げられるため、該ローラ軸28に結着された排紙ギヤG1が駆動ギヤG2から離脱して両ギヤG1,G2の噛合が解除される。このため、ローラ軸28への駆動力の伝達が遮断され、該ローラ軸28とこれに結着された排紙ローラ26の回転が停止し、異物等の巻き込みが防がれる。又、軸受29がガイド部材30に沿って押し上げられると、図5に示すように、該軸受29によるスイッチ33の押圧が解除されるためにスイッチ33が上方へ突出してOFF状態となり、駆動ギヤG2の駆動が停止される。このため、排紙ローラ対25,26の回転を一層確実に停止させて異物等の巻き込みを確実に防ぐことができる。
【0040】
而して、本実施の形態では、排紙ローラ26とプリンタ本体2との隙間から異物等が侵入したためにスイッチ33がOFF状態となると、駆動ギヤG2の駆動のみならず、レーザープリンタ1全体の動作を停止させるようにし、定着装置9まで到達していない用紙Pの搬送は全て停止し、定着装置9に到達した用紙Pは強制的に排出するようにしているため、用紙Pの無駄な搬送を防いで用紙Pの消費を抑えることができる。
【0041】
その後、異物等を取り除くと、軸受29とローラ軸28はスプリング31の付勢力によって図2及び図3に示す正規位置に復帰し、ローラ軸28に結着された排紙ギヤG1が駆動ギヤG2に再び噛合するため、排紙ローラ対25,26が回転して用紙Pの排出が再開される。
【0042】
以上のように、本発明によれば、高価な電子部品を使用することなく、簡単で安価な機械的構成で異物等の巻き込みを防ぐことができるという効果が得られる。
【符号の説明】
【0043】
1 レーザープリンタ(画像形成装置)
2 プリンタ本体(画像形成装置本体)
3 排紙トレイ
4 手差しトレイ
5 手差し用給紙ローラ
6 手差し給紙部
7 カセット給紙部
8 画像形成部
9 定着装置
10 排紙部
11 給紙カセット
12 ピックローラ
13 フィードローラ
14 リタードローラ
15 レジストローラ対
16 感光ドラム
17 帯電器
18 現像装置
19 転写ローラ
20 クリーニング装置
21 レーザースキャナユニット
22 トナーホッパー
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
25,26 排紙ローラ対
27 ガイドリブ
28 ローラ軸
29 軸受
30 ガイド部材
30a ガイド部材のガイド面
30b ガイド部材の嵌合部
31 スプリング(付勢手段)
32 突起
33 スイッチ(検知手段)
G1 排紙ギヤ
G2 駆動ギヤ
L 搬送路
P 用紙(記録材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成部において画像が形成された記録材を装置本体外へ排出する排紙ローラ対を備え、該排紙ローラ対の一方を結着して成るローラ軸の軸方向両端を軸受によって回転可能に支持するとともに、該ローラ軸の軸方向一端に結着された排紙ギヤを駆動ギヤに噛合し、駆動ギヤから排紙ギヤを経て前記ローラ軸に伝達される駆動力によって該ローラ軸とこれに結着された排紙ローラを回転駆動する画像形成装置において、
前記軸受を移動可能に支持するとともに、該軸受を排紙ギヤが前記駆動ギヤに噛合する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記軸受を摺動可能に支持するガイド部材を設け、該ガイド部材に軸受に係合して該軸受を正規位置に保持する突起を形成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記軸受の移動を検知する検知手段を設け、該検知手段が軸受の移動を検知すると前記駆動ギヤの駆動を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−241569(P2010−241569A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−93635(P2009−93635)
【出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】