説明

画像形成装置

【課題】突起付き送りローラを使用せずに、印刷ずれがない高品質の画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙ロール12から繰り出された印刷媒体Mを搬送ラインに沿って駆動手段であるモータ11により搬送しつつ、インクリボンIRとともにプラテンローラ1とこのプラテンローラ1に弾接する印刷ヘッド2との間に設定される印刷装置に送り込んで印刷を行うことにより、印刷媒体Mに画像を形成する画像形成装置であって、プラテンローラ1の外周面を摩擦材により構成するとともに、プラテンローラ1に所定範囲に亘って印刷媒体Mを密着させるための密着手段である圧接ローラ8を設け、さらにプラテンローラ1に駆動手段であるモータ11を接続して、このモータ11を通じてプラテンローラ1と印刷媒体Mとの間に印刷媒体Mに対する搬送力を生じさせるようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロール状に巻かれた印刷媒体を引き出して印刷する画像形成装置において、印刷媒体を搬送する際にできる突起痕をなくし、品質の良い画像を提供する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷ヘッドをプラテンローラに対して弾接させて、これらの間にインクリボンと印刷媒体とを重合させて送り込みつつ印刷を行う画像形成装置について多数のものが知られている。
【0003】
その中で、印刷媒体を印刷ヘッドに供給する過程で、外周面全面に亙って微小突起が規則的に形成されていて印刷媒体を噛み込みながら挟持し搬送するグリップローラとも呼ばれる突起付き送りローラを使用し、その搬送挟持力により印刷媒体と印刷位置とのずれを防止するものが知られていて、その事例が以下特許文献1に開示されている。
【0004】
このような画像形成装置の多くは、図2のような印刷ヘッド周辺の構成を採る。
【0005】
印刷ヘッド2はプラテンローラ1に対して弾接させて、その弾接部により印刷位置Pが形成される。そして、この印刷位置Pに印刷媒体MとインクリボンIRとを重合させた状態で送り込みつつ印刷が行われる。図示例の画像形成装置では、印刷時には図中の右側に向けたD方向に印刷が行われ、図中の左側に向けたD方向に印刷媒体Mが排紙されるように構成されている。印刷媒体Mに対する搬送は、突起付ローラ3とピンチローラ4がその間に当該印刷媒体Mを挟み込み、突起付ローラ3に駆動手段であるモータ11から制御手段10による制御の下に駆動力が入力されることによって行われる。
【0006】
印刷ヘッド2の表面には、図示しない発熱抵抗体が紙面奥行き方向に並べて配置されており、この発熱抵抗体は各々印刷情報に応じて通電されることによって発熱し、インクリボンIRの表面の染料が印刷媒体Mの表面に熱転写される。インクリボンIRは供給側ボビン5の外周にロール状に巻かれた形態で画像形成装置内部に保管されており、インクリボンガイドローラ7a、7bによって位置規制されつつ搬送され、印刷に用いられた使用後のインクリボンIRは巻取側ボビン6によって巻き取られていく。
【0007】
このとき、印刷中の印刷媒体Mの搬送速度は印刷位置Pよりも給紙側に設けられた突起付き送りローラ3の回転速度によって規制され、インクリボンIRは重合される印刷媒体Mとともに同じ速度で搬送される。突起付き送りローラ3はその外周面全面に亘って微小突起が規則的に形成されている。印刷媒体Mは突起付き送りローラ3と対応して設けられたピンチローラ4によって突起付き送りローラ3の外周面に対して押圧され、突起付き送りローラ3の突起で噛み込まれることで両者の間で挟持される。このようにされることで、印刷媒体Mは突起付き送りローラ3の表面に対して大きな摩擦力を生じ、滑りを抑制された状態で突起付き送りローラ3の回転速度に合わせて搬送されることになる。
【0008】
また、以下特許文献2には、印刷ヘッドと対向配置されるプラテンローラの外周面に摩擦材を有する摩擦搬送ドラムとその摩擦搬送ドラムとともに回転させる補助部材を使用することによって、特許文献1に開示された突起付き送りローラを使用しなくても、印刷媒体上でのすべりが防止され、安定した印刷媒体搬送が可能となる画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−68809公報
【特許文献2】特開2003−39760公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら上記特許文献1の方法だと、突起付き送りローラの突起が印刷媒体に突起痕を付けてしまうため、特に両面印刷する場合には突起痕の付いた面側において、インクを凹部に付着させることができない領域が発生してしまうという問題があり、それを解決するためには、印刷媒体の印刷開始位置を検出した後に複雑な補正処理が必要であった。
【0011】
また、突起付き送りローラを使用しなくても印刷媒体搬送が可能な上記特許文献2の方法は、印刷対象である印刷媒体が予めカットされて供されるカット紙であったため、摩擦搬送ドラムと印刷媒体との間の密着性が弱く、それを補うために印刷媒体を1/4周長以上摩擦搬送ドラムに巻き付け、さらに印刷媒体を摩擦搬送ドラムに押しつける接触子と呼ばれる摩擦力付与補助材を摩擦搬送ドラムの周囲に少なくとも3箇所以上に設置した複雑な構造を採らなければならなかった。
【0012】
本発明は、このような課題を有効に解決することを目的としており、具体的には、突起付き送りローラを使用しなくても、突起付き送りローラを使用したものと同等かそれ以上の印刷媒体の搬送挟持力が得られ、簡単な構造で、印刷ずれや突起痕のない高品質の印刷を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は以上のような問題点を鑑み、次のような手段を講じたものである。
【0014】
すなわち、本発明の画像形成装置は、給紙ロールから繰り出された印刷媒体を搬送ラインに沿って駆動手段により搬送しつつ、インクリボンとともにプラテンローラと当該プラテンローラに弾接する印刷ヘッドとの間に設定される印刷装置に送り込んで印刷を行うことにより、当該印刷媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記プラテンローラの外周面を摩擦材により構成するとともに、プラテンローラに所定範囲に亘って印刷媒体を密着させるための密着手段を設け、さらに前記プラテンローラに前記駆動手段を接続して、この駆動手段を通じて前記プラテンローラと前記印刷媒体との間に当該印刷媒体に対する搬送力を生じさせるようにしたことを特徴とする。
【0015】
なお、ここで前記印刷媒体とは基本的には紙を想定しているが、熱を与えて印画するものであれば、例えば感熱版など紙に限られず何でもよい。
【0016】
このように構成すると、プラテンローラの外周面の摩擦材による摩擦力と、プラテンローラへの印刷媒体の密着手段とによって、プラテンローラと印刷媒体の間に高い密着性を創生することができ、突起付き送りローラを使用せずとも、プラテンローラを駆動手段で駆動することにより確実な搬送力を得て、簡単な構造で印刷ずれや搬送痕のない品質の高い画像を提供することが可能となる。
【0017】
また、ロール状に巻かれた印刷媒体を引き出して印刷する画像形成装置ならではの作用として、印刷時、印刷ずれを引き起こす要因となる印刷ヘッドと印刷媒体間の摩擦力に抗して、プラテンローラ外周面の摩擦力だけでなく給紙ロールからの張力も加わるので、カット紙に比べさらに印刷ずれのない高品質の画像を得ることが可能となる。
【0018】
また、前記プラテンローラに所定範囲に亘って印刷媒体を密着させるためには、前記密着手段が、所定距離を隔てた2箇所で印刷媒体をプラテンローラに圧接させる一対の圧接ローラであることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
以上、説明した本発明によれば、突起付き送りローラを使用せずとも、プラテンローラと印刷媒体の間に高い密着性、ひいては効果的な搬送力を創生することができ、簡単な構造で印刷ずれや搬送痕のない品質の高い画像を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の模式図。
【図2】従来の突起付き送りローラを用いた画像形成装置の模式図。
【図3】印刷位置における各摩擦力とロール紙による張力との関係を示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0022】
本実施形態の画像形成装置は、図1に示すような構成を採る簡易型プリンタ構造のものである。なお、従来例として上記の説明で用いた図2と共通する部分には同じ符号を付している。
【0023】
図1において示されるように、本実施形態の画像形成装置の印刷部には、プラテンローラ1と、プラテンローラ1に対向配置されプラテンローラ1に対して弾接、退避可能な印刷ヘッド2が設けられている。
【0024】
前記プラテンローラ1に対して印刷ヘッド2が弾接する部分に印刷位置Pが形成される。
【0025】
そして、このように形成された印刷位置Pに対して印刷媒体MとインクリボンIRとを重合させた状態で搬送することができるように構成している。
【0026】
また、本実施形態の画像形成装置では、印刷媒体Mをロール状に巻いた形態の給紙ロール12を図面右側に回転自在に具備しており、印刷媒体Mはこの給紙ロール12より引き出される形で使用される。印刷媒体Mが印刷に供され排出されるまでの搬送ラインには印刷媒体Mの搬送方向を案内するガイドローラ9a、ガイドローラ9bが設けられている。
【0027】
インクリボンIRは供給側に回転可能に設けられた供給側ボビン5に巻回されて具備されている。巻取側には供給側ボビン5より引き出され使用されたインクリボンIRを回収するための巻取側ボビン6が回転自在に設けられている。前記供給側ボビン5と印刷位置Pとの間には、インクリボンIRの搬送方向を案内するインクリボンガイドローラ7aが、前記巻取側ボビン6と印刷位置Pとの間にはインクリボンIRの搬送方向を案内するインクリボンガイドローラ7bが設けられている。また、前記インクリボンガイドローラ7bと前記印刷位置Pの間には印刷媒体MからインクリボンIRを剥離するための剥離ローラ7cが設けられている。インクリボンIRは、長さ方向にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、OP(オーバーコート)の各染料の領域を順に有するようにしてあり、印刷媒体Mの同一の印刷領域に対してY・M・C・OPの4色を重ねて転写するように構成されている。
【0028】
また、本実施形態の画像形成装置は、搬送ローラの搬送速度や前記印刷ヘッド2への印刷データの送り込み、当該印刷ヘッド2のプラテンローラ1への弾接、退避などの制御を行う、CPU、メモリ及びインターフェイスを具備する通常のマイクロコンピュータユニットにより構成された制御手段10を具備している。
【0029】
以上が本実施形態における基本構成であるが、本実施形態ではさらに以下の特徴を備えて構成した。
【0030】
先ず、この実施形態では前記プラテンローラ1によって印刷媒体Mに対する搬送力を生じさせるべく、このプラテンローラ1を駆動手段であるモータ11に接続している。このモータ11は制御手段10より信号を入力されることにより、正転、逆転回転可能に回転する。前記プラテンローラ1はその外周面を摩擦材Fで構成されていて、この摩擦材Fには例えばシリコンゴム、EPDM、クロロプレン、NBR等の合成ゴムが使用可能である。摩擦材Fは、プラテンローラ1の外周に貼り付け、コーティングなど適宜の手段で付設することができる。また、より大きな摩擦力を得るために本実施形態では前記プラテンローラ1として比較的大径の外径φ144×横幅216mmのものを使用している。
【0031】
また、この実施形態では印刷媒体Mのプラテンローラ1に対する密着力を適切に生じさせ、或いはその密着力を高めるために、密着手段を採用している。この密着手段は、印刷媒体Mが一定のテンションの下にプラテンローラ1に巻き掛けられるような搬送ラインを形成するものであれば既存の送りローラ等であってもよいが、ここでは前記プラテンローラ1への密着手段として、一対の圧接ローラ8、8をプラテンローラ1の外周面上の2箇所に所定距離離間させて配置している。
【0032】
次に、本実施形態における具体的な動作について説明する。
【0033】
給紙ロール12より排紙側方向(D方向)に引き出された印刷媒体Mは、前記プラテンローラ1に接続されたモータ11により排紙側方向に正転回転することによって排紙側方向へ案内される。そして、印刷媒体Mは一旦印刷位置Pを通過した後に、印刷ヘッド2がダウンしてプラテンローラ1に圧接され、インクリボンIRと重合された状態で給紙側方向(D方向)へとプラテンローラ1が逆転回転駆動させられながら印刷が行われ、印刷が終わると印刷ヘッド2はアップしてプラテンローラ1から離間する。このような正回転、逆回転動作が繰り返されることによって多色印刷が行われ、印刷が終了した後には排紙側方向へと搬送される。
【0034】
インクリボンIRは、上記印刷動作に同期して供給側ボビン5より引き出され、印刷に使用された後は巻取側ボビン6によって巻き取られる。
【0035】
ロール状に巻かれた印刷媒体Mがプラテンローラ1にある程度巻回された状態で搬送されかつ、搬送ラインにも張力があるように構成すればある程度有効な搬送力を得られるものであるが、本実施形態ではさらに上述したような圧接ローラ8,8によってプラテンローラ1と印刷媒体Mの間の密着力を高める方向に搬送ラインを変形しているものであり、また比較的大径の大きな摩擦力を有するプラテンローラ1を採用することで、従来のフィードローラと同等若しくはより高い搬送力で印刷媒体Mを印刷ずれなく搬送する状態を実現にしている。したがって、この実施形態における印刷媒体Mの搬送速度はプラテンローラ1の回転速度に支配される。
【0036】
以上のように、本実施形態の画像形成装置は、給紙ロール12から繰り出された印刷媒体Mを搬送ラインに沿って駆動手段であるモータ11により搬送しつつ、インクリボンIRとともにプラテンローラ1と当該プラテンローラ1に弾接する印刷ヘッド2との間に設定される印刷装置に送り込んで印刷を行うことにより、当該印刷媒体Mに画像を形成するものであり、前記プラテンローラ1の外周面を摩擦材Fにより構成するとともに、プラテンローラ1に所定範囲に亘って印刷媒体Mを密着させるための密着手段を設け、さらに前記プラテンローラ1に前記モータ11を接続して、このモータ11を通じて前記プラテンローラ1と前記印刷媒体Mとの間に当該印刷媒体Mに対する搬送力を生じさせるように構成しているので、プラテンローラ1の外周面の摩擦材Fによる摩擦力と、プラテンローラ1に印刷媒体Mを密着させるための密着手段とを採用し、プラテンローラ1を駆動手段であるモータ11で駆動することで印刷媒体Mとプラテンローラ1との間に効果的な搬送力を得ることができるので、突起付き送りローラ3(図2参照)を使用せず、かつ簡単な構造で印刷ずれや搬送痕のない品質の高い画像を提供することが可能となる。
【0037】
また、印刷時、印刷位置Pにおいて、カット紙では図3に示すように

Fh<Fμ・・・・・・・・・・・(1)
Fh:印刷ヘッド2と印刷媒体Mの間の摩擦力
Fμ:プラテンローラ1と印刷媒体Mの間の摩擦力

(1)式の関係になるように構成されているが、本実施形態のようなロール状に巻かれた印刷媒体Mを引き出して印刷する画像形成装置においては、さらに前記給紙ロール12からの張力が加わり、(2)式となる。

Fh<Fμ+Ft・・・・・・・・・(2)
Fh:印刷ヘッド2と印刷媒体Mの間の摩擦力
Fμ:プラテンローラ1と印刷媒体Mの間の摩擦力
Ft:給紙ロール12からの張力

したがって、印刷ずれを引き起こす要因となる印刷ヘッド2と印刷媒体M間の摩擦力Fhに抗してプラテンローラ1と印刷媒体Mの間の摩擦力Fμだけでなく給紙ロール12の張力Ftも加わるので、ロール紙ならではの作用によりカット紙に比べさらに印刷ずれのない高品質の画像を得ることが可能となる。
【0038】
さらに、前記密着手段に、前記所定範囲の両端で印刷媒体Mをプラテンローラ1に対して圧接させる一対の圧接ローラ8、8を採用しているので、これら一対の圧接ローラ8、8の押し付け力により、或いは搬送ラインを効果的に変形することにより、プラテンローラ1と印刷媒体Mとの間の密着性をさらに高めることができ、突起付き送りローラ3を使用しなくても印刷ずれのない印刷を実現することができる。
【0039】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0040】
例えば、本実施形態では、より大きな摩擦力を印刷媒体Mとプラテンローラ1間に付与するためにプラテンローラ1は比較的大径の外径φ144×横幅216mmのものを使用したが、さらに印刷ずれのない安定した高品質な画像を得るためにより大径のプラテンローラ1を使用することも可能であるし、また逆に印刷ずれが起きない限りにおいて、これより小径のプラテンローラ1を使用し、出来るだけ大形化を防ぐことも可能である。
【0041】
また、本実施形態では、プラテンローラ1への印刷媒体Mの密着手段として一対の圧接ローラ8、8を使用したが、これらの圧接ローラ8、8の代わりに一対のクランプを使用しても、本実施形態の印刷対象である印刷媒体は連続的に連なっていて印刷に係る画像形成領域外で印刷媒体を把持することができるため、カット紙を印刷対象とするものに比べて印刷不可能な画像形成領域を作らないで密着性を担保することが可能である。
【0042】
また、本実施形態では、印刷時にはプラテンローラを給紙側方向(図1中、D方向)に逆転回転させて印刷したが、排紙側方向(図1中、D方向)に正転回転させながら印刷するように構成することも可能である。
【0043】
上記以外にも、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1・・・プラテンローラ
2・・・印刷ヘッド
8・・・密着手段(圧接ローラ)
11・・・駆動手段(モータ)
12・・・給紙ロール
IR・・・インクリボン
F・・・摩擦材
M・・・印刷媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給紙ロールから繰り出された印刷媒体を搬送ラインに沿って駆動手段により搬送しつつ、インクリボンとともにプラテンローラと当該プラテンローラに弾接する印刷ヘッドとの間に設定される印刷装置に送り込んで印刷を行うことにより、当該印刷媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
前記プラテンローラの外周面を摩擦材により構成するとともに、プラテンローラに所定範囲に亘って印刷媒体を密着させるための密着手段を設け、さらに前記プラテンローラに前記駆動手段を接続して、この駆動手段を通じて前記プラテンローラと前記印刷媒体との間に当該印刷媒体に対する搬送力を生じさせるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
密着手段が、所定距離を隔てた2箇所で印刷媒体をプラテンローラに圧接させる一対の圧接ローラである請求項1記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate