説明

画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラム

【課題】スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示装置を提供する。
【解決手段】スライドショー表示制御に係る画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段44と、抽出された付属情報に基づいて画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段46と、楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段48と、画像情報に対応するイベント情報及び楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて各スライドショーに対応する楽曲情報を決定する楽曲情報決定手段52と、スライドショー表示制御の実行中にそのスライドショーに対応して楽曲情報決定手段52により決定された楽曲情報を出力させる楽曲出力制御手段42とを、含むものであることから、各スライドショー表示制御に際して対応する好適な楽曲情報を出力させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像情報を所定の時間間隔で断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行し得る画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラムに関し、特に、そのスライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させるための改良に関する。
【背景技術】
【0002】
所定の記憶媒体に記憶された画像情報を読み出し、その画像情報をディスプレイに表示させる所謂デジタルフォトフレームが広く一般に用いられている。また、斯かるデジタルフォトフレームの一態様として、複数の画像情報を所定の時間間隔で断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行し得るものが知られている。更に、斯かるスライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲情報出力制御を行う画像表示装置が実用化されている。
【0003】
ところで、上述のように音楽再生機能と画像表示機能を備えた画像表示装置において、所定の楽曲情報の出力を行う際に好適な画像情報を選択して表示させる技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された携帯情報端末がそれである。この技術によれば、再生中の楽曲から音声認識処理により歌詞を抽出する歌詞抽出部と、その抽出された歌詞から所定のルールに基づいてキーワードを抽出するキーワード抽出部と、その抽出されたキーワードに基づいて所定の画像を検索する画像検索部とを、備え、所定の楽曲情報の再生中にその画像検索部により検索された画像を表示させることで、楽曲再生と共に利用者にとって魅力的で且つ飽きのこない画像表示を実現できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−8954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記従来の技術は、所定の楽曲情報の出力中にその楽曲情報に合った画像情報の表示を実現するものである一方、所定の画像情報の表示中にその画像情報に合った楽曲情報を選択して出力し得るものではなかった。更に、前記スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現するものではなかった。このため、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する技術の開発が求められていた。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備えた画像表示装置であって、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段と、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段と、その付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段と、前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段と、前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段とを、含み、前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備えた画像表示装置における画像表示方法であって、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御過程と、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出過程と、その付属情報抽出過程において抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定過程と、前記楽曲出力制御過程において出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定過程と、前記第1イベント情報決定過程において決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定過程において決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出過程における抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定過程とを、含み、前記楽曲出力制御過程は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定過程において決定された楽曲情報を出力させることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備え、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶される画像表示装置に備えられた制御装置を、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段、その付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段、前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段、及び、前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段として機能させると共に、前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させるものであることを特徴とする画像表示プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
このように、前記第1発明によれば、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段と、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段と、その付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段と、前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段と、前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段とを、含み、前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させるものであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示装置を提供することができる。
【0011】
ここで、前記第1発明において、好適には、前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、それら複数種類のイベント情報に基づいて前記スライドショー表示制御に対応する複数の楽曲情報を決定するものであり、前記スライドショー表示制御手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、各イベント情報毎に前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を変更するものであり、前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報にそれぞれ対応付けられた各楽曲情報の決定に係るイベント情報に対応する画像情報の数に応じて、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された複数の楽曲情報それぞれの出力を制御するものである。このようにすれば、所定のスライドショー表示制御に対応して決定された複数の楽曲情報に応じてそのスライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を好適に並べ替えることができると共に、その表示順に応じて前記複数の楽曲情報それぞれの出力を制御することができる。
【0012】
また、好適には、前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報に基づいて、そのスライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を決定するものである。このようにすれば、所定のスライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を実用的な態様で決定することができる。
【0013】
また、好適には、前記複数の画像情報それぞれの表示履歴を記憶する表示履歴データベースを備え、前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれの表示履歴を前記表示履歴データベースから読み出し、その表示履歴の数に応じて各画像情報に対応付けられたイベント情報に重み付けをして前記スライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を決定するものである。このようにすれば、所定のスライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を実用的な態様で決定することができる。
【0014】
また、好適には、前記楽曲情報決定手段は、前記スライドショー表示制御に対応して複数の楽曲情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御ではない他のスライドショー表示制御に対応付けられた楽曲情報とは異なる楽曲情報を、その対象となるスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定するものである。このようにすれば、所定のスライドショー表示制御に対応して、他のスライドショー表示制御とは対応付けられていない新規な楽曲情報を決定することができる。
【0015】
また、好適には、前記付属情報は、対象となる画像情報に関連する単語情報、その画像情報の登録された日付情報、及びその画像情報に関連する場所情報のうち少なくとも1種類を含むものである。このようにすれば、実用的な付属情報に基づいて前記イベント情報乃至楽曲情報を決定することができる。
【0016】
また、好適には、前記第2イベント情報決定手段は、対象となる楽曲情報の歌詞情報を解析し、その歌詞情報に含まれる名詞情報に基づいてその楽曲情報に対応するイベント情報を決定するものである。このようにすれば、所定の楽曲情報に対応するイベント情報を実用的な態様で決定することができる。
【0017】
また、好適には、前記付属情報とイベント情報とを相互に対応付けて記憶する対応付データベースを備え、その対応付データベースの記憶内容が更新可能とされたものである。このようにすれば、実用的な関係から前記付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、その付属情報に対応するイベント情報を決定することができる。
【0018】
また、前記第2発明によれば、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御過程と、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出過程と、その付属情報抽出過程において抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定過程と、前記楽曲出力制御過程において出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定過程と、前記第1イベント情報決定過程において決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定過程において決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出過程における抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定過程とを、含み、前記楽曲出力制御過程は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定過程において決定された楽曲情報を出力させるものであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示方法を提供することができる。
【0019】
また、前記第3発明によれば、前記画像表示装置に備えられた制御装置を、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段、その付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段、前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段、及び、前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段として機能させると共に、前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させるものであることを特徴とする画像表示プログラムであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の好適な実施例である画像表示装置の構成の一例を説明するブロック線図である。
【図2】図1の画像表示装置に備えられた画像データベースの内容の一例を説明する図である。
【図3】図1の画像表示装置に備えられた楽曲データベースの内容の一例を説明する図である。
【図4】図1の画像表示装置に備えられたイベントデータベースに記憶される所定のイベント情報「クリスマス」の関連情報の一例を説明する図である。
【図5】図1の画像表示装置に備えられたイベントデータベースに記憶される所定のイベント情報「夏休み」の関連情報の一例を説明する図である。
【図6】図1の画像表示装置に備えられたイベントデータベースに記憶される所定のイベント情報「運動会」の関連情報の一例を説明する図である。
【図7】図1の画像表示装置の制御部に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図8】図1の画像表示装置の制御部による所定のスライドショーに係る複数の画像情報に対応するイベント情報の決定について説明する図である。
【図9】図1の画像表示装置の制御部による名詞情報の抽出乃至イベント情報の決定について説明する図であり、クリスマスに関する所定の楽曲における歌詞の一例を示している。
【図10】図9に示す歌詞情報に対応して図1の画像表示装置の制御部により抽出される名詞情報及びその名詞情報に基づくイベント情報の決定について説明する図である。
【図11】図1の画像表示装置の制御部による名詞情報の抽出乃至イベント情報の決定について説明する図であり、夏休みに関する所定の楽曲における歌詞の一例を示している。
【図12】図11に示す歌詞情報に対応して図1の画像表示装置の制御部により抽出される名詞情報及びその名詞情報に基づくイベント情報の決定について説明する図である。
【図13】図1の画像表示装置の制御部による表示順の変更制御の一例として、図8に示すスライドショーを各画像情報について決定されたイベント情報に基づいて並べ替える例を説明する図である。
【図14】図13に示すように並べ替えられたスライドショーに対応して複数の楽曲を対応する画像群毎に再生する制御の一例を示す図である。
【図15】図1の画像表示装置の制御部により実行されるメイン制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図16】図15に示す制御におけるスライドショーに最適な楽曲の特定処理の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図17】図16に示す制御におけるスライドショーに含まれる画像のイベント情報特定処理の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図18】図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図19】図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の他の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図20】図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の更に別の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図21】図15に示す制御におけるスライドショー再生処理の一例の要部を説明するフローチャートである。
【図22】図15に示す制御における楽曲のイベント情報取得処理の一例の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0022】
図1は、本発明の好適な実施例である画像表示装置10の構成の一例を説明するブロック線図である。この図1に示すように、本実施例の画像表示装置10は、所定の画像(映像)を表示させると共に、利用者の接触操作に応じて入力を行うためのタッチパネルディスプレイ12と、前記画像表示装置10による画像表示制御をはじめとする各種制御を実行する制御部14と、読出専用メモリであるROM16と、随時書込読出メモリであるRAM18と、図示しない所定の通信回線を介して他の機器との間で情報の通信を行うための通信インターフェイス20と、音声出力装置であるスピーカ22と、画像データベース(表示履歴データベース)24と、楽曲データベース26と、イベントデータベース(対応付データベース)28と、スライドショーデータベース30とを、備えて構成されている。
【0023】
図1に示すように、上記タッチパネルディスプレイ12は、そのタッチパネルディスプレイ12に所定の映像を表示させる表示部(ディスプレイ)としての表示装置32と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による上記タッチパネルディスプレイ12への接触により入力を行うタッチパネル34とを、備えて構成されている。また、上記表示装置32による画像(映像)の表示制御を行う表示制御部36と、上記タッチパネル34により入力される入力情報を処理する入力制御部38とが備えられており、それら表示制御部36及び入力制御部38により上記表示装置32及びタッチパネル34を介して上記タッチパネルディスプレイ12による画像表示制御乃至情報入力制御が実行される。
【0024】
前記制御部14は、前記RAM18の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM16に記憶された情報に基づいて中央演算処理装置であるCPUにより種々の情報処理を実行する所謂マイクロコンピュータであり、上記表示制御部36を介して前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に所定の画像を表示させる画像表示制御、そのタッチパネルディスプレイ12(タッチパネル34)への接触操作に応じて上記入力制御部38を介して入力される入力信号を処理する入力処理制御、前記通信インターフェイス20を介しての他の機器との間の通信制御、及び後述するスライドショー再生制御等、本実施例の画像表示装置10に関する各種制御を実行する。
【0025】
前記スピーカ22は、所定の音声情報(電気信号)に対応する音声を機械的な振動として出力させる音声出力装置(電気系から音響系へ変換する電気音響変換器)である。本実施例の画像表示装置10は、前記タッチパネルディスプレイ12に画像を表示させるのみならず、所定の楽曲情報に基づいて楽曲(演奏に相当する音声)を出力させる楽曲再生装置としての機能も有するものであり、後述する楽曲出力制御手段42により再生された楽曲に相当する音声は、このスピーカ22を介して出力される。
【0026】
図2は、前記画像データベース24の内容の一例を説明する図である。前記画像データベース24には、前記表示制御部36を介して前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に所定の画像を表示させるための画像情報として、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、PNG(Portable network graphics)、GIF(Graphics interchange format)等のファイル形式の画像データ(画像ファイル)が、それぞれの識別情報(画像名)をインデックスとして記憶されている。また、図2に示すように、各画像情報に対応する付属情報(タグ情報)として、その画像情報の特徴(内容)を示す名詞情報、その画像情報が作成された日付を示す日付情報、その画像情報の作成された場所の情報(画像に対応する座標)を示す場所情報、その画像情報の表示履歴としての表示回数、及びその画像情報と関連付けられたイベント情報等が付随的に記憶されている。このイベント情報とは、クリスマスや七五三等の一般的な行事や、夏休みやゴールデンウィーク等の特定の期間の名称であり、好適には、各画像の付属情報から決定された項目である。なお、前記画像データベース24には、利用者による直接入力又は後述する第1イベント情報決定手段46の何れかにより、各画像に対応するイベント情報が登録される。すなわち、前記画像データベース24は、前記画像表示装置10において表示された複数の画像情報それぞれの表示履歴を記憶する表示履歴データベースにも対応する。なお、前記表示装置32は、静止画像のみならず動画を表示させるものであってもよく、前記画像データベース24に記憶される画像情報は、静止画に対応するものであると動画に対応するものであるとを問わない。
【0027】
前記画像データベース24に記憶される画像情報における付属情報としての名詞情報は、例えば、その画像情報に対応する画像が図示しないデジタルカメラ等の撮像装置により撮影された際に入力された簡単なメモ(テキスト情報)であり、前記画像情報のヘッダ情報等として登録されたものである。また、上記日付情報は、例えば、対象となる画像情報が図示しないデジタルカメラ等の撮像装置により撮影された日付(日時)であり、同じく前記画像情報のヘッダ情報等として登録されたものである。また、前記イベント情報は、対象となる画像情報が前記画像データベース24に記憶された後に利用者によって登録されたイベント情報であり、好適には、前記イベントデータベース28に記憶された複数のイベント情報のうち何れかが選択されて登録されたものである。また、前記場所情報は、例えば、対象となる画像情報が図示しないデジタルカメラ等の撮像装置により撮影された場所であり、同じく前記画像情報のヘッダ情報等として登録されたものである。
【0028】
図3は、前記楽曲データベース26の内容の一例を説明する図である。前記楽曲データベース26には、前記スピーカ22から所定の楽曲の演奏を出力させるための演奏情報及び歌詞情報から成る楽曲情報(歌詞情報は必ずしも含まなくともよい)が、それぞれの識別情報(楽曲名)をインデックスとして記憶されている。この演奏情報は、後述する楽曲出力制御手段42により対応する楽曲の演奏音を出力させるための情報であり、例えば、MIDI音源により所定の楽器の演奏音を出力させるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データや、所定の形式で圧縮された音声情報であるMP3(MPEG audio layer 3)、AAC(advanced audio coding)、WAV等の音声ファイルである。また、上記歌詞情報は、対象となる楽曲の歌詞に相当するテキスト情報である。また、図3に示すように、各楽曲情報に対応する情報として、その楽曲情報と関連付けられたイベント情報、及び後述するスライドショーデータベース30においてその楽曲情報が関連付けられているスライドショーの個数等が付随的に記憶されている。このイベント情報は、上記画像データベース24に記憶された画像情報に係るものと同様に、対象となる楽曲情報が前記楽曲データベース26に記憶された後に利用者によって登録されたイベント情報、或いは後述する第2イベント情報決定手段48により決定されたイベント情報であり、好適には、前記イベントデータベース28に記憶された複数のイベント情報のうち何れかが選択されて登録されたものである。
【0029】
図4乃至図6は、前記イベントデータベース28の内容の一例を説明する図である。前記イベントデータベース28には、前記画像情報の付属情報として登録され得る複数のイベント情報が記憶されている。また、図4乃至図6に示すように、各イベント情報毎にそのイベント情報に関連する単数乃至複数のキーワード、そのイベント情報に関連する日付、及びそのイベント情報に関連する場所等の情報が付随的に記憶されている。例えば、図4は、イベント情報「クリスマス」に関連して記憶された対応付情報28aを示すものであり、そのイベント情報「クリスマス」に関連して、「サイレントナイト」、「サンタ」、「トナカイ」、「プレゼント」、「雪」、「ツリー」、及び「ケーキ」等のキーワード(テキスト情報)が対応付けられて記憶されている。また、斯かるイベント情報「クリスマス」に関連して、「12月24日」及び「12月25日」の日付が対応付けられて記憶されている。また、図5は、イベント情報「夏休み」に関連して記憶された対応付情報28bを示すものであり、そのイベント情報「夏休み」に関連して、「宿題」、「花火」、「セミ」、「祭り」、及び「海」等のキーワード(テキスト情報)が対応付けられて記憶されている。また、斯かるイベント情報「夏休み」に関連して、「7月中旬〜8月31日」の日付が対応付けられて記憶されている。また、図6は、イベント情報「運動会」に関連して記憶された対応付情報28cを示すものであり、そのイベント情報「運動会」に関連して、「リレー」、「綱引き」、「玉入れ」、「かけっこ」、及び「お弁当」等のキーワード(テキスト情報)が対応付けられて記憶されている。また、斯かるイベント情報「運動会」に関連して、「10月10日」の日付が対応付けられて記憶されている。また、斯かるイベント情報「運動会」に関連して、「学校の場所」すなわち学校の位置情報が対応付けられて記憶されている。なお、このイベントデータベース28は、前記通信インターフェイス20を介して他の機器からダウンロードされた情報が新たに記憶されることや、前記タッチパネルディスプレイ12(タッチパネル34)による入力操作により新たに所定のイベント情報及びその関連情報が登録されること等により更新可能とされたものである。
【0030】
前記スライドショーデータベース30には、後述するスライドショー表示制御手段40によるスライドショー再生制御を実行するための情報として、登録された各スライドショー毎に、そのスライドショーに係る画像表示切替情報、そのスライドショーの再生に際して出力されるべき単数乃至複数の楽曲情報の識別情報、及び各楽曲情報の出力タイミング等の関連情報が各スライドショーの識別情報をインデックスとして記憶されている。ここで、上記画像表示切替情報は、前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に複数の画像を断続的に切替表示させるための情報であり、対象となる複数の画像情報の識別情報及びそれら複数の画像情報の切替順(表示順)が定められている。なお、本実施例においては、上述のように前記スライドショーデータベース30に記憶された画像表示切替情報及び関連付け情報(紐付け情報)に基づき、前記画像データベース24に記憶された複数の画像情報及び前記楽曲データベース26に記憶された楽曲情報を随時読み出して後述するスライドショー再生制御を実行する態様について説明するが、各スライドショーに係る複数の画像情報及び楽曲情報が前記スライドショーデータベース30に一元的に記憶されたものであってもよい。
【0031】
図7は、前記画像表示装置10の制御部14に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図7に示すスライドショー表示制御手段40は、前記画像データベース24に記憶された複数の画像情報を所定の時間間隔で前記表示装置32に断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行する。すなわち、前述したスライドショーデータベース30に記憶(登録)された各スライドショーに係る情報を読み出し、そのスライドショーに対応する画像表示切替情報において定められた複数の画像情報に対応する画像を、定められた表示順に所定の時間間隔で前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に順次切替表示させる。
【0032】
楽曲出力制御手段42は、前記楽曲データベース26に記憶された楽曲情報に基づく演奏(音声)を前記スピーカ22から出力させる。例えば、前記楽曲情報に含まれる演奏情報がMIDIデータである場合には、MIDI音源としてそのMIDIデータに定められた楽譜情報に従って対応する楽器の演奏音を出力させる。また、前記楽曲情報に含まれる演奏情報がMP3データ等の音声圧縮ファイルである場合には、その演奏情報をデコードして音声を出力させる。また、この楽曲出力制御手段42は、上記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショーに対応して前記スライドショーデータベース30に記憶された所定の楽曲情報を出力する。このスライドショー表示制御に同期しての楽曲情報の出力制御については後述する。
【0033】
付属情報抽出手段44は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに関して、各画像情報に対応付けられた付属情報を抽出する。すなわち、対象となるスライドショーにおいて切替表示させられる複数の画像に対応する画像情報それぞれに対応して記憶された名詞情報、日付情報、及び場所情報等の付属情報(タグ情報)を前記画像データベース24を参照して抽出する(画像データベース24から読み出す)。
【0034】
第1イベント情報決定手段46は、上記付属情報抽出手段44により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する。この第1イベント情報決定手段46は、対象となる画像情報に対応して既に所定のイベント情報が記憶されている場合、そのイベント情報を斯かる画像情報のイベント情報として決定する。一方、付属情報としてイベント情報が設定されていない画像情報に関しては、例えば以下のようにしてその画像情報に対応するイベント情報を決定する。
【0035】
図8は、上記第1イベント情報決定手段46による所定のスライドショーに係る複数の画像情報に対応するイベント情報の決定について説明する図である。この図8に示す例では、前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に画像54a、54b、54c、54d、54e、54f(以下、特に区別しない場合には単に画像54という)が順次断続的に切替表示させられるスライドショーにおいて、それら画像54それぞれに対応するイベント情報を決定する制御について説明している。上記画像54aに対応する画像情報には、その付属情報として名詞情報「家族で海へ」及び日付情報「2007/08/20」が対応付けられており、それらの付属情報が上記付属情報抽出手段44により抽出されている。ここで、前記イベントデータベース28には、図5に示すようにキーワード「海」及び日付「7月中旬〜8月31日」が対応付けられたイベント情報「夏休み」が記憶されており、上記画像54aに対応する画像情報の付属情報としての「家族で『海』へ」及び日付情報「2007/08/20」が該当する(一致する)ことから、その画像54aに対応する画像情報のイベント情報として「夏休み」が決定される。そのようにして決定されたイベント情報は、各画像情報の付属情報として前記画像データベース24に記憶される。同様に、図8に示す上記画像54それぞれに関して、対応する画像情報における付属情報と前記イベントデータベース28に記憶された各イベント情報(そのイベント情報に対応付けられた関連情報)とが比較されることにより、各画像情報に対応するイベント情報が決定され、その画像情報の付属情報として前記画像データベース24に記憶される。
【0036】
ここで、所定の画像情報に関して複数の付属情報が前記付属情報抽出手段44により抽出された場合において、それら複数の付属情報に関してそれぞれが別のイベント情報に対応するものとして判定される場合が考えられるが、そのような場合には(既に対応付けられている)イベント情報、名詞情報、日付情報、場所情報の順の優先順位で決定が行われる。特に名詞情報は利用者が直接入力する情報であるため写真の情報を反映し易いため、その決定に係る優先順位を最も高くすることが好ましい。また、日付情報は所定の撮像装置により撮影された画像情報には必ず付くものであるため取得し易く、またイベントの日時は決まっているものが多いためイベント情報の決定に反映させ易いことから、その決定に係る優先順位を高くするのが好ましい。
【0037】
図7に戻って、第2イベント情報決定手段48は、前記楽曲出力制御手段42により出力し得る楽曲情報すなわち前記楽曲データベース26に記憶された各楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する。また、斯かる制御を行うために、歌詞情報解析手段50を含んでいる。この第2イベント情報決定手段48は、対象となる楽曲情報に対応して所定のイベント情報が記憶されている場合には、そのイベント情報を斯かる楽曲情報のイベント情報として決定する。一方、対応するイベント情報が設定されていない楽曲情報に関しては、例えば以下のようにしてその楽曲情報に対応するイベント情報を決定する。
【0038】
上記歌詞情報解析手段50は、上記第2イベント情報決定手段48によるイベント情報決定の対象となる楽曲情報の歌詞情報を解析し、その歌詞情報に含まれる名詞情報を抽出する。本実施例において、前記RAM18には予め品詞としての多数の名詞(特に一般的に用いられるもの)を記憶するデータベースが設けられており、上記歌詞情報解析手段50は、そのデータベースに記憶された内容から、前記楽曲情報の歌詞情報に基づいてその歌詞情報に含まれる全ての名詞を抽出する。また、前記楽曲データベース26に記憶される楽曲情報がテキスト情報としての歌詞情報を含まない場合には、その楽曲情報における演奏情報に対応する音声(楽曲出力制御手段42により出力される音声)に関して、よく知られた音声認識技術によりその音声に相当する歌詞を認識し、テキスト情報としての歌詞情報を抽出した後に、その歌詞情報に含まれる名詞情報を抽出する。
【0039】
図9乃至図12は、前記歌詞情報解析手段50による名詞情報の抽出乃至前記第2イベント情報決定手段48によるイベント情報の決定について説明する図である。図9は、クリスマスに関する所定の楽曲における歌詞の一例を示しており、その歌詞の中には複数の名詞情報例えば「ケーキ」、「プレゼント」、「サンタ」、「雪」、「宿題」、・・・等が含まれている。上記歌詞情報解析手段50は、上述のように予め定められたアルゴリズムに従い対象となる歌詞情報に含まれる名詞情報を抽出する。例えば、図9に示す歌詞からは図10に示すような複数の名詞情報(キーワード)が抽出される。ここで、前記イベントデータベース28には、図4に示すようにキーワード「サンタ」、「プレゼント」、「雪」、「ケーキ」が対応付けられたイベント情報「クリスマス」が記憶されており、図9の歌詞に対応して抽出された図10に示す名詞情報において複数一致するため、その歌詞に対応する楽曲情報のイベント情報として「クリスマス」が決定される。ここで、図9の歌詞に含まれる名詞情報として「宿題」が抽出されており、その「宿題」がキーワードとして対応付けられたイベント情報「夏休み」も存在するが、一致するキーワードが多い「クリスマス」が対象となる楽曲情報に付属するイベント情報として決定される。また、図11は、夏休みに関する所定の楽曲における歌詞の一例を示しており、その歌詞の中には複数の名詞情報例えば「宿題」、「祭り」、「花火」、「海」、「お弁当」、・・・等が含まれており、それらの名詞情報が図12に示すように抽出される。ここで、前記イベントデータベース28には、図5に示すようにキーワード「宿題」、「花火」、「祭り」、「海」が対応付けられたイベント情報「夏休み」が記憶されており、図11の歌詞に対応して抽出された図12に示す名詞情報において複数一致するため、その歌詞に対応する楽曲情報のイベント情報として「夏休み」が決定される。そのようにして決定されたイベント情報は、各楽曲情報に対応するイベント情報として前記楽曲データベース26に記憶される。
【0040】
図7に戻って、楽曲情報決定手段52は、前記第1イベント情報決定手段46により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段48により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて、前記付属情報抽出手段44による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する所定の楽曲情報を決定する。すなわち、所定のスライドショーにおいて切替表示される複数の画像に対応する画像情報それぞれに対応するイベント情報と、前記楽曲データベース26に記憶された複数の楽曲情報それぞれに対応して決定される(第2イベント情報決定手段48により決定された)イベント情報とが比較され、上記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報のうち少なくとも1つと一致するイベント情報に対応する楽曲情報が、上記スライドショーに対応する楽曲情報すなわちそのスライドショー表示制御と同期して出力されるべき楽曲情報として決定される。そのようにして決定された楽曲情報は、対象となるスライドショーの関連情報として前記スライドショーデータベース30に記憶される。また、その登録に際して、前記楽曲データベース26に記憶された対象となる楽曲データベースにおける対応付けられているスライドショーの数が更新される。
【0041】
前記楽曲出力制御手段42は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段52により決定された楽曲情報を出力させる。換言すれば、前記スライドショー表示制御手段40により前記スライドショーデータベース30に登録された所定のスライドショーの表示制御を実行する際に、そのスライドショーに対応して所定の楽曲情報が記憶されている場合には、前記スライドショー表示制御手段40によるそのスライドショー表示制御の実行と同期してそのスライドショーに対応付けられた楽曲情報を出力(再生)する。また、後述するように所定のスライドショーに対応して複数の楽曲情報が対応付けられている場合や、その楽曲情報の出力タイミングが設定されている場合等においては、対象となるスライドショー表示制御に係る所定のタイミングで各楽曲情報を出力する。
【0042】
前記楽曲情報決定手段52は、好適には、前記第1イベント情報決定手段48により複数種類のイベント情報が決定された場合、すなわち対象となるスライドショーに対応して複数種類のイベント情報が存在する場合、それら複数種類のイベント情報に基づいて前記スライドショーに対応する複数の楽曲情報を決定する。例えば、前述した図8に示す例では、所定のスライドショーにおいて切替表示される画像54a〜54fに対応するイベント情報として2種類のイベント情報「夏休み」及び「クリスマス」が存在する。すなわち、前記画像54a、54eに対応する画像情報の付属情報としてイベント情報「夏休み」が、前記画像54b、54c、54d、54fに対応する画像情報の付属情報としてイベント情報「クリスマス」が前記第1イベント情報決定手段46により決定されている。この場合において、上記楽曲情報決定手段52は、図8に示すスライドショーに対応する楽曲情報として、イベント情報「夏休み」に対応する第1の楽曲情報及びイベント情報「クリスマス」に対応する第2の楽曲情報を、そのスライドショーに対応する楽曲情報として決定する。
【0043】
前記スライドショー表示制御手段40は、好適には、前記第1イベント情報決定手段48により複数種類のイベント情報が決定された場合、各イベント情報毎に前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を変更する。図13は、このスライドショー表示制御手段40による表示順の変更の一例として、図8に示すスライドショーを各画像情報について決定されたイベント情報に基づいて並べ替える例を説明する図である。前述のように、図8に示すスライドショーでは、前記画像54a、54eに対応する画像情報の付属情報としてイベント情報「夏休み」が、前記画像54b、54c、54d、54fに対応する画像情報の付属情報としてイベント情報「クリスマス」が前記第1イベント情報決定手段46により決定されている。この場合、前記スライドショー表示制御手段40は、図13に示すように、イベント情報「クリスマス」に対応する一連の前記画像(画像群)54b、54c、54d、54fを切替表示させた後、イベント情報「夏休み」に対応する一連の前記画像(画像群)54a、54eを切替表示させるようにスライドショーに係る複数の画像情報の表示順を変更する。換言すれば、前記第1イベント情報決定手段46により決定されたイベント情報が共通する画像群が連続して表示させられるように表示順が変更される。このようにして所定のスライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順が変更された場合、前記スライドショーデータベースに記憶された対象となるスライドショーの情報(画像表示切替情報)が更新される。
【0044】
また、前記楽曲情報決定手段52は、好適には、上述のように前記第1イベント情報決定手段48により複数種類のイベント情報が決定され、前記スライドショー表示制御手段40により各イベント情報毎に前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順が変更された場合、その変更に対応して複数の楽曲情報の出力タイミングを決定する。例えば、図13に示すようにイベント情報「クリスマス」に対応する一連の前記画像54b、54c、54d、54fを切替表示させた後、イベント情報「夏休み」に対応する一連の前記画像54a、54eを切替表示させるようにスライドショーに係る複数の画像情報の表示順が設定された場合、図14に示すように、イベント情報「クリスマス」に対応する一連の前記画像54b、54c、54d、54fの表示(切替表示)に同期してそのイベント情報「クリスマス」に対応する第1の楽曲情報を出力(再生)すると共に、イベント情報「夏休み」に対応する一連の前記画像54a、54eの表示(切替表示)に同期してそのイベント情報「夏休み」に対応する第2の楽曲情報を出力(再生)するように、対象となるスライドショーと複数の楽曲情報との対応付けを行う。
【0045】
換言すれば、前記楽曲出力制御手段52は、好適には、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報にそれぞれ対応付けられた各楽曲情報の決定に係るイベント情報に対応する画像情報の数に応じて、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された複数の楽曲情報それぞれの出力を制御する。すなわち、上述した図13乃至図14に示す例では、対象となるスライドショーにおける前記画像54bの表示開始と同時に上記第1の楽曲情報の出力が開始され、その画像54bから画像54fまでの切替表示制御に同期してその第1の楽曲情報が継続して出力される。そして、前記画像54aの表示開始と同時に上記第2の楽曲情報の出力が開始され、その画像54aから画像54eまでの切替表示制御に同期してその第2の楽曲情報が継続して出力されるようにそれら第1の楽曲情報及び第2の楽曲情報の出力タイミングが設定される。更に、前記第1イベント情報決定手段48により決定された複数のイベント情報それぞれに関して、画像1枚当たりの表示時間及びそのイベント情報に対応する画像の枚数に応じてそのイベント情報に係る楽曲情報の再生時間を決定する、サビの情報が楽曲情報に含まれている場合にはそのサビだけを再生する、楽曲の切替時にはその音声出力をフェイドアウト(漸減)させることで切替をスムーズなものとする等の設定を行うものであってもよい。このような対応付けに係る情報は、前記スライドショーデータベースに記憶された対象となるスライドショーの関連情報として記憶される。
【0046】
また、前記楽曲情報決定手段52は、好適には、前記第1イベント情報決定手段48により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報に基づいて、そのスライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を決定する。すなわち、対象となるスライドショーに対応して複数種類のイベント情報が存在する場合、それら複数種類のイベント情報のうち何れかのイベント情報に対応する単一の楽曲情報を決定する。好適には、対象となるスライドショーに含まれる画像情報それぞれに対応して決定された複数のイベント情報のうち最も多いイベント情報(対応する画像情報が最多であるもの)に対応する楽曲情報が、前記楽曲データベース26に記憶された複数の楽曲情報から選択され、対象となるスライドショーに対応する楽曲情報として決定される。また、好適には、対象となるスライドショーを一通り再生するのに要する時間に基づいて、再生時間が可及的に近い楽曲情報をそのスライドショーに対応する楽曲情報として決定する。そのようにして決定された楽曲情報は、対象となるスライドショーの関連情報として前記スライドショーデータベース30に記憶される。
【0047】
また、前記楽曲情報決定手段52は、好適には、前記第1イベント情報決定手段46により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれの表示履歴(表示回数)を前記表示履歴データベースとしての前記画像データベース24から読み出し、その表示履歴の数に応じて各画像情報に対応付けられたイベント情報に重み付けをして前記スライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を決定する。例えば、所定のスライドショーに含まれる第1乃至第3の画像に関して、イベント情報「クリスマス」に対応する第1の画像の表示回数が5回、イベント情報「夏休み」に対応する第2の画像の表示回数が2回、イベント情報「運動会」に対応する第3の画像の表示回数が1回であった場合において、そのスライドショーに関して単一の楽曲情報を決定する場合には、表示回数が最も多い上記第1の画像に対応するイベント情報「クリスマス」に対応付けられた楽曲情報をそのスライドショーに対応する楽曲情報として決定する。また、複数の楽曲情報を決定すると共にそれら楽曲情報の再生時間を決定する場合には、表示回数が最も多い上記第1の画像に対応するイベント情報「クリスマス」に対応付けられた楽曲情報の再生時間を比較的長く、表示回数が最も少ない上記第3の画像に対応するイベント情報「運動会」をに対応付けられた楽曲情報の再生時間を比較的短くするというように、各イベント情報に対応する画像情報の表示回数に応じてそれら複数の楽曲情報それぞれの再生時間に傾斜をかける。更に、各イベント情報に複数の画像情報が対応する場合、各イベント情報毎に表示履歴を合計し、その合計に基づいて単数乃至複数の楽曲情報を決定する。例えば表示回数30回である第1の画像情報及び表示回数3回である第2の画像情報に対応してイベント情報「夏休み」が決定されると共に、表示回数14回である第3の画像情報、表示回数2回である第4の画像情報、表示回数1回である第5の画像情報、及び表示回数5回である第6の画像情報に対応してイベント情報「クリスマス」が決定された場合には、上記イベント情報「夏休み」に相当する表示履歴は30+3=33回、イベント情報「クリスマス」に相当する表示履歴は14+2+1+5=22回であるとして、最も表示履歴が多い「夏休み」に対応付けられた楽曲情報を対象となるスライドショーに対応する単一の楽曲情報として決定する。
【0048】
また、前記楽曲情報決定手段52は、好適には、前記スライドショー表示制御に対応して複数の楽曲情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御ではない他のスライドショー表示制御に対応付けられた楽曲情報とは異なる楽曲情報を、その対象となるスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する。すなわち、所定のスライドショーに関する前記第1イベント情報決定手段46により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段48により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報の比較の結果として、複数の楽曲情報が候補として挙がる場合には、前述した図3に示すように前記楽曲データベース26に各楽曲情報に対応して記憶された、その楽曲情報が関連付けられているスライドショーの個数に基づいて、その個数が最も少ない楽曲情報を対象となるスライドショーに対応する楽曲情報として決定する。
【0049】
図15は、前記画像表示装置10の制御部14により実行されるメイン制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
【0050】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記タッチパネルディスプレイ12(タッチパネル34)等により所定のスライドショー再生指示操作が行われたか否かが判断される。このS1の判断が肯定される場合には、前記第1イベント情報決定手段46の動作乃至第1イベント情報決定過程に対応する図16に示すスライドショーに最適な楽曲の特定処理SA、次いで前記スライドショー表示制御手段40の動作に対応する図21に示すスライドショー再生処理SBが実行された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S1の判断が否定される場合には、S2において、メモリすなわち前記楽曲データベース26に新たな楽曲情報が追加(記憶)されたか否かが判断される。このS2の判断が肯定される場合には、前記第2イベント情報決定手段48の動作乃至第2イベント情報決定過程に対応する図22に示す楽曲のイベント情報取得処理SCが実行された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S2の判断が否定される場合には、S3において、新たなイベント情報がダウンロードされる等して前記イベントデータベース28の内容が更新されたか否かが判断される。このS3の判断が肯定される場合には、S4において、前記イベントデータベース28に新たなイベント情報を記憶(登録)する更新処理が行われた後、S1以下の処理が再び実行されるが、S3の判断が否定される場合には、S4において、前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に所定の画像情報が表示されたか否かが判断される。このS4の判断が否定される場合には、S1以下の処理が再び実行されるが、S4の判断が肯定される場合には、S6において、前記画像データベース24における対応する画像情報の表示回数が更新された後、S1以下の処理が再び実行される。
【0051】
図16は、図15に示す制御におけるスライドショーに最適な楽曲の特定処理の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、図17に示すスライドショーに含まれる画像のイベント情報特定処理SAAが実行される。次に、図18乃至図20の何れかに示す画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理SABが実行される。次に、SA1において、所定(1つ)のイベント情報につき、SABにて抽出された楽曲情報が複数存在するか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、SA2において、SAB、SA3、又はSA5にて抽出乃至選択された楽曲情報が対象となるスライドショーに最適な楽曲情報として選択(決定)された後、図15に示す制御に復帰させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA3において、前記楽曲データベース26が参照され、関連付けられているスライドショーの数が最も少ない楽曲情報が選択される。次に、SA4において、SA3にて選択された楽曲情報が複数存在するか否かが判断される。このSA4の判断が否定される場合には、SA2以下の処理が実行されるが、SA4の判断が肯定される場合には、SA5において、対象となるスライドショーに含まれる画像の枚数から、そのスライドショーの再生に要する時間が算出され、その算出された時間に最も再生時間が近い楽曲情報が選択された後、SA2以下の処理が実行される。
【0052】
図17は、図16に示す制御におけるスライドショーに含まれる画像のイベント情報特定処理の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SAA1において、対象となるスライドショーに含まれる全ての画像情報が参照されたか否かが判断される。このSAA1の判断が肯定される場合には、それをもって図16に示す制御に復帰させられるが、SAA1の判断が否定される場合には、SAA2において、対象となる画像Xに関して前記画像データベース24の記憶内容が参照される。次に、SAA3において、対象となる画像Xすなわちイベント情報の決定に係る画像情報に付属情報として名詞情報Yすなわちその画像Xの特徴(内容)を示す単語が付いているか否かが判断される。このSAA3の判断が否定される場合には、SAA6以下の処理が実行されるが、SAA3の判断が肯定される場合には、SAA4において、前記イベントデータベース28に、上記名詞情報Yをキーワードとするイベント情報が記憶されているか否かが判断される。このSAA4の判断が肯定される場合には、SAA5において、対象となる画像Xの付属情報である名詞情報Yをキーワードとするイベント情報が、その画像Xのイベント情報として特定された後、SAA1以下の処理が再び実行されるが、SAA4の判断が否定される場合には、SAA6において、対象となる画像Xの付属情報としての日付情報(撮影日時)Tが取得可能であるか否かが判断される。このSAA6の判断が否定される場合には、SAA9以下の処理が実行されるが、SAA6の判断が肯定される場合には、SAA7において、前記イベントデータベース28に、上記日付情報Tを関連情報とするイベント情報が記憶されているか否かが判断される。このSAA7の判断が肯定される場合には、SAA8において、対象となる画像Xの付属情報である日付情報Tを関連情報とするイベント情報が、その画像Xのイベント情報として特定された後、SAA1以下の処理が再び実行されるが、SAA7の判断が否定される場合には、SAA9において、対象となる画像Xの付属情報としての場所情報(撮影場所)Pが取得可能であるか否かが判断される。このSAA9の判断が否定される場合には、SAA1以下の処理が再び実行されるが、SAA9の判断が肯定される場合には、SAA10において、前記イベントデータベース28に、上記場所情報Pを関連情報とするイベント情報が記憶されているか否かが判断される。このSAA10の判断が否定される場合には、SAA1以下の処理が再び実行されるが、SAA10の判断が肯定される場合には、SAA11において、対象となる画像Xの付属情報である場所情報Pを関連情報とするイベント情報が、その画像Xのイベント情報として特定された後、SAA1以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SAA3、SAA6、及びSAA9が前記付属情報抽出制御44の動作乃至付属情報抽出過程に対応する。
【0053】
図18乃至20は、図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の一例の要部を説明するフローチャートであり、それぞれ請求項2乃至4の説明にあたる処理で、3パターンの異なる制御を例示している。以下、これらの制御について分節する。
【0054】
図18は、図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SAB1において、対象となるスライドショーに含まれる画像に対応して特定されたイベント情報のうち最も多く特定されたイベント情報Emaxが選択される。次に、SAB2において、SAB1にて選択されたイベント情報Emaxに対応付けられた楽曲情報が前記楽曲データベース26から抽出された後、図16に示す制御に復帰させられる。
【0055】
図19は、図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の他の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SAB3において、対象となるスライドショーに含まれる画像に対応して特定された全てのイベント情報それぞれに対応して、各イベント情報に対応付けられた楽曲情報が1曲ずつ前記楽曲データベース26から抽出された後、図16に示す制御に復帰させられる。
【0056】
図20は、図16に示す制御における画像のイベント情報に対応する楽曲を楽曲DBから抽出する処理の更に別の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SAB4において、前記画像データベース24に記憶された、対象となる画像の表示回数が参照される。次に、SAB5において、対象となる複数の画像が対応するイベント情報毎に分類され、各イベント情報毎にSAB4にて参照された画像の表示回数が合計される。次に、SAB6において、SAB5にて合計された合計値が最も大きいイベント情報が対象となるスライドショーに対応するイベント情報として選択される。次に、SAB7において、SAB6にて選択されたイベント情報に対応付けられた楽曲情報が前記楽曲データベース26から抽出された後、図16に示す制御に復帰させられる。
【0057】
図21は、図15に示す制御におけるスライドショー再生処理の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SB1において、対象となるスライドショーにおいて切替表示させられるべき複数の画像が、決定されたイベント情報毎に並び替えられ、同じイベント情報に対応する画像群に分類される。次に、前記楽曲出力制御手段42の動作乃至楽曲出力制御過程に対応するSB2において、SB1にて分類された各画像群の再生(切替表示)が実行されると共に、その再生時と同期してその画像群のイベント情報に対応する楽曲情報が再生(出力)される。すなわち、前述したスライドショーデータベース30に記憶(登録)された各スライドショーに係る情報が読み出され、そのスライドショーに対応する画像表示切替情報において定められた複数の画像情報に対応する画像が、定められた表示順に所定の時間間隔で前記タッチパネルディスプレイ12(表示装置32)に順次切替表示させられると共に、その再生時と同期してその画像群のイベント情報に対応する楽曲情報が前記楽曲データベース26から読み出されて前記スピーカ22等を介して再生(出力)される。斯かる処理が行われた後、図15に示す制御に復帰させられる。なお、本実施例においては、この図21に示すスライドショー再生処理におけるスライドショー再生時に、対象となるスライドショーにおいて再生された複数の画像情報それぞれの表示回数が前記画像データベース24において更新される処理が同時に実行される。なお、この図21に示す制御は、請求項2に対応するスライドショー再生処理であって、請求項3に対応する制御については特に図示はしないが、画像を再生しながら選択された単数の楽曲を再生する制御を行う。また、請求項3に対応する制御においても画像の再生順をイベント情報で並び変えることも考えられる。更に、請求項4に対応する制御に関しては、単数または複数の楽曲を選択するものであるため、複数の楽曲が選択された場合には上記請求項2に対応する制御と同様の処理を行う。
【0058】
図22は、図15に示す制御における楽曲のイベント情報取得処理の一例の要部を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、前記歌詞情報解析手段50の動作に対応するSC1において、各楽曲情報に歌詞情報が含まれている場合にはその歌詞情報が抽出され、含まれていない場合にはよく知られた音声認識アルゴリズムにより対象となる楽曲情報の演奏情報に対応する音声が解析され、その解析結果としての歌詞情報が抽出される。次に、SC2において、SC1にて抽出された歌詞情報から名詞情報が抽出される。すなわち、前記RAM18に設けられた多数の品詞を記憶するデータベースに記憶された内容から、SC1にて抽出された歌詞情報に基づいてその歌詞情報に含まれる全ての名詞が抽出される。次に、SC3において、SC2にて抽出された名詞情報と、前記イベントデータベース28に記憶された各イベント情報の関連情報としてのキーワードが比較され、SC2にて抽出された名詞情報から特定のキーワードが抽出される。次に、SC4において、SC3の抽出結果としての特定のキーワードが、前記イベントデータベース28に記憶された各イベント情報の関連情報として記憶されたものであるか否かが判断される。このSC4の判断が否定される場合には、それをもって図15に示す制御に復帰させられるが、SC4の判断が肯定される場合には、前記楽曲情報決定手段52の動作乃至楽曲情報決定過程に対応するSC5において、SC3にて抽出されたキーワードが含まれるイベント情報が前記イベントデータベース28から取得され、複数のイベント情報が該当する場合には、一致するキーワードが最も多いイベント情報が対象となる楽曲情報に対応するイベント情報として特定される。次に、SC6において、SC5にて決定されたイベント情報が前記楽曲データベース26に記憶された後、図15に示す制御に復帰させられる。
【0059】
このように、本実施例によれば、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、前記スライドショー表示制御手段40(SB)による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段42(SB2)と、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段44(SAA3、SAA6、及びSAA9)と、その付属情報抽出手段44により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段46(SA)と、前記楽曲出力制御手段42により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段48(SC)と、前記第1イベント情報決定手段46により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段48により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段44による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段52(SC5)とを、含み、前記楽曲出力制御手段42は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段52により決定された楽曲情報を出力させるものであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示装置10を提供することができる。
【0060】
また、前記楽曲情報決定手段52は、前記第1イベント情報決定手段46により複数種類のイベント情報が決定された場合、それら複数種類のイベント情報に基づいて前記スライドショー表示制御に対応する複数の楽曲情報を決定するものであり、前記スライドショー表示制御手段40は、前記第1イベント情報決定手段46により複数種類のイベント情報が決定された場合、各イベント情報毎に前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を変更するものであり、前記楽曲出力制御手段42は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報にそれぞれ対応付けられた各楽曲情報の決定に係るイベント情報に対応する画像情報の数に応じて、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段52により決定された複数の楽曲情報それぞれの出力を制御するものであるため、所定のスライドショー表示制御に対応して決定された複数の楽曲情報に応じてそのスライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を好適に並べ替えることができると共に、その表示順に応じて前記複数の楽曲情報それぞれの出力を制御することができる。
【0061】
また、前記楽曲情報決定手段52は、前記第1イベント情報決定手段46により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報に基づいて、そのスライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を決定するものであるため、所定のスライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を実用的な態様で決定することができる。
【0062】
また、前記複数の画像情報それぞれの表示履歴を記憶する表示履歴データベースとしての画像データベース24を備え、前記楽曲情報決定手段52は、前記第1イベント情報決定手段46により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれの表示履歴を前記画像データベース24から読み出し、その表示履歴の数に応じて各画像情報に対応付けられたイベント情報に重み付けをして前記スライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を決定するものであるため、所定のスライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を実用的な態様で決定することができる。
【0063】
また、前記楽曲情報決定手段52は、前記スライドショー表示制御に対応して複数の楽曲情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御ではない他のスライドショー表示制御に対応付けられた楽曲情報とは異なる楽曲情報を、その対象となるスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定するものであるため、所定のスライドショー表示制御に対応して、他のスライドショー表示制御とは対応付けられていない新規な楽曲情報を決定することができる。
【0064】
また、前記画像データベース24に記憶される付属情報は、対象となる画像情報に関連する単語情報、その画像情報の登録された日付情報、及びその画像情報に関連する場所情報のうち少なくとも1種類を含むものであるため、実用的な付属情報に基づいて前記イベント情報乃至楽曲情報を決定することができる。
【0065】
また、前記第2イベント情報決定手段48は、対象となる楽曲情報の歌詞情報を解析し、その歌詞情報に含まれる名詞情報に基づいてその楽曲情報に対応するイベント情報を決定するものであるため、所定の楽曲情報に対応するイベント情報を実用的な態様で決定することができる。
【0066】
また、前記付属情報とイベント情報とを相互に対応付けて記憶する対応付データベースとしてのイベントデータベース28を備え、そのイベントデータベース28の記憶内容が更新可能とされたものであるため、実用的な関係から前記付属情報抽出手段44により抽出された付属情報に基づいて、その付属情報に対応するイベント情報を決定することができる。
【0067】
また、本実施例によれば、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御過程(SB2)と、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出過程(SAA3、SAA6、及びSAA9)と、その付属情報抽出過程において抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定過程(SA)と、前記楽曲出力制御過程において出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定過程(SC)と、前記第1イベント情報決定過程において決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定過程において決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出過程における抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定過程(SC5)とを、含み、前記楽曲出力制御過程は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定過程において決定された楽曲情報を出力させるものであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示方法を提供することができる。
【0068】
また、本実施例によれば、前記画像表示装置10に備えられた制御部14を、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段42、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段44、その付属情報抽出手段44により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段46、前記楽曲出力制御手段42により出力し得る楽曲情報に基づいて、その楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段48、及び、前記第1イベント情報決定手段46により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段48により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段44による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段52として機能させると共に、前記楽曲出力制御手段42は、前記スライドショー表示制御手段40による前記スライドショー表示制御の実行中に、そのスライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段2により決定された楽曲情報を出力させるものであることを特徴とする画像表示プログラムであることから、各スライドショー表示制御に対応してそのスライドショー表示制御に合った楽曲情報を決定し、そのスライドショー表示制御に際して対応する楽曲情報を出力させることができる。すなわち、スライドショー表示制御の実行中において好適な楽曲情報を出力させる制御を実現する画像表示プログラムを提供することができる。
【0069】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0070】
例えば、前述の実施例において、前記スライドショー表示制御手段40、楽曲出力制御手段42、付属情報抽出手段44、第1イベント情報決定手段46、第2イベント情報決定手段48、及び楽曲情報決定手段52は、何れも前記制御部14に機能的に備えられたものであったが、その一部乃至全部が同等の機能を奏する個別の制御部として前記制御部14とは別体に備えられたものであってもよい。また、前記画像表示装置10においては、前記タッチパネルディスプレイ12の表示制御乃至入力情報処理を行う表示制御部36及び入力制御部38が前記制御部14とは別体の制御部として備えられたものであったが、これらはその一方乃至両方が前記制御部14に機能的に備えられたものであってもよい。
【0071】
また、前述の実施例において、前記楽曲情報決定手段52は、対象となるスライドショーに係る複数の画像情報それぞれの表示履歴の数等に応じてそのスライドショーに対応する楽曲情報を決定するものであったが、例えば対象となるスライドショーにおいて表示させられる複数の画像情報のうち、所定の画像情報に対応してユニークな付属情報例えば前記画像データベース24に記憶されている数が希少である付属情報が記憶されている場合には、その付属情報に対応するイベント情報に基づいて楽曲情報を決定する等の制御を行うものであってもよい。
【0072】
また、前述の実施例では特に言及していないが、前記イベントデータベース28に各イベント情報の関連情報として記憶された日時情報や場所情報は、前記制御部14に機能的に備えられた所定のスケジュールソフトと連携して更新されるものであってもよい。例えば、そのスケジュールソフトにおいて、10月10日の予定として「運動会」が登録されていた場合には、前記イベントデータベース28に記憶されたイベント情報「運動会」の関連情報としての日時情報がその10月10日に自動的に変更される。その他、斯かるスケジュールソフトにおいて「運動会」の場所情報としての地図等が関連付けられている場合には、その場所情報を上記イベント情報「運動会」の関連情報として更新するといった制御を行うものであってもよい。
【0073】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0074】
10:画像表示装置
24:画像データベース(表示履歴データベース)
28:イベントデータベース(対応付データベース)
32:表示装置(ディスプレイ)
40:スライドショー表示制御手段
42:楽曲出力制御手段
44:付属情報抽出手段
46:第1イベント情報決定手段
48:第2イベント情報決定手段
52:楽曲情報決定手段
54:画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備えた画像表示装置であって、
前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段と、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段と、
該付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段と、
前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、該楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段と、
前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段と
を、含み、
前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、該スライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させるものである
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、それら複数種類のイベント情報に基づいて前記スライドショー表示制御に対応する複数の楽曲情報を決定するものであり、
前記スライドショー表示制御手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、各イベント情報毎に前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報の表示順を変更するものであり、
前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報にそれぞれ対応付けられた各楽曲情報の決定に係るイベント情報に対応する画像情報の数に応じて、該スライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された複数の楽曲情報それぞれの出力を制御するものである
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報に基づいて、該スライドショー表示制御に対応する単数の楽曲情報を決定するものである請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記複数の画像情報それぞれの表示履歴を記憶する表示履歴データベースを備え、
前記楽曲情報決定手段は、前記第1イベント情報決定手段により複数種類のイベント情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれの表示履歴を前記表示履歴データベースから読み出し、該表示履歴の数に応じて各画像情報に対応付けられたイベント情報に重み付けをして前記スライドショー表示制御に対応する単数乃至複数の楽曲情報を決定するものである請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記楽曲情報決定手段は、前記スライドショー表示制御に対応して複数の楽曲情報が決定された場合、対象となるスライドショー表示制御ではない他のスライドショー表示制御に対応付けられた楽曲情報とは異なる楽曲情報を、該対象となるスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定するものである請求項1から4の何れか1項に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記付属情報は、対象となる画像情報に関連する単語情報、該画像情報の登録された日付情報、及び該画像情報に関連する場所情報のうち少なくとも1種類を含むものである請求項1から5の何れか1項に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記第2イベント情報決定手段は、対象となる楽曲情報の歌詞情報を解析し、該歌詞情報に含まれる名詞情報に基づいて該楽曲情報に対応するイベント情報を決定するものである請求項1から6の何れか1項に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記付属情報とイベント情報とを相互に対応付けて記憶する対応付データベースを備え、該対応付データベースの記憶内容が更新可能とされたものである請求項1から7の何れか1項に記載の画像表示装置。
【請求項9】
複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備えた画像表示装置における画像表示方法であって、
前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶されるものであり、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御過程と、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出過程と、
該付属情報抽出過程において抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定過程と、
前記楽曲出力制御過程において出力し得る楽曲情報に基づいて、該楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定過程と、
前記第1イベント情報決定過程において決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定過程において決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出過程における抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定過程と
を、含み、
前記楽曲出力制御過程は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、該スライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定過程において決定された楽曲情報を出力させる
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項10】
複数の画像情報を所定の時間間隔でディスプレイに断続的に切替表示させるスライドショー表示制御を実行するスライドショー表示制御手段を備え、前記画像情報には、それぞれ少なくとも1種類の付属情報が対応付けられて記憶される画像表示装置に備えられた制御装置を、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に所定の楽曲情報を出力する楽曲出力制御手段、
前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御に係る複数の画像情報それぞれに対応付けられた付属情報を抽出する付属情報抽出手段、
該付属情報抽出手段により抽出された付属情報に基づいて、前記複数の画像情報それぞれに対応するイベント情報を決定する第1イベント情報決定手段、
前記楽曲出力制御手段により出力し得る楽曲情報に基づいて、該楽曲情報に対応するイベント情報を決定する第2イベント情報決定手段、
及び、前記第1イベント情報決定手段により決定された前記画像情報に対応するイベント情報及び前記第2イベント情報決定手段により決定された前記楽曲情報に対応するイベント情報に基づいて選択される所定の楽曲情報を、前記付属情報抽出手段による抽出に係るスライドショー表示制御に対応する楽曲情報として決定する楽曲情報決定手段
として機能させると共に、
前記楽曲出力制御手段は、前記スライドショー表示制御手段による前記スライドショー表示制御の実行中に、該スライドショー表示制御に対応して前記楽曲情報決定手段により決定された楽曲情報を出力させるものである
ことを特徴とする画像表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2011−75696(P2011−75696A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−225328(P2009−225328)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】