説明

画像表示装置

【課題】 表示部材の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】 画像を表示する表示面111を有するディスプレイ110と、ディスプレイ110を移動可能に支持する支持部材120とを備えるように画像表示装置100を構成する。支持部材120は、壁面101に沿って配置された直部124と天井102に沿って配置された直部125と直部124、125を連結する曲部126とを有している。ディスプレイ110は、表示面111が直部124、125及び/又は曲部126に沿って移動するように設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、所定情報を提示するための画像を表示する画像表示装置の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の画像表示装置の一例として、複数のディスプレイを天井から吊り下げ、当該吊り下げられたディスプレイを4方向に移動するように構成された画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−135404号公報(第3頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した従来の画像表示装置は、ディスプレイを4方向に移動するように構成され、ディスプレイの軌道を所定方向に設定することができないために、操作性を向上させることが困難であるという事情があった。
【0004】
そこで、本願は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その課題の一例として、表示部材の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の画像表示装置は、画像を表示する表示面を有する表示部材と、前記表示部材を移動可能に支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、一の平面に沿って配置された一の直部と他の平面に沿って配置された他の直部と前記一の直部及び前記他の直部を連結する曲部とを有し、前記表示部材は、前記表示面が前記直部及び/又は前記曲部に沿って移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0006】
また、請求項2に記載の画像表示装置は、画像を表示する表示面を有する表示部材と、前記表示部材を移動可能に支持する支持部材とを備え、前記表示部材は、前記表示面が一の平面に沿って画像を表示する第1の位置と前記表示面が他の平面に沿って画像を表示する第2の位置とに移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本願を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
【0008】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態における画像表示装置の構成について、図1から図3を用いて説明する。なお、図1は、第1実施形態における画像表示装置を示す斜視図であり、図2(a)は、図1に示した画像表示装置の要部を示す側面図であり、図2(b)は、図1に示した画像表示装置の要部を示す断面図であり、図3は、第1実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【0009】
画像表示装置100は、図1及び図2に示すように、表示部材の一例としてのディスプレイ110と、ディスプレイ110を移動可能に支持する支持部材120とを備えている。
【0010】
支持部材120は、互いに平行に配置された一対のレール121と、レール121に係合する係合具122と、係合具122に支持されたウォーム123とを有している。
【0011】
レール121は、図示しない固定具を介して壁面101(一の平面)及び天井102(他の平面)に固定され、垂直方向及び水平方向に延在するようになっている。なお、壁面101及び天井102は、建物の一部に設けられ、所定の空間103を形成している。
【0012】
また、レール121は、壁面101に沿って配置された一の直部124と、天井102に沿って配置された他の直部125と、直部124、125を連結する曲部126とを有し、ディスプレイ110の軌道を形成している。なお、曲部126は、ランダムな曲線形状でもよい。
【0013】
また、レール121は、壁面101及び天井102に対向する外面と、断面半円状のラック127が設けられた内面と、レール121に沿って延在する案内溝128が形成された側面とを有している。
【0014】
係合具122は、ディスプレイ110の背面に接合された基部131と、ウォーム123を回転可能に支持する側部132と、レール121の案内溝128に嵌入する端部133とを有し、断面C字状に形成されている。
【0015】
なお、本実施形態では、係合具122は、各レール121に対して2個づつ、計4個設けられているが、これに限らず、各レール121に対して1個づつ、計2個設けられてもよい。また、レール121は、1本又は複数本によって構成されてもよい。
【0016】
ウォーム123は、後述するモータ140に接続され、ラック127に歯合するようになっている。そして、ディスプレイ110は、ウォーム123が回転することによって移動するようになっている。
【0017】
なお、本実施形態では、ウォーム123は、円柱状に形成されているが、これに限らず、紡錘状に形成されてもよい。これにより、レール121の曲部126においてラック127に確実に歯合することが可能になる。
【0018】
ディスプレイ110は、所定情報を提示するための画像を表示する表示面111を有し、表示面111が直部124、125及び/又は曲部126に沿って移動するように設けられている。
【0019】
なお、本実施形態では、ディスプレイ110は、液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの各種表示器によって構成することができる。
【0020】
また、画像表示装置100は、図3に示すように、駆動手段の一例としてのモータ140と、人体検出手段の一例としての人体センサ150と、信号検出手段の一例としての信号検出部160と、位置検出手段の一例としての位置センサ170と、変更手段の一例としての制御部180とを備えている。
【0021】
制御部180は、所定情報を提示するための画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ110に出力するようになっている。そして、ディスプレイ110は、入力された画像信号に応じて表示面111に画像を表示するようになっている。
【0022】
モータ140は、スプロケット、チェーン、シャフトなどを含む図示しない伝達機構を介してウォーム123に接続され、ディスプレイ110を一の方向及び他の方向に駆動するようになっている。
【0023】
なお、本実施形態では、モータ140は、伝達機構を介してウォーム123に接続されているが、これに限らず、ウォーム123に直接接続されてもよい。
【0024】
人体センサ150は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ110に近接する人体を検出するようになっている。そして、制御部180は、検出された人体に応じてモータ140に駆動信号を出力し、モータ140は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ110を駆動するようになっている。
【0025】
具体的には、ディスプレイ110は、検出された人体、即ち、利用者に追従することにより、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0026】
なお、本実施形態では、人体センサ150は、ディスプレイ110の前面に設けられてもよく、壁面101及び天井102に設けられてもよい。
【0027】
信号検出部160は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ110を移動するための信号を検出するようになっている。そして、制御部180は、検出された信号に応じてモータ140に駆動信号を出力し、モータ140は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ110を駆動するようになっている。
【0028】
具体的には、ディスプレイ110は、遠隔操作用のリモートコントローラ190から出力された操作信号に応じて、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0029】
なお、本実施形態では、信号検出部160は、ディスプレイ110の前面に設けられてもよく、壁面101及び天井102に設けられてもよい。
【0030】
位置センサ170は、エンコーダなどの検出器によって構成され、モータ140の回転角を検出することによりディスプレイ110の位置を検出するようになっている。そして、制御部180は、検出された位置に基づいて画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ110に出力するようになっている。
【0031】
具体的には、ディスプレイ110は、入力された画像信号に応じて、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面111に表示するようになっている。即ち、制御部180は、検出された位置に基づいて表示面111に表示する画像を変更するようになっている。
【0032】
以上説明したように、本実施形態では、画像表示装置100は、画像を表示する表示面111を有するディスプレイ110と、ディスプレイ110を移動可能に支持する支持部材120とを備え、支持部材120は、壁面101に沿って配置された直部124と天井102に沿って配置された直部125と直部124、125を連結する曲部126とを有し、ディスプレイ110は、表示面111が直部124、125及び/又は曲部126に沿って移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0033】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ110が直部124、125及び曲部126に沿って移動するので、ディスプレイ110の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる。なお、直部124、125及び曲部126は、ディスプレイ110が周回的、段階的又は螺旋状に移動するように構成されてもよい。
【0034】
また、本実施形態では、画像表示装置100は、支持されたディスプレイ110を一の方向及び他の方向に駆動するモータ140を更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0035】
この構成により、本実施形態では、モータ140がディスプレイ110を駆動するので、ディスプレイ110を容易に移動することができる。
【0036】
また、本実施形態では、画像表示装置100は、支持されたディスプレイ110に近接する人体を検出する人体センサ150を更に備え、モータ140は、検出された人体に応じて支持されたディスプレイ110を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0037】
この構成により、本実施形態では、検出された人体に応じてディスプレイ110を駆動するので、検出された人体、即ち、利用者に追従することができ、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ110を移動することができる。
【0038】
また、本実施形態では、画像表示装置100は、支持されたディスプレイ110を移動させるための信号を検出する信号検出部160を更に備え、モータ140は、検出された信号に応じて支持されたディスプレイ110を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0039】
この構成により、本実施形態では、遠隔操作用のリモートコントローラ190から出力された操作信号に応じてディスプレイ110を駆動するので、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ110を移動することができる。
【0040】
また、本実施形態では、画像表示装置100は、支持されたディスプレイ110の位置を検出する位置センサ170と、検出された位置に基づいて表示面111に表示する画像を変更する制御部180とを更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0041】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ110の位置に基づいて画像を変更するので、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面111に表示することができる。
【0042】
なお、本実施形態では、ディスプレイ110は、モータ140によって駆動されるように構成されているが、これに限らず、利用者によって駆動されるように構成されてもよい。この場合に、利用者によって把持される把持具がディスプレイ110に設けられてもよい。
【0043】
また、本実施形態では、ディスプレイ110は、表示面111に画像を表示するように構成されているが、これに限らず、表示面111にタッチパネル、デジタイザなどの入力器を搭載するように構成されてもよい。
【0044】
また、本実施形態では、一つのディスプレイ110が移動可能に設けられているが、これに限らず、複数のディスプレイ110が移動可能に設けられてもよい。
【0045】
また、本実施形態では、人体センサ150は、赤外線センサなどの検出器によって構成されているが、これに限らず、圧力センサなどの検出器によって構成されてもよい。この場合に、人体センサ150を椅子、床面などの部材に配置することにより、部材に接触する人体を検出することが可能になる。
【0046】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における画像表示装置の構成について、図4から図6を用いて説明する。なお、図4は、第2実施形態における画像表示装置を示す斜視図であり、図5(a)は、図4に示した画像表示装置の要部を示す側面図であり、図5(b)は、図4に示した画像表示装置の要部を示す断面図であり、図6は、第2実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【0047】
画像表示装置200は、図4及び図5に示すように、表示部材の一例としてのディスプレイ210と、ディスプレイ210を移動可能に支持する支持部材220とを備えている。
【0048】
支持部材220は、天井に対して平行に配置されたレール221と、レール221に係合する係合具222と、係合具222とディスプレイ210とを連結するアーム223とを有している。なお、レール221は、天井に対して平行に配置されなくてもよい。
【0049】
レール221は、図示しない固定具を介して壁面201(一の平面)及び壁面202(他の平面)に固定され、水平方向に延在するようになっている。なお、壁面201、202は、建物の一部に設けられ、所定の空間203を形成している。
【0050】
また、レール221は、壁面201に沿って配置された一の直部224と、壁面202に沿って配置された他の直部225と、直部224、225を連結する曲部226とを有し、ディスプレイ210の軌道を形成している。
【0051】
また、レール221は、壁面201、202に平行する側面と、天井に対向する上面と、断面直線状のラック227が設けられた下面とを有している。
【0052】
係合具222は、直方状に形成されたケース223と、ケース223に回転可能に支持されたピニオン228及び複数のローラ229とを有している。ローラ229は、レール221の側面及び上面に当接し、ディスプレイ210が移動するときに回転するようになっている。
【0053】
なお、本実施形態では、係合具222は、レール221に対して1個設けられているが、これに限らず、レール221に対して2個設けられてもよい。
【0054】
ピニオン228は、後述するモータ240に接続され、ラック227に歯合するようになっている。そして、ディスプレイ210は、ピニオン228が回転することによって移動するようになっている。
【0055】
なお、本実施形態では、ピニオン228は、円柱状に形成されているが、これに限らず、かさ状に形成されてもよい。これにより、レール221の曲部226においてラック227に確実に歯合することが可能になる。
【0056】
ディスプレイ210は、所定情報を提示するための画像を表示する表示面211を有し、表示面211が直部224、225及び/又は曲部226に沿って移動するように設けられている。
【0057】
なお、本実施形態では、ディスプレイ210は、液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの各種表示器によって構成することができる。
【0058】
また、画像表示装置200は、図6に示すように、駆動手段の一例としてのモータ240と、人体検出手段の一例としての人体センサ250と、信号検出手段の一例としての信号検出部260と、位置検出手段の一例としての位置センサ270と、変更手段の一例としての制御部280とを備えている。
【0059】
制御部280は、所定情報を提示するための画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ210に出力するようになっている。そして、ディスプレイ210は、入力された画像信号に応じて表示面211に画像を表示するようになっている。
【0060】
モータ240は、ピニオン228に直接接続され、ディスプレイ210を一の方向及び他の方向に駆動するようになっている。
【0061】
なお、本実施形態では、モータ240は、ピニオン228に直接接続されているが、これに限らず、スプロケット、チェーン、シャフトなどを含む図示しない伝達機構を介してピニオン228に接続されてもよい。
【0062】
人体センサ250は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ210に近接する人体を検出するようになっている。そして、制御部280は、検出された人体に応じてモータ240に駆動信号を出力し、モータ240は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ210を駆動するようになっている。
【0063】
具体的には、ディスプレイ210は、検出された人体、即ち、利用者に追従することにより、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0064】
なお、本実施形態では、人体センサ250は、ディスプレイ210の前面に設けられてもよく、壁面201、202に設けられてもよい。
【0065】
信号検出部260は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ210を移動するための信号を検出するようになっている。そして、制御部280は、検出された信号に応じてモータ240に駆動信号を出力し、モータ240は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ210を駆動するようになっている。
【0066】
具体的には、ディスプレイ210は、遠隔操作用のリモートコントローラ290から出力された操作信号に応じて、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0067】
なお、本実施形態では、信号検出部260は、ディスプレイ210の前面に設けられてもよく、壁面201、202に設けられてもよい。
【0068】
位置センサ270は、エンコーダなどの検出器によって構成され、モータ240の回転角を検出することによりディスプレイ210の位置を検出するようになっている。そして、制御部280は、検出された位置に基づいて画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ210に出力するようになっている。
【0069】
具体的には、ディスプレイ210は、入力された画像信号に応じて、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面211に表示するようになっている。即ち、制御部280は、検出された位置に基づいて表示面211に表示する画像を変更するようになっている。
【0070】
以上説明したように、本実施形態では、画像表示装置200は、画像を表示する表示面211を有するディスプレイ210と、ディスプレイ210を移動可能に支持する支持部材220とを備え、支持部材220は、壁面201に沿って配置された直部224と壁面202に沿って配置された直部225と直部224、225を連結する曲部226とを有し、ディスプレイ210は、表示面211が直部224、225及び/又は曲部226に沿って移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0071】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ210が直部224、225及び曲部226に沿って移動するので、ディスプレイ210の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0072】
また、本実施形態では、画像表示装置200は、支持されたディスプレイ210を一の方向及び他の方向に駆動するモータ240を更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0073】
この構成により、本実施形態では、モータ240がディスプレイ210を駆動するので、ディスプレイ210を容易に移動することができる。
【0074】
また、本実施形態では、画像表示装置200は、支持されたディスプレイ210に近接する人体を検出する人体センサ250を更に備え、モータ240は、検出された人体に応じて支持されたディスプレイ210を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0075】
この構成により、本実施形態では、検出された人体に応じてディスプレイ210を駆動するので、検出された人体、即ち、利用者に追従することができ、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ210を移動することができる。
【0076】
また、本実施形態では、画像表示装置200は、支持されたディスプレイ210を移動させるための信号を検出する信号検出部260を更に備え、モータ240は、検出された信号に応じて支持されたディスプレイ210を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0077】
この構成により、本実施形態では、遠隔操作用のリモートコントローラ290から出力された操作信号に応じてディスプレイ210を駆動するので、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ210を移動することができる。
【0078】
また、本実施形態では、画像表示装置200は、支持されたディスプレイ210の位置を検出する位置センサ270と、検出された位置に基づいて表示面211に表示する画像を変更する制御部280とを更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0079】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ210の位置に基づいて画像を変更するので、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面211に表示することができる。
【0080】
なお、本実施形態では、ディスプレイ210は、モータ240によって駆動されるように構成されているが、これに限らず、利用者によって駆動されるように構成されてもよい。この場合に、利用者によって把持される把持具がディスプレイ210に設けられてもよい。
【0081】
また、本実施形態では、ディスプレイ210は、表示面211に画像を表示するように構成されているが、これに限らず、表示面211にタッチパネル、デジタイザなどの入力器を搭載するように構成されてもよい。
【0082】
また、本実施形態では、一つのディスプレイ210が移動可能に設けられているが、これに限らず、複数のディスプレイ210が移動可能に設けられてもよい。
【0083】
また、本実施形態では、人体センサ250は、赤外線センサなどの検出器によって構成されているが、これに限らず、圧力センサなどの検出器によって構成されてもよい。この場合に、人体センサ250を椅子、床面などの部材に配置することにより、部材に接触する人体を検出することが可能になる。
【0084】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における画像表示装置の構成について、図7及び図8を用いて説明する。なお、図7(a)は、第3実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、図7(b)は、第3実施形態における画像表示装置を示す正面図であり、図8は、第3実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【0085】
画像表示装置300は、図7に示すように、表示部材の一例としてのディスプレイ310と、ディスプレイ310を移動可能に支持する支持部材320とを備えている。
【0086】
支持部材320は、互いに平行に配置された一対のアーム321と、互いに平行に配置された一対のアーム322とを備え、アーム321、322の一端は、ディスプレイ310に接続されるとともに、アーム321、322の他端は、後述するモータ340に接続されるようになっている。
【0087】
ディスプレイ310は、所定情報を提示するための画像を表示する表示面311を有し、表示面311が床面301(一の平面)に沿って画像を表示する第1の位置と表示面311が壁面302(他の平面)に沿って画像を表示する第2の位置とに移動(回動)するように設けられている。なお、床面301及び壁面302は、建物の一部に設けられ、所定の空間303を形成している。
【0088】
具体的には、ディスプレイ310は、第1の位置において机タイプの表示器に変体するとともに、第2の位置において壁掛けタイプの表示器に変体するようになっている。
【0089】
なお、本実施形態では、ディスプレイ310は、液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの各種表示器によって構成することができる。
【0090】
また、画像表示装置300は、図8に示すように、駆動手段の一例としてのモータ340と、人体検出手段の一例としての人体センサ350と、信号検出手段の一例としての信号検出部360と、位置検出手段の一例としての位置センサ370と、変更手段の一例としての制御部380とを備えている。
【0091】
制御部380は、所定情報を提示するための画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ310に出力するようになっている。そして、ディスプレイ310は、入力された画像信号に応じて表示面311に画像を表示するようになっている。
【0092】
モータ340は、アーム321、322に直接接続され、ディスプレイ310を一の方向及び他の方向に駆動(回動)するようになっている。即ち、ディスプレイ410は、鉛直方向に回動可能に設けられた机を形成している。
【0093】
なお、本実施形態では、モータ340は、アーム321、322に直接接続されているが、これに限らず、スプロケット、チェーン、シャフトなどを含む図示しない伝達機構を介してアーム321、322に接続されてもよい。
【0094】
人体センサ350は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ310に近接する人体を検出するようになっている。そして、制御部380は、検出された人体に応じてモータ340に駆動信号を出力し、モータ340は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ310を駆動するようになっている。
【0095】
具体的には、ディスプレイ310は、検出された人体、即ち、利用者に追従することにより、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0096】
なお、本実施形態では、人体センサ350は、ディスプレイ310の前面に設けられてもよく、床面301及び壁面302に設けられてもよい。
【0097】
信号検出部360は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ310を移動するための信号を検出するようになっている。そして、制御部380は、検出された信号に応じてモータ340に駆動信号を出力し、モータ340は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ310を駆動するようになっている。
【0098】
具体的には、ディスプレイ310は、遠隔操作用のリモートコントローラ390から出力された操作信号に応じて、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0099】
なお、本実施形態では、信号検出部360は、ディスプレイ310の前面に設けられてもよく、床面301及び壁面302に設けられてもよい。
【0100】
位置センサ370は、エンコーダなどの検出器によって構成され、モータ340の回転角を検出することによりディスプレイ310の位置を検出するようになっている。そして、制御部380は、検出された位置に基づいて画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ310に出力するようになっている。
【0101】
具体的には、ディスプレイ310は、入力された画像信号に応じて、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面311に表示するようになっている。即ち、制御部380は、検出された位置に基づいて表示面311に表示する画像を変更するようになっている。
【0102】
以上説明したように、本実施形態では、画像表示装置300は、画像を表示する表示面311を有するディスプレイ310と、ディスプレイ310を移動可能に支持する支持部材320とを備え、ディスプレイ310は、表示面311が床面301に沿って画像を表示する第1の位置と表示面311が壁面302に沿って画像を表示する第2の位置とに移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0103】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ310が第1の位置及び第2の位置に移動するので、ディスプレイ310の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0104】
また、本実施形態では、画像表示装置300は、支持されたディスプレイ310を一の方向及び他の方向に駆動するモータ340を更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0105】
この構成により、本実施形態では、モータ340がディスプレイ310を駆動するので、ディスプレイ310を容易に移動することができる。
【0106】
また、本実施形態では、画像表示装置300は、支持されたディスプレイ310に近接する人体を検出する人体センサ350を更に備え、モータ340は、検出された人体に応じて支持されたディスプレイ310を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0107】
この構成により、本実施形態では、検出された人体に応じてディスプレイ310を駆動するので、検出された人体、即ち、利用者に追従することができ、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ310を移動することができる。
【0108】
また、本実施形態では、画像表示装置300は、支持されたディスプレイ310を移動させるための信号を検出する信号検出部360を更に備え、モータ340は、検出された信号に応じて支持されたディスプレイ310を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0109】
この構成により、本実施形態では、遠隔操作用のリモートコントローラ390から出力された操作信号に応じてディスプレイ310を駆動するので、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ310を移動することができる。
【0110】
また、本実施形態では、画像表示装置300は、支持されたディスプレイ310の位置を検出する位置センサ370と、検出された位置に基づいて表示面311に表示する画像を変更する制御部380とを更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0111】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ310の位置に基づいて画像を変更するので、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面311に表示することができる。
【0112】
なお、本実施形態では、ディスプレイ310は、モータ340によって駆動されるように構成されているが、これに限らず、利用者によって駆動されるように構成されてもよい。この場合に、利用者によって把持される把持具がディスプレイ310に設けられてもよい。
【0113】
また、本実施形態では、ディスプレイ310は、表示面311に画像を表示するように構成されているが、これに限らず、表示面311にタッチパネル、デジタイザなどの入力器を搭載するように構成されてもよい。
【0114】
また、本実施形態では、一つのディスプレイ310が移動可能に設けられているが、これに限らず、複数のディスプレイ310が移動可能に設けられてもよい。
【0115】
また、本実施形態では、人体センサ350は、赤外線センサなどの検出器によって構成されているが、これに限らず、圧力センサなどの検出器によって構成されてもよい。この場合に、人体センサ350を椅子、床面などの部材に配置することにより、部材に接触する人体を検出することが可能になる。
【0116】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態における画像表示装置の構成について、図9及び図10を用いて説明する。なお、図9(a)は、第4実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、図9(b)は、第4実施形態における画像表示装置を示す正面図であり、図10は、第4実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【0117】
画像表示装置400は、図9に示すように、表示部材の一例としてのディスプレイ410と、ディスプレイ410を移動可能に支持する支持部材420とを備えている。
【0118】
支持部材420は、互いに同軸に配置された一対の回転軸421を備え、回転軸421の一端は、ディスプレイ410に接続されるとともに、回転軸421の他端は、後述するモータ440に接続されるようになっている。
【0119】
ディスプレイ410は、所定情報を提示するための画像を表示する表示面411を有し、表示面411が壁面401(一の平面)に沿って画像を表示する第1の位置と表示面411が壁面402(他の平面)に沿って画像を表示する第2の位置とに移動(回転)するように設けられている。なお、壁面401、402は、建物の一部に設けられ、所定の空間403、404を形成している。
【0120】
具体的には、ディスプレイ410は、第1の位置において空間403に対向する壁掛けタイプの表示器に変体するとともに、第2の位置において空間404に対向する壁掛けタイプの表示器に変体するようになっている。
【0121】
なお、本実施形態では、ディスプレイ410は、液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの各種表示器によって構成することができる。
【0122】
また、画像表示装置400は、図10に示すように、駆動手段の一例としてのモータ440と、人体検出手段の一例としての人体センサ450と、信号検出手段の一例としての信号検出部460と、位置検出手段の一例としての位置センサ470と、変更手段の一例としての制御部480とを備えている。
【0123】
制御部480は、所定情報を提示するための画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ410に出力するようになっている。そして、ディスプレイ410は、入力された画像信号に応じて表示面411に画像を表示するようになっている。
【0124】
モータ440は、回転軸421に直接接続され、ディスプレイ410を一の方向及び他の方向に駆動(回転)するようになっている。即ち、ディスプレイ410は、鉛直方向に回転可能に設けられた壁を形成している。
【0125】
なお、本実施形態では、モータ440は、回転軸421に直接接続されているが、これに限らず、スプロケット、チェーン、シャフトなどを含む図示しない伝達機構を介して回転軸421に接続されてもよい。
【0126】
人体センサ450は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ410に近接する人体を検出するようになっている。そして、制御部480は、検出された人体に応じてモータ440に駆動信号を出力し、モータ440は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ410を駆動するようになっている。
【0127】
具体的には、ディスプレイ410は、検出された人体、即ち、利用者に追従することにより、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0128】
なお、本実施形態では、人体センサ450は、ディスプレイ410の前面に設けられてもよく、壁面401、402に設けられてもよい。
【0129】
信号検出部460は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ410を移動するための信号を検出するようになっている。そして、制御部480は、検出された信号に応じてモータ440に駆動信号を出力し、モータ440は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ410を駆動するようになっている。
【0130】
具体的には、ディスプレイ410は、遠隔操作用のリモートコントローラ490から出力された操作信号に応じて、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0131】
なお、本実施形態では、信号検出部460は、ディスプレイ410の前面に設けられてもよく、壁面401、402に設けられてもよい。
【0132】
位置センサ470は、エンコーダなどの検出器によって構成され、モータ440の回転角を検出することによりディスプレイ410の位置を検出するようになっている。そして、制御部480は、検出された位置に基づいて画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ410に出力するようになっている。
【0133】
具体的には、ディスプレイ410は、入力された画像信号に応じて、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面411に表示するようになっている。即ち、制御部480は、検出された位置に基づいて表示面411に表示する画像を変更するようになっている。
【0134】
以上説明したように、本実施形態では、画像表示装置400は、画像を表示する表示面411を有するディスプレイ410と、ディスプレイ410を移動可能に支持する支持部材420とを備え、ディスプレイ410は、表示面411が壁面401に沿って画像を表示する第1の位置と表示面411が壁面402に沿って画像を表示する第2の位置とに移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0135】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ410が第1の位置及び第2の位置に移動するので、ディスプレイ410の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0136】
また、本実施形態では、画像表示装置400は、支持されたディスプレイ410を一の方向及び他の方向に駆動するモータ440を更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0137】
この構成により、本実施形態では、モータ440がディスプレイ410を駆動するので、ディスプレイ410を容易に移動することができる。
【0138】
また、本実施形態では、画像表示装置400は、支持されたディスプレイ410に近接する人体を検出する人体センサ450を更に備え、モータ440は、検出された人体に応じて支持されたディスプレイ410を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0139】
この構成により、本実施形態では、検出された人体に応じてディスプレイ410を駆動するので、検出された人体、即ち、利用者に追従することができ、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ410を移動することができる。
【0140】
また、本実施形態では、画像表示装置400は、支持されたディスプレイ410を移動させるための信号を検出する信号検出部460を更に備え、モータ440は、検出された信号に応じて支持されたディスプレイ410を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0141】
この構成により、本実施形態では、遠隔操作用のリモートコントローラ490から出力された操作信号に応じてディスプレイ410を駆動するので、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ410を移動することができる。
【0142】
また、本実施形態では、画像表示装置400は、支持されたディスプレイ410の位置を検出する位置センサ470と、検出された位置に基づいて表示面411に表示する画像を変更する制御部480とを更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0143】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ410の位置に基づいて画像を変更するので、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面411に表示することができる。
【0144】
なお、本実施形態では、ディスプレイ410は、モータ440によって駆動されるように構成されているが、これに限らず、利用者によって駆動されるように構成されてもよい。この場合に、利用者によって把持される把持具がディスプレイ410に設けられてもよい。
【0145】
また、本実施形態では、ディスプレイ410は、表示面411に画像を表示するように構成されているが、これに限らず、表示面411にタッチパネル、デジタイザなどの入力器を搭載するように構成されてもよい。
【0146】
また、本実施形態では、一つのディスプレイ410が移動可能に設けられているが、これに限らず、複数のディスプレイ410が移動可能に設けられてもよい。
【0147】
また、本実施形態では、人体センサ450は、赤外線センサなどの検出器によって構成されているが、これに限らず、圧力センサなどの検出器によって構成されてもよい。この場合に、人体センサ450を椅子、床面などの部材に配置することにより、部材に接触する人体を検出することが可能になる。
【0148】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態における画像表示装置の構成について、図11及び図12を用いて説明する。なお、図11(a)は、第5実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、図11(b)は、第5実施形態における画像表示装置を示す正面図であり、図12は、第5実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【0149】
画像表示装置500は、図11に示すように、表示部材の一例としてのディスプレイ510と、ディスプレイ510を移動可能に支持する支持部材520とを備えている。
【0150】
支持部材520は、互いに同軸に配置された一対の回転軸521と、ディスプレイ510を保持するフレーム522とを備え、回転軸521の一端は、フレーム522に接続されるとともに、回転軸521の他端は、後述するモータ540に接続されるようになっている。
【0151】
ディスプレイ510は、所定情報を提示するための画像を表示する表示面511を有し、表示面511が壁面501(一の平面)に沿って画像を表示する第1の位置と表示面511が壁面502(他の平面)に沿って画像を表示する第2の位置とに移動(回転)するように設けられている。なお、壁面501、502は、建物の一部に設けられ、所定の空間503、504を形成している。
【0152】
具体的には、ディスプレイ510は、第1の位置において空間503に対向する壁掛けタイプの表示器に変体するとともに、第2の位置において空間504に対向する壁掛けタイプの表示器に変体するようになっている。
【0153】
なお、本実施形態では、ディスプレイ510は、液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの各種表示器によって構成することができる。
【0154】
また、画像表示装置500は、図12に示すように、駆動手段の一例としてのモータ540と、人体検出手段の一例としての人体センサ550と、信号検出手段の一例としての信号検出部560と、位置検出手段の一例としての位置センサ570と、変更手段の一例としての制御部580とを備えている。
【0155】
制御部580は、所定情報を提示するための画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ510に出力するようになっている。そして、ディスプレイ510は、入力された画像信号に応じて表示面511に画像を表示するようになっている。
【0156】
モータ540は、回転軸521に直接接続され、ディスプレイ510を一の方向及び他の方向に駆動(回転)するようになっている。即ち、ディスプレイ510は、水平方向に回転可能に設けられた壁を形成している。
【0157】
なお、本実施形態では、モータ540は、回転軸521に直接接続されているが、これに限らず、スプロケット、チェーン、シャフトなどを含む図示しない伝達機構を介して回転軸521に接続されてもよい。また、ディスプレイ510及び支持部材520は、例えば、ローラを有する4本の脚部材によって移動可能に支持されてもよい。
【0158】
人体センサ550は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ510に近接する人体を検出するようになっている。そして、制御部580は、検出された人体に応じてモータ540に駆動信号を出力し、モータ540は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ510を駆動するようになっている。
【0159】
具体的には、ディスプレイ510は、検出された人体、即ち、利用者に追従することにより、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0160】
なお、本実施形態では、人体センサ550は、ディスプレイ510の前面に設けられてもよく、壁面501、502に設けられてもよい。
【0161】
信号検出部560は、赤外線センサなどの検出器によって構成され、ディスプレイ510を移動するための信号を検出するようになっている。そして、制御部580は、検出された信号に応じてモータ540に駆動信号を出力し、モータ540は、入力された駆動信号に応じてディスプレイ510を駆動するようになっている。
【0162】
具体的には、ディスプレイ510は、遠隔操作用のリモートコントローラ590から出力された操作信号に応じて、利用者が視認しやすい位置に移動するようになっている。
【0163】
なお、本実施形態では、信号検出部560は、ディスプレイ510の前面に設けられてもよく、壁面501、502に設けられてもよい。
【0164】
位置センサ570は、エンコーダなどの検出器によって構成され、モータ540の回転角を検出することによりディスプレイ510の位置を検出するようになっている。そして、制御部580は、検出された位置に基づいて画像を生成し、当該生成された画像を示す画像信号をディスプレイ510に出力するようになっている。
【0165】
具体的には、ディスプレイ510は、入力された画像信号に応じて、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面511に表示するようになっている。即ち、制御部580は、検出された位置に基づいて表示面511に表示する画像を変更するようになっている。
【0166】
以上説明したように、本実施形態では、画像表示装置500は、画像を表示する表示面511を有するディスプレイ510と、ディスプレイ510を移動可能に支持する支持部材520とを備え、ディスプレイ510は、表示面511が壁面501に沿って画像を表示する第1の位置と表示面511が壁面502に沿って画像を表示する第2の位置とに移動するように設けられたことを特徴とする構成を有している。
【0167】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ510が第1の位置及び第2の位置に移動するので、ディスプレイ510の軌道を所定方向に設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0168】
また、本実施形態では、画像表示装置500は、支持されたディスプレイ510を一の方向及び他の方向に駆動するモータ540を更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0169】
この構成により、本実施形態では、モータ540がディスプレイ510を駆動するので、ディスプレイ510を容易に移動することができる。
【0170】
また、本実施形態では、画像表示装置500は、支持されたディスプレイ510に近接する人体を検出する人体センサ550を更に備え、モータ540は、検出された人体に応じて支持されたディスプレイ510を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0171】
この構成により、本実施形態では、検出された人体に応じてディスプレイ510を駆動するので、検出された人体、即ち、利用者に追従することができ、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ510を移動することができる。
【0172】
また、本実施形態では、画像表示装置500は、支持されたディスプレイ510を移動させるための信号を検出する信号検出部560を更に備え、モータ540は、検出された信号に応じて支持されたディスプレイ510を駆動することを特徴とする構成を有している。
【0173】
この構成により、本実施形態では、遠隔操作用のリモートコントローラ590から出力された操作信号に応じてディスプレイ510を駆動するので、利用者が視認しやすい位置にディスプレイ510を移動することができる。
【0174】
また、本実施形態では、画像表示装置500は、支持されたディスプレイ510の位置を検出する位置センサ570と、検出された位置に基づいて表示面511に表示する画像を変更する制御部580とを更に備えることを特徴とする構成を有している。
【0175】
この構成により、本実施形態では、ディスプレイ510の位置に基づいて画像を変更するので、明度、彩度、輝度などの画質又はソースが変更された画像を、適宜、表示面511に表示することができる。
【0176】
なお、本実施形態では、ディスプレイ510は、モータ540によって駆動されるように構成されているが、これに限らず、利用者によって駆動されるように構成されてもよい。この場合に、利用者によって把持される把持具がディスプレイ510に設けられてもよい。
【0177】
また、本実施形態では、ディスプレイ510は、表示面511に画像を表示するように構成されているが、これに限らず、表示面511にタッチパネル、デジタイザなどの入力器を搭載するように構成されてもよい。
【0178】
また、本実施形態では、一つのディスプレイ510が移動可能に設けられているが、これに限らず、複数のディスプレイ510が移動可能に設けられてもよい。
【0179】
また、本実施形態では、人体センサ550は、赤外線センサなどの検出器によって構成されているが、これに限らず、圧力センサなどの検出器によって構成されてもよい。この場合に、人体センサ550を椅子、床面などの部材に配置することにより、部材に接触する人体を検出することが可能になる。
【0180】
また、各実施形態における画像表示装置は、適宜組み合わせされて構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0181】
【図1】本願の一実施形態における画像表示装置を示す斜視図である。
【図2】(a)は、図1に示した画像表示装置の要部を示す側面図であり、(b)は、図1に示した画像表示装置の要部を示す断面図である。
【図3】本願の一実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【図4】本願の一実施形態における画像表示装置を示す斜視図である。
【図5】(a)は、図4に示した画像表示装置の要部を示す側面図であり、(b)は、図4に示した画像表示装置の要部を示す断面図である。
【図6】本願の一実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【図7】(a)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、(b)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す正面図である。
【図8】本願の一実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【図9】(a)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、(b)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す正面図である。
【図10】本願の一実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【図11】(a)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す側面図であり、(b)は、本願の一実施形態における画像表示装置を示す正面図である。
【図12】本願の一実施形態における画像表示装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0182】
100 画像表示装置
101 側壁
102 天井
103 空間
110 ディスプレイ
111 表示面
120 支持部材
121 レール
122 係合具
123 ウォーム
124 直部
125 直部
126 曲部
127 ラック
128 案内溝
131 基部
132 側部
133 端部
140 モータ
150 人体センサ
160 信号検出部
170 位置センサ
180 制御部
190 リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示面を有する表示部材と、
前記表示部材を移動可能に支持する支持部材とを備え、
前記支持部材は、一の平面に沿って配置された一の直部と他の平面に沿って配置された他の直部と前記一の直部及び前記他の直部を連結する曲部とを有し、
前記表示部材は、前記表示面が前記直部及び/又は前記曲部に沿って移動するように設けられたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
画像を表示する表示面を有する表示部材と、
前記表示部材を移動可能に支持する支持部材とを備え、
前記表示部材は、前記表示面が一の平面に沿って画像を表示する第1の位置と前記表示面が他の平面に沿って画像を表示する第2の位置とに移動するように設けられたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置において、
前記支持された表示部材を一の方向及び他の方向に駆動する駆動手段を更に備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像表示装置において、
前記支持された表示部材に近接する人体を検出する人体検出手段を更に備え、
前記駆動手段は、前記検出された人体に応じて前記支持された表示部材を駆動することを特徴とする画像表示装置。
【請求項5】
請求項3に記載の画像表示装置において、
前記支持された表示部材を移動させるための信号を検出する信号検出手段を更に備え、
前記駆動手段は、前記検出された信号に応じて前記支持された表示部材を駆動することを特徴とする画像表示装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像表示装置において、
前記支持された表示部材の位置を検出する位置検出手段と、
前記検出された位置に基づいて前記表示面に表示する画像を変更する変更手段とを更に備えることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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