説明

画面制御プログラム及び情報処理装置

【課題】アプリケーション画面で同時並行に複数のデータファイルを制御可能な画面制御機能を備えた画面制御プログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】入力情報を所定のデータ種別毎のデータファイル単位に区分して管理するアプリケーションシステムに接続するコンピュータが実行する画面制御プログラムは、データファイル要求が入力された場合に、アプリケーションシステムに登録された該当のデータファイルをコンピュータの一時記憶領域に格納する機能と、一時記憶領域に格納されるデータファイル毎にデータファイル識別情報を割り当てる機能と、データ種別毎に設定された画面情報を用いて一時記憶領域に格納されたデータファイルを表示する表示画面をデータファイル識別情報毎に生成し、所定のアプリケーション画面内に各表示画面を表示する機能と、を実現させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アプリケーション画面の画面制御に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から業務管理などのアプリケーションが多数提案され、様々な情報を各種入力画面から入力し、入力された情報をデータ化してデータベース等の記憶装置に記憶するアプリケーションシステムがある。
【0003】
このようなアプリケーションシステムでは、例えば、入力データをデータファイル単位で管理し、業務管理アプリケーションを利用する利用者は、記憶装置に記憶された情報をデータファイル単位で情報処理装置の所定の画面に呼び出して表示したり、呼び出した情報を所定の画面から編集(情報の追加、変更、削除等)して、日々の業務管理を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−186115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
入力情報を所定のデータ種別毎のデータファイル単位に区分して管理するアプリケーションシステムにおいてアプリケーション画面で同時並行に複数のデータファイルを制御可能な画面制御機能を備えた画面制御プログラム及び情報処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の画面制御プログラムは、入力情報を所定のデータ種別毎のデータファイル単位に区分して管理するアプリケーションシステムにおいて当該データファイルをアプリケーション画面に表示する画面制御プログラムであり、アプリケーションシステムに接続するコンピュータに、データファイル要求が入力された場合に、アプリケーションシステムに登録された該当のデータファイルをコンピュータの一時記憶領域に格納する機能と、一時記憶領域に格納されるデータファイル毎にデータファイル識別情報を割り当てる機能と、データ種別毎に設定された画面情報を用いて一時記憶領域に格納されたデータファイルを表示する表示画面をデータファイル識別情報毎に生成し、アプリケーション画面内に各表示画面を表示する機能と、を実現させることを特徴する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】第1実施形態の画面制御プログラムが適用された情報処理装置を含むシステム構成図である。
【図2】第1実施形態のアプリケーション画面例を示す図である。
【図3】第1実施形態のデータファイルの一例を示す図であり、(a)はサービスリクエスト(SR)情報、(b)はアクション情報、(c)は作業担当者予定実績情報(作業報告情報)である。
【図4】第1実施形態の画面情報の一例を示す図であり、(a)は画面種別情報、(b)は画面項目情報である。
【図5】第1実施形態の各データファイルとその表示画面の対応関係を表した模式図(a)、データファイル制御情報(b)の一例を示す図である。
【図6】第1実施形態の画面情報の一例を示す図であり、図4に示した画面情報の変形例を示す図である。
【図7】図6に示した画面情報に対する各データファイルとその表示画面の対応関係を表した模式図である。
【図8】図6に示した画面情報に対するデータファイル制御情報及びデータファイルの一例を示す図である。
【図9】第1実施形態の画面制御処理フローを示す図である。
【図10】第2実施形態のアプリケーション画面例を示す図である。
【図11】第2実施形態の子画面フラグを含むデータファイル制御情報の一例を示す図である。
【図12】第2実施形態の画面制御を説明するための図であり、(a)は子画面例、(b)は、子画面表示に対応する子画面フラグの制御状態を示す図である。
【図13】第2実施形態における画面制御の処理遷移を示したフローチャートの一例である。
【図14】第3実施形態の画面制御を説明するための図であり、(a)はアプリケーション画面内に表示される表示画面に含まれる複数の画面ブロッの階層表示の一例、(b)は画面ブロックの階層表示に対応する画面構成情報の一例である。
【図15】第3実施形態の画面制御を説明するための図であり、(a)はアプリケーション画面内に表示される表示画面に含まれる複数の画面ブロッの階層表示の一例、(b)は画面ブロックの階層表示に対応する画面構成情報の一例である。
【図16】第3実施形態の画面制御を説明するための図であり、(a)はアプリケーション画面内に表示される表示画面に含まれる複数の画面ブロッの階層表示の一例、(b)は画面ブロックの階層表示に対応する画面構成情報の一例である。
【図17】第3実施形態の画面制御を説明するための図であり、(a)はアプリケーション画面内に表示される表示画面に含まれる複数の画面ブロッの階層表示の一例、(b)は画面ブロックの階層表示に対応する画面構成情報の一例である。
【図18】第3実施形態における画面制御の処理遷移を示したフローチャートの一例である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、実施形態につき、図面を参照して説明する。
【0009】
業務管理では様々な情報を取り扱い、コンピュータ等の情報処理装置の各種入力画面から入力された情報をデータ化してデータベース等の記憶装置に記憶し、複数の関連する入力データをまとめてデータファイル毎に(ファイル単位で)当該業務管理に関連する情報として管理している。例えば、1つの入力画面に含まれる複数の入力データ項目一まとまりをデータファイルとして取り扱うことができる。なお、データファイル及び各入力データの保持構造は任意であり、必ずしもデータファイル単位で入力データ等が記憶装置に記憶されていなくてもよい。つまり、データファイルとは、データベース上のレコード構成に依存したデータ群でなくてもよく、業務管理アプリケーションに応じた情報管理上の任意のデータのまとまりを示すものである。
【0010】
業務管理アプリケーションを利用する利用者は、登録(入力)されたデータをデータファイル単位でアプリケーション画面に呼び出して表示したり、呼び出した情報を所定の画面から編集(情報の追加、変更、削除等)することができる。
【0011】
しかしながら、1つのアプリケーション画面に1度に表示できるデータファイルは、1つに限られ、複数のデータファイルを1つのアプリケーション画面に一度に表示することはできなかった。すなわち、データファイル間で1つ又は複数の同じデータ項目を共通して含む場合、例えば、1つのセッション内で起動するアプリケーション画面から複数のデータファイルを呼び出して一度に表示すると、データファイル間で共通する同じデータ項目がどのデータファイルに属するかが識別できず、データファイル間の整合性を保持することが困難となる。このため、複数のデータファイルを一度に(同時に)呼び出して1つのアプリケーション画面で表示及び編集することができなかった。
【0012】
特に、あるデータファイルを表示しているアプリケーション画面で再度同じデータファイルを呼び出して表示することや、データファイル間が同じデータ項目を共通して含む相互関係がある場合(例えば、データファイル間を関連付ける際のデータ項目キーがある場合)に一方のデータファイルを表示しているアプリケーション画面で相互関係のある他方のデータファイルを呼び出して表示することができず、アプリケーションシステムの使い勝手や操作性が低減されてしまう要因となっていた。
【0013】
本実施形態の画面制御プログラムは、同一セッション内のアプリケーション画面で1度に複数のデータファイルを表示(参照)及び編集可能なインターフェース制御を提供し、例えば、1つのアプリケーション画面で複数のデータファイルそれぞれを一度に同時並行で表示する画面制御機能を提供する。
【0014】
以下の説明では、1データファイルを表示する画面を表示画面と称し、同一セッション内で起動される業務管理に関する画面をアプリケーション画面と称す。そして、同一セッション内では1つのアプリケーション画面が情報処理装置で起動され、当該1つのアプリケーション画面内で複数の表示画面を一度に同時並行で表示制御する実施態様を一例に説明する。
【0015】
なお、同一セッションとは、アプリケーション画面を通じた業務管理を行う際に利用者が所定の業務管理サービスを提供するアプリケーションサーバやDBサーバ等に接続してログインしてからログオフするまでの一連の操作やその通信を示すものである。例えば、HttpSessionインターフェースのセッションスコープのように、アプリケーションと使用している(起動している)ブラウザとの接続を1つのセッションIDで管理し、アプリケーション(システム)がセッションIDを介して利用者のブラウザを識別してデータ操作が可能な範囲がセッションである。つまり、セッションによるアプリケーションとブラウザとの接続管理により、ブラウザから発生する複数のリクエスト(1つ又は複数のデータファイル参照、入力、編集要求等の各リクエスト)それぞれのデータ(データファイル)を当該ブラウザで共有できる範囲又はその情報が、利用者のコンピュータ装置のメモリに確保される同じ作業領域で管理され、ブラウザが閉じるまで若しくは一定時間経過するまでセッション内の1つ又は複数の各リクエスト毎のデータを共有することができる。また、ブラウザを複数起動してそれぞれアプリケーションに接続する場合、起動された複数のブラウザ毎に異なるセッションIDが割り当てられる(異なるセッションスコープで管理される)ことになる。
【0016】
また、本実施形態の画面制御は、営業支援や他のサービス業務を支援する種々のアプリケーションの画面制御に適用できるが、顧客に対するフィールドサービス業務に関する業務管理アプリケーションを一例に説明する。フィールドサービスとは、例えば、顧客に対するサービスを管理し、販売する機器の納品、保守、点検、修理等のサービスマン(作業員)による現地作業(フィールドサービス)を支援するサービスである。
【0017】
(第1実施形態)
図1から図10は、第1実施形態を示す図である。図1は、本実施形態に係る画面制御プログラムが適用された情報処理装置を含むシステム構成図である。
【0018】
フィールドサービスシステム100は、ネットワークNを介したオペレータ装置200との通信制御を遂行する通信制御部111及びオペレータ装置200に対してアプリケーション機能を提供するアプリケーション制御部112を含むサーバ装置110と、フィールドサービスの業務情報及びディスプレイ装置210に表示される画面情報を記憶するデータベースサーバ装置(DBサーバ装置)120と、を含んで構成される。
【0019】
オペレータ装置200(情報処理装置)は、液晶表示装置等のディスプレイ装置210及びマウスやキーボード等の操作入力装置220を含み、オペレータは、フィールドサービスシステム100に接続してフィールドサービスシステム100が提供するアプリケーション機能を所定のアプリケーション画面を介して使用することができる。
【0020】
オペレータは、顧客のサービスリクエスト情報121、サービスリクエストに対応する業務内容(アクション基本情報122)、現地作業を行うサービスマン(作業担当者/予定実績情報123)などを、オペレータ装置200を介してフィールドサービスシステム100に登録する。また、オペレータは、登録した各種情報をオペレータ装置200に呼び出して編集(情報の追加、更新(変更)、削除等)を行い、編集された情報をフィールドサービスシステム100に登録することができる。
【0021】
図2は、フィールドサービスシステム100のオペレータ装置200のディスプレイ装置210に表示されるアプリケーション画面例である。図2のアプリケーション画面Sは、メニュー表示領域S1及び操作領域S2を含む画面領域を備え、オペレータは、メニュー操作領域S1から所望するメニューを選択し、情報の新規登録、編集、参照、検索等を行うことができる。操作領域S2には、メニュー表示領域S1で選択されたメニューに該当する入力(登録)画面、編集画面、参照画面、検索画面等の各種画面(不図示)が表示される。
【0022】
なお、入力画面、編集画面及び参照画面などは、データファイルのデータ種別毎に1つの同じ画面で構成することができ、オペレータは、データ種別に対応した1つの同じ画面で入力モード、編集モード、参照モード等を選択してデータファイルの入力、編集、参照を行うことができる。
【0023】
図3は、フィールドサービスの業務情報としてDBサーバ装置120に記憶されているサービスリクエスト情報121(図3(a))、アクション情報122(図3(b))及び作業担当者/予定実績情報123(図3(c))の一例を示すものであり、オペレータが各情報に係る各種入力画面を通じて入力したものである。
【0024】
サービスリクエスト情報121は、データ種別(Request)、バインダNo、サービスリクエストを受け付けたコールセンター等の受付組織、受付担当者、サービスリクエストを行った取引先、サービスを受ける取引先の事業所、取引先担当者、サービスリクエスト情報121を識別するためのサービスリクエストNo(SR_No)、SR種別(修理、設置、点検等)、ステータス(対応完了、対応中等)、サービスリクエストが発生した日時(発生日時)、発生したサービスリクエストに対する対応期限等のデータを含んで構成される。
【0025】
アクション情報122は、サービスリクエストに対する作業(アクション)を管理する情報であり、データ種別(Action)、アクションNo、アクション種別(修理、設置、点検等)、ステータス(対応完了、対応中)、当該アクション情報が属するサービスリクエスト情報121のSR_No、お客様(取引先)、担当組織(サービスマンが属する部署や営業所)、担当者(サービスマン)等のデータを含んで構成される。
【0026】
作業担当者/予定実績情報123は、サービスリクエストに対する作業の予定及びその実績を管理する情報であり、データ種別(Work)、アクションNo、担当組織、担当者、作業日時(計画)、作業時間(予定)、作業日時(予定)、作業日時(実績)、作業時間帯、作業時間(実績)等のデータを含んで構成される。
【0027】
これらサービスリクエスト情報121、アクション情報122及び作業担当者/予定実績情報123は、SR_NoやアクションNoなどのデータ項目キー(ファイル識別情報)を含む。サービスリクエスト情報121とアクション情報122は、SR_Noで関連付けられ、これらは各々共通するデータ項目キー(SR_No)を有する。また、アクション情報122と作業担当者/予定実績情報123は、アクションNoで関連付けられる。
【0028】
また、サービスリクエスト情報121、アクション情報122及び作業担当者/予定実績情報123の各データファイルは、複数のデータ項目を含んでおり、これらデータ項目を一まとめとしてサービスリクエストNoやアクションNo毎にデータファイルとして管理される。本実施形態では、入力画面に含まれる複数の入力データ一まとまりをデータファイルとして取り扱うことができ、例えば、サービスリクエスト情報入力画面、アクション情報入力画面及び作業担当者/予定実績情報入力画面それぞれから入力されたデータ群をそれぞれデータファイルとして取り扱うことができる。これらのデータファイルは、データ種別を含み、データ種別によってデータファイルがサービスリクエスト情報、アクション情報、作業担当者/予定実績情報であるのかを識別することができる。
【0029】
オペレータ装置200は、図1に示すように、ネットワークNを通じて接続するフィールドサービスシステム100との通信制御を遂行する通信制御部230、所定の画面情報に基づいてアプリケーション画面及び該アプリケーション画面に含まれる表示画面をディスプレイ装置210の画面表示領域内に表示するとともに、アプリケーション画面S上でのタブ選択による複数の表示画面の切り替え制御や各表示画面に対する入力制御を含む画面制御を遂行する画面制御部240、及び記憶部250を含んで構成される。そして、オペレータ装置200の制御部(CPU)が本実施形態の画面制御プログラムを読み込むことにより、各機能(各部)がオペレータ装置200で実現される。
【0030】
オペレータ装置200の記憶部250は、フィールドサービスシステム100が支援する入力業務に係る画面情報123と同一の画面情報を含む画面情報251と、画面情報251に基づいて生成される画面を介して入力されたデータ群(データファイル)を一時的に記憶したり、フィールドサービスシステム100に登録されたデータファイルを呼び出した際に呼び出したデータファイルを一時的に記憶する一時仮登録領域(一時仮登録情報)252と、を含む。
【0031】
図4は、画面情報251(画面情報123)の一例を示す図であり、画面情報251は図4(a)の画面種別情報及び図4(b)の画面項目情報を含む。画面種別情報はデータファイルのデータ種別とその画面構成の対応関係を示し、画面項目情報は画面種別毎に関連付けられた画面項目データである。画面項目データは、入力ボックス、選択ボタンやラベルなどの画面構成部品であり、項目ID、項目種別、サイズ1(高さ)、サイズ2(幅)、位置(XY座標)などを含む。
【0032】
画面情報251は、フィールドサービスシステム100から取得して記憶部250に記憶されるが、所定のタイミングでフィールドサービスシステム100から取得することができる。例えば、ログイン時やフィールドサービスシステム100からデータファイルを受信する際などに、画面情報123に格納された画面情報をオペレータ装置200が取得し、記憶部250に格納することができる。画面制御部240は、記憶部250に記憶された画面情報251を参照して画面を生成し、ディスプレイ装置210に表示する。
【0033】
画面制御部240は、オペレータの操作入力に基づいてフィールドサービスシステム100のログイン画面をディスプレイ装置210に表示し、ログイン画面に入力されたユーザ識別情報(ユーザIDやパスワード等)をフィールドサービスシステム100に伝送する。画面制御部240は、フィールドサービスシステム100から伝送されるユーザ認証処理に対する応答結果(認証OK)情報に基づいて、記憶部250に記憶された画面情報251を参照し、図2に示したアプリケーション画面Sをディスプレイ装置210に表示し、フィールドサービスシステム100が提供する機能を使用可能にする。このとき、上述したように、フィールドサービスシステム100の通信制御部111は、ログインしたオペレータ装置200のブラウザに対して所定のセッションIDを割り当て、フィールドサービスシステム100(アプリケーション制御部112)は、起動されたブラウザ内で操作可能な1つ又は複数のデータファイルを、セッションIDを用いて管理する。
【0034】
画面制御部240は、オペレータの操作入力に基づいてサービスリクエスト情報121、アクション情報122又は作業担当者/予定実績情報123の登録を行う各入力画面をディスプレイ装置210に表示する。具体的には、図2のアプリケーション画面Sの操作領域S2に該当の入力画面を表示する。
【0035】
各入力画面において入力された情報は、各入力画面に設けられた不図示の登録ボタン等が選択されたことを契機に、一旦、一時仮登録領域252に記憶される。この一時仮登録領域252への格納処理はデータファイル制御部241が遂行し、一時仮登録領域252全体のデータ管理制御を行う。データファイル制御部241は、アプリケーション画面S又は入力画面に設けられた本登録ボタン等が選択されたことを契機に、一時仮登録領域252に仮登録されている情報(サービスリクエスト情報、アクション情報又は/及び作業担当者/予定実績情報に関する入力情報)をフィールドサービスシステム100に送信する。フィールドサービスシステム100(アプリケーション制御部112)は、受信した入力情報をデータ種別に応じたデータファイル毎に区分してDBサーバ装置120に記憶させる制御を遂行する。
【0036】
また、画面制御部240は、フィールドサービスシステム100に登録されたサービスリクエスト情報121、アクション情報122又は/及び作業担当者/予定実績情報123をアプリケーション画面S内に表示し、データファイルに対応する各表示画面を通じた情報の編集及び参照機能を提供する。
【0037】
図5は、本実施形態の複数のデータファイルとその表示画面の対応関係を説明する図である。図5(a)に示すようにオペレータは、アプリケーション画面S内の所定の操作画面(例えば、データファイル要求画面)からデータファイルを識別する情報(サービスリクエストNoやアクションNoのファイル識別情報)を入力すると、画面制御部240は、入力されたサービスリクエストNoやアクションNoを含むデータファイル要求をフィールドサービスシステム100に伝送する。
【0038】
フィールドサービスシステム100は、データファイル要求を受信すると、サービスリクエストNoやアクションNoに該当するデータファイルをDBサーバ装置120から抽出し、該当のサービスリクエスト情報、アクション情報又は/及び作業担当者/予定実績情報をデータファイル単位でオペレータ装置200に伝送する。
【0039】
オペレータ装置200は、データファイル要求に対してフィールドサービスシステム100から該当のデータファイルを受信し、記憶部250の一時仮登録領域252に記憶する。オペレータは、複数のデータファイルをアプリケーション画面Sから呼び出して表示することができ、画面制御部240は、例えば図2に示すようなタブ機能を使用して操作領域S2内に各データファイルの表示画面を切り替えて複数表示する表示制御を遂行することができる。
【0040】
データファイル制御部241は、データファイル要求に対してアプリケーションシステムから受信したデータファイルを一時仮登録領域252に記憶する。本実施形態では、一時仮登録領域252に記憶される各データファイル(既に一時仮登録領域252に記憶されているデータファイル及びデータファイル要求に対して新たにアプリケーションシステムから受信したデータファイル)に対してデータファイル制御情報を関連付け、一時仮登録領域252に格納されるデータファイル管理を遂行する。
【0041】
データファイル制御情報は、一時仮登録領域252に格納されるデータファイル毎に割り当てられるファイルID(データファイル識別情報)、データファイルに含まれるデータ種別、データNo(ファイル識別情報)、同一キー編集フラグ、同一キー更新フラグを含む。ファイルIDは、一時仮登録領域252に格納されるデータファイル毎に割り当てられるデータファイル間で重複しない識別情報であり、特にデータ種別及びデータNoが同一の同一キーデータファイル間で重複しないように各ファイルIDを生成して割り当てる。
【0042】
データ種別は、フィールドサービスシステム100から受信したデータファイルに含まれるデータ種別である。データNoは、SR_NoやアクションNo等のファイル識別情報である。データファイル制御部241は、受信したデータファイルのデータ種別及びデータNoを参照して抽出する。データNoは、データ種別毎に予め設定されたデータファイル中のデータ項目キー情報に基づいて抽出することができ、例えば、データ種別が「Action」であればアクションNoをデータNoとして抽出し、データ種別が「Service Request」であればSR_NoをデータNoとして抽出することができる。
【0043】
データファイル制御部241は、受信したデータファイルを一時仮登録領域252に記憶する際又は記憶した後に、一時仮登録領域252に既に格納されているデータファイルのデータ種別及びデータファイルに含まれるファイル識別情報を参照し、受信したデータファイルと同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルがあるか否かを判別する。
【0044】
データファイル制御部241は、データファイルそれぞれに対して重複しないファイルID、データ種別、データNo、編集フラグ及び更新フラグを含むデータファイル制御情報を生成し、データファイル制御情報を各データファイルに関連付けて一時仮登録領域252に記憶する。
【0045】
画面制御部240は、データ種別毎に設定された画面情報251を用いて一時記憶領域252に格納されたデータファイルを表示する表示画面をファイルID毎に生成し、アプリケーション画面S内の操作領域S2に生成した各表示画面を表示する。
【0046】
また、データファイル制御部241は、編集フラグ及び更新フラグのON/OFFを設定する(フラグ設定機能)。データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に同じデータ種別及びファイル識別情報のデータファイルが複数ある場合、これら同じデータファイルの中で一つのデータファイルのみの編集フラグをONに設定する。つまり、同じデータ種別及びファイル識別情報の複数のデータファイルのそれぞれの表示画面において、データファイルを編集できる表示画面が編集フラグによって制御される。
【0047】
画面制御部240は、一時仮登録領域252の各データファイルの表示画面それぞれを生成して表示する際、データファイル制御情報に含まれる編集フラグのON/OFFを参照し、編集フラグがON以外のデータファイルの各表示画面がデータファイルを編集できないようにデータロック処理を施し、生成された表示画面を操作領域S2に表示する際又は既に表示領域S2に表示された同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルの表示画面に対してデータロック処理を遂行する。
【0048】
このように本実施形態の画面制御では、データファイル要求に対してフィールドサービスシステムから受信する各データファイルを一時仮登録領域252に格納するとともに、データファイル毎にファイルIDを割り当てて、ファイルID毎に各データファイルの表示画面を生成するので、アプリケーション画面内に各データファイルに対応する複数の表示画面を同時並行に表示することが可能となる。
【0049】
特に、同一データ種別及びファイル識別情報を含むデータファイル、すなわち、同一キーデータファイルをアプリケーション画面上で一度に(セッション内で同時に)複数表示することができ、例えば、あるデータファイルを表示しているアプリケーション画面で再度同じデータファイルを呼び出して表示することができる。このため、アプリケーション画面Sを介した入力業務等の使い勝手が向上し、データファイル間の整合性を維持しつつオペレータに対する操作性を向上させることができる。
【0050】
また、データファイル制御部241は、データファイル制御情報の更新フラグを制御し、一時仮登録領域252に格納されているデータファイル((第2データファイル)と、データファイル要求に対して新たにアプリケーションシステムから受信した同一キーデータファイル(第1データファイル)との整合性を管理する。
【0051】
データファイル制御部241は、フィールドサービスシステム100から受信して一時仮登録領域252に記憶されているデータファイルがアプリケーション画面Sの操作領域S1に表示された表示画面を介して編集され、当該データファイルに対する更新要求(仮登録要求)があった場合、一時仮登録領域252の該当のデータファイルを編集内容に基づいて更新する。このとき、データファイル制御部241は、更新されるデータファイルのデータファイル制御情報の更新フラグをONに設定する。
【0052】
つまり、データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に記憶されているデータファイルと、フィールドサービスシステム100に登録されているデータファイルとの間にデータ不一致が生じるデータ更新等があった場合、更新フラグをONに設定する。
【0053】
次にデータファイル制御部241は、オペレータから入力されたデータファイル要求に基づいて新たにアプリケーションシステムからデータファイルを受信した場合、ファイルID、データ種別、データNo、編集フラグ及び更新フラグを含むデータファイル制御情報を生成し、データファイル制御情報を受信したデータファイルに関連付けて一時仮登録領域252に記憶する。
【0054】
データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に既に格納されているデータファイルの中から、新たに受信したデータファイルのデータ種別及びファイル識別情報と同じデータ種別及びファイル識別情報の同一キーデータファイルがあるか否かを判別する。判別の結果、同一キーデータファイルが存在する場合、一時仮登録領域252に既に格納されている同一キーデータファイルのデータファイル制御情報を参照し、更新フラグのON/OFFを判断する。
【0055】
データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に既に格納されている同一キーデータファイルの更新フラグがONであると判断される場合に、新たに受信したデータファイルを一時仮登録領域252に既に格納されている更新済みの同一キーデータファイルを用いて更新する(一時仮登録領域252に既に格納されている更新済みの同一キーデータファイルを新たに受信したデータファイルに上書きする)。
【0056】
このように本実施形態では、一時仮登録領域252に記憶されているデータファイルと、フィールドサービスシステム100に登録されているデータファイルとの間にデータ不一致が生じるデータ更新等があった場合、アプリケーション画面Sで行われた最新の編集結果を新たにフィールドサービスシステム100から受信したデータファイルに反映するので、1つのアプリケーション画面の各表示画面それぞれで参照する同一キーデータファイルの整合性を適切に管理することができる。
【0057】
なお、新たに受信したデータファイルを一時仮登録領域252に既に格納されている更新済みの同一キーデータファイルを用いて更新せずに、更新フラグを用いて編集前のデータファイルと編集後のデータファイルとを各表示画面に表示するように制御することも可能である。
【0058】
例えば、データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に既に格納されているデータファイルの中から新たに受信したデータファイルのデータ種別及びファイル識別情報と同じデータ種別及びファイル識別情報のデータファイルがあるか否かを判別し、同一キーデータファイルが存在する場合に、新たにアプリケーションシステムから受信したデータファイルの更新フラグをOFFに設定する。このとき、データファイル制御部241は、一時仮登録領域252に既に格納されている同一キーデータファイルの更新フラグがONであると判断されても、新たに受信したデータファイルを一時仮登録領域252に既に格納されている更新済みの同一キーデータファイルを用いて更新しない。
【0059】
また、データファイル制御部241は、上述した編集フラグの設定処理を行うので、一時仮登録領域252に既に格納されているデータファイル又は新たに受信したデータファイルのいずれか一方のみの編集フラグがONに設定される。
【0060】
そして、画面制御部240は、編集フラグを参照して2つの同一キーデータファイルそれぞれの各表示画面を表示する制御を行うとともに、編集フラグのON/OFFに基づいて一方の表示画面に対するデータロック処理を遂行する。このとき、画面制御部240は、更新フラグを参照して当該更新フラグがONとなっているデータファイルに対する表示画面に、データファイルが編集された旨の表示、例えば、「このデータファイルは、編集されています」などの表示を更新フラグがONとなっているデータファイルの表示画面に表示することができる。また、更新フラグによってデータファイルに対する編集が行われたか否かを判別できるので、更新フラグがOFFとなっているデータファイルの表示画面に「このデータファイルは編集データが仮登録されています」などを表示しつつ、新たに受信した編集前のデータファイルを表示画面に表示するように制御することが可能である。
【0061】
この場合、一時仮登録領域252に記憶されている更新済みのデータファイルと、フィールドサービスシステム100に登録されている更新前のデータファイルとをそれぞれ各表示画面で参照することができるで、アプリケーション画面Sを介した入力業務等の使い勝手が向上し、データファイル間の整合性を維持しつつオペレータに対する操作性をより向上させることができる。
【0062】
図6から図8は、本実施形態の変形例を示す図である。本変形例では、1つのデータファイルが、データ種別が相違する複数のデータファイルと関連付けられ、アプリケーション画面S内に表示される1つの表示画面に複数のデータファイルを表示する画面制御に関する。
【0063】
図6は、本変形例の画面情報の一例を示す図であり、画面種別情報が1つの表示画面に複数の画面ブロックを含み、各画面ブロックがデータ種別毎にデータファイルに関連付けられる。つまり、データ種別毎に設定された画面ブロック情報を複数含む表示画面に関する画面情報を保持する。画面ブロック情報は、図4の例と同様に各画面ブロック別の画面項目データである。
【0064】
図7に示すように、例えば、サービスリクエスト画面(編集)が画面ブロックA、B、Cの3つのブロックを含み、各画面ブロックに対してデータファイルが表示される。画面制御部240は、1つの表示画面の画面ブロック毎に表示される複数のデータファイルに対するデータファイル要求をフィールドサービスシステム100に伝送する。
【0065】
データ種別の異なる複数のデータファイルをフィールドサービスシステム100から受信すると、データファイル制御部241は、受信したデータファイルを一時仮登録領域252に記憶するとともに、複数のデータファイルに対するデータファイル要求に基づいて、図8(a)に示すように、受信したデータ種別の異なる複数のデータファイルに対してデータ種別毎(データファイル毎)に同一のファイルIDを割り当てて、ファイルID、データ種別、データNo、編集フラグ及び更新フラグを含むデータファイル制御情報を生成して、一時仮登録領域252に記憶する。このとき、データファイル制御部241は、上述した同一のデータ種別及びデータNoのデータファイルが一時仮登録領域にあるか否かを判別して編集フラグを設定する処理を遂行する。
【0066】
また、データファイル制御部241は、受信したデータ種別の異なる複数のデータファイルに対して生成されたファイルIDを関連付け、各データファイル毎に一時仮登録領域252に記憶する(図8(b)〜(d))。これらデータ種別の異なる複数のデータファイルは、同じファイルIDでリンクする。
【0067】
画面制御部240は、一時仮登録領域に格納された同じファイルIDを含む複数のデータファイルを識別し、図6に示した画面情報(画面ブロック情報)を用いて識別されたデータファイルのデータ種別に対応する複数の画面ブロックを含む1つの表示画面を生成し、アプリケーション画面S内に表示する。
【0068】
次に、複数のデータファイルの各データ種別に対応する複数の画面ブロックを含む1つの表示画面がアプリケーション画面S内に表示されている状態で、オペレータによって同じデータ種別及びデータNoを含むアクション情報を表示する操作入力がなされた場合、画面制御部240は、該当のアクション情報のデータファイルをフィールドサービスシステム100から取得するために、データファイル要求を伝送する。
【0069】
データファイル制御部241は、新たに受信したアクション情報のデータファイルを一時仮登録領域252に記憶するとともに、一時仮登録領域に格納されている他のデータファイルのデータ種別及びファイル識別情報を参照し、受信したデータファイルと同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルがあるか否かを判別する。データファイル制御部241は、同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルがあると判別された場合に、受信したデータファイルに対して重複しないファイルID、データ種別、データNo、編集フラグ及び更新フラグを含むデータファイル制御情報を生成し、データファイル制御情報を各データファイルに関連付けて一時仮登録領域252に記憶する。
【0070】
また、図8(a)に示すように、データファイル制御部241は、同じアクション情報のデータファイルがあるので、ファイルIDが「F001」のデータファイル制御情報、言い換えれば新たに受信したアクション情報のデータファイルの編集フラグをOFFに設定する。
【0071】
画面制御部240は、データファイル制御情報を参照し、図6に示した画面情報を用いてファイルID毎に表示画面を生成して、複数のデータファイルの各データ種別に対応する複数の画面ブロックを含む1つの表示画面と1つのデータファイルに対応する表示画面とをアプリケーション画面S内に表示する。このとき画面制御部240は、編集フラグを参照し、図8(a)の例ではファイルID「F001」に対応する表示画面に対して上述したデータロック処理を遂行する。
【0072】
図9は、本実施形態の画面制御処理フローを示す図であり、オペレータがアプリケーション画面S内の所定の操作画面からサービスリクエストNoやアクションNoを入力すると(S101)、オペレータ装置200は、入力されたサービスリクエストNoやアクションNoを含むデータファイル要求をフィールドサービスシステム100に伝送する。オペレータ装置200は、データファイル要求に対してフィールドサービスシステム100から該当のデータファイルを受信する(S102)。
【0073】
オペレータ装置200は、入力されたデータファイル要求に基づいてフィールドサービスシステム100から受信したデータファイルを一時仮登録領域252に記憶し(S103)、受信したデータファイルにファイルIDを割り当て、データファイル制御情報を生成して一時仮登録領域252に記憶する(S104)。
【0074】
オペレータ装置200は、一時仮登録領域252に記憶された各データファイル(既に一時仮登録領域252に記憶されているデータファイル及びデータファイル要求に対して新たにアプリケーションシステムから受信したデータファイル)に対して同一キー判定処理を遂行する(S105)。同一キー判定処理は、受信したデータファイルと既に一時仮登録領域に格納されている他のデータファイルのデータ種別及びデータファイルに含まれるファイル識別情報を参照し、受信したデータファイルと同一キーを有するデータファイルがあるか否かを判別する。
【0075】
オペレータ装置200は、受信したデータファイルと同じデータ種別及びファイル識別情報を含む同一キーデータファイルが無いと判別された場合、受信したデータファイルのデータファイル識別情報の編集フラグをONに設定する(S108)。一方、受信したデータファイルと同じデータ種別及びファイル識別情報を含む同一キーデータファイルがあると判別された場合、編集フラグ判定処理を遂行する(S106)。また、同一キーデータファイルの編集フラグを参照し、編集フラグがOFFであれば(ONがなければ)ステップS108に進み、編集フラグがONであれば、受信したデータファイルの編集フラグをOFFに設定する(S107)。
【0076】
オペレータ装置200は、さらに更新フラグ判定処理を行う(S109)。受信したデータファイルに対する同一キーデータファイルの更新フラグを参照し、更新フラグがOFFである場合、受信したデータファイルの更新フラグをOFFに設定し(S112)、更新フラグがONである場合、受信したデータファイルを一時仮登録領域252に格納されている同一キーデータファイルに置き換える(上書きする)処理を遂行するとともに(S110)、当該受信したデータファイルの更新フラグをONに設定する(S111)。
【0077】
オペレータ装置200は、画面情報251を用いて一時仮登録領域252に格納されたデータファイルを表示する表示画面をファイルID毎に生成し、アプリケーション画面S内に生成した各表示画面を表示する(S113)。また、ファイルIDに関連付けられた編集フラグを参照し、編集フラグのON/OFFに基づいて生成する表示画面に対応するデータファイルのロック処理を遂行し、アプリケーション画面S内に生成した各表示画面を表示する。
【0078】
また、オペレータ装置200は、表示画面に設けられた不図示の登録ボタン等が選択された場合、所定の表示画面で編集されたデータファイルを、一時仮登録領域252に記憶する。このとき、オペレータ装置200は、編集されたデータファイルに対する同一キーデータファイルが一時仮登録領域252に記憶されているか否かを判別し、同一キーデータファイルが記憶されている場合には、編集されたデータファイルで同一キーデータファイルを更新し、編集されたデータファイル及び同一キーデータファイルそれぞれの更新フラグをONに設定して、一時仮登録領域252に記憶されている同一キーを有するデータファイル間の同期制御を行う。
【0079】
オペレータ装置200は、アプリケーション画面S又は表示画面に設けられた本登録ボタン等が選択されたことを契機に、オペレータ装置200は、一時仮登録領域252に仮登録されているデータファイルをフィールドサービスシステム100に送信する。
【0080】
(第2実施形態)
図10から図13は、第2実施形態を示す図である。本実施形態では、上記第1実施形態の画面制御プログラムが、アプリケーション画面Sの操作領域S2に表示された複数の表示画面を、アプリケーション画面Sとは個別の表示領域を有するアプリケーション画面Scに別画面表示(子画面表示)する子画面表示機能を備えた実施形態である。
【0081】
図10に示すように、本実施形態のアプリケーション画面Sは、操作領域S2に表示される複数の表示画面に対応するタブに、子画面表示を行うための子画面ボタンB1が設けられている。
【0082】
図11は、本実施形態の一時仮登録領域252に記憶されたデータファイル及びデータファイル制御情報の一例を示す図である。本実施形態ではファイルID(画面No)毎に子画面フラグを含み、画面制御部240は、子画面フラグに対応して各表示画面に対応する子画面ボタンB1を含むタブ及び対応する表示画面を生成して表示する。
【0083】
図12に示すように、子画面化フラグがON(1)の場合は、対応するファイルIDの表示画面がアプリケーション画面Sとは別の子画面Sc(アプリケーション画面Sc)で表示されていることを示す。また、子画面化フラグがOFF(0)の場合は、対応するファイルIDの表示画面がアプリケーション画面S内の操作領域S2に表示されていることを示す。この子画面化フラグのON/OFFの制御は、画面制御部240によって遂行される。
【0084】
図13は、本実施形態の画面制御の処理遷移を示したフローチャートの一例であり、子画面表示制御処理の処理フローである。
【0085】
画面制御部240は、図10のアプリケーション画面Sが表示されている状態でオペレータからアプリケーション画面Sの操作領域S2に表示された複数の表示画面の子画面表示に関連する所定の入力又は操作、例えば、図12(a)に示すように、タブ4に設けられた子画面ボタンB1が選択された場合やマウスの右クリック表示において子画面表示が選択された場合(S201)、選択されたタブ4に対応する表示画面のファイルIDに関連付けられた子画面化フラグをONにする(S202)。図12(b)は、タブ4(ファイルID「F003」の表示画面)に対応する子画面化フラグがON(1)に更新された状態を示している。
【0086】
画面制御部240は、子画面化フラグがOFFからONに更新されたタブ4に対応する表示画面を含む子画面Scを生成する(S203)。また、画面制御部240は、子画面化フラグがON以外のタブ、すなわち、子画面化フラグがOFFであるタブ1、タブ2、タブ3に対応する各ファイルIDに関連付けられた表示画面それぞれが、アプリケーション画面Sの操作領域S2で切り替え表示される当該アプリケーション画面1の操作領域S2(又はアプリケーション画面S全体)を再生成(再構築)して再表示する画面表示更新(画面リフレッシュ)処理を遂行し(S204)、子画面Sc及びアプリケーション画面Sをディスプレイ装置210の画面表示領域内に表示する。
【0087】
なお、画面制御部240は、アプリケーション画面Sにおいてタブ1、タブ2、タブ3に対応する各ファイルIDの表示画面それぞれが切り替え表示される操作領域S2と重畳しない位置であって、かつアプリケーション画面Sに重畳するように生成した子画面Scを表示するように制御することができる。
【0088】
また、画面制御部240は、タブ3に対応するファイルID「F003」の表示画面の子画面表示を終了する所定の入力又は操作があった場合、子画面Scに表示されている表示画面をアプリケーション画面Sに戻す処理を遂行する。すなわち、子画面Scを消去し、子画面Scに表示されていた表示画面に対応するタブ4をアプリケーション画面Sの操作領域S2に戻し(表示し)、タブ4の選択によってファイルID「F003」の表示画面が当該操作領域S2内で切り替え表示されるように制御する。
【0089】
具体的には、画面制御部240は、子画面表示を終了する所定の入力又は操作、例えば、子画面Scの戻すボタンB2が選択された場合(ステップS205)、子画面表示されているタブ4に対応するファイルID「F003」の子画面化フラグをONからOFFに設定する(ステップS206)。画面制御部240は、子画面化フラグ更新後の一時仮登録領域252を参照し、子画面化フラグがONからOFFに更新されたタブ4に対応するファイルID「F003」の表示画面が表示された子画面Scを消去し、子画面化フラグがOFFであるタブ1、タブ2、タブ3、タブ4に対応する各ファイルIDの表示画面が、アプリケーション画面Sの操作領域S2内で切り替え表示される当該アプリケーション画面Sを再生成して再表示する画面表示更新処理を遂行する(ステップS207)。
【0090】
このように、本実施形態の画面制御は、ファイルIDに対応する各表示画面を同一の画面内(アプリケーション画面S内)で切り替え表示する画面制御に対し、タブによって切り替え表示される複数の表示画面を、切り替え表示される親画面(アプリケーション画面S)と独立した別画面(子画面Sc)で表示し、タブによる切り替えを必要としないファイルIDに対応する表示画面の画面表示が可能となる。このため、同一のアプリケーション画面又は同一の表示領域に拘束されることなく、複数の表示画面を用いた多様な入力操作に対して使い勝手のよい画面操作を提供することができる。
【0091】
(第3実施形態)
図14から図18は、第3実施形態を示す図である。本実施形態では、上記第1実施形態の画面制御プログラムが、図7に示した1つの表示画面に相違する各データ種別に対応する複数の画面ブロックが含まれる場合に、複数の画面ブロックを表示画面内で移動可能に制御し、各画面ブロックを1つの表示画面(表示領域)内で異なる表示位置に移動させて表示する画面制御機能を備える実施形態である。
【0092】
図14(b)に示すように、本実施形態では画面構成情報を含み、画面情報251又は一時仮登録領域に記憶される。画面構成情報は、ファイルID「F000」に対応する1つの表示画面に複数の画面ブロックA、B、Cが関連付けられ、画面ブロックA、画面ブロックB及び画面ブロックCが、表示画面の縦方向に沿って区画された表示階層1(第1表示領域)、表示階層2(第2表示領域)、及び表示階層2(第3表示領域)それぞれに関連付けられている。また、各画面ブロックA、B、Cにはタブ1、タブ2、タブ3それぞれが関連付けられている。
【0093】
また、上記第2本実施形態と同様に画面ブロック毎に子画面ボタンB1が設けられる。なお、各画面ブロックの子画面表示については、第2実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0094】
画面制御部240は、図14(b)に示した画面構成情報を用いてファイルID「F000」に対応する表示画面を生成し、アプリケーション画面Sの操作領域S2に表示する。具体的には、ファイルID「F000」に対応する表示画面の表示区画情報に基づいて表示領域を各画面ブロックに対応する複数の表示領域に区画し、画面ブロックAが表示される第1表示領域、画面ブロックBが表示される第2表示領域、画面ブロックCが表示される第3表示領域が縦方向に配列された表示画面を生成する。
【0095】
画面制御部240は、表示画面に表示された画面ブロックA、B、Cに対応するタブ1、タブ2、タブ3を、オペレータによる操作入力装置220を介した操作入力に応じて移動可能に制御する。例えば、図15(a)に示すようにオペレータが操作入力装置220を通じてタブ2、3を移動可能に制御する。本実施形態の画面制御部240は、表示画面に表示されているタブをクリックアンドドラッグ可能に制御し、表示画面の表示領域内でタブを任意に移動可能に制御する。
【0096】
画面制御部240は、オペレータが操作入力装置220を通じてタブを移動させる場合、その移動先に対応する表示画面内の表示領域が他の画面ブロックの表示領域であるか否かを判別し、他の画面ブロックの表示領域であると判別された場合には、移動先の表示領域に移動してくる画面ブロックと当該移動先の表示領域に表示されていた他の画面ブロックとをタブによって切り替え表示される表示領域と制御する。
【0097】
図15(a)の例では、タブ2及びタブ3それぞれを画面ブロックAの第1表示領域に移動させた状態を示しており、第1表示領域において画面ブロックA、B、Cが対応するタブ1、2、3によって切り換え表示される表示領域として制御される。図15(b)の画面構成情報は、第1表示領域に対応する第1表示階層に画面ブロックA、B、C全てが関連付けられている。
【0098】
画面制御部240は、画面ブロック(タブ)の移動に伴う各画面ブロックが属する表示階層(表示領域)を更新する画面構成情報更新処理を遂行し、更新処理後の画面構成情報を参照して表示画面を再生成(再構築)して再表示する画面表示更新処理を遂行する。
【0099】
図18は、本実施形態の画面制御の処理遷移を示したフローチャートであり、画面制御部240は、図15(a)に示した画面ブロックA、B、Cに対応するタブ1、タブ2、タブ3が表示された第1表示領域からオペレータが直接タブ3を選択して移動させる操作入力を検出すると(ステップS301)、タブ3の移動制御を開始する(ステップS302)。
【0100】
画面制御部240は、操作入力装置220を通じた操作入力に伴うタブ3の移動先に対応する表示画面内の位置が、第1表示領域外の領域であるか否かを判別する(ステップS303)。ここでは、第1表示領域の下の表示画面の表示領域にタブ3を移動させる図16(a)の例に基づいて説明する。
【0101】
画面制御部240は、タブ3の移動先に対応する表示画面内の位置を検出し、表示画面の縦方向における第1表示領域の下の表示位置に当該タブ3が移動されたものと識別する(ステップS303)。画面制御部240は、表示画面の画面構成情報を参照し、第2表示領域の表示階層1の下の階層に表示区画がないので、新たにタブ3に対応する画面ブロックCの表示領域を区画するための表示区画として表示階層2を生成する(ステップS304)。そして、表示階層1に関連付けられていたタブ3に対応する画面ブロックCを当該表示階層1から削除し、新たに生成された表示階層2とタブ3に対応する画面ブロックCを関連付ける画面構成情報の更新処理を遂行する(ステップS305)。
【0102】
図16(b)は、新たに表示階層2が追加され、表示階層2とタブ3に対応する画面ブロックCとが関連付けられた画面構成情報の一例を示す図である。画面制御部240は、更新後の画面構成情報を参照し、タブ1、タブ2に対応する画面ブロックA、Bが切り換え表示される第1表示領域と、第1表示領域の画面縦方向の下に、タブ3に対応する画面ブロックCが表示される表示階層2に対応する第2表示領域と、を同一画面内に含む表示画面を再生成(再構築)して再表示する画面表示更新処理を遂行する(ステップS306)。
【0103】
また、図17(a)に示すように、表示画面の表示領域に新たに追加された第2表示領域に対してさらに第1表示領域のタブ2を移動させて、第2表示領域においてタブ3とタブ2に対応する画面ブロックC、Bをタブ選択によって切り換えて表示することもできる。
【0104】
この場合、画面制御部240は、タブ2の移動先に対応する表示画面内の位置を検出し、表示画面の第2表示領域に当該タブ2が移動されたものと識別する。画面制御部240は、表示階層1に関連付けられていたタブ2に対応する画面ブロックBを当該表示階層1から削除し、表示階層2に対してタブ2に対応する画面ブロックBを関連付ける画面構成情報の更新処理を遂行する。
【0105】
図17(b)は、表示階層2とタブ2に対応する画面Bとが関連付けられた画面構成情報の一例を示す図である。画面制御部240は、更新後の画面構成情報を参照し、タブ1に対応する画面ブロックAが表示される第1表示領域と、タブ3、タブ2に対応する画面ブロックC、Bが切り替え表示される第2表示領域とを含む表示画面を再生成して操作領域S2に再表示する画面表示更新処理を遂行する。
【0106】
なお、図17(a)の例において、第1表示領域と第2表示領域との間にタブ2を移動させて、第1表示領域及び第2表示領域の間にタブ2に対応する画面ブロックBが表示される表示領域を新たに区画したり、第1表示領域の上方にタブ2を移動させて、第1表示領域の上方にタブ2に対応する画面ブロックBが表示される表示領域を新たに区画して表示することも可能である。また、第2表示領域の下方にタブ2を移動させて第2表示領域の下方にタブ2に対応する画面ブロックBが表示される表示領域(第3表示領域)を新たに区画して表示することも可能である。
【0107】
なお、上述した表示区画情報は、表示画面の縦方向の表示領域を上から画面ブロック別に区画した階層情報であるが、これに限らず、表示画面の横方向の表示領域を左右一方の方向から画面ブロック別に区画した階層情報としてもよい。すなわち、本実施形態の表示区画情報は、表示画面の表示スクロール方向に区画された階層情報であり、画面制御部240は、表示スクロール方向に表示領域を区画し、選択されるタブに応じて複数の画面ブロックが切り替え表示される表示領域と新たに区画された表示領域とが表示画面内の表示スクロール方向に配列された当該表示画面を生成することができる。
【0108】
このように本実施形態の画面制御は、複数の画面ブロックを表示画面内の1つの表示領域で切り替え表示したり、表示画面内の任意の表示領域に画面ブロックを表示することができ、複数の画面ブロックで区画された表示画面を提供したり、区画された表示領域間を自由に移動させて任意の区画された表示領域に画面ブロックを表示することが可能となる。このため、自由に画面ブロックの表示レイアウトを変更することができ、複数の画面ブロックを用いた多様な入力操作に対して使い勝手のよい画面操作を提供することができる。
【0109】
以上、実施形態の画面制御プログラムによれば、同一データ種別及びファイル識別情報を含むデータファイル、すなわち、同じデータファイルをアプリケーション画面上で一度に(同時に)複数表示することができ、あるデータファイルを表示しているアプリケーション画面で再度同じデータファイルを呼び出して表示等することができるので、アプリケーション画面を介した入力業務等の使い勝手が向上し、データファイル間の整合性を維持しつつオペレータに対する操作性を向上させることができる。
【0110】
なお、各実施形態の画面制御プログラムを説明したが、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態で説明した画面制御プログラムの各機能は、任意に組み合わせ可能であり、またこれら各実施形態全ての機能を含む画面制御プログラムを提供することも可能である。
【0111】
また、データファイルに対応する複数の表示画面間や画面ブロック間において、データ項目連携更新処理を遂行することもできる。データ種別が相違するデータファイル間は、図3に示すように互いに連携している。このため、連携するデータ項目(例えば、同じデータ項目や一方のデータ項目が変更されると値等がその値が変更される他のデータ項目)に対しては、オペレータ装置200の表示画面でデータファイルが編集(更新)された場合に、データファイル制御部241が予めデータ連携を設定した所定のデータ連携情報を参照し、一時仮登録領域252に記憶されているデータファイルの連携データ項目を編集されたデータファイルのデータ項目に基づいて更新する。そして、更新された一時仮登録領域252に記憶されているデータファイル及びデータファイル制御情報に基づいてアプリケーション画面S(操作領域S2)を再生成して再表示するように構成することができる。
【0112】
また、ブラウザを複数起動してそれぞれアプリケーションに接続する場合、起動された複数のブラウザ毎に異なるセッションIDが割り当てられる(異なるセッションスコープで管理される)が、この場合においても上述した各実施形態の画面制御プログラムを適用可能である。例えば、各セッションIDによりオペレータ装置のメモリに確保される各作業領域(セッションID毎に区分される各記憶領域)間を連絡(制御)する仕組みを設けることで、複数起動されるブラウザそれぞれの各アプリケーション画面間で各データファイルに対応する複数の表示画面を同時並行に表示することができる。
【0113】
また、上述のオペレータ装置200は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動通信端末装置、パーソナルコンピュータなどの通信機能及び演算機能を備えた情報処理端末装置等が含まれる。また、ネットワークNは、無線通信網、有線通信網又は専用階層網であってもよい。
【0114】
また、上述のサーバ装置及び情報処理装置の各装置は、ハードウェア構成として上述以外にも、装置全体(各部)の制御を司るCPU、メモリ(主記憶装置)、マウス、キーボード、タッチパネル、スキャナー等の操作入力手段、プリンタ、スピーカなどの出力手段、補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えることができる。
【0115】
また、本発明の画面制御プログラム(の各機能)は、例えば、コンピュータの不図示の補助記憶装置に格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納された画面制御プログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行し、コンピュータに本発明の各部の機能を動作させることができる。すなわち、本発明の画面制御プログラムがインストールされたコンピュータは、本発明の画面制御を遂行する情報処理装置として動作することが可能である。
【0116】
また、上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で、コンピュータに提供することも可能である。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、DVD−ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。
【0117】
なお、本発明の実施形態を説明したが、当該実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0118】
100 フィールドサービスシステム
110 管理サーバ装置
111 通信制御部
112 アプリケーション制御部
120 データベースサーバ装置
121 サービスリクエスト情報
122 アクション情報
123 作業担当者情報
124 画面情報
200 オペレータ装置
210 ディスプレイ装置
220 操作入力装置
230 通信制御部
240 画面制御部
241 データファイル制御部
250 記憶部
251 画面情報
252 一時仮登録領域
N ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力情報を所定のデータ種別毎のデータファイル単位に区分して管理するアプリケーションシステムにおいて前記データファイルをアプリケーション画面に表示する画面制御プログラムであって、前記アプリケーションシステムに接続するコンピュータに、
データファイル要求が入力された場合に、前記アプリケーションシステムに登録された該当のデータファイルを前記コンピュータの一時記憶領域に格納する機能と、
前記一時記憶領域に格納されるデータファイル毎にデータファイル識別情報を割り当てる機能と、
前記データ種別毎に設定された画面情報を用いて前記一時記憶領域に格納されたデータファイルを表示する表示画面を前記データファイル識別情報毎に生成し、前記アプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する機能と、
を実現させることを特徴する画面制御プログラム。
【請求項2】
前記データファイル識別情報を割り当てる機能は、
前記一時記憶領域に格納される各データファイルの前記データ種別及び前記データファイルに含まれるファイル識別情報を参照し、同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルがあるか否かを判別する機能と、
前記同じデータ種別及びファイル識別情報を含むデータファイルそれぞれに対して前記データファイル識別情報及び編集フラグを含むデータファイル制御情報を生成し、前記データファイル制御情報を各データファイルに関連付けて前記一時記憶領域に記憶する機能と、
前記編集フラグのON/OFFを設定するフラグ設定機能と、を含み、
前記フラグ設定機能は、前記同じデータ種別及びファイル識別情報を含む複数のデータファイルの中で一データファイルの編集フラグがONとなるように設定し、
前記アプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する機能は、前記編集フラグのON/OFFを参照し、編集フラグがON以外のデータファイル識別情報の各表示画面からデータファイルを編集できないデータロック処理を前記表示画面に対して遂行することを特徴とする請求項1に記載の画面制御プログラム。
【請求項3】
前記データファイル識別情報を割り当てる機能は、
前記データファイルのデータ種別及び前記データファイルに含まれるファイル識別情報、前記データファイル識別情報及び更新フラグを含むデータファイル制御情報を生成し、前記データファイル制御情報をデータファイルに関連付けて前記一時記憶領域に記憶する機能と、
前記更新フラグのON/OFFを設定するフラグ設定機能と、
前記データファイル要求に対して新たに前記アプリケーションシステムから受信した第1データファイルのデータ種別及び前記第1データファイルに含まれるファイル識別情報を参照し、前記一時記憶領域に格納されているデータファイルに同じデータ種別及びファイル識別情報を含む第2データファイルがあるか否かを判別する機能と、を含み、
前記フラグ設定機能は、前記第2データファイルが前記表示画面を介して編集され、当該データファイルの更新処理が遂行された場合に前記更新フラグをONに設定し、
前記データファイル制御情報をデータファイルに関連付けて前記一時記憶領域に記憶する機能は、前記第2データファイルの更新フラグがONである場合に、前記第1データファイルを前記第2ファイルデータを用いて更新することを特徴とする請求項1に記載の画面制御プログラム。
【請求項4】
前記アプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する機能は、
前記アプリケーション画面内の表示画面に対して別画面表示に関連する所定の入力又は操作があった場合に、前記表示画面を前記アプリケーション画面と個別の画面領域を有する第2アプリケーション画面で表示する機能、をさらに含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画面制御プログラム。
【請求項5】
前記データファイルは、前記データ種別が相違する複数のデータファイルと関連付けられており、
前記画面情報は、前記データ種別毎に設定された画面ブロック情報を含む表示画面に関する画面情報を含み、
前記一時記憶領域に格納されるデータファイル毎にデータファイル識別情報を割り当てる機能は、前記データファイル要求が1つの表示画面の画面ブロック毎に表示される複数のデータファイルに対する要求である場合に、前記一時記憶領域に格納される複数のデータファイルに対してデータ種別毎に同一のデータファイル識別情報を割り当て、
前記アプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する機能は、前記一時記憶領域に格納された同じデータファイル識別情報を含むデータファイルを識別し、前記画面ブロック情報を用いて識別されたデータファイルのデータ種別に対応する複数の画面ブロックを含む前記1つの表示画面を生成し、前記アプリケーション画面内に表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載に記載の画面制御プログラム。
【請求項6】
前記アプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する機能は、
前記1つの表示画面内の任意の位置に前記画面ブロックを移動可能に制御する機能と、
第2画面ブロックの第1移動先が第1画面ブロックが表示されている前記1つの表示画面内の第1表示領域であるか否かを判別し、前記第1移動先が前記第1表示領域である場合、前記第1表示領域で前記第1及び第2画面ブロックをタブ機能に従って切り換え表示する機能と、
前記第1移動先が他の画面ブロックが表示されていない前記1つの表示画面内の第2表示領域であるか否かを判別し、前記第1移動先が前記第2表示領域である場合、前記第2表示領域に前記第2画面ブロックの第2表示領域を割り当てて、前記第1及び第2表示領域を含む前記1つの表示画面を表示する機能と、
含むことを特徴とする請求項5に記載の画面制御プログラム。
【請求項7】
入力情報を所定のデータ種別毎のデータファイル単位に区分して管理するアプリケーションシステムに接続される情報処理装置であって、
所定のデータファイル要求に対して前記アプリケーションシステムから受信するデータファイルを記憶する一時記憶領域と、
前記一時記憶領域に格納されるデータファイル毎にデータファイル識別情報を割り当てるデータファイル制御部と、
前記データ種別毎に設定された画面情報を用いて前記一時記憶領域に格納されたデータファイルを表示する表示画面を前記データファイル識別情報毎に生成し、所定のアプリケーション画面内に前記各表示画面を表示する画面制御部と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図2】
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