説明

番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法及び装置

【課題】現在放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リストを順位別に提供すること。
【解決手段】双方向放送端末に番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法は、(a)ユーザ入力手段のキー入力に応答して、双方向放送端末の画面に検索サービスを提供するための検索領域を提供し、(b)検索領域に、放送中の番組に関連したキーワードが自動入力された検索ウィンドウを提供し、(c)検索領域に、放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リストを順位別に提供し、(d)検索領域に、放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列して提供することを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法及び装置に関し、より詳しくは、双方向放送端末に、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、放送とデータ通信との間の境界がなくなるのに伴なって、ビデオ・オン・デマンド(VOD:Video On Demand)、データ放送、Tコマース、IPテレビなどの双方向放送サービスが活発に開発されている。
【0003】
このような双方向放送は、単純にすべてのユーザに同一の放送コンテンツを提供するという水準を越えて、リターンチャンネルを利用して視聴者の要求を反映し、視聴者が直接選択したコンテンツを提供するサービスも可能である。
【0004】
一方、インターネットの多様なサービスが放送に融合することによって、インターネットサービスのうち最も主要なサービスの一つである検索サービスも放送受信機で実行されることが可能になった。例えば、IPテレビは、インターネットIPベースのネットワークを利用して放送コンテンツを提供しながら、既存のIPベースの多様なサービスを放送と融合させて提供している。特に、放送コンテンツに対する視聴者の好奇心を直ちに満足させることができるコンテンツ関連キーワード検索は、現在も需要が多く存在する。
【0005】
また、最近、多様な放送番組情報を提供する電子番組ガイド(Electronic Program Guide:EPG)サービスが商用化されており、セットトップボックス(Set Top Box:STB)などのようなデジタル放送受信機は、EPG情報を受信した後、テレビのような外部連結機器の画面を通じてEPG情報を出力することによって、ユーザが所望の放送番組情報を容易に検索することができるようにしている。
【0006】
図1は、従来技術によるコンテンツ関連補充情報を検索するシステムを概略的に示す図である。
【0007】
第1の先行技術として、韓国特許公開第2003‐96362号は、ラジオ聴取者またはテレビ視聴者が、実時間に受信される放送番組に関する補充情報を提供される構成を開示している。
【0008】
図1に示された従来技術による放送番組システムは、放送受信機10、ユーザ端末機20、放送局30、チャンネル情報サーバ40及びウェブサーバ50を含む。
【0009】
放送受信機10は、放送局30から送信される放送コンテンツを受信し、例えば、テレビであってもよい。
【0010】
チャンネル情報サーバ40は、放送局30から放送される放送コンテンツ別に補充情報に関するURL情報を提供する。視聴者が現在放送されているコンテンツに関する補充情報検索を希望する場合には、ユーザ端末機20を利用してチャンネル情報サーバ40に補充情報に関するURL情報を要求する。
【0011】
チャンネル情報サーバ40は、チャンネルや放送番組の主題別URL情報をユーザ端末機20に伝送し、ユーザ端末機20は、前記主題別URL情報を利用してウェブサーバ50から補充情報を検索することができる。
【0012】
図2は、一般的なIPテレビ放送サービスシステムの概略的な構成図である。
【0013】
図2を参照すると、一般的なIPテレビ放送サービスシステムは、放送社業者60、IPテレビ放送システム70及びユーザ端末機80を含む。
【0014】
IPテレビ放送システム70は、放送コンテンツを保存するための保存サーバ、ユーザ端末機80に放送コンテンツを伝送し、リターンチャンネルから入力されるユーザ要求信号を処理するための制御サーバ、及び放送コンテンツを分配するための分配サーバなどを含んでもよい。
【0015】
IPテレビ放送システム70は、コンテンツ提供者(Content Provider:CP)または放送社業者60から提供された番組コンテンツを管理し、CDN(Content Delivery Network)などを通じて番組コンテンツを加入者の近くにある端末に分配して、放送/録画/再生サービスを提供することができる。この際、コンテンツ提供者または放送社業者60から提供された番組コンテンツには、関連付加情報が含まれていてもよい。
【0016】
ユーザ端末機80は、インターネット放送サービスを利用するための装置であって、一般的に、テレビ81、セットトップボックス82及びリモコン83で構成される。テレビ81は、IPテレビ放送システム70から受信した放送コンテンツを出力する。リモコン83を用いて入力されたユーザ要求信号は、セットトップボックス82のリターンチャンネルを通じてIPテレビ放送システム70に伝達される。
【0017】
一方、第2の先行技術として、韓国特許公開第2002‐00817号には、「EPGベースのデータ放送システム及び方法並びにその番組ソースを保存した記録媒体」という名称の発明が開示されている。
【0018】
第2の先行技術は、データ放送に関するものであって、データベースに放送番組上映時刻、芸能人の身上情報、商品情報を構築し、それぞれの検索モジュールが検索した結果をデータ放送用カルーセルで構成して出力する。提供されたデータは、データチャンネルから視聴者が選択した、芸能人情報及び商品情報として提供される。
【0019】
一方、第3の先行技術として、韓国特許公開第2003‐70145号には、「放送またはレコーディングされた番組をワールドワイドウェブ上の情報を使用して拡張させるシステム及び方法」という名称の発明が開示されている。
【0020】
第3の先行技術は、特定の番組に関連した複数の主題を選択し、前記複数の主題に対するユーザ装置がアクセス可能な複数のサーバのうち一つのサーバに位置するハイパーリンク(Hyperlink)を設定することによって、番組タイミングファイルを保存する構成を開示している。ここで、前記ハイパーリンクは、選択された主題それぞれに対して、番組内に時間区間を定義し、その時間区間と関連させて保存し、これにより、ネットワークに接続されたユーザ装置が前記ハイパーリンクに関連した目的地アドレスを検索することができることを開示している。
【0021】
また、第3の先行技術は、レコーディングされた番組の場合でも、世界標準時を利用してレコーディングされた番組を放送したチャンネルサーバから主題に関連した情報を検索可能であることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0022】
【特許文献1】韓国特許公開2003‐0096362号公報
【特許文献2】韓国特許公開2002‐0000817号公報
【特許文献3】韓国特許公開2003‐0070145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
前述したように、放送端末機で番組に関連した付加情報及び主題の検索を提供する技術が第1乃至第3の先行技術文献に開示されてはいるが、番組視聴とともに限定された画面空間で、現在放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リストを順位別に提供するか、または、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供する技術については開示されていない。
【0024】
本発明は、現在放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リストを順位別に提供する方法及び装置を提供する。
【0025】
また、本発明は、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供する方法及び装置を提供する。
【0026】
また、本発明は、ユーザが関心を持つ番組を別途に選択するようにして、以後、選択した番組のみを別に管理することができる方法及び装置を提供する。
【0027】
本発明の目的は、以上に記述した目的に限定されず、記述しない他の目的は、下記の記載から明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0028】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る双方向放送端末に番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法は、(a)ユーザ入力手段のキー入力に応答して、双方向放送端末の画面に検索サービスを提供するための検索領域を提供し、(b)検索領域に、前記放送中の番組に関連したキーワードが自動入力された検索ウィンドウを提供し、(c)検索領域に、前記放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リストを順位別に提供し、(d)検索領域に、前記放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列して提供すること、を含む。
【0029】
また、本発明の他の態様に係る双方向放送端末に番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置は、放送編成情報に基づいて前記放送中の番組の放送時間を把握し、把握した放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報を抽出する番組情報抽出部と、前記放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストを提供する番組リスト提供部と、双方向放送端末から他のチャンネルの番組検索サービス要求が受信されると、前記放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される各チャンネルの番組情報及び推薦番組リストを提供する検索領域を双方向放送端末に提供する検索領域提供部と、を含む。
【0030】
上記目的を達成するための具体的な事項は、図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すれば明確になる。
【0031】
しかし、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、異なる様々な形態で構成され得る。本実施形態は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。
【発明の効果】
【0032】
前述した本発明の番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法及び装置の一つによれば、番組の視聴とともに限定された画面空間で、現在放送中の複数の番組間の順位及び現在放送中の番組以後の番組を各チャンネル別に容易に検索し、所望の番組を選択して視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】従来技術によるコンテンツ関連補充情報を検索するシステムを概略的に示す図である。
【図2】一般的なIPテレビ放送サービスシステムの概略的な構成図である。
【図3】本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供するシステムの概要を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態によって番組別の推薦キーワード及び推薦キーワードの変形語(類似語)を生成する推薦検索語抽出部のブロック図である。
【図6】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図7】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図8】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図9】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図10】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図11】本発明の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する過程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、図面を参照して本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように本発明の実施形態を詳しく説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態で実施されることができ、下記に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0035】
なお、図面において、本発明を明確に説明するために、説明と関係がない部分を省略し、明細書全般において同様の部分に同様の参照符号を付けた。明細書全般に亘って、或る部分が他の部分と「連結」または「接続」されているとするとき、これは、「直接的に連結」または「直接的に接続」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を介して「電気的に連結」または「電気的に接続」されている場合をも含む。また、或る部分が任意の構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0036】
以下、構成図またはフローチャートを参照して、本発明の実施のための具体的な内容を説明する。参照として、本発明の実施形態では、双方向放送端末としてIPテレビ(以下、テレビという)を使用するが、本発明が必ずこれに限定されるものではなく、放送システムに使用される双方向通信が可能な端末なら、本発明の双方向放送端末の範疇に含まれるものと理解すべきである。
【0037】
図3は、本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供するシステムの概要を示す図である。
【0038】
本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供するシステムは、放送事業者サーバ310、IPテレビ放送システム320、ユーザ端末機330、及び検索サービス提供部340を含む。
【0039】
図3に示されたシステムの構成要素をさらに詳しく説明すれば、まず、放送事業者サーバ310は、多様な放送コンテンツを提供する。IPテレビ放送システム320は、放送コンテンツを保存するための保存サーバ、リターンチャンネルから入力されるユーザ要求信号(番組推薦要求信号、付加情報要求信号など)を処理するためのリターンパスサーバ、及び放送コンテンツを分配するための分配サーバなどを含んでもよい。
【0040】
ここで、放送コンテンツは、番組編成計画に基づいて地上波放送で提供される放送番組やケーブル放送で提供される放送番組、そして通信社で提供されるVODサービスを含み、以下では、「番組」という。
【0041】
一方、ユーザ端末機330は、インターネット放送サービスを利用するための装置であって、一般的に、テレビ331、セットトップボックス332、及びユーザ入力手段としてのリモコン333を含む。ユーザ端末機330は、IPテレビ放送システム320から受信した放送コンテンツを再生し、リモコン333を用いて入力されたユーザ要求信号をセットトップボックス332のリターンチャンネルを通じてIPテレビ放送システム320に伝達する。
【0042】
ユーザ端末機330には、セットトップボックスが内蔵されたテレビ、またはユーザのテレビに接続されたセットトップボックス、デスクトップパソコン、ノートパソコン、または個人携帯用端末機のうちいずれか一つの端末を使用することができる。
【0043】
セットトップボックスは、CPU、メディアプロセッサ、フラッシュRAM、イーサネット(登録商標)モジュールなどのSTBハードウェアで構成されたハードウェア階層と、デバイスドライバーと運営体制などのシステムソフトウェアを含むシステムソフトウェア階層と、ジャバ仮想マシン(Java(登録商標) Virtual Machine:JVM)、受信制限システム(Conditional Access System:CAS)モジュール及びデジタル著作権管理(Digital Rights Management:DRM)インターフェースモジュール、ストリーミングプロトコルRTP、RTSPを搭載したミドルウェア階層と、MPEG2、MPEG4、MPEG7、H.264、WMV‐9などの多様なマルチコーデック(Multi CODEC)をサポートし、IPテレビサービスチャンネルを選択するための電子番組ガイド(Electronic Program Guide:EPG)を含むアプリケーション階層とからなる4階層を含む。この際、加入者のIPセットトップボックスには、IPv4アドレスまたはIPv6アドレスが割り当てられてもよい。
【0044】
一方、検索サービス提供部340は、検索エンジンを具備したインターネットポータルサイトを提供する。多数のユーザがインターネットポータルサイトに接続して番組関連検索語を検索する場合、検索サービス提供部340は、多数のユーザが検索した検索語ログデータを検索ログDBに保存し、これを基にして番組に対する検索語プールを収集した後、検索語プールのうちユーザが現在視聴中の番組と関連してユーザが入力するものと予測される推薦検索語キーワード及び推薦検索語の変形語(類似語)を生成して提供する。ここで、推薦検索語は、現在放送中の番組の代表キーワードと、現在放送中の番組に連関した検索語とを含む。
【0045】
また、検索サービス提供部340は、実時間急上昇検索語及び実時間急上昇検索語の変形語(類似語)を提供することができる。実時間急上昇検索語は、番組に関連したものであってもよく、番組に関連しないイシュー(issue)であってもよいが、一般的に、番組放送の前後の当該番組に関連した検索語の検索頻度が急上昇する場合が多い。
【0046】
参照として、実時間急上昇検索語は、検索サービス提供部340に含まれた検索エンジンによって提供されてもよく、検索サービス提供部340に連動する別途の検索サーバ350で提供されてもよい。
【0047】
また、検索サービス提供部340は、ユーザ入力手段としてのリモコン333のキーのうちいずれか一つの入力に応答して、ユーザ端末機330に番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスのための検索領域を提供する。ここで、検索領域は、現在放送中の番組の代表キーワードが検索語として自動入力された検索ウィンドウと、現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストが提供される実時間推薦番組リストタブ(Tab)と、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供するチャンネル別の番組案内タブとを含む。
【0048】
したがって、ユーザが特定番組の視聴中に、リモコン333のような入力手段の所定キーを入力すれば、検索サービス提供部340は、ユーザが現在視聴中の番組及び当該番組の放送時間を把握し、当該番組に関連した代表キーワード、現在放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの順位別推薦番組リスト及び現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを提供することによって、ユーザは、リモコン333のような入力手段が制限される環境においても、現在放送中の番組に関連したインターネット検索と、現在放送中の複数の番組間の順位及び現在放送中の番組以後の番組を各チャンネル別に容易に検索することができる。
【0049】
参照として、検索領域は、前述した検索ウィンドウ、すなわち、現在放送中の番組の代表キーワードが検索語として自動入力された検索ウィンドウ(以下、第1検索ウィンドウという)に隣接し、現在放送中の番組に関連した検索語が完成された形態で自動入力された第2検索ウィンドウ、及び第1検索ウィンドウと第2検索ウィンドウとの一つ以上に隣接し、実時間急上昇検索語が自動入力された第3検索ウィンドウを含んでもよい。
【0050】
ここで、第2検索ウィンドウに完成された形態で自動入力された検索語及び第3検索ウィンドウに自動入力された実時間急上昇検索語は、ローリング方式に変更されてもよい。また、ユーザのリモコン333の選択によって第2検索ウィンドウ及び第3検索ウィンドウが選択される場合、第2検索ウィンドウ及び第3検索ウィンドウには、表示された検索語の変形語(類似語)が含まれた拡張ポップアップが提供されてもよい。
【0051】
また、検索領域は、テレビ331の画面に表示されるとき、透明度や位置を調節することによって、表示された検索領域が視聴する番組を遮るという問題を解消することもできる。
【0052】
以下、図4により本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置の構成を詳細に説明する。
【0053】
図4は、本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置の構成を示すブロック図である。
【0054】
本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置は、検索ログDB341、検索エンジン342、推薦検索語抽出部343、番組情報抽出部344、番組リスト提供部345、検索領域提供部346、検索結果提供部347及び番組切替部348を含む。
【0055】
参照として、本発明の実施形態による図4に示された構成要素は、ソフトウェアまたはFPGA(Field Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなハードウェア構成要素を意味し、所定の役目を行う。
【0056】
しかし、「構成要素」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではなく、各構成要素は、アドレスすることができる保存媒体に配置されるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。
【0057】
したがって、一例として、構成要素は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、番組コードのセグメント、ドライバ、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。
【0058】
構成要素及び当該構成要素内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素にまとまるか、または追加的な構成要素にさらに分離されてもよい。
【0059】
まず、検索ログDB341は、検索エンジン342から受信された検索ログデータ及び特定の検索語に対応する関連検索語(例えば、特定の番組を検索したユーザが検索した他の検索語、特定の番組名と重畳するか、または連続する検索語など)を保存する。
【0060】
参照として、検索ログDB341は、特定の検索語に対応する関連検索語だけでなく、放送事業者などによって直接入力されたデータ、事前に収集された番組情報、当該番組と同時に伝送されるキャプション/字幕情報などを総合して検索語プールを構成することができる。
【0061】
一方、推薦検索語抽出部343は、検索ログDB341に基づいて、番組別の推薦キーワード及び推薦キーワードの変形語(類似語)を生成する。以下、図5を参照して推薦検索語抽出部343の構成を詳細に説明する。
【0062】
図5は、本発明の一実施形態による番組別の推薦キーワード及び推薦キーワードの変形語(類似語)を生成する推薦検索語抽出部343のブロック図である。
【0063】
図5を参照すると、本発明の一実施形態による推薦検索語抽出部343は、視聴予想者抽出部343a、推薦キーワード判断部343b、番組‐キーワード時間同期化部343c、シードキーワードDB343d、視聴予想者DB343e及び番組別の推薦キーワードDB343fを含む。
【0064】
推薦検索語抽出部343は、通常の検索サーバ350または検索エンジン342と相互連動して動作を行うことができる。本発明の一実施形態による推薦検索語抽出部343は、検索サーバ350または検索エンジン342に伝送された検索クエリのログを保存した検索ログDB341の情報を活用することができる。
【0065】
番組がユーザ端末機330を通じて再生される場合、統計的に放映時間の前後にわたって放送番組に関するキーワード検索がユーザ端末機330によって集中的に発生するが、このような検索クエリについて、検索ログDB341は、検索語、検索時刻及びユーザ識別番号を保存する。
【0066】
以下、推薦検索語抽出部343の動作について詳しく説明する。推薦検索語抽出部343の視聴予想者抽出部343aは、検索エンジン342及びシードキーワードDB343dに連動して動作する。検索エンジン342は、ウェブ検索を提供する外部の検索サーバ350に代替されてもよい。
【0067】
シードキーワードDB343dには、特定の番組に関連した基本的なキーワード、すなわち、シードキーワードが放送時間帯とマッチングされて保存されている。例えば、シードキーワードは、前述した番組の名称またはその変形語であってもよい。
【0068】
一方、シードキーワードは、カテゴリ別に分けられて、異なる加重値を付与して保存されてもよい。例えば、ドラマカテゴリにおいて、第1カテゴリは、題目、配役の名前を含み、第2カテゴリは、俳優の名前、製作陣を含んでもよい。ここで、検索確率が第2カテゴリよりも高い第1カテゴリは、第2カテゴリより高い加重値を有する。
【0069】
視聴予想者抽出部343aは、番組放送時間の前後にわたる所定の時間内に検索サーバ350または検索エンジン342が受信した検索語にシードキーワードDB343dに保存されたシードキーワードがあるか否かを調べ、前記シードキーワードを検索したユーザの識別番号を抽出する。
【0070】
参照として、抽出されたユーザ識別番号に該当する視聴者は、視聴予想者として分類されてもよい。ここで、視聴予想者の分類のために、しきい値回数以上のシードキーワードを検索したユーザのみを視聴予想者として分類してもよい。
【0071】
また、検索ウィンドウに自動完成機能が提供される場合には、自動完成機能による検索語を含ませて、検索サーバ350または検索エンジン342で提供されるキーワード(例えば、人気の検索語、推薦検索語、実時間急上昇検索語)を選択して検索したユーザは、視聴予想者から除外してもよい。
【0072】
前述したように、視聴予想者が抽出されると、視聴予想者のユーザ識別番号は、視聴予想者DB343eに保存される。視聴予想者DB343eには、ユーザ識別番号が特定の放送番組または特定の放送番組のシリーズやグループとマッチングされて保存される。
【0073】
一方、推薦キーワード判断部343bは、視聴予想者DB343eを参照して当該番組の放送時間帯に視聴予想者が検索した検索語を収集する。また、推薦キーワード判断部343bは、収集された検索語が所定の条件を満たす場合に当該番組のキーワードであるとして判断し、当該検索語をキーワードセットに含ませる。前記所定の条件は、視聴予想者の検索語のうち当該番組との相関度がしきい値以上であることを条件にしてもよい。
【0074】
推薦キーワード判断部343bは、前述した条件を満たすキーワードを当該番組に対する推薦キーワードであるとして判断し、当該番組に対するキーワードセットを生成する。
【0075】
一方、番組−キーワード時間同期化部343cは、前記キーワードセットに含まれたキーワードを番組の再生時間帯別にマッチングさせる機能を行う。例えば、60秒間隔でそれぞれの時間帯別キーワードの検索回数を基にして、各時間帯別の割合が大きいキーワードを選定する。
【0076】
この際、あらかじめ定められた不適切なキーワードをフィルタリングすることもできる。例えば、生放送、再放送、表示、編成、放映時間などキーワードとして不適合なキーワードを除去してもよい。参照として、検索ログDB341には、推薦キーワードに選定されたキーワードに対する検索時刻情報が一緒に保存されているので、番組の放送時間帯別にキーワードセットに含まれたキーワードをマッチングさせて同期化させることができる。
【0077】
最終的に、番組別にマッチングされたキーワードは、番組別の推薦キーワードDB343fに保存される。したがって、同一の番組の後続コンテンツが放映されるとき、当該番組の推薦キーワードが実時間に提供されることができる。前述したような、推薦検索語抽出部343の構成及び動作は、例示のためのものに過ぎず、そのほかの多様なアルゴリズムによって、番組別の推薦キーワードを生成することができる。
【0078】
一方、番組情報抽出部344は、放送編成情報に基づいて現在放送中の番組の放送時間を把握し、把握した放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報を抽出する。
【0079】
ここで、「現在放送中の番組の放送時間と同じような時間」は、現在放送中の番組の放送開始時間を基準にして、「番組の放送開始時間が現在放送中の番組の開始時間以後」であるか、または「番組の放送終了時間が現在放送中の番組の開始時間以後」である時間であってもよい。
【0080】
また、各チャンネルの番組情報は、前述したような「現在放送中の番組の放送時間と同じような時間」に編成された番組のチャンネル番号、チャンネル名、代表イメージなどを含んでもよく、そのほか、番組の出演陣及び番組の筋書き(放送内容プレビュー)などをさらに含んでもよい。
【0081】
一方、番組リスト提供部345は、番組情報抽出部344で抽出された現在放送中の番組の放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報に基づいて、現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストを提供する。
【0082】
また、番組リスト提供部345は、番組情報抽出部344で抽出された現在放送中の番組の放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報に基づいて、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供する。
【0083】
一方、検索領域提供部346は、ユーザ入力手段であるリモコン333のキーのうちいずれか一つの入力に応答して、ユーザ端末機330に、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスのための検索領域を提供する。
【0084】
ここで、検索領域は、現在放送中の番組の代表キーワードが検索語として自動入力された検索ウィンドウと、現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストが提供される実時間推薦番組リストタブと、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供するチャンネル別の番組案内タブとを含む。
【0085】
また、検索領域は、実時間推薦番組リストタブ及びチャンネル別の番組案内タブで提供された番組のうち、ユーザがあらかじめ選択した(お気に入り)番組のうちの現在放映されている番組のリストを提供する“放映中のお気に入りの番組タブ”をさらに含んでもよい。
【0086】
参照として、検索領域は、前述した検索ウィンドウ、すなわち、現在放送中の番組の代表キーワードが検索語として自動入力された第1検索ウィンドウと、第1検索ウィンドウに隣接し、現在放送中の番組に関連した検索語が完成された形態で自動入力された第2検索ウィンドウと、第1検索ウィンドウ及び第2検索ウィンドウの一つ以上に隣接し、実時間急上昇検索語が自動入力された第3検索ウィンドウとを含んでもよい。
【0087】
ここで、実時間急上昇検索語が自動入力された第3検索ウィンドウが検索領域に含まれる場合、実時間検索語抽出部(図示せず)が図4に示された番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置にさらに含まれてもよい。
【0088】
実時間検索語抽出部(図示せず)について説明すれば、実時間検索語抽出部は、実時間上昇検索語及び番組に関連した実時間急上昇検索語を抽出し、実時間急上昇検索語の変形語(類似語)を生成する。
【0089】
この際、実時間急上昇検索語は、現在インターネットポータルサイトなどで提供される人気の検索語と同一または類似の多数のアルゴリズムを使用して抽出されることができる。番組に関連した急上昇検索語は、検索サーバ350または検索エンジン342で処理された検索語のうち、番組に関連した検索語を放送事業者サーバ310から提供された番組編成表データ、番組関連情報などに基づいて分類した後、検索回数に基づいて番組に関連した人気の検索語を抽出することができる。
【0090】
実時間急上昇検索語は、放送中の番組と独立して生成されることができるが、現在放送中の番組を視聴する視聴者の検索行為によって生成されため、前述した番組関連推薦キーワードが備えていない実時間検索動向を補うことができる。
【0091】
本発明の実施形態においては、実時間検索語抽出部(図示せず)で実時間急上昇検索語を提供する場合を説明したが、検索サービス提供部340に連動する別途の検索サーバ350を通じて実時間急上昇検索語を提供してもよい。
【0092】
検索領域についてのさらなる詳細な説明は、図6乃至図11を参照して後述する。
【0093】
検索結果提供部347は、前述した実時間推薦番組リストタブまたはチャンネル別の番組案内タブに提供された番組リストのうちいずれか一つの番組が選択された場合、選択された当該番組に関連した検索結果を検索領域に表示する。
【0094】
番組切替部348は、実時間推薦番組リストタブ、チャンネル別の番組案内タブまたは放映中のお気に入りの番組タブに提供された番組リストのうちいずれか一つの番組が選択された場合、現在放送中の番組を選択された当該番組に変更してテレビの画面に表示されるようにする。
【0095】
以下、図6乃至図11を参照して本発明の実施形態による検索領域を説明するが、現在視聴中の番組は、「SBS放送局」で放送する「ハッピーサンデー1泊2日」と仮定する。
【0096】
図6は、本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する検索領域600は、現在視聴中の番組(SBSハッピーサンデー1泊2日)の代表キーワード(ハッピーサンデー)が入力された第1検索ウィンドウ610と、現在放送中の番組に関連した検索語(1泊2日LEE SEUNG GI)が完成された形態で自動入力された第2検索ウィンドウ620と、実時間急上昇検索語(米国大統領)が自動入力された第3検索ウィンドウ630とを含む。
【0097】
また、検索領域600は、現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストが提供される実時間推薦番組リストタブ640と、現在放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストを整列させて提供するチャンネル別の番組案内タップ650と、実時間推薦番組リストタブ640及びチャンネル別の番組案内タブ650で提供された番組リストのうち、ユーザがあらかじめ選択した(「お気に入り」)番組のうちの現在放映されている番組のリストを提供する放映中のお気に入りの番組タップ660とを含む。
【0098】
前述したように、検索領域600に含まれた実時間推薦番組リストタブ640、チャンネル別の番組案内タブ650及び放映中のお気に入りの番組タブ660は、ユーザによってリモコン333を用いていずれか一つのタブが選択されれば、選択されたタブは、選択しない他のタブより拡張されるか、または当該タブの名前が表示されるようにして、選択されたタブと選択されないタブの区分を明確に表示することができる。
【0099】
図6に示された図面は、実時間推薦番組リストタブ640が選択された場合であり、当該タブ640には、現在放送中の「SBSハッピーサンデー1泊2日」番組の放送時間と同様の時間に放映される他のチャンネルの番組のうち予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストが表示されており、推薦番組リストには、当該番組のチャンネル番号、チャンネル名及び代表イメージが含まれている。
【0100】
この際、検索領域600は、図6に示すように、テレビ画面の全体を占めており、現在放送中の番組にオーバーレイされて、テレビ画面の下段にバー形状で位置してもよい。検索領域600が現在放送中の番組を遮るという問題を解消するために、検索領域の透明度が調節されてもよい。
【0101】
このために、検索領域600をユーザ端末機330で出力可能な画面形式で処理する画面処理部(図示せず)が検索サービス提供部340に追加的に含まれてもよい。また、これとは異なって、画面処理部(図示せず)がユーザ端末機330内に存在するように構成されてもよい。
【0102】
参照として、図6においては、検索領域600がテレビ画面の下段にバー形状で位置する場合を説明したが、本発明の実施形態による検索領域は、前述した画面処理部(図示せず)を通じてテレビ画面の下段でない、左右のいずれの部分に位置するように設定されてもよい。
【0103】
図7は、本発明の他の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【0104】
図7に示された図面は、図6に示された実時間推薦番組リストタブ640に含まれた番組リストのうちいずれか一つを選択した場合を示す。
【0105】
リモコン333を用いてユーザによっていずれか一つの番組が選択されると、当該番組の推薦順位と当該番組名及び当該番組の放送回数とが表示された所定のサイズの情報ウィンドウ641が、選択された番組の代表イメージにオーバーレイされる。
【0106】
図8は、本発明のさらに他の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【0107】
図8に示された図面は、図7に示された実時間推薦番組リストタブ640に含まれた番組リストのうちユーザが選択した番組をさらに選択する場合を示すものである。
【0108】
リモコン333を用いてユーザによって当該番組がさらに選択されると、図8に示されたように、当該番組を視聴するための視聴ボタン810と、当該番組に対する詳細な情報を見るための詳細情報ボタン820と、当該番組をあらかじめ選択(お気に入り)して、以後、放映中のお気に入りの番組タブ660を通じて関心番組リストとして提供されるためのお気に入りのボタン830とを含む画面800が図7に示された画面にオーバーレイされる。
【0109】
この際、オーバーレイされる画面800は、図7に示された画面を遮るという問題を解消するために、図示のように、透明度が調節されてもよい。
【0110】
図9は、本発明のさらに他の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【0111】
図9に示された図面は、チャンネル別の番組案内タブ650が選択された場合であり、当該タブ650には、現在放送中の「SBSハッピーサンデー1泊2日」番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、現在放送中の「SBSハッピーサンデー1泊2日」番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の番組リストが表示されており、各チャンネル別の番組リストには、当該番組のチャンネル番号、チャンネル名、代表イメージ、放送回数及び放送時間情報が含まれている。
【0112】
また、チャンネル別の番組案内タブ650は、各チャンネルへの移動のために、各チャンネルを表示したチャンネル領域651を含むが、チャンネル領域651に表示された各チャンネルは、図9に示されたようにチャンネル番号及びチャンネル名で表示されてもよく、そのほか、チャンネル番号やチャンネルアイコンのように、各チャンネルを表示することができる他の手段でも表現可能である。
【0113】
チャンネル領域651の多数のチャンネルのうち、リモコン333を用いてユーザによっていずれか一つのチャンネル652が選択されると、当該チャンネル652の番組のうち現在放送中の「SBSハッピーサンデー1泊2日」番組の放送時間に近い時間に放映される順に番組のリストが提供され、ユーザは、リモコン333を用いて提供された番組リストのうち視聴を希望する番組を選択することができる。
【0114】
視聴を希望する番組を選択した以後の画面は、図7及び図8に示された図面と同一なので、これに関する説明は省略する。
【0115】
参照として、チャンネル別の番組案内タブ650に含まれた番組であって、各チャンネル別の番組リストのうち現在放送されている番組には、これを示すOn‐Airアイコン653が表示されてもよく、現在放送されている番組のすぐ後に放送される番組には、Nextx1アイコン654が表示されてもよい。
【0116】
図10は、本発明のさらに他の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【0117】
図10に示された図面は、放映中のお気に入りの番組タブ660が選択された場合であり、当該タブ660には、実時間推薦番組リストタブ640及びチャンネル別の番組案内タブ650で提供された番組リストのうち、ユーザがあらかじめ選択した(「お気に入り」)番組のうち現在放映されている番組のリストが表示されており、ユーザの「お気に入り」の番組リストには、当該番組のチャンネル番号、チャンネル名、及び代表イメージが含まれている。ユーザは、放映中のお気に入りの番組タブ660を通じて関心ある番組のみを別途に管理することができる。
【0118】
図11は、本発明のさらに他の実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じてテレビ画面に表示された検索領域を示す図である。
【0119】
図11に示された図面は、図10に示された放映中のお気に入りの番組タブ660に含まれた番組リストのうちユーザが選択した番組をさらに選択する場合を示すものである。
【0120】
リモコン333を用いてユーザによって当該番組がさらに選択されると、図11に示されたように、当該番組を視聴するための視聴ボタン1110と、当該番組に対する詳細な情報を見るための詳細情報ボタン1120と、当該番組に対する選択を設定(例えば、お気に入り解除)するためのお気に入り設定ボタン1130とを含む画面1100が図10に示された画面にオーバーレイされる。
【0121】
この際、オーバーレイされる画面1100は、図10に示された画面を遮るという問題を解消するために、図示のように、透明度を調節するようにしてもよい。
【0122】
したがって、本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置を通じて、ユーザは、テレビを見ながら知りたいこと、すなわち、現在視聴中の番組と関連がある検索または実時間急上昇検索語などをパソコンまたはその他の媒体を利用せずに、すぐにテレビでインターネットを通じて検索して解決することができ、現在放送中の複数の番組間の順位及び現在放送中の番組以後の番組を各チャンネル別に容易に検索し、所望の番組を選択して視聴することができる。
【0123】
図12は、本発明の一実施形態による番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する過程を示すフローチャートである。
【0124】
説明の便宜上、図3に示されたシステム及び図4に示された番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置の構成を参照して説明するが、ユーザ端末機330は、放送事業者サーバ310及びIPテレビ放送システム320を通じて番組を受信して放送すると仮定する。
【0125】
まず、検索領域提供部346は、ユーザ入力手段のキー入力に応答して、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供するための検索領域をユーザ端末機330に提供する(S1201)。
【0126】
S1201の後に、検索領域提供部346は、検索領域の第1検索ウィンドウに、推薦検索語抽出部343で抽出した現在放送中の番組の代表キーワードを提供する(S1202)。
【0127】
参照として、検索領域提供部346は、検索領域の第1検索ウィンドウに隣接する第2検索ウィンドウに、推薦検索語抽出部343で抽出した現在放送中の番組に関連した完成された形態の検索語を提供してもよい。
【0128】
この際、第2検索ウィンドウに自動入力された検索語は、別途の検索サーバ350または検索エンジン342によって収集された検索ログのうち、現在放送中の番組と関連して収集されたキーワードの中から選別されたものであり、第2検索ウィンドウに自動入力された検索語は、ローリング方式に変更されて表示されてもよい。
【0129】
また、検索領域提供部346は、検索領域の第1検索ウィンドウ及び第2検索ウィンドウの一つ以上と隣接する第3検索ウィンドウに、実時間検索語抽出部(図示せず)で抽出した実時間急上昇検索語を提供してもよく、第2検索ウィンドウ及び第3検索ウィンドウがユーザによって選択される場合、選択された検索語の変形語が含まれた拡張ポップアップが提供されてもよい。検索領域は、透明度の調節及び画面上に位置の調節が可能である。
【0130】
また、検索領域提供部346は、第1検索ウィンドウ、第2検索ウィンドウ及び第3検索ウィンドウのうちいずれか一つに自動入力された検索語が選択された場合、選択された検索語を検索エンジンに伝送した後、検索エンジンから検索結果を受信して検索領域に表示することができ、検索結果は、ウェブ検索サービスを提供する検索サーバの検索結果をテレビに適合するように加工して提供されてもよい。
【0131】
S1202の後に、番組情報抽出部344は、放送編成情報に基づいて現在放送中の番組の放送時間を把握し、把握した放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報を抽出する(S1203)。
【0132】
ここで、「現在放送中の番組の放送時間と同じような時間」は、現在放送中の番組の放送開始時間を基準にして、「番組の放送開始時間が現在放送中の番組の開始時間以後」であるか、または「番組の放送終了時間が現在放送中の番組の開始時間以後」である時間であってもよい。また、各チャンネルの番組情報は、前述したような「現在放送中の番組の放送時間と同じような時間」に編成された番組のチャンネル番号、チャンネル名、及び代表イメージなどを含んでもよく、そのほか、番組の出演陣及び番組の筋書き(放送内容プレビュー)などをさらに含んでもよい。
【0133】
S1203の後に、番組リスト提供部345は、番組情報抽出部344で抽出された現在放送中の番組の放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報に基づいて、現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストを提供する(S1204)。
【0134】
S1204の後に、番組リスト提供部345は、番組情報抽出部344で抽出された現在放送中の番組の放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報に基づいて、現在放送中の番組の放送時間に近い順に整列された各チャンネル別の番組リストを提供する(S1205)。
【0135】
参照として、S1204で提供された現在放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リストは、検索領域における実時間推薦番組リストタブに含まれて提供されてもよい。
【0136】
また、S1205で提供された現在放送中の番組の放送時間に近い順に整列された各チャンネル別の番組リストは、チャンネル別の番組案内タブを通じて提供されてもよい。
【0137】
また、前述した実時間推薦番組リストタブ及びチャンネル別の番組案内タブ以外にも、検索領域は、実時間推薦番組リストタブ及びチャンネル別の番組案内タブで提供された番組のうち、ユーザがあらかじめ選択した「お気に入り」の番組のうち現在放映されている番組のリストを提供する“放映中のお気に入りの番組タブ”をさらに含んでもよい。
【0138】
参照として、図12には、検索領域提供部346が提供する検索領域に、現在放送中の番組の代表検索語、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リスト及び現在放送中の番組の放送時間に近い順に整列された各チャンネル別の番組リストを順に提供するものと記載したが、本発明が必ずこのような順で提供されなければならないものではなく、これは、任意の順で実行される。
【0139】
前述した本発明の説明は、例示のためのものであり、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに、他の具体的な形態に容易に変形可能であることを理解することができる。
【0140】
したがって、以上で記述した実施形態は、すべての面において例示的なものであり、限定的でないものと解すべきである。例えば、単一型に説明されている各構成要素は、分散されて実装されてもよく、同様に、分散されたものと説明されている構成要素は、結合された形態で実装されてもよい。
【0141】
本発明の範囲は、前述した詳細な説明ではなく特許請求範囲によって示され、特許請求範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解すべきである。
【符号の説明】
【0142】
341 検索ログDB
342 検索エンジン
343 推薦検索語抽出部
344 番組情報抽出部
345 番組リスト提供部
346 検索領域提供部
347 検索結果提供部
348 番組切替部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
双方向放送端末に、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する方法であって、
(a)ユーザ入力手段のキー入力に応答して、前記双方向放送端末の画面に前記検索サービスを提供するための検索領域を提供し、
(b)前記検索領域に、前記放送中の番組に関連したキーワードが自動入力された検索ウィンドウを提供し、
(c)前記検索領域に、他のチャンネルの番組リストを提供すること
を含む他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項2】
前記番組リストは、前記放送中の番組と同じような時間帯に放映される他のチャンネルの推薦番組リスト又は前記放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の整列された番組リストのうちいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項3】
前記推薦番組リスト中の推薦番組は、検索結果に基づく予想視聴率に基づいて順位が決定されることを特徴とする請求項2に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項4】
前記チャンネル別の整列された番組リストは、前記各チャンネルへの移動のために、各チャンネルの情報が表示されたチャンネル領域を選択することによって提供されることを特徴とする請求項2に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項5】
(d)前記(c)で提供された番組が選択された場合、前記放送中の番組を前記選択された番組に変更して放送することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項6】
(e)前記(c)で提供された番組が選択された場合、前記選択された番組に対する代表キーワードを前記検索ウィンドウに提供することをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供方法。
【請求項7】
番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを双方向放送端末に提供する番組を記録した記録媒体であって、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのソフトウェアが記録されたことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
双方向放送端末に、番組放送中に他のチャンネルの番組検索サービスを提供する装置において、
放送編成情報に基づいて前記放送中の番組の放送時間を把握し、前記把握した放送時間と同じような時間帯に放映される各チャンネルの番組情報を抽出する番組情報抽出部と、
前記番組情報抽出部から抽出された番組情報に基づいて、他のチャンネルの番組リストを提供する番組リスト提供部と、
前記双方向放送端末から前記他のチャンネルに対する番組検索サービス要求が受信されル場合、前記番組リストを提供する検索領域を前記双方向放送端末に提供する検索領域提供部と、
を含むことを特徴とする他のチャンネルの番組検索サービス提供装置。
【請求項9】
前記番組リストは、前記放送中の番組の放送時間と同じような時間に放映される他のチャンネルの番組のうち、予想視聴率に基づく順に整列された推薦番組リスト又は前記放送中の番組の放送時間に近い順に各チャンネル別の整列された番組リストのうちいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項8に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供装置。
【請求項10】
前記検索領域は、前記各チャンネルへの移動のために、前記各チャンネルを表示するチャンネル領域を含むことを特徴とする請求項8に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供装置。
【請求項11】
前記番組リストのうちいずれか一つの番組が選択された場合、前記選択された番組に関連した検索結果を前記検索領域に表示させる検索結果提供部をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供装置。
【請求項12】
前記番組リストのうちいずれか一つの番組が選択された場合、前記放送中の番組を前記選択された番組に変更して放送する番組切替部をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の他のチャンネルの番組検索サービス提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図12】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−158025(P2010−158025A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299134(P2009−299134)
【出願日】平成21年12月29日(2009.12.29)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】