説明

癌細胞においてアポトーシスを誘導するための方法および組成物

アポトーシス誘導薬剤と組み合わせた抗DR4または抗DR5抗体アゴニストは、癌細胞において相乗的にアポトーシスを誘導する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌細胞においてアポトーシスを誘導する方法であって、細胞を
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
と接触させることを含む、方法。
【請求項2】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記抗DR5抗体が抗体Aである、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記アゴニストが抗DR4抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記細胞を抗DR4抗体アゴニストおよび抗DR5抗体アゴニストと接触させる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記アゴニストがヒト化抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記アゴニストが単鎖抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記薬剤がBCL−2の発現を阻止または抑制する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記薬剤がNFκBの活性化を阻止する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記薬剤がIκBの分解を阻止する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記薬剤がプロテアソームインヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記プロテアソームインヒビターが、PS−341、MG−262およびMG−132からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記薬剤が、アポトーシス阻害タンパク質(IAP)のインヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記インヒビターがSMACまたはSMACミメティックである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記癌細胞が結腸癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記薬剤がPAK1のアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記薬剤が、nsurfおよびJIKからなる群から選択されるポリペプチドのアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記薬剤がsiRNAである、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
アポトーシスを必要とする個体の癌細胞においてそれを誘導する方法であって、その個体に治療上有効な量の
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
を投与することを含む、方法。
【請求項22】
前記アゴニストおよび薬剤を別個に投与する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記アゴニストおよび薬剤を混合物として投与する、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記抗DR5抗体が抗体Aである、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記アゴニストが抗DR4抗体である、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記細胞が、抗DR4抗体アゴニストおよび抗DR5抗体アゴニストと接触される、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記アゴニストがヒト化抗体である、請求項21に記載の方法。
【請求項31】
前記アゴニストが単鎖抗体である、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
前記薬剤が、BCL−2またはUbcH10の発現を阻止または抑制する、請求項21に記載の方法。
【請求項33】
前記薬剤がNFκBの活性化を阻止する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記薬剤がIκBの分解を阻止する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記薬剤がプロテアソームインヒビターである、請求項21に記載の方法。
【請求項36】
プロテアソームインヒビターが、PS−341、MG−262およびMG−132からなる群から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記薬剤が、アポトーシス阻害タンパク質(IAP)のインヒビターである、請求項21に記載の方法。
【請求項38】
前記インヒビターがSMACまたはSMACミメティックである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記癌細胞が結腸癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項21に記載の方法。
【請求項40】
前記薬剤がPAK1のアンタゴニストである、請求項21に記載の方法。
【請求項41】
前記薬剤が、UbcH10、nsurfおよびJIKからなる群から選択されるポリペプチドのアンタゴニストである、請求項21に記載の方法。
【請求項42】
前記薬剤がsiRNAである、請求項21に記載の方法。
【請求項43】
治療上有効な量の
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
を含む生理学的組成物。
【請求項44】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項45】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、請求項44に記載の生理学的組成物。
【請求項46】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む、請求項45に記載の生理学的組成物。
【請求項47】
前記抗DR5抗体が抗体Aである、請求項46に記載の生理学的組成物。
【請求項48】
前記アゴニストが抗DR4抗体である、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項49】
前記細胞を、抗DR4抗体アゴニストおよび抗DR5抗体アゴニストと接触させる、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項50】
前記アゴニストがヒト化抗体である、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項51】
前記アゴニストが単鎖抗体である、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項52】
前記薬剤が、BCL−2の発現またはUbcH10の発現を阻止または抑制する、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項53】
前記薬剤がNFκBの活性化を阻止する、請求項52に記載の生理学的組成物。
【請求項54】
前記薬剤がIκBの分解を阻止する、請求項53に記載の生理学的組成物。
【請求項55】
前記薬剤がプロテアソームインヒビターである、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項56】
前記薬剤が、アポトーシス阻害タンパク質(IAP)のインヒビターである、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項57】
前記インヒビターが、SMACまたはSMACミメティックである、請求項56に記載の生理学的組成物。
【請求項58】
前記薬剤がPAK1のアンタゴニストである、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項59】
前記薬剤が、UbcH10、nsurfおよびJIKからなる群から選択されるポリペプチドのアンタゴニストである、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項60】
前記薬剤がsiRNAである、請求項43に記載の生理学的組成物。
【請求項61】
図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、親和性薬剤。
【請求項62】
図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体である、請求項62に記載の親和性薬剤。
【請求項63】
請求項62に記載の抗体を発現する細胞。
【請求項64】
癌細胞においてアポトーシスを誘導する方法であって、細胞を、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する親和性薬剤と接触させることを含む、方法。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌細胞においてアポトーシスを誘導する方法であって、細胞を
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
と接触させることを含む、方法。
【請求項2】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記抗DR5抗体が抗体Aである、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記アゴニストがヒト化抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記アゴニストが単鎖抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記癌細胞が結腸癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
アポトーシスを必要とする個体の癌細胞においてそれを誘導する方法であって、その個体に治療上有効な量の
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
を投与することを含む、方法。
【請求項10】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項に記載の方法。
【請求項11】
治療上有効な量の
i.抗DR4または抗DR5親和性薬剤アゴニスト;および
ii.アポトーシス誘導薬剤
を含む生理学的組成物。
【請求項12】
前記アゴニストが抗DR5抗体である、請求項11に記載の生理学的組成物。
【請求項13】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、請求項12に記載の生理学的組成物。
【請求項14】
前記抗DR5抗体が、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む、請求項13に記載の生理学的組成物。
【請求項15】
図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する、親和性薬剤。
【請求項16】
図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と、図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体である、請求項15に記載の親和性薬剤。
【請求項17】
請求項16に記載の抗体を発現する細胞。
【請求項18】
癌細胞においてアポトーシスを誘導する方法であって、細胞を、図24または図35で示される配列を含む重鎖可変領域と図25または図35で示される軽鎖可変領域を含む抗体の結合特異性を有する親和性薬剤と接触させることを含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公表番号】特表2006−514096(P2006−514096A)
【公表日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−570962(P2004−570962)
【出願日】平成15年11月25日(2003.11.25)
【国際出願番号】PCT/US2003/037940
【国際公開番号】WO2004/050895
【国際公開日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】