説明

癒しと幻想空間を創出する照明具

【課題】 建物空間に設置させて人体の生理活性機能の促進とストレッサーへの強い共振、同調による癒しと、ゆらぎによる色光で幻想的空間を創出する照明具の提供。
【解決手段】
色光発生基台と透光性を有する等軸晶系無機質からなる照明塊状体とからなり、定電流回路とマルチバイブレーター回路とにより少なくとも色光発生基台の中央位置に配置され、且その発光波長が460mmを含む青色光とその発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長が625mmを含む赤色光を発光しえるLED発光素子を、3000乃至12000/秒のパルス発光と且少なくともその点滅間隔が0.96乃至19.2秒でそれぞれの色光を発光せしめたうえ、照明塊状体を透過させて多彩な色光を不定方向にゆらぎ散乱させて照明をなす構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人体の生理活性に関与する色光を人体のリズムに同調するパルスと且ゆらぎを以って発光させることにより癒しと幻想空間を創出せしむる照明具に関する。
【背景技術】
【0002】
照明具の主たる目的は産業活動や生活活動に支障の無い照度の光源を保持することであって、その光源としては白熱灯を初め蛍光灯、メタルハライド灯、水銀灯等に加え近年においては発光ダイオード即ちLEDも積極的に利用されつつある。
そして照明具による所望の照度の維持には、光源からの直接照明が有効であるものの、直接照明では照明空間や照明対象物が人工的、直線的、ハードな色感として感得されて、くつろぎ感や安堵感が創出されにくい。
これがため旅館やホテル、料亭等くつろぎ感や安堵感をサービス機能として提供する建物空間では、間接照明や色光を用いた照明等を施している。
【0003】
而して現状の社会環境は、高度成長期とともに化学工業の著しい発達に伴い、化学素材への転換や化学薬剤等が多量に生産され消費され且廃棄され続けられて来ており、且生産量の拡大とともに膨大量の煤煙や有害ガス或いは化学物質を含む廃水が排出され続けられ、更には自動車社会による多量の排気ガスとも相俟って、大気や水はもとより土壌までもが汚染され、これらによる直接的、間接的健康被害は増大の一途にある。
加えて都市部への過度の集中化に伴い、土地の高騰から近郊での居住には剛強な鉄筋コンクリートによる集合住宅や高層住宅での生活を余儀なくされ、且戸建ての居住では極めて長時間に亘る通勤での生活を強いられるばかりか、これら戸建も狭小で且プレハブ工法等による人工的建築材が主体であり且これら照明も直接照明に委ねられており、而も就労する事務所店舗或いは工場等も剛強な鉄筋コンクリート構造で且直接照明におかれるとともに就労者の密度も極めて高い。
【0004】
加えて就労者もアルバイトやパート、派遣社員等の増大により組織的行動から個の行動へと変化し、人間関係の乖離やコミュニケーションの断絶も著しく、且情報化の進展に伴う膨大量の情報入手背景から就労者各人の価値観の多様化や、或いは情報機器類の大幅な導入と処理速度の増大に対し高齢者層の操作不能や遅滞の発生等とも相俟って、管理者や高齢層はもとより就労者の肉体的疲労や精神的ストレスの付加は極限にまで至っている。そして肉体的疲労は知覚しやすく且睡眠や入浴或いは局部のマッサージ等で対処がなしえるが、精神的ストレスの鬱積は知覚され難く、且その対処手段も無いことから放置され、この精神的ストレスの付加重積により管理者や高齢者はもとより教職者に至っては、既にその6乃至7割が鬱若しくは躁鬱症にあると言われている。
【0005】
これがためには、就労環境及び居住環境においてもくつろぎ感や安堵感の創出はもとより付加重積されてなる精神的ストレスの削除所謂癒しを図ることが重要とされている。
そこで発明者等は精神的医療機関を初めリハビリ機関等と研究を重ねた結果、精神的ストレスは、そのストレスの原因たるストレッサーが間脳から脳下垂体及び副腎に至る神経回路中に鬱積された状態にあること、及びこの鬱積されたストレッサーの削除の一手段として、音響刺激即ちその周波数が略3000乃至12000Hz程度の高振動高音域による共振、同調作用により、比較的優れた削除がされることが解明されている。
然るにかかる高振動高音域の音響刺激は、聴覚を介して主にその音圧がストレッサーに対して共振若しくは同調し削除されるものであるから強い音圧が要求され、却って騒音によるゆらぎ感や安堵感等が滅失される結果ともなる。
【0006】
かくして発明者等は、かかるストレッサーの消除に関し更なる研究を重ねた結果音響刺激に代えてLED発光素子による多彩な色光を、それぞれ人体のサーカディアンリズムに対応する間隔を以ってパルス発光のうえ、等軸晶系無機質からなる透明性を有する照明塊状体を透過照射させることにより、人体外面からの直接進入による生理活性刺激と視覚を介して強いストレッサーへの共振、同調によるストレスの消除と、且静寂な状況下での色光の多彩なゆらぎによるくつろぎ感や安堵感が著しく創出されることを究明し、本発明に至った。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は騒音や振動を発生することなく建物空間に設置させるのみで、人体の生理活性機能の向上と視覚を介してストレッサーへの強い共振、同調によるストレス消除による癒しと、ゆらぎによる色光で幻想空間を創り出し、くつろぎ感や安堵感を感得しえる癒しと幻想空間を創り出す照明具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、全体が色光発生基台と、該色光発生基台に載置若しくは載置固定される透光性を有し等軸晶系無機質からなる照明塊状体とからなるとともに、色光発生基台は金属板材を用い平面形状が円形若しくは正方形で所要の厚さを有する中空状に形成され且その上面外周縁には載置され若しくは載置固定される照明塊状体の滑落防止若しくは適宜の係止具で載置固定を図るための保持縁が突出形成されてなり、且その中央部位には少なくともその発光波長が460mmを含む青色光と、その発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長が625mmを含む赤色光を発光しえるLED発光素子が、その頂部が色光発生基台の上面より突出せぬ深さと広さで一体的に形成された凹陷部内に分散配置されている。
【0009】
そして該色光発生基台の内部には、LED発光素子の安定した発光と熱損失を防止して消費電力の削減をなすための定電流回路が設けられたうえ、この定電流回路により安定化された電流を、LED発光素子をそのパルス数が3000乃至12000/秒のパルスに変換し且所望の色光を発光するLED発光素子毎に0.96乃至19.2秒の点滅間隔を以って印加発光させるマルチバイブレーター回路が設けられたうえ、LED発光素子と連結されている。
かくして所要のパルス数と且点滅間隔を以って発光される色光発生基台の上面で発光されるLED発光素子の発光光線は、その上部に載置され若しくは載置固定される透光性を有する等軸晶系無機質からなる照明塊状体内を透過させながら多彩な色光を不定方向にゆらぎ散乱させて、照明をなす構成に存する。
【発明の効果】
【0010】
上述の如き構成からなる本発明は、発光源にLED発光素子が使用されるものであるから、低電圧低電流の使用で安全性が高く且消費電力も僅かなため維持コストが極めて安価なうえ、LED発光素子は耐久使用期間が極めて長く長期使用に際しても安心して使用ができる。
そしてLED発光素子として、少なくともその色光の発光波長が460mmを含む青色光と、その発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長が625mmを含む赤色光が用いられ、これら発光波長は生体の生理活性に適合する波長であり、且比視感度の最も強い緑色光に対し青色光はその比視感度が略8%程度、及び赤色光においては略5%程度の比視感度であるから、色光の所要間隔毎の点滅変化に伴い大きな色光のゆらぎとして視認され、且これら色光は、そのパルス数が3000乃至12000/秒のパルス光として発光されるため、パルス光の尖頭作用により身体外面からの体内進入による生理活性の促進と視覚を介して強い光エネルギーが鬱積するストレッサーに共振、同調作用として働き、ストレスの消除所謂カタルシスがなされ癒し効果が高められる。
【0011】
加えてこれら色光は人体のサーカディアンリズムに共振、同調する0.96乃至19.2秒のリズムを以って変化するため心理的に心地良く視認受容されることとなる。
そしてかかるLED発光素子からの色光を、等軸晶系無機質からなる照明塊状体内を透過させるため、無機質特有の不純物等の混在により不定方向にゆらぎを以って散乱されるため、色光の変化とも相俟って幻想的空間照明がなされ、くつろぎ感や安堵感も強く感得される。
加えて本発明は発光光源としてLED発光素子を使用するため直流の定電流回路が用いられるもので、電源が直流電池の使用はもとより外部AC電源でも定電流ダイオードの使用で簡易且安価に定電流回路が形成しえ、且パルス発光並びに色光変化をなすマルチバイブレーター回路も極めて安価な抵抗、コンデンサー、トランジェスターの僅かな使用によるディスクリート回路により、或いはマイクロコントローラーAVRにより簡単に作成しえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
金属板材で形成される色光発生基台の内部には、定電流回路とそのパルス数が略8000/秒のパルス発光と3種の色光を発光するLED発光素子に、その点滅間隔が5.79秒に点滅させるマルチバイブレーター回路が連結されたうえ、色光発生基台の上面に配設され且その発光波長が460mmを含む青色光並びにその発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長が625mmを含む赤色光を発光しえるLED発光素子と接続されてなり、この色光発生基台の上部には岩塩からなる照明塊状体が載置された構成。
【実施例1】
【0013】
以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明すれば、図1は本発明の一部断面説明図であって、色光発生基台1はその上面に載置され若しくは固定載置される透光性の無機質からなる比較的多量な照明塊状体8を安定して載置させるうえからも強靱で比重の大きな金属板材特には鉄板材等が好適である。そして該色光発生基台1は平面形状としては円形若しくは正方形が望ましく、且その内部には定電流回路5及びマルチバイブレーター回路6、並びに色光発光のためLED発光素子7を凹陥配設させるうえからも所要の厚さを以って中空状に形成される。
【0014】
そして該色光発生基台1の上面2の外周縁には、該色光発生基台1の上面2に載置され若しくは載置固定される照明塊状体8を滑落させたり、転倒させぬよう固定係止させるための保持縁3が突出形成されている。
更に色光発生基台1の中央部位には、所望する色光を発光するLED発光素子7の所要数本が分散配置できる広さと、且該LED発光素子7の先端が色光発生基台1の上面2より突出せぬような深さの凹陥部2A内に配設されている。
【0015】
かかる場合に該凹陷部2A内に配設されるLED発光素子7は、少なくともその発光波長が460mmを含む青色光と、その発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長625mmを含む赤色光を発光するLED発光素子7を均等に分散配置させるものである。
更に多彩な色光の発光が要請される場合には、その発光波長が455mmを含む紫青色とその発光波長が505mmを含む青緑色及びその発光波長が590mmのオレンジ色を加えた6色のLED発光素子7を分散配意させることが提案される。
【0016】
かくして分散配置されたLED発光素子7には、該LED発光素子7より色光を発光させる場合に、本発明においてはパルス発光による尖頭作用を以って人体外面より進入せしめて人体の生理活性作用の促進、即ち皮膚下近傍の血行促進とともに、視覚を介して強い光エネルギーを且間脳から脳下垂体及び副腎に至る神経路内に鬱積されてなるストレッサーを共振或いは同調せしめて消除させる所謂カタルシスをなし以って癒し効果を高めるものであって、これがためにはそのパルス数において3000乃至12000/秒のパルス発光をなさしめるとともに、それぞれの色光を発光するLED発光素子7の色光の点滅間隔を人体の持つサーカディアンリズム0.96/秒の整数倍、即ち0.96乃至19.2秒の間隔で発光させることにより色光に大きなゆらぎを創出させる必要がある。
【0017】
これがためにはLED発光素子7をかかる条件に従って発光させるために、定電流回路5及びマルチバイブレーター回路6が色光発生基台1の内部に設けられている。
即ちLED発光素子7の点灯には、LED発光素子7に印加する電圧を一定にする定電圧方式とLED発光素子7の順電流を一定にする方式とがあるが、定電圧方式は制限抵抗方式とも呼ばれ印加に際して外部で電流を制限するための抵抗が付加されるが、LED発光素子7への順電圧のバラツキや自己発熱で温度の変化が生ずると、順電流も変化し明るさに大きな影響が発生し、且抵抗の熱損失も大きい。
【0017】
これがため図2に示す如く定電流回路5によりLED発光素子7に印加する順電流を一定にする定電流方式が望ましく、回路構成は定電圧方式に比べいくぶん複雑にはなるが、熱損失を抑制でき点灯効率の向上や順電圧のバラツキ並びに温度変化による影響も低減される。
図2のAには定電流ダイオード5Aを用いた定電流回路5の回路図が示されてなり、同図2のBにはトランジェスタによる定電流回路50が示されてなるもので、該トランジェスタによる定電流回路50はトランジェスタ50Aと定電圧ダイオード50Bを用いることにより、比較的安定した順電流が得られる。そして定電流回路5はかかる方式に限定されるものではなく、定電流1Cを使用する方式や一定の順電流で点灯するLED発光素子7を高速に点滅させることにより、見た目の明るさを制御するデューティ制御方式も採用できる。
【0018】
かかる定電流回路5により安定した定電流が形成されたうえは、そのパルス数が3000乃至12000/秒でパルス発光させ、且少なくとも3種以上のLED発光素子7をサーカディアンリズムの整数倍即ち0.96乃至19.2秒の間隔で点滅させるうえからマルチバイブレーター回路6が設けられている。
図3にはマルチバイブレーター回路6の回路図であって、該マルチバイブレーター回路6も極めて多様な方式が開発されており、抵抗とコンデンサー及び2個のトランジェスターによる方式が一般的であるが、パルス数の設定や点灯間隔をプログラムの一部変更で自在に設定できることから、望ましくは図3のAに示すタイマ1CのNE555の使用、若しくは図3のBに示すマイクロコントローラAVR即ちAT90S1200Aが提案される。
【0019】
図3のAはNE555の回路図であって、このNE555はタイミング・パルス発振器としても知られており、この発振器は数マイクロ秒から数十秒までのタイミング・パルスを発生させることが可能で、通常は無安定マルチ・バイブレータ即ち連続発振させるもので、抵抗とコンデンサーによる充放電の繰り返しとして動作させるものである。そして近時に至っては該NE555に対して低消費電力と多様なモードで、発振やパルス・コントロールが可能なLMC555の使用も望まれる。
【0020】
図3のBにはマイクロコントローラAVRたるAT90S1200Aを用いた回路図が示されてなるもので、このAVRのチップAT90S1200Aと抵抗体で、あとはソフトウェアのコントロールに任せているものである。このチップAT90S1200Aによる点灯の仕組みを説明すれば、12番ピンと13番ピンにLED発光素子7を接続すると、12番と13番のLED発光素子が交互に点滅する。そして2番ピンをアースすると点滅周期が長くなり、3番ピンをアースに接続すると点滅周期が短くなる。即ちこのAVRではLED発光素子7は出力側に設定し、点滅条件等を入力側に設定することで多様な発光態様が実現できる。
当然に出力側に連結されるLED発光素子7は、それぞれの色光を発光するLED発光素子7毎に連結される。
【0021】
かかる如き低電流回路5並びにマルチバイブレーター回路6において所要のパルス発光と点滅間隔に点灯させる電流に変換されたうえLED発光素子7により連結印加されて、色光発生基台1の中央部位凹陥部2A内に配設されたLED発光素子7からの点滅される色光は、その上部に載置若しくは載置固定される透光性を有し等軸晶系無機質からなる照明塊状体8を透過させて発光照明をなす。
この照明塊状体8は一方において人体外面からの進入による生理活性の促進や、特には視覚を介して間脳、脳下垂体、副腎に至る神経路に鬱積されたストレッサーへの共振、同調による消除、即ちカタルシス等の生理的、物理的作用が付加された色光のみでは直接的、冷感的なため、該色光に軟らかさと大きなゆらぎを発生せしめ、而も色光の変化と点滅とにより幻想的空間を創出させて、視覚を通してのくつろぎ感や安堵感を感得せしめることが重要となる。
【0022】
これがため照明塊状体8は透光性を有し等軸晶系の無機質の物が好適で、透光性はLED発光素子7からの直線的冷感的色光をいわば透光による間接照明となすもので、等軸晶系は一方から入光された色光を他方側へと透過させつつ、その内部に混在する不純物による微妙な散乱作用と塊状体による外表面の複雑多形に伴う色光の不定方向への散乱による幻想的色光照明を実現させることにある。
この等軸晶系の無機質の具体的なものとしては岩塩が挙げられ、その他には石英岩や水晶等も利用が可能で、利用に際しては適宜の大きさに破砕させた塊状で使用すれば良い。
【0023】
該照明塊状体8の具体的大きさは使用条件によっても異なるが狭い幻想空間である居住空間ではせいぜい1乃至2基、店舗用においてもそのスペースに合わせて複数基に配設させるものであるから、概ねその直径では8乃至16cm程度、長さにおいては12乃至24cm程度で十分である。そして肝要なことは、長時間に亘って色光発光させる場合では多少の発熱が発生することから、照明塊状体8の底面のLED発光素子7対向する部分には、僅かな緩和空間8Aを形成させることが望ましく、更には載置させるのみの場合では、該照明塊状体8の底面8Bを扁平状に加工しておくことが好適である。
【産業上の利用可能性】
【0024】
電源が電池による場合には必要な配置場所に配置させるのみで、外部電源を利用する場合には入力プラグ4をAC電源コンセントと接続させるのみで利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】 本発明の一部断面説明図である。
【図2】 定電流回路の回路説明図である。
【図3】 マルチバイブレーター回路の回路説明図である。
【符号の簡単な説明】
【0026】
1 色光発生基台
2 色光発生基台の上面
2A 凹陥部
3 保持縁
4 入力プラグ
5 定電流回路
5A 定電流ダイオード
50 トランジェスタによる定電流回路
50A トランジェスタ
50B 定電圧ダイオード
6 マルチバイブレーター回路
7 LED発光素子
8 照明塊状体
8A 照明塊状体の緩和空間
8B 照明塊状体の底面
9 本発明品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
色光発生基台と、該色光発生基台上面に載置若しくは載置固定される照明塊状体とからなり、色光発生基台が金属板材で且その平面形状が円形若しくは正方形で所要の厚さの中空状に形成され、而もその上面の外周縁には保持縁が突出形成され、且その上面中央位置にはLED発光素子を配置させる凹陥部が形成された形状からなり、且配置されるLED発光素子が少なくともその発光波長が460mmを含む青色光と、その発光波長が527mmを含む緑色光及びその発光波長が625mmを含む赤色光を発光するLED発光素子で形成され且色光発生基台の中空部に配位された定電流回路とマルチバイブレーター回路とによりLED発光素子が3000乃至12000/秒のパルス発光と且0.96乃至19.2秒の点滅間隔で色光が点滅される構成からなり、該発光された色光を色光発生基台上部に載置され若しくは我置固定される透光性を有する等軸晶系無機質の照明塊状体を透過させてゆらぎによる色光で散乱照明をなす、癒しと幻想空間を創出する照明具。
【請求項2】
LED発光素子に、更にその発光波長が455mmを含む紫青色とその発光波長が505mmを含む青緑色及びその発光波長が590mmのオレンジ色を発光するLED発光素子が分散配置されてなる、請求項1記載の癒しと幻想空間を創出する照明具。
【請求項3】
照明塊状体が岩塩若しくは石英からなる請求項1乃至請求項2記載の癒しと幻想空間を創出する照明具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−140897(P2009−140897A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341696(P2007−341696)
【出願日】平成19年12月7日(2007.12.7)
【出願人】(507176493)
【Fターム(参考)】