発光システムを有するキャンドル・アセンブリ
キャンドル・アセンブリ(1200)は、溶融可能な固体燃料と、ウィックを保持し溶融可能な固体燃料と結合するウィック・ホルダが載置する溶融プレート、及び溶融可能な燃料要素(1211)を保持するための交換可能な容器を有するキャンドル・レフィル(1202)の少なくとも一方を備えた支持ベースを有する。溶融可能な燃料要素は内部に配置されるウィックを有し、交換可能な容器は第1の接合面を有する。キャンドル・アセンブリは、音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも1つを制御するために少なくとも1つの電気部品を有する制御ユニット(1206)を更に有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、米国特許出願シリアル番号第11/355,585号、2006年2月16日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第10/780,028号、2004年2月17日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第09/747,545号、2000年12月20日出願、即ち、米国特許第6,802,707号の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第09/468,970号、1999年12月21日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第11/140,683号、2005年5月31日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第10/780,028号、2004年2月17日出願、及び米国特許出願シリアル番号第10/978,744号、2004年11月1日出願の一部継続出願であり、それは米国特許出願シリアル番号第10/938,434号、2004年9月10日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国特許出願シリアル番号第11/291,280号、2005年12月1日出願の一部継続出願であり、それは2004年9月10日出願の米国特許出願シリアル番号第10/938,453号、2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/123,372号、2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/124,313号、及び2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/123,461号の一部継続出願であり、それらは、米国特許出願シリアル番号第10/978,744号、2004年11月1日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第10/938,453号、2004年9月10日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国特許出願シリアル番号第11/096,753号、2005年3月31日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第11/185,174号、2005年7月20日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国仮出願シリアル番号第60/754,088号、2005年12月21日出願の利点を主張する。
【0002】
連邦政府によって提供された調査又は進展に関する参照
適用せず。
【0003】
シーケンシャル・リスト
適用せず。
【0004】
本発明は概して、ウィックホルダ・アセンブリに関し、より詳細には、ライトショーを有するウィックホルダ・アセンブリに関する。
【背景技術】
【0005】
音声及び/又は光を発する多くの異なる多感覚(マルチセンソリー)キャンドル・アセンブリが周知である。ある場合に、キャンドル・アセンブリは、その開放上端部を取り囲む埋め込み型段付きリングを有する円筒状容器内に配置される芯付きキャンドルを有する。円形のシェード本体は、開放上端部内に適合し、埋め込み型段付きリング上に載置する外周フランジを有する。
【0006】
別の場合において、キャンドル・ホルダはキャンドルスティックを収容するための規格を有し、このキャンドルスティックはキャンドル・ホルダのベースから延出する。この規格は、キャンドルスティックを内部に収容するために上端で外曲げフランジを備えたソケットを有する。漏斗状スプリット・チューブがソケット内に配置される。このスプリット・チューブは、ソケットの外曲げフランジ上に載置する外曲げ周囲フランジを有する。キャップは、ソケットの外曲げフランジにまたがり、スプリット・チューブより上に離間配置される周囲エッジ上に載置する。
【0007】
取り付けベースから上に延出する空洞の円筒状本体部分を有する電気キャンドルが知られている。奉納ロウソク(ボウティブ・キャンドル)は、中央のフラストコニカル・リムから半径方向外側に延出する複数のアームを有するブラケットによって本体部分の開放上端内に装着される。奉納ロウソクはリム内部で装着され、アームの周辺エッジは、本体部の開放上端で埋め込み型内側環状リム上に載置する。
【0008】
ある場合に、ロウソクは、管状外側ケーシング内部に収容される蝋(ろう)本体を備えた一定高さの炎を有する。バネは、断熱カバーによって外側ケーシングの開放端上に装着されるウィック(芯)に向けて上方に蝋本体を付勢する。ウィックは、カバーの中央開口を通って延出し、ワイヤによって一定の高さ位置に保持される。カバーの外曲げ周辺リップは、管状ケーシング内の周辺凹部に載置する。
【0009】
ある場合において、装飾された照明製品は、キャンドル又はキャンドルを含むキャンドル・ホルダを有する。照明製品は、該照明製品の形状に適合する熱収縮可能なポリマの装飾的ウェブを有する。ウェブは、ロウソクを燃焼させることによって生成される熱に反応するサーモクロマチック・インク又は色素沈着で装飾されて、このロウソクが燃焼されるときに視覚上の効果をもたらす。
【0010】
他の場合において、メロディーキャンドルは、ウィックと平行にロウソクに埋め込まれる光ファイバを有する。光ファイバは、メロディー生成ユニットを制御する光センサに接続されているので、ロウソクが点灯されると、光が光ファイバを介して光センサに伝達され、これによりメロディーが演奏される。光ファイバは、ロウソクが点灯されないときに周辺光を光センサに伝達することを防止する暗色の色変化顔料で塗布される。ウィックの点火と同時に、点火されたウィックからの熱により、色変化顔料が透明になり、光が光ファイバを下に移動させ、メロディー生成ユニットを起動させてメロディーを開始する。
【0011】
別のメロディーキャンドル・アセンブリは、内部に軸方向に配置されるウィック、及びウィックに平行して配置される熱応答性圧電ストリップを備えたロウソクを有する。ウィックが点火されると、熱応答性ストリップによって転移される炎からの熱が、キャンドル・ベースにおける電子回路を駆動させることによって、メロディー、歌、又はヴォーカル・レンディションを開始する。
【0012】
さらに別のメロディー生成キャンドルは、音楽を生成する埋め込み式集積回路を有する。光ファイバ・ストランドは、点火されたウィックから、集積回路に動作可能に接続される光センサに光を伝達する。このロウソクは、光センサの感度を、光ファイバ・ストランドを介して光センサに伝達される光に調整する光リフレクタをさらに有する。
【0013】
更なるメロディーキャンドル・アセンブリは、底面上に1つ以上の凹部と、ロウソクの底面まで延出する下端を備えたウィックとを備えたロウソクを有する。ロウソクは、内部に軸方向に埋設される光ファイバをさらに有する。このキャンドル・アセンブリは、さらにまた、1つ以上の開口、及びウィックが延出する中央孔を備えた上面を有するキャンドル・スティック要素を有する。キャンドル・アセンブリは、メロディー再生ユニット、及び、ウィックからの光を感知するためにウィックの下端の反対側の中央孔に適合される光センサを有し、メロディー生成ユニットを動作のために作成する。
【0014】
別のメロディーキャンドルは色変化顔料を使用して、標準状態で光を遮蔽するために黒色に近い色のままにあって、ロウソクが燃焼されるとき加熱時に透明色に変化する光ファイバを塗布する。
【0015】
別の場合において、キャンドル装置は、炎源に応答するように適合される炎応答回路、及び、無線周波数信号に応答するように構成される受信回路を有する。炎応答回路及び受信回路は、電子再生装置、電気機械装置、光源装置などに連結される。
【0016】
更なるキャンドル装置は、有底の容器内に収容されるロウソク本体、及び、集積回路を有する音楽発生器を収容するために底部に形成される区画を有する。集積回路は、ロウソクの点火されたウィック上にロウソクの炎があることに応答して集積回路を起動させるスイッチング手段によって制御される。スイッチング手段は、感光性レジスタと組み合わされる光ファイバ部材、感熱性レジスタと組み合わされる熱伝導性ワイヤ、又は赤外線レジスタと組み合わせされる熱伝導性ワイヤを有する。赤外線レジスタは、加熱されたワイヤによって放出される赤外線を検出する。
【0017】
色が変化するロウソクは、ロウソク本体のウィックに隣接して平行に埋め込まれる光ファイバ・ストランドを有する。光ファイバは、ロウソク本体内に埋め込まれる電子回路に動作可能に接続される。光ファイバ・ストランドから送られる光を検出することに応答して、電子回路はロウソク本体の色を1つ以上の点灯された発光ダイオードの色に変化させる1つ以上の発光ダイオードを起動させる。
【0018】
さらに他の場合において、ロウソクは、ロウソク本体内にウィックが軸方向に配置される、光ファイバ・ケーブルなどの光学ガイドを有する。この光学ガイドは、音曲発生電子回路に連結されるので、ロウソクが点火されると、光学ガイドに沿って伝達されるロウソクの光が音曲の演奏を始動する。
【0019】
他の場合において、ロウソクは、いったんロウソクが磁気ベース機構を起動させるために十分な量の蝋を燃焼すると、ロウソクの炎を消火する機能があるロウソク炎消火器アセンブリを有する。磁気ベースのロウソク炎消火器機構は、ウィックホルダと、第1の極性を有する第1の磁石を有するロウソクを有する。ロウソクは、第2の極性を有しロウソクの下に配置される第2の磁石の上に配置される。第1及び第2のそれぞれの磁石は、第1の磁石の第1の極性が第2の磁石の第2の極性によって反発されるように位置付けられる。しかしながら、ロウソクの重量は、最初はロウソクを直立位置のままにし得る第1及び第2のそれぞれの磁石の反発力に耐えるのに十分である。ロウソクが充分に溶融されると、溶融された蝋の溜まりが形成される。蝋の量が消耗された後で、磁石間の反発力はロウソクの重量に耐え、ロウソクを溶融された蝋の溜まり内に先をつけさせることによって、炎を消火させる。
【0020】
他の場合において、キャンドル支持構造は、ロウソクが地震等の振動によって、ひっくり返るのを防止するように設計されている。この構造は、従来の蝋主体のロウソク本体のベース内の孔に適合するシンブル(はめ輪)状装置から構成されるように見える。シンブル及びロウソクは、受容体上で収容される。シンブル及びロウソクが収容される受容体の位置には、内部に埋設される永久磁石が有り、推定できるように燃焼中のロウソクから滴下するロウソクの蝋滴を受けとめるように皿状構造であるように見えるものと同じ高さにある。このロウソクは、まず内部にシンブルを収容するが、さらにロウソクがシンブルとその下にある永久磁石を過熱させないようにするためにそのベース内に孔が設計されている。
【0021】
さらに別の場合において、磁気キャンドルホルダ・アセンブリは、そのベースに付着される磁石を備えたキャンドルホルダを有する。さらに、このアセンブリは、磁気材料から成るスパイク型ディスクを有する。このディスクは従来の蝋型ロウソクのベースに挿入され、ディスク及びロウソクは磁石の上に置かれる。キャンドルホルダに付着された磁石と、ロウソクのベース内に挿入された磁気材料から成るディスクとの間の磁気引力はロウソクをキャンドルホルダに固定する。
【0022】
点灯された表示装置は、3つの発光ダイオードを組み込んだベースを有し、これら発光ダイオードは、同時に可視スペクトルにある色を発光し、表示装置上に配置される半透明の物品を選択的に照射することができる。これらダイオードは、ベースの上面より下で、ベースに配置される中央配置の光経路内に位置付けられる。半透明の物品サポートは、LEDによって発光される光を更に拡散し分配するために、ベースの上面の最上部に取り外し可能に設置される。半透明の物品サポートは、半透明材料の平坦なシート又はキャンドルホルダであってもよい。
【0023】
さらに他の場合には、キャンドル・スティック要素は、離間配置される少なくとも2つの開口と、光ファイバの下端が延設される中央孔と、キャンドル・スティック要素の上部に形成されるそれぞれの開口上に移動可能に突設出されるスイッチ・ノブを備えたメロディー生成ユニットと、を有する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明の一形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブ(突出部)を供えた支持ベースを有する。毛管ローブはウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。毛管空間は、支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブと凹型ベース部との間に画定される。キャンドル・アセンブリは、発光システムと、この発光システムを制御するために制御ユニットをさらに有する。
【0025】
本発明の別の形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブを備えた支持ベースを有する。毛管ローブは、ウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。毛管スペースは、支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブ及び凹型ベース部の間に画定される。キャンドル・アセンブリは、発光装置、及びこの発光装置を制御するための制御ユニットをさらに有する。制御ユニットは、電源、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、及び制御機構を有する。
【0026】
本発明の更なる形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブを供えた支持ベースを有する。毛管ローブは、ウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブ及び凹型ベース部の間にギャップが画定される。キャンドル・アセンブリは、支持ベースに対する拡散器の固定を可能にする表面幾何学的特徴を有する拡散器を更に有する。キャンドル・アセンブリは、さらに、バッテリーを備えた制御ユニット、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、制御機構、及び3色LEDを有する。制御機構の起動により、ディジタル処理ユニットによって符号化され3色LEDから発せられるライトショーの開始、選択、終了、一時停止の少なくとも1つを行なう。
【0027】
その他の形態及びそれらの利点は、図面及び以下の詳細な説明を考慮して明白になるが、種々の図面における同様の参照番号は、種々の実施の形態における同様の構造を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
図1から図5を参照して、キャンドル・アセンブリ100は、支持ベース102、溶融プレート104、ウィックホルダ106、ウィック108、及び燃料要素110を有する。支持ベース102は、概して受け皿形状の溶融プレート104を装着し、毛管ペデスタル(台座)112がその中央に配置されている。任意の装飾的エッチング114は溶融プレート104の上部露出面に配置されて、より一層の見栄えの良さ又は視覚情報をもたらす。ウィックホルダ106は、毛管ペデスタル112の上に適合するベース部116、細長い円筒形バレル118の形状のウィック保持スリーブ、及びフィン120などの熱伝導性要素を有する。バレル118は、ウィックの一部を保持するベース部116からウィックが延出しかつウィックがバレルより上に露出されるように、ウィック108を内部に収容する。燃料要素110は、ウィックホルダ106の上でその周囲に配置され、ウィック108が延出するダクト若しくはスロット122を有する。スロット122は、ウィック108をスロット内で延出させるのに十分な幅w1と、フィン120の少なくとも一部をスロット内に収容するのに十分な長さl1を有する。一実施の形態において、燃料要素110の蝋の質量はほぼ15gであり、溶融プレート・キャンドル100は単一の燃料要素、例えば、蝋燃料要素110上で約3時間から約3時間半の間にわたって連続して燃焼し、その後、燃料は完全に使い果たされる。
【0029】
図2に示すように、ウィックホルダ106のベース部116は、概して円錐形のベース囲い126によって取り囲まれるエンドプレート124、ならびに、ベース囲いから上方に延出するバレル118及びバレルとエンドプレート124から延出するフィン120を有する上部を含む。ベース部116は、バレル118が毛管ペデスタル112上に設置されるときに直立の、即ち実質的に垂直方向に維持されるように、毛管ペデスタル112の上でその周囲に密着するように適合される。ベース囲い126はへこみ、即ちスペーサ128を有し、穴部130はエンドプレート124を貫通延出する。強磁性構造、例えばスチール・リベット132若しくは磁石(図示せず)は、例えば穴部130を介してベース部116に固定されるので、ウィックホルダ106は、磁力によって毛管ペデスタル130上に開放可能に固定され得る。バレル118は、内部にウィックを保持するようにいずれかの締まり嵌めでウィック108を収容するようなサイズとされ、ウィックがエンドプレート内を延出可能であるようにエンドプレート124内に開口134を画定する。フィン120は、バレル118の両側で側面方向外側に延出し、バレルより上方に延出する。一実施の形態において、フィン120は、炎の輪郭をシミュレートするように形成される。他の実施の形態において、フィン120は正方形、円形、楕円形、三角形、若しくは他の非幾何学的形状を有してもよく、さらに他の実施の形態では、2004年9月10日出願の米国特許出願第10/939,039号に十分に記載されるようにフィン120は絶縁領域(図示せず)を有することもある。フィン120は、ウィック108上で燃焼している炎からの熱を燃料要素110に対して外側に伝達するために金属などの熱伝導性材料の比較的薄肉のストリップである。一実施の形態において、ウィックホルダ106は、切断され折り目136に関して折り曲げられ、それによって、対向側面140、142間に毛管スペース138を形成し、ベース囲い126内にチャネル又はギャップ144を形成する。他の実施の形態において、ウィックホルダ106は、セラミック、他の金属類、熱抵抗プラスチックなどの他の熱抵抗材料から他の方法によって形成されることもできる。ウィックホルダ106がスチールなどの強磁性材料から構成される場合、スチール・リベット132は任意選択的に省略してもよい。2つの側面140及び142は、ヒート・フィン120内の孔部148を通るリベット148、溶接、クリップ、熱抵抗接着剤などの便宜的手段によって共に固定される。ギャップ144及び孔部130は、燃料要素110からの溶融された燃料材料をベース囲い126の下に滴下若しくは漏出させることができ、毛管スペース138は、溶融された燃料材料を毛管作用によってフィン120より上に浸透させることができ、それによって非消耗性ウィック領域150内に燃料材料源を提供する。このような毛管作用の一例は、2004年9月10日出願の米国特許出願第10/938,453号に記載される。
【0030】
図3に詳細に示すように、燃料要素110は、燃料材料の本体152を有し、上面154及び下面156を有する。一実施の形態における燃料要素110は、蝋パックであり、他の実施の形態では他の形状を有してもよく、他の溶融可能若しくは流動可能な燃料材料、例えばパラフィンや動物性脂肪であって、固体若しくは半固体状態であったり、あるいは室温で一定の形状に維持可能なものを有する。燃料要素110の下面156は、ウィックホルダ106のベース部160に密接に一致するように形成される上部空洞壁160を有する空洞158を画定する。スロット122は上面154から空洞壁160まで延出し、上面における幅w1は空洞壁における幅w2よりも小さい。幅w1は、燃料要素110からの溶融された蝋が、ウィック108と接触せずにスロット122内を落下若しくは流れ落ちることがないように適合され、あるいは別の方法では、幅w1はスロット122の上部付近から溶融された燃料材料がスロット内を落下若しくは流れ落ちるときにウィック108と接触することになることを保証するのに十分に狭い。一実施の形態において、w1は、スロット122の上端におけるウィックの直径よりも大きいほぼ0.02インチ(0.5mm)以下である。別の実施の形態では、w1は、ウィック108の直径とほぼ同じである。さらに別の実施の形態では、締り嵌めがスロット122の上端でウィック及び本体152の間に存在するように幅w1はウィック108の幅よりも小さい。更なる形態において、幅w1は約0.12インチ(3mm)以下であり、ウィック108はほぼ0.1インチ(2.5mm)の直径を有する。さらにまた別の実施の形態(図示せず)において、スロット122は、ウィック108及びウィックホルダ106をスロット122に容易に挿入可能にするために、ウィック108の直径よりも最初は約0.02インチ(0.5mm)大きい幅を有し、このスロットはその後、幅w1がウィックの直径よりも約0.02インチ(0.5mm)小さくなるように、第2の製造工程において更なる燃料材料で充てんされる。
【0031】
図4に示すように、支持ベース102は、概してボウル形状の上部チャンバ162内に溶融プレート104を装着する。一実施の形態における溶融プレート104は、接着剤166で上部チャンバ162の側壁164に固定されることによって、溶融プレートと、支持ベース102の中間壁170との間に空のエアスペース168を提供する。エアスペース168は、溶融プレートと支持ベース102との間に更なる分離をもたらして支持ベースに対する溶融プレート内のヒート・ロスを軽減する。別の実施の形態(図示せず)において、溶融プレート104と中間壁170との間にエアスペース168が存在しないように、溶融プレート104が接着剤166を間に設けて中間壁170と隣接している。言うまでもなく、溶融プレート104のための他の配置及び支持構造もまた、溶融プレート104を支持するために適している。
【0032】
燃料要素110の一実施の形態において、スロット122は、下面156における長さl2よりも長い上面154における長さl1を有する。長さl1は、フィン120の最大幅wfより小さく、長さl2は、ヒート・フィンの最大幅wfよりも長い。wfに関するスロット長l1及びl2のこのような構成は、本明細書中に記載されるようなスロット幅w1及びw2に加えて、ウィックホルダ106を下面156からスロット内に十分に挿入するのを容易にする。スロット122及び空洞158のこのような構造はまた、フィン120が下面156よりも上面154を介してスロット内に挿入される場合、スロットがウィックホルダを完全に収容することを防止することによって、燃料要素110及びウィックホルダ106の不適切な組み立てを防止若しくは阻止する。
【0033】
図5に示されるように、溶融プレート104の一部、毛管ペデスタル112、ウィックホルダ106、燃料要素110、及びウィック108は、ユーザによって組立てられ、使用若しくは最初の点火の準備がなされる。一実施の形態において、毛管ペデスタル112は、溶融プレート104の床176と毛管ペデスタルの上部壁178との間の中間位置で周囲に延出する環状溝174を有する傾斜側壁172を有する。磁石180は、接着剤182で上部壁166の下側に固定される。別の実施の形態では、磁石180は、上部壁178の上側、若しくはウィックホルダ106を引き付けるのに十分とされる別の位置に配置され得る。スペーサ128は環状溝174に着座するように適合されて、ベース囲い126、及びウィック108に向けた溶融された若しくは液体の燃料材料の毛管動作を容易にするようなサイズとされた傾斜側壁172との間に毛管スペース184を提供する。スペーサ128はまた、環状溝174に着座することによって、毛管ペデスタル112上にウィックホルダ106を保持することにも役立つ。さらに、ウィックホルダ106のスチール・リベット132は、毛管ペデスタル128上に設置されると磁石186によって引きつけられ、それによって、ウィックホルダが毛管ペデスタルから誤って落下したりずり落ちたりすることを防止する。エンドプレート124の下側に配置されるとき、スチール・リベット132はまた、毛管スペース184を維持するのに役立つようにスペーサとしての働きをする。別の実施の形態において、ウィック・クリップ106を毛管ペデスタル112上の所定位置に維持するために、磁石186を接着剤やリベットなどの便宜的手段によってエンドプレート124に固定されることもある。燃料要素110の空洞壁160は、ベース囲い126と、ウィックホルダ106のバレル118の周囲に密接に適合されるような形状とされ、燃料要素とウィック108、ウィックホルダ106、及び溶融プレートの床176との間の開放スペースを最小限にするために溶融プレート104の床176上に置かれる。開放スペース188を最小限にすることにより、溶融された燃料材料(図示せず)を床176に対して下方に落下するウィック108に直接供給させたり、開放スペースに蓄積する可能性が増大し、それにより潜在的に燃焼中に液体若しくは溶融された燃料材料のウィックを使い尽くす。しかしながら、溶融された燃料材料が毛管ペデスタル112のベースの周囲に蓄積すると、溶融プレート104からの溶融、若しくはウィック108上の炎109によって直接溶融することであることにかかわらず、溶融された燃料材料は、ロウソクが燃焼している際に非消耗ウィック領域150に向かって毛管作用によって毛管スペース184に沿って上方に引き上げられる。一実施の形態におけるウィック108は、毛管ペデスタル112の上部壁178に接触若しくはほぼ接触するようにバレル118の開放端134内を延出して、毛管スペース184によって上方に引き上げられた液体燃料材料は、ウィック108と接触し、ウィックの最上部で燃焼する炎による最終的な燃焼に対して内部で上方に引き上げられることになる。ウィック・バレル118は、ウィック108を収容するのに十分な内径を有する。バレル118の内径は、ウィックの直径よりも大きいか、小さいか、あるいは同じであってもよく、その長さに沿って異なる直径を有してもよい。一実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108がバレルに容易に挿入され得るように、ウィック108の直径よりも大きい。別の実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108の直径よりも均等に約0.012インチ(0.3mm)だけ大きい。さらに他の実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108と同じ大きさであるか、又はそれよりも小さい。溶融された燃料材料は、水抜き穴130を通って毛管スペース184内に浸透する可能性があり、それによって、発火し、又は毛管スペース184を介した上方への毛管作用を容易にする。溶融された燃料材料は、さらに、フィン120の対向面140、142間の毛管スペース138において上方に引き上げられ、溶融された燃料材料がウィック108上の炎によって蒸発及び燃焼される非消耗ウィック領域150まで引きあげられることもある。
【0034】
図6を参照すると、別のウィックホルダ200及び溶融プレート202が、図1から図5に示されたウィックホルダ106及び溶融プレート104と同様に示されているが、毛管ペデスタル204は、環状溝174のない傾斜が滑らかな側壁206を有し、ウィックホルダ200がベース囲い126にスペーサ128を有していない。184と同様の毛管スペース(図示せず)は、ウィックホルダ200のベース部116のエンド・ウォール124などの下に突出するスチール・リベット132によってベース囲い126と側壁206との間に維持される。本実施の形態において、ウィックホルダ200は、実質的にはスチール・リベット132と、毛管ペデスタル204の磁石180(図6には図示せず)との引力と、任意の重量の燃料要素110によって、毛管ペデスタル204上に維持される。
【0035】
図7及び図8を参照すると、例えばキャンドル・アセンブリ100に使用される別の実施の形態のウィックホルダ300は、ウィックホルダ106(又は200)と同様であるが、このウィックホルダ300もまた、ウィック・バレルの他の部分の断面積より小さい断面積を有するバレル118の中間部分を有する。バレル118の側壁304のくぼみ302は、バレルの反対端部308と310の中間に設置又は配置され、バレルの他の部分よりも小さい断面積を有するバレルのくびれ部分306を画定する。ウィック108は、(溶融あるいは流動状態にあるときに)燃料材料311を吸着するように適合されるウィックの一部若しくは端部が端部310を介して下方に延出し、燃焼に適合したウィックの別の部分若しくは端部が端部308を介して上方に延出するように、バレル118内を延出する。くびれ部分306は、有効ウィック断面積を減少させ、それによって、第1の開放端部及び第2の開放端部間のウィックの毛管流量能力を減少若しくは制限することもある。端部310から端部308より上にある炎領域に向かってウィック108の上にある流体燃料材料311の制限された流量能力、及びその後の減少した体積流量率は、燃料材料燃焼率を減少させ、燃料要素110の寿命を延長させる。より大きな断面積を有するくびれ部分306が、より小さい断面積を有するくびれ部分よりも体積流量率の高速化を可能にし、又は、毛管流量率の増加を可能にするので、ウィック108の毛管流量率は、くびれ部分の断面積を減少させるようにことによって大きく減少されることがある。側壁304が実質的に液体不浸透性であり(例えば、流体燃料材料をウィック108まで流動させず)、これによりエンドプレート124に設置された端部を介して若しくはバレル118の端部308の上に、ウィックへの流体燃料材料の流れを制限するときに、ウィック108に沿ってくびれ部分306を超えた上方への流体燃料材料311の流量率に関してこのようなくびれが向上される。たとえば、ウィック108がバレル118から引き出されないように、ゆえに毛管スペース184及び水抜き穴130を介してウィックに向けて流体燃料材料311の流れとの接触を潜在的に失うことがないように、ウィックの端部が端部310内若しくは端部310まで延出するように、くぼみ302は、バレル118内の所定位置にウィック108を維持するのに役立つこともある。
【0036】
本明細書に詳細に記載されたキャンドル・アセンブリとウィックホルダ300の他の変形及び実施の形態がさらに明確に検討される。たとえば、一実施の形態において、バレル118は、他の断面積及び形状を有する円筒形状若しくは管形状を有するスリーブの形をとることもできる。他の実施の形態において、バレル118のくびれ部分306は内側環状リッジ(図示せず)によって形成され、それはウィック・バレル118の周囲全体において側壁304をへこませたり、縁曲げしたりすることによって、若しくは側壁304の内側表面に配置される内側環状ショルダーによって形成されることもある。別の実施の形態におけるくびれ部分306は、単一のくぼみ302によって、又は複数のくぼみによって形成されてもよく、それは、対向する関係にあるか、互いに相殺されるかのいずれかでもよい。別の実施の形態(図示せず)において、バレル118は、概して管状でないウィック・ケーシングの形状を有することもあるが、それよりもむしろ、ウィック108の一部を封入し、ウィックが延出する側壁内の第1及び第2の各開口部を有する長さ方向に湾曲した側壁を有する。
【0037】
図8に示され、本明細書中に記載されるウィックホルダと毛管ペデスタルの組み合わせにも適用可能とされる別の態様によれば、毛管スペース184は、ウィックホルダ300のベース部116と毛管ペデスタル204との間において体積、即ち毛管ウェル350を画定する。燃料材料311(蝋又は他の溶解可能な燃料など)のたまり352(破線表示)が周辺囲い126及び毛管ペデスタル204周囲の溶解プレート202に形成されて凝固されたあとに、毛管ウェル350は、ウィック108のうまく維持された再点火を促進するために前選択される寸法を有する。持続性の燃焼中に、たまり352からの燃料材料311の流体部分は、ウィック108で炎354を供給するために毛管作用によって毛管ウェル350内にウィック108まで引き出される。炎354が燃料要素110全体を使い果たす前に消火されると、燃料材料311のたまり352が凝固し、溶融プレート202の底部にわたって、毛管ウェル350を介してウィック108内に延出する。一実施の形態において、ウィック108が燃料材料311のたまり352が凝固したあとで再点火されると、周辺囲い126を囲む燃料材料が液化燃料材料の供給を付与して毛管ウェル内の燃料材料と置き換えるのに十分に溶融されるまで、毛管スペース184は、燃料材料の流体供給が迅速に形成され毛管ウェル350に利用可能でありウィック108を介して炎354を供給するような寸法とされる。たとえば、毛管スペース184の寸法が小さすぎると、周辺囲い126を囲む燃料材料311のたまり352が更なる液状化燃料をウィックに付与するのに十分に溶融される前の持続性再点火の際にウィック108上の炎354を維持するために毛管ウェル350に十分な燃料材料がないこともある。さらに、たとえば、毛管スペース184が大きすぎると、毛管ウェル350内の凝固した燃料材料311を介した熱伝達が緩慢すぎてウィック内の燃料材料が燃焼する前に液状化燃料をウィック108に付与するのに内部で燃料材料を十分に溶融させないこともある。いずれの状況においても、毛管スペース184の外側から、毛管ウェル350内に、ウィック108の上に流体燃料材料の略連続的な毛管動作を開始若しくは持続させて炎354に供給するために溜まり352における十分な量の燃料材料311の溶融前に、炎354が燃料切れとなって消火することもある。したがって、一実施の形態においてウィック108の再点火をうまく持続させるのに役立つために、十分な量の液状化燃料が、周辺囲い126に隣接した若しくは囲んだ凝固された燃料材料311のたまり352から形成されて毛管スペース184内の毛管作用によって連続的に炎354を供給するまで、毛管ウェル350は、溶融された燃料の量を再点火ウィック108に提供するのに十分な量よりも少ない量を有する。別の実施の形態では、毛管ウェル350の容積は、ウィックに装着された凝固した燃料材料311が燃焼した後で炎354からの熱が毛管スペース184に配置される凝固した燃料材料311を十分に早く溶融させて炎354を供給することができる容積よりも少ない。
【0038】
さらなる実施の形態において、凝固した蝋のたまり352が十分に溶融してウィック108までの適切な燃料の流れをもたらして炎354の持続性燃焼を維持するまで十分な溶融した燃料源をウィックに提供するために、毛管ウェル350の容積がキャンドル・アセンブリ100全体の熱量に比例する場合に再点火をうまく達成することができる。キャンドル・アセンブリ100の熱質量は、測定された量だけ溶融プレートのキャンドル全体の温度を変化させるのに必要なエネルギーの量の測定単位であり、その部分の比熱によって増加されるキャンドル・アセンブリの各部分の質量の積の合計に等しい。実例として、再点火がうまく達成されるのは、キャンドル・アセンブリ全体の熱質量に対する毛管ウェル350の体積の割合が、約0.00006立方インチ/カロリー/摂氏度(以下、in3/cal/°Cとする)(1mm3/cal/°C)、及び約0.0006in3/cal/°C(10mm3/cal/°C)の間、又は、約0.0001in3/cal/°C(2mm3/cal/°C)と約0.0004in3/cal/°C(6mm33/cal/°C)との間、あるいは、約0.00018in3/cal/°C(3mm3/cal/°C)と約0.00024in3/cal/°C(4mm3/cal/°C)との間にある場合である。したがって、一実施の形態において、キャンドル・アセンブリの熱質量は、約135cal/°Cと約10cal/°Cとの間、約75cal/°Cと約40cal/°Cとの間、又は、約61cal/°Cと約50cal/°Cとの間にあり、毛管ウェル350の体積は、約0.006in3(100mm3)と約0.03in3(500mm3)との間、又は、約0.009in3(150mm3)と約0.018in3(300mm3)との間、あるいは約0.012in3(200mm3)である。
【0039】
たとえば、キャンドル・アセンブリ100などの実施の形態の熱質量は、支持ベース102、溶融プレート202、及び組み合わせ熱質量が約50cal/°Cのウィック・ホルダ300、及び、燃焼前の熱質量が約10.5cal/°Cの約0.53オンス(15g)の蝋の燃料要素110を有する。毛管ペデスタル204は、高さh1が約0.39インチ(10mm)と約0.04インチ(1mm)との間、若しくは約0.2インチ(5mm)、底部半径Φ1が約1.18インチ(30mm)と約0.39インチ(10mm)との間、若しくは約0.83インチ(21mm)、及び上部半径Φ2が約0.04インチ(1mm)と約0.79インチ(20mm)との間、若しくは約0.43インチ(11mm)であるほぼフラストコニカル形状を有する。ベース116は、周辺囲い126を備えた毛管ペデスタルとほぼ相補的なフラストコニカル形状を有し、上部直径Φ3が約0.08インチ(2mm)と約0.83インチ(21mm)との間、若しくは約0.43インチ(11mm)と約0.55インチ(14mm)との間、さらには約0.51インチ(13mm)であり、底部直径Φ4が約1.22インチ(31mm)と約0.43インチ(11mm)との間、若しくは約0.79インチ(20mm)と約0.91インチ(23mm)との間、さらには約0.87インチ(22mm)であり、高さh2が約0.43インチ(11mm)と約0.08インチ(2mm)との間、若しくは0.28インチ(7mm)と約0.16インチ(4mm)との間、さらには約0.2インチ(5mm)であり、エンドプレート124からのリベット123の高さh3が約0.004インチ(0.1mm)と約0.04インチ(1mm)との間、若しくは約0.03インチ(0.8mm)と約0.02インチ(0.5mm)との間、さらには約0.02インチ(0.6mm)である。別の実施の形態では、毛管ペデスタル204は、高さh1が約0.18インチ(4.7mm)であり、底部半径Φ1が約0.81インチ(20.5mm)であり、上部半径Φ2が約0.44インチ(11.1mm)であり、ベース126は、上部直径Φ3が約0.5インチ(12.6mm)、底部直径Φ4が約0.85インチ(21.6mm)、及び高さh2が約0.2インチ(5.05mm)である囲い126を有する。ベース116が毛管ペデスタル204の最上部に設置されるとき、エンドプレート124は毛管ペデスタルの上部壁178から約0.03インチ(0.65mm)の垂直位置にあり、周辺囲い126は、側壁206から約0.02インチ(0.38mm)の垂直位置にあり、これにより約0.012in3(200mm3)の体積を有する毛管ウェル350を画定する。
【0040】
図9を参照すると、別の態様による溶融プレート・キャンドル・アセンブリ400は、ホルダ若しくはベース402と、ベースの凹部406内部に装着されたほぼ凹型溶融プレート400を有するように示される。溶融プレートに載置する本明細書中に既に記載されたものと同様の固体燃料要素及びウィックホルダは、明確にするために図示されない。溶融プレート404は熱伝導性が高く、本明細書中に既に記載された他の溶融プレートと同様であり、中央に配置されたウィック位置においてそこから上方に突出する毛管ペデスタル408を有する。ベース402は、周囲に延出し、溶融プレート404から天頂角Θで角度的に外方に配置され、溶融プレートの上に配置される最上部エッジ412を有する壁410を有する。一態様において、ベース402及び溶融プレート404は、例えばウィック108などの芯に炎があるときなどの燃焼中に炎がたまりと密に近接して配置されるときに溶融した若しくは液状化した燃料のたまりの上に(無風の大気状態によって包囲されるときの)ほぼ層状の気流を増加若しくは促進するように適合される形状を有する。このような層状の気流は、溜まり上の渦電流を減少し、さらに/あるいは溜まり内の局部的熱点を減少若しくは最小限にすることによって溜まりの全体温度を制御し、このことは、芳香剤や殺虫剤などの燃料において活性の揮発性成分の気化を示し、それによって燃料が完全に燃焼されるまで燃料の有効な芳香期間を拡張する。燃料のすべてが溶融プレート・キャンドルの燃焼中に、溜まりにおいて液化されると、空気は凹部406内の壁410の上端412上のほぼ層状の流れにおいて毛管ペデスタル408上に配置されるウィック(図示せず)上の炎によって生じられる熱の排気筒若しくは上方気流による、熱溶融プレート404及び溶融された蝋などの液化燃料の溜まり上に引き込まれる。熱の排気筒から上昇する気流はまた、揮発された活性成分を周囲環境内に分配する。
【0041】
一実施の形態において、ベース402及び溶融プレート404は、以下の方程式によって記載されるほぼ層状の気流を増加又は促進するための形状を有する。
【数1】
ここで、
Pmaxは、mmで示した溶融プレート404の最大幅である。
Pminは、mmで示した溶融プレート404の最小幅である。
SAは、投影面積、又は、平方mmによる溶融プレート404の輪郭の二次元投影の表面積である。
Hminは、mmで示した上端412の最小幅である。
Dpは、mmで示したベース402の上端412からの溶融プレート404の深さである。
Dpmaxは、mmによるDpに対する最大値である。
Rは、mmによるベース402の上端の外径である。
θは、壁410の天頂角度である。
【0042】
方程式1は、層状の気流を促進するために、上下の一定の境界線内で、溶融プレートの投影面積、及び溶融プレートの幅の近似関係を定量化する。方程式2は、層状の気流を促進するために、溶融プレート404の投影面積及びベース402の上端412からの溶融プレート404の深さの近似関係を定量化する。方程式3は、層状の気流を促進するために、溶融プレートを横切る最小溶融プレート、ベース402の上端412からの溶融プレート414の深さ、及びベース壁410の天頂角の近似関係を定量化する。方程式4は、層状の気流を促進するために、溶融プレート404とベース402のそれぞれの形状の関数として、上端412のベース402の近似最小幅を定量化する。これら方程式1から4がほぼ矩形状ベース及びホルダに関して記載されているが、こうした関係は、最適化キャンドル・アセンブリ形状にアプローチするために、楕円や円形などの他のキャンドル・アセンブリ形状で使用することもできる。たとえば、円形ベースと溶融プレート、例えば図4に示されるベース102と溶融プレート104を有する一実施の形態において、Hminは約3.94インチ(100mm)、Pmax及びPminはともに約3.15インチ(80mm)に等しく、Dpは約0.4インチ(10mm)であり、Rは約0.08インチ(2mm)であり、θは約45°である。
【0043】
図10及び図11はキャンドル・アセンブリ500を示し、これはキャンドル・アセンブリ400とほぼ同様であるが、キャンドル・アセンブリ500は、溶融プレート504のベース部502との適切な位置合わせを確実にするための位置合わせ機構を有する。キャンドル・アセンブリ500は、ベース部502、及び燃料要素110、ウィックホルダ106、ウィック108の組み合わせのような奉納ロウソクを支持するための溶融プレート504を有する。ベース部502は、ガラスやセラミックなどの熱透過率の低い不燃性材料から形成され、溶融プレートは、アルミニウムや他の金属などの熱透過率の高い不燃性材料から形成されるが、他の材料もまた使用され得る。ベース部は、その上端において、4つの直立した側壁508、及び側壁の上部リム512より下に離間された側壁にかかる内壁510によって画定される凹部506を有する。ベース502の底端部は、内壁510の下で中空である。側壁508及びベース502の底端部の特定の形状及び構造は、ほとんどいかなる形及び形式をとってもよく、本明細書中に記載された特定の形状に限定されないことは理解すべきである。受け皿若しくはボウル形状の溶融プレート504は、作動位置において凹部506に収容されるように、底面形状について凹部506にほぼ相補的な凹面にされる。溶融プレート504は、外周エッジ518と隣接した高くなった若しくは上方に湾曲した周辺部516と、本明細書中に既に記載されたのと同様にして中央位置に配置される奉納ロウソクを収容するための底壁518の中央部分から上方に突出する毛管ローブ520を備えたほぼ正方形のフットプリントを有する。ベース502の凹部506内の溶融プレート504の適切な位置合わせを保証するための位置合わせ機構は、例えば水平ステップ522などのショルダを有し、これは側壁の内側524から内方に突出し、凹部506の周囲全体に延出し、上記機構は例えば水平レッジ526などの相補的レッジ(出っ張り)を有し、これはショルダ上に載置する。レッジ526は溶融プレートの周囲に延出し、溶融プレート504の周囲エッジ518と底壁514との間に垂直に配置され、水平ステップ522上に載置し、周囲エッジが凹部506全体の周囲に側壁508の内側面524に対して押圧される。溶融プレート全体は、毛管ローブ520及び周囲エッジ518を有し、上側リム512の下に配置される。溶融プレート504は、凹部506内の内壁510の上に離間配置され、高くなった周囲端部516が側壁508の内面524に対して押圧され、毛管ローブ520は上方に突出する。溶融プレート504は、レッジ526とショルダー522との間に配置される接着剤166(図示せず)などの接着剤のビードでベース502に固定される。接着剤はまた、溶融された蝋又は他の液体が溶融プレートの下に漏出しないように、溶融プレート504の周囲エッジ518と、側壁508の内面524との間を密封することもある。他の実質的に相補的位置合わせ構成が、さらに若しくは代替的に位置合わせ機構のために使用されることもある。たとえば、ベース・ショルダは、1つ以上の離散的な離隔ステップ部を有するにすぎず、溶融プレート・レッジは、溶融プレートとベースとの間に1つの可能な適切な接合フィットのみをもたらすために連続的であり、あるいは、離散的レッジ部と適合してもよい。一実施の形態において、位置合わせ特徴は、溶融プレート504がベース502に対し所定の関係で設置されることを確実にするのに役立ち、その結果、溶融プレートの底壁514がほぼ水平であり内壁510の上に離間されて、キャンドル・アセンブリ450がレベル支持表面上に配置され溶融された蝋からベースへの熱損失を最小限にするときに溶融された蝋が毛管ローブの周囲にたまることを保証する。言うまでもなく、位置合わせ特徴は、例えば底壁514が内壁510と接触し、及び/又は底壁514が非水平角度に配置されるなどの他の位置合わせ構造において溶融プレートを凹部内に載置されるように容易に変更され得る。さらに別の実施の形態(図示せず)において、位置合わせ特徴は、ベース502と溶融プレート504との所定の位置合わせをもたらすために、溶融プレート504内の相補的レッジ若しくは空洞と係合する凹部506内のいずれかに配置される1つ以上の高くなった突出部を有することもある。さらに、これら突出部はベース502と一体的であってもよく、あるいは、空洞に設置される別個の物体、例えばワイヤやボタン(図示せず)などによって形成されてもよい。別の位置合わせ機構(図示せず)は、対向する相補的ショルダ若しくはレッジのないレッジ及びショルダの1つのみを有することがあり、レッジ又はショルダは、溶融プレートをベースに対し所定の位置合わせ若しくは配向に付勢する。
【0044】
内壁510の中心領域から上方に突出する円形リング530などの、磁石528のためのリテーナ(保持)機能は、毛管ローブ520の下に溶融プレート504の底面に空洞532の下に配置される。リング530は、溶融プレートの底面と係合することなく空洞532内に上方に延出する。リング530は、磁石528のためのリテーナとしての働きをし、磁石528が溶融プレートから引き離されるような場合に、空洞532内部で溶融プレート504に接着される。一実施の形態において、リング530は、溶融された蝋からベースへの熱の損失を最小限にするために、溶融プレートの底面と係合しない、即ち離間されている。リテーナは図面に示される特定の円形リング形状に限定されず、毛管ローブ520より下の所定の位置に磁石528を保持するのに役立つ他の形状をとってもよい。たとえば、リテーナは、磁石528を部分的に囲む複数の離間された突出部であってもよく、磁石は、所定の向きにこれら離間された突出部とインターフィットするような形状とされてもよい。別の例では、リテーナは、ショルダ522及びレッジ526に加えて凹部506内で溶融プレート504と位置合わせするのに役立つように空洞532の底面と係合することもある。さらに、位置合わせ特徴及びリテーナ特徴は、ベース102及び円形溶融プレート104などの本明細書中に開示されるベースと溶融プレートの他の組み合わせとともに作用するように容易に適合されてもよく、本実施の形態の特定のベース及び溶融プレートに限定されない。
【0045】
図12から図14は、キャンドル・アセンブリ600の別の実施の形態を示す。キャンドル・アセンブリ600は、支持ベース602、任意の光拡散器604、及び制御ユニット606を有する。一実施の形態において、ベース602は、既に記載されたベース102、402、及び502と同様若しくは同一であり、溶融プレート608は、先行する実施の形態と関連して再度記載されるようにベースに固定される。図示されてないが、磁石はペデスタル610及びウィック・クリップの下に配置され、ウィック及び燃料要素は、ペデスタル610上に着脱自在に配置され、磁石によって生じられる磁力によってそこに保持される。
【0046】
別の実施の形態におけるベース602は、クリア若しくは透明ガラスから形成されるが、同一の若しくは異なる光学特性を有する他の材料を使用してもよい。
【0047】
拡散器604(図14)はベース602内に配置され、一実施の形態において、その凹部内にぴったりと一致するように適合する。拡散器604は、射出成形若しくは形成された半透明の熱可塑性物質から形成されてもよい。拡散器604が、結合に耐性のある、及び/又は同一若しくは異なる材料から構成される他の物体に対して非接着性であると考えられる材料から構成されるとき、幾何学的表面特徴部605は、例えばベース602を含む他の物体に拡散器を接着するために一般的及び/又は一般でない接着剤の使用を可能にするように拡散器に含まれてもよい。図14から図17を詳細に参照すると、拡散器604は、左手表面612から下方に垂下する一対のタブ610a、610bを有し、(本明細書中で使用されるような用語である、左側、右側、前方、後方、最上部、底部、上方、下方は、便宜的に種々の要素の相対的配置を意味するだけに使用され、制限的な意味ではどのようなものでも使用されない)。さらに、スロット614は拡散器604の右手側壁616の下部に配置される。右手壁616の下側エッジ624が制御ユニット606の支持表面626から上方に離間配置されるように拡散器604が傾斜され若しくは角度付けされた状態で、タブ610a、610bの曲げフランジ620a、620bをそれぞれ対応する凹部622a、622b内にそれぞれ設置することによって、拡散器604が制御ユニット606上に取り付けられる。拡散器604は、右手壁616の下側エッジ624が支持表面626に向けて低くさせるように回転され、その結果、タブ630の外曲げフランジ628は、拡散器604の下部634の内側面632と干渉することによって、制御ユニット606の中心に向かって最終的に偏向される。拡散器604を連続的に下方に旋回させることにより、タブ630の外曲げフランジ628をスロット614に入り込ませ、その結果、拡散器604の右手壁616の下側エッジ624と、前面642、左手表面612、及び裏面644のそれぞれの下側エッジ636、638、640は支持表面626上に載置する。
【0048】
拡散器604は、前面及び裏面 622、624を内部に移動させることによって制御ユニット606から取り外され、それによって、少なくとも右手側壁616を外方に偏向させて、タブ630の外曲げフランジ628が下部634の内面632との干渉接触から移動されることになる。拡散器604は上方に回転され、タブ610a、610bが凹部622a、622bからそれぞれ取り外されることもある。
【0049】
図16及び図17を詳細に参照すると、拡散器604は、上壁654の内面652から下方に垂下する中空の円筒状部材650をさらに有する。円筒状部材650は端部が閉鎖され、該部材650は内面652と向かい合い、その下端では端部が開放されている。一実施の形態において、円筒状部材650は、拡散器604と同一材料から製造され、一方若しくは両方が半透明か任意的に透明である。別の実施の形態において、必ずしもそうではないが、円筒状部材650の下側エッジ656は、制御ユニット606のバッテリーホルダ(図14、図15、図18)の平坦面660と接触状態にある。あるいはまた、必要に応じて、拡散器604が制御ユニット606に取り付けられるとき、下側エッジ656は平坦面660から離隔されていることもある。
【0050】
次に図14、図15、及び図18から図21を参照すると、バッテリーホルダ662は、4つのAAサイズのバッテリー664aから664dを収容するための凹部を有する。必要に応じて、電気的必要性に応じてより多数の若しくはより少数のバッテリーが設けられることもある。
【0051】
バッテリー664aから664dは、第1のプリント回路基板666(図18及び図19)及び第2のプリント回路基板668(図18、図20、図21)によって装着される電気構成要素に直列に接続される。
【0052】
第1のプリント回路基板666は、多数の電気構成要素をその上に装着し、LEDアセンブリ670を有する(簡単さである目的のために図示されない、プリント回路基板666によって装着される電気構成要素の残り)。図18及び図19を特に参照すると、第1のプリント回路基板666は凹部672(図19)内にスナップ嵌め込みされ、クリップ674a、674b(図14、図18、図19ではクリップ674aは見られ、クリップ674bは図15において見られる)によって内部に保持される。詳細には、第1のプリント回路基板666は、エッジ676a、676bがクリップ674a、674bの内曲げフランジ678a、678bと干渉するまで凹部672内に上方に挿入される。プリント回路基板666のエッジ676a、676bが、クリップ674a、674bが元の位置に戻ったところの内曲げフランジ678a、678bを取り除くまで、プリント回路基板666の連続した上方動作によりクリップ674a、674bが押し上げられ、それによって、バッテリーホルダ662の中心平坦面680の下面679と、クリップ674a、674bの内曲げフランジ678a、678bの間にプリント回路基板666を閉じ込める。第1のプリント回路基板666がこのように取り付けられるとき、LED670は、バッテリーホルダ662の中心平坦面680を通って延出する開口684内に位置付けられる。
【0053】
一実施の形態において、LED670は、密接して離間配置される赤、緑、及び青の発光ダイオードを有する。LED670は、スペクトル成分及び/又は強度を変化させながら光を生成するために以下により詳細に記載される方法で通電される。この光は、このような光が観察者に可視されるように、円筒状部材650、拡散器604の残り部分、及びベース602を介して透過される。さらに一実施の形態において、それぞれのLED670に供給される電流は、このようなLED670に特定の大きさの光強度を発現させるために制御される。多くの方法論がそれぞれのLED670に供給される電流量を制御するために存在する一方で、別の実施の形態では、パルス幅変調(PWM)動作が、バッテリードレインを最小化するために使用される。
【0054】
図20及び図21に詳細に示されるように、第2のプリント回路基板668はそれぞれスタンドオフ692a、692bに対するネジ690a、692bによって取り付けられる。ショルダ・タブ693(図19から図21)は、スタンドオフ(絶縁体)692a、692bに対して第2のプリント回路基板668の配置を維持するのに役立つ。スタンドオフ692は次に、アンカープレート694と一体化されるか又は固定され、このアンカープレートはまた、制御ユニット606のハウジング698の前方側壁696と一体成形されるか又は固定される。第1から第4のスイッチ700a−700dは、第2のプリント回路基板668によって装着され、それぞれボタン702a‐702d(図12から図15、図18、図20、及び図21)によって接触可能な作動部材を有する。ボタン702a‐702dの1つを押し下げることにより、それぞれ関連付けられたスイッチ700a−700dの1つを終了させる。
【0055】
それぞれワッシャ711a−711dを介してバッテリーホルダ662と一体化若しくは固定されるねじ込みボス712aから712d内を延出する一連の4つのネジ710a−710dによって、バッテリーホルダ662は、ハウジング698内部に保持される。組立て中に、外曲げフランジ628が図14に示された位置になるまで対向する中空部材716a、716b(図18及び図19)によって部分的に画定されるスロット714内を延出するように、バッテリーホルダ662がハウジング698内に挿入され、それと同時に下面718(図19)が、外曲げフランジ628(図18、図20、図21)の内部722の上部エッジ720上に載置する。ネジ710aから710dは次に、ハウジング698の開口内を通って、位置合わせされたネジ込みボス712aから712d内に挿入され、図14に示される位置にバッテリーホルダ662を固定するように締め付けられる。
【0056】
次に図18から図21を参照すると、スピーカ730は好適な手段によってハウジング698に取り付けられ、図19に詳細に示されるように、一連の開口がハウジング698の下面734の中心部分732に設けられる。
【0057】
制御ユニット・ハウジング698は4つの脚部740a−740d(図13及び図19)を更に有し、キャンドル・アセンブリ600を支持し、支持表面から部分732の底部を離隔し、スピーカ730によって出される音声がキャンドル・アセンブリ600より下から漏れる可能性がある。
【0058】
図22から図30は、キャンドル・アセンブリ900の別の実施の形態を示す。キャンドル・アセンブリ900は、溶融プレート903が固定された支持ベース902、任意の光拡散体904(取り外しできるものでも、できないものでもよい)、及び制御ユニット906を有し、これらは、図12から図23の実施の形態に関して詳細に記載されるものと同一若しくは同様である。図12から図21、図45、及び図50のものと同一であるキャンドル・アセンブリ900の特徴は、本明細書中で更に詳述されない。
【0059】
拡散器904(図23)はベース902内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり一致するように嵌め込む。図23及び図24を詳細に参照すると、拡散器904は左手側壁912から下方に垂下する一対のタブ910a、910bを有する(この場合も同様に、本明細書中に使用される用語としての左、右、前面、裏面、最上部、底部、上下は、種々の要素の相対的配置を注記するためにのみ便宜上使用され、いずれにしても制限的な意味では使用されない)。さらに、図25に示されるように、くぼみ914は、拡散器904の右手側壁916の下部の内面915に配置される。拡散器904は、右手側壁916の下側エッジ924が制御ユニット906の支持表面926から離れて上方に離隔されるように拡散器904が傾斜され若しくは角度付けされた状態で、それぞれ対応する凹部922a、922b内にそれぞれタブ910a、910bの外曲げフランジ920a、920bを取り付けることによって制御ユニット906に取り付けられる。拡散器904は、右手側壁916の下側エッジ924が支持表面926に向けて降下されるように回転され、その結果、タブ930の外曲げフランジ928(図23) が拡散器904の下部934の内面932と干渉することによって制御ユニット906の中心に向かって最終的に偏向される。代替的に、あるいはこれに加えて、右手側壁916それ自体の部分は外方に偏向してフランジ928と拡散器904を相対的に移動可能にする。拡散器904を連続して下方に旋回させることにより、タブ930の外曲げフランジ928をくぼみ914に挿入させ、その結果、拡散器904の右手側壁916の下側エッジ924と、前面壁942の下側エッジ936、938、940、左手側壁912と、後部壁944は支持表面926上に載置する。この実施の形態の拡散器904が制御ユニット906から容易に取り外されるように設計されていないことを理解されたい。
【0060】
次に図26及び図27を参照すると、バッテリーホルダ962は、制御ユニット906の底部963に配置され、4つのAAサイズのバッテリー964a−964dを収容するための凹部を有する。バッテリー964a−964dは、バッテリードア965内の制御ユニット906の底部963を介してのみ接近可能である。図26Aに示すように、バッテリードア965は、第1及び第2の延出部967a、967bが制御ユニット906内で第1及び第2の凹部969a、969b内に延出するように、バッテリードア965を傾斜させることによって制御ユニット906に取り付けられる。その後、バッテリードア965は、該バッテリードア965の可撓部分973がバッテリードア965から延出するタブ977a、977bの外曲げフランジ975a、975bが制御ユニット906内の対応する凹部979a、979bに載置するまで内側に屈曲するように制御ユニット906と接触した状態で回転される。バッテリードア965を取り外してバッテリー964a−964dなどを交換するときに、上方に延出するタブ981は内側に押圧され、それによって可撓部分973を内側に屈曲させ、凹部979a、979bから離れてタブ977a、977bを引き出し、バッテリードア965の取り外しを可能にする。
【0061】
上記に述べたように、より多数の又はより少数のバッテリーを電気的要求事項に応じて設けてもよい。バッテリー964a−964dは、第1のプリント回路基板966(図18及び図19)及び第2のプリント回路基板968(図18、図20、図21)によって装着される電気構成要素に連続して共に接続される。
【0062】
第1のプリント回路基板966は多数の電気構成要素をその上に装着し、LEDアセンブリ970を有する(簡単さのために図示されないプリント回路基板966によって装着される電気構成要素の残り)。特に図28を参照して、組立ての間に、第1のプリント回路基板966は、開口974a、974bを介して2つのネジ972a、972bを挿入することによって制御ユニット906に取り付けられ、ネジ972a、972bは、制御ユニット906から上方に延出するねじ込みボス976a、976b内に延出する。第1のプリント回路基板966がこのように取り付けられるとき、LED970は、制御ユニット906のカバー部982の中央平坦部980を延出する開口978内に位置付けられる。LED970は同じ色を発光し、図12から図21、図45、及び図50の実施の形態に関して記載された同じ方法で離隔され通電されてもよい。
【0063】
図28及び図29においてさらに理解されるように、制御ユニット906のカバー部982は、ワッシャ985a−985dを介して、それぞれ底部963に一体化若しくは固定されるネジ込みボス986a−986d内に延出する一連の4つのねじ984a−984dによって制御ユニット906の底部963上に保持される。
【0064】
第2のプリント回路基板968は、図29において詳細に示され、それぞれスタンドオフ992a及び992bに対してネジ990a及び990bによって取り付けられる。スタンドオフ992a、992bは、アンカープレ−ト993と一体化又は固定される。第2のプリント回路基板968の第1及び第2の下側角部994a、994bは、制御ユニット906に形成される第1及び第2のスロット996a、996bに挿入されて、第2のプリント回路基板968を保持する。第1及び第2のスイッチ1000a−1000dは第2のプリント回路基板968によって装着され、それぞれボタン1002a−1002dによって接触可能な作動部材を有する。第1のボタン1002a、1002bを押し下げることによって、それぞれ対応付けられるスイッチ1000a、1000bを終了させる。第1のボタン1002aを押し下げることによって、キャンドル・アセンブリ900のライトショー・モードを起動且つ選択し、上記に詳述されたように、種々のモードをスクロールした後でライトショーを作動不能にする。第2のボタン1002bがライトショーにおけるカラー・モーフィングを一時停止若しくは中断することによって、現在表示されている色を維持する。第2のボタン102bを押し下げることによって、選択されたライトショーモードの動作を再開する。
【0065】
図31及び図32はキャンドル・アセンブリ1100のさらにもう一つの実施の形態を示し、これは光や音声を発することができるが、両方を同時にすることはできない。具体的には、図31及び図32の実施の形態は、ボタン1104a、1104bの動作に応答して領域1102(図32)において図12から図21、図45、及び図50の実施の形態に示される方法で光を生成させるために回路構成及びLEDを有する。ボタン904aが押し下げられると、キャンドルホルダ1100内のLEDの通電をもたらし、一方で、ボタン1104bの動作によって、LEDが、図12から図21、図45、及び図50に関連して上記したモードのような異なる通電モードで点灯される。
【0066】
当然ながら、図31及び図32のLED及び回路構成の代わりにスピーカー及び適切な回路を使用することによって、こうした図面の実施の形態は、例えば図12から図21、図45及び図50の実施の形態に記載されるような、キャンドル・アセンブリ1100に光ではなく音声を出させるように変更することもできる。さらに、本明細書中に記載される電子部品を制御するために要求されるように構成、ならびに多数のスイッチ及び/又はボタンを使用してもよい。たとえば、光と音声の両方を発するように構成されるキャンドル・アセンブリ1100は、制御ユニット906の底部963(あるいは他のどこかの部分)に配置される3つの制御(図示せず)を有するように構成されることもできる。1つの制御、即ち、オン/オフ・スイッチとポテンショメータとの組み合わせは、サウンドショーをオン及びオフに切り替え、音量を調節するために使用することもできる。第1のボタンは、ライトショーをオン及びオフに切り替え種々のライトショーの1つを選択可能にするために設けられる(複数のライトショーを表示する能力が設けられる場合)。適切なプログラミングによって、第1のボタンはまた、選択されたシーケンスによって作動されて、コマンドをプロセッサに提供し、選択されたライトショーを一時中断する。(例えば、第1のボタンは、ライトショーモードを選択するために最初にそのボタンを押す第1の期間内で特定の時間だけ押し下げられ、その後、ライトショーを一時中断するために第1の期間の後に更なる時間押し下げられてもよい。第1のボタンのさらに別の押し下げはライトショーを再開することもあり、第1のボタンの次の押し下げは異なるライトショーモードの選択を可能にし、あるいはライトショーを停止させることもできる。)第2のボタンは、サウンドショーモードをスクロールするために設けられる。制御、スイッチ及び/又はボタンはさらに、キャンドル・アセンブリ1100上の所望の位置に設置することもできる。
【0067】
次に図33から図38Aを参照すると、キャンドル・アセンブリ1200は、ウィック1208を貫通配置した燃料材料1211で充てんされ、レフィル・ホルダ1216上に配置されるキャンドル・レフィルを有する。レフィル・ホルダ1216は、制御ユニット1206上に配置される拡散器1214の上面に隣接して配置される。制御ユニット1206は、上記で示され記載された同様の電子部品を有し、このような同様の電子部品についてはこれ以上示したり記載することはしない。光許容性若しくは半透明のシース(覆い)1230は、制御ユニット1206に載置し、キャンドル・レフィル1202、レフィル・ホルダ1216、及び拡散器1214を包囲する。3つのLED(図示せず)は、制御ユニット1206の上面の穴部又は切抜き1236に、あるいはそれより上に設置される。さらに、ロック及びキー機構、即ち、雌要素1224及び雄要素1226は、キャンドル・レフィル1202に対し制御ユニット1206を位置合わせする。本実施の形態において、ロック及びキー機構は、レフィル・ホルダ1216の上面上に形成される雄要素1226に相補的なキャンドル・レフィル1202の底面上の雌要素1224を有する。雌要素1224及び雄要素1226を一致させることは、ウィック1208上に配置される炎1254を制御ユニット1206内に配置される電子部品に動作可能に結合させるための後述される機構を機能的に位置合わせする働きをすることもできる。ロック及びキー機構はキャンドル・アセンブリ1200の種々の構成要素と必ずしも位置合わせする必要がなく、さらに/あるいはキャンドル・アセンブリ(例えば、図38を参照)に組み込まれないとき、4オンスのガラス製奉納キャンドル・レフィル1202がキャンドル・アセンブリ1200とともに使用され得る。種々の形状及びサイズを有する他のガラス製奉納キャンドルもまた、キャンドル・アセンブリ1200、即ち、S.C.ジョンソン・アンド・サン(S.C.Johnson and Son)によって製造されるものとともに使用されてもよい。
【0068】
図33及び図36を参照すると、ウィック1208上に配置される炎1254の存在を検出するための実施の形態が示される。キャンドル・アセンブリ1200は、ウィック1208に沿って配置される光ファイバ1204を備えたキャンドル・レフィル1202を有する。炎1254から発せられる方向Aに移動する光が光ファイバ1204によってレフィル1202の底部に方向付けられるように、光ファイバ1204が位置付けられる。光は、方向Bに光ファイバ1204から発光され、レフィル1202の底部において光経路を通過する。光経路を通過する光は、感光性センサ1210などの光センサによって検出される。光経路は、例えばクリア若しくは透明のガラスや、つや消し、着色、及び/又は半透明キャンドル・レフィル1202の非つや消し部分及び/又は非着色部分、あるいは他の光許容性媒体でもよい。一実施の形態において、炎1254が燃料1211を融解すると、燃料、ウィック1208、及び/又は光ファイバ1204は、燃料のレベルが減少するとウィックと光ファイバとが互いに対して作動上の空間的関係が維持されるように、同じ割合で消耗されて(図示せず)、これにより、光ファイバはキャンドル・レフィル1202の寿命にわたって、ウィック上の炎からの光を感光性センサ1210に向けることになる。
【0069】
図示されない他の実施の形態において、光ファイバ1204は、ウィック1208と織り合わされてもよい。さらに、光ファイバ1204は、サーモクロマチック・インク(図示せず)が塗布されて、周辺光が感光性センサ1210に移動されたり該センサによって検出されることを抑制若しくは禁止する。この実施の形態において、サーモクロマチック・インクは、第1の温度以下(例えば約140°Fから約120°F)にあるときに光を通さない若しくは吸収する色を有し、光ファイバ1204に塗布若しくは付着される。ウィック1208の点火時に、炎1254はサーモクロマチック・インクを第1の温度より高い第2の温度まで加熱し、サーモクロマチック・インクを光を通さない若しくは吸収する色から、光が光ファイバ1204を通過できるようにする色(例えばクリアカラー)に変化させる。この実施の形態において、サーモクロマチック・インクが炎1254からの十分な熱に露出されるとき、光は光ファイバ1204を介して感光性センサ1210へと移動することもある。本発明において有用なサーモクロマチック・インクは、例えば、米国特許出願公開番号第2004/0160764号に記載されるそれらを有する。本発明において有用な更なるサーモクロマチック・インクは、例えば、米国特許出願公開番号第2005/0024859号において記載されるそれらを有する。さらに、本発明において有用なサーモクロマチック・インクは、例えば、マツイ・インターナショナル社から市販されているクロミカラー(Chromicolor;登録商標)を有する。更なる実施の形態において、ウィック1208は、光を感光性センサ1210に移動させるクリアなマイクロ蝋(例えばポリエチレン及び/又はポリプロピレン)シース(図示せず)を有することもある。
【0070】
代替的実施の形態として、図36に示される実施の形態と同様に、感光性センサ1210は、図34及び図37において理解されるように、配置される炎1254を直接検出するようにウィック1208に対してこのように近接して設置される。ここで、感光性センサ1210は、ウィック1208に作動中近接して(例えば、キャンドル・レフィル1202の壁1222の最上部1228に若しくはその上に)配置される。感光性センサ1210は、炎1254から発せられる方向C(例えば)を有する光が感光性センサ1210によって検出されるように、位置付けられる。
【0071】
図35及び図38に示される別の実施の形態は、キャンドル・アセンブリ1200を示し、ウィック1208に隣接して配置されキャンドル・レフィル1202のベースまで延出する、約1.5インチの直径を有する光透過クリアジェル・キャンドルコア1232を有するキャンドル・レフィル1202を有する。炎から発せられる方向Aを有する光は、クリア(透明)ジェル・キャンドルコア1232によってレフィル1202の底部へと伝達され、方向Bにおけるレフィル1202の底部内の光経路を通過する。光経路を通過する光は、電子ベース1206上若しくはその内部に配置される感光性センサ1210によって検出され、制御ユニット1206内の電気部品を作動及び/又は動作不能にする。一実施の形態において、最初に使用した後に、クリアジェル・キャンドルコア1232及び蝋1211構成要素は共に混合し、キャンドル・レフィル1202の上部が冷却されているとき(図示せず)凝固すると同時に不透明なフィルムを形成する。不透明なフィルムは、光がクリアジェル・キャンドルコア1232を通過することを抑制又は阻止することによって、制御ユニット1206内の電子部品を動作不能にする。光を通さない蝋フィルム(図示せず)は、使用前に周辺光が電気部品を起動させることを防止するために、製造作業中にキャンドル・レフィル1202の最上部に付着される可能性がある。本発明に有効な光透過性クリアジェル・キャンドルコア材料は、米国特許第6,827,474号に記載されるものを有する。本発明に有効な更なる光許容性材料は、米国特許第6,050,812号に記載されるものを有する。
【0072】
感光性センサ1210は、種々の電気部品を起動又は使用可能にするために、コネクタ1212(例えば当業者周知の電線又は他のデバイス)を介して制御ユニット1206内の電気部品に接続される。光通信技術の組合せにより、例えば、光ファイバ1204、及びクリアジェル・コア1232、及び感光性センサ1210によって、制御ユニット1206内の電気部品は、キャンドルが点火若しくは点火されてないときに動作可能に結合され、制御ユニット1206内の電気部品を作動及び/又は動作不能にし、本明細書中に開示された別個のスイッチ機構によって電気部品を作動可能にするために使用され得る。光ファイバ1204と感光性センサ1210との組み合わせの不連続的構造性質は、制御ユニット1206が複数のキャンドル・レフィル1202で再利用であることを可能にする。
【0073】
実施の形態において、感光性センサ1210がキャンドル・レフィル1202の一体部分であるとき、例えば、図37を参照すると、コネクタ1212は不連続であり、一部1212aが感光性センサ1210から伸びてレフィル1202の底部で連結インタフェース1218に接続する。連結インタフェース1218は、制御ユニット1206と一体的若しくは取り付けられる拡散器1214上に配置されるレフィル・ホルダ1216内若しくはその上に対応する連結インタフェース1220と接続する。制御ユニット1206内の感光性センサ1210及び電気部品品の接続を完了させるために、制御ユニット1206上の連結インタフェース1220は、拡散器1214と対応付けられる他のコネクタ部分1212bを介して制御ユニット1206に動作可能に接続される。
【0074】
図38Aに示される別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ1200は、例えば、太い円柱形のロウソクの形状のキャンドル・レフィル1260を有する。キャンドル・レフィル1260は、ウィック1208、及び本明細書中の他の部分に記載されたものと同様の光伝達及び/又は熱伝達要素1274(例えば、光ファイバ、光パイプ、サーミスタ、及び/又は導電ワイヤなど)を有する。この実施の形態において、ロック及びキー機構が、相補的ネジ付き雌要素1264に対応するネジ付き雄要素1266の形状をとり得ることが想定される。実例として、たとえば、ネジ付き雌要素1264を備えたキャンドル・レフィル1260は、制御ユニット1206のネジ付き雄要素1266上と結合されてもよい。さらに、例えば感光性センサ及び/又はヒートセンサを有する炎検出センサ1210はネジ付き雄要素上に配置されてウィック1208上の炎1254の存在を検出する。更なる実施の形態において、LED(図示せず)は、ネジ付き雄要素1266内及び/又はその上に配置される。
【0075】
感光性センサ1210がキャンドル・レフィルの一部でない場合、例えば、感光性センサがシース1230(図示せず)に取り付けられ又はその上に配置される場合、コネクタ1212は、制御ユニット1206内の感光性センサ1210から電気部品に対し連続的でもよい。感光性センサ1210に加えて、あるいはその代わりに、他のヒートセンサ、光センサ、及び/又は熱感光性センサを使用してもよい。たとえば、本発明に有用な熱及び/又は感光性センサは、米国特許第6,491,516号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な他の感光性センサは、例えば、バナー・エンジニアリング(Banner Engineering Co.)から市販されているMINI−BEAM(登録商標)光電センサ(例えば、モデル番号SME312のすべてのバリエイション)などを有する。本発明に有用な光センサの例は、例えば日本特許第JP408185710Aに記載されるそれらを有する。本発明に有用な光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2005/0111217号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第5,807,096号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第6,033,209号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる感光性センサは、例えば米国特許第6,468,071号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2002/0119413号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2005/0093834号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第4,804,323号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性のセンサは、例えば米国特許第4,477,249号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性のセンサは、例えば米国特許第5,921,767号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる感光性センサは、米国特許第6,050,812号に記載されるそれらを有する。
【0076】
ここで図39から図43を参照すると、キャンドル・アセンブリ1300は支持ベース1316を有し、これは、例えば、溶融プレート1304を支持するガラス、樹脂、ポリマー、金属、木、岩石、中空材料、多孔質材料、液体充てん材料などから構成され、電気部品(図示されないが上記したものと同様である)を収容する制御ユニット1306の上部に配置される。拡散器1322は支持ベース1316の下に配置される。溶融プレート1304上で、ウィック・ホルダ1314は、炎1354が配置されるウィック1308を保持する。電気部品によって制御される3つのLED(図示されないが既述されている)は、制御ユニット1306の上面の穴部若しくは切り抜き1336に若しくはその上に配置される。
【0077】
図39から図43に示される実施の形態では、炎1354をキャンドル・アセンブリ1300内の電気部品に動作可能に結合する。キャンドル・アセンブリ1300は、炎及び/又はヒート(熱)センサ1310を有し、これは、コネクタ1312(例えば、支持ベース1316に取り付けられる導電性ワイヤ)を介して、支持ベース1316で取り付けられる接続インタフェース1313に動作可能に接続される。ヒートセンサ1310及び制御ユニット1306内の電気部品間の接続を完了させるために、接続インタフェース1313は、制御ユニット1306の電気部品にコネクタ1317によって動作可能に連結される相補的接続インタフェース1315に連結する。
【0078】
図39に示した実施の形態は、キャンドル・アセンブリ1300内に溶融プレート1304から熱伝達されるヒートセンサ1310を組み込む。ヒートセンサ1310は、ウィック1308上の炎1354の存在によって溶融プレートの温度の上昇を検出する。ヒートセンサ1310による熱の検出により、制御ユニット1306内に配置される電気部品が起動又は実施可能にされることになる。いったん炎1354が消されると、溶融プレート1304が冷却し、ヒートセンサ1310を動作不能若しくは電気部品を使用不能にさせる。ヒートセンサ1310の例は、サーミスタ、ホール効果センサ及び/又はリード・スイッチなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0079】
別の実施の形態において、図40に示すように、キャンドル・アセンブリ1300は、ホール効果センサなどのヒートセンサ1310を組み込み、ヒートセンサ1310に隣接して配置される磁石1328の熱の変化に対応付けられる磁場の変化を検出する。ヒートセンサ1310は、制御ユニット1306内の電気部品を作動し、動作不能にし、使用可能にし、及び/又は使用不能にする。この実施の形態において、単一の磁石1328はウィック・ホルダ1314を保持する働きをすると同時に、電気部品の制御に炎1354を連結するためにヒートセンサ1310と組み合わせた働きをすることがある。炎1354と直接的若しくは間接的に熱伝導する状態にある更なる磁石が、炎を電気部品と動作可能に連結するためにヒートセンサ1310とともに使用され得ることは想定される。更なる実施の形態において、ホール効果センサ1310は、ウィック・ホルダ1314の存在を検出するために使用され得る。たとえば、ウィック・ホルダ1314がキャンドル・アセンブリ1300に無い場合、ホール効果センサ1310は磁石1328の変更された磁場によるウィックホルダの欠如を検出できることもある。ウィックホルダ1314の欠如は、制御ユニット1306の電気部品に報知されることもあり、これにより、燃料要素を交換することを思い出させるためにユーザに聴覚的及び/又は視覚的注意をもたらすこともできる。
【0080】
図39及び図40に示される実施の形態と同様に、図41は、ヒートセンサ1310を炎1354若しくは磁石1328により近く位置付けるように穴部1338を有する支持プレート1320(例えば、ガラス製)から構成されるキャンドル・アセンブリ1300を示し、熱の変化、若しくは炎に応答する磁石の磁力の変化に対するヒートセンサの感度が上昇する結果となる。
【0081】
本発明に有用な熱感度センサは、例えば米国特許第5,015,175号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なるヒートセンサは、例えば米国特許第4,983,119号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる熱感度センサは、例えば米国特許第5,057,005号に記載されるそれらを有する。
【0082】
制御ユニット1306内における電気部品の起動、動作不能、使用可能、及び/又は使用不能により、炎1354を動作可能に連結する別の機構が図42に示される。ここで、キャンドル・アセンブリ1300は、溶融プレート1304より下に取り付けられ、光電センサ1324と熱連通状態にあるサーモクロマチック・ストリップ1318を具備する。ウィック1308を点火すると、溶融可能な燃料(図示せず)が溶解され溶融プレート1304を満たす。溶解した燃料からの熱は、サーモクロマチック・ストリップ1318を第1の色から第2の色に変化させる。サーモクロマチック・ストリップ1318の第1の色(例えば、約100°F以下、又は約110°F以下、又は約120°F以下、又は約130°F以下、又は約140°F以下、又は約150°F以下の温度)から第2の色(例えば、約100°F以上、又は約110°F以上、又は約120°F以上、又は約130°F以上、又は約140°F以上、又は約150°F以上の温度)への変化は、光電センサ1324によって検出される。光電センサ1324は、サーモクロマチック・ストリップ1318に向かって方向DにLED1325から、光ビーム(例えば赤外線若しくは可視光ビーム)を発光する。サーモクロマチック・ストリップ1318から方向Eに反射される光の色は、光電センサ1324内の光電セル1327(例えばフォトレジスタ及び/又はフォトダイオード)によって検出される。コネクタ1312は、制御ユニット1306内で光電センサ1324を電気部品に接続する。図44に示したものと同様の実施の形態において、溶融プレート1304は支持プレート1320の表面から形成され、サーモクロマチック・ストリップ1318は支持ベース1316に一体的な支持プレートの下側に直接取り付けられ、サーモクロマチック・ストリップがガラス製の支持プレートと熱連通する状態になる。必要であれば、周辺光からの干渉を軽減するために、発光ビームは主波長(例えば青色スペクトル)を有するように変調されることもある。代替的に、フルスペクトル光源は、主波長を有する発光ビームを得るために、適切な色の追加の光学フィルタ(図示せず)とともに使用することもある。
【0083】
炎を本明細書中に記載した種々の電気部品の起動に動作可能に連結するための上記の機構が、炎が存在するとき及び/又は事前選択温度(例えば、約100°F以上、又は約110°F以上、又は約120°F以上、又は約130°F以上、又は約140°F以上、又は約150°F以上の温度)に到達するときのみ1つ以上の電気部品が作動可能であるように、バッテリー寿命を最大化する更なる機能を有し得ることが想定される。さらに、キャンドル・アセンブリが、動作可能に炎を電気部品の起動に連結するための機構を具備しているとき、光及び音声のそれぞれのスイッチ(例えば図18の700c、700d、及び702c、702d)は取り外されてもよく、ボタンの音声レベルセットのみが製品(例えば図18の例えば700a、700b、及び702a、702b)上に残存する可能性があることが想定される。
【0084】
ロック及びキー機構の他の例は、図43に示される。ここで、キャンドル・アセンブリ1300は、毛管ローブ1334の下で溶融プレート1304の底面のキャビティ1332内に配置される第1の極性を有する第1の磁石1328を有する。上記したことと同様に支持ベース1316より下であって制御ユニット1306の上には、第2の極性を有する第2の磁石を備えた光拡散器1322、又は、その光拡散体の表面に配置される鉄材料1330が配置されている。第1の磁石1328の第1の極性、及び第2の磁石若しくは鉄材料1330の第2の極性は、支持ベース1316を制御ユニット1306に固定するそれらの間に引力を有するような方向付けとされている。この固定システムは、ユーザが清浄化のための支持ベースを取り外し、組立てミスのリスクなしに制御ユニット1306上でそれを置き換えることを可能にする。
【0085】
次に図44を参照すると、図39から図43に示されたキャンドル・アセンブリ1300と同様のキャンドル・アセンブリ1400が、上記したものと同様に制御ユニット1406に組み込まれた電気通信リンク1402を有し、このことは、ユーザに、制御ユニットの上面若しくはその上で穴1436を通って配置されるLED(図示されてないが既述された)からの光効果、及び/又は制御ユニット内に保持されたスピーカ1430穴から発せられる音声効果などの制御ユニットに対応付けられる電気部品を再プログラムを許す。この実施の形態において、溶融プレート1404は、支持プレート1420の表面から形成される。さらに、溶融プレートが本明細書中に記載されるように溶融プレートの動作を十分に容易化する任意の材料から形成され得ることが想定される。
【0086】
電気通信リンク1402を介して制御ユニット1406と対応付けられる電気部品の再プログラムは、例えばユーザの家で、インターネット上で、売り場において(例えば再プログラミング・キオスクやディスプレイ・シェルフ装置)、及び/又はリモート位置からのように当業者周知の方法で実施され得る。図示されないが本実施の形態で使用するために想定される、電気通信リンクの例として、例えば、リムーバブル・データ記憶媒体、ケーブル、USBポート、高周波センサ、赤外線センサ、ブルートゥース使用可能リンク、誘導通信リンク、音響スイッチ、振動検出スイッチ、フォノ・ジャック(例えばアイポッド(iPod(登録商標))若しくは他のポータブルデバイスを接続するためのもの)が挙げられ、さらに/あるいは、制御ユニットは制御ユニット1406の再プログラミングを容易化するためにドッキング・ベイに取り外し可能に入れられることもある。リンク1402を含めることにより、季節ごとの再プログラミング(例えばクリスマス・サウンドと光のテーマ、若しくはハロウィーン・サウンドと光のテーマを再プログラムすること)を可能にし、消費者にキャンドルを補充することを思い出させる働きをする。任意のサウンド又はライトショーは、例えば、話し言葉、言語レッスン、テープに録音した本、及び/又は詩集を含むプログラミングに対して想定される。制御ユニットがプロセッサを使用してライト及び/又はサウンド・ショーを作動するので、一般のインタフェース(例えば、本明細書に記載されたもの)は、ライト及び/又はサウンド・ショーを制御する電気部品及びソフトウェアに組み込まれることがある。さらに、電気通信リンク1402を介して制御ユニットとの電気接続を設定し、さらに/あるいはボタン・シーケンスを押すことにより、ダウンロードや新しいライト/サウンド・プログラムを利用可能にするインタフェース・シーケンスを開始することが可能であることが想定される。ソフトウェアベースのアプリケーション・プログラムが、例えば、パーソナル・ディジタル・アシスタント、パーソナル・コンピュータ、若しくは他のデバイスを用いて電気通信リンクを介して制御ユニットに入力される可能性がある個人化されたライト及び/又はサウンド・ショー・プログラムをユーザに作成させるように設けられることもまた想定される。さらに、電気通信リンク1402は、その動作を容易化するために、キャンドル・アセンブリ1400上の任意の好都合な位置に設置されてもよい。
【0087】
図54に示される別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ1300は、制御ユニット1306の電気部品(図示せず)の再プログラミングを可能にするために通信リンクとして使用され得るホール効果センサ1310を有する。この実施の形態において、ユーザは、溶融プレート1304の毛管ローブ1334上にコネクタ1380を介してコンピュータ及び/又は同様の装置(図示せず)に接続されるウィックホルダ形状変換器(トランスデューサ)1360を設置する。通信伝達的方法で(例えば、2進法で)磁場を変更させることによって、情報は制御ユニット1306の電気部品に送られて、キャンドル・アセンブリ1300のライト及び/又はサウンド効果を制御する符号化プログラムを再プログラム(例えば、追加、削除、及び/又は変更)する。
【0088】
別の実施形態において、再充電式バッテリ及び/又はACアダプタは、本明細書中に記載される電気部品に動力を供給するために含まれることもできる。
【0089】
さらに別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ(図示せず)は液体内に設置されてもよく、このキャンドル・アセンブリは液体の表面上を浮遊する。この実施の形態に対して、液体は、例えば、池水、湖水、浴槽水、水や他の液体の容器などを有することが想定される。
【0090】
別の実施の形態において、例えば異なる香油及び/又は芳香剤を組み込んだ複数の燃料要素を組み入れたキャンドル・アセンブリ(図示せず)が想定される。こうした複数の燃料要素はモジュール式でもよく、例えば、それらは1つの燃料要素を形成するために一緒に組み立てられることもできる。燃料要素がモジュール式であるとき、特定の割合の異なる香料の燃料要素が組み合わされて、燃料要素が同時に燃焼されるときの特定の香り及び/又は香料のブレンドを達成し得ることも想定される。さらに、キャンドル・アセンブリは、複数の燃料要素を収容するために複数のウィックホルダを有することもできる。後者の実施の形態では、例えば、消費者は、香りのブレンドを生成するために同じキャンドル・アセンブリにおいて異なるウィック・ホルダ上に同時に異なる香りの燃料要素を燃焼させることを選択することもできる。複数の異なる香りの燃料要素を含むキットをユーザが事前選択された燃料要素の組み合わせとして使用したり、ユーザに個人的な好みによって個人化された香料のブレンドを生成させるために利用可能であることがさらに想定される。
【0091】
別の実施の形態において、例えば外部ハードドライブ、PDA、携帯電話、フラッシュデバイス、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、及び/又は制御ユニット内で着脱可能に設置されたメモリスティックを有する取り外し可能データ記憶媒体(図示せず)は、制御ユニット1406のライト及び/又はサウンド・ショーのバリエイションを提供するために使用され得る。取り外し可能データ記憶媒体は、製造時に設置される制御ユニットのメモリと組み合わせて使用されることができ、制御ユニットのメモリを増大させて制御ユニットのライト及び/又はサウンド・ショーの数及び/又は複雑さを増加させる。さらに、取り外し可能データ記憶媒体は、例えば、話し言葉、語学の授業、詩集、ホリディライト及び/又はサウンド・ショー、ポピュラーカルチャーライト及び/又はサウンド・ショー(例えば、映画や他のポピュラーイベントに対応付けられるもの)、国際的なライト及び/又はサウンド・ショー、カルチャー特定ライト及び/又はサウンド・ショーなどを有する符号化された考えられるタイプのサウンド及び/又はライト情報を有することがある。取り外し可能データ記憶媒体は、パーソナル・コンピュータや当業者周知の他の方法を介してライト及び/又はサウンド・ショーで再プログラム化されることもある。このようなショーが取り外し可能データ記憶媒体上で再プログラム化されたり、さらに/あるいは、この取り外し可能データ記憶媒体が、無料で1つ以上のソースから、ダウンロードに対し手数料を徴収して、あるいは加入サービスを介して、ショー及び/又はライト及び/又はサウンド・テーマを組み込むために選択的に変更されることがある。
【0092】
本明細書中に記載される実施の形態の種々の組み合わせが、例えば、異なる構成及び/又はキットにおいて消費者に利用可能であり得ることは想定される。こうした構成及び/又はキットは、例えば、燃料要素レフィル、キャンドル・ジャー・レフィル、取り外し可能データ記憶媒体、命令、ソフトウェアベースのアプリケーションプログラム(例えば、既述されたそれらを含む)、バッテリー、交換部品、さらには、ディーキャル、ペイント、スティッカー、文字、番号、数字やこれらの組み合わせを有するカスタマイズ可能な要素を有することもできる。さらに、想定される構成及び/又はキットは、ホリディ・テーマ、イベント・テーマ(例えば、誕生日、特別な日、スポーツイベント、映画、及び他の大衆娯楽)、個人化テーマなどを有することもある。これらキットは、完成したキャンドル・アセンブリ、及びキャンドル・アセンブリと対応付けられる付属品を有することもあり、さらに/あるいは、キットは、キャンドル・アセンブリの個々の部品(例えば、溶融プレート、バッテリー、燃料要素、取り外し可能データ記憶媒体など)に方向付けられることを対象にすることもある。
【0093】
種々の電気部品の起動に動作可能に炎を連結するための本明細書中に開示される種々の機構が、記載されたキャンドル・アセンブリの1つ若しくはそのバリエイションに組み込まれるように構成され得ることは想定される。たとえば、ここで図45から図49を参照すると、プリント回路基板666及び668上の構成要素(図18から図21に示され、電子部品を収容するために制御ユニットを有する本明細書中に記載されるすべての実施の形態の代表)は、図示したような一般的な方法でスピーカ730及びバッテリー664a−664d(図14及び図15を参照)と相互接続される。プリント回路基板666及び668上に配置される回路構成は、プロセッサ800(図45から図49を参照)を有し、このプロセッサは、例えばホルテック・セミコンダクター社(Holtek Semiconductor Inc.)製造による部品番号がHT86192であるマイクロプロセッサでもよい。プロセッサ800はスイッチ700a−700d若しくは後述される補助スイッチの作動に応答するようにプログラムされてもよく、LED670(グリーンLED670a、レッドLED670b、及びブルーLED670cを有する)を選択的に点灯させ、さらに/あるいはスピーカ730を介してディジタル式に符号化された音声を再生することになる。一実施の形態において、スイッチ700cが一時的に閉じられると、プロセッサ800に以下により詳細に記載される4つの動作モードの1つにおいてLED670を作動させる。スイッチ700dが一時的に閉じられるとき、プロセッサ800は、4つの音声パターンの1つを再生するためにスピーカ730に転送されるアナログ波形を構築する。スイッチ700a又は700bを閉じることにより、スピーカ730によって再生される音量がそれぞれ増減される。
【0094】
プロセッサ800は、一実施の形態において、一連の接続電池664a−664dによって生成される複合電圧が所定レベルよりも低下するときを決定する検出回路802にさらに応答する。
【0095】
次に図46を参照すると、回路構成に組み込まれる補助スイッチは、感光性センサ1210及び/又はヒートセンサ1310を有する。LED670の選択的な点灯を制御し、さらに/あるいはスイッチ700a−700d及び検出回路802と協働してスピーカ730を介してディジタル式に符号化された音声を再生するために、感光性センサ1210及び/又はヒートセンサ1310は、プロセッサ800を介して制御ユニットの電気部品と相互接続する。
【0096】
熱及び/又は光検出方法に加えて、音声検出センサ、例えばクラッパ(Clapper(登録商標))音響作動スイッチは、制御ユニット1206内で電気部品を起動及び/又は動作不能にするために開示された光検出スイッチ方法を含む、本明細書に開示された実施の形態のいずれとも関係なく、あるいはそれと関連して使用することもできる。可能な音声検出センサは、電子フィルタ(例えばASIC及び/又はディジタル信号プロセッサ)や、電気部品の他の組み合わせと機能的に連結されるマイクロフォンを有する可能性がある。機能的には、音声検出機構は、前の設定からのライト及び/又はサウンド・ショーを再開し、あるいは電流の選択をオン/オフにすることがある。別の実施の形態において、連続符号化音声シーケンスは、それぞれのスイッチ700a−700dの動作をシミュレートすることになる。本発明に有用な音響スイッチは、例えば米国特許第5,493,618号に記載されたそれらを有する。更なる有用な音響スイッチは、例えば米国特許第5,615,271号に記載されたそれらを有する。
【0097】
一実施の形態において、音声検出センサ1800は、図47に図示したように図46のそれに類似した方法でプロセッサ800と相互接続する。一実施の形態において、当業者周知のソフトウェアは、音声検出を実施し、図示された音声検出ボックス1802は信号調整器(図示せず)及びアナログ/ディジタル変換器(図示せず)から構成されることになる。
【0098】
図48において、図42に示した実施の形態に対する回路構成の簡略化された概略ブロック図が示される。ここで、光電センサ1324は、支持プレート1320を通過する方向DにLED1325から光のビームを発光し、サーモクロマチック・ストリップ1318で方向Eに反射される。反射光は、スイッチ700a−700d、及び検出回路802と関連してプロセッサ800を協働的に調整する光電センサ1324内で光電セル1327によって検出される。
【0099】
図49は、光及び/又はサウンド・ショーのプログラムを変更するべく電子通信リンクを介してプロセッサの再プログラミングを可能にするために、電子通信リンク1402をプロセッサ800と相互接続させることを示す。
【0100】
図50から図53のフローチャートは、格納されるプログラミングの実行に応答するプロセッサ800の動作を示す。ブロック810は、スリープモード及び/又は動作のパワーセービング・モードを実施し、それによって、バッテリーが交換され適切な電圧がそのバッテリーによって生成されているときを検出するための回路構成を除いて、プロセッサ800のほとんどの機能が停止される。この動作はブロック812によって示され、バッテリー電圧が低いかどうかを判断するために検査する。バッテリー電圧が低い場合、複合バッテリー電圧が所定レベルを上回るまで、制御はブロック810に戻る。いったん複合バッテリー電圧が所定レベルを上回ると、一連のブロック814、816、818、及び820は、ボタン702a−702dの1つが押されたかどうかを判断するために検査する。ブロック814、816、818、820のどれかが、ボタン702a−702dの1つが押されたと判断した場合、制御はそれぞれ一連のブロック822、824、826、又は828の1つに移行する。具体的には、ブロック814がサウンド・ボタンが702dが押されたと判断する場合、ブロック822はプロセッサ800に格納されるテーブルに従って符号化された音響効果を出す。ブロック816がライト・ボタン702cが押されたと判断する場合、ライト効果、即ち、プロセッサ800に格納されるテーブルによって決定されるようなライト・ショーがLED670を適切に稼動させることによって表示される。
【0101】
サウンドボタン及びライトボタン702d及び702cは、プロセッサ800に異なる音響効果と照明効果、ならびに音なし及び光なしの条件を進ませるように作動する。一実施の形態において、照明効果は、特定の照明効果の選択が特定の音響効果の選択を結果としてもたらさない、あるいはその逆であるという意味において音響効果とは関係ない。一実施の形態において、サウンド・ボタン702dのそれぞれの一時的な押し下げは、プロセッサ800を以下のように作動させる。
ノーサウンド=>サウンド1=>サウンド2=>サウンド3=>ノーサウンド
同様に、ライトボタン702cの多数の一時的な押し下げにより、プロセッサ800に以下のシーケンスを進ませる。
ノーライト=>ライトシーケンス1=>ライトシーケンス2=>ライトシーケンス3=>ライトシーケンス4=>ノーライト
【0102】
プロセッサが等しい数のサウンド及びライトのシーケンスを必要としないことに留意されたい。さらに、より多数の若しくは少数のサウンド及びライトのシーケンスがあってもよい。
【0103】
音量アップボタン702a又は音量ダウンボタン702dが押されたと判断された場合、ブロック826及び828は、それぞれスピーカ730から発する音のレベルを増減する。
【0104】
ブロック822、824、826又は828からの制御はブロック830に移行し、キャンドル・アセンブリ制御ユニット606が所定の時間、例えば3時間にわたって作動中であるかどうかを判断するために検査する。その場合であると考えられる場合、制御はブロック810に戻る。そうでない場合、ブロック832は、音声と光の機能がともにオフ状態であるかどうかを判断するために検査する。その場合であると考えられる場合、制御はブロック810に戻り、そうでない場合、制御はブロック812に移行し、バッテリー664の複合電圧が所定レベルより上にあるかどうか判断するために検査する。
【0105】
一実施の形態において、LED670は、ユーザによって個々に選択され得る複数のライトショーを提供するために作動される。たとえば、各々のLED670a−670cは特定の時間に256の離散的電流レベルの1つを受けることもでき、結果的に特定のLED670によって発光される色に対する256の光強度レベルの1つをその時間に発現させることになる。LED670が小さく、互いに密接に離隔配置され、それによって発生される光が拡散されるので、人間の目は、LED670によって発光される個々の色に対して色の組み合わせを知覚する。したがって、このような実施の形態において、LEDは、ほぼ1670万の色を表示することができる。明らかに、異なる通電スキームが使用されることによって、必要であれば、より多数の若しくはより少数の色(無数の色を含む)が表示されることもある。
【0106】
実例として、プロセッサ800は、特定の数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよく、これらライトショーは、特定の色が表示されるまで、ボタン702cを押すことによって個別に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、表示された色が1つの色から次の色に変化若しくは「モーフィング」するようにライトショーが自動的に進行してもよく、それらの色の間にトランジションが発生する。たとえば、赤みがかったオレンジ色は、最初に、7秒間にわたって表示され、続いてオレンジ色に移行し、次に黄色/オレンジ色に移行し、赤みがかったオレンジ色に戻る。それぞれの色は持続する期間、例えば14秒にわたって表示されることもあり、10秒の移行間隔は14秒の期間の間に発生してもよい。LEDの強度は、開始レベルと終了レベルとの間の移行間隔の際の時間にわたって線形又は非線形に変化されることもあり、開始レベル及び終了レベルは、それぞれ14秒間の間に色の表示を行なう結果となる。さらに、必要に応じて、この14秒の表示期間は異なる期間を有してもよく、実際には、期間中の長さが一定であったり変化したりすることもある。さらに、10秒の間隔は持続期間においてより短いか、又は、より長くてもよく、間隔が一定であり若しくは変化することもある。さらなる例として、オレンジ色は、最初の6秒間隔に対して表示されてもよく、その後、6秒間は色が薄くなって黄色が12秒間にわたって維持される。その後、色あせ(フェード)は、12秒間維持される緑色に対して6秒間にわたって引き起こされる。順に青色及びピンク色の12秒間の色維持期間に対する更なる6秒間のフェードの次に、6秒間のオレンジ色への6秒間のフェードが生じることもあり、サイクル全体が繰り返す。任意の数の色の他のモーフィングが必要であれば行なうこともできる。
【0107】
ユーザは、カラー・モーフィングを一時停止若しくは終了する手段が設けられてもよく、それにより、一次停止/終了ボタンを押すことによって現在表示されている色を維持する。たとえば、2つのボタンは、最初にユーザによって押されたときにライトショーを起動し、それぞれ次に押すことでライトショーからライトショーへとスクロールするように構成される第1のボタンが設けられている。最終のライトショー・モードまで進んだあとに第1のボタンを押すと、ライトショーを動作不能にする。第2のボタンは、ライトショーのカラー・モーフィングの間に押される場合、カラー・モーフィングは現在表示された色で一時停止又は終了されるように、構成されることがある。第2のボタンがさらに押されると、ライトショー及びカラー・モーフィングは、ライトショーが一時停止されたり、若しくは終了された時点から継続してもよい。一時中断若しくは終了モードの際に第1のボタンを押すことにより、連続したカラーモーフィングのある次のライトショーに光効果を進めたり、あるいは、光効果が最終ライトショーモードで作動している場合、光効果を終了させることもできる。
【0108】
図51のフローチャートは、後述される、サーモクロマチック・ストリップを組み入れた実施の形態を除き、光検出センサ(図33から図38)を組み込んだ実施の形態に対してプロセッサ800によって実行されるプログラミングを示す。図50とは異なり、ブロック834は、ブロック812及び814の間に入り、ロウソクが点灯されているかどうかを判断する。ロウソクが点灯されていない場合、制御はブロック810に戻る。そうでなければ、ロウソクが点灯され、ブロック814、816、818又は820の1つがボタン702a−702dの1つが押されたことを判断すると、制御は、一連のブロック822、824、826又は828の1つに移行する。ロウソクが点灯され、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a−702dの1つが押されたことを判断しない場合、制御はブロック832に移行する。
【0109】
図52のフローチャートは、ライトショー及び/又はサウンドショーの制御時における音声検出センサの動作を示す。ブロック836は、リモート「オン」要求(例えば可聴コマンド又は他の音声信号)が発生したかどうかを判断する。
リモート「オン」要求が発生すると、制御はブロック840に移行し、最後のライト及び/又はサウンド・ショーを復元し、あるいはユーザによって前プログラム化若しくは選択され得るデフォルトのライトショー及び/又はサウンドショーを開始させる。リモート要求「オン」が発生しなかった場合、制御はブロック838に移行し、リモート要求「オフ」が発生したかどうかを判断する。リモート要求「オフ」が発生すると、制御は810に戻る。リモート要求「オフ」が発生しなかった場合、制御はブロック830に移行する。さらに、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a−702dの1つが押されたと判断しない場合、制御は、図50にあるようなブロック810ではなくブロック836に移行する。
【0110】
図53のフローチャートは、ヒートセンサ(例えば上記したもの)の動作とともに、サーモクロマチック・ストリップ1318と組み合わせて使用される感光性センサ1324の動作を示す。このフローチャートは図50と類似しているが、次の点が相違する、即ち、ブロック814、816、818又は820のいずれもボタン702a−702dの1つが押されたことを判断しない場合、制御はブロック830に戻り、システムが10分間にわたって動作中であった(ライトショー及び/又はサウンドショーを行なっていた)かどうか判断する。10分の動作が生じなかった場合、制御はブロック832に戻る。ブロック832は制御ボタンが押されたかどうかを決定し、そうでなければ制御はブロック810に戻り、もうそうならば、制御はブロック812に戻る。ブロック830によって判断されたように10分間の動作が発生すると、制御はブロック834に戻り、ロウソクが点灯されたかどうかの状態について検査する。ロウソクが点灯されると、制御はブロック832に戻り、そうでなければ、制御はブロック810に戻る。この10分間動作のタイムアウト特徴は例えば、一例として提供され、このタイムアウト時間が炎センサ若しくは他の制御機構と関連して制御ユニットの所望の動作に対して適切な時間の長さであり得ることが想定される。
【0111】
図39から図43に示された実施の形態と同様に、図55から図59は、溶融プレート2004を支持し、制御ユニット2006の上に配置される支持ベース2002を有するキャンドル・アセンブリ2000の更なる実施の形態を示し、電気部品(図示されないが上記したものと同様である)を収納する。支持ベース2002の下であって、制御ユニット2006の上に配置される半透明拡散器2008は、電気部品によって制御されるマルチカラーLED2010から発光される光を拡散する。一実施の形態において、マルチカラーLED2010は、3色LEDであればよい。制御ユニット2006の側面に配置される制御ボタン2012a及び2012bは電気部品に動作可能に接続されて3色LED2010から発せられるライトショーを制御する。本発明に有用な3色LEDの例は、ツェンワン、香港に所在があるウェイトロニー社(Waitrony Co.,Ltd.)から入手可能なものを有する。本発明に有用なマルチカラーLEDは、広角度光分散などの特性を有するものと、キャンドル・アセンブリ2000内のグロー効果を生成するように可視のホットスポットの発生を軽減する薄い色のついたプラスチックカバーを有する。
【0112】
図56及び図57は、図55のキャンドル・アセンブリの平面図及び底面部をそれぞれ示す。図56は、制御ユニット2006の上部中央に配置された支持ベース2002を示す。制御ユニット2006は4つの脚部2014a−2014d(図57)を更に有し、これらは、キャンドル・アセンブリ2000を支持し、支持表面から制御ユニットの底面2016を離隔させる。制御ユニット2006の底面2016は、電気部品及び3色LED2010に動力を供給するバッテリーに接近可能とする(後述)バッテリードア2018を有する。
【0113】
図58は、拡散器2008及び3色LED2010を明らかにする部分的に分解されたキャンドル・アセンブリ2000を示す。拡散器2008は、例えば支持ベース2002を有する他の物体に拡散器を接着するために接着剤の使用を可能にする上面2022に切抜き部分2020のような表面幾何学的特徴を有する。拡散器2008は、外曲げフランジ2026(フランジ2026a及び2026bのみが示され、図59に2026cが示される)をそれぞれ有するタブ2024a、2024b、及び2024c(2024cは図59に見られる)を更に有する。タブ2024a、2024b、及び2024c、及びフランジは、制御ユニット2006の凹面2030内で対応するスロット2028a、2028b、2028cに挿入されて、既述されたのと同様な方法で拡散器2008を制御ユニット2006に取り付ける。第4のタブ、フランジ、及びスロットは、図示が省略される。3色LED2010は、制御ユニット2006の上面2034より上で切抜き2032を通して配置される。
【0114】
図59を参照すると、支持ベース2002の底部2036は、制御ユニット2006の凹面2030に載置する。支持ベース2002は、接着剤、若しくは他の適切な方法によって拡散器2008に取り付けることができる。拡散器2008(任意の中央の拡散コアなしで示される)は、制御ユニット2006の凹面2030の下に吊るされる外曲げフランジ2026a、2026b、及び2026cを用いて制御ユニット2006に固定される。3色LED2010はホルダ2038によって支持され、制御ユニット2006内に保持される電気部品2040まで切抜き2032を通って延出する。電気部品2040の下に配置されるバッテリーホルダ2042はバッテリードア2018を介して接近可能であり、バッテリーは明確にするために省略される。さらに、電力コードは、制御ユニットに動力を供給するためにバッテリーの代わりに、若しくはバッテリーに加えて使用することもできる。
【0115】
既に記載された実施の形態と操作上同様に、制御ユニット2006の電気部品2040は特定数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよく、特定の色が表示されるまで、ライトショーは制御ボタン2012aを押すことによって個々に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、表示された色が、1つの色から次の色に変化又は「モーフィング」するように自動的に進行し、それらの間にトランジションが発生する。変化し得る可能なライトショーの例を表1に示す。
【0116】
【表1】
【0117】
前述のとおり、それぞれの色は、4秒から5秒持続する期間にわたって表示され、8秒から10秒のトランジション間隔が4秒から5秒のそれぞれの期間の間に発生することがある。さらに、特定の色の組み合わせ又は色の組み合わせ間のトランジションを維持するための持続期間は短かったり長かったりすることがある。LEDの強度は、開始レベル及び終了レベル間のトランジション間隔の時間にわたって線形的若しくは非線形的に変化されることがあり、開始レベル及び終了レベルは、それぞれ4秒から5秒の期間の間に色を表示する結果となる。それぞれのライトショーのサイクルの完了と同時に、サイクル全体が繰り返す。例えばランダムパターンを有する任意の数の色の他のモーフィングは、要求に応じて行なうこともできる。
【0118】
制御ボタン2012aは、制御ユニットを起動し、選択し、動作不能にする。ユーザには、カラーモーフィングを一時停止若しくは終了する手段がさらに与えられ、それにより一時停止ボタン若しくは終了ボタン2012bを押すことによって現在表示されている色を維持する。実例として、ライトショーは、2012aがユーザによって最初に押されるとき起動され、ライトショーからライトショーへの連続するスクローリングは、各連続する押し動作がライトショーを動作不能にし制御ユニットがスリープモードに戻るときに、最終ライトショーに到達するまで、それぞれ各連続する押し動作とともに発生する。第2のボタン2012bは、ライトショーのカラーモーフィングの間に押されると、カラーモーフィングが現在表示された色で一時停止若しくは終了されるように、構成される。第2のボタンがさらに押されると、ライトショー及びカラーモーフィングはライトショーが一時停止されたり、又はライトショーが終了された地点から継続することができる。一時停止モード若しくは終了モードにおいて第1のボタンの押し動作は、カラーモーフィングを継続した状態で次のライトショーに対する照明効果を向上させることもでき、照明効果が最後のライトショーモードで作動中である場合、照明効果は終了されることもある。いったん起動されると、ライトショーは、ユーザがライトショーを停止させるまで、又はバッテリーパワーの残りがなくなるまで、又はタイムアウト制限に達するまで、例えば、1時間の前プログラム化持続期間に連続的にサイクル動作をすることもできる。
【0119】
既に論じられた機能的システム図と同様に、図60は図55から図59に示される実施の形態に含まれる電気部品の機能的な相互接続性を図示する。たとえば、適切な容量とタイプである1つ以上のバッテリー2044a、2044b、2044c、及び2044dは、ディジタル処理ユニット2046(例えば、プログラム可能マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC))に電力を供給する。バッテリーによって供給された電力は、必要に応じて調整されることもあり、バッテリー反転保護装置として作動するダイオード2048を介して供給されることもある。ダイオード2048は、1つ以上のバッテリー2044a、2044b、2044c、及び2044dが反対向きにバッテリーホルダ2042に挿入される場合、処理装置2046及び/又は他の部品をダメージから保護する。ディジタル処理ユニット2046は、制御ボタン2012a及び2012bを押すと同時に3色LED2010によって発せられる1つ以上のライトショーを実施するために、例えば、PWM発生器、ランプドライバ、及びパターン記憶/プログラム記憶能力を有することもできる。この点に関して、処理装置2046は、ライン2047r、2047g、2047bによってLED2010の赤、緑、青の端末に結合される3つの独立した出力端末と、LEDの共通端末にライン2047cによって連結される第4の端末を有し、LEDの赤、緑、及び青の部分は個別に制御することができる。
【0120】
本明細書中で使用される専門用語が制限的であるよりむしろ本質的な記載であることが意図されると理解される。本明細書中に記載される種々のキャンドル・アセンブリの各種部品は、組み立てユニットとして、部品全て若しくは一部を有する組立て前のキットとして、個々の構成要素として、及び/又はそれらの組み合わせとしてパッケージ化されてもよい。種々のキャンドル・アセンブリの本明細書中に記載された構成要素の異なる種々の組み合わせは、本明細書中に記載された装置、方法、キット、及び組み合わせにおいても使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0121】
本明細書中に開示されたキャンドル・アセンブリは、同文中に記載された燃料要素などの奉納ロウソクを支持するために使用することもできる。音声及び/又は光の特徴は、ユーザに心地良さを提供するために加えられ、制御されることもできる。
【0122】
多数の変形例は、前述の説明を考慮して当業者に明らかである。したがって、この説明は一例にすぎない。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】図1は、キャンドル・アセンブリの第1の実施の形態の組立分解等角図である。
【図2】図2は、図1に示されるウィックホルダの拡大等角図である。
【図3】図3は、図1のライン3−3に沿った燃料要素の断面図である。
【図4】図4は、組立て形状にあるキャンドル・アセンブリを有する図1のライン3−3に対する概略横断面図である。
【図5】図5は、図4のライン5−5に沿った部分拡大断面図である。
【図6】図6は、別の実施の形態による、ウィックホルダ、及び溶融プレートの一部の拡大等角図である。
【図7】図7は、さらに別の実施の形態によるさらに別のウィックホルダの等角図である。
【図8】図8は、図5に示すような同様の図にある図7に示されるウィックホルダの拡大断面図である。
【図9】図9は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの等角図である。
【図10】図10は、さらに別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの組立分解等角図である。
【図11】図11は、中心線上の垂直面に沿った図10のキャンドル・アセンブリの分解断面図である。
【図12】図12は、音声及び/又は光の特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの更なる実施の形態の等角図である。
【図13】図13は、図12のキャンドル・アセンブリの側面図である。
【図14】図14は、図12のキャンドル・アセンブリをその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図15】図15は、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニット及び拡散器をその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図16】図16は、下方より見た場合の図12の拡散器の等角図である。
【図17】図17は、図12の拡散器の底面図である。
【図18】図18は、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニット及び拡散器をその上面、前面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図19】図19は、下方から見た場合の、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニットの各部分をその下面、後面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図20】図20は、上から見た場合の、図18及び図19の制御ユニットの制御ユニット・ハウジングと種々の構成要素をその上面、後面、左側面から見た場合をそれぞれ示す拡大等角図である。
【図21】図21は、図20の制御ユニットの平面図である。
【図22】図22は、光特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの更なる実施の形態の拡大等角図である。
【図23】図23は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分をその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図24】図26は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分をその上面、前面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図25】図27は、下方から見た場合の図22の拡散器の等角図である。
【図26】図28は、下方から見た場合の図22の制御ユニットの拡大等角図である。
【図26A】図28Aは、下方から見た場合の図22の制御ユニットの組立分解等角図である。
【図27】図29は、下方から見た場合の図22の制御ユニット及びその構成要素の拡大等角図である。
【図28】図30は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分の組立分解等角図である。
【図29】図31は、図22の制御ユニットの平面図である。
【図30】図32は、図22の制御ユニットの拡大分解図である。
【図31】図33は、光又は音声特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の等角図である、
【図32】図32は、図31のキャンドル・アセンブリの側面図である。
【図33】図33は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図34】図34は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図35】図35は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図36】図36は、図33のライン36−36に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図37】図37は、図34のライン37−37に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図38】図38は、図35のライン38−38に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図38A】図38Aは、キャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図39】図39は、ヒートセンサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの高位置断面図である。
【図40】図40は、ホール効果センサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの高位置断面図である。
【図41】図41は、ヒートセンサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図42】図42は、サーモクロマチック・ラベルを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の断面図である、
【図43】図43は、拡散器及びキャンドルホルダの間に配置された磁石若しくは鉄材料を組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図44】図44は、電子通信リンクを制御ユニットに組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の断面図である。
【図45】図45は、図14、図15及び図18から図21のLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図46】図46は、光センサ及び/又はヒートセンサを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図47】図47は、音声検出調節性センサを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図48】図48は、光センサ及びサーモクロマチック・ストリップを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図49】図49は、電子通信リンクを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図50】図50は、図45のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図51】図51は、図35から図40に示される実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図52】図52は、音声検出センサを組み込んだ実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図53】図53は、図42から図45に示される実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図54】図54は、制御ユニット内の電気構成要素に対する通信リンクとしてホール効果センサを利用する別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図55】図55は、さらに別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの等角図である。
【図56】図56は、図55のキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図57】図57は、図55のキャンドル・アセンブリの底面図である。
【図58】図58は、図55のキャンドル・アセンブリの組立分解等角図である。
【図59】図59は、図55のライン59−59にほぼ沿った図55のキャンドル・アセンブリの断面図である。
【図60】図60は、図55から図59によるキャンドル・アセンブリを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、米国特許出願シリアル番号第11/355,585号、2006年2月16日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第10/780,028号、2004年2月17日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第09/747,545号、2000年12月20日出願、即ち、米国特許第6,802,707号の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第09/468,970号、1999年12月21日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第11/140,683号、2005年5月31日出願の一部継続出願であり、それは、米国特許出願シリアル番号第10/780,028号、2004年2月17日出願、及び米国特許出願シリアル番号第10/978,744号、2004年11月1日出願の一部継続出願であり、それは米国特許出願シリアル番号第10/938,434号、2004年9月10日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国特許出願シリアル番号第11/291,280号、2005年12月1日出願の一部継続出願であり、それは2004年9月10日出願の米国特許出願シリアル番号第10/938,453号、2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/123,372号、2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/124,313号、及び2005年5月6日出願の米国特許出願シリアル番号第11/123,461号の一部継続出願であり、それらは、米国特許出願シリアル番号第10/978,744号、2004年11月1日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第10/938,453号、2004年9月10日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国特許出願シリアル番号第11/096,753号、2005年3月31日出願の一部継続出願である。本出願はさらに、米国特許出願シリアル番号第11/185,174号、2005年7月20日出願の一部継続出願である。本出願はまた、米国仮出願シリアル番号第60/754,088号、2005年12月21日出願の利点を主張する。
【0002】
連邦政府によって提供された調査又は進展に関する参照
適用せず。
【0003】
シーケンシャル・リスト
適用せず。
【0004】
本発明は概して、ウィックホルダ・アセンブリに関し、より詳細には、ライトショーを有するウィックホルダ・アセンブリに関する。
【背景技術】
【0005】
音声及び/又は光を発する多くの異なる多感覚(マルチセンソリー)キャンドル・アセンブリが周知である。ある場合に、キャンドル・アセンブリは、その開放上端部を取り囲む埋め込み型段付きリングを有する円筒状容器内に配置される芯付きキャンドルを有する。円形のシェード本体は、開放上端部内に適合し、埋め込み型段付きリング上に載置する外周フランジを有する。
【0006】
別の場合において、キャンドル・ホルダはキャンドルスティックを収容するための規格を有し、このキャンドルスティックはキャンドル・ホルダのベースから延出する。この規格は、キャンドルスティックを内部に収容するために上端で外曲げフランジを備えたソケットを有する。漏斗状スプリット・チューブがソケット内に配置される。このスプリット・チューブは、ソケットの外曲げフランジ上に載置する外曲げ周囲フランジを有する。キャップは、ソケットの外曲げフランジにまたがり、スプリット・チューブより上に離間配置される周囲エッジ上に載置する。
【0007】
取り付けベースから上に延出する空洞の円筒状本体部分を有する電気キャンドルが知られている。奉納ロウソク(ボウティブ・キャンドル)は、中央のフラストコニカル・リムから半径方向外側に延出する複数のアームを有するブラケットによって本体部分の開放上端内に装着される。奉納ロウソクはリム内部で装着され、アームの周辺エッジは、本体部の開放上端で埋め込み型内側環状リム上に載置する。
【0008】
ある場合に、ロウソクは、管状外側ケーシング内部に収容される蝋(ろう)本体を備えた一定高さの炎を有する。バネは、断熱カバーによって外側ケーシングの開放端上に装着されるウィック(芯)に向けて上方に蝋本体を付勢する。ウィックは、カバーの中央開口を通って延出し、ワイヤによって一定の高さ位置に保持される。カバーの外曲げ周辺リップは、管状ケーシング内の周辺凹部に載置する。
【0009】
ある場合において、装飾された照明製品は、キャンドル又はキャンドルを含むキャンドル・ホルダを有する。照明製品は、該照明製品の形状に適合する熱収縮可能なポリマの装飾的ウェブを有する。ウェブは、ロウソクを燃焼させることによって生成される熱に反応するサーモクロマチック・インク又は色素沈着で装飾されて、このロウソクが燃焼されるときに視覚上の効果をもたらす。
【0010】
他の場合において、メロディーキャンドルは、ウィックと平行にロウソクに埋め込まれる光ファイバを有する。光ファイバは、メロディー生成ユニットを制御する光センサに接続されているので、ロウソクが点灯されると、光が光ファイバを介して光センサに伝達され、これによりメロディーが演奏される。光ファイバは、ロウソクが点灯されないときに周辺光を光センサに伝達することを防止する暗色の色変化顔料で塗布される。ウィックの点火と同時に、点火されたウィックからの熱により、色変化顔料が透明になり、光が光ファイバを下に移動させ、メロディー生成ユニットを起動させてメロディーを開始する。
【0011】
別のメロディーキャンドル・アセンブリは、内部に軸方向に配置されるウィック、及びウィックに平行して配置される熱応答性圧電ストリップを備えたロウソクを有する。ウィックが点火されると、熱応答性ストリップによって転移される炎からの熱が、キャンドル・ベースにおける電子回路を駆動させることによって、メロディー、歌、又はヴォーカル・レンディションを開始する。
【0012】
さらに別のメロディー生成キャンドルは、音楽を生成する埋め込み式集積回路を有する。光ファイバ・ストランドは、点火されたウィックから、集積回路に動作可能に接続される光センサに光を伝達する。このロウソクは、光センサの感度を、光ファイバ・ストランドを介して光センサに伝達される光に調整する光リフレクタをさらに有する。
【0013】
更なるメロディーキャンドル・アセンブリは、底面上に1つ以上の凹部と、ロウソクの底面まで延出する下端を備えたウィックとを備えたロウソクを有する。ロウソクは、内部に軸方向に埋設される光ファイバをさらに有する。このキャンドル・アセンブリは、さらにまた、1つ以上の開口、及びウィックが延出する中央孔を備えた上面を有するキャンドル・スティック要素を有する。キャンドル・アセンブリは、メロディー再生ユニット、及び、ウィックからの光を感知するためにウィックの下端の反対側の中央孔に適合される光センサを有し、メロディー生成ユニットを動作のために作成する。
【0014】
別のメロディーキャンドルは色変化顔料を使用して、標準状態で光を遮蔽するために黒色に近い色のままにあって、ロウソクが燃焼されるとき加熱時に透明色に変化する光ファイバを塗布する。
【0015】
別の場合において、キャンドル装置は、炎源に応答するように適合される炎応答回路、及び、無線周波数信号に応答するように構成される受信回路を有する。炎応答回路及び受信回路は、電子再生装置、電気機械装置、光源装置などに連結される。
【0016】
更なるキャンドル装置は、有底の容器内に収容されるロウソク本体、及び、集積回路を有する音楽発生器を収容するために底部に形成される区画を有する。集積回路は、ロウソクの点火されたウィック上にロウソクの炎があることに応答して集積回路を起動させるスイッチング手段によって制御される。スイッチング手段は、感光性レジスタと組み合わされる光ファイバ部材、感熱性レジスタと組み合わされる熱伝導性ワイヤ、又は赤外線レジスタと組み合わせされる熱伝導性ワイヤを有する。赤外線レジスタは、加熱されたワイヤによって放出される赤外線を検出する。
【0017】
色が変化するロウソクは、ロウソク本体のウィックに隣接して平行に埋め込まれる光ファイバ・ストランドを有する。光ファイバは、ロウソク本体内に埋め込まれる電子回路に動作可能に接続される。光ファイバ・ストランドから送られる光を検出することに応答して、電子回路はロウソク本体の色を1つ以上の点灯された発光ダイオードの色に変化させる1つ以上の発光ダイオードを起動させる。
【0018】
さらに他の場合において、ロウソクは、ロウソク本体内にウィックが軸方向に配置される、光ファイバ・ケーブルなどの光学ガイドを有する。この光学ガイドは、音曲発生電子回路に連結されるので、ロウソクが点火されると、光学ガイドに沿って伝達されるロウソクの光が音曲の演奏を始動する。
【0019】
他の場合において、ロウソクは、いったんロウソクが磁気ベース機構を起動させるために十分な量の蝋を燃焼すると、ロウソクの炎を消火する機能があるロウソク炎消火器アセンブリを有する。磁気ベースのロウソク炎消火器機構は、ウィックホルダと、第1の極性を有する第1の磁石を有するロウソクを有する。ロウソクは、第2の極性を有しロウソクの下に配置される第2の磁石の上に配置される。第1及び第2のそれぞれの磁石は、第1の磁石の第1の極性が第2の磁石の第2の極性によって反発されるように位置付けられる。しかしながら、ロウソクの重量は、最初はロウソクを直立位置のままにし得る第1及び第2のそれぞれの磁石の反発力に耐えるのに十分である。ロウソクが充分に溶融されると、溶融された蝋の溜まりが形成される。蝋の量が消耗された後で、磁石間の反発力はロウソクの重量に耐え、ロウソクを溶融された蝋の溜まり内に先をつけさせることによって、炎を消火させる。
【0020】
他の場合において、キャンドル支持構造は、ロウソクが地震等の振動によって、ひっくり返るのを防止するように設計されている。この構造は、従来の蝋主体のロウソク本体のベース内の孔に適合するシンブル(はめ輪)状装置から構成されるように見える。シンブル及びロウソクは、受容体上で収容される。シンブル及びロウソクが収容される受容体の位置には、内部に埋設される永久磁石が有り、推定できるように燃焼中のロウソクから滴下するロウソクの蝋滴を受けとめるように皿状構造であるように見えるものと同じ高さにある。このロウソクは、まず内部にシンブルを収容するが、さらにロウソクがシンブルとその下にある永久磁石を過熱させないようにするためにそのベース内に孔が設計されている。
【0021】
さらに別の場合において、磁気キャンドルホルダ・アセンブリは、そのベースに付着される磁石を備えたキャンドルホルダを有する。さらに、このアセンブリは、磁気材料から成るスパイク型ディスクを有する。このディスクは従来の蝋型ロウソクのベースに挿入され、ディスク及びロウソクは磁石の上に置かれる。キャンドルホルダに付着された磁石と、ロウソクのベース内に挿入された磁気材料から成るディスクとの間の磁気引力はロウソクをキャンドルホルダに固定する。
【0022】
点灯された表示装置は、3つの発光ダイオードを組み込んだベースを有し、これら発光ダイオードは、同時に可視スペクトルにある色を発光し、表示装置上に配置される半透明の物品を選択的に照射することができる。これらダイオードは、ベースの上面より下で、ベースに配置される中央配置の光経路内に位置付けられる。半透明の物品サポートは、LEDによって発光される光を更に拡散し分配するために、ベースの上面の最上部に取り外し可能に設置される。半透明の物品サポートは、半透明材料の平坦なシート又はキャンドルホルダであってもよい。
【0023】
さらに他の場合には、キャンドル・スティック要素は、離間配置される少なくとも2つの開口と、光ファイバの下端が延設される中央孔と、キャンドル・スティック要素の上部に形成されるそれぞれの開口上に移動可能に突設出されるスイッチ・ノブを備えたメロディー生成ユニットと、を有する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明の一形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブ(突出部)を供えた支持ベースを有する。毛管ローブはウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。毛管空間は、支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブと凹型ベース部との間に画定される。キャンドル・アセンブリは、発光システムと、この発光システムを制御するために制御ユニットをさらに有する。
【0025】
本発明の別の形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブを備えた支持ベースを有する。毛管ローブは、ウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。毛管スペースは、支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブ及び凹型ベース部の間に画定される。キャンドル・アセンブリは、発光装置、及びこの発光装置を制御するための制御ユニットをさらに有する。制御ユニットは、電源、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、及び制御機構を有する。
【0026】
本発明の更なる形態によれば、キャンドル・アセンブリは、上方に突出する毛管ローブを供えた支持ベースを有する。毛管ローブは、ウィックホルダの凹型ベース部内に配置される。支持ベースからのウィックに対する溶解された燃料の毛管の流れを可能にするために、毛管ローブ及び凹型ベース部の間にギャップが画定される。キャンドル・アセンブリは、支持ベースに対する拡散器の固定を可能にする表面幾何学的特徴を有する拡散器を更に有する。キャンドル・アセンブリは、さらに、バッテリーを備えた制御ユニット、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、制御機構、及び3色LEDを有する。制御機構の起動により、ディジタル処理ユニットによって符号化され3色LEDから発せられるライトショーの開始、選択、終了、一時停止の少なくとも1つを行なう。
【0027】
その他の形態及びそれらの利点は、図面及び以下の詳細な説明を考慮して明白になるが、種々の図面における同様の参照番号は、種々の実施の形態における同様の構造を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
図1から図5を参照して、キャンドル・アセンブリ100は、支持ベース102、溶融プレート104、ウィックホルダ106、ウィック108、及び燃料要素110を有する。支持ベース102は、概して受け皿形状の溶融プレート104を装着し、毛管ペデスタル(台座)112がその中央に配置されている。任意の装飾的エッチング114は溶融プレート104の上部露出面に配置されて、より一層の見栄えの良さ又は視覚情報をもたらす。ウィックホルダ106は、毛管ペデスタル112の上に適合するベース部116、細長い円筒形バレル118の形状のウィック保持スリーブ、及びフィン120などの熱伝導性要素を有する。バレル118は、ウィックの一部を保持するベース部116からウィックが延出しかつウィックがバレルより上に露出されるように、ウィック108を内部に収容する。燃料要素110は、ウィックホルダ106の上でその周囲に配置され、ウィック108が延出するダクト若しくはスロット122を有する。スロット122は、ウィック108をスロット内で延出させるのに十分な幅w1と、フィン120の少なくとも一部をスロット内に収容するのに十分な長さl1を有する。一実施の形態において、燃料要素110の蝋の質量はほぼ15gであり、溶融プレート・キャンドル100は単一の燃料要素、例えば、蝋燃料要素110上で約3時間から約3時間半の間にわたって連続して燃焼し、その後、燃料は完全に使い果たされる。
【0029】
図2に示すように、ウィックホルダ106のベース部116は、概して円錐形のベース囲い126によって取り囲まれるエンドプレート124、ならびに、ベース囲いから上方に延出するバレル118及びバレルとエンドプレート124から延出するフィン120を有する上部を含む。ベース部116は、バレル118が毛管ペデスタル112上に設置されるときに直立の、即ち実質的に垂直方向に維持されるように、毛管ペデスタル112の上でその周囲に密着するように適合される。ベース囲い126はへこみ、即ちスペーサ128を有し、穴部130はエンドプレート124を貫通延出する。強磁性構造、例えばスチール・リベット132若しくは磁石(図示せず)は、例えば穴部130を介してベース部116に固定されるので、ウィックホルダ106は、磁力によって毛管ペデスタル130上に開放可能に固定され得る。バレル118は、内部にウィックを保持するようにいずれかの締まり嵌めでウィック108を収容するようなサイズとされ、ウィックがエンドプレート内を延出可能であるようにエンドプレート124内に開口134を画定する。フィン120は、バレル118の両側で側面方向外側に延出し、バレルより上方に延出する。一実施の形態において、フィン120は、炎の輪郭をシミュレートするように形成される。他の実施の形態において、フィン120は正方形、円形、楕円形、三角形、若しくは他の非幾何学的形状を有してもよく、さらに他の実施の形態では、2004年9月10日出願の米国特許出願第10/939,039号に十分に記載されるようにフィン120は絶縁領域(図示せず)を有することもある。フィン120は、ウィック108上で燃焼している炎からの熱を燃料要素110に対して外側に伝達するために金属などの熱伝導性材料の比較的薄肉のストリップである。一実施の形態において、ウィックホルダ106は、切断され折り目136に関して折り曲げられ、それによって、対向側面140、142間に毛管スペース138を形成し、ベース囲い126内にチャネル又はギャップ144を形成する。他の実施の形態において、ウィックホルダ106は、セラミック、他の金属類、熱抵抗プラスチックなどの他の熱抵抗材料から他の方法によって形成されることもできる。ウィックホルダ106がスチールなどの強磁性材料から構成される場合、スチール・リベット132は任意選択的に省略してもよい。2つの側面140及び142は、ヒート・フィン120内の孔部148を通るリベット148、溶接、クリップ、熱抵抗接着剤などの便宜的手段によって共に固定される。ギャップ144及び孔部130は、燃料要素110からの溶融された燃料材料をベース囲い126の下に滴下若しくは漏出させることができ、毛管スペース138は、溶融された燃料材料を毛管作用によってフィン120より上に浸透させることができ、それによって非消耗性ウィック領域150内に燃料材料源を提供する。このような毛管作用の一例は、2004年9月10日出願の米国特許出願第10/938,453号に記載される。
【0030】
図3に詳細に示すように、燃料要素110は、燃料材料の本体152を有し、上面154及び下面156を有する。一実施の形態における燃料要素110は、蝋パックであり、他の実施の形態では他の形状を有してもよく、他の溶融可能若しくは流動可能な燃料材料、例えばパラフィンや動物性脂肪であって、固体若しくは半固体状態であったり、あるいは室温で一定の形状に維持可能なものを有する。燃料要素110の下面156は、ウィックホルダ106のベース部160に密接に一致するように形成される上部空洞壁160を有する空洞158を画定する。スロット122は上面154から空洞壁160まで延出し、上面における幅w1は空洞壁における幅w2よりも小さい。幅w1は、燃料要素110からの溶融された蝋が、ウィック108と接触せずにスロット122内を落下若しくは流れ落ちることがないように適合され、あるいは別の方法では、幅w1はスロット122の上部付近から溶融された燃料材料がスロット内を落下若しくは流れ落ちるときにウィック108と接触することになることを保証するのに十分に狭い。一実施の形態において、w1は、スロット122の上端におけるウィックの直径よりも大きいほぼ0.02インチ(0.5mm)以下である。別の実施の形態では、w1は、ウィック108の直径とほぼ同じである。さらに別の実施の形態では、締り嵌めがスロット122の上端でウィック及び本体152の間に存在するように幅w1はウィック108の幅よりも小さい。更なる形態において、幅w1は約0.12インチ(3mm)以下であり、ウィック108はほぼ0.1インチ(2.5mm)の直径を有する。さらにまた別の実施の形態(図示せず)において、スロット122は、ウィック108及びウィックホルダ106をスロット122に容易に挿入可能にするために、ウィック108の直径よりも最初は約0.02インチ(0.5mm)大きい幅を有し、このスロットはその後、幅w1がウィックの直径よりも約0.02インチ(0.5mm)小さくなるように、第2の製造工程において更なる燃料材料で充てんされる。
【0031】
図4に示すように、支持ベース102は、概してボウル形状の上部チャンバ162内に溶融プレート104を装着する。一実施の形態における溶融プレート104は、接着剤166で上部チャンバ162の側壁164に固定されることによって、溶融プレートと、支持ベース102の中間壁170との間に空のエアスペース168を提供する。エアスペース168は、溶融プレートと支持ベース102との間に更なる分離をもたらして支持ベースに対する溶融プレート内のヒート・ロスを軽減する。別の実施の形態(図示せず)において、溶融プレート104と中間壁170との間にエアスペース168が存在しないように、溶融プレート104が接着剤166を間に設けて中間壁170と隣接している。言うまでもなく、溶融プレート104のための他の配置及び支持構造もまた、溶融プレート104を支持するために適している。
【0032】
燃料要素110の一実施の形態において、スロット122は、下面156における長さl2よりも長い上面154における長さl1を有する。長さl1は、フィン120の最大幅wfより小さく、長さl2は、ヒート・フィンの最大幅wfよりも長い。wfに関するスロット長l1及びl2のこのような構成は、本明細書中に記載されるようなスロット幅w1及びw2に加えて、ウィックホルダ106を下面156からスロット内に十分に挿入するのを容易にする。スロット122及び空洞158のこのような構造はまた、フィン120が下面156よりも上面154を介してスロット内に挿入される場合、スロットがウィックホルダを完全に収容することを防止することによって、燃料要素110及びウィックホルダ106の不適切な組み立てを防止若しくは阻止する。
【0033】
図5に示されるように、溶融プレート104の一部、毛管ペデスタル112、ウィックホルダ106、燃料要素110、及びウィック108は、ユーザによって組立てられ、使用若しくは最初の点火の準備がなされる。一実施の形態において、毛管ペデスタル112は、溶融プレート104の床176と毛管ペデスタルの上部壁178との間の中間位置で周囲に延出する環状溝174を有する傾斜側壁172を有する。磁石180は、接着剤182で上部壁166の下側に固定される。別の実施の形態では、磁石180は、上部壁178の上側、若しくはウィックホルダ106を引き付けるのに十分とされる別の位置に配置され得る。スペーサ128は環状溝174に着座するように適合されて、ベース囲い126、及びウィック108に向けた溶融された若しくは液体の燃料材料の毛管動作を容易にするようなサイズとされた傾斜側壁172との間に毛管スペース184を提供する。スペーサ128はまた、環状溝174に着座することによって、毛管ペデスタル112上にウィックホルダ106を保持することにも役立つ。さらに、ウィックホルダ106のスチール・リベット132は、毛管ペデスタル128上に設置されると磁石186によって引きつけられ、それによって、ウィックホルダが毛管ペデスタルから誤って落下したりずり落ちたりすることを防止する。エンドプレート124の下側に配置されるとき、スチール・リベット132はまた、毛管スペース184を維持するのに役立つようにスペーサとしての働きをする。別の実施の形態において、ウィック・クリップ106を毛管ペデスタル112上の所定位置に維持するために、磁石186を接着剤やリベットなどの便宜的手段によってエンドプレート124に固定されることもある。燃料要素110の空洞壁160は、ベース囲い126と、ウィックホルダ106のバレル118の周囲に密接に適合されるような形状とされ、燃料要素とウィック108、ウィックホルダ106、及び溶融プレートの床176との間の開放スペースを最小限にするために溶融プレート104の床176上に置かれる。開放スペース188を最小限にすることにより、溶融された燃料材料(図示せず)を床176に対して下方に落下するウィック108に直接供給させたり、開放スペースに蓄積する可能性が増大し、それにより潜在的に燃焼中に液体若しくは溶融された燃料材料のウィックを使い尽くす。しかしながら、溶融された燃料材料が毛管ペデスタル112のベースの周囲に蓄積すると、溶融プレート104からの溶融、若しくはウィック108上の炎109によって直接溶融することであることにかかわらず、溶融された燃料材料は、ロウソクが燃焼している際に非消耗ウィック領域150に向かって毛管作用によって毛管スペース184に沿って上方に引き上げられる。一実施の形態におけるウィック108は、毛管ペデスタル112の上部壁178に接触若しくはほぼ接触するようにバレル118の開放端134内を延出して、毛管スペース184によって上方に引き上げられた液体燃料材料は、ウィック108と接触し、ウィックの最上部で燃焼する炎による最終的な燃焼に対して内部で上方に引き上げられることになる。ウィック・バレル118は、ウィック108を収容するのに十分な内径を有する。バレル118の内径は、ウィックの直径よりも大きいか、小さいか、あるいは同じであってもよく、その長さに沿って異なる直径を有してもよい。一実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108がバレルに容易に挿入され得るように、ウィック108の直径よりも大きい。別の実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108の直径よりも均等に約0.012インチ(0.3mm)だけ大きい。さらに他の実施の形態において、バレル118の内径は、ウィック108と同じ大きさであるか、又はそれよりも小さい。溶融された燃料材料は、水抜き穴130を通って毛管スペース184内に浸透する可能性があり、それによって、発火し、又は毛管スペース184を介した上方への毛管作用を容易にする。溶融された燃料材料は、さらに、フィン120の対向面140、142間の毛管スペース138において上方に引き上げられ、溶融された燃料材料がウィック108上の炎によって蒸発及び燃焼される非消耗ウィック領域150まで引きあげられることもある。
【0034】
図6を参照すると、別のウィックホルダ200及び溶融プレート202が、図1から図5に示されたウィックホルダ106及び溶融プレート104と同様に示されているが、毛管ペデスタル204は、環状溝174のない傾斜が滑らかな側壁206を有し、ウィックホルダ200がベース囲い126にスペーサ128を有していない。184と同様の毛管スペース(図示せず)は、ウィックホルダ200のベース部116のエンド・ウォール124などの下に突出するスチール・リベット132によってベース囲い126と側壁206との間に維持される。本実施の形態において、ウィックホルダ200は、実質的にはスチール・リベット132と、毛管ペデスタル204の磁石180(図6には図示せず)との引力と、任意の重量の燃料要素110によって、毛管ペデスタル204上に維持される。
【0035】
図7及び図8を参照すると、例えばキャンドル・アセンブリ100に使用される別の実施の形態のウィックホルダ300は、ウィックホルダ106(又は200)と同様であるが、このウィックホルダ300もまた、ウィック・バレルの他の部分の断面積より小さい断面積を有するバレル118の中間部分を有する。バレル118の側壁304のくぼみ302は、バレルの反対端部308と310の中間に設置又は配置され、バレルの他の部分よりも小さい断面積を有するバレルのくびれ部分306を画定する。ウィック108は、(溶融あるいは流動状態にあるときに)燃料材料311を吸着するように適合されるウィックの一部若しくは端部が端部310を介して下方に延出し、燃焼に適合したウィックの別の部分若しくは端部が端部308を介して上方に延出するように、バレル118内を延出する。くびれ部分306は、有効ウィック断面積を減少させ、それによって、第1の開放端部及び第2の開放端部間のウィックの毛管流量能力を減少若しくは制限することもある。端部310から端部308より上にある炎領域に向かってウィック108の上にある流体燃料材料311の制限された流量能力、及びその後の減少した体積流量率は、燃料材料燃焼率を減少させ、燃料要素110の寿命を延長させる。より大きな断面積を有するくびれ部分306が、より小さい断面積を有するくびれ部分よりも体積流量率の高速化を可能にし、又は、毛管流量率の増加を可能にするので、ウィック108の毛管流量率は、くびれ部分の断面積を減少させるようにことによって大きく減少されることがある。側壁304が実質的に液体不浸透性であり(例えば、流体燃料材料をウィック108まで流動させず)、これによりエンドプレート124に設置された端部を介して若しくはバレル118の端部308の上に、ウィックへの流体燃料材料の流れを制限するときに、ウィック108に沿ってくびれ部分306を超えた上方への流体燃料材料311の流量率に関してこのようなくびれが向上される。たとえば、ウィック108がバレル118から引き出されないように、ゆえに毛管スペース184及び水抜き穴130を介してウィックに向けて流体燃料材料311の流れとの接触を潜在的に失うことがないように、ウィックの端部が端部310内若しくは端部310まで延出するように、くぼみ302は、バレル118内の所定位置にウィック108を維持するのに役立つこともある。
【0036】
本明細書に詳細に記載されたキャンドル・アセンブリとウィックホルダ300の他の変形及び実施の形態がさらに明確に検討される。たとえば、一実施の形態において、バレル118は、他の断面積及び形状を有する円筒形状若しくは管形状を有するスリーブの形をとることもできる。他の実施の形態において、バレル118のくびれ部分306は内側環状リッジ(図示せず)によって形成され、それはウィック・バレル118の周囲全体において側壁304をへこませたり、縁曲げしたりすることによって、若しくは側壁304の内側表面に配置される内側環状ショルダーによって形成されることもある。別の実施の形態におけるくびれ部分306は、単一のくぼみ302によって、又は複数のくぼみによって形成されてもよく、それは、対向する関係にあるか、互いに相殺されるかのいずれかでもよい。別の実施の形態(図示せず)において、バレル118は、概して管状でないウィック・ケーシングの形状を有することもあるが、それよりもむしろ、ウィック108の一部を封入し、ウィックが延出する側壁内の第1及び第2の各開口部を有する長さ方向に湾曲した側壁を有する。
【0037】
図8に示され、本明細書中に記載されるウィックホルダと毛管ペデスタルの組み合わせにも適用可能とされる別の態様によれば、毛管スペース184は、ウィックホルダ300のベース部116と毛管ペデスタル204との間において体積、即ち毛管ウェル350を画定する。燃料材料311(蝋又は他の溶解可能な燃料など)のたまり352(破線表示)が周辺囲い126及び毛管ペデスタル204周囲の溶解プレート202に形成されて凝固されたあとに、毛管ウェル350は、ウィック108のうまく維持された再点火を促進するために前選択される寸法を有する。持続性の燃焼中に、たまり352からの燃料材料311の流体部分は、ウィック108で炎354を供給するために毛管作用によって毛管ウェル350内にウィック108まで引き出される。炎354が燃料要素110全体を使い果たす前に消火されると、燃料材料311のたまり352が凝固し、溶融プレート202の底部にわたって、毛管ウェル350を介してウィック108内に延出する。一実施の形態において、ウィック108が燃料材料311のたまり352が凝固したあとで再点火されると、周辺囲い126を囲む燃料材料が液化燃料材料の供給を付与して毛管ウェル内の燃料材料と置き換えるのに十分に溶融されるまで、毛管スペース184は、燃料材料の流体供給が迅速に形成され毛管ウェル350に利用可能でありウィック108を介して炎354を供給するような寸法とされる。たとえば、毛管スペース184の寸法が小さすぎると、周辺囲い126を囲む燃料材料311のたまり352が更なる液状化燃料をウィックに付与するのに十分に溶融される前の持続性再点火の際にウィック108上の炎354を維持するために毛管ウェル350に十分な燃料材料がないこともある。さらに、たとえば、毛管スペース184が大きすぎると、毛管ウェル350内の凝固した燃料材料311を介した熱伝達が緩慢すぎてウィック内の燃料材料が燃焼する前に液状化燃料をウィック108に付与するのに内部で燃料材料を十分に溶融させないこともある。いずれの状況においても、毛管スペース184の外側から、毛管ウェル350内に、ウィック108の上に流体燃料材料の略連続的な毛管動作を開始若しくは持続させて炎354に供給するために溜まり352における十分な量の燃料材料311の溶融前に、炎354が燃料切れとなって消火することもある。したがって、一実施の形態においてウィック108の再点火をうまく持続させるのに役立つために、十分な量の液状化燃料が、周辺囲い126に隣接した若しくは囲んだ凝固された燃料材料311のたまり352から形成されて毛管スペース184内の毛管作用によって連続的に炎354を供給するまで、毛管ウェル350は、溶融された燃料の量を再点火ウィック108に提供するのに十分な量よりも少ない量を有する。別の実施の形態では、毛管ウェル350の容積は、ウィックに装着された凝固した燃料材料311が燃焼した後で炎354からの熱が毛管スペース184に配置される凝固した燃料材料311を十分に早く溶融させて炎354を供給することができる容積よりも少ない。
【0038】
さらなる実施の形態において、凝固した蝋のたまり352が十分に溶融してウィック108までの適切な燃料の流れをもたらして炎354の持続性燃焼を維持するまで十分な溶融した燃料源をウィックに提供するために、毛管ウェル350の容積がキャンドル・アセンブリ100全体の熱量に比例する場合に再点火をうまく達成することができる。キャンドル・アセンブリ100の熱質量は、測定された量だけ溶融プレートのキャンドル全体の温度を変化させるのに必要なエネルギーの量の測定単位であり、その部分の比熱によって増加されるキャンドル・アセンブリの各部分の質量の積の合計に等しい。実例として、再点火がうまく達成されるのは、キャンドル・アセンブリ全体の熱質量に対する毛管ウェル350の体積の割合が、約0.00006立方インチ/カロリー/摂氏度(以下、in3/cal/°Cとする)(1mm3/cal/°C)、及び約0.0006in3/cal/°C(10mm3/cal/°C)の間、又は、約0.0001in3/cal/°C(2mm3/cal/°C)と約0.0004in3/cal/°C(6mm33/cal/°C)との間、あるいは、約0.00018in3/cal/°C(3mm3/cal/°C)と約0.00024in3/cal/°C(4mm3/cal/°C)との間にある場合である。したがって、一実施の形態において、キャンドル・アセンブリの熱質量は、約135cal/°Cと約10cal/°Cとの間、約75cal/°Cと約40cal/°Cとの間、又は、約61cal/°Cと約50cal/°Cとの間にあり、毛管ウェル350の体積は、約0.006in3(100mm3)と約0.03in3(500mm3)との間、又は、約0.009in3(150mm3)と約0.018in3(300mm3)との間、あるいは約0.012in3(200mm3)である。
【0039】
たとえば、キャンドル・アセンブリ100などの実施の形態の熱質量は、支持ベース102、溶融プレート202、及び組み合わせ熱質量が約50cal/°Cのウィック・ホルダ300、及び、燃焼前の熱質量が約10.5cal/°Cの約0.53オンス(15g)の蝋の燃料要素110を有する。毛管ペデスタル204は、高さh1が約0.39インチ(10mm)と約0.04インチ(1mm)との間、若しくは約0.2インチ(5mm)、底部半径Φ1が約1.18インチ(30mm)と約0.39インチ(10mm)との間、若しくは約0.83インチ(21mm)、及び上部半径Φ2が約0.04インチ(1mm)と約0.79インチ(20mm)との間、若しくは約0.43インチ(11mm)であるほぼフラストコニカル形状を有する。ベース116は、周辺囲い126を備えた毛管ペデスタルとほぼ相補的なフラストコニカル形状を有し、上部直径Φ3が約0.08インチ(2mm)と約0.83インチ(21mm)との間、若しくは約0.43インチ(11mm)と約0.55インチ(14mm)との間、さらには約0.51インチ(13mm)であり、底部直径Φ4が約1.22インチ(31mm)と約0.43インチ(11mm)との間、若しくは約0.79インチ(20mm)と約0.91インチ(23mm)との間、さらには約0.87インチ(22mm)であり、高さh2が約0.43インチ(11mm)と約0.08インチ(2mm)との間、若しくは0.28インチ(7mm)と約0.16インチ(4mm)との間、さらには約0.2インチ(5mm)であり、エンドプレート124からのリベット123の高さh3が約0.004インチ(0.1mm)と約0.04インチ(1mm)との間、若しくは約0.03インチ(0.8mm)と約0.02インチ(0.5mm)との間、さらには約0.02インチ(0.6mm)である。別の実施の形態では、毛管ペデスタル204は、高さh1が約0.18インチ(4.7mm)であり、底部半径Φ1が約0.81インチ(20.5mm)であり、上部半径Φ2が約0.44インチ(11.1mm)であり、ベース126は、上部直径Φ3が約0.5インチ(12.6mm)、底部直径Φ4が約0.85インチ(21.6mm)、及び高さh2が約0.2インチ(5.05mm)である囲い126を有する。ベース116が毛管ペデスタル204の最上部に設置されるとき、エンドプレート124は毛管ペデスタルの上部壁178から約0.03インチ(0.65mm)の垂直位置にあり、周辺囲い126は、側壁206から約0.02インチ(0.38mm)の垂直位置にあり、これにより約0.012in3(200mm3)の体積を有する毛管ウェル350を画定する。
【0040】
図9を参照すると、別の態様による溶融プレート・キャンドル・アセンブリ400は、ホルダ若しくはベース402と、ベースの凹部406内部に装着されたほぼ凹型溶融プレート400を有するように示される。溶融プレートに載置する本明細書中に既に記載されたものと同様の固体燃料要素及びウィックホルダは、明確にするために図示されない。溶融プレート404は熱伝導性が高く、本明細書中に既に記載された他の溶融プレートと同様であり、中央に配置されたウィック位置においてそこから上方に突出する毛管ペデスタル408を有する。ベース402は、周囲に延出し、溶融プレート404から天頂角Θで角度的に外方に配置され、溶融プレートの上に配置される最上部エッジ412を有する壁410を有する。一態様において、ベース402及び溶融プレート404は、例えばウィック108などの芯に炎があるときなどの燃焼中に炎がたまりと密に近接して配置されるときに溶融した若しくは液状化した燃料のたまりの上に(無風の大気状態によって包囲されるときの)ほぼ層状の気流を増加若しくは促進するように適合される形状を有する。このような層状の気流は、溜まり上の渦電流を減少し、さらに/あるいは溜まり内の局部的熱点を減少若しくは最小限にすることによって溜まりの全体温度を制御し、このことは、芳香剤や殺虫剤などの燃料において活性の揮発性成分の気化を示し、それによって燃料が完全に燃焼されるまで燃料の有効な芳香期間を拡張する。燃料のすべてが溶融プレート・キャンドルの燃焼中に、溜まりにおいて液化されると、空気は凹部406内の壁410の上端412上のほぼ層状の流れにおいて毛管ペデスタル408上に配置されるウィック(図示せず)上の炎によって生じられる熱の排気筒若しくは上方気流による、熱溶融プレート404及び溶融された蝋などの液化燃料の溜まり上に引き込まれる。熱の排気筒から上昇する気流はまた、揮発された活性成分を周囲環境内に分配する。
【0041】
一実施の形態において、ベース402及び溶融プレート404は、以下の方程式によって記載されるほぼ層状の気流を増加又は促進するための形状を有する。
【数1】
ここで、
Pmaxは、mmで示した溶融プレート404の最大幅である。
Pminは、mmで示した溶融プレート404の最小幅である。
SAは、投影面積、又は、平方mmによる溶融プレート404の輪郭の二次元投影の表面積である。
Hminは、mmで示した上端412の最小幅である。
Dpは、mmで示したベース402の上端412からの溶融プレート404の深さである。
Dpmaxは、mmによるDpに対する最大値である。
Rは、mmによるベース402の上端の外径である。
θは、壁410の天頂角度である。
【0042】
方程式1は、層状の気流を促進するために、上下の一定の境界線内で、溶融プレートの投影面積、及び溶融プレートの幅の近似関係を定量化する。方程式2は、層状の気流を促進するために、溶融プレート404の投影面積及びベース402の上端412からの溶融プレート404の深さの近似関係を定量化する。方程式3は、層状の気流を促進するために、溶融プレートを横切る最小溶融プレート、ベース402の上端412からの溶融プレート414の深さ、及びベース壁410の天頂角の近似関係を定量化する。方程式4は、層状の気流を促進するために、溶融プレート404とベース402のそれぞれの形状の関数として、上端412のベース402の近似最小幅を定量化する。これら方程式1から4がほぼ矩形状ベース及びホルダに関して記載されているが、こうした関係は、最適化キャンドル・アセンブリ形状にアプローチするために、楕円や円形などの他のキャンドル・アセンブリ形状で使用することもできる。たとえば、円形ベースと溶融プレート、例えば図4に示されるベース102と溶融プレート104を有する一実施の形態において、Hminは約3.94インチ(100mm)、Pmax及びPminはともに約3.15インチ(80mm)に等しく、Dpは約0.4インチ(10mm)であり、Rは約0.08インチ(2mm)であり、θは約45°である。
【0043】
図10及び図11はキャンドル・アセンブリ500を示し、これはキャンドル・アセンブリ400とほぼ同様であるが、キャンドル・アセンブリ500は、溶融プレート504のベース部502との適切な位置合わせを確実にするための位置合わせ機構を有する。キャンドル・アセンブリ500は、ベース部502、及び燃料要素110、ウィックホルダ106、ウィック108の組み合わせのような奉納ロウソクを支持するための溶融プレート504を有する。ベース部502は、ガラスやセラミックなどの熱透過率の低い不燃性材料から形成され、溶融プレートは、アルミニウムや他の金属などの熱透過率の高い不燃性材料から形成されるが、他の材料もまた使用され得る。ベース部は、その上端において、4つの直立した側壁508、及び側壁の上部リム512より下に離間された側壁にかかる内壁510によって画定される凹部506を有する。ベース502の底端部は、内壁510の下で中空である。側壁508及びベース502の底端部の特定の形状及び構造は、ほとんどいかなる形及び形式をとってもよく、本明細書中に記載された特定の形状に限定されないことは理解すべきである。受け皿若しくはボウル形状の溶融プレート504は、作動位置において凹部506に収容されるように、底面形状について凹部506にほぼ相補的な凹面にされる。溶融プレート504は、外周エッジ518と隣接した高くなった若しくは上方に湾曲した周辺部516と、本明細書中に既に記載されたのと同様にして中央位置に配置される奉納ロウソクを収容するための底壁518の中央部分から上方に突出する毛管ローブ520を備えたほぼ正方形のフットプリントを有する。ベース502の凹部506内の溶融プレート504の適切な位置合わせを保証するための位置合わせ機構は、例えば水平ステップ522などのショルダを有し、これは側壁の内側524から内方に突出し、凹部506の周囲全体に延出し、上記機構は例えば水平レッジ526などの相補的レッジ(出っ張り)を有し、これはショルダ上に載置する。レッジ526は溶融プレートの周囲に延出し、溶融プレート504の周囲エッジ518と底壁514との間に垂直に配置され、水平ステップ522上に載置し、周囲エッジが凹部506全体の周囲に側壁508の内側面524に対して押圧される。溶融プレート全体は、毛管ローブ520及び周囲エッジ518を有し、上側リム512の下に配置される。溶融プレート504は、凹部506内の内壁510の上に離間配置され、高くなった周囲端部516が側壁508の内面524に対して押圧され、毛管ローブ520は上方に突出する。溶融プレート504は、レッジ526とショルダー522との間に配置される接着剤166(図示せず)などの接着剤のビードでベース502に固定される。接着剤はまた、溶融された蝋又は他の液体が溶融プレートの下に漏出しないように、溶融プレート504の周囲エッジ518と、側壁508の内面524との間を密封することもある。他の実質的に相補的位置合わせ構成が、さらに若しくは代替的に位置合わせ機構のために使用されることもある。たとえば、ベース・ショルダは、1つ以上の離散的な離隔ステップ部を有するにすぎず、溶融プレート・レッジは、溶融プレートとベースとの間に1つの可能な適切な接合フィットのみをもたらすために連続的であり、あるいは、離散的レッジ部と適合してもよい。一実施の形態において、位置合わせ特徴は、溶融プレート504がベース502に対し所定の関係で設置されることを確実にするのに役立ち、その結果、溶融プレートの底壁514がほぼ水平であり内壁510の上に離間されて、キャンドル・アセンブリ450がレベル支持表面上に配置され溶融された蝋からベースへの熱損失を最小限にするときに溶融された蝋が毛管ローブの周囲にたまることを保証する。言うまでもなく、位置合わせ特徴は、例えば底壁514が内壁510と接触し、及び/又は底壁514が非水平角度に配置されるなどの他の位置合わせ構造において溶融プレートを凹部内に載置されるように容易に変更され得る。さらに別の実施の形態(図示せず)において、位置合わせ特徴は、ベース502と溶融プレート504との所定の位置合わせをもたらすために、溶融プレート504内の相補的レッジ若しくは空洞と係合する凹部506内のいずれかに配置される1つ以上の高くなった突出部を有することもある。さらに、これら突出部はベース502と一体的であってもよく、あるいは、空洞に設置される別個の物体、例えばワイヤやボタン(図示せず)などによって形成されてもよい。別の位置合わせ機構(図示せず)は、対向する相補的ショルダ若しくはレッジのないレッジ及びショルダの1つのみを有することがあり、レッジ又はショルダは、溶融プレートをベースに対し所定の位置合わせ若しくは配向に付勢する。
【0044】
内壁510の中心領域から上方に突出する円形リング530などの、磁石528のためのリテーナ(保持)機能は、毛管ローブ520の下に溶融プレート504の底面に空洞532の下に配置される。リング530は、溶融プレートの底面と係合することなく空洞532内に上方に延出する。リング530は、磁石528のためのリテーナとしての働きをし、磁石528が溶融プレートから引き離されるような場合に、空洞532内部で溶融プレート504に接着される。一実施の形態において、リング530は、溶融された蝋からベースへの熱の損失を最小限にするために、溶融プレートの底面と係合しない、即ち離間されている。リテーナは図面に示される特定の円形リング形状に限定されず、毛管ローブ520より下の所定の位置に磁石528を保持するのに役立つ他の形状をとってもよい。たとえば、リテーナは、磁石528を部分的に囲む複数の離間された突出部であってもよく、磁石は、所定の向きにこれら離間された突出部とインターフィットするような形状とされてもよい。別の例では、リテーナは、ショルダ522及びレッジ526に加えて凹部506内で溶融プレート504と位置合わせするのに役立つように空洞532の底面と係合することもある。さらに、位置合わせ特徴及びリテーナ特徴は、ベース102及び円形溶融プレート104などの本明細書中に開示されるベースと溶融プレートの他の組み合わせとともに作用するように容易に適合されてもよく、本実施の形態の特定のベース及び溶融プレートに限定されない。
【0045】
図12から図14は、キャンドル・アセンブリ600の別の実施の形態を示す。キャンドル・アセンブリ600は、支持ベース602、任意の光拡散器604、及び制御ユニット606を有する。一実施の形態において、ベース602は、既に記載されたベース102、402、及び502と同様若しくは同一であり、溶融プレート608は、先行する実施の形態と関連して再度記載されるようにベースに固定される。図示されてないが、磁石はペデスタル610及びウィック・クリップの下に配置され、ウィック及び燃料要素は、ペデスタル610上に着脱自在に配置され、磁石によって生じられる磁力によってそこに保持される。
【0046】
別の実施の形態におけるベース602は、クリア若しくは透明ガラスから形成されるが、同一の若しくは異なる光学特性を有する他の材料を使用してもよい。
【0047】
拡散器604(図14)はベース602内に配置され、一実施の形態において、その凹部内にぴったりと一致するように適合する。拡散器604は、射出成形若しくは形成された半透明の熱可塑性物質から形成されてもよい。拡散器604が、結合に耐性のある、及び/又は同一若しくは異なる材料から構成される他の物体に対して非接着性であると考えられる材料から構成されるとき、幾何学的表面特徴部605は、例えばベース602を含む他の物体に拡散器を接着するために一般的及び/又は一般でない接着剤の使用を可能にするように拡散器に含まれてもよい。図14から図17を詳細に参照すると、拡散器604は、左手表面612から下方に垂下する一対のタブ610a、610bを有し、(本明細書中で使用されるような用語である、左側、右側、前方、後方、最上部、底部、上方、下方は、便宜的に種々の要素の相対的配置を意味するだけに使用され、制限的な意味ではどのようなものでも使用されない)。さらに、スロット614は拡散器604の右手側壁616の下部に配置される。右手壁616の下側エッジ624が制御ユニット606の支持表面626から上方に離間配置されるように拡散器604が傾斜され若しくは角度付けされた状態で、タブ610a、610bの曲げフランジ620a、620bをそれぞれ対応する凹部622a、622b内にそれぞれ設置することによって、拡散器604が制御ユニット606上に取り付けられる。拡散器604は、右手壁616の下側エッジ624が支持表面626に向けて低くさせるように回転され、その結果、タブ630の外曲げフランジ628は、拡散器604の下部634の内側面632と干渉することによって、制御ユニット606の中心に向かって最終的に偏向される。拡散器604を連続的に下方に旋回させることにより、タブ630の外曲げフランジ628をスロット614に入り込ませ、その結果、拡散器604の右手壁616の下側エッジ624と、前面642、左手表面612、及び裏面644のそれぞれの下側エッジ636、638、640は支持表面626上に載置する。
【0048】
拡散器604は、前面及び裏面 622、624を内部に移動させることによって制御ユニット606から取り外され、それによって、少なくとも右手側壁616を外方に偏向させて、タブ630の外曲げフランジ628が下部634の内面632との干渉接触から移動されることになる。拡散器604は上方に回転され、タブ610a、610bが凹部622a、622bからそれぞれ取り外されることもある。
【0049】
図16及び図17を詳細に参照すると、拡散器604は、上壁654の内面652から下方に垂下する中空の円筒状部材650をさらに有する。円筒状部材650は端部が閉鎖され、該部材650は内面652と向かい合い、その下端では端部が開放されている。一実施の形態において、円筒状部材650は、拡散器604と同一材料から製造され、一方若しくは両方が半透明か任意的に透明である。別の実施の形態において、必ずしもそうではないが、円筒状部材650の下側エッジ656は、制御ユニット606のバッテリーホルダ(図14、図15、図18)の平坦面660と接触状態にある。あるいはまた、必要に応じて、拡散器604が制御ユニット606に取り付けられるとき、下側エッジ656は平坦面660から離隔されていることもある。
【0050】
次に図14、図15、及び図18から図21を参照すると、バッテリーホルダ662は、4つのAAサイズのバッテリー664aから664dを収容するための凹部を有する。必要に応じて、電気的必要性に応じてより多数の若しくはより少数のバッテリーが設けられることもある。
【0051】
バッテリー664aから664dは、第1のプリント回路基板666(図18及び図19)及び第2のプリント回路基板668(図18、図20、図21)によって装着される電気構成要素に直列に接続される。
【0052】
第1のプリント回路基板666は、多数の電気構成要素をその上に装着し、LEDアセンブリ670を有する(簡単さである目的のために図示されない、プリント回路基板666によって装着される電気構成要素の残り)。図18及び図19を特に参照すると、第1のプリント回路基板666は凹部672(図19)内にスナップ嵌め込みされ、クリップ674a、674b(図14、図18、図19ではクリップ674aは見られ、クリップ674bは図15において見られる)によって内部に保持される。詳細には、第1のプリント回路基板666は、エッジ676a、676bがクリップ674a、674bの内曲げフランジ678a、678bと干渉するまで凹部672内に上方に挿入される。プリント回路基板666のエッジ676a、676bが、クリップ674a、674bが元の位置に戻ったところの内曲げフランジ678a、678bを取り除くまで、プリント回路基板666の連続した上方動作によりクリップ674a、674bが押し上げられ、それによって、バッテリーホルダ662の中心平坦面680の下面679と、クリップ674a、674bの内曲げフランジ678a、678bの間にプリント回路基板666を閉じ込める。第1のプリント回路基板666がこのように取り付けられるとき、LED670は、バッテリーホルダ662の中心平坦面680を通って延出する開口684内に位置付けられる。
【0053】
一実施の形態において、LED670は、密接して離間配置される赤、緑、及び青の発光ダイオードを有する。LED670は、スペクトル成分及び/又は強度を変化させながら光を生成するために以下により詳細に記載される方法で通電される。この光は、このような光が観察者に可視されるように、円筒状部材650、拡散器604の残り部分、及びベース602を介して透過される。さらに一実施の形態において、それぞれのLED670に供給される電流は、このようなLED670に特定の大きさの光強度を発現させるために制御される。多くの方法論がそれぞれのLED670に供給される電流量を制御するために存在する一方で、別の実施の形態では、パルス幅変調(PWM)動作が、バッテリードレインを最小化するために使用される。
【0054】
図20及び図21に詳細に示されるように、第2のプリント回路基板668はそれぞれスタンドオフ692a、692bに対するネジ690a、692bによって取り付けられる。ショルダ・タブ693(図19から図21)は、スタンドオフ(絶縁体)692a、692bに対して第2のプリント回路基板668の配置を維持するのに役立つ。スタンドオフ692は次に、アンカープレート694と一体化されるか又は固定され、このアンカープレートはまた、制御ユニット606のハウジング698の前方側壁696と一体成形されるか又は固定される。第1から第4のスイッチ700a−700dは、第2のプリント回路基板668によって装着され、それぞれボタン702a‐702d(図12から図15、図18、図20、及び図21)によって接触可能な作動部材を有する。ボタン702a‐702dの1つを押し下げることにより、それぞれ関連付けられたスイッチ700a−700dの1つを終了させる。
【0055】
それぞれワッシャ711a−711dを介してバッテリーホルダ662と一体化若しくは固定されるねじ込みボス712aから712d内を延出する一連の4つのネジ710a−710dによって、バッテリーホルダ662は、ハウジング698内部に保持される。組立て中に、外曲げフランジ628が図14に示された位置になるまで対向する中空部材716a、716b(図18及び図19)によって部分的に画定されるスロット714内を延出するように、バッテリーホルダ662がハウジング698内に挿入され、それと同時に下面718(図19)が、外曲げフランジ628(図18、図20、図21)の内部722の上部エッジ720上に載置する。ネジ710aから710dは次に、ハウジング698の開口内を通って、位置合わせされたネジ込みボス712aから712d内に挿入され、図14に示される位置にバッテリーホルダ662を固定するように締め付けられる。
【0056】
次に図18から図21を参照すると、スピーカ730は好適な手段によってハウジング698に取り付けられ、図19に詳細に示されるように、一連の開口がハウジング698の下面734の中心部分732に設けられる。
【0057】
制御ユニット・ハウジング698は4つの脚部740a−740d(図13及び図19)を更に有し、キャンドル・アセンブリ600を支持し、支持表面から部分732の底部を離隔し、スピーカ730によって出される音声がキャンドル・アセンブリ600より下から漏れる可能性がある。
【0058】
図22から図30は、キャンドル・アセンブリ900の別の実施の形態を示す。キャンドル・アセンブリ900は、溶融プレート903が固定された支持ベース902、任意の光拡散体904(取り外しできるものでも、できないものでもよい)、及び制御ユニット906を有し、これらは、図12から図23の実施の形態に関して詳細に記載されるものと同一若しくは同様である。図12から図21、図45、及び図50のものと同一であるキャンドル・アセンブリ900の特徴は、本明細書中で更に詳述されない。
【0059】
拡散器904(図23)はベース902内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり一致するように嵌め込む。図23及び図24を詳細に参照すると、拡散器904は左手側壁912から下方に垂下する一対のタブ910a、910bを有する(この場合も同様に、本明細書中に使用される用語としての左、右、前面、裏面、最上部、底部、上下は、種々の要素の相対的配置を注記するためにのみ便宜上使用され、いずれにしても制限的な意味では使用されない)。さらに、図25に示されるように、くぼみ914は、拡散器904の右手側壁916の下部の内面915に配置される。拡散器904は、右手側壁916の下側エッジ924が制御ユニット906の支持表面926から離れて上方に離隔されるように拡散器904が傾斜され若しくは角度付けされた状態で、それぞれ対応する凹部922a、922b内にそれぞれタブ910a、910bの外曲げフランジ920a、920bを取り付けることによって制御ユニット906に取り付けられる。拡散器904は、右手側壁916の下側エッジ924が支持表面926に向けて降下されるように回転され、その結果、タブ930の外曲げフランジ928(図23) が拡散器904の下部934の内面932と干渉することによって制御ユニット906の中心に向かって最終的に偏向される。代替的に、あるいはこれに加えて、右手側壁916それ自体の部分は外方に偏向してフランジ928と拡散器904を相対的に移動可能にする。拡散器904を連続して下方に旋回させることにより、タブ930の外曲げフランジ928をくぼみ914に挿入させ、その結果、拡散器904の右手側壁916の下側エッジ924と、前面壁942の下側エッジ936、938、940、左手側壁912と、後部壁944は支持表面926上に載置する。この実施の形態の拡散器904が制御ユニット906から容易に取り外されるように設計されていないことを理解されたい。
【0060】
次に図26及び図27を参照すると、バッテリーホルダ962は、制御ユニット906の底部963に配置され、4つのAAサイズのバッテリー964a−964dを収容するための凹部を有する。バッテリー964a−964dは、バッテリードア965内の制御ユニット906の底部963を介してのみ接近可能である。図26Aに示すように、バッテリードア965は、第1及び第2の延出部967a、967bが制御ユニット906内で第1及び第2の凹部969a、969b内に延出するように、バッテリードア965を傾斜させることによって制御ユニット906に取り付けられる。その後、バッテリードア965は、該バッテリードア965の可撓部分973がバッテリードア965から延出するタブ977a、977bの外曲げフランジ975a、975bが制御ユニット906内の対応する凹部979a、979bに載置するまで内側に屈曲するように制御ユニット906と接触した状態で回転される。バッテリードア965を取り外してバッテリー964a−964dなどを交換するときに、上方に延出するタブ981は内側に押圧され、それによって可撓部分973を内側に屈曲させ、凹部979a、979bから離れてタブ977a、977bを引き出し、バッテリードア965の取り外しを可能にする。
【0061】
上記に述べたように、より多数の又はより少数のバッテリーを電気的要求事項に応じて設けてもよい。バッテリー964a−964dは、第1のプリント回路基板966(図18及び図19)及び第2のプリント回路基板968(図18、図20、図21)によって装着される電気構成要素に連続して共に接続される。
【0062】
第1のプリント回路基板966は多数の電気構成要素をその上に装着し、LEDアセンブリ970を有する(簡単さのために図示されないプリント回路基板966によって装着される電気構成要素の残り)。特に図28を参照して、組立ての間に、第1のプリント回路基板966は、開口974a、974bを介して2つのネジ972a、972bを挿入することによって制御ユニット906に取り付けられ、ネジ972a、972bは、制御ユニット906から上方に延出するねじ込みボス976a、976b内に延出する。第1のプリント回路基板966がこのように取り付けられるとき、LED970は、制御ユニット906のカバー部982の中央平坦部980を延出する開口978内に位置付けられる。LED970は同じ色を発光し、図12から図21、図45、及び図50の実施の形態に関して記載された同じ方法で離隔され通電されてもよい。
【0063】
図28及び図29においてさらに理解されるように、制御ユニット906のカバー部982は、ワッシャ985a−985dを介して、それぞれ底部963に一体化若しくは固定されるネジ込みボス986a−986d内に延出する一連の4つのねじ984a−984dによって制御ユニット906の底部963上に保持される。
【0064】
第2のプリント回路基板968は、図29において詳細に示され、それぞれスタンドオフ992a及び992bに対してネジ990a及び990bによって取り付けられる。スタンドオフ992a、992bは、アンカープレ−ト993と一体化又は固定される。第2のプリント回路基板968の第1及び第2の下側角部994a、994bは、制御ユニット906に形成される第1及び第2のスロット996a、996bに挿入されて、第2のプリント回路基板968を保持する。第1及び第2のスイッチ1000a−1000dは第2のプリント回路基板968によって装着され、それぞれボタン1002a−1002dによって接触可能な作動部材を有する。第1のボタン1002a、1002bを押し下げることによって、それぞれ対応付けられるスイッチ1000a、1000bを終了させる。第1のボタン1002aを押し下げることによって、キャンドル・アセンブリ900のライトショー・モードを起動且つ選択し、上記に詳述されたように、種々のモードをスクロールした後でライトショーを作動不能にする。第2のボタン1002bがライトショーにおけるカラー・モーフィングを一時停止若しくは中断することによって、現在表示されている色を維持する。第2のボタン102bを押し下げることによって、選択されたライトショーモードの動作を再開する。
【0065】
図31及び図32はキャンドル・アセンブリ1100のさらにもう一つの実施の形態を示し、これは光や音声を発することができるが、両方を同時にすることはできない。具体的には、図31及び図32の実施の形態は、ボタン1104a、1104bの動作に応答して領域1102(図32)において図12から図21、図45、及び図50の実施の形態に示される方法で光を生成させるために回路構成及びLEDを有する。ボタン904aが押し下げられると、キャンドルホルダ1100内のLEDの通電をもたらし、一方で、ボタン1104bの動作によって、LEDが、図12から図21、図45、及び図50に関連して上記したモードのような異なる通電モードで点灯される。
【0066】
当然ながら、図31及び図32のLED及び回路構成の代わりにスピーカー及び適切な回路を使用することによって、こうした図面の実施の形態は、例えば図12から図21、図45及び図50の実施の形態に記載されるような、キャンドル・アセンブリ1100に光ではなく音声を出させるように変更することもできる。さらに、本明細書中に記載される電子部品を制御するために要求されるように構成、ならびに多数のスイッチ及び/又はボタンを使用してもよい。たとえば、光と音声の両方を発するように構成されるキャンドル・アセンブリ1100は、制御ユニット906の底部963(あるいは他のどこかの部分)に配置される3つの制御(図示せず)を有するように構成されることもできる。1つの制御、即ち、オン/オフ・スイッチとポテンショメータとの組み合わせは、サウンドショーをオン及びオフに切り替え、音量を調節するために使用することもできる。第1のボタンは、ライトショーをオン及びオフに切り替え種々のライトショーの1つを選択可能にするために設けられる(複数のライトショーを表示する能力が設けられる場合)。適切なプログラミングによって、第1のボタンはまた、選択されたシーケンスによって作動されて、コマンドをプロセッサに提供し、選択されたライトショーを一時中断する。(例えば、第1のボタンは、ライトショーモードを選択するために最初にそのボタンを押す第1の期間内で特定の時間だけ押し下げられ、その後、ライトショーを一時中断するために第1の期間の後に更なる時間押し下げられてもよい。第1のボタンのさらに別の押し下げはライトショーを再開することもあり、第1のボタンの次の押し下げは異なるライトショーモードの選択を可能にし、あるいはライトショーを停止させることもできる。)第2のボタンは、サウンドショーモードをスクロールするために設けられる。制御、スイッチ及び/又はボタンはさらに、キャンドル・アセンブリ1100上の所望の位置に設置することもできる。
【0067】
次に図33から図38Aを参照すると、キャンドル・アセンブリ1200は、ウィック1208を貫通配置した燃料材料1211で充てんされ、レフィル・ホルダ1216上に配置されるキャンドル・レフィルを有する。レフィル・ホルダ1216は、制御ユニット1206上に配置される拡散器1214の上面に隣接して配置される。制御ユニット1206は、上記で示され記載された同様の電子部品を有し、このような同様の電子部品についてはこれ以上示したり記載することはしない。光許容性若しくは半透明のシース(覆い)1230は、制御ユニット1206に載置し、キャンドル・レフィル1202、レフィル・ホルダ1216、及び拡散器1214を包囲する。3つのLED(図示せず)は、制御ユニット1206の上面の穴部又は切抜き1236に、あるいはそれより上に設置される。さらに、ロック及びキー機構、即ち、雌要素1224及び雄要素1226は、キャンドル・レフィル1202に対し制御ユニット1206を位置合わせする。本実施の形態において、ロック及びキー機構は、レフィル・ホルダ1216の上面上に形成される雄要素1226に相補的なキャンドル・レフィル1202の底面上の雌要素1224を有する。雌要素1224及び雄要素1226を一致させることは、ウィック1208上に配置される炎1254を制御ユニット1206内に配置される電子部品に動作可能に結合させるための後述される機構を機能的に位置合わせする働きをすることもできる。ロック及びキー機構はキャンドル・アセンブリ1200の種々の構成要素と必ずしも位置合わせする必要がなく、さらに/あるいはキャンドル・アセンブリ(例えば、図38を参照)に組み込まれないとき、4オンスのガラス製奉納キャンドル・レフィル1202がキャンドル・アセンブリ1200とともに使用され得る。種々の形状及びサイズを有する他のガラス製奉納キャンドルもまた、キャンドル・アセンブリ1200、即ち、S.C.ジョンソン・アンド・サン(S.C.Johnson and Son)によって製造されるものとともに使用されてもよい。
【0068】
図33及び図36を参照すると、ウィック1208上に配置される炎1254の存在を検出するための実施の形態が示される。キャンドル・アセンブリ1200は、ウィック1208に沿って配置される光ファイバ1204を備えたキャンドル・レフィル1202を有する。炎1254から発せられる方向Aに移動する光が光ファイバ1204によってレフィル1202の底部に方向付けられるように、光ファイバ1204が位置付けられる。光は、方向Bに光ファイバ1204から発光され、レフィル1202の底部において光経路を通過する。光経路を通過する光は、感光性センサ1210などの光センサによって検出される。光経路は、例えばクリア若しくは透明のガラスや、つや消し、着色、及び/又は半透明キャンドル・レフィル1202の非つや消し部分及び/又は非着色部分、あるいは他の光許容性媒体でもよい。一実施の形態において、炎1254が燃料1211を融解すると、燃料、ウィック1208、及び/又は光ファイバ1204は、燃料のレベルが減少するとウィックと光ファイバとが互いに対して作動上の空間的関係が維持されるように、同じ割合で消耗されて(図示せず)、これにより、光ファイバはキャンドル・レフィル1202の寿命にわたって、ウィック上の炎からの光を感光性センサ1210に向けることになる。
【0069】
図示されない他の実施の形態において、光ファイバ1204は、ウィック1208と織り合わされてもよい。さらに、光ファイバ1204は、サーモクロマチック・インク(図示せず)が塗布されて、周辺光が感光性センサ1210に移動されたり該センサによって検出されることを抑制若しくは禁止する。この実施の形態において、サーモクロマチック・インクは、第1の温度以下(例えば約140°Fから約120°F)にあるときに光を通さない若しくは吸収する色を有し、光ファイバ1204に塗布若しくは付着される。ウィック1208の点火時に、炎1254はサーモクロマチック・インクを第1の温度より高い第2の温度まで加熱し、サーモクロマチック・インクを光を通さない若しくは吸収する色から、光が光ファイバ1204を通過できるようにする色(例えばクリアカラー)に変化させる。この実施の形態において、サーモクロマチック・インクが炎1254からの十分な熱に露出されるとき、光は光ファイバ1204を介して感光性センサ1210へと移動することもある。本発明において有用なサーモクロマチック・インクは、例えば、米国特許出願公開番号第2004/0160764号に記載されるそれらを有する。本発明において有用な更なるサーモクロマチック・インクは、例えば、米国特許出願公開番号第2005/0024859号において記載されるそれらを有する。さらに、本発明において有用なサーモクロマチック・インクは、例えば、マツイ・インターナショナル社から市販されているクロミカラー(Chromicolor;登録商標)を有する。更なる実施の形態において、ウィック1208は、光を感光性センサ1210に移動させるクリアなマイクロ蝋(例えばポリエチレン及び/又はポリプロピレン)シース(図示せず)を有することもある。
【0070】
代替的実施の形態として、図36に示される実施の形態と同様に、感光性センサ1210は、図34及び図37において理解されるように、配置される炎1254を直接検出するようにウィック1208に対してこのように近接して設置される。ここで、感光性センサ1210は、ウィック1208に作動中近接して(例えば、キャンドル・レフィル1202の壁1222の最上部1228に若しくはその上に)配置される。感光性センサ1210は、炎1254から発せられる方向C(例えば)を有する光が感光性センサ1210によって検出されるように、位置付けられる。
【0071】
図35及び図38に示される別の実施の形態は、キャンドル・アセンブリ1200を示し、ウィック1208に隣接して配置されキャンドル・レフィル1202のベースまで延出する、約1.5インチの直径を有する光透過クリアジェル・キャンドルコア1232を有するキャンドル・レフィル1202を有する。炎から発せられる方向Aを有する光は、クリア(透明)ジェル・キャンドルコア1232によってレフィル1202の底部へと伝達され、方向Bにおけるレフィル1202の底部内の光経路を通過する。光経路を通過する光は、電子ベース1206上若しくはその内部に配置される感光性センサ1210によって検出され、制御ユニット1206内の電気部品を作動及び/又は動作不能にする。一実施の形態において、最初に使用した後に、クリアジェル・キャンドルコア1232及び蝋1211構成要素は共に混合し、キャンドル・レフィル1202の上部が冷却されているとき(図示せず)凝固すると同時に不透明なフィルムを形成する。不透明なフィルムは、光がクリアジェル・キャンドルコア1232を通過することを抑制又は阻止することによって、制御ユニット1206内の電子部品を動作不能にする。光を通さない蝋フィルム(図示せず)は、使用前に周辺光が電気部品を起動させることを防止するために、製造作業中にキャンドル・レフィル1202の最上部に付着される可能性がある。本発明に有効な光透過性クリアジェル・キャンドルコア材料は、米国特許第6,827,474号に記載されるものを有する。本発明に有効な更なる光許容性材料は、米国特許第6,050,812号に記載されるものを有する。
【0072】
感光性センサ1210は、種々の電気部品を起動又は使用可能にするために、コネクタ1212(例えば当業者周知の電線又は他のデバイス)を介して制御ユニット1206内の電気部品に接続される。光通信技術の組合せにより、例えば、光ファイバ1204、及びクリアジェル・コア1232、及び感光性センサ1210によって、制御ユニット1206内の電気部品は、キャンドルが点火若しくは点火されてないときに動作可能に結合され、制御ユニット1206内の電気部品を作動及び/又は動作不能にし、本明細書中に開示された別個のスイッチ機構によって電気部品を作動可能にするために使用され得る。光ファイバ1204と感光性センサ1210との組み合わせの不連続的構造性質は、制御ユニット1206が複数のキャンドル・レフィル1202で再利用であることを可能にする。
【0073】
実施の形態において、感光性センサ1210がキャンドル・レフィル1202の一体部分であるとき、例えば、図37を参照すると、コネクタ1212は不連続であり、一部1212aが感光性センサ1210から伸びてレフィル1202の底部で連結インタフェース1218に接続する。連結インタフェース1218は、制御ユニット1206と一体的若しくは取り付けられる拡散器1214上に配置されるレフィル・ホルダ1216内若しくはその上に対応する連結インタフェース1220と接続する。制御ユニット1206内の感光性センサ1210及び電気部品品の接続を完了させるために、制御ユニット1206上の連結インタフェース1220は、拡散器1214と対応付けられる他のコネクタ部分1212bを介して制御ユニット1206に動作可能に接続される。
【0074】
図38Aに示される別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ1200は、例えば、太い円柱形のロウソクの形状のキャンドル・レフィル1260を有する。キャンドル・レフィル1260は、ウィック1208、及び本明細書中の他の部分に記載されたものと同様の光伝達及び/又は熱伝達要素1274(例えば、光ファイバ、光パイプ、サーミスタ、及び/又は導電ワイヤなど)を有する。この実施の形態において、ロック及びキー機構が、相補的ネジ付き雌要素1264に対応するネジ付き雄要素1266の形状をとり得ることが想定される。実例として、たとえば、ネジ付き雌要素1264を備えたキャンドル・レフィル1260は、制御ユニット1206のネジ付き雄要素1266上と結合されてもよい。さらに、例えば感光性センサ及び/又はヒートセンサを有する炎検出センサ1210はネジ付き雄要素上に配置されてウィック1208上の炎1254の存在を検出する。更なる実施の形態において、LED(図示せず)は、ネジ付き雄要素1266内及び/又はその上に配置される。
【0075】
感光性センサ1210がキャンドル・レフィルの一部でない場合、例えば、感光性センサがシース1230(図示せず)に取り付けられ又はその上に配置される場合、コネクタ1212は、制御ユニット1206内の感光性センサ1210から電気部品に対し連続的でもよい。感光性センサ1210に加えて、あるいはその代わりに、他のヒートセンサ、光センサ、及び/又は熱感光性センサを使用してもよい。たとえば、本発明に有用な熱及び/又は感光性センサは、米国特許第6,491,516号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な他の感光性センサは、例えば、バナー・エンジニアリング(Banner Engineering Co.)から市販されているMINI−BEAM(登録商標)光電センサ(例えば、モデル番号SME312のすべてのバリエイション)などを有する。本発明に有用な光センサの例は、例えば日本特許第JP408185710Aに記載されるそれらを有する。本発明に有用な光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2005/0111217号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第5,807,096号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第6,033,209号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる感光性センサは、例えば米国特許第6,468,071号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2002/0119413号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許出願公開番号第2005/0093834号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性センサは、例えば米国特許第4,804,323号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性のセンサは、例えば米国特許第4,477,249号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光性のセンサは、例えば米国特許第5,921,767号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる感光性センサは、米国特許第6,050,812号に記載されるそれらを有する。
【0076】
ここで図39から図43を参照すると、キャンドル・アセンブリ1300は支持ベース1316を有し、これは、例えば、溶融プレート1304を支持するガラス、樹脂、ポリマー、金属、木、岩石、中空材料、多孔質材料、液体充てん材料などから構成され、電気部品(図示されないが上記したものと同様である)を収容する制御ユニット1306の上部に配置される。拡散器1322は支持ベース1316の下に配置される。溶融プレート1304上で、ウィック・ホルダ1314は、炎1354が配置されるウィック1308を保持する。電気部品によって制御される3つのLED(図示されないが既述されている)は、制御ユニット1306の上面の穴部若しくは切り抜き1336に若しくはその上に配置される。
【0077】
図39から図43に示される実施の形態では、炎1354をキャンドル・アセンブリ1300内の電気部品に動作可能に結合する。キャンドル・アセンブリ1300は、炎及び/又はヒート(熱)センサ1310を有し、これは、コネクタ1312(例えば、支持ベース1316に取り付けられる導電性ワイヤ)を介して、支持ベース1316で取り付けられる接続インタフェース1313に動作可能に接続される。ヒートセンサ1310及び制御ユニット1306内の電気部品間の接続を完了させるために、接続インタフェース1313は、制御ユニット1306の電気部品にコネクタ1317によって動作可能に連結される相補的接続インタフェース1315に連結する。
【0078】
図39に示した実施の形態は、キャンドル・アセンブリ1300内に溶融プレート1304から熱伝達されるヒートセンサ1310を組み込む。ヒートセンサ1310は、ウィック1308上の炎1354の存在によって溶融プレートの温度の上昇を検出する。ヒートセンサ1310による熱の検出により、制御ユニット1306内に配置される電気部品が起動又は実施可能にされることになる。いったん炎1354が消されると、溶融プレート1304が冷却し、ヒートセンサ1310を動作不能若しくは電気部品を使用不能にさせる。ヒートセンサ1310の例は、サーミスタ、ホール効果センサ及び/又はリード・スイッチなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0079】
別の実施の形態において、図40に示すように、キャンドル・アセンブリ1300は、ホール効果センサなどのヒートセンサ1310を組み込み、ヒートセンサ1310に隣接して配置される磁石1328の熱の変化に対応付けられる磁場の変化を検出する。ヒートセンサ1310は、制御ユニット1306内の電気部品を作動し、動作不能にし、使用可能にし、及び/又は使用不能にする。この実施の形態において、単一の磁石1328はウィック・ホルダ1314を保持する働きをすると同時に、電気部品の制御に炎1354を連結するためにヒートセンサ1310と組み合わせた働きをすることがある。炎1354と直接的若しくは間接的に熱伝導する状態にある更なる磁石が、炎を電気部品と動作可能に連結するためにヒートセンサ1310とともに使用され得ることは想定される。更なる実施の形態において、ホール効果センサ1310は、ウィック・ホルダ1314の存在を検出するために使用され得る。たとえば、ウィック・ホルダ1314がキャンドル・アセンブリ1300に無い場合、ホール効果センサ1310は磁石1328の変更された磁場によるウィックホルダの欠如を検出できることもある。ウィックホルダ1314の欠如は、制御ユニット1306の電気部品に報知されることもあり、これにより、燃料要素を交換することを思い出させるためにユーザに聴覚的及び/又は視覚的注意をもたらすこともできる。
【0080】
図39及び図40に示される実施の形態と同様に、図41は、ヒートセンサ1310を炎1354若しくは磁石1328により近く位置付けるように穴部1338を有する支持プレート1320(例えば、ガラス製)から構成されるキャンドル・アセンブリ1300を示し、熱の変化、若しくは炎に応答する磁石の磁力の変化に対するヒートセンサの感度が上昇する結果となる。
【0081】
本発明に有用な熱感度センサは、例えば米国特許第5,015,175号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なるヒートセンサは、例えば米国特許第4,983,119号に記載されるそれらを有する。本発明に有用な更なる熱感度センサは、例えば米国特許第5,057,005号に記載されるそれらを有する。
【0082】
制御ユニット1306内における電気部品の起動、動作不能、使用可能、及び/又は使用不能により、炎1354を動作可能に連結する別の機構が図42に示される。ここで、キャンドル・アセンブリ1300は、溶融プレート1304より下に取り付けられ、光電センサ1324と熱連通状態にあるサーモクロマチック・ストリップ1318を具備する。ウィック1308を点火すると、溶融可能な燃料(図示せず)が溶解され溶融プレート1304を満たす。溶解した燃料からの熱は、サーモクロマチック・ストリップ1318を第1の色から第2の色に変化させる。サーモクロマチック・ストリップ1318の第1の色(例えば、約100°F以下、又は約110°F以下、又は約120°F以下、又は約130°F以下、又は約140°F以下、又は約150°F以下の温度)から第2の色(例えば、約100°F以上、又は約110°F以上、又は約120°F以上、又は約130°F以上、又は約140°F以上、又は約150°F以上の温度)への変化は、光電センサ1324によって検出される。光電センサ1324は、サーモクロマチック・ストリップ1318に向かって方向DにLED1325から、光ビーム(例えば赤外線若しくは可視光ビーム)を発光する。サーモクロマチック・ストリップ1318から方向Eに反射される光の色は、光電センサ1324内の光電セル1327(例えばフォトレジスタ及び/又はフォトダイオード)によって検出される。コネクタ1312は、制御ユニット1306内で光電センサ1324を電気部品に接続する。図44に示したものと同様の実施の形態において、溶融プレート1304は支持プレート1320の表面から形成され、サーモクロマチック・ストリップ1318は支持ベース1316に一体的な支持プレートの下側に直接取り付けられ、サーモクロマチック・ストリップがガラス製の支持プレートと熱連通する状態になる。必要であれば、周辺光からの干渉を軽減するために、発光ビームは主波長(例えば青色スペクトル)を有するように変調されることもある。代替的に、フルスペクトル光源は、主波長を有する発光ビームを得るために、適切な色の追加の光学フィルタ(図示せず)とともに使用することもある。
【0083】
炎を本明細書中に記載した種々の電気部品の起動に動作可能に連結するための上記の機構が、炎が存在するとき及び/又は事前選択温度(例えば、約100°F以上、又は約110°F以上、又は約120°F以上、又は約130°F以上、又は約140°F以上、又は約150°F以上の温度)に到達するときのみ1つ以上の電気部品が作動可能であるように、バッテリー寿命を最大化する更なる機能を有し得ることが想定される。さらに、キャンドル・アセンブリが、動作可能に炎を電気部品の起動に連結するための機構を具備しているとき、光及び音声のそれぞれのスイッチ(例えば図18の700c、700d、及び702c、702d)は取り外されてもよく、ボタンの音声レベルセットのみが製品(例えば図18の例えば700a、700b、及び702a、702b)上に残存する可能性があることが想定される。
【0084】
ロック及びキー機構の他の例は、図43に示される。ここで、キャンドル・アセンブリ1300は、毛管ローブ1334の下で溶融プレート1304の底面のキャビティ1332内に配置される第1の極性を有する第1の磁石1328を有する。上記したことと同様に支持ベース1316より下であって制御ユニット1306の上には、第2の極性を有する第2の磁石を備えた光拡散器1322、又は、その光拡散体の表面に配置される鉄材料1330が配置されている。第1の磁石1328の第1の極性、及び第2の磁石若しくは鉄材料1330の第2の極性は、支持ベース1316を制御ユニット1306に固定するそれらの間に引力を有するような方向付けとされている。この固定システムは、ユーザが清浄化のための支持ベースを取り外し、組立てミスのリスクなしに制御ユニット1306上でそれを置き換えることを可能にする。
【0085】
次に図44を参照すると、図39から図43に示されたキャンドル・アセンブリ1300と同様のキャンドル・アセンブリ1400が、上記したものと同様に制御ユニット1406に組み込まれた電気通信リンク1402を有し、このことは、ユーザに、制御ユニットの上面若しくはその上で穴1436を通って配置されるLED(図示されてないが既述された)からの光効果、及び/又は制御ユニット内に保持されたスピーカ1430穴から発せられる音声効果などの制御ユニットに対応付けられる電気部品を再プログラムを許す。この実施の形態において、溶融プレート1404は、支持プレート1420の表面から形成される。さらに、溶融プレートが本明細書中に記載されるように溶融プレートの動作を十分に容易化する任意の材料から形成され得ることが想定される。
【0086】
電気通信リンク1402を介して制御ユニット1406と対応付けられる電気部品の再プログラムは、例えばユーザの家で、インターネット上で、売り場において(例えば再プログラミング・キオスクやディスプレイ・シェルフ装置)、及び/又はリモート位置からのように当業者周知の方法で実施され得る。図示されないが本実施の形態で使用するために想定される、電気通信リンクの例として、例えば、リムーバブル・データ記憶媒体、ケーブル、USBポート、高周波センサ、赤外線センサ、ブルートゥース使用可能リンク、誘導通信リンク、音響スイッチ、振動検出スイッチ、フォノ・ジャック(例えばアイポッド(iPod(登録商標))若しくは他のポータブルデバイスを接続するためのもの)が挙げられ、さらに/あるいは、制御ユニットは制御ユニット1406の再プログラミングを容易化するためにドッキング・ベイに取り外し可能に入れられることもある。リンク1402を含めることにより、季節ごとの再プログラミング(例えばクリスマス・サウンドと光のテーマ、若しくはハロウィーン・サウンドと光のテーマを再プログラムすること)を可能にし、消費者にキャンドルを補充することを思い出させる働きをする。任意のサウンド又はライトショーは、例えば、話し言葉、言語レッスン、テープに録音した本、及び/又は詩集を含むプログラミングに対して想定される。制御ユニットがプロセッサを使用してライト及び/又はサウンド・ショーを作動するので、一般のインタフェース(例えば、本明細書に記載されたもの)は、ライト及び/又はサウンド・ショーを制御する電気部品及びソフトウェアに組み込まれることがある。さらに、電気通信リンク1402を介して制御ユニットとの電気接続を設定し、さらに/あるいはボタン・シーケンスを押すことにより、ダウンロードや新しいライト/サウンド・プログラムを利用可能にするインタフェース・シーケンスを開始することが可能であることが想定される。ソフトウェアベースのアプリケーション・プログラムが、例えば、パーソナル・ディジタル・アシスタント、パーソナル・コンピュータ、若しくは他のデバイスを用いて電気通信リンクを介して制御ユニットに入力される可能性がある個人化されたライト及び/又はサウンド・ショー・プログラムをユーザに作成させるように設けられることもまた想定される。さらに、電気通信リンク1402は、その動作を容易化するために、キャンドル・アセンブリ1400上の任意の好都合な位置に設置されてもよい。
【0087】
図54に示される別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ1300は、制御ユニット1306の電気部品(図示せず)の再プログラミングを可能にするために通信リンクとして使用され得るホール効果センサ1310を有する。この実施の形態において、ユーザは、溶融プレート1304の毛管ローブ1334上にコネクタ1380を介してコンピュータ及び/又は同様の装置(図示せず)に接続されるウィックホルダ形状変換器(トランスデューサ)1360を設置する。通信伝達的方法で(例えば、2進法で)磁場を変更させることによって、情報は制御ユニット1306の電気部品に送られて、キャンドル・アセンブリ1300のライト及び/又はサウンド効果を制御する符号化プログラムを再プログラム(例えば、追加、削除、及び/又は変更)する。
【0088】
別の実施形態において、再充電式バッテリ及び/又はACアダプタは、本明細書中に記載される電気部品に動力を供給するために含まれることもできる。
【0089】
さらに別の実施の形態において、キャンドル・アセンブリ(図示せず)は液体内に設置されてもよく、このキャンドル・アセンブリは液体の表面上を浮遊する。この実施の形態に対して、液体は、例えば、池水、湖水、浴槽水、水や他の液体の容器などを有することが想定される。
【0090】
別の実施の形態において、例えば異なる香油及び/又は芳香剤を組み込んだ複数の燃料要素を組み入れたキャンドル・アセンブリ(図示せず)が想定される。こうした複数の燃料要素はモジュール式でもよく、例えば、それらは1つの燃料要素を形成するために一緒に組み立てられることもできる。燃料要素がモジュール式であるとき、特定の割合の異なる香料の燃料要素が組み合わされて、燃料要素が同時に燃焼されるときの特定の香り及び/又は香料のブレンドを達成し得ることも想定される。さらに、キャンドル・アセンブリは、複数の燃料要素を収容するために複数のウィックホルダを有することもできる。後者の実施の形態では、例えば、消費者は、香りのブレンドを生成するために同じキャンドル・アセンブリにおいて異なるウィック・ホルダ上に同時に異なる香りの燃料要素を燃焼させることを選択することもできる。複数の異なる香りの燃料要素を含むキットをユーザが事前選択された燃料要素の組み合わせとして使用したり、ユーザに個人的な好みによって個人化された香料のブレンドを生成させるために利用可能であることがさらに想定される。
【0091】
別の実施の形態において、例えば外部ハードドライブ、PDA、携帯電話、フラッシュデバイス、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、及び/又は制御ユニット内で着脱可能に設置されたメモリスティックを有する取り外し可能データ記憶媒体(図示せず)は、制御ユニット1406のライト及び/又はサウンド・ショーのバリエイションを提供するために使用され得る。取り外し可能データ記憶媒体は、製造時に設置される制御ユニットのメモリと組み合わせて使用されることができ、制御ユニットのメモリを増大させて制御ユニットのライト及び/又はサウンド・ショーの数及び/又は複雑さを増加させる。さらに、取り外し可能データ記憶媒体は、例えば、話し言葉、語学の授業、詩集、ホリディライト及び/又はサウンド・ショー、ポピュラーカルチャーライト及び/又はサウンド・ショー(例えば、映画や他のポピュラーイベントに対応付けられるもの)、国際的なライト及び/又はサウンド・ショー、カルチャー特定ライト及び/又はサウンド・ショーなどを有する符号化された考えられるタイプのサウンド及び/又はライト情報を有することがある。取り外し可能データ記憶媒体は、パーソナル・コンピュータや当業者周知の他の方法を介してライト及び/又はサウンド・ショーで再プログラム化されることもある。このようなショーが取り外し可能データ記憶媒体上で再プログラム化されたり、さらに/あるいは、この取り外し可能データ記憶媒体が、無料で1つ以上のソースから、ダウンロードに対し手数料を徴収して、あるいは加入サービスを介して、ショー及び/又はライト及び/又はサウンド・テーマを組み込むために選択的に変更されることがある。
【0092】
本明細書中に記載される実施の形態の種々の組み合わせが、例えば、異なる構成及び/又はキットにおいて消費者に利用可能であり得ることは想定される。こうした構成及び/又はキットは、例えば、燃料要素レフィル、キャンドル・ジャー・レフィル、取り外し可能データ記憶媒体、命令、ソフトウェアベースのアプリケーションプログラム(例えば、既述されたそれらを含む)、バッテリー、交換部品、さらには、ディーキャル、ペイント、スティッカー、文字、番号、数字やこれらの組み合わせを有するカスタマイズ可能な要素を有することもできる。さらに、想定される構成及び/又はキットは、ホリディ・テーマ、イベント・テーマ(例えば、誕生日、特別な日、スポーツイベント、映画、及び他の大衆娯楽)、個人化テーマなどを有することもある。これらキットは、完成したキャンドル・アセンブリ、及びキャンドル・アセンブリと対応付けられる付属品を有することもあり、さらに/あるいは、キットは、キャンドル・アセンブリの個々の部品(例えば、溶融プレート、バッテリー、燃料要素、取り外し可能データ記憶媒体など)に方向付けられることを対象にすることもある。
【0093】
種々の電気部品の起動に動作可能に炎を連結するための本明細書中に開示される種々の機構が、記載されたキャンドル・アセンブリの1つ若しくはそのバリエイションに組み込まれるように構成され得ることは想定される。たとえば、ここで図45から図49を参照すると、プリント回路基板666及び668上の構成要素(図18から図21に示され、電子部品を収容するために制御ユニットを有する本明細書中に記載されるすべての実施の形態の代表)は、図示したような一般的な方法でスピーカ730及びバッテリー664a−664d(図14及び図15を参照)と相互接続される。プリント回路基板666及び668上に配置される回路構成は、プロセッサ800(図45から図49を参照)を有し、このプロセッサは、例えばホルテック・セミコンダクター社(Holtek Semiconductor Inc.)製造による部品番号がHT86192であるマイクロプロセッサでもよい。プロセッサ800はスイッチ700a−700d若しくは後述される補助スイッチの作動に応答するようにプログラムされてもよく、LED670(グリーンLED670a、レッドLED670b、及びブルーLED670cを有する)を選択的に点灯させ、さらに/あるいはスピーカ730を介してディジタル式に符号化された音声を再生することになる。一実施の形態において、スイッチ700cが一時的に閉じられると、プロセッサ800に以下により詳細に記載される4つの動作モードの1つにおいてLED670を作動させる。スイッチ700dが一時的に閉じられるとき、プロセッサ800は、4つの音声パターンの1つを再生するためにスピーカ730に転送されるアナログ波形を構築する。スイッチ700a又は700bを閉じることにより、スピーカ730によって再生される音量がそれぞれ増減される。
【0094】
プロセッサ800は、一実施の形態において、一連の接続電池664a−664dによって生成される複合電圧が所定レベルよりも低下するときを決定する検出回路802にさらに応答する。
【0095】
次に図46を参照すると、回路構成に組み込まれる補助スイッチは、感光性センサ1210及び/又はヒートセンサ1310を有する。LED670の選択的な点灯を制御し、さらに/あるいはスイッチ700a−700d及び検出回路802と協働してスピーカ730を介してディジタル式に符号化された音声を再生するために、感光性センサ1210及び/又はヒートセンサ1310は、プロセッサ800を介して制御ユニットの電気部品と相互接続する。
【0096】
熱及び/又は光検出方法に加えて、音声検出センサ、例えばクラッパ(Clapper(登録商標))音響作動スイッチは、制御ユニット1206内で電気部品を起動及び/又は動作不能にするために開示された光検出スイッチ方法を含む、本明細書に開示された実施の形態のいずれとも関係なく、あるいはそれと関連して使用することもできる。可能な音声検出センサは、電子フィルタ(例えばASIC及び/又はディジタル信号プロセッサ)や、電気部品の他の組み合わせと機能的に連結されるマイクロフォンを有する可能性がある。機能的には、音声検出機構は、前の設定からのライト及び/又はサウンド・ショーを再開し、あるいは電流の選択をオン/オフにすることがある。別の実施の形態において、連続符号化音声シーケンスは、それぞれのスイッチ700a−700dの動作をシミュレートすることになる。本発明に有用な音響スイッチは、例えば米国特許第5,493,618号に記載されたそれらを有する。更なる有用な音響スイッチは、例えば米国特許第5,615,271号に記載されたそれらを有する。
【0097】
一実施の形態において、音声検出センサ1800は、図47に図示したように図46のそれに類似した方法でプロセッサ800と相互接続する。一実施の形態において、当業者周知のソフトウェアは、音声検出を実施し、図示された音声検出ボックス1802は信号調整器(図示せず)及びアナログ/ディジタル変換器(図示せず)から構成されることになる。
【0098】
図48において、図42に示した実施の形態に対する回路構成の簡略化された概略ブロック図が示される。ここで、光電センサ1324は、支持プレート1320を通過する方向DにLED1325から光のビームを発光し、サーモクロマチック・ストリップ1318で方向Eに反射される。反射光は、スイッチ700a−700d、及び検出回路802と関連してプロセッサ800を協働的に調整する光電センサ1324内で光電セル1327によって検出される。
【0099】
図49は、光及び/又はサウンド・ショーのプログラムを変更するべく電子通信リンクを介してプロセッサの再プログラミングを可能にするために、電子通信リンク1402をプロセッサ800と相互接続させることを示す。
【0100】
図50から図53のフローチャートは、格納されるプログラミングの実行に応答するプロセッサ800の動作を示す。ブロック810は、スリープモード及び/又は動作のパワーセービング・モードを実施し、それによって、バッテリーが交換され適切な電圧がそのバッテリーによって生成されているときを検出するための回路構成を除いて、プロセッサ800のほとんどの機能が停止される。この動作はブロック812によって示され、バッテリー電圧が低いかどうかを判断するために検査する。バッテリー電圧が低い場合、複合バッテリー電圧が所定レベルを上回るまで、制御はブロック810に戻る。いったん複合バッテリー電圧が所定レベルを上回ると、一連のブロック814、816、818、及び820は、ボタン702a−702dの1つが押されたかどうかを判断するために検査する。ブロック814、816、818、820のどれかが、ボタン702a−702dの1つが押されたと判断した場合、制御はそれぞれ一連のブロック822、824、826、又は828の1つに移行する。具体的には、ブロック814がサウンド・ボタンが702dが押されたと判断する場合、ブロック822はプロセッサ800に格納されるテーブルに従って符号化された音響効果を出す。ブロック816がライト・ボタン702cが押されたと判断する場合、ライト効果、即ち、プロセッサ800に格納されるテーブルによって決定されるようなライト・ショーがLED670を適切に稼動させることによって表示される。
【0101】
サウンドボタン及びライトボタン702d及び702cは、プロセッサ800に異なる音響効果と照明効果、ならびに音なし及び光なしの条件を進ませるように作動する。一実施の形態において、照明効果は、特定の照明効果の選択が特定の音響効果の選択を結果としてもたらさない、あるいはその逆であるという意味において音響効果とは関係ない。一実施の形態において、サウンド・ボタン702dのそれぞれの一時的な押し下げは、プロセッサ800を以下のように作動させる。
ノーサウンド=>サウンド1=>サウンド2=>サウンド3=>ノーサウンド
同様に、ライトボタン702cの多数の一時的な押し下げにより、プロセッサ800に以下のシーケンスを進ませる。
ノーライト=>ライトシーケンス1=>ライトシーケンス2=>ライトシーケンス3=>ライトシーケンス4=>ノーライト
【0102】
プロセッサが等しい数のサウンド及びライトのシーケンスを必要としないことに留意されたい。さらに、より多数の若しくは少数のサウンド及びライトのシーケンスがあってもよい。
【0103】
音量アップボタン702a又は音量ダウンボタン702dが押されたと判断された場合、ブロック826及び828は、それぞれスピーカ730から発する音のレベルを増減する。
【0104】
ブロック822、824、826又は828からの制御はブロック830に移行し、キャンドル・アセンブリ制御ユニット606が所定の時間、例えば3時間にわたって作動中であるかどうかを判断するために検査する。その場合であると考えられる場合、制御はブロック810に戻る。そうでない場合、ブロック832は、音声と光の機能がともにオフ状態であるかどうかを判断するために検査する。その場合であると考えられる場合、制御はブロック810に戻り、そうでない場合、制御はブロック812に移行し、バッテリー664の複合電圧が所定レベルより上にあるかどうか判断するために検査する。
【0105】
一実施の形態において、LED670は、ユーザによって個々に選択され得る複数のライトショーを提供するために作動される。たとえば、各々のLED670a−670cは特定の時間に256の離散的電流レベルの1つを受けることもでき、結果的に特定のLED670によって発光される色に対する256の光強度レベルの1つをその時間に発現させることになる。LED670が小さく、互いに密接に離隔配置され、それによって発生される光が拡散されるので、人間の目は、LED670によって発光される個々の色に対して色の組み合わせを知覚する。したがって、このような実施の形態において、LEDは、ほぼ1670万の色を表示することができる。明らかに、異なる通電スキームが使用されることによって、必要であれば、より多数の若しくはより少数の色(無数の色を含む)が表示されることもある。
【0106】
実例として、プロセッサ800は、特定の数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよく、これらライトショーは、特定の色が表示されるまで、ボタン702cを押すことによって個別に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、表示された色が1つの色から次の色に変化若しくは「モーフィング」するようにライトショーが自動的に進行してもよく、それらの色の間にトランジションが発生する。たとえば、赤みがかったオレンジ色は、最初に、7秒間にわたって表示され、続いてオレンジ色に移行し、次に黄色/オレンジ色に移行し、赤みがかったオレンジ色に戻る。それぞれの色は持続する期間、例えば14秒にわたって表示されることもあり、10秒の移行間隔は14秒の期間の間に発生してもよい。LEDの強度は、開始レベルと終了レベルとの間の移行間隔の際の時間にわたって線形又は非線形に変化されることもあり、開始レベル及び終了レベルは、それぞれ14秒間の間に色の表示を行なう結果となる。さらに、必要に応じて、この14秒の表示期間は異なる期間を有してもよく、実際には、期間中の長さが一定であったり変化したりすることもある。さらに、10秒の間隔は持続期間においてより短いか、又は、より長くてもよく、間隔が一定であり若しくは変化することもある。さらなる例として、オレンジ色は、最初の6秒間隔に対して表示されてもよく、その後、6秒間は色が薄くなって黄色が12秒間にわたって維持される。その後、色あせ(フェード)は、12秒間維持される緑色に対して6秒間にわたって引き起こされる。順に青色及びピンク色の12秒間の色維持期間に対する更なる6秒間のフェードの次に、6秒間のオレンジ色への6秒間のフェードが生じることもあり、サイクル全体が繰り返す。任意の数の色の他のモーフィングが必要であれば行なうこともできる。
【0107】
ユーザは、カラー・モーフィングを一時停止若しくは終了する手段が設けられてもよく、それにより、一次停止/終了ボタンを押すことによって現在表示されている色を維持する。たとえば、2つのボタンは、最初にユーザによって押されたときにライトショーを起動し、それぞれ次に押すことでライトショーからライトショーへとスクロールするように構成される第1のボタンが設けられている。最終のライトショー・モードまで進んだあとに第1のボタンを押すと、ライトショーを動作不能にする。第2のボタンは、ライトショーのカラー・モーフィングの間に押される場合、カラー・モーフィングは現在表示された色で一時停止又は終了されるように、構成されることがある。第2のボタンがさらに押されると、ライトショー及びカラー・モーフィングは、ライトショーが一時停止されたり、若しくは終了された時点から継続してもよい。一時中断若しくは終了モードの際に第1のボタンを押すことにより、連続したカラーモーフィングのある次のライトショーに光効果を進めたり、あるいは、光効果が最終ライトショーモードで作動している場合、光効果を終了させることもできる。
【0108】
図51のフローチャートは、後述される、サーモクロマチック・ストリップを組み入れた実施の形態を除き、光検出センサ(図33から図38)を組み込んだ実施の形態に対してプロセッサ800によって実行されるプログラミングを示す。図50とは異なり、ブロック834は、ブロック812及び814の間に入り、ロウソクが点灯されているかどうかを判断する。ロウソクが点灯されていない場合、制御はブロック810に戻る。そうでなければ、ロウソクが点灯され、ブロック814、816、818又は820の1つがボタン702a−702dの1つが押されたことを判断すると、制御は、一連のブロック822、824、826又は828の1つに移行する。ロウソクが点灯され、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a−702dの1つが押されたことを判断しない場合、制御はブロック832に移行する。
【0109】
図52のフローチャートは、ライトショー及び/又はサウンドショーの制御時における音声検出センサの動作を示す。ブロック836は、リモート「オン」要求(例えば可聴コマンド又は他の音声信号)が発生したかどうかを判断する。
リモート「オン」要求が発生すると、制御はブロック840に移行し、最後のライト及び/又はサウンド・ショーを復元し、あるいはユーザによって前プログラム化若しくは選択され得るデフォルトのライトショー及び/又はサウンドショーを開始させる。リモート要求「オン」が発生しなかった場合、制御はブロック838に移行し、リモート要求「オフ」が発生したかどうかを判断する。リモート要求「オフ」が発生すると、制御は810に戻る。リモート要求「オフ」が発生しなかった場合、制御はブロック830に移行する。さらに、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a−702dの1つが押されたと判断しない場合、制御は、図50にあるようなブロック810ではなくブロック836に移行する。
【0110】
図53のフローチャートは、ヒートセンサ(例えば上記したもの)の動作とともに、サーモクロマチック・ストリップ1318と組み合わせて使用される感光性センサ1324の動作を示す。このフローチャートは図50と類似しているが、次の点が相違する、即ち、ブロック814、816、818又は820のいずれもボタン702a−702dの1つが押されたことを判断しない場合、制御はブロック830に戻り、システムが10分間にわたって動作中であった(ライトショー及び/又はサウンドショーを行なっていた)かどうか判断する。10分の動作が生じなかった場合、制御はブロック832に戻る。ブロック832は制御ボタンが押されたかどうかを決定し、そうでなければ制御はブロック810に戻り、もうそうならば、制御はブロック812に戻る。ブロック830によって判断されたように10分間の動作が発生すると、制御はブロック834に戻り、ロウソクが点灯されたかどうかの状態について検査する。ロウソクが点灯されると、制御はブロック832に戻り、そうでなければ、制御はブロック810に戻る。この10分間動作のタイムアウト特徴は例えば、一例として提供され、このタイムアウト時間が炎センサ若しくは他の制御機構と関連して制御ユニットの所望の動作に対して適切な時間の長さであり得ることが想定される。
【0111】
図39から図43に示された実施の形態と同様に、図55から図59は、溶融プレート2004を支持し、制御ユニット2006の上に配置される支持ベース2002を有するキャンドル・アセンブリ2000の更なる実施の形態を示し、電気部品(図示されないが上記したものと同様である)を収納する。支持ベース2002の下であって、制御ユニット2006の上に配置される半透明拡散器2008は、電気部品によって制御されるマルチカラーLED2010から発光される光を拡散する。一実施の形態において、マルチカラーLED2010は、3色LEDであればよい。制御ユニット2006の側面に配置される制御ボタン2012a及び2012bは電気部品に動作可能に接続されて3色LED2010から発せられるライトショーを制御する。本発明に有用な3色LEDの例は、ツェンワン、香港に所在があるウェイトロニー社(Waitrony Co.,Ltd.)から入手可能なものを有する。本発明に有用なマルチカラーLEDは、広角度光分散などの特性を有するものと、キャンドル・アセンブリ2000内のグロー効果を生成するように可視のホットスポットの発生を軽減する薄い色のついたプラスチックカバーを有する。
【0112】
図56及び図57は、図55のキャンドル・アセンブリの平面図及び底面部をそれぞれ示す。図56は、制御ユニット2006の上部中央に配置された支持ベース2002を示す。制御ユニット2006は4つの脚部2014a−2014d(図57)を更に有し、これらは、キャンドル・アセンブリ2000を支持し、支持表面から制御ユニットの底面2016を離隔させる。制御ユニット2006の底面2016は、電気部品及び3色LED2010に動力を供給するバッテリーに接近可能とする(後述)バッテリードア2018を有する。
【0113】
図58は、拡散器2008及び3色LED2010を明らかにする部分的に分解されたキャンドル・アセンブリ2000を示す。拡散器2008は、例えば支持ベース2002を有する他の物体に拡散器を接着するために接着剤の使用を可能にする上面2022に切抜き部分2020のような表面幾何学的特徴を有する。拡散器2008は、外曲げフランジ2026(フランジ2026a及び2026bのみが示され、図59に2026cが示される)をそれぞれ有するタブ2024a、2024b、及び2024c(2024cは図59に見られる)を更に有する。タブ2024a、2024b、及び2024c、及びフランジは、制御ユニット2006の凹面2030内で対応するスロット2028a、2028b、2028cに挿入されて、既述されたのと同様な方法で拡散器2008を制御ユニット2006に取り付ける。第4のタブ、フランジ、及びスロットは、図示が省略される。3色LED2010は、制御ユニット2006の上面2034より上で切抜き2032を通して配置される。
【0114】
図59を参照すると、支持ベース2002の底部2036は、制御ユニット2006の凹面2030に載置する。支持ベース2002は、接着剤、若しくは他の適切な方法によって拡散器2008に取り付けることができる。拡散器2008(任意の中央の拡散コアなしで示される)は、制御ユニット2006の凹面2030の下に吊るされる外曲げフランジ2026a、2026b、及び2026cを用いて制御ユニット2006に固定される。3色LED2010はホルダ2038によって支持され、制御ユニット2006内に保持される電気部品2040まで切抜き2032を通って延出する。電気部品2040の下に配置されるバッテリーホルダ2042はバッテリードア2018を介して接近可能であり、バッテリーは明確にするために省略される。さらに、電力コードは、制御ユニットに動力を供給するためにバッテリーの代わりに、若しくはバッテリーに加えて使用することもできる。
【0115】
既に記載された実施の形態と操作上同様に、制御ユニット2006の電気部品2040は特定数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよく、特定の色が表示されるまで、ライトショーは制御ボタン2012aを押すことによって個々に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、表示された色が、1つの色から次の色に変化又は「モーフィング」するように自動的に進行し、それらの間にトランジションが発生する。変化し得る可能なライトショーの例を表1に示す。
【0116】
【表1】
【0117】
前述のとおり、それぞれの色は、4秒から5秒持続する期間にわたって表示され、8秒から10秒のトランジション間隔が4秒から5秒のそれぞれの期間の間に発生することがある。さらに、特定の色の組み合わせ又は色の組み合わせ間のトランジションを維持するための持続期間は短かったり長かったりすることがある。LEDの強度は、開始レベル及び終了レベル間のトランジション間隔の時間にわたって線形的若しくは非線形的に変化されることがあり、開始レベル及び終了レベルは、それぞれ4秒から5秒の期間の間に色を表示する結果となる。それぞれのライトショーのサイクルの完了と同時に、サイクル全体が繰り返す。例えばランダムパターンを有する任意の数の色の他のモーフィングは、要求に応じて行なうこともできる。
【0118】
制御ボタン2012aは、制御ユニットを起動し、選択し、動作不能にする。ユーザには、カラーモーフィングを一時停止若しくは終了する手段がさらに与えられ、それにより一時停止ボタン若しくは終了ボタン2012bを押すことによって現在表示されている色を維持する。実例として、ライトショーは、2012aがユーザによって最初に押されるとき起動され、ライトショーからライトショーへの連続するスクローリングは、各連続する押し動作がライトショーを動作不能にし制御ユニットがスリープモードに戻るときに、最終ライトショーに到達するまで、それぞれ各連続する押し動作とともに発生する。第2のボタン2012bは、ライトショーのカラーモーフィングの間に押されると、カラーモーフィングが現在表示された色で一時停止若しくは終了されるように、構成される。第2のボタンがさらに押されると、ライトショー及びカラーモーフィングはライトショーが一時停止されたり、又はライトショーが終了された地点から継続することができる。一時停止モード若しくは終了モードにおいて第1のボタンの押し動作は、カラーモーフィングを継続した状態で次のライトショーに対する照明効果を向上させることもでき、照明効果が最後のライトショーモードで作動中である場合、照明効果は終了されることもある。いったん起動されると、ライトショーは、ユーザがライトショーを停止させるまで、又はバッテリーパワーの残りがなくなるまで、又はタイムアウト制限に達するまで、例えば、1時間の前プログラム化持続期間に連続的にサイクル動作をすることもできる。
【0119】
既に論じられた機能的システム図と同様に、図60は図55から図59に示される実施の形態に含まれる電気部品の機能的な相互接続性を図示する。たとえば、適切な容量とタイプである1つ以上のバッテリー2044a、2044b、2044c、及び2044dは、ディジタル処理ユニット2046(例えば、プログラム可能マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC))に電力を供給する。バッテリーによって供給された電力は、必要に応じて調整されることもあり、バッテリー反転保護装置として作動するダイオード2048を介して供給されることもある。ダイオード2048は、1つ以上のバッテリー2044a、2044b、2044c、及び2044dが反対向きにバッテリーホルダ2042に挿入される場合、処理装置2046及び/又は他の部品をダメージから保護する。ディジタル処理ユニット2046は、制御ボタン2012a及び2012bを押すと同時に3色LED2010によって発せられる1つ以上のライトショーを実施するために、例えば、PWM発生器、ランプドライバ、及びパターン記憶/プログラム記憶能力を有することもできる。この点に関して、処理装置2046は、ライン2047r、2047g、2047bによってLED2010の赤、緑、青の端末に結合される3つの独立した出力端末と、LEDの共通端末にライン2047cによって連結される第4の端末を有し、LEDの赤、緑、及び青の部分は個別に制御することができる。
【0120】
本明細書中で使用される専門用語が制限的であるよりむしろ本質的な記載であることが意図されると理解される。本明細書中に記載される種々のキャンドル・アセンブリの各種部品は、組み立てユニットとして、部品全て若しくは一部を有する組立て前のキットとして、個々の構成要素として、及び/又はそれらの組み合わせとしてパッケージ化されてもよい。種々のキャンドル・アセンブリの本明細書中に記載された構成要素の異なる種々の組み合わせは、本明細書中に記載された装置、方法、キット、及び組み合わせにおいても使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0121】
本明細書中に開示されたキャンドル・アセンブリは、同文中に記載された燃料要素などの奉納ロウソクを支持するために使用することもできる。音声及び/又は光の特徴は、ユーザに心地良さを提供するために加えられ、制御されることもできる。
【0122】
多数の変形例は、前述の説明を考慮して当業者に明らかである。したがって、この説明は一例にすぎない。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】図1は、キャンドル・アセンブリの第1の実施の形態の組立分解等角図である。
【図2】図2は、図1に示されるウィックホルダの拡大等角図である。
【図3】図3は、図1のライン3−3に沿った燃料要素の断面図である。
【図4】図4は、組立て形状にあるキャンドル・アセンブリを有する図1のライン3−3に対する概略横断面図である。
【図5】図5は、図4のライン5−5に沿った部分拡大断面図である。
【図6】図6は、別の実施の形態による、ウィックホルダ、及び溶融プレートの一部の拡大等角図である。
【図7】図7は、さらに別の実施の形態によるさらに別のウィックホルダの等角図である。
【図8】図8は、図5に示すような同様の図にある図7に示されるウィックホルダの拡大断面図である。
【図9】図9は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの等角図である。
【図10】図10は、さらに別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの組立分解等角図である。
【図11】図11は、中心線上の垂直面に沿った図10のキャンドル・アセンブリの分解断面図である。
【図12】図12は、音声及び/又は光の特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの更なる実施の形態の等角図である。
【図13】図13は、図12のキャンドル・アセンブリの側面図である。
【図14】図14は、図12のキャンドル・アセンブリをその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図15】図15は、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニット及び拡散器をその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図16】図16は、下方より見た場合の図12の拡散器の等角図である。
【図17】図17は、図12の拡散器の底面図である。
【図18】図18は、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニット及び拡散器をその上面、前面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図19】図19は、下方から見た場合の、図12のキャンドル・アセンブリの制御ユニットの各部分をその下面、後面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図20】図20は、上から見た場合の、図18及び図19の制御ユニットの制御ユニット・ハウジングと種々の構成要素をその上面、後面、左側面から見た場合をそれぞれ示す拡大等角図である。
【図21】図21は、図20の制御ユニットの平面図である。
【図22】図22は、光特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの更なる実施の形態の拡大等角図である。
【図23】図23は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分をその上面、前面、及び右側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図24】図26は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分をその上面、前面、及び左側面から見た場合をそれぞれ示す組立分解等角図である。
【図25】図27は、下方から見た場合の図22の拡散器の等角図である。
【図26】図28は、下方から見た場合の図22の制御ユニットの拡大等角図である。
【図26A】図28Aは、下方から見た場合の図22の制御ユニットの組立分解等角図である。
【図27】図29は、下方から見た場合の図22の制御ユニット及びその構成要素の拡大等角図である。
【図28】図30は、図22のキャンドル・アセンブリの種々の部分の組立分解等角図である。
【図29】図31は、図22の制御ユニットの平面図である。
【図30】図32は、図22の制御ユニットの拡大分解図である。
【図31】図33は、光又は音声特徴を組み込んだキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の等角図である、
【図32】図32は、図31のキャンドル・アセンブリの側面図である。
【図33】図33は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図34】図34は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図35】図35は、別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図36】図36は、図33のライン36−36に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図37】図37は、図34のライン37−37に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図38】図38は、図35のライン38−38に沿ったキャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図38A】図38Aは、キャンドル・アセンブリの別の実施の形態の断面図である。
【図39】図39は、ヒートセンサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの高位置断面図である。
【図40】図40は、ホール効果センサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの高位置断面図である。
【図41】図41は、ヒートセンサを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図42】図42は、サーモクロマチック・ラベルを組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の断面図である、
【図43】図43は、拡散器及びキャンドルホルダの間に配置された磁石若しくは鉄材料を組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図44】図44は、電子通信リンクを制御ユニットに組み込んだ別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の断面図である。
【図45】図45は、図14、図15及び図18から図21のLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図46】図46は、光センサ及び/又はヒートセンサを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図47】図47は、音声検出調節性センサを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図48】図48は、光センサ及びサーモクロマチック・ストリップを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図49】図49は、電子通信リンクを組み込んだ実施の形態によるキャンドル・アセンブリのLED及びスピーカを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【図50】図50は、図45のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図51】図51は、図35から図40に示される実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図52】図52は、音声検出センサを組み込んだ実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図53】図53は、図42から図45に示される実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラミングを示すフローチャートである。
【図54】図54は、制御ユニット内の電気構成要素に対する通信リンクとしてホール効果センサを利用する別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの別の高位置断面図である。
【図55】図55は、さらに別の実施の形態によるキャンドル・アセンブリの等角図である。
【図56】図56は、図55のキャンドル・アセンブリの平面図である。
【図57】図57は、図55のキャンドル・アセンブリの底面図である。
【図58】図58は、図55のキャンドル・アセンブリの組立分解等角図である。
【図59】図59は、図55のライン59−59にほぼ沿った図55のキャンドル・アセンブリの断面図である。
【図60】図60は、図55から図59によるキャンドル・アセンブリを作動するための回路の簡略化された概略ブロック図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶融可能な固体燃料、及びウィックを保持し溶融可能な固体燃料と結合するウィック・ホルダが載置する溶融プレートと、溶融可能な燃料要素を保持するための交換可能な容器を含むキャンドル・レフィルと、の少なくとも一方を含む、支持ベースであって、溶融可能な燃料要素が内部に配置されたウィックを有し、交換可能な容器が第1の接合表面を有する、前記支持ベースと、
音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御するために少なくとも1つの電気部品を含む制御ユニットと、
を含むキャンドル・アセンブリ。
【請求項2】
ウィック上に配置される炎の存在を検出するように構成されるセンサを更に含み、センサが音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御する、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項3】
センサが交換可能な容器と対応付けられる、請求項2に記載の多感覚キャンドル。
【請求項4】
制御ユニットが支持ベースに相補的な表面と、第1の接合面に相補的な第2の接合面を有し、第1の接合面は、センサに炎の存在を検出可能にするために、事前に選択した空間の方向において第2の接合面と結合するように構成される、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項5】
センサが、音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの電気部品を起動し、停止し、使用可能にし、使用不能にするうちの少なくとも1つを行なう、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項6】
第1及び第2の結合面が動作可能に位置合わせされるときに溶融可能な燃料要素がセンサと光通信するための光透過経路を有する、請求項2に記載の多感覚キャンドル。
【請求項7】
光透過経路が、クリアなゲル状キャンドルコアと、光ファイバの少なくとも一方を有する、請求項6に記載の多感覚キャンドル。
【請求項8】
センサが、炎によって発生される熱を検出することと、炎による磁場の変化を検出することと、炎によって発生される光を検出することの少なくとも1つによって炎の存在を検出する、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項9】
センサは、サーミスタ、感光性センサ、ホール効果センサ、リード・スイッチ、及びサーモクロマチック・ストリップの少なくとも1つを含む、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項10】
ホール効果センサが、ウィック・ホルダの近くに配置される磁石と鉄材料の少なくとも一方の磁場の変化を検出する、請求項9に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項11】
磁石及び鉄材料の少なくとも1つは、ウィック・ホルダを溶融プレートと位置合わせして保持することと、組み立てられて動作上の構成にあるとき所定の空間方向に指示ベースと制御ユニットとを位置合わせすることの少なくとも一方を行なう、請求項10に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項12】
サーモクロマチック・ストリップは、第1の温度から第2の温度に加熱されるとき、第2の色に変化する第1の色を有する、請求項9に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項13】
サーモクロマチック・ストリップの第1の色から第2の色への色変化を検出するための光電センサを更に含む、請求項12に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項14】
第1の温度が約150°F以下であり、第2の温度が約100°F以上である、請求項12に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項15】
溶融プレートが、ウィック・ホルダのベース部と協働して係合し、それらの間に毛管ギャップを形成し、溶融プレートからウィックへの溶融した燃料の毛管流れを許容することができる、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項16】
光を発するシステムが、制御ユニットに配置される少なくとも1つのLEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項17】
支持ベースが拡散器をさらに含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項18】
拡散器が、支持ベースに対する拡散器の固定を可能にする表面幾何学的特徴を含む、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項19】
支持ベースが拡散器によって制御ユニットに固定される、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項20】
拡散器がフランジによって制御ユニットに固定される、請求項19に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項21】
支持ベースが接着剤によって拡散器に固定される、請求項19に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項22】
拡散器は、光を発するシステムから放出される光を拡散、分配、散乱させることの少なくとも1つを行なうために光を発するシステムと相互作用するように位置付けられる、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項23】
電気部品が、音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方の制御のための電子部品に動作可能に接続される通信リンクを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項24】
通信リンクは、音響スイッチ、振動検出スイッチ、ホール効果センサ、取り外し可能データ記憶媒体、ケーブル、USBポート、無線周波センサ、赤外線センサ、ブルートゥース使用可能リンク、誘導通信リンク、及びフォノ・ジャックのうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項25】
溶融プレートは、上方に突出する毛管ローブを含み、毛管ローブがウィック・ホルダの凹状ベース部に配置され、毛管スペースが毛管ローブと凹状ベース部との間に画定されて溶融した燃料の溶融プレートからウィックへの毛管流動を可能にする、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項26】
毛管スペースが、凹状ベース部の下方に延出する囲いと、毛管ローブの壁との間に画定される、請求項25に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項27】
光を発するシステムがマルチカラーLEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項28】
光を発するシステムが3色LEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項29】
制御ユニットが、電源、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、及び制御機構の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項30】
電源は、バッテリーと、電気コードの少なくとも一方を含む、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項31】
バッテリー反転保護装置は、バッテリーが反対方向からバッテリーホルダに挿入される場合に制御ユニットをダメージから保護する、請求項30に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項32】
ディジタル処理ユニットは、PWM発生器、ランプドライバ、パターン記憶容量、及びプログラム記憶容量の少なくとも1つを含む、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項33】
ディジタル処理ユニットが、複数の異なるライトショーを符号化する、請求項32に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項34】
制御機構が、ユーザにライトショーを開始、選択、又は一時停止させる、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項35】
制御ユニットがライトショーを生成する、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項36】
ライトショーが、第1の期間に対して第1の色を放出し、第2の期間に対して第2の色の放出することを含む、請求項35に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項37】
ライトショーが、反復サイクルとランダムパターンのうちの少なくとも1つを含む、請求項35に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項1】
溶融可能な固体燃料、及びウィックを保持し溶融可能な固体燃料と結合するウィック・ホルダが載置する溶融プレートと、溶融可能な燃料要素を保持するための交換可能な容器を含むキャンドル・レフィルと、の少なくとも一方を含む、支持ベースであって、溶融可能な燃料要素が内部に配置されたウィックを有し、交換可能な容器が第1の接合表面を有する、前記支持ベースと、
音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御するために少なくとも1つの電気部品を含む制御ユニットと、
を含むキャンドル・アセンブリ。
【請求項2】
ウィック上に配置される炎の存在を検出するように構成されるセンサを更に含み、センサが音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御する、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項3】
センサが交換可能な容器と対応付けられる、請求項2に記載の多感覚キャンドル。
【請求項4】
制御ユニットが支持ベースに相補的な表面と、第1の接合面に相補的な第2の接合面を有し、第1の接合面は、センサに炎の存在を検出可能にするために、事前に選択した空間の方向において第2の接合面と結合するように構成される、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項5】
センサが、音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの電気部品を起動し、停止し、使用可能にし、使用不能にするうちの少なくとも1つを行なう、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項6】
第1及び第2の結合面が動作可能に位置合わせされるときに溶融可能な燃料要素がセンサと光通信するための光透過経路を有する、請求項2に記載の多感覚キャンドル。
【請求項7】
光透過経路が、クリアなゲル状キャンドルコアと、光ファイバの少なくとも一方を有する、請求項6に記載の多感覚キャンドル。
【請求項8】
センサが、炎によって発生される熱を検出することと、炎による磁場の変化を検出することと、炎によって発生される光を検出することの少なくとも1つによって炎の存在を検出する、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項9】
センサは、サーミスタ、感光性センサ、ホール効果センサ、リード・スイッチ、及びサーモクロマチック・ストリップの少なくとも1つを含む、請求項2に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項10】
ホール効果センサが、ウィック・ホルダの近くに配置される磁石と鉄材料の少なくとも一方の磁場の変化を検出する、請求項9に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項11】
磁石及び鉄材料の少なくとも1つは、ウィック・ホルダを溶融プレートと位置合わせして保持することと、組み立てられて動作上の構成にあるとき所定の空間方向に指示ベースと制御ユニットとを位置合わせすることの少なくとも一方を行なう、請求項10に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項12】
サーモクロマチック・ストリップは、第1の温度から第2の温度に加熱されるとき、第2の色に変化する第1の色を有する、請求項9に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項13】
サーモクロマチック・ストリップの第1の色から第2の色への色変化を検出するための光電センサを更に含む、請求項12に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項14】
第1の温度が約150°F以下であり、第2の温度が約100°F以上である、請求項12に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項15】
溶融プレートが、ウィック・ホルダのベース部と協働して係合し、それらの間に毛管ギャップを形成し、溶融プレートからウィックへの溶融した燃料の毛管流れを許容することができる、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項16】
光を発するシステムが、制御ユニットに配置される少なくとも1つのLEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項17】
支持ベースが拡散器をさらに含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項18】
拡散器が、支持ベースに対する拡散器の固定を可能にする表面幾何学的特徴を含む、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項19】
支持ベースが拡散器によって制御ユニットに固定される、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項20】
拡散器がフランジによって制御ユニットに固定される、請求項19に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項21】
支持ベースが接着剤によって拡散器に固定される、請求項19に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項22】
拡散器は、光を発するシステムから放出される光を拡散、分配、散乱させることの少なくとも1つを行なうために光を発するシステムと相互作用するように位置付けられる、請求項17に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項23】
電気部品が、音を発するシステムと光を発するシステムの少なくとも一方の制御のための電子部品に動作可能に接続される通信リンクを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項24】
通信リンクは、音響スイッチ、振動検出スイッチ、ホール効果センサ、取り外し可能データ記憶媒体、ケーブル、USBポート、無線周波センサ、赤外線センサ、ブルートゥース使用可能リンク、誘導通信リンク、及びフォノ・ジャックのうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項25】
溶融プレートは、上方に突出する毛管ローブを含み、毛管ローブがウィック・ホルダの凹状ベース部に配置され、毛管スペースが毛管ローブと凹状ベース部との間に画定されて溶融した燃料の溶融プレートからウィックへの毛管流動を可能にする、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項26】
毛管スペースが、凹状ベース部の下方に延出する囲いと、毛管ローブの壁との間に画定される、請求項25に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項27】
光を発するシステムがマルチカラーLEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項28】
光を発するシステムが3色LEDを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項29】
制御ユニットが、電源、バッテリー反転保護装置、ディジタル処理ユニット、及び制御機構の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項30】
電源は、バッテリーと、電気コードの少なくとも一方を含む、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項31】
バッテリー反転保護装置は、バッテリーが反対方向からバッテリーホルダに挿入される場合に制御ユニットをダメージから保護する、請求項30に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項32】
ディジタル処理ユニットは、PWM発生器、ランプドライバ、パターン記憶容量、及びプログラム記憶容量の少なくとも1つを含む、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項33】
ディジタル処理ユニットが、複数の異なるライトショーを符号化する、請求項32に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項34】
制御機構が、ユーザにライトショーを開始、選択、又は一時停止させる、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項35】
制御ユニットがライトショーを生成する、請求項29に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項36】
ライトショーが、第1の期間に対して第1の色を放出し、第2の期間に対して第2の色の放出することを含む、請求項35に記載のキャンドル・アセンブリ。
【請求項37】
ライトショーが、反復サイクルとランダムパターンのうちの少なくとも1つを含む、請求項35に記載のキャンドル・アセンブリ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図26A】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図38A】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図26A】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図38A】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【公表番号】特表2009−521785(P2009−521785A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547427(P2008−547427)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048373
【国際公開番号】WO2007/075645
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048373
【国際公開番号】WO2007/075645
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]