説明

発電機用磁石

【課題】永久磁石機械におけるパルス脈動を低減する。
【解決手段】長さL、幅WPMの主面(12)を備えたベース磁石(11)を有し、主面(12)にスキュー磁石モジュール(13、15、17)が設けられたベース磁石(11)を備える、発電機(1)のための磁石。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、発電機用磁石に関する。特に、本発明は、発電機用の磁石、ロータ、ステータおよび当該磁石を備える発電機に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
発電機やモータなどの永久磁石機械が回転する際の磁力の変化により、トルク脈動が発生する。このトルク脈動は、負荷状態でも無負荷状態でも発生するものであり、以下ではコギングトルクおよびトルクリップルという。これらのトルク脈動は、回転する機械および接続部分に有害な可能性のある振動を生じさせる場合がある。さらに、トルク脈動は、環境を乱しうる低周波騒音を発生するおそれがある。この問題は、直接駆動型発電機において一層顕著となる場合がある。
【0003】
トルクの低減は、磁石の2次元形状の最適化、ステータ/ロータの歯先の整形、磁石の移動、磁石の一般的なスキューや高調波注入による減衰などの種々の方法によって行うことができる。それぞれの方法には、たとえば、磁石の移動においては漏れ磁束が増大して出力トルクが低下するといった欠点がある。従来の磁石の2次元整形は従来のスキューと比較して製造コストを増大させ、磁石形状の最適化のためには数値FEMのような精確なモデリングツールが必要である。
【0004】
磁石のスキューは一般的に簡便で費用がかからない。しかし、従来のスキューには、磁束の分散とこれによる磁束の基本成分の減少およびこれによる発電機の平均出力トルクの低下などのいくつかの欠点がある。さらに、磁石形状を簡単なものとし、ロータの曲線的な表面に合うものとするため、スキューは通常限られた少数のステップで行われる。結果として、2つのブロックが互いに離れている領域により多くの漏れ磁束が生じる(図1に漏れ磁束ベクトルとして示されている)。したがって、同じ平均トルクを得るためにはより大きい磁石が必要となる(すなわち、磁石が効率的に用いられていない)。
【0005】
また、多ステップのスキューはより漏れ磁束の増大につながる場合があるため、スキューは通常少数のステップで行われ、デザインによっては、トルクリップルおよびコギングトルクの最少化が十分効率的とならない場合がある。
【0006】
したがって、本発明は、永久磁石機械におけるトルク脈動を低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、請求項1、12、13および14に記載の特徴のそれぞれにより解決される。従属請求項は、本発明のさらに詳細なものおよび利点を提供する。
【0008】
1つの態様では、本発明は、長さ、幅を有する主面に、スキュー磁石モジュールが設けられたベース磁石を備える磁石に関する。発電機におけるコギングトルクおよびトルクリップル、ひいては振動および機械疲労は、この新規なスキュー技術によって最少化される。提案される磁石は、既存の代替物、たとえばコギングトルクおよびトルクリップルの最少化における従来のスキューよりも効率的である一方で、これらにおける平均トルクの低下、およびこれによる出力低下など欠点を有しない。全ての磁極をスキューする従来のスキューと異なり、たとえばベース磁石の表面上に別の磁石を加え、このスキュー磁石モジュールのみをスキューすることによって、非対称の磁石形状を導入することが提案される。
【0009】
分析計算およびFE計算によって、この新規な磁石がトルクリップルおよびコギングトルクを非常に効率的に最少化することが示された。さらに、この磁石は従来のスキューの欠点を有しない。この新規な技術においては、単にベース磁石が動かされないことから、スキューによる余分な漏れ磁束がなく、スキューモジュールの磁束は主たるベース磁石と同じ磁化パターンに従う。提案の磁石の他の利点は、スキュー磁石モジュールによって連続的なスキューの形成がより容易となることであり、または、余分な漏れ磁束が無いために、ステップ数に制限無くスキューを行ってトルクリップルをより効率的に最少化することができることである。
【0010】
この提案の磁石は、実現が非常に簡便であり、したがって、性能の改善された、より安価な製品たとえば直接駆動型発電機あるいはそのロータまたはステータが得られる。
【0011】
最後に、この提案のスキューは、発電機のエアギャップにおける磁束高調波を低減させるため、発電機における損失を最少化し、効率を改善する効果的な技術である。
【0012】
ベース磁石はたとえば長方形である。
【0013】
ベース磁石およびスキュー磁石モジュールはたとえば一体的に形成されている。ベース磁石およびスキュー磁石モジュールは、複数のピースから構成されて軸方向に組み立てられてもよく、または、ベース磁石をスキュー磁石モジュールから分離されたものとし、適切なカバーや接着剤を用いて組み合わせてもよい。
【0014】
スキュー磁石モジュールは、たとえば、磁石の長さに沿った複数の磁石片を備え、該磁石片はたとえば幅方向にオフセットを有する。この構成は、永久磁石機械の標準的構成に適合化して、広く用いることができる。
【0015】
ベース磁石の幅は、たとえば発電機の歯ピッチの2倍に実質的に等しく、上記磁石片の幅は、たとえば発電機の歯ピッチに実質的に等しい。スキュー磁石モジュールの存在により、ベース磁石の連続した幅は歯ピッチの約2倍となる。この部分は、1つの歯ピッチの分、スキューされてもよい。スキューされていない部分が無くなり、スキューの効率は大きく向上する。
【0016】
ベース磁石の幅はたとえば発電機の歯ピッチの2倍と2/3に実質的に等しく、たとえば、2つのスキュー磁石モジュールが主面に設けられており、一方のスキュー磁石モジュールの磁石片の幅はたとえば発電機の歯ピッチに実質的に等しく、他方のスキュー磁石モジュールの磁石片の幅はたとえば発電機の歯ピッチの1/3倍に実質的に等しい。この方法によれば、永久磁石機械へのより精細な適合化が可能となる一方で、上述の利点は保持される。
【0017】
スキュー磁石モジュールは主面に凹部を有し、当該凹部はたとえば主面の長に対して所定の角度で設けられている。先述のものと同じ利点を満たす別の方法は、ベース磁石にスキュー状の凹部または穴の跡が形成するものである。製造コストはより低いものとなる。この技術は、長方形のベース磁石における特定のスキュー状の路のマシニングまたはトリミングといった簡単な形で実現可能である。
【0018】
スキュー磁石モジュールは、たとえば発電機の歯に面する。この構成は、エアギャップにおける磁束高調波の低減を向上させ、発電機における損失を最少化し、効率を改善する効果的な技術である。
【0019】
スキュー磁石モジュールの厚さは、たとえばベース磁石の厚さの半分以下である。わずかな量の磁束しか分配されない(すなわち、スキュー部分が主ベース磁石よりもはるかに薄いために、基本磁束がスキューが無い場合とほぼ等しい)ことから、磁束の基本成分の減少はほぼ無視することができ、平均トルクの低減も無視できる。
【0020】
スキュー磁石モジュールはたとえばベース磁石の全長にわたって延在し、スキュー磁石モジュールはたとえば複数の磁石片を有し、当該磁石片はたとえばそれぞれ同じ長さを有する。これは、スキュー可能な空間を利用するものであり、スキューの効率をより高めるものである。
【0021】
第2の態様において、本発明は、上述の磁石を備える発電機のロータに関する。上述の利点および修正がこれに適用される。このロータはステータ中に巻線を有する永久磁石機械に適している。
【0022】
第3の態様において、本発明は、上述の磁石を備える発電機のステータに関する。上述の利点および修正がこれにも適用される。このロータはロータ中に巻線を有する永久磁石機械に適している。
【0023】
他の態様において、本発明は、上述の磁石を備える、ステータおよびロータを有する発電機に関する。上述の利点および修正がこれに適用される。
【0024】
発電機は、たとえば風力タービン用の外側ロータ構造を有する。提案の磁石は風力用途におけるような大きな直接駆動型発電機に非常に適している。これは騒音低減に役立ち、信頼性を向上させ、効率を向上させ、または、同じ効率の発電機の重量を低減させる。
【0025】
添付図面は実施形態のさらなる理解を提供するものである。他の実施形態および多くの意図される利点は容易に理解され、以下の詳細な説明に関連してより良く理解されるであろう。図面の要素は、必ずしも互いに縮尺を定めるものではない。類似の参照番号は類似の部分を指す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】既知の永久磁石機械の磁石および歯の概略図である。
【図2】本発明に係る永久磁石装置の磁石および歯の概略断面図である。
【図3】本発明に係る磁石と関連する磁束の概略下面図である。
【図4】本発明に係る別の磁石の概略下面図である。
【図5】本発明に係る別の磁石の概略下面図である。
【図6】エアギャップ中の磁束密度の図を示す。
【図7】図6の磁束密度の基本成分の図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の詳細な説明において、参照符号は図面に付されてその一部を形成し、本発明を実施可能な特定の実施形態の例示により示されている。ここで、方向を示す用語、たとえば「上」、「下」などは、記載された図面の方向に関連して用いられている。実施形態における構成要素は、種々の異なる方向に配置可能であり、方向を示す用語は例示を目的として用いられ、限定的なものではない。他の実施形態も用いることができ、構造的または論理的な変更も本発明の範囲から逸脱することなくなし得ることに留意されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で把握されるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって定められる。
【0028】
図1は、既知の永久磁石機械たとえば発電機1の一部を示す。既知の発電機1を用いて、発電機1の基本的な構造および機能について、図2〜4に示される提案の磁石および永久磁石機械に先だって説明する。
【0029】
発電機1は、歯3を有するステータを備える。歯3は、歯ピッチτtoothと呼ばれる間隔で互いに配置されている。2つの歯3の間に、巻線を収めるための溝4が設けられている。図示の歯ピッチτtoothは、溝4の中央から隣接する溝4の中央までであり、これは振動領域を示す。
【0030】
磁石5は発電機1のロータ(図示せず)に取り付けられ、歯3の上に配置される。「上」とは半径方向rを意味する。磁石5と歯3との間には発電機1のエアギャップ6が存在する。
【0031】
他の設計において、歯はロータの一部であり、磁石はステータに配置されていてもよい。
【0032】
従来の磁石5は、2つのステップでスキューされて、磁石5の3つのモジュールまたは部分が設けられる。このモジュールは、歯ピッチτtoothの半分のマージンでスキューされる。スキューは、たとえば、1つの歯ピッチ分の空間的な幅で行われる。
【0033】
ハッチングはスキュー磁石のスキューされていない部分を示す。スキューピッチ、すなわち、歯ピッチτtoothは、多くの場合、磁石の幅の約半分より小さい。歯の透視図を見て、この領域はスキューされておらず、これは従来のスキューの効率が通常100%ではない理由の1つである。
【0034】
さらに、モジュールから発せられる漏れ磁束が、隣接モジュールにより覆われていない前面部分に示されている(z方向)。漏れ磁束は、発電機1の平均トルクを低下させるので、望ましくない。
【0035】
図2は、本発明に係るモータまたは発電機1などの永久磁石機械を示す。図示の構造は、磁石を除いて図1と同じある。上述の説明(磁石に関するものを除く)が、図2について当てはまる。
【0036】
磁石10は、歯ピッチτtoothの2倍の幅WPMを有するベース磁石11を有する。幅WPMは歯ピッチτtoothの正確に2倍であってよく、あるいは、それに近いもの、たとえば、±10%であってよい。幅WPMは円周方向θに延びる。ベース磁石11はz方向に長さLを有する。主面12は幅WPMおよび長さLを有する。実際には、ベース磁石11は2つの主面を有し、一方の面はステータ2およびその歯3に面し、他方の面は反対である。以下では、「主面」とは、前者の面を意味する。
【0037】
主面12には、スキュー磁石モジュール13が設けられている。スキュー磁石モジュール13は、例えば同一の3つの磁石片14を有している。各磁石片14は歯ピッチτtoothと同じ幅WPMMを有する。幅WPMMは、歯ピッチτtoothと全く同じであってよく、あるいは、それに近い、たとえば±10%のものであってよい。各磁石片14の長さは、L/m(mは磁石片14の数)に等しい。この例では、磁石片14の長さはベース磁石11の長さLの1/3である。3つの磁石片14は、ベース磁石11の長さLの方向に配置されている。
【0038】
磁石片14は、ベース磁石11の幅WPMの方向または磁石片14の幅WPMMの方向(本例では同一方向)にオフセットまたはスキューを有する。このオフセットは、歯ピッチτtoothの1/3であり、先頭および最後の磁石片14のオフセットは歯ピッチτtoothに等しい。
【0039】
ハッチングは、ベース磁石11のスキューされていない部分を示す。スキューされていない部分の幅は、歯ピッチτtoothの1/3だけである。
【0040】
図3は、底面側から見た磁石10を示す。ベース磁石11は半径方向rに高さhPMを有し、磁石片14は高さhPMMを有する。磁石片14の高さhPMMはベース磁石11の高さhPMよりも小さい。磁石片14の高さhPMMは、ベース磁石11の半分、1/3倍あるいはそれよりも小さいものであってよい。
【0041】
さらに、図3には、半径方向の矢印によって示される磁界が示されている。ベース磁石11は動かされていないので、スキューによる余分な漏れ磁束は存在しない。したがって、スキュー磁石モジュール13の磁束は、主ベース磁石11と同じ磁化パターンに従うこととなる。
【0042】
図4は、図3に示され、図3に関連して説明されているベース磁石11を有する別の磁石10を示す。これでは、2つのスキュー磁石モジュールが主磁石11の主面に取り付けられている。第1のスキュー磁石モジュール15は、スキューされた3つの磁石片16を有する。磁石片16は、歯ピッチτtooth1つ分の幅を有し、磁石片16の幅の分、オフセットされている。第2のスキュー磁石モジュール17は、スキューされた3つの磁石片18を有する。磁石片18は、歯ピッチτtoothの1/3倍の幅WPMM2を有し、磁石片18の1/3の幅の分、オフセットされている。
【0043】
2つのスキュー磁石モジュール15、17は、主面12において、幅方向でベース磁石11の全ての部分が少なくとも1つの磁石片16または18によって覆われているように配置されている。この配置によって、ベース磁石11にはスキューされていない部分は存在しない。
【0044】
磁石10の製造は、長方形を作成し、たとえば接着剤により組み合わせるのみであるため、簡単である。
【0045】
図5は、図2〜4と関連して説明したものと同様のベース磁石11を有する別の磁石10を示す。これでは、スキュー磁石モジュール19は、凹部または穴20によって実現されている。凹部20は主面12に対角線状に設けられている。主面12の長さLと凹部20との角度は、図2の磁石片14が設けられているものと同じであってよい。主面12またはベース磁石11の1つの側から他の側へ対角線状に延在するように凹部20を設けても良い。
【0046】
幅WPMMまたは高さなどの凹部の寸法に関して、図2〜4についてのものと同じ寸法規則が適用される。
【0047】
図6は、エアギャップ6における磁束密度を示す。従来のスキューに関する曲線は、トルクの低減につながる、大きな密度の上昇を示す。本発明に係るスキューは、各曲線によって示されるものと比べてわずかな差だけ磁束密度を低減させる。
【0048】
図7は、磁束密度の基本成分を示す。状況は図6と同じであり、本発明に係るスキューはわずかに基本成分を減少させる。
【0049】
わずかな量の磁束密度のみが分配されていることから、磁束密度の基本成分の低減はほとんど無視でき、平均トルクの低下も無視できる。
【0050】
本発明のスキューによれば、トルクリップルをより効率的に最少化するいかなる数のステップにおいてもスキューを行うことができる。
【符号の説明】
【0051】
1 発電機、 2 ステータ、 3 歯、 4 溝、 10 磁石、 11 ベース磁石、 12 主面、 13、15、17 スキュー磁石モジュール、 14、16、18 磁石片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さL、幅WPMの主面(12)を備えたベース磁石(11)を有し、前記主面(12)にスキュー磁石モジュール(13、15、17)が設けられたベース磁石(11)を備える、ことを特徴とする発電機(1)のための磁石。
【請求項2】
前記ベース磁石(11)は長方形である、請求項1記載の磁石。
【請求項3】
前記ベース磁石(11)および前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)は一体的に形成されている、請求項1または2記載の磁石。
【請求項4】
前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)は、前記磁石の長さLに沿った複数の磁石片(14、16、18)を備え、該磁石片(14、16、18)は幅方向にオフセットを有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の磁石。
【請求項5】
前記ベース磁石(11)の幅WPMは、前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)の2倍に実質的に等しく、前記磁石片(14)の幅WPMは、前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)に実質的に等しい、請求項1〜4のいずれか1項記載の磁石。
【請求項6】
前記ベース磁石(11)の幅WPMは前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)の2倍と2/3に実質的に等しく、
2つのスキュー磁石モジュール(15、17)が前記主面(12)に設けられており、
一方の前記スキュー磁石モジュール(15)の磁石片(16)の幅は前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)に実質的に等しく、
他方の前記スキュー磁石モジュール(17)の磁石片(18)の幅WPMM2は前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)の1/3倍に実質的に等しい、
請求項1〜4のいずれか1項記載の磁石。
【請求項7】
前記スキュー磁石モジュール(19)は前記主面(12)に凹部(20)を有し、当該凹部(20)は前記主面(12)の長さLに対して所定の角度で設けられている、請求項1〜3のいずれか1項記載の磁石。
【請求項8】
前記ベース磁石(11)の幅WPMは前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)の2倍に実質的に等しく、前記凹部(20)の幅WPMMは前記発電機(1)の歯ピッチ(τtooth)に実質的に等しい、請求項7記載の磁石。
【請求項9】
前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)は、前記発電機(1)の歯(3)に面する、請求項1〜8のいずれか1項記載の磁石。
【請求項10】
前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)の厚さ(hPMM)は、前記ベース磁石(11)の厚さの半分以下である、請求項1〜9のいずれか1項記載の磁石。
【請求項11】
前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)は前記発電機のための磁石(10)の全長Lにわたって延在し、
前記スキュー磁石モジュール(13、15、17)は複数の磁石片(14、16、18)を有し、
当該磁石片(14、16、18)はそれぞれ同じ長さを有する、
請求項1〜10のいずれか1項記載の磁石。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項記載の磁石(10)を備える、発電機(1)のロータ。
【請求項13】
請求項1〜11のいずれか1項記載の磁石(10)を備える、発電機(1)のステータ。
【請求項14】
請求項1〜11のいずれか1項記載の磁石(10)を備える、ステータ(2)およびロータを有する発電機。
【請求項15】
前記発電機(1)は、風力タービン用の外側ロータ構造を有する、請求項14記載の発電機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−115142(P2012−115142A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−257741(P2011−257741)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】