皮内コンパートメントにおける免疫応答を増強する方法、およびそれらの方法で有用な化合物
本発明は、1種または複数の賦形剤と組み合わせた抗原性または免疫原性作用物質を皮内送達するための免疫原性組成物に関する。本発明の免疫原性組成物は、抗原性または免疫原性作用物質と、アジュバントの役割を果たす、すなわち、被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達された後に、抗原性または免疫原性作用物質に対する免疫応答を増強する少なくとも1種の賦形剤とを含む。本発明の免疫原性組成物は、本発明に従って皮膚の皮内コンパートメントに投与されたときに、アジュバント活性を示す賦形剤を含む。組成物の賦形剤が、無症候性の皮膚刺激性を引き起こし、抗原提示細胞を皮内コンパートメントに補充し、それによって、抗原性または免疫原性作用物質の抗原提示細胞に対する提示および/または有効性を向上させるため、本発明の免疫原性組成物は、高い有効性を有する。本発明の免疫原性組成物は高い有効性を有するため、単回皮内投与後に治療上有効な免疫応答をもたらすことができる。この投与には通常使用されるより少量の用量の抗原性または免疫原性作用物質を用い、また、追加免疫をする必要はない。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体において免疫原性組成物から増強された免疫応答を誘発する方法であって、被験体の皮膚の皮内コンパートメントに免疫原性組成物を送達するステップを含み、前記免疫原性組成物は、免疫原性または抗原性作用物質および予め選択された賦形剤を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記賦形剤は吸着剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記吸着剤はゼラチンであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ゼラチンは、組成物の約0.01から約2重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ゼラチンは、組成物の約0.03から約0.6重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記賦形剤は抗酸化剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記抗酸化剤は亜硫酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.1から約8重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.3から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記賦形剤は湿潤剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記湿潤剤はソルビトールであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ソルビトールは、組成物の約1から約100重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ソルビトールは、組成物の約2.5から約70重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記賦形剤は抗真菌剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記抗真菌剤はアムホテリシンBであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
アムホテリシンBは約0.5から約600ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
アムホテリシンBは約30から約100ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記賦形剤は溶剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記溶剤はエタノールであることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
エタノールは、組成物の約0.01から約2体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
エタノールは、組成物の約0.05から約0.45体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記賦形剤は界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記界面活性剤はLutrol F 127、Triton N−101、Triton X100、Tween 20、またはTween 80であることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
Triton N−101は、組成物の約0.05から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
Triton N−101は、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項27】
Triton X−100は、組成物の約0.00003から約0.0027重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項28】
Triton X−100は、組成物の約0.0001から約0.0009重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項29】
Tween 80は、組成物の約0.03から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項30】
Tween 80は、組成物の約0.1から約10.0重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項31】
Tween 20は、組成物の約0.003から約0.03重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項32】
前記賦形剤は懸濁化剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記懸濁化剤はゼラチンまたはメチルセルロースであることを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
メチルセルロースは、組成物の約0.02から約0.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
メチルセルロースは、組成物の約0.06から約0.18重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記賦形剤は増殖培地用の成分であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記増殖培地用の成分はバクトペプトンであることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
バクトペプトンは、組成物の約0.03から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
バクトペプトンは、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記賦形剤は抗菌剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記抗菌剤はアミプリロースまたはリン酸トリ−(n)−ブチルであることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
アミプリロースは、組成物の約0.1から約0.9重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
リン酸トリ−(N)−ブチルは、組成物の約0.04から約0.325重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記賦形剤はアポトランスフェリン、アプロチニン、フェチュイン、グリコール酸、マンノース、または尿素であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項45】
尿素は、組成物の約0.02から約40重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項46】
尿素は、組成物の約0.2から約20重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項47】
アポトランスフェリンは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、アポトランスフェリン濃度は、組成物1mL当たり約60μgから600μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項48】
アプロチニンは、組成物1mL当たり約1μgから約180μgの濃度であり、より好ましくは、アプロチニン濃度は、組成物1mL当たり約5μgから約60μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項49】
フェチュインは、組成物1mL当たり約0.05μgから約7.5μgの濃度であり、より好ましくは、フェチュイン濃度は、組成物1mL当たり約0.2μgから約2.4μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項50】
マンノースは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、マンノース濃度は、組成物1mL当たり約60μgから約600μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項51】
グリコール酸は、組成物の約0.05から約3重量/体積パーセントの濃度であり、より好ましくは、グリコール酸濃度は、約0.1から約1.0重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項52】
前記免疫原性または抗原性作用物質は、投与の前に前記賦形剤と混合されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項53】
前記免疫原性または抗原性作用物質は、投与の最中に送達装置中で前記賦形剤と混合されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項54】
前記免疫原性または抗原性作用物質と前記賦形剤の双方は、混合する前に液状であることを特徴とする請求項52または53に記載の方法。
【請求項55】
前記免疫原性作用物質または前記賦形剤は、混合する前に粉末状であることを特徴とする請求項52または53に記載の方法。
【請求項56】
前記免疫原性組成物は2種以上の賦形剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項57】
免疫原性または抗原性作用物質の免疫原性を高める化合物を同定する方法であって、
a.免疫原性または抗原性作用物質と前記化合物とを含む免疫原性組成物を、第1被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップと、
b.前記第1被験体の血清または組織もしくは組織洗浄物から得たサンプル中の抗体反応を測定するステップと、
c.前記免疫原性作用物質または前記抗原性作用物質を含むが前記化合物を含まない免疫原性組成物を、第2被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップであって、前記第1被験体と前記第2被験体は同じ種であるステップと、
d.前記第2被験体の血清から得たサンプル中の抗体反応を測定するステップと、
e.前記第1被験体から得られる反応が、前記第2被験体から得られる反応より大きいかどうかを決定するステップとを含み、
第1被験体の反応測定値が第2被験体で測定された反応より大きい場合は、前記化合物が皮内コンパートメントにおけるアジュバントであることを特徴とする方法。
【請求項58】
被験体において免疫原性組成物から増強された免疫応答を誘発する方法であって、被験体の皮膚の皮内コンパートメントに免疫原性組成物を送達するステップを含み、前記免疫原性組成物は、免疫原性作用物質および請求項57の方法で同定された化合物を含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
前記化合物は、アミプリロース、アムホテリシンB、アポトランスフェリン、アプロチニン、バクトペプトン、エタノール、フェチュイン、ゼラチン、グリコール酸、Lutrol F127、マンノース、メチルセルロース、亜硫酸水素ナトリウム、ソルビトール、リン酸トリ−(n)−ブチル、Triton N−101、Triton X−100、Tween 20、Tween 80、または尿素であることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物のうちの2種以上が組み合わせて使用されることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記被験体はヒトであることを特徴とする請求項1から56のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
抗原性または免疫原性作用物質に対する免疫応答を増強する化合物を同定する方法であって、
a.免疫原性組成物を被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップと、
b.免疫応答を測定するステップとを含み、
前記免疫原性組成物は、前記免疫原性または抗原性作用物質と前記化合物とを含み、抗体反応は、前記抗原性または免疫原性作用物質を標的としていることを特徴とする方法。
【請求項64】
前記ステップ(b)は、ステップ(b)で測定されたレベルを標準のレベルと比較することを含み、測定されたレベルが標準レベルより高い場合、前記化合物がアジュバントであることが示されることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記ステップ(b)で測定される前記レベルは、体液性免疫応答の測定を含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記ステップ(b)で測定される前記レベルは、細胞性免疫応答の測定を含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項67】
前記賦形剤はTween 80であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、Tween 80の濃度は、約1.1〜2.0%(v/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項68】
前記賦形剤はTween 80であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、Tween 80の濃度は、約1.1〜5.0%(v/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項69】
前記賦形剤はソルビトールであり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、ソルビトールの濃度は、約2から10%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項70】
前記賦形剤はソルビトールであり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、ソルビトールの濃度は、約2から20%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項71】
前記賦形剤は胆汁酸塩であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項72】
前記胆汁酸塩賦形剤はデオキシコール酸塩であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、デオキシコール酸塩の濃度は、約0.07%から0.15%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項73】
前記賦形剤はデオキシコール酸塩であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、デオキシコール酸塩の濃度は、約0.07%から0.15%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項74】
被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための賦形剤を含む組成物であって、該組成物が皮内コンパートメントに送達されたときに、アジュバント活性を示し、かつ2以下のドレイズ・スコアを示すように、賦形剤を含むことを特徴とする組成物。
【請求項75】
被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための賦形剤を含む組成物であって、前記組成物の活性は、アジュバント活性を有するとともにドレイズ・スコアが2以下であるような濃度で投与されたときに、0.125以上の勾配値として特徴付けることができ、前記勾配値は被験体の皮膚の皮内コンパートメント内の第1および第2の組織の深さでの第1および第2の賦形剤濃度から導かれ、第1および第2の組織の深さは少なくとも2mm離れていることを特徴とする組成物。
【請求項76】
免疫原性または抗原性作用物質および予め選択された賦形剤を含むことを特徴とする被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための組成物。
【請求項77】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
前記賦形剤は吸着剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項79】
前記吸着剤はゼラチンであることを特徴とする請求項78に記載の組成物。
【請求項80】
ゼラチンは、組成物の約0.01から約2重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項79に記載の組成物。
【請求項81】
ゼラチンは、組成物の約0.03から約0.6重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項80に記載の組成物。
【請求項82】
前記賦形剤は抗酸化剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項83】
前記抗酸化剤は亜硫酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.1から約8重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項83に記載の組成物。
【請求項85】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.3から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項84に記載の組成物。
【請求項86】
前記賦形剤は湿潤剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項87】
前記湿潤剤はソルビトールであることを特徴とする請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
ソルビトールは、組成物の約1から約100重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項87に記載の組成物。
【請求項89】
ソルビトールは、組成物の約2.5から約70重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項88に記載の組成物。
【請求項90】
前記賦形剤は抗真菌剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項91】
前記抗真菌剤はアムホテリシンBであることを特徴とする請求項90に記載の組成物。
【請求項92】
アムホテリシンBは約0.5から約600ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項91に記載の組成物。
【請求項93】
アムホテリシンBは約30から約100ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項92に記載の組成物。
【請求項94】
前記賦形剤は溶剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項95】
前記溶剤はエタノールであることを特徴とする請求項94に記載の組成物。
【請求項96】
エタノールは、組成物の約0.01から約2体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項95に記載の組成物。
【請求項97】
エタノールは、組成物の約0.05から約0.45体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項96に記載の組成物。
【請求項98】
前記賦形剤は界面活性剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項99】
前記界面活性剤はLutrol F 127、Triton N−101、Triton X100、Tween 20、またはTween 80であることを特徴とする請求項98に記載の組成物。
【請求項100】
Triton N−101は、組成物の約0.05から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項101】
Triton N−101は、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項102】
Triton X−100は、組成物の約0.00003から約0.0027重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項103】
Triton X−100は、組成物の約0.0001から約0.0009重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項104】
Tween 80は、組成物の約0.03から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項105】
Tween 80は、組成物の約0.1から約10重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項106】
Tween 20は、組成物の約0.003から約0.03重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項107】
前記賦形剤は懸濁化剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項108】
前記懸濁化剤はゼラチンまたはメチルセルロースであることを特徴とする請求項107に記載の組成物。
【請求項109】
メチルセルロースは、組成物の約0.02から約0.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項108に記載の組成物。
【請求項110】
メチルセルロースは、組成物の約0.06から約0.18重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項108に記載の組成物。
【請求項111】
前記賦形剤は増殖培地用の成分であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項112】
前記増殖培地用の成分はバクトペプトンであることを特徴とする請求項111に記載の組成物。
【請求項113】
バクトペプトンは、組成物の約0.03から約3重量パーセント/体積の濃度であることを特徴とする請求項112に記載の組成物。
【請求項114】
バクトペプトンは、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項112に記載の組成物。
【請求項115】
前記賦形剤は抗菌剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項116】
前記抗菌剤はアミプリロースまたはリン酸トリ−(n)−ブチルであることを特徴とする請求項115に記載の組成物。
【請求項117】
アミプリロースは、組成物の約0.1から約0.9重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項116に記載の方法。
【請求項118】
リン酸トリ−(n)−ブチルは、組成物の約0.04から約0.325重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項116に記載の組成物。
【請求項119】
前記賦形剤はアポトランスフェリン、アプロチニン、フェチュイン、グリコール酸、マンノース、または尿素であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項120】
尿素は、組成物の約0.02から約40重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項121】
尿素は、組成物の約0.2から約20重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項122】
アポトランスフェリンは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、アポトランスフェリン濃度は、組成物1mL当たり約60μgから600μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項123】
アプロチニンは、組成物1mL当たり約1μgから約180μgの濃度であり、より好ましくは、アプロチニン濃度は、組成物1mL当たり約5μgから約60μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項124】
フェチュインは、前記組成物1mL当たり約0.05μgから約7.5μgの濃度であり、より好ましくは、フェチュイン濃度は、組成物1mL当たり約0.2μgから約2.4μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項125】
マンノースは、前記組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、マンノース濃度は、組成物1mL当たり約60μgから約600μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項126】
グリコール酸は、組成物の約0.05から約3重量/体積パーセントの濃度であり、より好ましくは、グリコール酸濃度は、約0.1から約1.0重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項119に記載の方法。
【請求項127】
前記賦形剤は胆汁酸塩であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項128】
前記胆汁酸塩賦形剤はデオキシコール酸塩であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項129】
デオキシコール酸塩の濃度は、組成物の0.07から約0.15重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項130】
デオキシコール酸塩の濃度は、組成物の0.07から約0.60重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項1】
被験体において免疫原性組成物から増強された免疫応答を誘発する方法であって、被験体の皮膚の皮内コンパートメントに免疫原性組成物を送達するステップを含み、前記免疫原性組成物は、免疫原性または抗原性作用物質および予め選択された賦形剤を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記賦形剤は吸着剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記吸着剤はゼラチンであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ゼラチンは、組成物の約0.01から約2重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ゼラチンは、組成物の約0.03から約0.6重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記賦形剤は抗酸化剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記抗酸化剤は亜硫酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.1から約8重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.3から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記賦形剤は湿潤剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記湿潤剤はソルビトールであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ソルビトールは、組成物の約1から約100重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ソルビトールは、組成物の約2.5から約70重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記賦形剤は抗真菌剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記抗真菌剤はアムホテリシンBであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
アムホテリシンBは約0.5から約600ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
アムホテリシンBは約30から約100ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記賦形剤は溶剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記溶剤はエタノールであることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
エタノールは、組成物の約0.01から約2体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
エタノールは、組成物の約0.05から約0.45体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記賦形剤は界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記界面活性剤はLutrol F 127、Triton N−101、Triton X100、Tween 20、またはTween 80であることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
Triton N−101は、組成物の約0.05から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
Triton N−101は、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項27】
Triton X−100は、組成物の約0.00003から約0.0027重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項28】
Triton X−100は、組成物の約0.0001から約0.0009重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項29】
Tween 80は、組成物の約0.03から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項30】
Tween 80は、組成物の約0.1から約10.0重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項31】
Tween 20は、組成物の約0.003から約0.03重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項32】
前記賦形剤は懸濁化剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記懸濁化剤はゼラチンまたはメチルセルロースであることを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
メチルセルロースは、組成物の約0.02から約0.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
メチルセルロースは、組成物の約0.06から約0.18重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記賦形剤は増殖培地用の成分であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記増殖培地用の成分はバクトペプトンであることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
バクトペプトンは、組成物の約0.03から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
バクトペプトンは、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記賦形剤は抗菌剤であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記抗菌剤はアミプリロースまたはリン酸トリ−(n)−ブチルであることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
アミプリロースは、組成物の約0.1から約0.9重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
リン酸トリ−(N)−ブチルは、組成物の約0.04から約0.325重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記賦形剤はアポトランスフェリン、アプロチニン、フェチュイン、グリコール酸、マンノース、または尿素であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項45】
尿素は、組成物の約0.02から約40重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項46】
尿素は、組成物の約0.2から約20重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項47】
アポトランスフェリンは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、アポトランスフェリン濃度は、組成物1mL当たり約60μgから600μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項48】
アプロチニンは、組成物1mL当たり約1μgから約180μgの濃度であり、より好ましくは、アプロチニン濃度は、組成物1mL当たり約5μgから約60μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項49】
フェチュインは、組成物1mL当たり約0.05μgから約7.5μgの濃度であり、より好ましくは、フェチュイン濃度は、組成物1mL当たり約0.2μgから約2.4μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項50】
マンノースは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、マンノース濃度は、組成物1mL当たり約60μgから約600μgであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項51】
グリコール酸は、組成物の約0.05から約3重量/体積パーセントの濃度であり、より好ましくは、グリコール酸濃度は、約0.1から約1.0重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項52】
前記免疫原性または抗原性作用物質は、投与の前に前記賦形剤と混合されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項53】
前記免疫原性または抗原性作用物質は、投与の最中に送達装置中で前記賦形剤と混合されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項54】
前記免疫原性または抗原性作用物質と前記賦形剤の双方は、混合する前に液状であることを特徴とする請求項52または53に記載の方法。
【請求項55】
前記免疫原性作用物質または前記賦形剤は、混合する前に粉末状であることを特徴とする請求項52または53に記載の方法。
【請求項56】
前記免疫原性組成物は2種以上の賦形剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項57】
免疫原性または抗原性作用物質の免疫原性を高める化合物を同定する方法であって、
a.免疫原性または抗原性作用物質と前記化合物とを含む免疫原性組成物を、第1被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップと、
b.前記第1被験体の血清または組織もしくは組織洗浄物から得たサンプル中の抗体反応を測定するステップと、
c.前記免疫原性作用物質または前記抗原性作用物質を含むが前記化合物を含まない免疫原性組成物を、第2被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップであって、前記第1被験体と前記第2被験体は同じ種であるステップと、
d.前記第2被験体の血清から得たサンプル中の抗体反応を測定するステップと、
e.前記第1被験体から得られる反応が、前記第2被験体から得られる反応より大きいかどうかを決定するステップとを含み、
第1被験体の反応測定値が第2被験体で測定された反応より大きい場合は、前記化合物が皮内コンパートメントにおけるアジュバントであることを特徴とする方法。
【請求項58】
被験体において免疫原性組成物から増強された免疫応答を誘発する方法であって、被験体の皮膚の皮内コンパートメントに免疫原性組成物を送達するステップを含み、前記免疫原性組成物は、免疫原性作用物質および請求項57の方法で同定された化合物を含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
前記化合物は、アミプリロース、アムホテリシンB、アポトランスフェリン、アプロチニン、バクトペプトン、エタノール、フェチュイン、ゼラチン、グリコール酸、Lutrol F127、マンノース、メチルセルロース、亜硫酸水素ナトリウム、ソルビトール、リン酸トリ−(n)−ブチル、Triton N−101、Triton X−100、Tween 20、Tween 80、または尿素であることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物のうちの2種以上が組み合わせて使用されることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記被験体はヒトであることを特徴とする請求項1から56のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
抗原性または免疫原性作用物質に対する免疫応答を増強する化合物を同定する方法であって、
a.免疫原性組成物を被験体の皮膚の皮内コンパートメントに送達するステップと、
b.免疫応答を測定するステップとを含み、
前記免疫原性組成物は、前記免疫原性または抗原性作用物質と前記化合物とを含み、抗体反応は、前記抗原性または免疫原性作用物質を標的としていることを特徴とする方法。
【請求項64】
前記ステップ(b)は、ステップ(b)で測定されたレベルを標準のレベルと比較することを含み、測定されたレベルが標準レベルより高い場合、前記化合物がアジュバントであることが示されることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記ステップ(b)で測定される前記レベルは、体液性免疫応答の測定を含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記ステップ(b)で測定される前記レベルは、細胞性免疫応答の測定を含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項67】
前記賦形剤はTween 80であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、Tween 80の濃度は、約1.1〜2.0%(v/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項68】
前記賦形剤はTween 80であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、Tween 80の濃度は、約1.1〜5.0%(v/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項69】
前記賦形剤はソルビトールであり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、ソルビトールの濃度は、約2から10%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項70】
前記賦形剤はソルビトールであり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、ソルビトールの濃度は、約2から20%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項71】
前記賦形剤は胆汁酸塩であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項72】
前記胆汁酸塩賦形剤はデオキシコール酸塩であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの深さ2mm以下の深さに送達されるとき、デオキシコール酸塩の濃度は、約0.07%から0.15%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項73】
前記賦形剤はデオキシコール酸塩であり、製剤が皮膚の皮内コンパートメントの2mm以上の深さまで送達されるとき、デオキシコール酸塩の濃度は、約0.07%から0.15%(w/v)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項74】
被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための賦形剤を含む組成物であって、該組成物が皮内コンパートメントに送達されたときに、アジュバント活性を示し、かつ2以下のドレイズ・スコアを示すように、賦形剤を含むことを特徴とする組成物。
【請求項75】
被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための賦形剤を含む組成物であって、前記組成物の活性は、アジュバント活性を有するとともにドレイズ・スコアが2以下であるような濃度で投与されたときに、0.125以上の勾配値として特徴付けることができ、前記勾配値は被験体の皮膚の皮内コンパートメント内の第1および第2の組織の深さでの第1および第2の賦形剤濃度から導かれ、第1および第2の組織の深さは少なくとも2mm離れていることを特徴とする組成物。
【請求項76】
免疫原性または抗原性作用物質および予め選択された賦形剤を含むことを特徴とする被験体の皮膚の皮内コンパートメントに投与するための組成物。
【請求項77】
前記免疫原性組成物はワクチンであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
前記賦形剤は吸着剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項79】
前記吸着剤はゼラチンであることを特徴とする請求項78に記載の組成物。
【請求項80】
ゼラチンは、組成物の約0.01から約2重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項79に記載の組成物。
【請求項81】
ゼラチンは、組成物の約0.03から約0.6重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項80に記載の組成物。
【請求項82】
前記賦形剤は抗酸化剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項83】
前記抗酸化剤は亜硫酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.1から約8重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項83に記載の組成物。
【請求項85】
亜硫酸水素ナトリウムは、組成物の約0.3から約3重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項84に記載の組成物。
【請求項86】
前記賦形剤は湿潤剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項87】
前記湿潤剤はソルビトールであることを特徴とする請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
ソルビトールは、組成物の約1から約100重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項87に記載の組成物。
【請求項89】
ソルビトールは、組成物の約2.5から約70重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項88に記載の組成物。
【請求項90】
前記賦形剤は抗真菌剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項91】
前記抗真菌剤はアムホテリシンBであることを特徴とする請求項90に記載の組成物。
【請求項92】
アムホテリシンBは約0.5から約600ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項91に記載の組成物。
【請求項93】
アムホテリシンBは約30から約100ng/mLの濃度であることを特徴とする請求項92に記載の組成物。
【請求項94】
前記賦形剤は溶剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項95】
前記溶剤はエタノールであることを特徴とする請求項94に記載の組成物。
【請求項96】
エタノールは、組成物の約0.01から約2体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項95に記載の組成物。
【請求項97】
エタノールは、組成物の約0.05から約0.45体積/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項96に記載の組成物。
【請求項98】
前記賦形剤は界面活性剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項99】
前記界面活性剤はLutrol F 127、Triton N−101、Triton X100、Tween 20、またはTween 80であることを特徴とする請求項98に記載の組成物。
【請求項100】
Triton N−101は、組成物の約0.05から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項101】
Triton N−101は、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項102】
Triton X−100は、組成物の約0.00003から約0.0027重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項103】
Triton X−100は、組成物の約0.0001から約0.0009重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項104】
Tween 80は、組成物の約0.03から約5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項105】
Tween 80は、組成物の約0.1から約10重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項106】
Tween 20は、組成物の約0.003から約0.03重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項99に記載の組成物。
【請求項107】
前記賦形剤は懸濁化剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項108】
前記懸濁化剤はゼラチンまたはメチルセルロースであることを特徴とする請求項107に記載の組成物。
【請求項109】
メチルセルロースは、組成物の約0.02から約0.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項108に記載の組成物。
【請求項110】
メチルセルロースは、組成物の約0.06から約0.18重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項108に記載の組成物。
【請求項111】
前記賦形剤は増殖培地用の成分であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項112】
前記増殖培地用の成分はバクトペプトンであることを特徴とする請求項111に記載の組成物。
【請求項113】
バクトペプトンは、組成物の約0.03から約3重量パーセント/体積の濃度であることを特徴とする請求項112に記載の組成物。
【請求項114】
バクトペプトンは、組成物の約0.1から約1.5重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項112に記載の組成物。
【請求項115】
前記賦形剤は抗菌剤であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項116】
前記抗菌剤はアミプリロースまたはリン酸トリ−(n)−ブチルであることを特徴とする請求項115に記載の組成物。
【請求項117】
アミプリロースは、組成物の約0.1から約0.9重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項116に記載の方法。
【請求項118】
リン酸トリ−(n)−ブチルは、組成物の約0.04から約0.325重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項116に記載の組成物。
【請求項119】
前記賦形剤はアポトランスフェリン、アプロチニン、フェチュイン、グリコール酸、マンノース、または尿素であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項120】
尿素は、組成物の約0.02から約40重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項121】
尿素は、組成物の約0.2から約20重量/体積パーセントの濃度であることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項122】
アポトランスフェリンは、組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、アポトランスフェリン濃度は、組成物1mL当たり約60μgから600μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項123】
アプロチニンは、組成物1mL当たり約1μgから約180μgの濃度であり、より好ましくは、アプロチニン濃度は、組成物1mL当たり約5μgから約60μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項124】
フェチュインは、前記組成物1mL当たり約0.05μgから約7.5μgの濃度であり、より好ましくは、フェチュイン濃度は、組成物1mL当たり約0.2μgから約2.4μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項125】
マンノースは、前記組成物1mL当たり約20μgから約1,800μgの濃度であり、より好ましくは、マンノース濃度は、組成物1mL当たり約60μgから約600μgであることを特徴とする請求項119に記載の組成物。
【請求項126】
グリコール酸は、組成物の約0.05から約3重量/体積パーセントの濃度であり、より好ましくは、グリコール酸濃度は、約0.1から約1.0重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項119に記載の方法。
【請求項127】
前記賦形剤は胆汁酸塩であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項128】
前記胆汁酸塩賦形剤はデオキシコール酸塩であることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項129】
デオキシコール酸塩の濃度は、組成物の0.07から約0.15重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【請求項130】
デオキシコール酸塩の濃度は、組成物の0.07から約0.60重量/体積パーセントであることを特徴とする請求項76に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【公表番号】特表2007−516968(P2007−516968A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542887(P2006−542887)
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/041021
【国際公開番号】WO2005/074460
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(595117091)ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー (539)
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/041021
【国際公開番号】WO2005/074460
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(595117091)ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー (539)
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】
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