説明

直管型LED照明管

【課題】 取り扱い易い長さとした状態で輸送可能とし、管長を長くした状態で取付けて設置することができる構成の照明管ユニットと、この照明管ユニットを組み合わせることで管長が120cmを超える蛍光灯からの置き換えが可能な構造の直管型LED照明管を提供する。
【解決手段】 直管型LED照明管1は、LED28が内蔵された筒状の直管21と、直管21の一方側に取り付けられた口金22と、直管21の他方側に取り付けられた蓋部材210とを備えた照明管ユニット2を、一対用いており、これら照明管ユニット2,2が、これらの接合面211にて互いに組み合わさって直線状に連結され、中間ホルダー3によって保持される構成となっており、110W形直管蛍光灯と取り付け互換性がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明管ユニットと、この照明管ユニットを用いた直管型LED照明管に関し、特に既存の直管型蛍光灯と置き換え可能なサイズの照明管ユニット及び直管型LED照明管に関する。
【背景技術】
【0002】
照明用LEDは、近年実用化されて以来、年々発光効率が向上している。LED製造技術の進歩によって、白熱電球からの切り換えのみならず、蛍光灯(蛍光管)からLED照明管への切り換えが提案され実行されつつある。蛍光管に比べて、LED照明管は寿命が長く、低消費電力であり、水銀を使用しないため環境負荷が小さいなど多くの利点があり、製造コストを抑えることができれば、今後はLED照明管への切り替えが進むものと考えられる。
【0003】
一般的な、市販の蛍光灯(蛍光管)には、円環状の円管型蛍光灯と、棒状の直管型蛍光灯とがある。円管型蛍光灯は主に家庭内で使用されており、直管型蛍光灯は工場、オフィス、一般家庭等の広範囲な用途に使用されている。一般的な直管型蛍光灯は4W形〜110W形まで明るさに応じて長さが決まっており日本工業規格でサイズが統一されている。一般に、使用量の多い直管型蛍光灯としては、40W形と110W形がある。例えば、40W形の直管型蛍光灯は、管長が1198mmであり、G13口金が付いている。110W形の直管型蛍光灯は、管長が2367mmであり、R17d口金が付いている。したがって、既存の直管型蛍光灯から直管型LED照明管への置き換えを行なう際には、上記統一規格に準拠した直管型LED照明管とする必要がある。
【0004】
直管型LED照明管に関しては、特許文献1から4が文献公知となっている。また、既存の設備を有効利用することや既存の設備の撤去費用を低減する観点などから、既存の蛍光灯器具(ソケットやホルダー等)に取り付けて置き換え可能なサイズのLED照明管の検討がなされている。
【0005】
特許文献1には、幅方向の両側が開放した放熱空間を形成する隙間を有して組付けられた一対の帯板状の取付基板と、前記各取付基板の外面に分散状に配置され複数のLED発光体と、前記一対の取付基板の各外面に取り付けられ各外面を隠蔽し透光性を有しかつ円筒面の一部を有する形状である一対のカバーと、を備えて棒状の発光部本体が形成され、前記発光部本体の両端部に、両取付基板間の端部空隙及び前記取付基板と前記カバーとの端部空隙を塞ぐ取付座部が取り付けられ、該取付座部に被さって前記LED発光体に電力を供給する端子を植立するカップ状の端子カバーが取り付けられ、全体の外形が直管状の蛍光灯型に形成されてなる、ことを特徴とするLED発光体を内蔵した照明装置が記載されている。特許文献1には、前記LED照明管が、幅方向の両側が開放した放熱空間を形成する隙間を有することで、放熱効果を高めているとの記述がある。
【0006】
特許文献2には、筒状の管体を含む蛍光灯型LED照明管であり、前記管体の一端には口金ショートカバーが設けられ、他端には回転接続ヘッドが設けられ、前記回転接続ヘッドは外向きに延伸して口金ロングカバーに接続された蛍光灯型LED照明管であって、前記管体の内部にはLED発光モジュールが配置されており、前記口金ロングカバーの内部には、前記LED発光モジュールに電源を供給するための電源回路と、前記電源回路が故障した時に使用するスペアー用電源回路とが設けられており、前記口金ロングカバーの表面には、前記電源回路から前記スペアー用電源回路への切り替えを行うための切り替えスイッチが設けられており、少なくとも前記回転接続ヘッドと前記口金ロングカバーとの間が、着脱自在であることを特徴とする蛍光灯型LED照明管が記載されている。特許文献2には、前記LED照明管が、LED発光モジュールAと口金ロングカバーBとが着脱可能に接続されていることで、故障したモジュール(AまたはB)の交換が容易であるとの記述がある。
【0007】
特許文献3には、直管型の蛍光灯器具に蛍光管と代替して取り付け可能な蛍光管型LED照明灯において、LEDユニットを内装した透明カバーと、その両端部に備えた端子キャップと端子ケースとからなる蛍光管型LED照明灯であって、外形を円筒または円柱状として長手方向の一方の端部に蛍光灯器具のソケットに接続するための2本の端子を突出させ、逆側の端部には鍔状にフランジ部を突出させるとともに、該フランジ部の円周の1カ所からさらに円周外方に向けて突出片を延設して構成した端子キャップと、該端子キャップを内側から嵌入可能な中央開孔部を備えるとともに、該中央開孔部の周囲には該端子キャップのフランジ部を係合するためのフランジ受部と該突出片を嵌入するための複数の凹部を備えた端子ケースとから構成し、該端子キャップの該突出片を、該端子ケースの複数の凹部の内何れかに選択可能に取り付けることを特徴とする蛍光管型LED照明灯が記載されている。特許文献3には、前記LED照明管が、端子キャップが端子ケースに対してその取り付け角度を選択可能に取り付けられていることで、LEDからの照射光を真下に設定可能であるとの記述がある。
【0008】
特許文献4には、細長板状基板に複数のLED(発光ダイオード)を列設したものであって、両端部にはそれぞれ2本のピン端子が設けられ、一般蛍光灯照明器具の両端部のソケットに適合する直管型LED蛍光灯において、本体部端面のそれぞれに、外方に突出する1又は2以上の突出部を形成し、この突出部の最大外径は本体部の端部外径よりも小さく形成し、この突出部の端面にピン端子を設け、これにより、前記突出部が一般蛍光灯照明器具のソケット端面部に当接して取り付けられることを特徴とする直管LED蛍光灯の両端端子構造が記載されている。特許文献4には、前記LED照明管が、ピン端子の根元側に段差を設けることで、既存のソケットに適合させるとの記述がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−266432号公報
【特許文献2】特許第4491695号公報
【特許文献3】実用新案登録第3156292号公報
【特許文献4】実用新案登録第3142652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1から4記載のLED照明管は、いずれも特定の管長さの蛍光灯を対象として、この特定の蛍光灯に対応させて置き換えを図るものであって、蛍光灯とLED照明管とは、管長(または全長)を1対1で対応させている。つまり、従来の方式によれば、蛍光灯の管長(または全長)の種別と同じだけの種別の管長(または全長)のLED照明管が必要となり、販売店は顧客の置き換え需要を見込んで多くの種別のLED照明管の在庫を持たなければならず、在庫管理が煩雑となる。
【0011】
ここで、照明管の輸送費用に着目すると、例えば40W形の蛍光灯の場合は、その管長が1198mmであることから全長が120cm以下(1200mm以下)の規格内となるので、宅配便等での通常配送が可能である。しかし、110W形の蛍光灯の場合は、その管長が2367mmであることから全長が120cmの規格を超えてしまうので、大型品扱いとなってしまい、輸送費用が大幅に増大し、輸送業者も限定される。このことは、蛍光灯に限らず、LED照明管においても同様であり、管長が輸送費用の決定要因となっている。
【0012】
また、照明管の管体構造に着目すると、蛍光灯は、蛍光物質が管内に塗布されたガラス製の直管と、両端に取り付けられた電極とで構成されている。これに対して、LED照明管は、LEDを配列した基板が直管内に内蔵されている構成であることから、このLED基板を取り付け易くするために、プラスチック製の直管を用いることが主流となりつつある。しかし、プラスチック製の直管は、ガラス製の直管に比べて耐荷重強度が劣るため、プラスチック製の直管で長尺のLED照明管を製造しようとすると、歪みや撓みが生じ易いという課題がある。
【0013】
上述の課題に対して、本願発明者は、既知のLED照明管とは全く異なる方式、すなわちユニット組立て方式のLED照明管を着想し、鋭意研究を重ねて本発明を実用化するに至った。
【0014】
本発明の目的は、取り扱い易い長さとした状態で輸送可能とし、管長を長くした状態で取付けて設置することができる構成の照明管ユニットと、この照明管ユニットを組み合わせることで管長が120cmを超える蛍光灯からの置き換えが可能な構造の直管型LED照明管を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の照明管ユニットは、LEDを配列した基板と当該基板が内蔵された筒状の直管を備えた照明管ユニットであり、この照明管ユニット1つの管長が120cm未満に設定され、直線状に連結されて組み合わさってその管長が120cmを超える長さの直管型LED照明管として使用されることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、前記直管の1つの管長が120cm未満であるから、短くて取り扱い易い長さの状態で輸送(または搬送)し、その後、工場、オフィス、一般家庭等の取付け現場にて、前記直管を1つで直管型LED照明管として使用するか、又は、前記直管を2つ以上直線状に連結して組み合わせて直管型LED照明管として使用することのいずれかを選択し、後者の場合には前記直管を2つ以上直線状に連結して組み合わせてその管長が120cmを超える長さとした状態で取付けて設置することができる。
【0017】
前記直管1つの管長、すなわち本発明の照明管ユニット1つの管長については120cm未満(1200mm未満)であれば任意の長さに設定できる。これら本発明が適用される管長は、日本工業規格による蛍光灯の明るさに応じた長さに準拠させることができる。より具体的には、前記照明管ユニット1つの管長としては、580mm(20W形)、685mm(23W形)、700mm(25W形)、835mm(27W形)、630mm(30W形)、830mm(32W形)、1000mm(35W形)、1198mm(40W形)等が挙げられる。
また、前記照明管ユニットを2つ以上連結したときの管長についても任意の長さに設定できる。これら本発明が適用される管長は、日本工業規格による蛍光灯の明るさに応じた長さに準拠させることができる。より具体的には、前記照明管ユニット2つ以上が連結され組み合わさった直管型LED照明管の管長としては、1650mm(52W形)、1498.5mm(65W形)、1500mm(80W形)、2367mm(110W形)等が挙げられる。
【0018】
前記LED照明管に内蔵されたLEDへは直流電流で連続駆動するか又はパルス駆動することとなる。連続駆動する場合は、回路構成が簡単になる。パルス駆動する場合には、照度のコントロールが容易となる。いずれにしても多数配列されたLEDへ直流電流を通電する(直流電圧をかける)こととなるので、所定容量の直流安定化電源が必要となる。通電するLEDの数が多くなるに伴って、容量が大きな直流安定化電源が必要となる。つまり、長尺で一本のLED照明管とする場合には、直流安定化電源の容量が不足しがちで、内部の配線ラインが長くなることによる給電ロスがあるため照度が低下し易い傾向となる。この点、本発明の照明管ユニットを2つ以上連結させて組み合わせる構成のLED照明管では、前記照明管1つを通電するために必要な直流安定化電源の容量は小さいもので済み、内部の配線ラインも短くて済むため給電ロスが少なくて照度を高くすることが比較的容易である。
また、上述のようにLED基板を取り付け易くするために、プラスチック製の直管を用いることが主流となりつつあるが、プラスチック製の直管で長尺のLED照明管を製造しようとすると、歪みや撓みが生じ易いという課題がある。この点、本発明の照明管ユニットを連結させて組み合わせる構成のLED照明管では、前記照明管1つの長さは短くて済むので、プラスチック製の直管としても、歪みや撓みが生じ難い。
【0019】
LED照明管は、既存の蛍光灯とは給電の仕組みが異なるため、別系統の給電経路とすることが通例である。LED照明管への給電を別系統の給電経路とするには、既存の蛍光灯用のソケットやホルダーからの給電経路を遮断する必要がある。そこで、前記端子をダミー端子とし、前記口金を絶縁性材料としておけば、既存の蛍光灯の給電ラインを遮断することが容易かつ確実なものとなる。前記口金としては、例えばプラスチック製のハウジングとダミー端子とが結合した状態で一体成形するか、プラスチック製のハウジングに金属製ピン端子を圧入するか、インサート成形する等して端子を形成することが好ましい。前記口金の製造が容易であり、前記端子の端子強度も確保できる。なお、前記端子をLED照明管の給電端子とする場合もある。
【0020】
前記端子は、既存の蛍光灯の口金端子に対応した端子形状に設定でき、例えばG5口金、G13口金、またはR17d口金に対応させることができる。また、日本電球工業会規格 JEL801「新形口金付直管形LEDランプシステム」(2010年10月8日制定)、に対応した口金形状とすることができる。
【0021】
本発明の直管型LED照明管の給電構成としては、例えば前記口金の側面側に給電用のソケット(またはコネクタや端子)を設け、このソケットを介して給電する構成が挙げられる。LED照明管への給電は、直流電源から通電することが通例であるが、交流電源を用いる場合もある。直流電源から給電する場合には、直接的にLED素子を通電することが可能となり、LED照明管の軽量化が図れる。交流電源から給電する場合には、交流から直流へのAC−DC変換回路を備えることで、既存の蛍光灯の給電ラインをそのまま利用することが可能となる。
【0022】
本発明は、前記直管の一方側には他の直管と連結させるための接合面が形成されているとともに、前記直管の他方側には所定形状の端子が配された口金が取り付けられていることが好ましい。
本発明によれば、前記直管同士を組み合わせることが容易となり、前記直管を組み合わせるだけで使用できる構成となる。
【0023】
前記直管同士の嵌合を確実なものとするためには、前記接合面には所定間隔で凹と凸とが配されており、一の直管の凹と他の直管の凸とが嵌合する構成とされていることが好ましい。
【0024】
LED照明管は、基板上に配列されたLEDからの照射光の向きが決まっているため、前記直管を2つ以上組み合わせて使用する際に、それぞれの直管に内蔵されたLEDからの照射光の向きが揃うように、前記直管同士が所定の位置でのみ嵌合する構成であることが好ましい。例えば、前記接合面に形成された凹と凸とが点対称で配されており、当該点対称の対称点が前記接合面の中心点からずれた位置となっている構成とすれば、前記直管同士が所定の位置でのみ嵌合する構成となる。また例えば、前記接合面に形成された凹と凸とがそれぞれ1つずつであって点対称で配されていれば、前記直管同士が所定の位置でのみ嵌合する構成となる。
【0025】
上述した本発明により、前記照明管ユニット同士が前記接合面を介して互いに連結されている直管型LED照明管となる。
【0026】
本発明の直管型LED照明管は、前記照明管ユニット同士が中間ホルダーを介して互いに連結されている構成とされ、前記中間ホルダーには貫通穴が形成されているか又は前記中間ホルダーの両側には前記照明管ユニットの接合面側を受ける穴がそれぞれ形成されており、前記中間ホルダーによって前記照明管ユニットの連結個所の外周側面が保持されていることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、前記中間ホルダーが前記照明管ユニットの連結個所の外周側面を保持して補強するため、取り付け強度の高い堅牢な直管型LED照明管となる。
【0028】
前記中間ホルダーの形状としては、蒲鉾形、円柱形、楕円形、半球形、立方体形、直方体形、多角形状等が挙げられる。前記中間ホルダーは、例えば金属や樹脂などが一体成形されたものに、前記照明管ユニットの管径と同じかやや大きいサイズの貫通穴が形成されており、前記照明管ユニットをそれぞれ左右から挿入し連結させる形態とすることができ、この場合は部品が単純化でき、強度も確保し易い。また、前記中間ホルダーは、例えば、上下方向に分割され着脱可能な複数の構成部材からなるものとし、これら構成部材を組み合わせた状態で、前記照明管ユニットの管径と同じかやや大きいサイズの貫通穴が形成される構成とすることができる。この場合は、上方向の構成部材を予め天井や照明器具に取り付けた後、連結させた前記照明管ユニットを、上方向の構成部材の凹面に取り付けて下方向の構成部材を嵌め合わせるかネジ止め等する手順とすることができ、天井や照明器具等への取付が容易となる。
【0029】
そして、前記中間ホルダーの両側に前記照明管ユニットの接合面側を受ける穴がそれぞれ形成されている構成とすれば、前記中間ホルダーが左右から前記照明管ユニットを受けて繋ぐ内壁間隔(左側の照明管ユニットの接合面と右側の照明管ユニットの接合面との間隔)の長さの分だけ直管型LED照明管の全長を長くすることができ、また、予め前記中間ホルダーの内壁間隔の異なるものを幾つか用意しておき設置する直管型LED照明管の長さに応じた前記中間ホルダーを用いることで、直管型LED照明管の長さのバリエーションを増やすことが容易となる。
【0030】
本発明は、前記照明管ユニットの口金を第1の口金とし、この第1の口金端子と同形状の端子が配されて前記照明管ユニットの接合面側に着脱可能な構成の第2の口金を備え、前記照明管ユニットに前記第2の口金が取り付けられていることが好ましく、本発明は、40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなっていることがより好ましい。
また、本発明は、前記中間ホルダーによって前記照明管ユニットの連結個所の外周側面が保持されているとともに、110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなっていることが好ましく、本発明は、前記照明管ユニットの端子には、110W形直管蛍光灯に対応させるアダプタが取り付けられていることがより好ましい。
【0031】
これら本発明によれば、前記第2の口金を前記照明管ユニットの接合面に取り付けることで、前記照明管ユニットひとつ分の管長に対応した蛍光管からの置き換えが可能となり、複数の種別の蛍光管からの置き換えが容易にできる。例えば、本発明の直管型LED照明管は、前記照明管ユニット単体に第2の口金を取り付けた状態での管長を符号L1とし、前記照明管ユニットを互いに連結した状態での管長を符号L2とすると、次の組み合わせが例示される。例えば、管長L1を1198mmとすることで40W形直管蛍光灯からの置き換えができ、管長L2を2367mmとすることで110W形直管蛍光灯からの置き換えができる。例えば、管長L1を500mmとすることで18W形直管蛍光灯からの置き換えができ、管長L2を1000mmとすることで35W形直管蛍光灯からの置き換えができる。一般に、使用量の多い直管型蛍光灯としては、40W形と110W形が挙げられることから、前記照明管ユニット1つに第2の口金を取り付けると40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とし、かつ、前記照明管ユニットを互いに連結すると110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とすることで、本発明のLED照明管を1種類のみで、使用量の多い40W形直管型蛍光灯と110W形直管型蛍光灯からの置き換えができることとなる。
【0032】
前記第1の口金に形成された端子と第2の口金に形成された端子とは同一または対応する形状となる。前記第1の口金に形成された端子と第2の口金に形成された端子とを同一形状とすれば、部品点数を削減でき、標準化し易い。また、前記第2の口金の形状としては、例えば前記第2の口金を、前記直管よりも一回り大きなプラスチック製のハウジングとすることで、前記接合面に着脱可能な構成とすることが容易である。そして、例えば、前記ハウジングに形成された突起が前記直管に形成された孔に嵌合する構成とすれば、取り付け位置がより正確となり、確実に装着することが容易である。
【0033】
既知の40W形の直管型蛍光灯は、管長が1198mmであり、G13口金が付いている。110W形の直管型蛍光灯は、管長が2367mmであり、R17d口金が付いている。本発明によれば、前記照明管ユニットを互いに連結し前記アダプタを取り付けると110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とし、前記第1の口金端子並びに第2の口金端子をG13口金端子と互換性のあるものとしておくことで、前記照明管ユニット1つに第2の口金を取り付けると40W形直管蛍光灯と互換性があり、かつ、前記照明管ユニットを互いに連結し前記アダプタを取り付けると110W形直管蛍光灯と互換性があるので、置き換えが簡易にできる。前記アダプタの形状としては楕円形の筒状体が適しており、絶縁性の樹脂が一体成形されたものに、G13口金端子を通す貫通穴と、R17d口金端子の相手側端子を通す窓部が形成されている構成が適している。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、前記照明管ユニットを連結せずにその長さを短くして取り扱い易い長さとした状態で輸送(または搬送)し、その後、工場、オフィス、一般家庭等の取付け現場にて前記照明管ユニットを互いに連結してその長さを長くした状態で取付けて設置することができる。そして、前記照明管ユニットを連結せずに全長が120cm以下の規格内で輸送することで輸送費用を抑えつつ、前記照明管ユニットを互いに連結して管長を長くすることで管長が120cmを超える直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる。
【0035】
本発明によれば、前記中間ホルダーが前記照明管ユニットの連結個所の外周側面を保持して補強するため、プラスチック製の直管とした場合においても、取り付け強度の高い堅牢な直管型LED照明管となる。また、長尺で一本のLED照明管よりも、2本のLED照明管を用いることで電源ラインが安定し、照度が高くなる傾向にあることからも本発明の構成が好ましい。本発明によれば、前記照明管ユニット1つに第2の口金を取り付けると40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とし、かつ、前記照明管ユニットを互いに連結すると110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とすることで、本発明のLED照明管を1種類のみで、使用量の多い40W形直管型蛍光灯と110W形直管型蛍光灯からの置き換えができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明を適用した実施の形態の直管型LED照明管を例示する斜視図であり、一対の照明管ユニットを互いに連結して組み合わせた使用態様である。
【図2】上記照明管ユニットを互いに連結して組み合わせた使用態様の内部構造図である。
【図3】上記照明管ユニットを互いに連結して組み合わせた使用態様の要部分解斜視図である。
【図4】上記照明管ユニットの要部分解斜視図である。
【図5】上記実施形態の直管型LED照明管を例示する斜視図であり、照明管ユニット1つでの使用態様である。
【図6】上記照明管ユニット1つでの使用態様の要部分解斜視図である。
【図7】上記照明管ユニット1つでの使用態様の他の例の要部分解斜視図である。
【図8】上記実施の形態の直管型LED照明管の接合面の凹凸形状と配置構成を例示する図である。
【図9】上記実施の形態の直管型LED照明管の接合面の凹凸形状と配置構成を例示する図である。
【図10】上記実施の形態の直管型LED照明管の接合面の形状を例示する図である。
【図11】上記実施の形態の直管型LED照明管の接合面を構成する蓋部材を例示する図であり、(a)は表側から見た斜視図であり、(b)は裏側から見た斜視図である。
【図12】上記実施の形態の直管型LED照明管の中間ホルダーを例示する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面側からの断面図である。
【図13】上記実施の形態の直管型LED照明管の中間ホルダーの他の例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面側からの断面図である。
【図14】上記照明管ユニットを互いに連結して組み合わせた使用態様の他の例の要部分解斜視図である。
【図15】上記実施の形態の直管型LED照明管を例示する斜視図であり、一対の照明管ユニットを互いに連結して組み合わせた使用態様である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明を実施するための具体的な形態について図面を用いて説明する。
【0038】
(実施の形態)
本発明を適用した実施の形態の直管型LED照明管を例示する斜視図を図1に示す。図1は、一対の照明管ユニット2,2を互いに連結して組み合わせた使用態様である。図2は、上記照明管ユニット2,2を互いに連結して組み合わせた使用態様の内部構造図である。図3は、上記実施形態の直管型LED照明管の要部分解斜視図である。
本実施形態の直管型LED照明管1は、LED28を配列した回路基板27が内蔵された筒状の直管21と、当該直管21の一方側に取り付けられた口金22と、当該当該直管の直管21の他方側に取り付けられた蓋部材210とを備え、一対の照明管ユニット2,2が、これら蓋部材210の表側の接合面211にて互いに合わさって連結され、中間ホルダー3によって保持される構成となっている。
【0039】
前記口金22には所定形状の端子23が配されている。前記端子23は、2本の棒状の金属製ピン23が所定間隔で樹脂製の口金22に圧入されて一体となっている。これら端子23は、左右対称に配置されており、G13口金端子と互換性がある。そして、前記端子23には、それぞれ樹脂製のアダプタ26が取り付けられている。一対のアダプタ26は、R17d口金端子との取り付け互換性をとるためのものである。アダプタ26の形状は楕円形の筒状体で、絶縁性の樹脂が一体成形されたものに、G13口金端子を通す貫通穴と、R17d口金端子の相手側端子を通す窓部が形成されている構成となっている(図3を参照)。
【0040】
本実施形態では、前記一対の照明管ユニット2,2を互いに連結した状態での管長L2が2367mmに設定されており、110W形直管蛍光灯と取り付け互換性がある。
【0041】
前記一対の照明管ユニット2,2の連結個所の外周側面は中間ホルダー3によって保持されている。樹脂製の中間ホルダー3は、上下方向に分割できる構成であり、組み付けと取り外しが可能な上側部材31と下側部材32とからなる。上側部材31は箱形状を呈し、その箱形状の左右の側面には、照明管ユニット2の直管21を当接させる凹部313が形成されており、その箱形状の前後の側面には、下側部材32のフック部321を嵌め合わせて係止させる窓部311が形成されており、その箱形状の本体の上面には、天井や照明器具等への取付固定するためのネジ穴312が形成されている(図3を参照)。下側部材32は半円筒形状を呈し、その半円筒形状の内側面323が照明管ユニット2の直管21を下支えし、その半円筒形状の本体の前後の側面から爪付きのフック部321が延設されており、これらの爪を、上側部材31の窓部311に引っ掛けて嵌め合わせて係止させる構成となっている。
本実施形態では、上側部材31を予め天井や照明器具に取り付けた後、連結させた前記一対の照明管ユニット2,2を、上側部材31の凹面313に取り付けて下側部材32を嵌め合わせる手順で取り付けるので、天井や照明器具等への取付が容易である。
【0042】
前記中間ホルダー3の形状としては、蒲鉾形、円柱形、楕円形、半球形、立方体形、直方体形、多角形状等が挙げられる。前記中間ホルダー3は、図12(a)(b)に示すように、例えば金属や樹脂などが一体成形されたものに、前記照明管ユニットの管径と同じかやや大きいサイズの貫通穴333が形成されている構成とすることができる。この場合は、前記一対の照明管ユニット2,2をそれぞれ左右から挿入し連結させる形態とすることができ、部品が単純化でき、強度も確保し易い。
【0043】
図13は、中間ホルダー3の他の例を示す図であり、図13(a)は斜視図であり、図13(b)は正面側からの断面図である。図13(a)(b)に示す例では、中間ホルダー3の両側に前記一対の照明管ユニット2,2の接合面側を受ける穴343,343がそれぞれ形成されている構成となっており、中間ホルダー3が左右から前記一対の照明管ユニット2,2を受けて繋ぐ内壁間隔L3(左側の照明管ユニット2の接合面211と右側の照明管ユニット2の接合面211との間隔L3)の長さの分だけ直管型LED照明管1の全長L2を長くすることができ(図15を参照)、また、予め前記中間ホルダー3の内壁間隔L3の異なるものを幾つか用意しておき設置する直管型LED照明管1の長さL2に応じた前記中間ホルダー3を用いることで、直管型LED照明管1の長さのバリエーションを増やすことが容易となる。
【0044】
また、これら本実施形態によれば、前記中間ホルダー3が前記一対の照明管ユニット2,2の連結個所の外周側面を保持して補強するため、プラスチック製の直管とした場合においても、取り付け強度の高い堅牢な直管型LED照明管1となる。前記照明管ユニット2の直管21の材質としては、ポリカーボネート、アクリル、液晶ポリマー、塩化ビニル等が挙げられる。
【0045】
本実施形態では、前記口金22の側面側に給電用のソケット25が設けられており、このソケット25を介して給電する構成となっている(図1)。本実施形態では、LED照明管1への給電は、直流電源から給電するものとしており、交流から直流へのAC−DC変換回路を内蔵しないことで、LED照明管1の軽量化を図っている。樹脂製の直管21は内部中空の筒状体であり、基板27をスライド挿入させて保持するための段差部29が形成されている(図2)。この段差部29には複数の溝(図2では2本の溝)があり、上側の溝に基板27をスライド挿入させた場合と下側の溝に基板27をスライド挿入させた場合とで、照度が調節できるように工夫されている。つまり、下側の溝に基板27をスライド挿入させたほうが、照度が明るくなる。そして、直管21はLED28からの照射側が透明、半透明若しくは乳白色になっており、基板27の背面側が銀色若しくは灰色になっている。これらの配色は、主に外観上の見栄えをよくするためであるが、前記一対の照明管ユニット2,2を接合面211,211で嵌合させた場合に、逆取り付けを防止する効果もある。
【0046】
図4は、前記照明管ユニット2の要部分解斜視図である。前記直管21内に形成された段差部29に沿って前記基板27をスライド挿入して、蓋部材210を直管21に取り付けて基板27を固定する。図11は、上記実施形態の直管型LED照明管1の接合面211を構成する蓋部材210を例示する図であり、図11(a)は表側から見た斜視図であり、図11(b)は裏側から見た斜視図である。本実施形態の蓋部材11は円盤形状を呈し、接合面211の側(表側)には、所定間隔で複数の突起213(凸213)と複数の穴212(凹212)が配されており、裏側には、直管21に嵌め込むための三日月形状の突起214と215とが形成されている。これら三日月形状の突起214と215とは大きさが異なっており、前記直管21に嵌合させた場合に、逆取り付けを防止する。そして、これら三日月形状の突起214と215とで直管21内の段差部29を挟むようにして、前記直管21に嵌合させる。図示しないが、蓋部材11の接合面211と直管21の端面とは面一になっている。
本実施形態の構成により、蓋部材210を直管21から取り外すことでLED基板27を直管21から引き出して取り外すことができ、LED基板27をスライド挿入する溝(図2では2本の溝)を変更することで照度が調節できるようになっている。
【0047】
図8から図10は、本実施形態の直管型LED照明管1の接合面211の凹凸形状と配置構成を例示する図である。前記一対の照明管ユニット2,2の接合面211は、左側の照明管ユニットの接合面211と右側の照明管ユニットの接合面211とを合わせて嵌合させる構成であり、標準化の観点から、これら接合面211,211はいずれも同一形状である。そして、上記嵌合を確実なものとするため、前記接合面211には2つの凹部212,212と2つの凸部213,213とが形成され、左側に配された照明管ユニットの凹部212と右側に配された照明管ユニットの凸部213とが組み合わさって嵌合する構成である。LED照明管1は、基板27上に配列されたLED28からの照射光の向きが決まっているため、前記一対の直管2,2を組み合わせて使用する際に、それぞれの直管2,2に内蔵されたLED28からの照射光の向きが揃うように、前記照明管ユニット2,2同士が所定の位置でのみ嵌合する構成となっている。例えば、図8(a)では、前記接合面211に形成された凹212が2つと凸213が2つとで点対称に配されており、当該点対称の対称点P2が前記接合面211の中心点P1からずれた位置となっている構成となっているので、前記照明管ユニット2,2同士が所定の位置でのみ嵌合する。 例えば、前記接合面211に形成された凹212が1つと凸213が1つとで点対称に配されていれば、当該点対称の対称点P2が前記接合面211の中心点P1からずれた位置となっている構成でも(図8(b))、当該点対称の対称点P2が前記接合面211の中心点P1と一致した位置となっている構成でも(図9(a))、前記照明管ユニット2,2同士が所定の位置でのみ嵌合する。そして、左側に配された照明管ユニットの凹部212と右側に配された照明管ユニットの凸部213とが組み合わさって嵌合する構成であれば、これら凹凸の形状は円形に限られず、半円形であってもよく(図9(b))、四角形であってもよく(図10(a))、三角形や六角形等の多角形でも支障ない。なお、前記照明管ユニット2,2同士が正確な回動角度での位置合わせが不要な設置条件であれば、接合面211を平面とする場合もある(図10(b))。
【0048】
図5は、上記実施形態の直管型LED照明管を例示する斜視図であり、照明管ユニット1つでの使用態様である。本実施形態では、前記口金22を第1の口金とし、この第1の口金22と同形状の端子23を有し前記接合面211側に着脱可能な第2の口金24を備え、前記照明管ユニット2に第2の口金24を取り付けることで、40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズの構成としている。すなわち、管長L1が1198mmに設定されている。図6は上記照明管ユニット1つでの使用態様の要部分解斜視図であり、図7は上記照明管ユニット1つでの使用態様の他の例の要部分解斜視図である。
前記第1の口金22に形成された端子23と第2の口金24に形成された端子23とは同一形状である。前記第2の口金24の形状としては、例えば前記第2の口金24を、前記直管21よりも一回り大きなプラスチック製のハウジングとすることで、前記接合面211に着脱可能な構成とすることが容易である(図6)。そして、例えば、前記第2の口金24の側面にスリットを入れて一対の腕部241(爪付きのフック241)を形成し、これら腕部241の内側に形成された突起242(フック241の爪242)が前記直管21に形成された孔251(窪み251でもよい)に嵌合する構成とすれば、取り付け位置がより正確となり、確実に装着することが容易である(図7)。
【0049】
本実施形態によれば、前記照明管ユニット2に第2の口金24を取り付けると40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなり、かつ、前記一対の照明管ユニット2を互いに連結すると110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズとなる構成とであるから、LED照明管1が1種類のみで、使用量の多い40W形直管型蛍光灯と110W形直管型蛍光灯からの置き換えができる。
【0050】
既知の40W形の直管型蛍光灯は、管長が1198mmであり、G13口金が付いている。110W形の直管型蛍光灯は、管長が2367mmであり、R17d口金が付いている。本実施形態によれば、前記照明管ユニット2,2を互いに連結し前記アダプタ26を取り付けると110W形直管蛍光灯と置き換え可能となる構成とし、前記第1の口金端子23並びに第2の口金端子23をG13口金端子と互換性のあるものとしておくことで、前記照明管ユニット1つに第2の口金22を取り付けると40W形直管蛍光灯と互換性があり(図5)、かつ、前記照明管ユニット2,2を互いに連結し前記アダプタを取り付けると110W形直管蛍光灯と互換性があることとなり(図1)、簡易に既知の蛍光灯と置き換えすることができる。また、予め図13に示す中間ホルダー3を、その内壁間隔L3の異なるものを幾つか用意しておき設置する直管型LED照明管1の長さL2に応じた前記中間ホルダー3を用いることで、直管型LED照明管1の長さのバリエーションを増やすことが容易となる(図15)。
【0051】
図14は、本実施形態の照明管ユニット2,2を互いに連結して組み合わせた使用態様の他の例の要部分解斜視図である。図14に示す例では、第1の口金22がプラスチック製のハウジングとダミー端子とが結合した状態で一体成形されている。また、R17d口金端子との取り付け互換性をとるためのプラスチック製のアダプタ26が、円筒形状を呈し、第1の口金22のダミー端子が形成されている面を覆う構成となっている。前記接合面211を構成する蓋部材210は、直管21に着脱自在に嵌め込まれている。本実施形態によれば、アダプタ26の厚みや、蓋部材210の厚みによっても、直管型LED照明管1の長さを微調整できる。
【0052】
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上述の実施形態では、2つの照明管ユニット2,2を互いに連結して組み合わせた使用態様を説明したが、3つの照明管ユニット2,2,2をそれぞれ互いに連結して組み合わせて使用することも可能である。例えば、3つの照明管ユニット2,2,2が、互いに合わさって連結され、2つの中間ホルダー3によって保持される構成としてもよい。この形態によれば、直管型LED照明管1の長さのバリエーションをさらに増やすことが容易となり、直管型LED照明管1の管長L2を2367mm(110W形)よりもさらに長くすることもできる。
【0053】
上述の実施形態では、第1の口金22をG13口金に対応させて、アダプタ26をR17d口金に対応させた例で説明したが、第1の口金22をR17d口金に対応させて、アダプタ26をG13口金に対応させる場合もある。前記端子23は、既存の蛍光灯の口金端子に対応した各種端子形状に設定でき、G5口金、G13口金、またはR17d口金に対応させることができる。また、日本電球工業会規格 JEL801「新形口金付直管形LEDランプシステム」(2010年10月8日制定)、に対応した口金形状としてもよい。上述した実施の形態では、前記一対の照明管ユニット2,2の長さは、それぞれ同じ長さであるとしたが、一方が長くて他方がそれよりも短い長さの組み合わせとすることも可能である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0054】
1 直管型LED照明管、
2 照明管ユニット、
21 直管、 210 蓋部材、
22 口金(第1の口金)、
23 端子、
24 第2の口金、
25 ソケット、
26 アダプタ、
27 基板、
28 LED、
3 中間ホルダー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
LEDを配列した基板と当該基板が内蔵された筒状の直管を備えた照明管ユニットであり、この照明管ユニット1つの管長が120cm未満に設定され、直線状に連結されて組み合わさってその管長が120cmを超える長さの直管型LED照明管として使用されることを特徴とする照明管ユニット。
【請求項2】
前記直管の少なくとも一方側には他の直管と連結させるための接合面が形成され、当該接合面には所定間隔で凹と凸とが配されており、一の直管の凹と他の直管の凸とが嵌合する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の照明管ユニット。
【請求項3】
前記直管の一方側には他の直管と連結させるための接合面が形成されているとともに、前記直管の他方側には所定形状の端子が配された口金が取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の照明管ユニット。
【請求項4】
前記請求項1から3のうちいずれか一項に記載の照明管ユニット同士が前記接合面を介して互いに連結されている直管型LED照明管。
【請求項5】
前記請求項1から3のうちいずれか一項に記載の照明管ユニット同士が中間ホルダーを介して互いに連結されている構成とされ、前記中間ホルダーには貫通穴が形成されているか又は前記中間ホルダーの両側には前記照明管ユニットの接合面側を受ける穴がそれぞれ形成されており、前記中間ホルダーによって前記照明管ユニットの連結個所の外周側面が保持されていることを特徴とする直管型LED照明管。
【請求項6】
前記請求項3に記載の照明管ユニット同士が中間ホルダーを介して互いに連結されている構成とされ、前記中間ホルダーには貫通穴が形成されているか又は前記中間ホルダーの両側には前記照明管ユニットを受ける穴がそれぞれ形成されており、前記中間ホルダーによって前記照明管ユニットの連結個所の外周側面が保持されているとともに、110W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズのサイズとなっていることを特徴とする直管型LED照明管。
【請求項7】
前記照明管ユニットの端子には、110W形直管蛍光灯に対応させるアダプタが取り付けられていることを特徴とする請求項6記載の直管型LED照明管。
【請求項8】
前記請求項3に記載の照明管ユニットの口金を第1の口金とし、この第1の口金端子と同形状の端子が配されて前記照明管ユニットの接合面側に着脱可能な構成の第2の口金を備え、前記照明管ユニットに前記第2の口金が取り付けられていることを特徴とする直管型LED照明管。
【請求項9】
前記照明管ユニットに前記第2の口金が取り付けられていることで、40W形直管蛍光灯と置き換え可能なサイズのサイズとなっていることを特徴とする請求項8記載の直管型LED照明管。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−164514(P2012−164514A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−23859(P2011−23859)
【出願日】平成23年2月7日(2011.2.7)
【出願人】(302054442)株式会社サワヤ (22)
【Fターム(参考)】